c-馬場恵峰師の書・言葉 Feed

2020年10月 5日 (月)

その時になって後悔しないの?

 

 今日、2020年10月5日、遠戚の人の33回忌の法要を執り行った。彼は身寄りがなく、法要をする親戚がなく気の毒で、供養として法要を住職にして頂いた。参列者は私一人である。

 彼も仏になって33年である。33回忌とは、あの世で一段、位が上がって仏道を精進する。彼も静寂な世界で吾が親族を見守っている。

 彼は孤独死であった。彼も死ぬときは無念であったろう。だれでも死ぬ時は一人である。誰でも、死は必然で、いつ訪れるやも知れぬ。それも己の歳が、後期高齢者資格に近づけば、他人ごとではない。私は癌を罹患して、余命宣告を受けた身である。死は明日のことなのだ。その法要の読経を聞きながら、その間際に、やっておけばよかったと後悔しないか、自問した。

 

生とは

 生は死とセットで生命体である。生だけがあるのではない。

 死があるから、生が輝く。

 どんな生命体、職位、職業にも、寿命、任期がある。

 死なない生命体はない。

 永遠に今の状態が続くと思うのは、傲慢である。

 多く人は死を忘れている。

 忘れるというよりも、それに蓋をして見ないようにしているだけ。

 死を考えるとは、生を考えること。

 

人生の目的

 何のために生きているのか。

 いつまで惰性で働くのか。

 それで回りが幸せになるのか。迷惑ではないのか。

 あと、何年生かされると思っているのか。

 残された時間はそんなにも多くない。

 残り少ない人生で、やりたいことがないのか。

 

死の床での後悔

 その時になって、今が後悔しない生き方なのか。

 残り少ない時間を、人に迎合して生きて、その時に後悔しないのか。

 何のために、ギャンブルに手を出すのか。

 何のために殺生をするのか。

 それで何が残るのか。

 何のために、群れるのか。

 命を削る狂気の液体なのに、なぜ酒を飲む。

 己と妻子を癌、認知症にするタバコなのに、なぜ吸う。

 一日、無為に過ごすことがその間際で後悔しないか。

 その趣味が自分の人生にどういう付加価値を与えるのか。

 人は裸で生まれて、裸で死んでいく。何も持って逝けない。

 名誉も、金もモノも女もこの世に置いて逝く。

 死を前提に人生を考えないから、その間際で後悔する。

 今まで、畜生界で生きてきても、最期の時間くらいは、天上界は無理として、せめて人間界で生きたいと思う。

 

 今日、静かなお寺のお堂で生死を考える良い機会を得た。法要にお金がかかったが、それに見合うご縁を頂いた。

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Photo   馬場恵峰卒寿記念写経書展写真集 「報恩道書写行集」(久志能幾研究所刊)より

2020-10-05 久志能幾研究所通信 1773  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年10月 3日 (土)

認知症リスク、真因と対策、私の取り組み

 いろんな文献、資料を調べて分かった認知症の発症リスクを報告する。その対策、私の取り組みを記する。

 

認知症リスク

高血圧

 高血圧は、血管内部にプラークが蓄積して、細胞の末端まで血が回らなくなる現象である。それを降圧剤で血圧を下げれば、心筋梗塞か脳梗塞になる危険性が増大する。そうでなければ認知症である。

 降圧剤の作用で、脳内毛細血管に血が十分にいかない。脳の細胞が栄養不足で死ぬ。認知症である。

 高血圧を治すのは、食事療養である。薬では治らない。私は真島消化器クリニックの真島院長の食事療法の指導で、2年かけて高血圧を治した。

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美食

 脂分のある食事は危険である。その油分が血管内にプラークとして蓄積する。それで血管内部が細くなり、高血圧となる。言い方を変えれば、血管内が油で汚れる。

 だから私は天婦羅等の油分の食料や油の乗った魚は食べない。ドクターストップである。日本人が天婦羅等を食べるようになったのは、明治時代からである。まだ200年弱の歴史である。油の処理能力は、日本人のDNAにない。西洋では、2000年以前からオリーブ油を食用している。それが西洋人と日本人の違いである。

 糖分も血管内のプラーク蓄積に影響する。だから甘い物もドクターストップである。私は酒は飲まず、甘党であるが、お饅頭を食べられないのは辛い。しかし、認知症になるよりはよい。

 

鬱病、抗精神薬の服用、

 脳内の毛細血管にも毒素が行く。細胞が死ぬ。薬は基本的に毒である。

 

肥満(食べ過ぎ)、

 肥満になると高血圧になる。美味しいものには毒がある。

  下記はダイエットに挑戦して7ヶ月間で14キロ減量した時の記録。当時は大腸がんになる恐怖から取り組んだ。 これは認知症防止でも効果がある。

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高血糖、

 肥満になると高血糖、高血圧になる。

 

アルコール依存症、

 アルコール依存は脳内細胞を委縮させる。食べ物は胃で消化だが、アルコールは薬物と同じくプロセスで、肝臓で分解しないと無毒化されない。だから酒類はWHОでは、薬物として分類されている。アルコールは薬物を分解時に肝臓の細胞が死滅する。限度を超えると肝硬変である。酒類に適量はない。微量でも毒である。

 ワイン一本で、タバコ5本分の毒である。女性なら、10本のタバコの害に相当する。

 私は完全禁酒です。

 

タバコ依存症、

 タバコのニコチンは脳内血管を委縮させる。

 首を絞めると意識が朦朧となり気持ちが良い。同じように、ニコチンで脳内の血管が絞められ、ボーとして、気持ちが良くなる。それは認知症への道である。

 ニコチンは、基本的に猛毒である。エリラー・クイーンの長編推理小説「Yの悲劇」でもニコチンの毒を使った殺人事件が語られている。ニコチンは、猛毒だから、脳への影響がないわけがない。

 私はタバコを吸わない。

 

多種類の薬を服用して依存症、

 脳内の毛細血管にも毒素が行く。薬は基本的に毒である。

 私は、現在、薬を一切飲んでいない。

 

運動不足、

 運動こそが、頭の活性化に一番良い。

 座りっぱなしは、タバコを10本吸うと同じ害がある。

 私は特注の立机で仕事をしている。

 

会話不足、

 無口だと脳内神経が退化する。カラオケはぼけ防止で推奨。

  私はその対策で、ムクチ(六口)である。舌は100枚ある。私のペンネームは「百舌鳥」である。

 

気ばかり使って頭を使わない仕事・生活、

 校長先生、警察署長がぼけやすい。

 定年退職して、毎日、やることがないと惚ける。

 

テレビ、スマホ

 見るだけだと頭を使わず、受動的なので、惚ける。

 

仕事

 知的生産活動の仕事がよい。定年になって第二の職業が、駐車場係では、頭は使わないだろう。定年前から準備をしよう。

 

孤立はダメ、孤独ならよい。

 孤独で読書、創作活動がよい。集団で群れても、頭の活性化にはならない。

 

音楽、書道、絵画等の芸術

 手と頭を使うで、認知症防止によい。どんなことでも、始めるのに遅すぎるということはない。私は65歳でグランドピアノを買って、河村義子先生から個人レッスンを受けてピアノを始めた。

 

 株をやると経済、社会の勉強をするのでボケ防止によい。自分の頭で考えなくて、儲かるはずがない。だだしチャート分析だけだと、パターン認識だけなので頭を使わず惚ける。

 

詐欺師

 人より頭を使い、記憶力を最大限に使い、逮捕されるかもしれない緊張感があるのでボケ防止によい。

 頭が悪くなり記憶力が低下したら、やってはいけない。すぐ捕まる。

 政治屋なら最高である。汚職が露見して追及されたら、「記憶にございません」と認知症患者のふりをすればよい。

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現地現物

 問題や課題があれば、すぐ現地に飛んで、自分の目で観察して、完全に状況を把握するまで、現場を動かないこと。それが頭の活性化になる。

 ところがボケてくると、弾の飛んでこない広報の作戦本部で、ふんぞり返っているから、問題が泥沼化して、心労で本当にボケてしまう。

 私は自分の課題を見つけ、ニューヨーク、ワシントン、ミシガン、ロンドン、ローマ、シシリア島、ウイーンに自費で飛んだ。現地が遠い、近いの問題ではない。人生脳の活性化の為である。

 私は定年後、記憶力の低下に懸念をして、真因を探りに久留米市の真島消化器クリニックの門を叩いた。国内だから、近いのだ。

 

ODA佛教への信仰

  信じるものがあれば、惚けない。人のために働く人は惚けない。

  ODAはオダ開発援助機構の略です。Oda Development Assistance

  佛とは大人の意味である。それが成仏である。

 新興宗教に盲信して帰依してはダメ。実印を預けてはダメ。オウム真理教では、全財産を提出して、出家して入会した。何事も盲信すれば認知症の症状である。それで頭の良いと言われる人が社会的善悪の判断ができなくなった。頭がいいのと、知恵あるのとは別である。世間的に頭いいとは、記憶力が高いだけである。そういう人が騙される。だから高学歴の若者が騙された。

 人はオウム信者を笑えない。カルロス・ゴーンを信じて、破滅した人もいる。日産のリバイバルプランも宗教教義であった。逆らうと首になる。オウムより怖しい。入社した会社のDNAが悪かった。DNAの良い会社に就職しよう。

 

加齢、

 現在、65歳以上の15%が認知症である。75歳では25%が認知症。

 私はまだ45歳で若いから(?)大丈夫。45は16進での値です。

 加齢しないためには、死ぬしかない。仕事や奉仕活動に熱中すると時間が止る。若くはならないが、加齢現象の進行が遅くなる。人生では生涯挑戦、生涯現役であるべきだ。精神が若ければ、青春である。

15   日本経済新聞  2014/07/09  より

 

夢がない

 認知症防止に、大きな夢を持つ事。それも一生かけても実現できないような大きな夢を持つ事。偉大な夢は情熱と責任感で実現される。大きな夢を持って、日々とりくんでいると、認知症になっている暇がない。

 

 以上が認知症発症の要素である。そのうち、2つ以上の要素が加わると、その発症リスクは跳ね上がる。認知症は脳死であると認識して、予防をしよう。今は若年性認知症も増えている。

 私は認知症が怖いので、頭を使って、小川敏大垣市政を観察している。頭の体操である。批判精神を無くすと、人はすぐ惚ける。

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2020-10-03 久志能幾研究所通信 1771  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年10月 2日 (金)

トヨタ生産方式 vs 大垣市凄惨システム

 

 トヨタ生産システムでは、まず顧客から出発して、各工程で、「この工程は顧客に対してどのような付加価値を生み出すか」を問かける。

   ジェフリー・K・ライカ―著『ザ・トヨタウェイ』

 トヨタ生産方式では、前工程は神様、後工程は、お客様である。前工程の神様の要求は絶対である。自分の工程で、後工程のお客様を如何に喜ばせるかが、付加価値創造の要である。

 

熾烈な原価低減活動

 トヨタ生産システムでは、他社よりも高い付加価値を生み出すために、時間を減らすことを重点に活動する。だから1分、100円の時間レートで生産を考える。時間の無駄、材料の無駄、作業の無駄無理を無くして、付加価値を上げて、生産するモノのコストを下げる。それがカイゼン活動である。

 今でもトヨタ自動車の部品単価の原価では、10銭単位で値引き交渉がある。一つの部品の製造で、0.1円の改善によるコストダウンでも、0.1円×2,000,000個で200,000円の儲けである。一つの部品で1円のコストダウンが成功すれば、大漁である。その積み上げで、一台の車が出来る。

 

トヨタの原価低減活動

 だから部品メーカは、部品の1円単位のコストダウンのため、毎週30人程の責任者・担当者が集まり、喧々諤々の議論で、原価低減対策会議を行う。その会議では泡を飛ばしての激論である。なにせ品質を下げて原価を下げても、それが原因で死亡事故にでもなれば、担当者の首が飛ぶし、役員の首も飛ぶ。会社も倒産する恐れがある。その事例がタカタであり、三菱自動車である。トヨタでは原価低減は真剣勝負である。それは自動車部品の開発には、人の命がかかっているからだ。

 ある時は、ある部品のОリングシールの締め代を0.05mm変えるか変えないかで激論になり、延々4時間も会議が続いてた。私は音を上げた。それほどに原価低減活動は熾烈である。そうやって原価低減をしないと、他社に仕事が取られてしまうのだ。

 そうやって原価低減案で試作した部品は、規格の上下限で製作した試作品で耐久試験をする。ある場合は、北海道の網走に寒冷地試験場にその部品を持ち込み、寒冷地の評価試験をする。そしてその安全を確認してから、やっと生産ラインに載せることが出来る。だから一つの部品の設計変更には多大な工数がかかる。

 そういう乾いた雑巾を絞るような地道な活動で、トヨタは自動車を作っている。だからトヨタとトヨタグループは過酷な自動車業界の生存戦争の中、生き延びている。

 日産のカルロス・ゴーンは、安易な人員整理、資産の切り売り、系列の切り捨て、検査の誤魔化しで、如何にも業績が回復したように見せかけた。そのカルロス・ゴーンのリバイバルプランは、20年目で化けの皮が剝がれた。問題があってもそれを対処療法で胡麻化したからだ。

 

大垣市の役人天国、市民には凄惨

 大垣市では、お役人の市長が神様である。市民は年貢の市民税を納める下人扱いである。大垣市では役人には天国だが、大垣市民は凄惨である。

 

士農工商の体制

 小川敏の大垣市政では、まず士農工商の体制の上で、自分達の利権のため、「この工程で自分たちのために、どれだけ付加価値(利権)を出すか」で、市政の方針が決まる。大垣市では、市長やお役人は「士」で、商売人が一番下の階級である。お上に陳情しても人間扱いされない。

 だから、「大垣市中心市街地活性化計画」では、まず自分たち役人のために県下一豪華な大垣新市庁舎を建て、ついでに街の活性化方策の泥縄を結う。だから全くその活性化の効果がない。その計画で「新市庁舎建設が街の活性化の核である」と妄言する。誰が考えても、新市庁舎が観光の核になるはずがない。下々はそんなことは気が付かないと思っているようだ。「大垣市中心市街地活性化計画」では、最初に新市庁舎建設ありき、である。

 

 「元気ハツラツ市行事」では、自分達の利権、市外の業者の利権のため、出店の露店商から金を取って招き、在来の商店の商売の邪魔をする。そのため、大垣駅前大通りを通行止めにして、在来の商店主の商売の邪魔をしても知ったことではないのだ。その行事で運営方法のPDCAを回さず、10年近く強引に実行した。その会計報告もマル秘である。それでこの10年で1億円が消えた。

 

大垣市の原価意識のお粗末さ

 大垣市の手配する物件は、杜撰な原価計算で、利権がらみで値段が決められて発注される。その原価計算も、市の職員では計算不能で、裏で業者に見積もりが依頼される。それが行政の実態である。

 だから、126億円もかけて大垣新市庁舎を作ったばかりなのに、その付帯公園に、市民から寄付金を要請する恥ずかしさも平然とする。

 

我思う、我あり

 小川敏、思う、我あり、でその結果が化けて出る。その結果が、この19年間で大垣駅前商店街の80%が店を閉める惨状である。小川敏が市長になって19年間、連続の大垣市公示地価の下落である。公示地価は、神さま示す市長の通信簿である。今の地価は、小川敏の過去の政策の産物、結果である。

 

福岡市の行政

 福岡市の高島市長は、市民に対して付加価値の生まない行事は取り止めた。市長は、表敬訪問を受けず、儀礼的行事には出ない。それをやっても福岡市民にはなんのメリットも生まないからだ。

 大垣市市長の小川敏は、市長表敬訪問、寄付贈呈式に、御用新聞社を呼んで、翌日の紙面に満面の笑みをたたえて(本性の渋面も多い)、紙面を飾る。それで大垣市民にどういう付加価値を与えたか。まるでガキである。そんな暇があったら、大垣市が発展する手段を考えて欲しい。

 

自分に対して

 ODA佛教生産システムでは、10年後の自分から出発して、「世のために、10年後の自分のために、その未来の姿を思い浮かべ、この行動、教育、経験、奉仕活動が、どのような付加価値を生み出すか」を考えて行動する。

 私は自己に対する教育投資(セミナー参加、図書購入、IT機器の購入等)では、常に一定の金額を投資する。不況になって残業手当が減ってもその金額は減らさない。その結果が、私の場合、今の4トンの蔵書である。

 実際はあまりそんなことまで考えて投資はしないが、現実は仏様のご縁で、縁ありて花開くことが多い。有難いことだ。

 道元禅師曰く「佛とは大人なり」。それから言うと、小川敏は小人なり。

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2020年9月29日 (火)

天婦羅を食べて幸せに。家族は地獄に落ちる

 

 ストレス社会で生きていくために、レジリエンス(resilience)という力が必用である。

 

 レジリエンスとは、心理学の言葉で、社会的なハンディや己の不利な状況において、自身の生活習慣を対応させる個人の能力と定義される。それは己の不利な状況や、ストレスとして人間関係の葛藤、健康問題、金銭問題等の心配事である。

 レジリエンスとは、脆弱性の反対の概念で、自発的治癒力の意味である。精神的回復力、抵抗力、復元力、耐久力とも訳される。もともとは精神・心理学の領域で発達してきた概念である。うつ病などの気分障害の心理療法としてレジリエンスを高める訓練が取り入れられて来た

 

 このレジリエンスを下げる食事は、天婦羅等の揚げ物に使う植物油(n-6系多価不飽和脂肪酸)の影響が大きいという研究結果が出ている。要は、揚げ物に使う植物油を多くとると、鬱病になりやすいという。

 

認知症の原因

 それは、認知症、アルツハイマー型認知症にもつながると私は推定した。その原因は、油分が血管内部に堆積して、血管内部を細くして、血液が満足に流れなくなったためと推定した。脳内の毛細血管内部にプラークが溜まり、血液の酸素や栄養素が末端まで行かず、それが不足すれば、まともに頭が働かなくなるのは、素人でも容易に推察できる。

 私は定年後の国家資格受験勉強で、記憶力の著しい低下を覚えて、久留米市の真島消化器クリニックの門を叩いた。その記憶力低下の原因が血管内のプラーク堆積であることを突き止めた。

 真島院長の食事指導で、それ以来、油分の摂取はドクターストップである。約2年間の食事療法で、血圧も正常に戻り、心筋梗塞、脳梗塞、網膜静脈閉塞症、認知症の危険性が無くなった。

 その派生病気である認知症やアルツハイマーの発症は、脳内の血液が正常に流れない為と私は推定している。その原因は食事である。

 

201610142  私の右股部、大腿大動脈にできたプラーク 2.22mm(赤矢印部)

 真島消化器クリニックにて  2016年10月14日

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食事とレジリエンスとの関係調査

 日本医科大学の吉川栄省氏らのグループは、「長鎖n-3系多価不飽和脂肪酸」とレジリエンスとの関係を研究している。

 今回、日本企業に勤める会社員を対象に、食事とレジリエンスの関係を調べた。対象は715人で、平均年齢39.9歳、男性596人、全体の65.2%が既婚者、8割以上が大卒である。

 調査は食事内容と抑うつ症状の評価スコア、およびレジリエンスを評価する一連の質問に回答した。

 揚げ物に関して、この半年間で、ほとんど食べない、一か月に1~3食、1週間に1~2食、同じく3~4食、ほぼ毎日食べる、の頻度で確認した。

 結果は、揚げ物を食べる頻度が高いほど、レジリエンスが低下していると判明した。またレジリエンス尺度と抑うつ症状スコアは有意の関連していた。

 この項、医学ライター・井手ゆきえ著「揚げ物は控えめに」週刊ダイヤモンド 2016/10/29 より

 

本人極楽、家族は地獄

 認知症になれば本人は何も分からなくなるので、極楽である。しかし家族は地獄の苦しみを味わう。鬱になれば本人も地獄、家族も地獄である。

 その原因の一つが美味しい天婦羅等の揚げ物である。美味しいものには毒がある。私は医食同源の食事方針で、健康で命を永らえたい。だから私は、「油断」して油分は摂らない。油の乗った美味しいお魚もドクターストップである。

 

IT化推進?

 最近、自分のIT化が進んでいないか、チェックしよう。IT化とは、人と話していて、IT(それ、あれ)ばかり言って、言いたいことが出てこない症状をいう。それは脳内の血管がプラークで詰まっている症状だ。脳梗塞の危険性もある。IT化は人生を脳死に変える。

 

P10409731s  馬場恵峰書

2020-09-29 久志能幾研究所通信 1766  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年9月26日 (土)

朝日新聞社からの「危篤」連絡

 

 今朝(2020年9月25日、10:23)、朝日新聞の後藤という女性から電話がかかってきた。女性の声の一声が「朝日新聞の紙面が変わりました」と新聞購読勧誘である。私はそれを聞いて「俺は朝日が大嫌いだ!」と怒鳴って電話を切った。

 

問題点

 どこで私の電話番号の個人情報を入手したのだ。

 天下の大新聞社が不正に個人情報を入手して、新聞勧誘の電話をかけてるなんて、倫理規定に違反している。

 なぜ、勝手に人が憩いでいる時間帯に電話をかけてくるのだ。

 今時、電話勧誘の商売など、非常識である。時間泥棒である。

 曰く「紙面が変わりました?」

 なぜ経営が変わったと言えないだ。

 なぜ経営者が刷新されました、と言えないのだ。

 

対処療養では倒産

 朝日新聞は慰安婦事件の虚偽報道で販売部数が激減して、経営が苦しくなり、この勧誘電話を全国でかけまくっているのだろう。それは対処療養である。

 ウソの報道、偏向報道、再発防止なしの経営、それが現在の朝日新聞の報道ぶりである。昔と何も変わっていない。それが苦境の原因である。

 それを小手先の対処療法の「朝日新聞の紙面が変わりました」で進めるから、問題が解決しない。真因を明確にして、問題をつぶさないと経営危機は無くならない。それさえ分からないようだから、朝日新聞社は末期状態、危篤状態である。

 

己の危篤

 自分も人生の問題にぶつかって、小手先、対処療法の手を使っていないか、自省しよう。そうしないと人生の危篤状態に陥る。

 

 病気になり、解熱剤、鎮痛剤、降圧剤、抗がん剤、トクホ等の対処療法薬を使っていないか。

 トラブルになり、示談金、罰金、赤字補填、赤ちょうちんで和解、ゴマすり、値下げ、等で胡麻化すのは、すべて対処療法である。そのトラブルの真因を探さないと、問題は解決しない。また再発する。

 癌になって、世界最高の最高額の医療を受けても、なぜガンになったかの真因を探さないと、癌が再発する。かの世界一の金持ちのアップルのジョブズでさえ、癌には勝てなかった。享年56歳である。今、医学界やマスコミが追いかけている最先端医療技術は、単なる対処療法である。それでは癌は治らないし、無くならない。

 認知症の治療薬の開発競争が華々しい。しかし、認知症になる真因を見付け、それを防ぐ生活手段が、確実な認知症対策なのだ。それでは医薬品メーカは儲からないので、手を出さない。口が裂けて言わない。それが資本主義経済の不幸である。資本主義経済は金儲け至上主義で、人を幸せにする手段ではない。

 

企業の不祥事

 事故を起こしても、再発防止もせず、言い訳ばかりの記者会見で、担当者の首を切るだけの対処療法で済ませるから、三菱自動車は倒産寸前となった。エアバッグのタカタも同じである。

 会社が左前になったのに、その真因を追求せず、対処慮法として、ゴーンに経営を任せて、資産の切り売り、系列切り、従業員の首切り、開発費の削減だけの対策で済ませるから、日産はゴーンに骨までしゃぶられたのだ。

 

オレオレ詐欺投資

 人の言うことを妄信するから、金融商品で損をするのだ。銀行員のファイナンシャルプランナーの言うことを聞くから損をする。相手は手数料さえ稼げれば良いのだ。顧客が損をしても知ったことではないのだ。その損害を損切もせず、原因追及も真因も考えないから、何時まで経っても儲からない。

 自分の頭で考えなくて、修羅場の世界で儲かるはずがない。それで儲からないのは、勉強の絶対量が足りないのだ。知識・智慧が足りないのに、もうからない真因を追求せず、今まで通りの考えで投資をするから儲からない。それどころか破産に導かれる。

 

鴨がネギを背負って

 人を信用して、保証人になるから、破産するのだ。なぜその人間が、保証人を必用とするか、何故、己の所に来たかを考えないから、騙される。相手は貴方が騙しやすいカモだと「認定」したのだ。その人間がそういう状況になった真因を考えないからだ。己に人を見る眼が無かったのだ。

 それよりオダ仏教を信じなさい。そうすれば成仏(破産?)できる?

 人を信じるとは何と愚かなことか。自分自身を信じなさい。

 そのためには、学んで成長しなさい。

 成長しないから失敗する。

  知識を増やしても意味がない。どうせすぐ忘れる。

 知識よりも智慧が大事なのだ。

 

大垣市の場合

 大垣中心市街地活性化計画、元気ハツラツ市行事、大垣未来ビジョン等はすべて対処療法の計画である。なぜ大垣が衰退したかの真因を探らないから何時までも没落が続く。なにせ独裁者の小川敏が、自分がその原因だと考えないからだ。だから大垣は没落した。

5回のなぜ何故で真因を見つけよ5_

お陰様

 お陰様とは、みほとけが56億7000万年先から発する光で照らされて、できた影でその明暗部がハッキリと分かることをいう。真黒な暗夜に、みほとけの光に当たって真偽が浮かび上がる。事故や病気は、そのみほとけの光である。愚かな人間は、事故や病気にならなければ気が付かないのだ。事故や病気はみほとけの啓示なのだ。それで人生が終わったのではない。それから立ち直れば良いのだ。それがみほとけの慈悲である。 

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 馬場恵峰書 2011年4月2日  先生宅を訪問時、お土産として贈られる

2020-09-26 久志能幾研究所通信 1762  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年9月24日 (木)

自分を追い詰める 愛は意地悪  磨墨知370.

 

 人間はぬくぬくしているとろくな事は考えない。自分を客観的に眺めて、表面的な己には春風を持って接し、内なる自分は寒風に晒して決断せよ。

 往々に凡人は、その逆をするから人生で失敗する。大抵の人間は、表面的な己にも大甘だし、内なる己にも大甘である。誰でも自分を溺愛している。だから日記も禁酒も禁煙も浮気もダイエットも三日坊主である。死を覚悟して構えないから、大甘の人間が自分を追い詰めるなど、できるはずがない。それを「愛の法則(Iの法則)」という。

 

愛の葛藤方程式(Iの法則)

 I=E÷R 

 (中学の物理で習った電流の法則。愛は意地悪と覚えた)

 自己愛(I)は電流と同じように、エネルギー(E)を抵抗勢力(R)で割る値である。分母の抵抗勢力への力を増せば、自己愛は小さくできる。

 愛の葛藤のエネルギーに対して、自分はどれだけの抵抗力を持っているかである。力とカネの無い者は、不倫の愛に手を出してはいけない。それは物理の法則である。

 愛は人を盲目にするから、その「理」が分からなくなる。愛は静かに温めるべきだが、それでは燃える恋にはならない。どうしたらよかんべえ。

 

もう一人の人間

 何故なら、自分の中に、もう一人の人間がいて、ある決断を引き止めているからだ。それはまるでスポーツカーで、最大馬力を出そうと左足でアクセルを最大限に踏みこんでいるのに、右足でブレーキをしっかり踏んでいるような愚かな姿である。それが人間の性がなせる行動である。その性は、今まで50年間かけて形成されえたカチンカチンの固定観念である。

 

変わりたくても変われない原因

 人は一日に20回の小さな決断をする。人は13歳ころまでに、約7.3万回の決断形成訓練がなされて、脳の97%が完成し、個人の性格が形成される。それから30年も経ち、50歳の人なら50年間で、20回×365日×50年=365,000回も、その決断が毎日繰り返されて、カチンカチンに強固になった固定観念が形成されている。そういう「訓練」を無意識にしてきた。

 例えば、自分が優柔不断な性格というなら、50年間、優柔不断な決断を、日常生活の決断に於いて36.5万回もしてきたのだ。例えば、昼食にソバかウドンかの選択でも、優柔不断でなかなか決められなかったはずだ。もし夢の中でハーレムや後宮に行くとしても、A女かB女かの選択で迷ってしまうだろう。私なら迷わない。両方選んでしまう(?)。だから50男になって、優柔不断にならないほうがおかしい。

 だから一度くらい思いついた考えで、おいそれと人は変わらない。変えられない。思いついた考えは氷山の一角で、その下にある固定観念に人間は支配されている。

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崖から翔べ!

 真剣に自己改革をしたいなら、固定観念で己を命令するもう一人の自分を振り切り、自分を断崖絶壁に追い詰めて、もう一人の自分を崖下に突き落とさねば、変わらない。自分は38兆個の細胞からなる体の支配者として、覚悟を示さねばならぬ。それでこそ、身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ、である。

 私は癌になり余命宣告されたので、死んだ気になって、何でもできる。崖から翔べたのだ!(嘘です(笑)。それで変われれば苦労はない)

 

「真」の意味

 変わるために「真剣に」とは、自分の生首をかけることだ。「真」とは、人間の胴体から首を取った形を表した象形文字である。その昔、戦争で敵を打ち取って、その数を数える時、首のない胴体を数えた。それが「真」の象形文字の起源である。

 

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アイデア創造

 龍は追い詰められると真珠の玉の様な汗をかく。それが時間の創造の結晶である。

 アイデアも締め切りを設け、自分を追い詰めないと出てこない。だから漫画家や流行作家は、編集者からホテルに缶詰めにされて、やっと原稿の締め切りが守れる。会社の仕事でも納期があり、上司から責められるから、やっと納期を守るのだ。人間とはそんな弱い存在である。

 仕事でアイデアが必用なら、とにかくアイデアを最低100個出すことを自分に課し、紙に書き出すことだ。ただし真珠のようなアイデアは101個目にしか出てこない。

 エジソンも電球のフィラメントの発明で、9999個のアイデアを考え、実験を繰り返し、失敗を繰り替えして、10,000個目のアイデアで成功した。エジソンは天才ではなく、汗の人なのだ。凡人の我々は、それ以上の努力が必要だ。

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 馬場恵峰書「佐藤一斎「言志四録」五十一選訓集」久志能幾研究所刊

 

2020-09-22 久志能幾研究所通信 1760  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年9月23日 (水)

知に働いて角を立てよ 大垣市が死亡事件隠蔽

磨墨知352.  

 情に竿さして流されるより、知に働いて角を立てたほうが、時間が創造できる。

 

 「知に働けば角が立つ。情に竿させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。」 夏目漱石著『草枕』

 

 西郷隆盛は情に竿さし西南戦争を起こし、多くの人の命と時間を浪費した。大久保利通は知に働いて、角を立てて、自分の命を捧げて、日本の近代化の志を全うした。それで近代日本の時間を豊かにした。人間の格の高さが、立てた角を丸くしてくれる。

 トランプ大統領は、中共ウイルス問題、ウイグル族・チベット族の人権問題、知的財産泥棒問題で、知を働かせ、中共に角を立て、経済戦争を始めた。

 中国との関係で金儲けを企む日本の媚中派議員・財界は金と情に流されて、米国が始めた米中経済戦争のさ中、何方に付くかで右往左往である。まるで守銭奴コウモリだ。

 

日本の病状

 現代日本の閉塞感の原因は、小賢しい役人どもが、問題が起きないように、起きないようにと、何かあると「隠蔽」してしまうからだ。自分達の保身で汲々としているからだ。だから病状が深刻化する。

 それは役人を筆頭に、利害関係者が失うもの(利権)を多く抱えているからだ。そんなしがらみを捨てられないから、日本経済が停滞する。

 中韓の問題でも、問題が起きないように、起きないようにと相手の言うことに反論もせず、曖昧に対処するから、慰安婦問題、南京事件問題、竹島問題、領空侵犯事件がこじれてしまう。

 

大垣市が死亡事件を隠蔽

 問題があるなら晴天の下に晒して、大騒ぎをすればよい。それを大垣市商連の餅つき大会(2020年1月19日)での老人の死亡事件のように、問題にならないように、ならないようにと隠蔽するから、問題が大きくなる。この事件は大垣市HPで公式に広報した行事である。その行事で、大垣市の不手際で老人が死亡したのだ。大垣市長にその説明責任があるのに、それを小川敏は隠蔽逃走である。

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  大垣市のHP

 

角を過度に立てよ

 私は、現在、宮使えの会社を離れ、世俗を離れ、因習を手放したので、自由な時間を謳歌している。

 夏目漱石が亡くなったのは49歳である。それよりも私は長く生きてきたので、文豪と言われた人の49歳の考えの幼さを客観的に見る事が出来る。明治時代の因習に束縛されていては、進歩がなかろう。

 抵抗勢力に盾突いて、角を立てないと、改革はできない。それは前職の会社で業務改革のため御旗を立てて角を立てまくった経験から得た智慧である。表では、業務改革派として振舞う部長だが、裏に回ると私の足を引っ張るのだ。そんな痛い経験を何度もした。

 

50にして49の非を知る

 五十にして天命を知る(論語)であるが、夏目漱石は天命を知る前に天に召されたようだ。天命を知れば、角を立てるくらいは何の問題もない。

 年齢、学歴、世間体、親戚、固定観念のシガラミを捨て、角を立てることを気にしなければ、時間は創造できる。どうせ文句を言ってくる人間は、後30年もすれば死ぬのだ。どうせ己もいつかは死ぬ身で、死ぬ時は裸である。少しでも世のため、自分のためになるなら、角を立てよ。後は野となれ山となれ、で頑張ろう。

 

P1000710s   馬場恵峰書

2020-09-22 久志能幾研究所通信 1759  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年9月22日 (火)

磨墨知650. 脚下照顧。テスラ狂騒曲、日本没落、認知症への道

 行き先ばかり見ても、足元が定まっていないと、小石に躓いて痛い目に会う。また手戻り、やり直しが発生する。世の中の動きに振り回されては、道に迷う。やり直し、出直し、出戻りほど無駄な時間損失はない。

 

脚下照顧

 求めるものを他に探しに行かなくても、お宝は自分の足元にある。足元にお宝が埋まっている。何年、人間をやっているの? 自分の中には学んで、集めて、脚元に埋まっている資源が膨大にある。その発掘に努めよう。もっと自分の持っているものを有効活用しよう。自分の周りは資源の山である。探しに行くのにも時間がかかる。自分の中に探せば時間が短縮できる。最大のリソースとは、人財という自分である。青い鳥は他の家にいない。自分の家にいる。

 

株価

 株価ほど、世の動きに乱反射して人を惑わす事象はない。株価は所詮、金儲けに血迷った亡者が見る蜃気楼である。株価など見なくても、その企業の足元を見れば、10年後の株価が分かる。

 株を買うなら、DNAのしっかりした会社を選ぶことだ。トヨタ自動車と日産を比べれば、この20年間の歩みでその差は、一目瞭然である。

 

テスラ株狂奏曲 PER160倍

 電気自動車のテスラが米国株式市場で連日上場以来高値が更新した。時価総額は、トヨタ自動車、フォルクスワーゲン、ダイムラーの上位3社を足しても及ばない水準になった(2020年8月23日、日経新聞)。

 なぜまだ黒字にさえなっていないテスラがトヨタの上なのだ。バブルである。時価総額が他の上位自動車会社の3社の総額の時価総額を抜いたが、所詮、蜃気楼の現象である。

 電気自動車が増えれば、電池の原料であるレアメタルの生産が中国の生産に依存するので、増産に支障が出てくるはずだ。今の中国は、工業生産で公害を垂れ流してきたので、対処療法で排ガスの少ない電気自動車にのめり込んでいるだけである。

 この20年間、全世界の企業が、公害対策をしなくても金儲けができるというので、中国に殺到して工場を造りまくった。だから中国の空気と川が汚れた。その対処療法で、電気自動車への切り替えである。電気自動車ならガソリン自動車よりも簡単に量産化できるから、技術的に遅れている中国は、それを選択した。政府命令でEV化は共産主義の独裁国家だから出来ることで、先進国では、あり得ないことだ。もうじき、化けの皮が剝がれるだろう。

 中国政府が、電池の原料であるレアメタルの輸出制限をかければ、すぐテスラは干上がってしまう。

 

自動車の電気化(EV化)

 欧州では2021年から排ガス規制で、欧米諸国の自動車メーカ13社に排ガス罰金が科せられることになり、大騒ぎをしている。そのため更なるEV化推進狂奏曲が鳴り響き、大騒ぎである。しかしその根本原因は、フォルクスワーゲンのジーゼルエンジン排ガス不正である。また真面目に排ガス対策の技術開発をしてこなかった欧米諸国の怠慢が原因である。EV化は、CO2排出税対策で、自動車メーカが対処療法で行っている泥縄である。だから欧米諸国の自動車メーカは、足もとを見ずに経営していると断言できる。

 

排ガス罰金額

 フォルクスワーゲン  45億 400万ユーロ

 日産・ルノー・三菱  10億5700万ユーロ

 トヨタ自動車        1800万ユーロ

 

総CO2排出量

 EV化しても、ガソリン車もEV車も車一生の間の総CO2排出量は大差ない。EV化しても、見かけの排ガス量が減るだけだ。どこで電気を作るのかを忘れている。そのリサイクルでのCO2排出量さえ無視している。エントロピーの世界では、ガソリン車も電気自動車も総使用エネルギーは同じである。

 日本ではトヨタが頑張っているから、なかなかEV化は進展しない。電気自動車が販売されて10年経った現在でも、電気自動車の販売量はガソリンエンジン車の100分の1である。市場の声は神の如くである。

 トヨタ自動車は脚下照顧して、地道に排ガス対策、ハイブリッド車開発、水素エンジン車開発をしている。トヨタ自動車は、CO2排出税負担が最低だし、赤字にもなっていない。

 

日本の足元

 日本の景気も蜃気楼である。いくら金をバラまき、景気対策をしても、足元の人財育成に金をかけないから、経済成長ができるはずがない。それが日本の「失われた30年」の結果である。人財こそ、日本を成長させてくれる資源なのに、日本政府も日本企業も、成果主義、内部留保に狂い、人を削減し、社員の教育費を削減した。だから日本は経済停滞をした。

 日本はデジタル化再教育で公的支援が、OECD中で最低である(2020年9月22日、日経新聞)。だからその結果が、日本の成長率が1%で、欧州が2%、米国が3%なのだ。

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 日本経済新聞 2020年9月22日

 

拝金主義で日本空洞化

 日本の企業は、欧米の拝金主義、グローバル経済主義に洗脳されて、安い労働力を求めて、競って工場を海外に移転した。だから日本の産業が空洞化した。日本が貧乏になって当然である。もっと足元の日本を見直さないと、日本再生はあり得ない。

 日本には2020年現在、44万人の職のない若者がいる。それなのに、何故外人労働者を入れるのか。

 日本の25-34歳の失業者は、昨年と比較して39万人から44万人と5万人も増えている(2019年4月と比較)。(2020年5月29日、「労働力調査(基本集計) 2020年(令和2年)4月分結果」の発表。)

 安い外人労働力を入れれば、更に日本の給与水準が下がって、貧乏になるのだ。もっと日本の足元を見るべきなのだ。

 外人労働者の導入は、パソナで金儲けをしようとしている竹中平蔵が元凶である。竹中平蔵は、自分の会社だけが儲かれば、日本の事は知ったことではないのだ。現代日本には、そういう輩が跋扈している。こんな男が政府の高官に就くから日本は没落した。

 

大垣の足元

 大垣の小川敏行政も蜃気楼のようである。小川敏は、大垣市の児童生徒一人当たりの教育費を県下最低にしたから、大垣の未来はマッ黒ケである。だから小川敏が市長である限り、大垣の景気が回復するはずがない。だから大垣の経済成長率はマイナス1%である。

 小川敏は、大垣活性化の対処療法として、元気ハツラツ市行事、大垣市中心市街地活性化計画、大垣市制100周年記念行事、大垣未来ビジョン等を推進した。小川敏は口先だけの詐欺師としていかにも市民に利益があるかのように浮かれた話をしても、根本対策で、足元の人財の教育を無視した。だから、大垣経済はジリ貧で没落した。足もとも見ず、19年間も無為無策で迷走すれば、大垣が没落して当然である。最大の大垣の不幸は、小川敏が、それに気が付いていないこと。自分が一番頭がいいと思っているから、人の意見は全く聞かない。

 

日本のサラリーマンの没落

 日本のサラリーマンの年収はこの30年間、ずっと下がり続けている。日本人が人生を迷走しているのは、日本人のサラリーマンが自己投資をしてこなかったためだ。年間2000時間を働き、帰宅すると疲労困憊で勉強する時間も気もなくなる。30年間、仕事以外に勉強時間をかけなかったので、その結果が、今の己の姿である。欧米のサラリーマンは、自己投資時間が、日本の数倍である。だから経済成長率が日本の2倍も3倍もある。それがそのまま自分の成長の程度になっている。

 日本はこれだけ頑張っているから、成長しないのはおかしいと、ますます体の汗をかいて労働しても、欧米の頭脳労働者は頭の汗をかいて付加価値を高めているから、日本が勝てない。

 そういうサラリーマン生活を続けれ、当然、定年になれば「終わった人」になり、あとは認知症にもなるしかないだろう。

Img_63911s  馬場恵峰書

 

照観脚元菩薩

 貴方は大丈夫? もっと足元を観よう。他人を羨み、浮利を追う者は、足元をすくわれる。浮利を追えば、人生の迷いも増える。悪銭身に付かず、である。地道な自己研鑽が、時間創造につながる。それが遠回りでも確実な人生の金儲けである。私は自分が「照観脚元菩薩」になった気で人生を歩んでいる。

 多くの人は遠くに輝く浮利ばかりを見て、自分の足元は観ないのだ。だから躓いて怪我をする。人は大きな石では躓かない。小さな小さな小石でつまずくのだ。人と比較するから、不幸になる。

P1000115s 松本明慶大仏師作 聖観音菩薩(別名 照観脚元菩薩?)

 

2020-09-22 久志能幾研究所通信 1758  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年9月21日 (月)

120歳まで生きるための健康法

 長生きしようと思っても、なかなか長生きできないが、長生きしようと思わないと、絶対に長生きはできない。

 蒲柳の室と言われ、24歳までは生きられまいと医師から言われた松下幸之助翁は、おれは110歳まで生きるのだといって、95歳の天寿を全うされた。

 学生時代は擁護室のクラスに入れられた虚弱な渡部昇一先生は、健康を管理され、86歳の寿命を全うされた。

 凡人の我々は、棒ほど願って針ほど叶う、の精神で健康管理を追及すべきだ。平均寿命まで生きればよいと思うと、定年後、直ぐ逝ってしまう。私の中学校のクラス仲間は、53年目の同窓会の時、既に2割が旅立っていた。

 

人の死

 人は三度死ぬ。一回目は、肉体の死である。

 二度目は、その人を知っている人の死である。

 三度目の死は、その人の記録がこの世から消える時である。 

 

生き永らえる

 松下幸之助翁も渡部昇一先生も、私の蔵書中に多量にその本があるので、今でも私の心と私の家の中で生きている。私もそういう状態を目指して、少し控えめに108歳?まで生きようと頑張っている。

 頑張るという精神論だけではなく、私は技術者なので、実務でそれを実現しようと実験・検証を繰り返し、自分の体に応用している。確かに効くと実感した内容を下記に紹介する。

 

125歳まで生きるための10の条件

1 水分をたっぷり摂る

   私は飛行機の中や、ホテルの喫茶では、コーヒーではなく、ミネラルウォーターを注文する。コーヒーは利尿作用があるので、水を摂ったことにならない。

2 海のミネラルをたっぷり摂る

   私は海藻やところてんをよく食べる。

3 冷たい食べ物を食べない

   私は夏でもアイスコーヒーを控えてホットコーヒーである。

   お冷にも、氷は入れない主義である。自宅の冷蔵庫には氷を貯蔵していない。

4 便秘をしないように気を付ける

   10年程前、大腸ポリープを経験して、大腸がんになる恐怖から、今は水もしっかり飲み、野菜をしっかりと摂っている。

5 発酵食品を食べる

   私は毎日、お味噌汁、糖質ゼロのヨーグルトを摂っている。

6 食べ過ぎない

7 風邪を引かないようにする

   私は病気になっても良いと思う。それは仏様からの警告である。病気になってすぐ死ぬわけではない。そうなった原因をなぜ何故で追究して、真因を見付け、反省して、再発防止を図ればよいのだ。

8 喜んで生きる

   生きていることが奇跡なのだ。自分が生まれたことが奇跡だ。人が生まれるとは、一億円の宝くじが100万回連続で当たると同じ確立である。それを、不平不満を言って過ごすから、仏様から、あの世に早めに呼ばれてしまう。

9 怒らないようにする

   怒る、瞬間的にエネルギーが燃えるから、血管内に老廃物が多量に出来る。それが病気の元である。怒らずに、冷静にその対策を打とう。時にペンは、機関銃より強力な武器となる。文章の言葉は、言霊であり言弾である。

10 セックスはほどほどに

  安田成徳著『病気になりたくてもなれない話』致知出版社より

 

 青字は小田の追記

私の追加2条

11  利他の心で世に貢献できる仕事を生涯現役で勤める

   人に与える仕事が生き甲斐を与えてくれる。

   お金があっても、長生きできるわけではない。

12  青春で生きる

   青春は歳の多寡ではない。精神の若さである。青年でも、精神が虚弱だと、老人である。

039a12131s      馬場恵峰書

2020-09-21 久志能幾研究所通信 1757  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

心の垢を落とそう

 人が活動すれば汗をかく。人は毎日、お風呂でその汚れを落とす。動かなくても生きていれば、体に垢も溜まる。お風呂で、たわしで、タオルで、石鹸で、その垢を落とす。それが清潔な人間としての身だしなみの生活である。しかし心に溜まった垢を落とす人は少ない。

 人として生きていれば、欲があり、他人と衝突して、怒りが起きる。その怒りが心を垢で汚す。心に邪念が起きると、素直な心に垢がつく。

 素直な心で、感謝して生きれば、心に垢は溜まらない。それが幸せの基である。その呪文が「ありがとう」である。

人は使命を持って生まれてくる。最大の使命が、この世で、最低一人の人間を幸せにする責務がある。その最初の一人が己である。それを期待してご先祖は、己をこの世に遣わした。

 

3大排泄

 人は動物として、皮膚からの排泄(汗、垢)、腸からの排泄(便)がある。それに対して、人間は霊長類として、心があるから、3つ目の排泄として、心の浄化が必用である。その排泄をやらないから、畜生の欲望だけの、堕落した存在から脱却できない。

 動物ではない人間は、一生かけて魂を浄化するのが、人間が人間たる責務である。

 

心を汚す「欲」

 人は成長するごとに、色んな欲が増えてくる。生存欲、食欲は勿論、青年になり色気づくと女が欲しくなり、金が出来ると更に二号さんまで欲しくなる。それは限度がない。

 欲とは、「谷」底に突き落とされても、「欠」けないと書いて、「欲」である。生きている限り欲は無くならない。生存欲が無くなれば、死んでしまう。だから人間として、生きていくために良い欲を持つべきだ。認知症になれば、それがなくなるから、それは脳死である。

 金も集めれば集めるほど、限度が無くなり、守銭奴・餓鬼道への道をまっしぐらである。幸いに、多くの人はそれほど能力がないので、自然と世間からその限度を思い知らされて、諦める。まともに働けば、大金は手にできない。過剰な金には強欲の汚れが付いて回る。

 権利欲・名誉欲も一度手に入れた利権、権力の座は、決して手放さない強欲に包まれる。その欲からはどす黒い垢が生まれる。

 

人は死ぬ

 多くの汚濁にまみれた金満家、色欲魔、権力欲魔の人間に、忘れていることがある。人を何時かは死ぬのだ。金も地位も女もあの世には持って行けない。人は裸で生まれて、裸で死んでいく。無垢な赤ん坊で生まれて、汚濁に満ちた人生を歩み、痴呆の老人になって、垢まみれで死んでいく。痴呆になったとき、その垢も消える。

 

旅立ち

 私は痴呆症になって、人に笑われて心の垢が火葬場で焼かれるよりも、最期まで正常な意識で、心の垢を落として、旅たちたいと思う。

 長く生きると、ものも増え、しがらみも増え、心のわだかまりも増える。それは、人生の山を下山する時は、全て不要なモノだ。死ぬ前に少しずつ、それを捨てていくのが、人間としての心の浄化である。

 たまには心を空にし、広い場所で、高い場所で、清楚な神社で、静かなお寺で、自分を見直すのも良き心の掃除である。私は飛行場で飛行機の離着陸を眺めていると、俗世間の憂さを忘れて心が清らかになる。それも俗世間からの旅立ちである。

 

心の富者の家

 金持ちの家は、不要なモノがなく、すっきりしている。貧乏人の家はモノだらけで混沌としている。それでは幸せとは言えない。心の豊かな人は、心のしがらみもこだわりも少なく、幸せである。心の金持ちを目指そう。

 それが出来ないのは、比較3原則(非核三原則?)で、他人と比較し、過去の自分と比較し、親と比較して、欲を出して人モノかねを集めるからだ。それは自分の心の惨めさの表れである。心に綺麗な人は、ものに拘らない。

 

非欠惨原則

 仏教の3つの教えの一つは、他人との比較を禁じている。他と比較すれば、必ず優越感や劣等感を抱き、それが心の汚れの原因となる。それが自分を苦しめ、自分で自分を無くしてしまう。所詮、死ぬ時には意味のない比較3原則である。何時か、必ず死ぬ身には、その比較は大したことではない。人は裸で生まれて、裸で死んでいく。

 

そうは言っても

 そうは言っても、私はまだ成仏も悟りもしていないので、人間として欲望のオンパレードである。私は聖人君主ではない。その欲が無くなれば生きている意味がない。私はまだ金も女もモノも名誉も欲しい。美味いものも食べたい。修行中の身として、今はその整理途中ではある。

 人に説法するのと、現実の自分の行動とは別である。私も人間だもの、理想に燃え、理想を語っても、その実行は難しい。それが出来ていれば、今頃は仙人である。だから、私は死ぬまでが修行として、夜間飛行を続けている。夜間飛行でも、北極星の方向が分かれば、目的地を見失う心配はない。そうやって心の垢の汚れを落とすこと心がけている。

 

角熟

 私は円熟でなく、角熟、欠く熟、書く熟を目指している。人間として欠点を持ったまま、人格を熟するのだ。そうすれば、欠点が人間味となる。人は神、如来の完璧さを求めては、人でなくなる。「人でなし」である。菩薩とは、仏道を修行する仏様の姿である。

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  馬場恵峰書

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2020-09-20 久志能幾研究所通信 1756  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。