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2020年9月23日 (水)

知に働いて角を立てよ 大垣市が死亡事件隠蔽

磨墨知352.  

 情に竿さして流されるより、知に働いて角を立てたほうが、時間が創造できる。

 

 「知に働けば角が立つ。情に竿させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。」 夏目漱石著『草枕』

 

 西郷隆盛は情に竿さし西南戦争を起こし、多くの人の命と時間を浪費した。大久保利通は知に働いて、角を立てて、自分の命を捧げて、日本の近代化の志を全うした。それで近代日本の時間を豊かにした。人間の格の高さが、立てた角を丸くしてくれる。

 トランプ大統領は、中共ウイルス問題、ウイグル族・チベット族の人権問題、知的財産泥棒問題で、知を働かせ、中共に角を立て、経済戦争を始めた。

 中国との関係で金儲けを企む日本の媚中派議員・財界は金と情に流されて、米国が始めた米中経済戦争のさ中、何方に付くかで右往左往である。まるで守銭奴コウモリだ。

 

日本の病状

 現代日本の閉塞感の原因は、小賢しい役人どもが、問題が起きないように、起きないようにと、何かあると「隠蔽」してしまうからだ。自分達の保身で汲々としているからだ。だから病状が深刻化する。

 それは役人を筆頭に、利害関係者が失うもの(利権)を多く抱えているからだ。そんなしがらみを捨てられないから、日本経済が停滞する。

 中韓の問題でも、問題が起きないように、起きないようにと相手の言うことに反論もせず、曖昧に対処するから、慰安婦問題、南京事件問題、竹島問題、領空侵犯事件がこじれてしまう。

 

大垣市が死亡事件を隠蔽

 問題があるなら晴天の下に晒して、大騒ぎをすればよい。それを大垣市商連の餅つき大会(2020年1月19日)での老人の死亡事件のように、問題にならないように、ならないようにと隠蔽するから、問題が大きくなる。この事件は大垣市HPで公式に広報した行事である。その行事で、大垣市の不手際で老人が死亡したのだ。大垣市長にその説明責任があるのに、それを小川敏は隠蔽逃走である。

Photo

  大垣市のHP

 

角を過度に立てよ

 私は、現在、宮使えの会社を離れ、世俗を離れ、因習を手放したので、自由な時間を謳歌している。

 夏目漱石が亡くなったのは49歳である。それよりも私は長く生きてきたので、文豪と言われた人の49歳の考えの幼さを客観的に見る事が出来る。明治時代の因習に束縛されていては、進歩がなかろう。

 抵抗勢力に盾突いて、角を立てないと、改革はできない。それは前職の会社で業務改革のため御旗を立てて角を立てまくった経験から得た智慧である。表では、業務改革派として振舞う部長だが、裏に回ると私の足を引っ張るのだ。そんな痛い経験を何度もした。

 

50にして49の非を知る

 五十にして天命を知る(論語)であるが、夏目漱石は天命を知る前に天に召されたようだ。天命を知れば、角を立てるくらいは何の問題もない。

 年齢、学歴、世間体、親戚、固定観念のシガラミを捨て、角を立てることを気にしなければ、時間は創造できる。どうせ文句を言ってくる人間は、後30年もすれば死ぬのだ。どうせ己もいつかは死ぬ身で、死ぬ時は裸である。少しでも世のため、自分のためになるなら、角を立てよ。後は野となれ山となれ、で頑張ろう。

 

P1000710s   馬場恵峰書

2020-09-22 久志能幾研究所通信 1759  小田泰仙

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