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2020年9月29日 (火)

天婦羅を食べて幸せに。家族は地獄に落ちる

 

 ストレス社会で生きていくために、レジリエンス(resilience)という力が必用である。

 

 レジリエンスとは、心理学の言葉で、社会的なハンディや己の不利な状況において、自身の生活習慣を対応させる個人の能力と定義される。それは己の不利な状況や、ストレスとして人間関係の葛藤、健康問題、金銭問題等の心配事である。

 レジリエンスとは、脆弱性の反対の概念で、自発的治癒力の意味である。精神的回復力、抵抗力、復元力、耐久力とも訳される。もともとは精神・心理学の領域で発達してきた概念である。うつ病などの気分障害の心理療法としてレジリエンスを高める訓練が取り入れられて来た

 

 このレジリエンスを下げる食事は、天婦羅等の揚げ物に使う植物油(n-6系多価不飽和脂肪酸)の影響が大きいという研究結果が出ている。要は、揚げ物に使う植物油を多くとると、鬱病になりやすいという。

 

認知症の原因

 それは、認知症、アルツハイマー型認知症にもつながると私は推定した。その原因は、油分が血管内部に堆積して、血管内部を細くして、血液が満足に流れなくなったためと推定した。脳内の毛細血管内部にプラークが溜まり、血液の酸素や栄養素が末端まで行かず、それが不足すれば、まともに頭が働かなくなるのは、素人でも容易に推察できる。

 私は定年後の国家資格受験勉強で、記憶力の著しい低下を覚えて、久留米市の真島消化器クリニックの門を叩いた。その記憶力低下の原因が血管内のプラーク堆積であることを突き止めた。

 真島院長の食事指導で、それ以来、油分の摂取はドクターストップである。約2年間の食事療法で、血圧も正常に戻り、心筋梗塞、脳梗塞、網膜静脈閉塞症、認知症の危険性が無くなった。

 その派生病気である認知症やアルツハイマーの発症は、脳内の血液が正常に流れない為と私は推定している。その原因は食事である。

 

201610142  私の右股部、大腿大動脈にできたプラーク 2.22mm(赤矢印部)

 真島消化器クリニックにて  2016年10月14日

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食事とレジリエンスとの関係調査

 日本医科大学の吉川栄省氏らのグループは、「長鎖n-3系多価不飽和脂肪酸」とレジリエンスとの関係を研究している。

 今回、日本企業に勤める会社員を対象に、食事とレジリエンスの関係を調べた。対象は715人で、平均年齢39.9歳、男性596人、全体の65.2%が既婚者、8割以上が大卒である。

 調査は食事内容と抑うつ症状の評価スコア、およびレジリエンスを評価する一連の質問に回答した。

 揚げ物に関して、この半年間で、ほとんど食べない、一か月に1~3食、1週間に1~2食、同じく3~4食、ほぼ毎日食べる、の頻度で確認した。

 結果は、揚げ物を食べる頻度が高いほど、レジリエンスが低下していると判明した。またレジリエンス尺度と抑うつ症状スコアは有意の関連していた。

 この項、医学ライター・井手ゆきえ著「揚げ物は控えめに」週刊ダイヤモンド 2016/10/29 より

 

本人極楽、家族は地獄

 認知症になれば本人は何も分からなくなるので、極楽である。しかし家族は地獄の苦しみを味わう。鬱になれば本人も地獄、家族も地獄である。

 その原因の一つが美味しい天婦羅等の揚げ物である。美味しいものには毒がある。私は医食同源の食事方針で、健康で命を永らえたい。だから私は、「油断」して油分は摂らない。油の乗った美味しいお魚もドクターストップである。

 

IT化推進?

 最近、自分のIT化が進んでいないか、チェックしよう。IT化とは、人と話していて、IT(それ、あれ)ばかり言って、言いたいことが出てこない症状をいう。それは脳内の血管がプラークで詰まっている症状だ。脳梗塞の危険性もある。IT化は人生を脳死に変える。

 

P10409731s  馬場恵峰書

2020-09-29 久志能幾研究所通信 1766  小田泰仙

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