2019年12月18日 (水)

マスコミの劣化が日本を滅ぼす

 私は以前、新聞や週刊誌を真剣に読んでいたが、最近は色眼鏡をかけて眺めるようになった。特に週刊誌はほどんど買わなくなった。私が新聞を買う時は、事件を異常な観点で記載してある場合、比較対象の資料にしたいので買う。

 以前の週刊誌は、世相を切る記事が多くて、読みごたえがあったように記憶している。今は、扇情的な記事やマッチポンプ的記事が多く、日本の存亡に影響する世界情勢から目を逸らすような記事の氾濫が多いようだ。

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  サクラは見飽きたし、愚かな薬物患者のことなど知ったことではない。

 2019年11月21日に日本経済新聞に掲載された『週刊文春』の広告 

 

世界情勢

 米中覇権戦争、北朝鮮の核実験挑発、韓国反日運動、英国EU離脱、移民問題、少子高齢化問題、憲法問題、尖閣・沖縄への中国の領海領空侵犯事件、日本景気を減退させる消費税増税等と大きな問題が目白押しである。

 それなのに、マスコミはその大事な要件から眼を逸らさせるような記事ばかりである。野党も本論を避け、わき道の議論ばかりである。マスコミも消費税の話しは肯定論ばかりで、それを避けるようにサクラ問題一色である。下劣な沢尻エリカのクスリ問題で大騒ぎである。一河原乞食芸人の犯罪など、日本の存亡には影響しない微々たる問題である。それが週刊誌では大騒ぎである。ワイドショーでも大騒ぎだろうと思う(私はテレビを見ないので推定)。

 

「非武装中立」論

 2019年12月9日、非武装中立論を主義とした日本社会党の石橋政嗣元委員長が亡くなられた。彼は非現実的な理論で日本を迷わせた罪人である。チベットが中国に併呑されたのは、平和憲法がなかったためではなく、軍隊がなかったためである。それでチベットの120万人(人口の20%)が虐殺された。日本人に換算すれば2千万人が虐殺された。戦後、竹島が韓国に奪われたのは、当時、自衛隊という組織がない時期であったためだ。韓国は敗戦のどさくさに紛れて竹島を強盗した。今でも中国は軍事を前面にフィリピンの領域で覇権争いを繰り返している。中国は東シナ海に空母を配置して、虎視眈々と沖縄を狙っている。非武装中立の空論では、日本は滅ぶのだ。非武装中立を謳った社会党が滅んだのは自然の理である。

 

間違った道への誘導作戦

 日米のマスコミはフェイクニュースを堂々と展開している。大事なニュースは報道させない細工をしているようだ。外国の意を受けた陰謀で日本人をノー天気にさせる作戦としか思えない。サヨクはよほど日本が嫌いで、日本を共産化したいとしか思えない行動である。マスコミには、外国の意を受けた工作員がいるとしか思えない。そんな記事を掲載して、誰が利を得るか、考えないと騙される。

 我々は、何が問題かを、冷静な目で見ないと、戦前のようにプロバカンダ作戦で、間違った方向に誘導される。ご用心、ご用心。

 それは優秀な人材がオウム真理教に洗脳教育されて大量殺人を犯したのと同じステップなのだ。オウム信者は、暗室で何度も何度も麻原の暗示をガンガンされて、麻原の盲目的信者になった。同じように、何度も同じ記事を繰り返されると、普通の人間は洗脳されてしまう。

 韓国の若者が政府の教育で、何度も反日教育を受けるから、反日韓国人が出来上がる。それと同じである。

 この手法は、米軍が開発した洗脳教育の方式である。これはベトナム戦争で心の病になった兵士を治療するために開発された心理学の治療法なのだ。それを麻原彰晃は悪用したのだ。私も自己啓発セミナーで、この手法の洗礼を受けたので、その効果の凄さを実体験した。だから私がこの解説を出来る。

 

報道とは解釈

 どんな事件も、事実ではない。それを見て報道する人間の解釈なのだ。事件とそれを見る人間の衝突が、解釈である。その人間がどう解釈したかで、事件は色付けされる。中国寄りの人間が報道すれば、サクラ問題で大騒ぎを報道して、領空侵犯問題や憲法問題から目を逸らさせたいだろう。中国との経済活動を推進したい日本経済新聞社は、中国寄りの報道をするだろう。それが世の掟である。そのように報道しないと、記者は首になってしまう。記者も家族もあり家庭があるのだ。社命には逆らえない。

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自然淘汰

 だから自分の価値観と見識を高めて、起きた事件を観ないといけない。それが学びである。今の報道姿勢のままではマスコミは滅ぶだろう。マスコミが自分の偏向報道で自分の首を絞めている結果である。世の中で存在の必要が無くなった時、その種は滅ぶ。それは自然淘汰である。インターネットがその代わりをしつつある。だから新聞社の部数の減少傾向は止められない。若者がテレビを見なくなった。見る価値、読み価値がないのだ。

 

2019-12-18 久志能幾研究所通信 1428  小田泰仙

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毎日0.1%の改善で3倍の成長、9倍の差

 毎日、小さくても執拗な反省をして継続的な改善(成長)をすれば1年で1.4倍となる。3年間で3倍の成長が出来る。

 

 365日のべき乗  1.001^365       =  1.44 (複利計算)

 3年間のべき乗   1.001^(365*3)    =  2.99

 10年間のべき乗  1.001^(365*10) =  38

 

 毎日、自分の行動や考え方を見直して、無駄な行動や考えを0.1%だけでよいので改善して、その改善を3年間継続すると、能力は3倍になり、何もやらない場合より10倍の差となる。

 毎日、怠けて過ごすと3年間で、資源(能力、病気抵抗力、財産)が3分の一に退化する。それは認知症になること。

 日本人65歳以上の15%が認知症である。75歳以上は25%が認知症である。認知症にならなければ、日本人の半分は癌になる。毎日、不健康な生活になるように改悪し続けると、癌になる要素が少しづつ(0.1%)蓄えられて、定年後に許容値を超えて癌になるのだ。

 この世では、最高の事しか起こらない。癌や認知症になる要素を長年蓄える改善(改悪)を積み重ねるから、最高の結果として病気になる。毎日の積み重ねの賜物(?)である。

 

トヨタの成功

 トヨタは日々、執拗な反省と継続的な改善を積み重ねて、世界一の自動車メーカになった。ある日突然に日本一になったのではない。トヨタ生産方式を泥縄式に導入しても、他社は容易に追いつけない。企業文化の勝利である。

 日産はトップの社内派閥争いに暮れて、改善が疎かになった。ゴーンが来て、倒産することは免れた。しかしその間に、内緒で骨までしゃぶられた。

 トヨタの30年前の売上は8兆円、現在は30兆円である。

 日産の30年前の売上は5.8兆円(1993)、現在はやっと10.6兆円である。,

 

大垣市・小川敏の失敗

 小川敏は大垣市で無為無策の無能行政を18年間も継続したので、毎年0.1%づつ大垣の公示地価が下がり続け、18年後に大垣の地価が49%の価値に暴落した。地価はその都市の市長の通信簿である。それは小川敏の無能さの証明である。今更、その挽回は不可能である。

 成長している都市、企業、人は活気と智慧がその後ろ姿から垣間見える。それに対して没落している都市や企業、人は活気がなく寂れた雰囲気を出している。

 常識で考えて、向上心のある市長なら、都市を没落させることになる非常識な行事はやらないものだ。例えば、ギネス水饅頭の共食い大会、100執念で、100個の行事を無理やり捏造して市民税を浪費する市制100周年記念行事、大垣の衰退の原因となっている元気ハツラツ市行事の暴走遂行である。身分不相応の豪華な新市庁舎の建設である。そして市民税を使った行事の使途用途が、会計報告マル秘扱いとなる条令を定めるなんて狂気の沙汰である。

 自分が東大を出て頭がいいと己惚れて、回りがバカに見えるから、トヨタのように実直で執拗な反省をするはずがなく、改善などするわけがない。だから経営の基本のPDCAさえ回せない。経営者失格である。小川敏に支配された大垣市が没落して当然である。

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日産・ゴーンの失敗

 日産の場合も同じである。フランスのエリート校を出たゴーンは、日本人を馬鹿にして、自分のやる改革案が最高だと思い実行した。ゴーンが実施した「コストカッター」は、単なる資産の切り売りであった。余分な資産を売れば現金が入り、足手まといな系列を切れば業績が、回復して当然である。

 トヨタでは、業績の悪い系列会社を切るのではなく、トヨタ生産管理部がその会社に乗り来んでトヨタ生産方式の改善の指導をして、儲かる企業に変身させる。トヨタと系列会社は一心同体なのだ。ゴーンは、安易な目先の改革案に溺れて、日産を洗脳教育した。ゴーンは日産の教祖になった。だから誰もゴーンに何も言えなかった。だから頭いいと己惚れていたゴーンは実直な改善など見向きもしなかった。彼はトヨタの改善活動を、東京から遠いド田舎の豊田市の貧乏根性がなせる業だと思っていたのだろう。小川敏はゴーンと同じ轍を歩んでいる。

 

2019-12-17 久志能幾研究所通信 1427  小田泰仙

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2019年12月17日 (火)

四時の序、功を成したものは去る

 これは『十八史略』にある言葉で、「四時」とは春夏秋冬の事である。春は春の役割を果たし、夏につなげていく。夏も秋も冬も同じである。各時がその役割を全力で果して、次の季節につなげていく。

 人間も同じである。今の時代を、今求められる役割を果して、次の世代につなげていく。そして彼岸に去っていく。今まで、人間が生きてきた自然の摂理である。人間だけでなく自然界の摂理である。

 前の世代の人たちの頑張りがあったから、今の日本がある。我々はそれを次世代につなげていく責務がある。今を生きる我々は、前の世代から受け継いだ資源を最大に活用して、次の世代につなげないといけない。

 

なぜそんなに頑張るのか?

 故河村義子先生が、大垣の音楽活動の普及で皆さんのために異常に頑張っているので、「どうしてそんなに頑張っておられるのですか?」と問うたら、「つなげたいから」がその返事であった。後から考えると、自己の死期を悟って、全力で今の活動をつなげたいとの河村義子先生の想いの叫びであった。

 私は義子先生と自分の活動を比較して、自分は何を受け継ぎ、何を後世に伝えるか、真剣に考えている。

 

小川敏の役割

 小川敏は、大垣の行政の歴史で何を受け継ぎ、何を伝えるのか。大垣の歴史を破壊し、経済を破壊して、教育を破壊して、長期政権という虚名だけを残したのではないか。小川敏は、大垣を没落させた罪人である。この時代のやるべき役割を放棄した罪人である。

 

小川敏は悪人

 小川敏は悪人である。仏教の経典での教えは、「悪人」とは悪いことをした人のことではない。人のためにやるべきことをやらなかった人間の事である。責任者として、その世代にやるべきことをやらなかった人間である。

 

2019-12-16 久志能幾研究所通信 1426  小田泰仙

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2019年12月16日 (月)

狂った日本外交、狂った大垣行政

 毎日、家の周りを刃物を持ったゴロツキが来て、家の中を覗き、隙あらば盗もうと、うろうろしている。その都度、住民は怖ろしくなり町内自衛団に連絡して家を守ってもらっている。そのように例えられる事件が、中国軍による尖閣諸島、沖縄への領空、領海侵犯である。

 航空自衛隊F15イーグル戦闘機がスクランブル発進をすると、ジェット燃料代だけで、一回一千万円である。昨年は領空侵犯に対して、過去最高で999回のスクランブル発進があった。約100億円の税金が無駄に消えた。

 今年の中国公船の尖閣列島接続水域への航行は1,000隻超え、領海侵入は114隻である(日本経済新聞 2019年12月13日)。その度、海上自衛隊艦が投入される。船舶のガソリン代と自衛官の人件費を投じて自衛活動をしている。一体いくらの税金が消えているのだ?

 

何故国賓に?

 なぜそんな行為を繰り返す中国の親分を国賓として招かねばならないのか。それも税金である。何故、日本国の安全を脅かす国を優遇するのか。安倍首相は外交的に狂っている。その国賓にするように働きかけをしたのは経産省である。経産省は中国に媚びを売って、国を売っている。売国奴である。裏で利権が動いているようだ。

 増税すれば景気が悪くなるのが自明なのに、増税する財務省の役人は狂っている。過去3回の増税時、全て景気が悪化して、税収が減っている。それが分かって増税だから、よほど役人には美味しい利権があるのだろう。これも役人の天下り先の利権が絡んでいるようだ。これでは日本の経済は復活しない。

 

洗脳教育

 この国家の危機存亡の時、中国に裏で通じている野党は、話題を逸らすため「サクラを見る会」の追及で忙しい。野党(中国)は、日本の国会で憲法改正や中国問題のまともな議論をしてもらっては困るのだ。「サクラを見る会」で一人当たり5千円程の社交界の行事で、今のように大騒ぎする話しではない。それよりも国家として、もって議論すべき、報道すべき大事なことがある。マスコミも中国寄りが大多数で、中国のためにフェイクニュースを流すのに忙しい。我々は何が正しいか、自分で考えねばならぬ。そうしないと国が亡ぶ。

 無能で利権に飢えた官僚の経済政策で、失われた20年が過ぎた。我々は真の政治家を選んでいなかったのだ。

 

戦前の洗脳教育

 戦前は、国民が朝日新聞等に洗脳されて、「満州こそ新天地だ、日本の生命線だ」と唆されて、中国との泥沼の戦争に巻き込まれてしまった。挙句に太平洋戦争にまで追いやられてしまった。我々はその轍を二度と踏んではならぬ。

 現在でも、日本のマスコミは、中国のチベット、ウイグル族の虐待問題をほとんど報道しない。米国では盛んに報道されていることを、日本のマスコミが報道しないのは、フェイクニュースと同じである。それから目を逸らすため、紙面や番組を「サクラを見る会」の報道で埋めている。詐欺まがいの報道である。

 

小川敏の狂った行政

・元気ハツラツ市行事

 元気ハツラツ市で、大垣市外の業者を出店者として招けば、その分の大垣駅前商店街の売り上げは減る。市外の業者だけは儲かる。大垣駅前を「元気ハツラツ市」で全面通行止めにすれば、駅前通りの路地に車が入れられないので、地元の商店には営業妨害である。大垣経済に打撃があるのが明白なのに、市長の小川敏は、売名行為として元気ハツラツ市の開催を10年近くも止めない。

 元気ハツラツ市が開催されれば、小川敏は当日、その他市出店者に挨拶回りを欠かさない。しかし地元の店には顔など決して出さないし、故意に避けているようだ。小川敏は、地元の商店街の営業妨害をして、大きな顔をしている。小川敏はどこの市長なのか。その結果、この10年間も元気ハツラツ市を開催し続けて、結果として大垣駅前商店街の80%の店がシャッターを下ろした。大垣の地価は小川敏が市長になって、下落を続け51%も暴落した。その間、一度も上昇しなかった。他市はリニア景気で上昇しているのだ。小川敏は大垣市の疫病神である。市民は大損害である。

 今まで元気ハツラツ市の事業に市民税を1億円近く投入してこの有様である。その会計報告さえない。不正が疑われても仕方あるまい。

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 他市からの出店への挨拶回りで忙しい小川敏。地元のお店は無視である。

 2018‎年‎8‎月‎5‎日、‏‎10:43:

 

・大垣市中心市街地活性化計画

 2年前に立ち上げた「大垣市中心市街地活性化計画」は大失敗であった。この計画を実施したら、更に中心市街地が寂れてしまった。小川敏は、大垣市民税を使って、他市の業者に便宜を図っている。まるで中国のドンを国賓に招くと同じ行為である。

 

市長の仕事

 市長として一番大事な仕事は、大垣市民にとって何が問題かを見極め、それを明確化することなのだ。問題点が明確になれば、解決は有能な部下に任せればよい。市長がしゃしゃり出て解決することは不要である。しかし小川敏は無能なので、その問題点が見えず、自らしゃしゃり出て、誤魔化しの対処策だけですませているから、大垣は衰退した。小川敏には問題点の真因を探す能力がないのだ。またそれにかこつけて人気取りだけのイベントに終始している。ギネス水饅頭を食べて痴呆的な行政を演じている。50年前の知識では、現代行政は対応できない。小川敏は智慧がないのだ。

 小川敏が18年かけても実現できなかった大垣の再生は、あといくら頑張っても絶対に実現しない。小川敏は大垣を18年間かけて衰退させたのだ。地価はその都市の経済実力である。それが半値に暴落した。その間の功績は、大垣市役所職員の給与を、岐阜市を上回り県下一の高さにしたこと。しかしその働きは最低である。その財源を子供たちへの教育費を県下最低レベルに下げて確保したことである。大垣の文化芸術レベルも暴落した。だから大垣は衰退した。大垣史に残る罪である。

 

2019-12-15 久志能幾研究所通信 1425  小田泰仙

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2019年12月14日 (土)

講演会品質とカメラマン人格

 2019年12月10日、プレジデント社開催のネッツトヨタ南国の横田英毅相談役の経営塾に参加した。そこでの問題は、その経営塾の講義の間、専属のカメラマンがビデオと写真を撮影して、一眼レフCANON 5DⅣのシャッター音がうるさかったことである。ミラーレスカメラが出現する前までは、一眼レフのカシャカシャというシャッター音は仕方がないと諦めていた。

 講演会や経営塾の講義内容を商品として売るなら、一眼レフカメラのシャッター音のない静寂な講演会にして欲しい。講師の話に没頭したいのだ。

 

無音カメラを愛用

 私は2年前から、演奏会用にミラーレスカメラSony α9の無音カメラを愛用して、演奏会では周りに迷惑をかけないように無音で撮影している。場所も演奏会ホールの一番後ろで、望遠レンズを使って撮影である。また演奏中はその席から動かない。動けば音楽演奏に集中している聴衆に迷惑である。

 それと比較して、雑誌社主催の講演会での一眼レフのシャッター音が気になった。雑誌社のカメラマンが、まるでそのシャッター音に無神経なのだ。主催者も無神経である。カメラマンは講演内容など気にしていないのだろう。それでは撮影する画像の品質も悪かろと推察してしまう。

 そのカメラマンは、70~200mm望遠レンズを装備して撮影しているのだから、講師の遠くから撮影すれば良い。それを聴衆の前に出てきて撮影するので、目障りで不愉快である。カメラマンの音と動きが暴力である。「講演会」という商品を破壊している。

 

他社の例

 これは致知出版社の講演会でも同じである。素人と思われるカメラマン(女性社員や若手一般社員)が真剣に聞いている聴衆の前にきて、一眼レフのデカいシャッター音をマシンガンのように平気で立てて撮影している。数多くシャッターを切れば、その分、仕事をしているように思うのか、撮影する写真枚数も多すぎる。雑誌に掲載される公演中の写真は1、2枚のみである。要はド素人の撮影者なのだ。この件は、致知出版社の主催者の幹部に苦言しても、少しも改善されない。カメラマンが変われば、元の木阿弥であった。

 問題は、カメラマンの横で話を聞いている聴衆にとって耳障りであること。後でその出版社から発売された講演CDを聞くと、そのパシャパシャというシャッター音が録音されている。それを聞くたびにその講演のか所でシャッター音の雑音を聞かされることだ。一度気になると、その録音の話の途中で、ますます気になる。

 

大垣市の例

 11月9日に大垣市で開催された歴史講座「明智光秀の生誕地」でも、大垣市役所の専属カメラマンが静かな講演会会場で一眼レフの大きなシャッター音を立てて撮影していた。それが私の真横でパシャパシャなので、余計に気になった。それで大垣市の文化レベルが分かってしまう。大垣市は文化には金をケチるのだ。大垣市は、痴呆的行事には億単位の金を散財するが、文化への設備投資にはビタ一文出さない。

P1130367s 大垣市歴史講座「明智光秀の生誕地」 2019年11月9日

 

 つい最近、河村義子先生の演奏会で、中日新聞社のカメラマンが私の横で一眼レフの大きな音を立てて撮影していた。私は無音のミラーレスカメラであった。それで中日新聞社の文化レベルが露見してしまった。

 テレビ報道でも、記者会見の撮影現場では、一眼レフのシャッター音がすさまじい。それが当たり前と思うことが異常である。世は無音シャッターのカメラが主流になりつつある。講演会主催者は世の技術の動向を見て欲しい。

 

全員が経営者

 自分はカメラマンで撮影するだけ、自分は講演会を運営するだけ、自分は客を集めるだけと、全体の講演会を「経営する」という視点が主催者にないから、品質の悪い商品(講演会・経営塾)が出来上がる。それは部分最適の経営をしているのだ。講師は満点、カメラマンも満点、司会者も満点、客集めも満点。しかし全体評価はイマイチとなる。だから客に感動を与える商品を提供できないのだ。それでは他社の猿真似の商品になってしまう。日本の経営が行き詰まってているのは、経営者が部分最適を追い求めすぎ、顧客のことと全体最適を考えていないからだ。結果として部分最適に特化した欧米に負ける経営となっている。欧米の価値観は金儲け至上主義、部分最適主義である。

  

ネッツトヨタ南国の経営

 ネッツトヨタ南国では、全員が経営者の意識で、お客様が何を望んでいるかを、社員全員に考えさせて客に感動を売る経営をしている。私はその経営に興味があり、今回、横田さんの講演会を知り、東京に聴きに行った。

 

2019-12-14 久志能幾研究所通信 1424  小田泰仙

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2019年12月12日 (木)

危機管理 人生道を走る乗り物

 長年乗る車を選定するなら、自分の命を守る車でありたい。フロント部の短い一リットルカーや軽自動車では、トラックに追突した場合、トラックの荷台の下に潜り込んでしまう形になる。それでは事故になったら人生が終ってしまう。

 いくら安全装置が完備しても、ベンツと軽自動車や小型車とが正面衝突をすれば、小さな車の被害が大きくなるのは誰が考えても自明である。

 だから安全上は、車のエンジン部が長い2000ccクラス以上のセダンが望ましい。それが衝突事故を起こした場合、自分を守る緩衝機能を果たしてくれる。

 

死の席

 車に乗せてもらうにも、後部座席の右側(運転席の後)が安全で望ましい。右側が難しければ後部の左席である。助手席は、米国ではデスシート(死の席)と言われ、事故時に一番死亡率が高い席である。だから私はお客さんを乗せる場合は、助手席には座らせないようにしている。それが気配りである。

 

人生道を走る車で自己防衛

 自分が人生道を走る場合、その乗り物のフロント部に防御壁を装備して走るべし。それが危機管理である。必要なら上司に必要悪の付け届けをしよう。それが企業の戦場で最前線に飛ばされないための自己防衛壁である。

 私の職場の1年後輩のD君は、上司に逆らったので、技術職なのに欧州の営業部に飛ばされて、その不慣れな環境と心労から病気になり50代半ばでこの世を去った。上司の好き嫌いで「死の助手席」に座らされたのだ。会社の人事は、極論すれば、好き嫌いである。それなら自己防衛すべきである。

 私の両親は、私のために上司に盆暮れの付け届けは欠かさなかった。お陰で私は出世はしなかったが、危険な部署に飛ばされることは避けることが出来た。両親に感謝である。無事これ名馬である。

 自分を運んでくれる体の保守こそが危機管理である。狂った運転をせず、狂ったガソリン(食事)を入れずに走りたい。正しい運転で、ご先祖から頂いた命を大事に運びたい。

 

2019-12-12 久志能幾研究所通信 1423  小田泰仙

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2019年12月11日 (水)

食べるものがない

 急に小腹がすいて、何か無性に食べたいと近くのコンビニに足を向けた。ところが買うものがないのだ。菓子パンを手に取り、裏を見ると、フランスパンもクロワッサンもワッフルも小粋なパンも総て「ショートニング、マーガリン、植物油」が入ったものばかりであった。プリンでもと手に取っても、植物油が入っていて諦めた。私は、植物油の入った食品はドクターストップで食べない。それに私はショートニング、マーガリンの入った食品は、絶対に食べない。

 アラレか煎餅でもと探しても、価格が100円の商品しかなく、価格的に信用が置けなく、日本製ではないようで、何か恐ろしくなり手が出せなかった。本来、アラレや煎餅は油を使って焼くので、原則的に、私はドクターストップで食べない。小腹がすいて、あえて毒でも食らえと思ったが、100円という値段を見て諦めた。安いものにはワケがある。

 ナッツ類も食べたいが、これはドクターストップで私は食べない。食べたいのだが、我慢が辛い。ナッツ類は脂分が多いので禁止である。

 コンビニのおにぎりも、コンビニ弁当も、添加物・防腐剤が怖しくて、買う気になれず、諦めた。

 結局、昔ながらの和菓子のお饅頭を買ってすませた。和菓子も砂糖の塊で毒であるが、たまになら、添加物も少なく、その毒の影響は少ないと判断した。

 

日本人の良心の劣化

 毎日、こんなものを食べていたら病気にもなるなと、コンビニの商品棚をみて納得した。日本人の2人に一人が癌になる時代である。コンビニに並んでいる食品も見ると、それが納得される。日本の食品企業は、金儲け至上主義で、健康に悪い要素を入れて平気で販売している。それで、良心の呵責を感じないようだ。日本人に癌が増えたのは、企業人の倫理観、道徳観の劣化も大きな原因だと思う。消費者の健康を害することなど無頓着で、金儲けをしたい企業人が増えたのだ。

企業の問題対処

 企業は金儲けの為なら、添加物も油もショートニングもマーガリンも平気で入れて販売する。売上、利益至上主義のためである。何時から日本人はこんなに浅ましい人種になったのか。そんな金儲けをして、働き甲斐、やりがいが生まれるのだろうか。仕事をする以上、世のためになる仕事をしたいもの。人の健康を害させてまでして金儲けをするなら、ベニスの商人のシャーロックである。日本人の道徳教育が間違ってきた証しである。

 

企業や組織の長は何のために存在するか

 安倍首相も小川敏大垣市長も、国民、市民のことなど知ったことではない政治をしている。政治家として倫理観が劣化している。消費税を上げれば、国民の経済が打撃を与えることが自明なのに、それを実行する愚さがある。大垣市民を苦しめる政策をするしかない小川敏である。

 

自己防衛

 国を亡ぼすのは国外の敵ではなく、身内の敵なのだ。コンビニに行って、その食品メーカの名をしっかり刻んで覚えておくことだ。消費税を上げた首相の名を刻むことだ。利己のために金遣いの荒い小川敏の名を刻むことだ。私はその食品メーカの製品は買わないようにしている。選挙で次回は投票しないことにしている。

 

2019-12-11 久志能幾研究所通信 1422  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

 

乞食と大垣市長は3日やれば、やめられない

 いくら小川敏が無能で無為無策でも、市長を20年間も勤めれば、5.5億円の報酬(報酬3億円+退職金2.5億円)が与えられる。大垣市長を長年やっても、その成果も問われず、大垣が没落しても、その責任も問われず、市長の座に居座れるので、辞める気になるわけがない。だから乞食と大垣市長は3日やれば、やめられない

 小川敏が無能政治で大垣を没落させて、市民の不動産財産を半減させても、市長職の報酬5.5億円である。それが許されるなら、此の世は末世である。

 50年前の学校のテストの成績がよかっただけで、東大に行った。しかし、状況証拠から、東大を卒業後、伊藤忠商事に入ったが、そこでは使い物にならず、会社を辞めざるを得なかったと推定せざるを得ない。それはこの18年間の市長としての言動と実績を見れば容易に推定できる。

 

市長就任の偶然

 それが前市長小倉満氏の急死という偶然の産物と、東大卒だからと大垣市長に選出された。しかし、その後の市長歴18年間の実績がこの低落である。伊藤忠商事を辞めたのにはワケがあった。日本の学校のテスト点数だけでその後の人生を評価するという価値観を変えないと、大垣市の没落が、日本の没落になってしまう。

 既に日本の成果だけを求める経済政策が、壁にぶち当たっている。この20年間の失われたデフレ時代である。日本の学生の学力は低下の一途である。科学技術は衰退の一途である。労働観、道徳、倫理観が下落の一途である。経済は停滞したままである。従来の日本の価値観を変えないと、日本の滅亡である。

 

大失敗の「大垣中心市街地活性化計画」

 寂れた駅前商店街を活性化させるため、この計画を実施しても衰退は止まらず、この2年間だけでも百貨店ヤナゲンは閉店するは、全体の20%の店がシャッターを下ろすはと、活性化計画は大失敗である。それに対して大垣市はその失敗に完黙である。小川敏にはPDCAという概念はないのだ。それでも市長職を続ける。これでは大垣市の没落も必然である。

 

大垣駅前商店街を衰退させた

 小川敏の無為無策の経済音痴の政策で、年率1%で大垣経済を衰退させ、大垣駅前商店街の8割はシャッターを下ろしてしまって、幽霊通りになっている。大垣市の商業に従事していた8000人が泣きて大垣市を去った。大垣駅前には、マンション、予備校が立ち並んでいる。駅前にマンションや予備校が立ち並ぶとは、その都市の没落の始まりの事象なのだ。

 大垣市の平均地価は、小川敏が市長になって18年間、連続で下落の一途であり、一度も上昇しなかった。こんな市はない。

 

新市庁舎建設の愚

 市長の座に居座れば、豪華な市庁舎を市民税で建てて、立派な市長室でふんぞり返らる特権がある。庶民は寂れた商店街の維持に四苦八苦である。だから大垣市の市民税は刈谷市等より10万円程も高い。それは小川敏に大垣市を発達させる智慧がなかったためである。小川敏には50年前の知識しかない。

 その大垣新市庁舎は、東京オリンピックで資材が高騰しているときに建てた。時期を少しずらせば125億円の建設費が数億円安くなったのに。小川敏は、どうせ市民の金だと思ってやりたい放題である。大垣新市庁舎は、岐阜市新市庁舎よりも5割も豪華である。

 その市庁舎建設を、小川敏は「大垣市中心市街地活性化」の目玉として位置付けた。それは正気の沙汰ではない。新市庁舎を観光地として人が集まるわけがない。それを平然と計画書に謳うのが異常である。

 

市制100周年記念行事

 大垣私製100執念記念行事で、3億5千万円を痴呆的行事に散財した。マル秘条令を作って、使途用途を公開しない。汚職の疑いがあっても追求できない。それが東大法学部を出た人間のやることである。

 この行事を実行した翌年も、大垣市の地価は下落である。3億5千万円が無駄金であったことが、公示価格で証明された。

 

市役所職員の給与は県下一

 大垣市役所の給与は県下一の高さである。岐阜市よりも高い。大垣市民の平均給与の2倍である。しかし大垣市職員の働きの程度は半分である。その財源を児童生徒たちの教育費を減らし、自分達に転用してしまった。だから大垣市の児童生徒の一人当たりの教育費は県下最低レベルである。小川敏は、大垣の未来も、子供の未来も食い物にした。

 その結果、大垣の小学校のエアコン設備率は、2.1%で県下最低である。岐阜県下の他市はエアコン設備率が100%である都市が大部分である。その穴埋めを、国に泣きついて補助金を貰う有様である。恥知らずである。

 

市長職への執着

 小川敏は、姑息な市長権限で、事前選挙活動を展開して、選挙が広報されたときは、大垣財界の賛同を取り付け、対立候補が出れないようにしてしまった。それで連続3期も市長選無投票に持ち込んでしまった。小川敏は、民意を問う投票の権利を奪ったのだ。

 小川敏は、20年弱の5期も市長職に居座るから、市の職員はヒラメ状態になっている。市の職員も家族もあり家庭がある。市長に逆らうわけにはいかない。20年近くも同じ市長が君臨すれば、人事が停滞する。腐敗するのは常識である。それで職員の人事が澱んでいる。

 

小川敏の価値観は何か

 今、日本の社会で求められる価値観は何か。小川敏は成果だけを求めて、プロセスは無視する政治である。小川敏は、数値だけを追い、人の心を虚しくする政治しかできない。それでいて、その数値も成果も達成できないので、無能である。小川敏は、50年前の成績だけで評価される日本教育界が生んだバケモンである。日本の教育を見直さねがならぬ。小川敏は、知識があって東大を出ても、智慧がない人間が政治をすると、大垣市が没落するという事例を示した。小川敏は悪い事例を提供した貢献者である。

 

小川敏が示した価値観

 学校の成績がよければよい。

  智慧がなくても良いという価値観。それで大垣は没落した。

 大垣の人口が増えればよい

  駅前にマンション建設。将来は貧民窟になる要素である。

  稼がない住民が増えて、市には負担ばかり増える。

 大垣市が大きくなればよいと市町村合併を推進

  過疎地を合併して、平均人口密度が半分になった。

  それで市民の税負担が増えた。

 市役所職員の給与が高ければよいと給与をあげた。

  金目当てで市の職員を目指す人間が増え、住民サービスが低落した。

 市の行事は派手なほうがよい。

  カネばかりかかる行事が氾濫して、税金の無駄遣いが増えた。

  会計報告はマル秘扱いになり、汚職が疑われる事業が増えた。

 子育て日本一を目指す掛け声だけが映えればよい。

  実質の子育ては、県下一の最低レベルになっている。

  小川敏は、口先だけの魔術師である。

 新市庁舎が大きければよい。

  岐阜市新市庁舎よりも5割も豪華な市庁舎を建てている。

 市長職の期限が長い方がよい。

  5期20年間の長期政権は腐敗の元である。

 私製100執念記念行事は多ければよい。

  金を多く使いたい。会計報告がないから、汚職が疑われる。

 市長はできるだけ行事に顔をだして、売名行為をしたほうがよい。

  それが次の選挙の事前活動になる。

  小川敏は、決まり切った挨拶をするだけだから、誰が挨拶をしても同じ。

 

 こんな価値観が蔓延すれば、大垣市だけでなく、日本が亡ぶ。小川敏は日本の衰退の象徴なのだ。日本の教育が生んだバケモノである。今、日本の未来が危ないのだ。

 

2019-12-10 久志能幾研究所通信 1421  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2019年12月 9日 (月)

左党・右党「茹で蛙」症候群

 あるレストランの駐車場で、左にハンドルを切ったまま駐車していた車が目に止まった。私は車が可哀そうだなと感じた。つまり操舵を切ったまま止めておくと、機械の操舵部に応力がかかったままになるので、メカ的な負荷がかかりっぱなしになる。だから機械が可哀そうと感じたのだ。長い間では、ガタが生じるだろう。これは現実的には問題になる事はないが、気配りの問題で、一事が万事の問題である。車を大事に乗ろうとすると、そんな気配りが出てくる。そういう気配りをしないから車の寿命が短くなる。私の車は車歴20年で現役である。私が車を止める場合は、ハンドルを真っすぐにして止める。

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テストドライバーの車への気配り

 私が会社で試験車運転資格(テストドライバー資格)を取る訓練をしていた時、サイドブレーキ(当時は座席横のレバーをカチカチと引いていた)をかける時、「カチカチと音を立てないようにレバーボタンを押して引け」と教官から指導された。カチカチという音を立てると、ラチェットがその分、摩耗するので、それを防ぐための配慮である。車と自分は一体なのだ。車をいたわれば、腕も上がる。テストドライバーにとって、車は一心同体の相棒なのだ。

 

政治は国民と一心同体

 現在日本の政治情勢は、サヨクが傍若無人の振る舞いで国会をかく乱させている。まるで政治が左に切られたままになっているようだ。サヨクのマスコミも跋扈している。左への応力が長年積み重なり、疲労破壊寸前となって暴走しているような趣である。日本を取り巻く世界の政治情勢は緊迫しているのに、安陪さんの「桜を見る会」の宴を重箱の隅を突っついて大騒ぎをしている。もっと大きな問題である尖閣諸島の連日の領海侵犯、沖縄が奪われる危機、中国で邦人のスパイ容疑拘束等の議論から目を逸らせるがごとくの陰謀のようである。日本の国家存亡の危機が迫っているのに、呑気なものである。議員として亡国の輩である。

 ウイグル族が100万人も虐殺されようとしているさ中、花見の宴の問題で、下らない論争で国会が野党の横暴でマヒしている。それを問題視してウイグル法案を通した米国議会と大違いである。そういう下品な野党議員を選んだ国民にも責任がある。現状は国民のレベルがそれを表している。まず自省が必用だ。

 毎日少しずつ左への思想に染まると、左党「茹で蛙」が出来上がる。それは国の癌死である。だから若者の支持政党で、共産党へは低い投票率だが、60以上の元学生運動共感者世代は、いまだ共産党への投票率が高い。政治と我々の生活は一心同体である。まず身を慎まなければ、国も政治もよくならない。

 

食生活は癌予防と一心同体

 毎日の左党のたしなみが癌を招く。英国の学会の研究では、酒は少量でも発がん性があるのだ。毎日、左に舵を切られて晩酌で肝臓が傷めつけられれば、肝臓君だって、我慢の限度がある。それが癌の発生である。

 毎日が右党で、甘いものばかり食べていると、癌になる。癌は糖分の甘いモノが好物なのだ。癌になったら糖分の制限をするのが食事療法である。

 私は甘党であるが、癌になってから、お饅頭を食べるのを制限している。いくら美味しくても命には代えられない。私には死ぬまでにやることがあるのだ。

 戦後の食生活の激変で、この40年間で癌は3倍に増えた。乳がん死亡者はこの30年間で3倍に増えた。左党、右党の偏った嗜好が原因である。食品業界が、国民の健康無視、利益最優先で酒、スィーツ、飽食を売りまくったためである。

 少しずつ、癌の好物の環境に染まってガン「茹で蛙」になっていく。それが日本人の今の姿である。だから日本人の2人に一人が癌なるのだ。自己防衛しかない。

 

2019-12-09 久志能幾研究所通信 1420  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2019年12月 8日 (日)

体重を25kg削減させた刃

 身辺整理で家中の書類を整理していたら、2009年10月29日の人間ドックのデータが目に留まった。そのデータを見て考えてしまった。

 飽食は病気の元なのだ。世の中は「食べろ、食べろ」と誘惑の大合唱である。消費者に腹いっぱい食べさせたいと思う食品業界の企業戦士達は、金儲けが目的で、人の健康など知ったことではない。その食の誘惑に負けた人間が病気になる。「止められない♪ 止まらない♪ 河童妖怪♪」は、病気へのお誘いの歌である。食べ過ぎた後は、胃腸薬の宣伝CMの大合唱である。日本の食品業界は何かおかしい。

 

人間ドックの変化

    2009年10月29日    2019年12月8日

体重    75.4 kg         50.40 kg

腹囲    96 cm          75 cm

体脂肪率  25.8           9.3

 

 2009年10月の人間ドックの後、私に大腸ポリープが発見され、その摘出手術をした。大腸がんになる恐怖心から、2010年1月からダイエットに取り組み7か月で14キロの減量に成功した。

 それから9年後の2019年2月に癌が見つかり手術をした。結果として半年で17キロほど痩せたが、2009年から見ると、体重25キロ減、腹囲21㎝減、体脂肪率16.5減である。

Dsc08070s    2019‎年‎11‎月‎2‎日

 人から見ると羨ましいかもしれないが、体力も同時に無くなり、体が思うように動かず辛い。知人の話しでは、体力が回復するのに1年間は要するという。これも試練である。

 

一食は医者のため

 ドイツには古くから次の諺がある「1日3食のうち2食は自分のため、1食は医者のため。」

 体重が75キロから25キロも減ったので、1/3が減った。つまり1食分の体重が減ったわけだ。ドイツの諺通りである。

 政府や医学界が「健康の為、3食キチンと食べろ」とうるさく言うのは、「しっかり食べて、しっかりと病気になって、しっかりと稼がせて欲しい」という本音が裏にある。余分に食べるから、体の飢餓防衛機能で、その脂肪が体に必要以上に蓄えられるから病気になる。要は、今までが食べ過ぎなのだ。

 今回の私の大病は、仏様からの戒めなのだ。若い時は、病気には体力でカバーができたが、加齢で病気への抵抗力が減少した時、発病するようだ。その時の対応で生死がわかれる。幸いにして、仏様と河村義子先生からの霊界メッセージに命を助けてもらった。その助けて頂いた命を大事にしていきたい。

 

医者の食べる分

 国の予算で税収60兆円、医療費40兆円という現実を、自分の年収と今回の医療費の支払いを比較すると、まんざらかけ離れた比率でないことを発見した。いかに今まで、医者のために食べていたかを実感した。食べ過ぎるから病気になる。食べ足りないくらいが丁度いいのだ。食を我慢する意思は難しいが、己を生んでくれた両親への感謝の念を起こし、己の使命を考えれば、出来ることである。

 

健康管理

 お金を稼ぐつもりで、健康管理をすれば、無駄な医療費が無くなる。健康であることが、最大の稼ぎである。健康でなければ、お金も貯まらない。人のため、世のためにも貢献できない。自分の使命が達成できない。死んでもいいから(?)、健康であるべきだ。だから私は死ぬ気で(?)、健康管理に取り組んでいる。

 己は何のために生きているのか。単に食べるために生きているのではないことを今回に病気で思い知った。

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馬場恵峰書

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馬場恵峰書「佐藤一斎「言志四録」五十一選訓集」(久志能幾研究所刊)より

2019-12-08 久志能幾研究所通信 1419  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。