毎日0.1%の改善で3倍の成長、9倍の差
毎日、小さくても執拗な反省をして継続的な改善(成長)をすれば1年で1.4倍となる。3年間で3倍の成長が出来る。
365日のべき乗 1.001^365 = 1.44 (複利計算)
3年間のべき乗 1.001^(365*3) = 2.99
10年間のべき乗 1.001^(365*10) = 38
毎日、自分の行動や考え方を見直して、無駄な行動や考えを0.1%だけでよいので改善して、その改善を3年間継続すると、能力は3倍になり、何もやらない場合より10倍の差となる。
毎日、怠けて過ごすと3年間で、資源(能力、病気抵抗力、財産)が3分の一に退化する。それは認知症になること。
日本人65歳以上の15%が認知症である。75歳以上は25%が認知症である。認知症にならなければ、日本人の半分は癌になる。毎日、不健康な生活になるように改悪し続けると、癌になる要素が少しづつ(0.1%)蓄えられて、定年後に許容値を超えて癌になるのだ。
この世では、最高の事しか起こらない。癌や認知症になる要素を長年蓄える改善(改悪)を積み重ねるから、最高の結果として病気になる。毎日の積み重ねの賜物(?)である。
トヨタの成功
トヨタは日々、執拗な反省と継続的な改善を積み重ねて、世界一の自動車メーカになった。ある日突然に日本一になったのではない。トヨタ生産方式を泥縄式に導入しても、他社は容易に追いつけない。企業文化の勝利である。
日産はトップの社内派閥争いに暮れて、改善が疎かになった。ゴーンが来て、倒産することは免れた。しかしその間に、内緒で骨までしゃぶられた。
トヨタの30年前の売上は8兆円、現在は30兆円である。
日産の30年前の売上は5.8兆円(1993)、現在はやっと10.6兆円である。,
大垣市・小川敏の失敗
小川敏は大垣市で無為無策の無能行政を18年間も継続したので、毎年0.1%づつ大垣の公示地価が下がり続け、18年後に大垣の地価が49%の価値に暴落した。地価はその都市の市長の通信簿である。それは小川敏の無能さの証明である。今更、その挽回は不可能である。
成長している都市、企業、人は活気と智慧がその後ろ姿から垣間見える。それに対して没落している都市や企業、人は活気がなく寂れた雰囲気を出している。
常識で考えて、向上心のある市長なら、都市を没落させることになる非常識な行事はやらないものだ。例えば、ギネス水饅頭の共食い大会、100執念で、100個の行事を無理やり捏造して市民税を浪費する市制100周年記念行事、大垣の衰退の原因となっている元気ハツラツ市行事の暴走遂行である。身分不相応の豪華な新市庁舎の建設である。そして市民税を使った行事の使途用途が、会計報告マル秘扱いとなる条令を定めるなんて狂気の沙汰である。
自分が東大を出て頭がいいと己惚れて、回りがバカに見えるから、トヨタのように実直で執拗な反省をするはずがなく、改善などするわけがない。だから経営の基本のPDCAさえ回せない。経営者失格である。小川敏に支配された大垣市が没落して当然である。
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日産・ゴーンの失敗
日産の場合も同じである。フランスのエリート校を出たゴーンは、日本人を馬鹿にして、自分のやる改革案が最高だと思い実行した。ゴーンが実施した「コストカッター」は、単なる資産の切り売りであった。余分な資産を売れば現金が入り、足手まといな系列を切れば業績が、回復して当然である。
トヨタでは、業績の悪い系列会社を切るのではなく、トヨタ生産管理部がその会社に乗り来んでトヨタ生産方式の改善の指導をして、儲かる企業に変身させる。トヨタと系列会社は一心同体なのだ。ゴーンは、安易な目先の改革案に溺れて、日産を洗脳教育した。ゴーンは日産の教祖になった。だから誰もゴーンに何も言えなかった。だから頭いいと己惚れていたゴーンは実直な改善など見向きもしなかった。彼はトヨタの改善活動を、東京から遠いド田舎の豊田市の貧乏根性がなせる業だと思っていたのだろう。小川敏はゴーンと同じ轍を歩んでいる。
2019-12-17 久志能幾研究所通信 1427 小田泰仙
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