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2019年12月17日 (火)

四時の序、功を成したものは去る

 これは『十八史略』にある言葉で、「四時」とは春夏秋冬の事である。春は春の役割を果たし、夏につなげていく。夏も秋も冬も同じである。各時がその役割を全力で果して、次の季節につなげていく。

 人間も同じである。今の時代を、今求められる役割を果して、次の世代につなげていく。そして彼岸に去っていく。今まで、人間が生きてきた自然の摂理である。人間だけでなく自然界の摂理である。

 前の世代の人たちの頑張りがあったから、今の日本がある。我々はそれを次世代につなげていく責務がある。今を生きる我々は、前の世代から受け継いだ資源を最大に活用して、次の世代につなげないといけない。

 

なぜそんなに頑張るのか?

 故河村義子先生が、大垣の音楽活動の普及で皆さんのために異常に頑張っているので、「どうしてそんなに頑張っておられるのですか?」と問うたら、「つなげたいから」がその返事であった。後から考えると、自己の死期を悟って、全力で今の活動をつなげたいとの河村義子先生の想いの叫びであった。

 私は義子先生と自分の活動を比較して、自分は何を受け継ぎ、何を後世に伝えるか、真剣に考えている。

 

小川敏の役割

 小川敏は、大垣の行政の歴史で何を受け継ぎ、何を伝えるのか。大垣の歴史を破壊し、経済を破壊して、教育を破壊して、長期政権という虚名だけを残したのではないか。小川敏は、大垣を没落させた罪人である。この時代のやるべき役割を放棄した罪人である。

 

小川敏は悪人

 小川敏は悪人である。仏教の経典での教えは、「悪人」とは悪いことをした人のことではない。人のためにやるべきことをやらなかった人間の事である。責任者として、その世代にやるべきことをやらなかった人間である。

 

2019-12-16 久志能幾研究所通信 1426  小田泰仙

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