左党・右党「茹で蛙」症候群
あるレストランの駐車場で、左にハンドルを切ったまま駐車していた車が目に止まった。私は車が可哀そうだなと感じた。つまり操舵を切ったまま止めておくと、機械の操舵部に応力がかかったままになるので、メカ的な負荷がかかりっぱなしになる。だから機械が可哀そうと感じたのだ。長い間では、ガタが生じるだろう。これは現実的には問題になる事はないが、気配りの問題で、一事が万事の問題である。車を大事に乗ろうとすると、そんな気配りが出てくる。そういう気配りをしないから車の寿命が短くなる。私の車は車歴20年で現役である。私が車を止める場合は、ハンドルを真っすぐにして止める。
テストドライバーの車への気配り
私が会社で試験車運転資格(テストドライバー資格)を取る訓練をしていた時、サイドブレーキ(当時は座席横のレバーをカチカチと引いていた)をかける時、「カチカチと音を立てないようにレバーボタンを押して引け」と教官から指導された。カチカチという音を立てると、ラチェットがその分、摩耗するので、それを防ぐための配慮である。車と自分は一体なのだ。車をいたわれば、腕も上がる。テストドライバーにとって、車は一心同体の相棒なのだ。
政治は国民と一心同体
現在日本の政治情勢は、サヨクが傍若無人の振る舞いで国会をかく乱させている。まるで政治が左に切られたままになっているようだ。サヨクのマスコミも跋扈している。左への応力が長年積み重なり、疲労破壊寸前となって暴走しているような趣である。日本を取り巻く世界の政治情勢は緊迫しているのに、安陪さんの「桜を見る会」の宴を重箱の隅を突っついて大騒ぎをしている。もっと大きな問題である尖閣諸島の連日の領海侵犯、沖縄が奪われる危機、中国で邦人のスパイ容疑拘束等の議論から目を逸らせるがごとくの陰謀のようである。日本の国家存亡の危機が迫っているのに、呑気なものである。議員として亡国の輩である。
ウイグル族が100万人も虐殺されようとしているさ中、花見の宴の問題で、下らない論争で国会が野党の横暴でマヒしている。それを問題視してウイグル法案を通した米国議会と大違いである。そういう下品な野党議員を選んだ国民にも責任がある。現状は国民のレベルがそれを表している。まず自省が必用だ。
毎日少しずつ左への思想に染まると、左党「茹で蛙」が出来上がる。それは国の癌死である。だから若者の支持政党で、共産党へは低い投票率だが、60以上の元学生運動共感者世代は、いまだ共産党への投票率が高い。政治と我々の生活は一心同体である。まず身を慎まなければ、国も政治もよくならない。
食生活は癌予防と一心同体
毎日の左党のたしなみが癌を招く。英国の学会の研究では、酒は少量でも発がん性があるのだ。毎日、左に舵を切られて晩酌で肝臓が傷めつけられれば、肝臓君だって、我慢の限度がある。それが癌の発生である。
毎日が右党で、甘いものばかり食べていると、癌になる。癌は糖分の甘いモノが好物なのだ。癌になったら糖分の制限をするのが食事療法である。
私は甘党であるが、癌になってから、お饅頭を食べるのを制限している。いくら美味しくても命には代えられない。私には死ぬまでにやることがあるのだ。
戦後の食生活の激変で、この40年間で癌は3倍に増えた。乳がん死亡者はこの30年間で3倍に増えた。左党、右党の偏った嗜好が原因である。食品業界が、国民の健康無視、利益最優先で酒、スィーツ、飽食を売りまくったためである。
少しずつ、癌の好物の環境に染まってガン「茹で蛙」になっていく。それが日本人の今の姿である。だから日本人の2人に一人が癌なるのだ。自己防衛しかない。
2019-12-09 久志能幾研究所通信 1420 小田泰仙
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