2020年7月17日 (金)

「コロリ菌詐欺師」の手口はファストフード以上

 私は癌の再発が怖しく、命が惜しいので、ファストフードは食べない。その昔は、牛丼、ハンバーガー、ポテトチップス、ピザ等をよく食べていた。昨年、癌の手術をしてから、南雲吉則先生の指導を受けて、ファストフードは全く食べなくなった。

 

ファストフード

 ファストフードの多くは、安価と加工しやすさを求めるため、香辛料による味付けが強い。中でも化学調味料が使われていることが多い。化学調味料は「グルタミン酸ナトリウム」(アミノ酸をタップり含んだ調味料)である。これで簡単に“うま味”が出て、美味しい料理が作れるのです。

 しかし化学調味料には「興奮性」と「依存性」があり、グルタミン酸ナトリウムは、興奮剤の神経伝達物質です。脳細胞を刺激して「報酬系ホルモン」と呼ばれるドーパミンやエンドルフィンを分泌させる性質がある。

 だから、食べるたびに、「もっと食べたい、もっと食べたい」という気になる。「もっと気持ちよくなりたい」と興奮してくるのです。

 それが過ぎると、食べないと禁断症状が出るほどになる。まさに麻薬やアルコールと同じような依存症になるわけです。(p127)

    南雲吉則著『老けない人になるもう一つの習慣』

 

コロリ菌詐欺師の手口

 コロリ菌詐欺師は、苦労をせず安易に人を騙して金を稼ぐ。独特の味付けされた手口で、金を持った老人を引き寄せ、騙して金を奪う。その手口の中でも、親切に面倒を見て、老人の話しを親身に聞いてあげて信用させ、それで財産を奪う手口が、一番効果が高い。老人は寂しいのだ。

 化覚蝶魅料の「ズル堕眠産納得利有無」には、老人がコロリと騙される魔力がある。詐欺師は汗水垂らさず、ズルをして老人を催眠術にかける様に騙せるのだ。愛に飢えた寂しい老人には、その手口がたまらく嬉しく感じる。

 実の息子は仕事で忙しく、老いた親には、滅多に会いに来ない。嫁も次男の嫁なら、親の面倒は長男がみるものとして、親の面倒など見ない。

 詐欺師は24時間、金持ち老人の財産を奪うことを考えている。詐欺師は必死なのだ。詐欺師には生活がかかっているのだ。そんな詐欺師に、老人や実の息子が勝てるわけがない。

 オレオレ詐欺や豊田商事事件の被害者のように、老人は寂しく、騙されていることが分かっていても、詐欺師のような営業マンの話を聞いてしまうのだ。

 しかしその「化覚蝶魅料」には「興奮性」と「依存性」がある。老人は、嘘でもいいから、優しくしてもらいたいのだ。優しくされれば、興奮剤の神経伝達物質と同じ機能を果たす。それは脳細胞を刺激して「報酬系ホルモン」と呼ばれるドーパミンやエンドルフィンを分泌させる性質がある。

 だから、優しくされるたびに、「もっと優しくして欲しい、もっと話を聞いて欲しい」という気になる。「もっと気持ちよくなりたい」と興奮してくるのだ。

 それが過ぎると、優しく接せてくれる「詐欺師」に会わないと禁断症状が出るほどになる。まさに麻薬やアルコールと同じような依存症になる。詐欺師はそのツボを熟知している。だからいつまでたっても、オレオレ詐欺がなくならない。

 

コロリ詐欺師の罠に負けた痴人の愛

ん億円詐欺の実例

 私の知人の80代の叔母が、この種の詐欺に巻き込まれ、ん億円の財産を奪われる寸前であった。この老女は財産があるが、息子達が家に寄り付かず、寂しい思いをしていた。

 彼女がタクシーで病院に通うとき、たまたま乗り合わせた運転手が親切にしてくれたので、いろいろと話をして、相手を気の毒になったようだ。その運転手がアパート代の支払いにも困り、この老女に泣きついてその家に転がり込んだという。その男(48歳)は、老女に多大な財産があることを知ったので、それを奪う算段を24時間、考えて実行したようだ。

 要は、自分のタクシーの仕事はおっぽり出して、80代の老女の世話を始めたのだ。つきっきりで世話をされれば、自然と情が移る。それが1年間にもなると、彼女は実の息子のように思ってしまった。何処の世界に、48歳の働き盛りの男が、80代の老女の世話をするものか。介護の資格もなく、下の世話までせねばならないのに。下心がなければ、できるはずがない。

 この6月に彼女が緊急入院をして、手術でステンを入れられて、弱気になったようだ。それで彼女は知人に、「この子を養子にしたい。実の息子には財産をやりたくない。それで手続きで手助けして欲しい」と泣きついたという。

 知人はその叔母に恩が有るので、親身に相談に乗り、遺産相続の段取りを始めたが、その途中で、おかしいことに気が付き、事実関係を調査して、詐欺だと確信したという。

 この48歳の男は、彼女の住む家、土地、株券リスト、預金の全てを把握していた。その家屋敷を売却して、土地を分割して売り、残りの土地に小さな家を建てる見積書まで取っていた。その不動産屋との契約書が2020年7月11日にその男に送られていた。知人はそれを7月13日に病院で見せられて、腰を抜かした。

 翌日7月14日、知人が実の息子と会って、それを確認すると、彼は母の入院の件も知らないし、母の財産総額も知らないという。しかし48歳の男はその財産の全貌を知っていた。所有株券リストは、7月2日付けで証券会社から発行されていた。状況から判断して、どう考えても詐欺としか考えられない。

 その息子は弁護士か警察と相談するという。詐欺師に全てを奪われる前に、なんとか間に合ったようだ。

 

再発防止

 どんな場合でも、親は子供がかわいいのだ。それが息子から無視されると、最大の悲劇を生むのだ。愛の反対は憎悪でなく、無視である。憎むのは愛があるから憎むのだ。

 親子の絆を大事にしないから、こういう事件が絶えない。修身の教育がなくなり、親を大事にする躾がなくなってしまった。それが最大の原因だと思う。

 皆さんも老人がコロリと騙される「コロリ菌詐欺師」にご用心を! その事件が起こる真因は、子供が親を見捨てているのが原因である。子供が親に会いに行っていないのだ。親は寂しいのだ。それを詐欺師に付け込まれたのだ。

 

自分の存在

 自分がこの世に存在するために2人の親がいる。その2代前には4人の親がいる。3代前には16人である。10代前には1024人の親がいる。その一人が欠けても、自分はこの世に生を受けられなかったのだ。その親を大事にしないから、子供が親を殺す凄惨な事件まで起きるようになったのだ。

 10代前には1024名のご先祖がいて、私が生を受けた。だから私はご先祖をないがしろにはできない。知人の叔母と息子に、ご先祖の繋がりの知識があればこんな詐欺に巻き込まれることもなかったのに、と思う。

 

お墓建立の経緯

 私は2015年に自家のお墓を再建した。その前にご先祖を探していて、偶然お寺から過去帳が見つかり、それから私の10代前のご先祖が見つかった。1734年没のご先祖である。それで家系図を修正したが、それでも150名ほどのご先祖までしか探せなかった。そのご先祖の戒名が、「本浄院了廓道仙居士」である。私の雅号と戒名に同じ「仙」の字があり、因縁を感じた。私に雅号「泰仙」を授けて頂いた馬場恵峰先生は、このご先祖のことは知らない。不思議なご縁である。

 私は毎朝、仏壇に生を受けたご恩のお礼を述べている。己が生を受けるとはなんと有難いことか。己は10代さかのぼれば、1024人もいるご先祖達の代表として現代を生きているのだ。恥さらしなことはできない。浄土に還ったら、ご先祖に「只今還りました」と胸を張りたい。

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  自家の家系図    2015年作成

 

2020-07-17 久志能幾研究所通信 1668 小田泰仙

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銭湯レア 太陽浴びて ガン予防

 2020年7月16日、半年ぶりにセントレアに行き、展望台で思い切り太陽光を浴びて、ガン予防をしてきた。南雲吉則先生の指導で、ガン予防のためには、太陽を浴びる療法が必用だ。そのついでに、飛行機に写真を撮った。(本当は飛行機撮影が目的。それも望遠レンズのテレコン1.4倍を入手したのでその試撮りが主目的である)

 しかしセントレアを見て、日本経済の惨状に目が行った。やはり現地現物で現場を見ないと実態が見えない。家に閉じこもっていてはダメなのだ。

 

飛行場の惨状

 現在、国際線は週にフィリピン航空が2便だけで、他は閉鎖である。カウンターが総て閉鎖され不気味である。国内線カウンターのみが閑散として開いていた。

 国内線は9割ほどが運行されているようだ。しかし客は少ない。

 エプロンの海外線用駐機場には、海外機が一機も駐機していない。

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レストランの惨状

 いつもは満員のお店が閑散としている。お店の半分はシャッターが下りている。今日は名古屋コーチンのお店でお昼の親子丼を食べたが、カウンターが、アクリル板で区切られている。そのため席が5席しか取れない。また客は私一人である。

 いつもセントレアに来ると利用するお握り屋で、店頭に、「お握りは完売しました」で商品がない。これでは商売になるまい。

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P1130863s  閑散とした出発ロビー

展望台の惨状

 いつもは数十人が飛行機を見るため集まっている。望遠レンズを付けたカメラを担いでいる人が10数人はいる。

 ところが、今日はカメラを担いでいるのは4名のみであった。15時くらいになると、私を入れて展望台には、2名しかいない。こんなことは初めてである。

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名鉄特急の惨状

 帰りにセントレア駅15時37分発の特急μスカイに乗ったが、その指定の車両に乗客は私一人であった。行きの電車の乗客も少なかったが、帰りが貸し切りになるとは想定外であった。

P1130867s    乗客は私だけのミュースカイ

日本の景気展望

 この状況では、日本の景気が良くなるはずがない。空港は日本の景気の最先端を表している。金が余っているので、株式市場しか金の行き場がなく、株価が乱高下している。それは経済のあだ花である。経済の実態は、どん底に向かってスパイラル降下になると思う。早急に経済対策が必用だ。今の安倍君にその能力があるだろうか。安倍君の外交はそこそこだが、経済面の施策では落第である。さらに増税の計画もあるとかで、狂気の沙汰である。

 

大垣の経済展望

 大垣では、小川敏が大垣市の経済政策を放り投げ、自分の選挙事前運動で忙しい。コロナをかこつけて、市民から寄付贈呈式をかこつけて売名行為に大忙しである。それのツーショットの写真を御用新聞に載せまくっている。寄付するほうが主役なのに、受ける側の小川敏が主役のように振舞っている。オカシイ。これでは大垣の経済が良くなるはずがない。

 大垣の歴史の証人である創業265年(1755年創業)の菓子どころ「つちや」が、息も絶え絶えで、旗艦店の駅前商店を閉めたままである。それが大垣経済の没落を象徴している。

 私が7月6日に法事のお供えを「つちや」に買いに行ったら、「当分閉店します」との看板で閉店である。大垣駅前の旗艦店でのことだ。呆れて、また縁起が悪いので、今後、法事関係のお供えは、金蝶園で買うことにした。

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真因はどこか?

 中国共産党がこの惨状の真因である。それなのに自民党の二階俊博議員はそれの肩を持って習近平の来日に力を入れている。公明党も同罪である。習近平は、尖閣諸島、沖縄に領空侵犯、領海侵犯を毎日繰りかえしている国の元首である。いわば、燐家の人間が、毎日、刃物を持って自宅近辺を隙あらば盗もうとうろうろしているのと同じなのだ。聞けば同居人(ウイグル族)を監禁して臓器売買をしているとのうわさもある。隣家の商店は、同居人を奴隷のように使って、激安の商品で安売り攻勢を当商店にかけている、と同じである。

 

ニューズウィーク日本版

ウイグル人根絶やし計画を進める中国と我ら共犯者

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/07/post-93982_1.php

 

産経ニュース

【主張】「国賓中止」の決議 自民の及び腰に失望した

https://www.sankei.com/column/news/200710/clm2007100002-n1.html

 二階俊博議員も公明党も中共の手先になって裏工作をしている。それなら日本共産党に鞍替えすればよい。まさに売国奴である。そんな議員を次の選挙で落とさないと、日本の未来はない。

 だれがこんな日本にしたのだ。政治を勉強しない国民が、無知に付け込まれて利権あさりの政治家に投票しているのだ。全て我々の責任である。我を滅ぼすのは吾である。国民が目を覚まさないと日本の未来はない。

 大垣経済の没落の真因は、小川敏の無為無策の経済政策である。大垣市民が目を覚まさないと、大垣の復活はあり得ない。

 

2020-07-16 久志能幾研究所通信 1667 小田泰仙

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2020年7月15日 (水)

親が詐欺師に騙される事件の真因

 最近、老人が詐欺師に騙される事件が頻発してる。時に1985年、豊田商事事件が起こり、全国で2000億円の被害が出た事件があった。その会長の永田一雄が報道陣の目の前で刺殺された。衝撃の事件であった。今でも、品を変え手を変えてその種の詐欺事件が頻発している。

 

真因

 皆さんも、その被害者が自分の親だとして、家族として、何故そうなったかの真の原因を考えて欲しい。騙されたのは表面的な事象である。

 真の原因は、騙された老人が寂しかったため、それに詐欺師に付け込まれた、である。騙されても、親身に話を聞いてくれたというだけで、老人は幸せであったのだ。

 老いた親の子供なら、親として自分の子供に「おばあちゃん、大丈夫?」「お変わりはないですか」と言うように躾がなければなるまい。それがないと、老親は情けないと怒るものだ。その不満がつり積もって、息子には財産をやりたくないと思うようにもなる。詐欺師が付け込むスキを与えるのだ。

 だれがそう追い込んだのか。家族として考えてみるべきだ。被害者の老人を責めても、無意味である。お互い不幸になるだけだ。肉親の憎しみは普通より激しくなる。地獄の争いになるだけだ。

 どんな理不尽なことがあっても、子供にとって親は大事な人なのだ。そう思って接しないと、憎しみだけが増長する。親は無償の愛を子供に注いでくれていた。世界の何処にもいない大事な人である。老いた親の幸せを考えるのが子供の責務である。

 

私の母

 私も厳しい母が煙たくて、就職は三河の企業にして大垣の母の元から逃げ出した。それでも1週間に一度は、刈谷から大垣の実家に帰って顔を見せていた。

 30年前、母が倒れて大垣市民病院に入院した。私は休日以外に、平日の日は週に2,3回は仕事が終わってから大垣市民病院に顔を見るために通った。深夜の走行で片道80キロ、2時間、往復で4時間の距離である。病院に見舞いに行っても、脳梗塞で倒れた意識にない母の顔を見るのは辛いことだ。

 それでも母は私には大事な人なので、車を飛ばして頻繁に通った。制限速度40キロの堤防上の道を120キロで飛ばすのだ。堤防の上の道だから見通しが良く、信号がないから飛ばせた。取り締まりが強化された現在なら則、捕まって免停や免許取り消しである。もう30年も前のことだから時効として白状する。

202007122   今は取り締まりが厳しい 中日新聞 2020年7月12日

この世の地獄

 時に俺は何をやっているのか、このまま少しハンドルを切って橋のコンクリートの壁に激突すれば、死んで楽になれるのにと思ったことが、何回もあった。地獄はあの世にはない。今の現実に負けるのが地獄なのだ。しかし、母を看護している父を思うとそれもできなかった。

 結局、母は8月初旬に入院して、すぐ意識がなくなり、半年後の12月初旬に眠るように息を引き取った。父が泣いた姿を見たのは初めてであった。母が死んだのに、泣けない己が情けなかった。

 30年経って、当時、意識のない母は分からなかったかもしれないが、母を思って刈谷から大垣まで車を飛ばして見舞いに行って良かったと思う。そうでないと、今頃後悔しているだろう。

 今、親が健在で、その面倒を見ている友を見ると羨ましい。親がいるだけで、どれだけ幸せかは、親が死んでやっとわかることだ。親が死んだ後では遅いのだ。

 

Img_64111s   馬場恵峰書 2006年

2020-07-15 久志能幾研究所通信 1666 小田泰仙

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2020年7月14日 (火)

私は占い師

 一番確実な未来予知の方法は、未来自体を造りだしてしまうことである。  (ピーター・ドラッカー)

 

 未来を予測するとは、暗夜の田舎の道を無灯灯で、バックミラーを見ながら一人で走るようなものだ。一番確実な未来予知の方法は、未来自体を造りだしてしまうことである。

 Trying to predict the future is like trying to drive alone a country road at night with no lights while looking out the back window. The best way to predict the future is to create it.

  スティーブ・モリヤマ著『ユダヤ人 成功者たちに密かに伝わる魔法の言葉』

 

占いの遍歴

 一時期(40年ほど前)、私は人生に悩み、占いに凝ったこともあった。それで数十万円を散財した。世には腐るほど多くの占いの種類がある。どれを信じていいか、占う必要がある?

 オウム真理教の麻原教祖がその拡販手口を真似した雛形が、阿含宗である。その中部地区の支部に出向き、桐山教祖の説法も聞いたことがある。その教団の占い書も読み漁った。途中でそのいかさまに気が付き、引き返した。

 天中殺にもハマり、東京まで行き、時の和泉宗章にも占ってもらったことがある。占い料が当時半年待ちの30分間で2万円である。天中殺は四柱推命の変形であり、相応には当たった。

 それより当たる占いは人相占い、手相占いである。だから私は人間ウォッチが趣味である。事件がありその犯人や当事者の顔写真が新聞に載ると、それを検証してデータとして保管している。顔はその人の全てを表している。

 その後、仕事が死ぬほど忙しくなり、占いのことなど忘れてしまった。要は、仕事に真剣に向かってなかったので、占いの道に嵌ってしまったのだ。

 

占いとは

 本来、占いとは、人生の裏道に咲く仇花である。お釈迦様は占いなどされなかった。お釈迦様は、あの世が有るともないとも言われなかった。地獄や極楽などの話しは後世の創作である。

 名君といわれた中国の王様は、専属の占い師を高給で雇っていたが、ついぞその占いを使ったことがなかったという。その治世は平穏太平であった。

 もともと仏教では信徒の勧誘は禁止されている。それはキリスト教でも同じである。新興宗教団体が信徒獲得で血なまこになっているが、本来は禁止である。信徒を勧誘する教団はいかさまである。その信徒獲得の拡販材料が「占い」である。相手を占いで不安にさせて教団に引きずり込む手口である。

 

馬場恵峰先生との出逢い

 占いでは人生問題は解決せず、仕事に没頭して解決した。ところが職場で昇格して部下ができ、今度は指導力の問題で悩むことになる「行くぞ!」と全力で突っ走っていて、ふと後ろを振り返ると、誰も付いて来てないのだ。それから各種のセミナーや講演会を回った。その過程で、2006年に馬場恵峰先生に出会い、しばらくして本物の師に巡り合ったと分かった。本物の師に出会えたのは、人生に悩み本物を求めてさまよい歩いたからだ。求めなければ、何事も手に入らない。

 そこで教えられたのは、自分の人生は自分で切り開くことである。人生で降りかかる事件や苦難は、自分を育ててくれるために仏様が段取りしたことだと、最近になって悟った。占いのレベルではないのだ。

 仏様の真意を悟り、自分の人生を切り開き、新しい人生を創ればよいのだ。人に占ってもらう必要はない。

 

「天之機緘不測」(菜根譚)

 天が人間に与える運命のからくりは、人知では到底はかり知ることはできまい。「だからこそ心機一転、日々大切に、年々歳々、生き活かされる人生を大切に、余生を正しく生きよ」と恵峰師は力説される。

Dsc022081s   馬場恵峰書

2020-07-14 久志能幾研究所通信 1665 小田泰仙

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2020年7月13日 (月)

なぜ偉くならねばならないか

 職位が上がるとより大きな仕事ができるから。

 世のために働くなら、より大きな仕事をした方が社会に貢献できる。

 偉くなると、それにつれて付き合う人もレベルが上がり、自ずと自分の人格も上がるから。

 大きな仕事をこなせば、それを肥やしに、より成長できるから。

 成長せず、現状維持でいいとは衰退していることだ。周りはハングリー精神で急成長をしている。現状維持は、相対的に没落である。自分は良いが、日本全体が、成長著しいアジア諸国から置いてきぼりを食らう。子孫が貧乏になってしまう。それを避ける為、偉くなる努力をしなければならない。

 

 今の若者は偉くなりたいという欲がない。現代は、上司の働き方の辛さを見て、管理職にはなりたくないという若者が増えた。それは親の教育が間違っていたのだ。それは上の人が、仕事の意味を正しく教えていないからだ。後ろ姿で、その意味を教えていないからだ。拝金主義の経営の為、今の管理職が、奴隷精神の管理監督者に成り下がっているためだ。だから日本の失われた30年が、いまだに続く。

 若者よ、IT武器で戦え。老人よ、魂の弾を覇気なき若者に撃て。戦わない国は、亡びる。最大の敵は、自分の怠け心。

 

我を亡ぼす者は我  安岡正篤

 「我を亡ぼす者は我なり。人、自ら亡ぼさずんば、誰か能く之を亡ぼさん。」(呻吟語)

  偉くなるとは、自己革新である。自分が変わらなければ、世の中を変えられない。変わらなければ、自滅への道を進むこと。

 自己革新も自己没落も、我の責任である。原因も結果も、自分自身にある。ローマを亡ぼしたのはローマである。日本の高度成長を生んだのも、失われた30年を生んだのも日本自身である。

 健康で戦える人生を送れるかどうかは、自分の健康管理にかかっている。自分が病気になったのも、自分の怠惰心である。

 

Img_57271s    馬場恵峰書  

 2011年4月2日、東日本大震災の後、馬場恵峰先生宅を初めて訪問して、本書をお土産として頂いた。思い出の書である。

 この時に、齋藤明彦社長が、浄土ヶ浜の海水で、恵峰先生に追悼の書を揮毫して頂くため、訪問された。偶然私は、その場に同席した。浄土ヶ浜の海水には、津波で犠牲になられた精霊がまだ漂っていた。

2020-07-13 久志能幾研究所通信 1664 小田泰仙

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2020年7月12日 (日)

コロナより怖しい「病」の「気」

40年来の友と縁を切る

 

 その友とは45年近い付き合いである。最近、終活をしていて、その毒気(病の気)に嫌気がさし、縁を切ることにした。こちらから明確に縁を切るのではなく、相手から連絡が来なければ、自然と疎遠になるという段取りである。

 その原因は、友が会話中に多くの「病の気」を発散していて、当方までその悪影響を受けていると感じたためである。そのせいか、なにか自分自身も最近不調な日が続いていた。

 彼は病気がちで、電話で話すと、話題がいつも病気の話になってしまう。私も気の毒になって、友を慰めるため、つい自分の癌手術後の養生の経過を悪く伝えるようになった。彼の手前、私が元気では気が引けるのだ。だから会話が暗くなる。

 それもお互いの傷口を舐め合うと快感なのだ。それは麻薬で、快感だけれど段々と元気の元を減少させている。それで病気が治るわけではない。逆なのだ。それに気が付いた。それこそが、自分を駄目な人間だと自己暗示をかけているのだ。

 私は、彼に体に悪い食事や生活習慣について健康管理の話をするのだが、彼は私の健康管理とは真逆の食生活を送っている。彼は助言した当初はそれを守るのだが、すぐ元も木阿弥になってしまう。それでは体調が良くなるはずがない。だから時々、その助言をするのが虚しくなる。

 彼は70歳を超えて、まだ家のローンが残っているので、定年延長の契約社員で週に4日、会社に行っている。話の最初は、70歳越えで体力がなくなり、一日の勤務で疲れた、疲れたとの話ばかりである。お小遣いを嫁さんに牛耳られているので、電話代の管理が厳しいようで、彼からの電話は全く来ない。あるのは無料のショートメールだけ。私は携帯でかけ放題の契約をしているので、電話は私から毎日かけている。そうしないと会話は続かない。

 

「気」とは

 会話で、悪い気を受けると、こちらまで悪い気の影響を受けてしまう。相手の話が前向きで建設的な話題なら良いが、愚痴っぽい話ばかりでは、辛い。私も相手に気を使って、それに合わせるので、会話が自然と暗くなる。自分が元気でも、相手に合わせて、つい自分も病気がちの素振りを見せてしまう。

 自分の弱気な言葉を一番聞かされるのは、自分自身である。だから自分の口から、後ろ向きの言葉は絶対に使ってはならない。言葉には言霊といって霊が宿っている。その言葉の影響を受けるのは、自分自身である。

 「人生は思った通りになる」とは、中村天風の言葉である。逆も真なりで、自分は調子が悪いと思い、病気のことばかり思えば、現実に病気になってしまう。その言葉は潜在意識に働きかける。それほどに潜在意識は人間の行動と体を支配する。潜在意識の電流は、毎秒30万キロの速度で、体の全神経を駆け巡る。それはコロナ菌より怖しい影響を心に与える。

 

私の再発防止

 私は病気になっても、決して他人に弱音を吐くまいと決めた。弱音を吐いて問題が解決するわけではない。それは、お涙頂戴の曳かれ者の弱音である。病気になっても、カラ元気でいいから、元気なそぶりを見せることにした。そうしないと、コロナ菌以上の悪い影響を周りにまき散らす加害者になってしまう。その最大の被害者は自分自身である。

 

日本の景気政策

 日本の景気が悪いが、悪いのは政府が景気を良くする「気」がないからだ。役人根性で、自分達の利権維持ばかりの政策を実行するから、景気がよくなるはずがない。

 増税をすれば景気が悪くなることが明白なのに、消費税10%へ増税である。世界から政策を笑われている。マスコミは特例で、消費税の増税が免除だから、この件をマスコミは全く反対しない。だから私はマスコミを信用していない。

 この不況の真っ最中、役人はレジ袋の有料化等で、景気を悪くする原因をばらまいている。要は、役人の利権最優先で、景気を良くする「気」がないのだ。だからこの30年間の失われた時間が生まれた。老人は将来が不安で金を使わない。企業は内部留保に躍起で、社員の給与を上げない。グローバル経済主義で安い労働力の外人を雇い、日本の雇用を守らない。グローバル経済主義企業は、奴隷のような賃金で作った製品を日本にばらまいている。その分、日本の雇用が無くなっている。これでは景気が良くなるはずがない。

 日本が減税をして、国内需要を喚起して、若者の給与を上げれば、景気問題はすぐ解決する。なぜドイツが減税をして、日本が増税なのか。

 

2020-07-12 久志能幾研究所通信 1663 小田泰仙

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2020年7月11日 (土)

7. 学心立器

 自ら学ばない者は、30年後に認知症の運命が襲いかかる。その前にリストラの嵐に巻き込まれる。

 学ぶ気のない者を、無理に学ばせることは出来ない。立っていない器は、価値の無い器である。水を飲みたくない馬を川辺に連れて行っても水を飲まない。学ばない者は、宿命的な存在(動物)に成り下がる。

 何のために学ぶのか。自分の成長のためである。何のために成長するのか。人生航路を行く船体(自分)の性能向上である。性能を高めて、人生を闘うためである。学んで知識、能力を高めれば、より遠くに速く行くことができる。それで智慧が付けば、荒波でも難破せずに航海できる。

 

サラリーマンの偏差値

 今のデフレの時代、自分のみを自分で守らないと、明日が危ない。会社も明日が分からない。学ぶ意思のない社員は、格好のリストラ対象である。そうしないと会社自体が危ない。世界の学生は、そのために必死に学んでいる。遊んでいるのは日本の学生だけだ。その延長で、サラリーマンが自己啓発をしていない。だから日本のホワイトカラーの生産性が先進国で最低なのだ。

 

学生の質の低下

 今の学生の学力は、40年前、20年前の学生の学力と比較すると各段に落ちている。私は管理課で新入社員教育に携わったので、その現実は身をもって感じた。

 私が就職し時は、大学院卒は1割であった。ところが私が新入社員教育に携わったころは6割が大学院卒である。その大学院卒のレベルが昔の大卒レベルなのだ。

 当時学力で偏差値60くらいの能力の子が、現代では偏差値69くらいになっている。偏差値とは平均からの乖離値なので、学力が上がったのではなく、平均がそれだけ下がっている。つまり学力が低下したのだ。特に証明問題等の能力ではガタ落ちである。つまりネット等で答えだけを覚えて、途中経過の学びをしなくなったので、学生の質が落ちたのだ。だからそういう学生を受け入れた産業界で、生産性が上がるわけがない。結論は、学ばない学生が増加したのだ。

 その原因は政府の教育方針が間違っているからだ。大垣市でも小川敏が教育費をケチり、自分達の給与にお手盛りをしてしまった。これでは日本も大垣市も没落である。

 人間として、佛からの利益(りやく)として直面する現世の現実である。それは仏が人間に示す施し(利益)である。自業自得である。

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人の成長

 人間が成長をして目指す先は万能の神ではない。人間が神を目指してしまっては、「人ではない」状態になり「人でなし」になってしまう。あくまで人間として欠点を抱えたまま、成長するのを角熟という。欠点があっても得意分野があれば、欠点が人間味となる。

 みほとけは、人間が完全無欠の存在になるのを求めてはいない。持てる才能を最大限に活かす生き方を求めておられるだけである。

 単に知識の量を増やすのが人間の成長ではない。覚えていることならコンピュータに負ける。人間が成長するとは、智慧をつけること。

 正しいことだけを受け入れる器になることが人間の成長ではない。清濁併せ受け入れる度量の大きな器になることが求められる。

 修証義に曰く「侘をして自をして侘に同せしむる道理あるべし、自侘は時に随うて無窮なり、海の水を辞せざるは同事なり、是故に能く水聚りて海となるなり」

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2020-07-11 久志能幾研究所通信 1662 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

 

2020年7月10日 (金)

何のために書くのか?

 冷静に自分の書いた内容を見れば、人間的成長レベルが分かる。私は本ブログで日々、多方面にわたり記述するが、まるで自分の心を全方向からX線を照射して、心の状態を投影するがごときである。元気であれば、元気な書き方になり、悲しければ悲しい文体になる。

 あるモノについて書こうと思って筆を執っても、知識や思いがないので筆が進まず、それに対して無知であったことが露見する。

 

思考の発露

 新入社員にあるテーマでモノを書かせれば、その能力のレベルが一目瞭然である。日頃、考えていないと何も書けない。私が新入社員教育で講座を持つと、必ず受講生にレポートを書かせていた。それを見れば、その人の能力が丸見えである。考えていなければ、文章にはならない。

 書くことで、自分の表現力が分かり、他人との比較で自分というものが見えてくる。書くとは、己の精神と魂の伝達ある。魂の叫びがないと、心を打つ文章は書けない。肉体は滅びても、書いたものは残る。

 

過去の自分の死

 書くとは、死を意識すること。ある時期の考えがその文章に現れる。時がすぎれば、当時の自分は死んで、新しい今の自分がいる。当時の死んだ自分の考えが、その文章に残っている。過去の文書を見れば、それと比較して自分の成長が分かる。

 死んだらおしまいと殺人を犯し、盗みをする輩は、欲望に踊らされた畜生なのだ。自分の生と死を見れば、そんなことができるはずがないのだ。

 

他との対比

 文章を書くとは、オーディエンス(テクニカルライティング上の表現で「読者」)を決めないと、筆も進まない。文書を書くとは社会との対話なのだ。

 無差別殺人事件で、殆どの犯人が「被害者はだれでもよかった」という。犯人は、己とそれ以外の社会しか見ていない。しかし自分は社会の多くの人の繋がりとその反映として生かされている。自分は他の人の存在なしにはあり得ない存在である。「自分」とは禅語で、「全体の中の自らの分」を意味する。無差別殺人の犯人は、その関係を無視して生きてきたのだ。だからそんな大罪を平気で犯す。

 

錯乱した頭脳の整理整頓清掃清潔

 人は「貴方(私)の文書は論理的で、結論が明確でわかりやすい」と褒めてくれるが、その褒めた人から、「貴方のお話しは情報が多すぎ、話題が飛びすぎ、結論が分かりにくい」と呆れられ、笑われている。それが現実の姿なのだ。その錯綜した考えを整理整頓して、結論を明確にするには、書いて視える化しないと文章の整理整頓ができない。書くうちに、無駄な情報が見つかりゴミ箱に放り込み清掃し、結論に整理することができる。だから話しただけではダメなのだ。文書にすれば、その言葉をお化粧(推敲、清潔)することもできる。

039a34431s   馬場恵峰書

2020-07-10 久志能幾研究所通信 1661 小田泰仙

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2020年7月 9日 (木)

自分の成長戦略を立てる

何のために成長戦略を立てるのか。

 

 自分の成長が嬉しいから、成長戦略を立てる。

 学んで人になるために。

  人は動物で生まれて、学んで人になる。

  人は学ばないと、宿命的な存在(畜生)に堕ちる。 

 世のために尽くせる人間になるため。そうでない人は畜生である。

   人間とは人と人の間で生かされる存在。

 成長のための無駄な戦いを無くす(略する)ために。

  師の選択、戦友の選択に情熱をこめよ。

  師の選択が人生の戦いの天王山。3年かけて師を探せ。

 

目的達成のため

 何を得るか利益(りやく)を明確にするため。

  利益とは仏が人々に与える恵み。

  利益とは仏の教えに従うことによって得る幸福。

  いくらお金を稼いでも、あの世には持って行けない。

 人生の五福を得るため。

   五福とは、長寿、富む、健康、道徳を好む、天寿を全う、である。

 人生で一番多く時間をかけるのが仕事である。その仕事を回すため。

   その仕事がうまく行かなかったら、人生は不幸せである。

 

危機管理として

 人生航路を行く船(己の体)を安全に運ぶため。

 未来への道には危険がいっぱい。それを避けるため。

  志を高くして、慎重に暗夜を進む。そのために戦略が必用だ。

  無駄な航路に迷わないために、選択と果断が必用。

 戦いで自分を助けてくれるモノ(武器)を選別するため。

  欲しいモノが、将来自分を助けてくれるか、慎重に考えよう。

  私はそれでレクサスを手放す決断をした。

 人生の修羅場で弾を撃つ場合、どの方面に弾(金・労力)を撃つか撃たないかを決めるのが戦略である。自分の持つ弾が無尽蔵にあるわけではない。命も、日々一刻一刻と尽きていく。だから私は「時間創出1001の磨僕智」を創った。時間は命なのだ。

  人として使える日は精々21,900日(20歳から80歳までで)しかない。

  睡眠等の生活必用時間を除けば、使える時間は実質7,300日分しかない。

  目標に向かって進む時、後ろからヒタヒタと死が追いかけてくる。

  死を前提にしないから、計画が挫折する。

  いまだかって死ななかった人はいない。

 

良く死ぬため

 死に臨んで、後悔しないため。

 人生のやるべきことを明確にするため。

  よく生きた人生は、よく働いた一日のように安らかな眠りを誘う。

 何のために生きるかを明確にするため。

 生きている間に全力投球。後は野となれ山となれ。

 

4k8a9380s   馬場恵峰書   2017年

2020-07-09 久志能幾研究所通信 1660 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年7月 8日 (水)

神様仏様ご先祖様、河村義子先生様

新型コロナウイルス騒動で自分の癌を振り返る

 

 もし私が河村義子先生の死に接しても、胸騒ぎも覚えず、癌の検診を受けずに過ごして、昨年の癌の発見が1年遅れていたら、今年の新型コロナウイルス騒動に巻き込まれて、手術もしてもらえなかったかもしれない。癌の治療で、体の免疫力が低下して、新型コロナウイルスに負けて死んだかもしれない。新型コロナウイルスで死んでいるのは、高齢者や病気持ちの人が過半である。入院しても、ガンセンターが面会禁止で、面会者も来てもらえない状況になったかもしれない。癌の発見が遅れ、それで転移もして、手遅れとなったかもしれない。

 勝手な想像だが、私は神様仏様、ご先祖様や河村義子先生の霊が私の命を守ってくれたと信じている。

 目に見えないものを信じることができるのは、素晴らしいことだと思う。それで心の平安が保てるなら安いものだ。見えないものを信じるか信じないかが、動物と人間を分ける境界である。

 

運の良し悪し

 自分は運がいいと信じている人とそうでない人との運の良しあしは変わらないとの統計的データがある(脳学者・中野信子氏の講演で)。それならば、運がいいと信じて、前向きに信念を持って仕事に邁進した人の成功率は、絶対に高いはずだ。私はそう信じて生きてきた。

 

根源様

 松下幸之助翁も、人が見たら当たり前のことを、自分は運がいいと確信して、仕事に邁進した。彼は超零細の松下商店を世界の松下電器に育てた。松下幸之助翁が信じたのは、宇宙根源様である。松下幸之助翁は、京都の迎賓館の庭に根源様の社を作り、そこの前で沈思黙考をして、経営の決断をした。

 それと同じ社を、京都のPHP研究所ビルの八階にも設置してある。松下幸之助翁はそこで同じくお参りをしていたそうだ。私も松下幸之助経営塾に参加したおり、それを真似てお参りをさせて頂いた。

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  PHP研究所ビルの「根源様の社」  参拝者は著者 2013‎年‎5‎月‎18‎日

 

2020-07-08 久志能幾研究所通信 1659 小田泰仙

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