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2022年9月

2022年9月19日 (月)

孤独死の防止対策  腐乱遺体に啓発される

 

 超大型台風14号が接近中の2022年9月19日、町内で独居老人が孤独死して、その発見が遅れたため遺体が腐乱した状態で発見された。この事件が、今後の生き方(死にかた)の意識変化、町内の人的交流の向上の取り組みを始めることになった。

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事件発生

 9月19日10時頃、私が朝の散歩から帰宅して風呂に入ろうとしたら、近所の方から、「隣の家から異臭がする」との通報を受けた。その状況を確認に行った。

 その家は玄関に鍵がかかっておらず、玄関を開けて声をかけても返事がない。網戸の窓が少し開いており、ハエがたかっていた。異様な腐臭がある。

 この家は少しワケありの家で、独居老人が住んでいる。町内の自治会にも入っておらず、近所付き合いもない家である。

 それで家の中に入るのを止めた。孤独死である可能性が高いと判断して、110番通報をした。そこで119番に連絡するように言われて、今度は119番に電話である。この種の緊急連絡は、先に119番であることを、初めて知った。

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現場検証

 すぐ赤い(?)救急車がサイレンを鳴らしてやってきて、隊員が現場家に入って行き、死亡を確認したようだ。私は赤色の救急車を初めて見た。これは非常時、多くの消防隊員を運搬するための車両である。大災害の時、司令塔にもなる車両である。

 「死亡を確認したようだ」とは、私は直接、その現場を確認していないからだ。救急隊員に「状況はどうでしたか?」と聞いたら、彼も腐乱遺体の対応で大変なのであろう、「そんな業務上のことは教えられません」と怒られてしまった(汗!)。そりぁそうだ。彼らの現場の苦労を察した。彼が「今から検死官が来ます」と言うので、家の人の死亡を知った。

 その後、白い救急車が到着した。その後、警官、検視官、パトカーがやってきて大騒ぎである。パトカーが一番最後に到着だが、事件性がないと判断したためか、そういう結果となったようだ。私も第一通報者として事情を聴かれ、2時間ほど付き合わされた。

 

孤独死

 この人は、近所の人と付き合いがなく、自治会にも入っていない。顔を合わせれば、近所の人と挨拶をする程度であった。新聞も取っておらず、孤立していた。親戚の連絡先も不明である。多分生活が苦しいので、そういう経費を出せない経済状態であろう。悲しい人生だ。

 どうもこの暑さの中、エアコンを稼働させずにいて、熱中症が原因で亡くなられたようだ。死後10日ほどで、この暑さで腐敗が進んだようだ。

 その時、警察の現場検証やその後の処置で、総勢15名ほどの消防署、警察の方が走り回っていた。町内が騒然として、その周りを遠巻きに近所の人が見守っていた。その折、台風14号の雨が降らなかったのは幸いであった。事後処理が終わって片付いた後、その夜には雨足が激しくなった。それも苦労をされた関係者への神仏のご配慮だろう。

 

仏様からのメッセージ

 今回の事件を仏様からの啓示として、自分の死に方と今後の生き方、および町内の独居者に対する対応を見直した。

 

死にかたを見直す

 人の明日は分からない。人は必ず死ぬのだ。どんな夫婦でも、子供は独立して家を出て行き、何方かが先に逝き、最後はその家で一人になり、孤独死となる。

 若い人でも、突然死はある。一人住まいの青年だって孤独死の恐れはある。

 日本の独居老人数は、未婚率の増加や、核家族化の影響を受けて、単独世帯(世帯主が一人の世帯)が増加している。2040年には単独世帯の割合は約40%に達すると予測されている。特に、65歳以上の単独世帯数の増加が顕著である。

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 図表4-1-1-1 単独世帯率の推移と65歳以上の単独世帯数の推移(2020年以降は予測)

(総務省 HPより)

 

 

 自分の最期は美しく逝きたい。人様に迷惑をかけずに逝きたい。この世のためになるものを遺して逝きたい。

 よりよく死ぬためには健康が第一である。だから私は日に2回、永眠の練習をしている。残念?だが、必ず朝と昼寝の1時間後に目が覚めるので、まだ生かされている。仏様が、「まだこの世でやることがある」と言っていると解釈している。私は昼寝をすることで健康を保っている。

 健康の為、朝の散歩を欠かさない。今日も、雨が降りそうな中、傘をもって散歩をした。その後、今回の出来事であった。

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 尊厳ある死のための準備

 人様に迷惑をかけてはいけない。人は必ず死ぬのだ。その時の迷惑を最小限にして、この世を去りたいものだ。腐乱した己の死体を処理させるのは、消防署、警察の方や関係者に多大の迷惑をかける。その家が賃貸物件なら、事故物件となってしまう。

 人は必ず死ぬ。その時、死体を適切に葬儀に回せば、それは定常業務として処理してくれるので、そんなに人様に迷惑をかけない。

 だから独居者が亡くなられても、速くそれが発見される装置を作りたい。それを町内に広めたい。それが町内の安全に役立つだろう。それを試作することを決めた。

  町内だけの力では、経済力のない家庭の生活保護の力まではないが、尊厳ある死の環境づくりにはお手伝いができるだろう。人間として尊厳ある状態で葬儀を迎えられるようにしておきたい。それが孤独死をしても速やかに発見される体制づくりである。それが間接的に町内の交流が向上するはずだ。

 今回は不幸な事件であったが、これを神仏の啓示として、こんなことが二度と町内で起こらないように対策を打つことにした。

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日頃の行動を見直し

 定期的な日頃の行動を近所に見せる。

  人が倒れても、近所の人が異常に早く気が付いてくれるはず。

 近所づきあいを濃くする。

  近所の人の異常を早く感知する。

 利他の生活を送る。

 新聞購読を止めない

  新聞が郵便ポストに溜まると、異常を近所の人に早く分かってもらえる。

  今回の事故の家は新聞を取っていなかった。

  今回、新聞購読の予想外の有効性を発見した。偏向した新聞を読んでもしかたがないので、購読中止を検討していた最中であった。新聞は購読継続とした。

 夏はエアコンをケチらず付ける(私は昔から実行中)

  今回の家ではエアコンを稼働させていなかったようだ。

 頻繁にお互い安否確認を出来る仲間を増やす。

  孤独は素晴らしいが、孤立は最悪である。

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町内の自治会規則を見直し

 現在、町内の自治会に入会していないと、大垣広報も配布されないし回覧板も回らない。未入会者は、往々に新聞も取っていない。だから異常の発見が遅れる。

 未入会者にも大垣広報や町内回覧板が回るようにすれば、その回収状態で、その家の異常が早期に発見できるだろう。

 未入会者の台帳も整備出来て、異常時に連絡先も判明できる。

 今回の方はまだ65歳未満で、大垣市からの見守り対象者としても登録されていない。民生委員の方も手出しができない状態であった。どんなに若くても、突然死は起こりうる。その対策が必要だ。

 今回は、当事者の年齢も、親族の連絡先も、自治会未加入のため、住民情報の登録がなく、不明であった。警察が他市の住む親族を住民基本台帳から探して連絡したようだ。当日の夕方にその親族の方が来られた。

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30年前の我家の孤独死対策

 30年前、母が早くなくなり、高齢の父が大垣の実家で一人で暮らすことになった。遠方に勤務する私は、父の孤独死が心配で、対策を打った。それは父に毎朝、私宛に電話をかけてもらうことだ。たった一言の電話だけだが、10年間それを続けた。自分で息子に電話をかけるという行動は、生きる気力の維持に効果があっただろう。

 最終的には父はガンになり、それが原因で86歳で亡くなった。家族の絆で、10年間も父の命を守れてよかったと思っている。世間をみていると、妻が亡くなると、数年で夫が亡くなるケースが多い。それを防げてよかったと思う。今回の孤独死の事故を見ると、絆の大事さを再確認した。

 

2022-09-19  久志能幾研究所通信 2495  小田泰仙

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2022年9月18日 (日)

トヨタ車が「脱出ハンマー」に化身、神仏の慈悲、空港バス横転炎上

 

空港バス横転炎上

 2022年8月22日10時15分、名古屋市北区の名古屋高速道路・豊山南出口付近で、空港行きの大型バスが本線と出口の分離帯に突っ込んで、横転して炎上した。後続の乗用車もバスに追突し、2時間半も炎上し続けた。運転手と乗客の2人が死亡した。脱出できた7人は軽いけがですんだ。死亡者はバスの運転手と乗客一人で、死因は焼死であった。 

 当時、助かった7名の乗客は、割れた後部窓から脱出した。もし横転しても後部窓が割れず、脱出できなければ、全員焼死していただろう。

 

脱出劇 

 横転したバスから脱出するには、窓ガラスを割らねばならない。しかし前方は火の海である。バスが横転しているので、左側の窓は地面に接している。右側の窓は2.5mも上部にある。左右はバスの鉄の天井部と床部である。後部の窓ガラスは、開閉不可で簡単には割れない。車の窓は事故でも簡単に割れないように強化ガラスで出来ている。車内に窓ガラスを割る道具はない。バスが火災を起こせば、9人の乗客が助かるすべがないのだ。

 

奇跡 

 しかし、奇跡としか言えないことが起きた。後続車トヨタのアクアが横転したバスの後部ガラス部に追突して窓ガラスを割ってくれたのだ。

 追突時に、すこし右に逸れれば、バスの本体部分で窓ガラスは割れなかっただろう。あの状況なら追突を避けれたはずで、追突などしないはずだ。もしアクアが追い越し車線を走っていれば、窓ガラス部には追突せず、後部の下側に追突していただけだろう。アクアは走行車線を走っていたのが幸いした。

 

 その後部ガラスも三角形の小さな窓だ。その割れた後部窓ガラス部分から7名が脱出できた。バスが衝突時、2名が意識不明になっており、残った7名が助かったのは奇跡である。本当なら、全員焼死となる事態であった。

 要はトヨタのアクアが窓ガラスを割る「脱出ハンマー」という佛様に変身したのだ。これは日頃、神仏を敬う社是を掲げているトヨタに、神仏が救いの観音様の役目を与えたと私は解釈している。

P1090592s 炎上したバスと同形車種 名古屋高速の事故現場を走る

 追突しても、あの小さな後部窓にぶつかるのは奇跡だ。

  YouTube  6時ONE   より 

P10905361 

 ANN  NEWS  より   "ただのノア@Noa_Ark_03"さん撮影

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聖光寺で交通安全法要

 蓼科山聖光寺(長野県茅野市)は、トヨタ自動車が交通安全祈願と事故で亡くなられた人の供養、負傷者の早期回復祈願のために、建立したお寺である。その建立は、交通事故死者数が最高値を記録した1970年である。毎年恒例の七月の夏季大祭が執り行われる。2019年は、7月17日に交通事故者慰霊萬燈供養、18日に交通安全夏季大法要が、第49回目として執り行われた。来年で50年の節目を迎える。

 トヨタ自動車の豊田章男社長をはじめ関係役員とトヨタ自動車販売店協会などから450 名が出席された。以前から参加していたマツダの小飼雅道会長に加え、今回はスズキの鈴木俊宏社長、スバルの中村知美社長も参加された。

Photo

    聖光寺  協豊会ホームページより  2014年7月18日 

 下記リンクは2017年法要の記録

http://www.kyohokai.gr.jp/whats_new/%E4%BA%A4%E9%80%9A%E5%AE%89%E5%85%A8%E3%82%92%E7%A5%88%E9%A1%98-3/2017/

      

トヨタのDNA

 この大祭は、トヨタの神仏への敬いの心の現われである。これは他の自動車メーカでは聞いたことの無い。これは豊田佐吉翁が、トヨタ自動車の創業者の豊田喜一郎氏に、「俺は織機で御国に尽くした。お前は自動車で御国に尽くせ」との遺言を遺し、豊田綱領に「神仏に尊崇報恩感謝」と記したように、神仏への敬いの心の現われである。豊田佐吉翁の頭には金儲けではなく、報国の精神があり、結果として事業が成功したのであって、金儲けがうまかったから、成功したのではないと思う。

 トヨタ中興の祖と言われる石田退三氏は、交通事故死者が1万人を超えていた交通戦争と言われた時代、会社の執務室に観音様(お地蔵様かも)の像を置き、毎日、犠牲者を悼み交通安全を祈念していたという伝聞がある。

 

豊田綱領 (豊田の5つの精神)

1.上下一致、至誠業務に服し産業報国の実を挙ぐべし

1.研究と創造に心を致し常に時流に先んずべし

1.華美を戒め質実剛健たるべし

1.温情友愛の精神を発揮し家庭的美風を作興すべし

1.神仏を尊崇報恩感謝の生活を為すべし

 

 昭和10年10月30日、豊田佐吉の6周忌にあたって、全従業員が整列した佐吉翁の胸像まえで、佐吉翁の信任が厚かった取締役支配人・岡本藤次郎が朗読・発表(試作車を完成させ、国産自動車生産の目処がたった時)

 

 社是に「神仏を尊崇報恩感謝の生活を為すべし」とはなかなか書けない言葉である。その精神がトヨタのDNA中に流れているようだ。目には見えないご先祖や神仏を大事に精神が今のトヨタを創ったと思う。

 

豊田綱領からTOYOTA WAYへ

 現在、企業の不祥事が多発しているが、不思議とトヨタからは、そんな話が聞こえてこない。これもTOYOTA WAY(豊田綱領)を基にした経営理念があるためだと思う。今時、目に見えない神仏を敬えと社是で謳い、交通事故の犠牲者をグループ会社全体で法要の儀を執り行う会社は異様に映る。しかし、これがトヨタだと違和感なく受け入れられる。

 

 これが日産の社是や三菱ふそうの金儲け一本やりの会社から見ると、異様に感じられるだろう。そんな神仏を敬う社風から作られたトヨタ車が、三菱ふそうのバスに乗っていた乗客を救ったと私は解釈した。ありがたや、トヨタ教のご本尊様。

 私は目に見えないものに畏敬の念を抱いて生きている。拝金主義者から見れば、アホと見えるだろう。価値観の違う外国資本に支配された自動車会社の連中からどう思われようと、私は神仏を敬う社風から作られたトヨタ車を選ぶ。

 私は、これから創作するものは、神仏を敬い、祈りの気持ちを込めて創っていきたいと再決意した。

 

2022-09-18  久志能幾研究所通信 2494  小田泰仙

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2022年9月17日 (土)

病気は真剣に治す 最悪の病気は自分病

 

 目標がない人間に病気は治せない。(第59代横綱 隆の里)

 

 病気になれば、受験勉強もまともにできず、試験も受からない。

 稽古もまともにできず横綱にもなれない。

 経済の勉強もできず、お金も稼げない。だから夢の実現も難しい。

 仕事は体力で勝負である。病気になれば人生の成功はない。

 

 だから私は、病気になったら、医師任せにせず、医学を勉強して、自分で医師を探し、自分でその治療方法を探した。医師は治療を施すが、患者の病気は治せない。病気を治すのは、自分自身である。生命体の勉強をすることは、生きかた、死にかたの勉強にもなり、有益であった。

 

 そもそも病気になるとは、ご先祖からのリース物件である「人体」という機器を、過酷に使い過ぎたのだ。病気とは、仏様と御先祖からの警告メッセージである。その修繕に、使用違約金を払って修理(治療)するのが御先祖様、仏様に仁義を切ることなのだ。その治療費をけっちてはならない。

 

病気を治す

 まず病気の気配に気づく。

 病気になる前に、その未病の原因を見付ける。

 その病気の研究をする。

  私は白内障、緑内障になったとき、眼の医学書を3冊買いこんだ。

  価格2万円が2冊と3万円が一冊である。医学書は高いのだ。

  なにせ、見ることは生きることだ。私は治そうと必死であった。

  私がガンになった時は、関連図書を50冊買った。

  それでがんを研究し、日本のガン治療現場の真実を知った。

 それでその病気の原因を考える。

 病気の原因を取り除く。

 再発防止をする。

 病気を研究し、得た成果を人に伝授する。知識は病気を防ぐ力なのだ。

 病気に関する情報は、情けの報せなのだ。それは知施である。

 

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 眼の医学書は価格2万円が2冊、3万円が一冊

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 それなのに、多くに医師は病状を見て、対処療法で胡麻化すから病気が治らない。その方が楽で儲かるからだ。

 なぜその症状が表れたかを、自分で調べないとダメだのだ。

 

 高血圧症で降圧剤を飲むから、治らない。応急処置の降圧剤が原因で認知症、がんになってしまう。高血圧を引き起こした食事や生活習慣を改善しないと治らない。放置するとがんになる。

 私は真島消化器クリニック(久留米市)の真島院長の指導で2年がかりで高血圧を治した。その治療は食事療法だけである。

 

 熱が出たからと、解熱剤を飲むから、体の免疫力が下がり、もっと大きな某気になる。熱とは、体内の白血球が入ってきたバイキンと戦って熱を出したのだ。その熱を薬で下げると免疫力が低下する。

 抗菌グッズばかり使うと、体の免疫力が低下して、新型コロナにも罹りやすくなる。やるべき対策は免疫力の向上である。

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 がんは生活習慣病である。狂った食生活、狂った生活習慣を正さないと、手術で患部を摘出しても、再発する。

 私に多くの知識が有ったから、がんセンターの標準治療コースの一つである抗がん剤治療を担当医師とけんか別れをして拒否した。高齢者には、抗がん剤治療は体を痛めてしまい、それで免疫力が低下して死んでしまう。人はガンではしなない。抗がん剤治療で免疫力が低下して、肺炎等で死ぬのだ。知識とは病気に対する武器なのだ。

 

 検査で健康にはなれない。本来、健康であれば、検査などいらない。病院に行くと、過剰検査で病気にされる。 

 

大垣病

 大垣市が衰退したのは、現象で、それを対処療法で対策しても効果がない。その真の原因は為政者の間違った政策だ。大垣病を治すには、政治の長の首を挿げ替えればよい。そんな市長を選ぶ大垣市民の意識改革が、最大の治療である。

このコロナ禍で市民の生活が大変な時、増税であるゴミ袋有料化などを施行する石田仁市長と近沢正議員は、市民の敵なのだ。それを手術で除去しないと大垣病は治らない。

 

日本病

 この30年間の経済停滞は、間違った政治を継続している官僚、政治家の責任である。そんな政治家を選んでいる国民の意識改革しか、治療法がない。余りに愚劣な政治に対して、選挙でお灸をすえない選挙民にも責任がある。

 

自分病

 性格はほんとうは、とても変わりやすい。だた人間は、自分を変えないための能動的な努力を絶えずやっている。だから変わらない。(アルフレッド・アドラー)

 人間は、慣れ親しんだ立ち位置が心地よいのだ。だからそれを変えることには、抵抗する。特に高学歴の官僚は、今まで必死に受験戦争、出世競争の生存競争を勝ち抜いてきて、やっと掴んだ利権の世界を手放さない。それが現在の日本の世界だ。だから失われた30年が生まれた。それを反面教師として、自分を変えないと自分病を治せない。

 環境が激変しているのに、変わらないのは病気である。変わらないと、自然界では生きていけない。進化論を唱えたダーウィンは、「この世に生き残る生き物は、変化に対応できる生き物だ。強い種や頭の良い種ではない。」という。

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馬場恵峰書「佐藤一斎「言志四録」五十一選訓集」久志能幾研究所刊

 

2022-09-17  久志能幾研究所通信 2493  小田泰仙

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2022年9月16日 (金)

大垣市、都市没落非常事態宣言発令中 没落原因とは

長久手市は日本一住みやすい街

大垣市は欄外に.....

 東建が実施した「住みやすい街ランキング2022」で、長久手市は、2年連続で全市中で第一位を獲得している。その理由は、施設の充実、車で生活する利便性、安全な街、子供の教育環境の充実、通勤の利便性、静かな環境が優れているのが、要因である。

 

 長久手市は大垣市と真逆の素晴らしい都市である。大垣市はランキングで、全国300位以下の欄外に没落した。大垣市は現在、都市滅亡の危機にあり、非常事態宣言発令中である。

 

 日本中がコロナ禍で景気が悪く、雇止めも蔓延し、市民が生活に困っている折、大垣市は、ごみが増えていると大嘘をついて市民を騙し、ゴミ袋有料化を施行する。石田仁市長や近沢正議員は狂っている。裏で利権を肥やしているとしか思えない。

 近沢正議員はゴミ袋有料化推進委員会の委員長である。ゴミ袋有料化準備の名目で億単位の金が動いている。

 今は、ウクライナ戦争、米中経済戦争で狂乱物価で全てのモノの値段が上がっている。そんな大変な状況下で、ゴミ袋有料化は、一家庭あたり、5千円の増税と同じである。子供を持つ家庭の家計を直撃である。なにが子育て日本一だ。一般市民の家計をも直撃だ。これでは、大垣市民は地獄へまっしぐらである。こんな市民の敵が支配する街に誰も住みたくない。だから大垣市は、住みたくない街になったのだ。

 

 

楽しくない

 大垣市が没落した原因の第一は、大垣市商店街に行っても楽しくないからだ。魅力がなくなったのだ。楽しくない街になんか、誰も行かない。だから寂れていく一方である。

 

 大垣駅前商店街に買いたいお店がないからだ。食事をするお店がないからだ。行きたいお店がないからだ。車で行っても、無料で止める場所がないからだ。車社会の現代では最悪の都市なのだ。

 

役人の怠慢

 大垣市が寂れたのは、市役所のお役人が市の活性化に努力をしていないからだ。因果応報である。何かを成し遂げるとは、辛いことだ。大垣市のお役人はそれをやらず、のうのうと楽をして、避けているから、大垣市は寂れたのだ。

 都市が寂れるとは、公示地価が下がることだ。大垣市民の不動産財産価値が暴落することだ。市民が損をすることだ。市民が貧乏になることだ。大垣市の公示地価は20年前の半値以下に暴落している。自分の財産が目減りする街に住みたいとは思わないだろう。だから大垣市は、住みやすさランキングで欄外に追い出された。

 大垣市観光課の古狸が「有名店の誘致交渉など、そんな辛い仕事を部下にさせるわけにはいかない」と吠えていた。長浜市や岐阜市は、役人が走り回って有名店を全国から誘致して、繁華街を繁栄に導いている。

 

教育最低

 子どもの教育環境も県下最低である。児童生徒一人当たりの教育費が県下最低である。つい最近まで、小中学校のエアコン整備率が2.1%で県下最低であった。他市は100%であったのに。

 それで「大垣市は子育て日本一」と吠えている。ブラックジョークである。

 大垣市は、今は過去の遺産で食っているが、20年後に今の子供が働き手になった時が、大きな危機となるだろう。

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安全性、防災性に疑問

 大垣は水の都である。しかし水害の被害に遭いやすい。大垣市はその水害に対する安全対策、防災対策が不十分である。

 大垣市は2017年10月23日の台風のため、基幹道路の室本町アンダーパスが水没した。その原因は、排水ポンプの保全怠慢である。その後始末でも、再発防止に関して大垣市は全くダンマリをきめこんでいた。現在でもその件の報告はない。その後、泥縄式の対応で危機管理室ができたが、人員も体制も今までとおなじであった。名前だけが出来ただけだ。市民の命を重要視していないのだ。

 

 大垣市の郭町の東西のアーケード街で、西側の通りはお店が少ないので、暗くなるとアーケードの電気が点かず、暗いままで物騒である。夜に歩くのが危険を感じる。大垣市民は、夜に安心して大垣の中心街を歩けないのだ。とても安心して住める街とは思えない。

 

痛めつけ

 愚鈍な政治家が、20年間も商店街に力を入れないから寂れたのだ。元気ハツラツ市行事で、商店街を痛めつけたから、大垣市が寂れたのだ。

 

 再開発をするすると言って、やらないから寂れたのだ。再開発の話があれば、商店主もお店に思い切った投資ができないので、ますます寂れる。

 

 50年前の記憶力テストだけは優秀だが、賢くない市長が20年間も独裁政治をすると市は没落するのだ。

 市長が経営の常識のPDCAを回さないから寂れたのだ。没落しているのが明白なのに、その回復策をしないから寂れたのだ。要は市を経営するにはドシロトなんだ。日本一成長している福岡市の高島市長と比べれば、一目瞭然である。

 現市長は、前市長の政策を承継すると自慢している。それでは大垣市の未来は絶望的である。20年間の政策の結果は、大垣市の現状を見れば一目瞭然である。やるべきは、破壊と創造である。それが業務改革だ。市政革新だ。

 

 当たり前のことが起きたから寂れたのだ。宇宙根源の理にあった現象である。大垣市のように寂れる政策をして栄えたら、世の中が狂ってしまう。

 栄えるには栄える方策がある。成功している他市に教えを請えばよいのだ。しかし頭の高く、利権にしがみ付く政治家はそれを嫌う。それならその政治家たちを入れ替えればよいだけだ。

 

 

2022-09-16  久志能幾研究所通信 2492  小田泰仙

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伝えるとは、學ぶこと

 

「知りたることを人に伝えざるは、借りた金を返さざるが如し」

  石川理紀之助(1845年~1915年)

   石川氏は、秋田県生まれの老農(篤農家)・農業技術指導者。

 

 その知りたることも、多くのご縁があってのこと。その知識を得るのに相手は多大の人工をかけているはずだ。

 そのカネを返すにしても、感謝をもって返さないと相手に心が伝わらない。その伝え方が前向きでないと相手に伝わらない。ただ返せばよいものではない。相手はATMではないのだ。

 

 伝えるとは學ぶこと。學ぶとは、真似る事。伝えるとは、最低2人との共同作業である。受け手も感謝で受け取らないと、伝わらない。自分も相手から、その姿勢をまなぶのだ。

 

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技術者教育講座

 私が技術企画部で新入社員教育、中堅技術者教育を計画し、運営し、その講座を持った時は、真剣にその準備に時間をかけた。毎年、同じ名の講義を続けたが、毎年、大幅な内容の更新をした。

 私が企画して運営した講座で、他の講座の講師の傍聴もして、その講師の評価も行った。その出来が悪いと、翌年は首にした。教育とは、講師が知りたることを、受講生に伝える神聖な場なのだ。それをいい加減にする教師は許せなかったからだ。

 

Img_0552s 私は必ず、全講座の講義ぶりを後ろから観察した。

 2004年 技術者教育講座

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稟議書の伝えかた

 会社で起案する稟議書だって、自分が知っていることから、会社のためにカネを使う投資を提案している行為である。その伝える相手に応じて話し方を変えないと、借りた金が返せない(内容が伝わらない)のだ。技術担当の役員には、必要な技術開発の要点を説明すればよい。しかし技術の分からない経理担当役員には、その投資でどれだけ会社が儲かるかを説明せねば説明にならない。それで自分もその行為を学ぶのだ。

  それはどんなプロジェクトの説明でも同じである。人に説明(知らせて)して、自分の行動を第三者の目で再確認するのだ。そこに大きな学びがある。

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ブログの情報

 私のブログでも、私が知りたることを、更に付加価値を付けて発信している。私を育ててくれた師への恩返しであるからだ。師から教えてもらったことを右から左に受け流しているのではない。自分でさらに調べて、自分の学びを追加して発信である。それが師への恩返しだ。それが世の誰かのためになれば、私が生きている価値がある。馬場恵峰先生はそういう生き方をした。

 

人物評価

 私は、報せた相手の反応で人物評価をしている。伝える、たかが伝える、されど伝える、である。

 

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 馬場恵峰書

 

2022-09-15  久志能幾研究所通信 2491  小田泰仙

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2022年9月14日 (水)

「統一教会」入会案内書を分析 どんなに暑くても、やっぱり秋(餓鬼)は来る

 

 2019年6月19日、突然遠い縁戚の人が訪問してきた。彼とは初対面である。彼は、私が作った家系図を親戚の家で見て興味をもって訪問したという。色々と家系図と私の建てたお墓の件の話で盛り上がった。

 彼が帰り際、「統一教会」の勧誘パンフレットを渡してきた。当時、統一教会のことは薄々知っていたので、私はそれを見て幻滅した。彼の訪問の真の目的が露見した。彼は私の宗教観を聞き、自宅にある松本明慶大仏師の仏像を見て、勧誘は無理と判断したようだ。だから彼は「統一教会」の勧誘パンフレットだけを置いて帰っていった。

 彼は新信者獲得の為、ノルマに飢えた餓鬼のように、我が家にやってきたのだ。どんな新興宗教でも、新しい信者を獲得するノルマを信者に課す。定期的な会合で、その成果を問われ、成績が悪いとつるし上げをされるのが常識だ。

 しかし正統派の宗教(仏教、キリスト教等)では、勧誘は教義で禁止されている。自分から入信するのは構わないが、勧誘はご法度である。勧誘を強要するような宗教団体は、狂気集団である。だから安倍さんが殺される事態となった。

 

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  森龍己氏画 (9月14日に偶然頂いた残暑見舞いハガキより)

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安倍元首相暗殺事件

 2022年7月8日に起きた安倍元首相暗殺事件の後、私はそのパンフレットを思い出して探したが、どこかに紛れ込んでしまい、探せなかった。たまたま、今日(9月14日)、そのパンフレットが出てきて、改めてそのパンフレットの分析を行った。

 

 その冊子はB5版で全24頁である。その内容は下記である。

 P1 表紙

 P2 「祝福結婚」は何がちがうのか?

 P3  祝福結婚」はなぜ貴い?

 P4  祝福結婚式とは

 P5  祝福結婚の目的とは

 P6  家庭は愛の学校

 P8  真の家庭づくり運動とは

 P9  家庭連合のコミュニティ活動

 P10  「死」は新たな人生の始まり

 P11  永遠の人生への三段階

 P12  聖和式とは

 P13  HJ天宙天寶修錬苑

 P14  世界に広がる平和活動

 P15  為に生きる真の愛で世界が一つに

 P16  ボランティア 芸術と文化

 P18  文鮮明師・韓鶴子総裁の歩み

 P19  家庭連合の教義

 P20  統一原理に学ぶ

 P22  図書紹介

 P23  さらに深く知りたい方のために

 P24  裏表紙

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 統一教会のパンフレットの表紙
 

 この内容を分析して、下記の違和感を覚えた。

 

疑惑1

 テクニカルライティング的に、文書は最初に一番大事なことを述べるのが原則である。だから合同結婚式がこの教団で一番大事だと判断しているようだ。しかし宗教とは、もともと「その家の(生き方の)教え」である。その件は全く触れず、ひたすら合同結婚式を大賞賛する話である。

 

 その祝福結婚式も、教団が決めた相手と結婚するしかなく拒否が出来ないが、それには全く触れられていない。結婚は神様がのぞむことして、聖書の言葉を、神様が言ったこととして教団に都合の良いように引用している。神様にくちなしである。

 結婚は両性の合意で決まる。しかし統一教会では、教会が指定した相手と強制的に結婚せねばならぬ。日本の憲法違反である。

 貧しい韓国人が日本女性と結婚して、日本の永住権を得るのが大目的であるのは、隠された大秘密である。この教団では離婚は認められていない。

 

P2scan0197   P2 「祝福結婚」は何がちがうのか?

P3scan0198

    P3 祝福結婚」はなぜ貴い?

P4scan0199

   P4

P5scan0200

    P5

疑惑2

 そもそも、人が宗教に求めるのは、生き方である。人は何のために生れてきて、何のために死んで、何処へ行くかを悩んで、宗教の門を叩く。しかしそれが全く触れられていない。

 宗教とは、もともと家族の一員が社会の中で生きていくために定めた教えである。人間として、当たり前の行動を戒律として定めた教えである。野獣として生きている人間には、宗教は必要ない。ましてや強制的国際結婚などは異常である。それに気が付かなければ、狂っている。

 

疑惑3

 安倍元首相を暗殺した山上容疑者の母は、教団側から、「“先祖の供養のため”、献金しないと地獄に落ちる」などと言われて、1億円を寄付したという。そういう寄付の話は、このパンフレットには全くない。

 有るのはp16に、ボランティア活動で2千3百万円の義援金を出したとの宣伝(2019年現在)である。しかし、この教団では信者から日本統一教会本部へ納められる感謝献金・特別献金が、2011年度だけでも約500億円を集めている。それなのに、雀の涙金の義援金を大々的に宣伝している(p16)。この教団は今までに総額1兆円近いカネを信徒から貢がせて、韓国に送金したと噂される。日本の信者は大事な金づるなのだ。

 

疑惑4

 P18に文鮮明師・韓鶴子総裁の顔写真が大きく乗せられているが、どう見ても高尚な宗教家、高い道徳のある人物とは言えない。人相学を少し学べば誰でも分かることだ。普通の常識ある人ならこの人について行こうとは思わないだろう。それを平然と勧誘小冊子に掲載する神経が分からない。

 以下の青字部、ウィキペディア「文鮮明」より抜粋

概略

 文鮮明は、世界中にいる統一教会の信者にとっては、地上に再来したメシア、第三のアダム、再臨の主であり、彼と妻の韓鶴子は真の父母であると考えられている。しかし一方では第一級の宗教的詐欺師であり、陰謀によって会員や元会員、その家族たちの人生を台無しにしてきた悪徳商人であると捉えている人々もいる。一部のマスメディアは、「有名な韓国人伝道師」「問題の宗教的指導者」「何万もの求道者を洗脳したカルトの人形使い」など、彼を多様に描写している。その評価は極端に分かれるが、宗教学者のダグラス・E・コーワン英語版、宗教社会学者のデイヴィッド・G・ブロムリー英語版 は、「どのように描写されているかは別として、20世紀後半の最も目立った新宗教の指導者の1人である」と評している

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疑惑5

 P19に天地創造、天国と地獄、アダムの誘惑と楽園からの追放、キリストの復活等が絵で示されているが、前半までの説明文と違和感と矛盾がある。キリストが無差別に合同国際結婚を勧めたなど、聞いたことがない。

 うちのお寺さんが信徒獲得で走り舞ったなど聞いたことがない。

 キリスト教も仏教も勧誘入団活動を禁止している。キリスト教で勧誘行動をしているのはモルモン教だけである。

 

疑惑6

 P20に統一原理を学ぶ教本が紹介されているが、これが3千万円のカネを教団に貢がないと入手できないとは、誰も知らない。しかし入団すれば、信徒はこの教本を買わされるのだ。一家に一冊ではなく、信徒一人に一冊だから、4人家族なら1億2千万円が必要だ。

 教団に入会すると、信者の義務として収入の10分の一を寄進する生活を送る。

 それはあくまで建前で、お金は全て神様のものが原則である。

 全てのお金を神様に捧げるのが信者の務め。

 信者は一冊3000万円の聖書を、一人一冊で購入する。3人家族なら3冊必要で合計9千万円、ローンの支払いである。 

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 日テレNEWS 「教団の主張に反論」 YouTube

        渡辺博弁護士が証言  2022年7月12日

 過去最高の寄進額は54億円。その家は破産したそうだ。

  その教団の寄進総額は1兆円を超える。

  ある普通の元信者は6年間に500万円を貢いだと証言している。 

 お守りの印鑑は40万円で買わされたとか。

 2000万円、3000万円を寄進した信者などゴロゴロいるという。

 そのカネは家屋敷を担保にし、家族に無断で土地を売って作った金である。

 それは安倍元首相が制定した霊感商法の禁則手である。だから統一教会は、安倍元首相を天敵として見ていた。

 

疑惑6

 この冊子の作成責任者、発行元、住所、発行日時は全く記載がない。これでは信用など全くできない。

 

 

以下、ウィキペディア「世界平和統一家庭連合」より抜粋

 1960年代後半から、学生を狙った反社会的な「原理運動」による家庭崩壊、学業放棄が社会問題となり、霊感商法が社会問題になった1980年代以降、朝日新聞社や『週刊文春』によって大々的な批判キャンペーンが展開されたが、教団側は激しく反発し、信者によるデモなどが行われた。1984年には、世界日報編集長の副島嘉和が教団の反日思想等の実態について、内部告発を行った後に、襲撃を受ける事件が発生。その他にも、教団を批判した人物・マスメディアへの嫌がらせや、教団に関連した不可解な事件が多数発生している。

 「コリアゲート」疑惑の調査を行ったフレイザー委員会の最終報告書によれば、教団は1961年に当時のKCIA長官・金鍾泌によって再編され、韓国の政治的目的を達成するために政治工作を行っていたことが明らかになっている。

 文鮮明は自由民主党安倍晋三元総理大臣の祖父である岸信介と盟友であり、1950年代から日本の政界と協力していた。岸の自宅付近には統一教会の施設が存在し、そこで岸は交流会や講演会などを行っていた。岸内閣時代の首相公邸は統一教会本部として使用された。同教団は現在に至るまで、国際勝共連合等の関連団体あるいはダミー団体を通じて、自由民主党等の保守政治家と密接な関係を保ち続けている。政治家との密接な関係は、教団の宣伝・広報に利用されており、統一協会系月刊誌『世界思想』では、「戦後憲法の終焉」「今こそ日本を取り戻そう」等のフレーズが使われ、安倍晋三元総理大臣の写真が過去複数回にわたり表紙に使われていた。これは後述する「霊感商法」の被害拡大につながると懸念されている。

 

 

2022-09-14  久志能幾研究所通信 2490  小田泰仙

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2022年9月12日 (月)

感謝する心の有無  空港バス横転炎上の真因

 

 感謝する心を忘れてはならない。感謝する心があって初めて、物を大切にする気持ちも、人に対する謙虚さも、生きる喜びも生まれてくる。

       松下幸之助翁

 

 「ありがとう、お世話になりました」という声が聞こえる家に、破綻はないとは、馬場恵峰先生の言葉である。

 私が人を判断する指標に、感謝の言葉をその一つにしている。人が世話をして、礼一つ言わない人とは、その後の付き合いに一歩引いている。実際、長い人生経験で、その言葉のない人に何度も煮え湯を飲まされた。だからその人とは、付き合いを避けるのだ。自分の人生は自分で守らねばならぬ。

 人の行動の微分値が「感謝」の心である。その小さな行動で、その人の未来の行動を予測できる。

 今、自分がこの世に有るのは、ご先祖の恩、親の恩、友人知人の恩、師の恩である。毎日感謝して生きよう。

 

社是に「感謝」の有無

 会社の社是で、何のために会社が存在しているか、それに「感謝」の言葉の有無で、その後の行動が違う。

 トヨタは同業他社中で一番不祥事が少ない。日産、三菱の不祥事は目を覆うばかりである。

 松下電器(現パナソニック)は、同業他社の多くが外国勢に吸収されたが、現在でも健気に世界で戦っている。

 

 2022年8月22日に名古屋空港バスが横転炎上事故を起こした。そのバスの製造メーカは三菱ふそうである。その社是では、利益が最優先で、感謝の一言もない。

 三菱ふそうは、元は三菱グループの会社で、三菱自体が、約150年前の明治維新の時、岩崎弥太郎が政商として金儲けが目的で作った会社である。当時、渋沢栄一に一緒にやろうと話を持ち掛けたが、岩崎の考えでは社会のためにならないと、渋沢と岩崎は喧嘩別れをする。

 三つ子の魂百までで、三菱の体質は金もうけが脈々と伝わっている。それが三菱自動車、三菱ふそうにDNAとして伝わって何度も不祥事を引き起こしている。偶然ではないのだ。

 車メーカであるなら、まず乗客の安全、法令順守が第一のはずが、三菱ふそうの社是では、優先順位三番目である。それも「誠実」が最初で、その次に、おまけで「法令を順守します」である。その法令を大事にしない体質が、リコール隠しの背景にある。それが原因で多くの人の命が失われた。

 現在、三菱ふそうは、三菱から見放されて、ダイムラーグループに売り飛ばされて、ダイムラーの一員となったが、その体質は変わっていないようだ。衝突して簡単に炎上してしまうバス構造に、その設計思想が現れるている。いまだそんな簡単に炎上したバス事故は聞いたことがない。バスの構造基本設計が間違っているとしかいえない。人命軽視の設計が染みわたっているのだろう。

 

上記4社が、その後の社会に与えた醜態の有無は明白である。

 

豊田綱領の第5項目

 神仏を尊崇し、報恩感謝の生活を為すべし。

 

松下電器の「私たちの遵奉すべき精神(七精神)」の7番目

・感謝報恩の精神:感謝報恩の念は吾人(ごじん)に無限の悦びと活力を与うるものにして此の念深き処如何なる艱難(かんなん)をも克服するを得 真の幸福を招来する根源となるものなり

 

それに対して、日産の経営理念は、下記である。

 「独自性に溢れ、革新的な車やサービスを創造し、その目に見える優れた価値を、全てのステークホルダーに提供します。それらはルノーとの提携のもとに行っていきます。」

 日産は、あくまで株主に奉仕するという社是である。そこには社会に対する感謝の念はない。

 日産は財閥の鮎川義介が、図面も設備も技術者もフォードから買ってきて、金儲けのために設立した会社である。豊田自動車は、豊田喜一郎が日本の工業力の成長、生産技術の向上の為に、全て国産で作ることを目指した会社である。日産の金儲けだけの会社とは違うのだ。三つ子の魂百までは、会社で当てはまり、その後の会社の成り行きを見れば、それが納得できる。だから目ざといゴーンは、日産をカモだと嗅ぎつけて、むしゃぶりつくしたのだ。だから恩有る社員の首を切るなど何とも思っていなかった。

 日産の経営理念には、車という装置に対して、ユーザの安全に関する配慮がない。最大の株主であるルノーの利益が最優先なのだ。だから今まで会社を支えてた恩が有る社員の首を切り、ご先祖の資産を切り売りし、見せかけに建て直しをしただけである。そうやってゴーンは利益をルノーに送り、自身も金儲けをしたのだ。その末路は悲惨であった。因果応報である。

 

三菱ふそうの企業理念 

ダイムラーグループの企業理念(三菱ふそうはダイムラーの一員)

「情熱」

 私たちは製品やサービスを通じてお客様の成功をお手伝いします。常に最善を尽くして取り組み、可能性を拡げる努力を惜しまず、学び続け、成長します。

「尊重」

 私たちは、相手の立場に立って行動します。お客様や関係する仲間に対して常に胸を開き、多種多様な意見や考え方を大切にします。行動力と独創力を大切にし、賞賛するだけではなく、ときにはアドバイスも行います。社会的責任を果たし、お客様に評価され得るように、日々、真摯に業務を遂行します。

「誠実」

 私たちは、約束を必ず守ります。企業理念、法令および社内規則を順守します

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 (豊田綱領では「法令を守る」が第一項目で宣言されている。

 現在のトヨタ基本理念の第一は、「内外の法およびその精神を遵守し、」である。トヨタが使う「遵守」という言葉は、三菱ふそうが使う「順守」に比べて厳格である。遵守は、順守と比べて厳格に守るという意味が含まれている。言葉一つで会社の姿勢が分かる。

 会社経営では、結果が全てである。それが三菱のリコール隠し、死亡事故の原因放置、空港バス炎上事故である。)

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「規律」

 私たちは透明性と公平性を守るために高い倫理観と誠意をもって議論を行い、根拠に基づく決断をします。結論は明確にします。我々は一団となって取り組みます。

  上記は、経営理念の言葉として私は違和感を覚える。この経営理念には、バス購入者の利益の言及はあるが、乗客の「安全」への言及がない。

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2022-09-12  久志能幾研究所通信 2489  小田泰仙

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2022年9月11日 (日)

ホワイトハウス 見学記

 

 1994年8月11日、ミシガン大学での夏季テクニカルライティングセミナーに参加した後、ワシントンの美術館巡りをした。その一環でホワイトハウスを見学した。

 ワシントンには年間150万人もの観光客が訪れるが、その中でもホワイトハウスは超人気スポットである。あまのじゃくな私は、この旅行の「クライテリア」を「美術館・博物館におけるコミュニケーション技術の観察」と定義して、そんな俗っぽい名所には行きたくもないと思っていた。しかしコーコラン美術館に行くため、横を通ったら行列に巻込まれてホワイトハウス・ツアー(無料)に引きずり込まれしまった。なんと意思の薄弱なこと・・・。でもホワイトハウスに行って正解であった。

 

 ここは準美術館扱いをしてもよいほどの内容がある。ここへの入場には、手荷物のX線チェックと金属探知機のゲートを通らなくてはならない。セキュリティはさすがである。当時はまだ911事件が起こる前で、米国内で、こんなセキュリティをしている場所は少ない。

 また内部は撮影禁止である。各部屋の造形、調度品、飾られている美術品等を見ると,まるで一つの美術館の趣がある。各部屋の造りも格調が高いがけっして率美ではなく、どちらかというと質素でさえあるのが気持ちがよい。各部屋 も 「グリーンの間」、「青の間」、ファーストレディ用の客間の「赤の間」、居間、図書室、食堂等 と独特の名前が付けられ、内部装飾、絵画、調度品などに格式を感 じる。

 

 暗殺された リンカーン大統領とケネディ大統領の遺体を安置したこともあるレセプションルームは、その事実を聞かされるとこの建物の歴史を感じた。各装飾から、ヨーロッパから新大陸に移住した人々が旧大陸を思いはせて古きヨーロピアンスタイルで装飾 した気持ちが分かる。

 

 このレセプションホールが1961年、パブロ・カザルスがホワイトハウスで演奏をした場所のようだ。当時はそんな音楽関係には興味がなかったので、そこまで気が回らなかった。

 

 この大統領官邸まで公開してしまうアメリカのオープンさには脱帽である。寡聞にして、日本の首相官邸の観光ツアーは聞いたことがないのが残念。古い、狭い、汚い (?)との評判がある日本の首相官邸は国の恥であろう。首相官邸新築のGOサ インを出した中曾根さんはえらいと思う。国民の税金の無駄遣いの批判とは別に、出すべきものは出さないと世界から笑われる。

 

 個人の運勢は、家相 50%、名前 30%、残りが個人の努力で決まると言う人もいる。

 この説には全面的には賛成できないが、家相がその人の運命に大きな影響を与えることは否めない。狭い、暗い、汚い家では、働く意欲、明日への活力もでてこまい。そういう点で家相は科学的である。同じことが国の運命にも当てはまると思 う。国の主人は大統領、首相である。この広く、明るく、気品あふれた建物は、国の主人である大統領に、米国を世界一の国にさせる働きをした要素の一つである気がする。日本も、現在の国力に見合った首相官邸を早く建ててほしいものだ。(1994年当時)

 

 入口と正面の鉄柵内側の芝生に置かれた全天候型スピーカが、混雑した人々に案内と解説をしていた。このサービスぶりには、観光地としての気配りとパーフォーマンスを感じた。

  初稿 1994年

  2022年9月11日 追記

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  ホワイトハウス ガイドブックより

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 パブロ・カザルスが演奏をしたレセプションホール 1961年

  「パブロ・カザルス ホワイトハウスコンサートCD」より

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 ホワイトハウスの外柵付近の人だかり 1994年8月11日

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 玄関(裏口?) 1994年8月11日

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1994年8月11日

00030034s 1994年8月11日

00030033s 1994年8月11日

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2022-09-11  久志能幾研究所通信 2488  小田泰仙

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2022年9月10日 (土)

良き出会いはCDにもある パブロ・カザルス ホワイトハウスコンサート

 

 今日(2022年9月10日)、ヤマハ名古屋店でオーディオ視聴会に参加した。そこで素晴らしいCDに出会い感激した。帰宅後、そのCDをネットで検索して、購入手続きをした。

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 パブロ・カザルス ホワイトハウスコンサートのCD

   前列にケネディ大統領とジャックリーヌ夫人

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 その視聴会で解説者の井上さんが、最初にパブロ・カザルスが「鳥の歌」をホワイトハウスで演奏したコンサート(1961年)の解説をして、その実況録音したCDを最初にかけてくれた。今回、井上さんが選んだCDやレコードは、井上さんのこだわりの作品ばかりであった。

 

 どんな作品でもその背景を知って聴くと、感動が全く違ってくる。平和主義者のパブロ・カザルスは、当時、フランコ独裁政権のスペインを認めていた国では、絶対に演奏をしなかったという。当時、米国はスペインを認めていたが、若い大統領ケネディが今後の世界平和に力を出してくれると確信して、パブロ・カザルスが敢えてホワイトハウスで演奏をした。その会場には、ケネディ大統領とジャックリーヌ夫人も出席していた。その3年後、ケネディ大統領は暗殺された。

 その録音状態は、とても60年前のものとは思えないほど臨場感に溢れていた。当時のホワイトハウスへの録音機材の持ち込みは制限されていたが、それを感じさせない録音状態である。

 当然、それを再生するヤマハの最新鋭オーディオの技術の高さもあってのことだ。今回試聴したスピーカはNS5000,希望小売価格:1,980,000円(税込)[2台1組]である。NS5000は、1974年に発売されたNS1000Mから、性能的にも価格的にも飛躍的に出世?してしまったようだ。

 私の自宅にあるヤマハNS1000Mは、スウェーデン放送局のモニタースピーカーとして採用されたことを聞いて、私もこだわりで40年前に購入した。当時216,000円(2台1組)であった。当時は消費税無し。このスピーカーは、今でも大事にしている。

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  ヤマハ名古屋店のオーディオ視聴室

 

P1150475s  自宅のヤマハNS1000M

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ホワイトハウスツアー

 私も1994年8月、ホワイトハウスのその演奏会場を見学したことがあり、その感激は尚更であった。それは私が1994年、ミシガン大学のテクニカルライティングの夏季セミナーに自費参加して、その後、ワシントンで美術館巡りをしたときのご縁である。ホワイトハウスは、一般人もホワイトハウスツアーで、内部が見学できた。当然、見学者は大統領執務室までには行けないが、その他の応接間は、見学が出来た。その中に、そのその演奏会場があった。

 当時のホワイトハウス見学記は、次回のブログで紹介します。

 

パブロ・カザルス

 Pablo Casals(1876年12月29日 - 1973年10月22日)は、スペインのカタルーニャ地方に生まれたチェロ奏者、指揮者、作曲家。カタルーニャ語によるフルネームはパウ・カルラス・サルバドー・カザルス・イ・ダフィリョー(Pau Carles Salvador Casals i Defilló)。

 彼はチェロの近代的奏法を確立し、深い精神性を感じさせる演奏において20世紀最大のチェリストとされる。有名な功績として、それまで単なる練習曲と考えられていたヨハン・ゼバスティアン・バッハ作『無伴奏チェロ組曲』(全6曲)の価値を再発見し、広く紹介したことが挙げられる。

 早くから世界的名声を築き、ヨーロッパ、南北アメリカ、ロシアなどを演奏旅行して回った。指揮者フルトヴェングラーはチェロ奏者としてのカザルスへ次のような賛辞を残している。「パブロ・カザルスの音楽を聴いたことのない人は、弦楽器をどうやって鳴らすかを知らない人である」。

 カザルスは平和活動家としても有名で、音楽を通じて世界平和のため積極的に行動した。

 

鳥の歌

 カザルスがカタルーニャ民謡『鳥の歌』(El Cant dels Ocells)を演奏し始めたのは、第二次世界大戦が終結した1945年といわれる。この曲には、故郷への思慕と、平和の願いが結びついており、以後カザルスの愛奏曲となった。

 1971年10月24日、カザルス94歳のときにニューヨーク国連本部において「私の生まれ故郷カタルーニャの鳥は、ピース、ピース(英語の平和)と鳴くのです」と語り、『鳥の歌』をチェロ演奏したエピソードは伝説的で、録音が残されている。

 この項、wikipedia [パブロ・カザルス] 2022/9/10 より

 

2022-09-10  久志能幾研究所通信 2487  小田泰仙

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2022年9月 8日 (木)

書道の秘訣、仕事道の秘訣

 

 うまく書こうと思わない事。(それでは何時までたっても書けない)

 今の実力で、良い紙に、よい筆で、良い環境で、真剣に全力で書く。

 そうすれば後世に残る。安い紙に書くから残らない。 

    馬場恵峰師談  

     日中友好書画交流展で(大村市)  2012年12月14日

 

 

上記の恵峰先生の教えを自分の仕事に当てはめる

 上手く世渡りをしようと思わない事。それはゴマすり、見栄っ張りで、表面的なお化粧をすることだ。

 今の実力で、よい材料で、よい道具で、今の環境で文句を言わず、真剣に全力で仕事に向う。そうすれば、後に残る仕事になる。妥協して仕事をするから残らない。

 その具体的成果を私は学んだ。その成果とは、具体的に有意差のある投資をすれば、具体的な投資回収を得る、である。ただしその投資回収は目に見えない形で、忘れたころの10年後である。

 

私の人生投資

 私は人より良い道具を選び、環境に不満を言わず、出来ることだけを自分で変え、自分を教育して、そういう縁が巡ってくるようにした。仕事の段取りを改善して、真剣に仕事に向かう。カネはかかったが、それに見合った成果が得られた。

 PCはいつも最高のもの(半分趣味)、良い本を選び(読書が趣味)、教師は日本一の人物を探し(師選びの目利き)、良き芸術作品を手に入れ(絵の目利き)、良い部屋を借り、良き書斎を作って仕事をしてきた。なぜそんな日本一の先生に教えを受けられたのか。それは私が最高を求めたからだ。

 

 米国自動車殿堂入りした田口玄一博士から、実験計画法を教えてもらった。

  これは前会社の教育部が頑張って田口玄一博士を招いてくれたお陰である。

 篠田義明先生から、テクニカルライティングを教えてもらった。

  先生の講義を聴いて、これは本物だと確信した。それからのめり込んだ。

  篠田義明先生はテクニカルライティングで日本の第一人者である。

 ミシガン大学スチーブンソン教授、マセイズ教授から講義を受けた。

  両師ともテクニカルライティングの世界的権威である。

  100万円を払って、ミシガン大学で講義を受けた。

 松本明慶先生から、人生を教えてもらった。

 百歳の伊與田先生から論語を教えてもらった。 

 眼科医の三好輝之先生から、指導を受けた。(歴代世界第2位の手術数)

 塩沼亮潤大阿闍梨のお話しを4回聴いた。東京、京都と足を運んだ。

 安岡正篤師の話を何回もテープで聞いた。

  講演テープは全巻100巻で、価格100万円。

 

 世界の美術館・博物館を延べ80館以上に行き美術品の見る眼を養った。

  海外に行けた時、観光地ではなく美術館・博物館を意識して回った。

 

 馬場恵峰先生から16年間、人生を教えてもらった。

  九州に飛んだ費用は、16年間で一千万円を超えた。九州までの旅費宿泊費と書画購入費が高いのだ。それが無駄だったとは思わない。

 

 お金は使ってなんぼである。貯めて持っているだけでは死蔵である。お金はお足である。それ閉じ込め、外に出さないと、お金に恨まれる。貯めても預金通帳の数字が変わるだけだ。それをあの世には持って行けない。死ぬ時に後悔する。遺族が喜ぶだけだ。最大の投資先は自分である。

 

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 馬場恵峰先生  当時85歳

  日中友好書画交流展で  2012年12月14日

 

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 大村テレビの取材を受ける恵峰先生 

  日中友好書画交流展で  2012年12月14日

 

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 馬場恵峰先生の道具

  墨は昭和天皇が使われたと同じもの。価格80万円。

  筆は象牙製で、150万円。

  硯は端渓麻子坑産で数百万円。現在は中国から持ち出し禁止。

  古来、端渓硯の産地として端渓三大名坑とされてきたのは、老坑、抗仔巌、麻子坑を指す。老坑は2000年頃、坑仔巌、麻子坑は2007年頃に閉鎖され、それから採石されておらず、今後もその予定はない。そのため、これら三大名坑の硯が希少になってきている。

 

2022-09-08  久志能幾研究所通信 2486  小田泰仙

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