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2020年4月

2020年4月18日 (土)

コロナ非常事態に、小川敏は3密・乞食行政に狂う

 日本中に新型コロナ騒動で戒厳令?(非常事態宣言)が出されている真最中、小川敏は各所へ強要した寄付の乞食行政に忙しい。岐阜新聞2020年4月18日付の西濃欄に掲載された「大垣市長の動静」記事を見て呆れた。

 大垣市長の動静

 午前10時 一般社団法人地球文化村からの寄付贈呈式

 午後1時 県新型コロナウイルス感染症対策本部員会議

    岐阜新聞 2020年4月18日 「小川敏大垣市長の動静」より

 

 何故、この時期に不要不急の寄付贈呈式を執り行うのか。市の統括責任者がこのレベルのお粗末さでは、大垣が衰退して当然である。

 単なる寄付贈呈式なら、部長か課長クラスが対応すればよい。今の緊急事態の場合だから、人が密接触する危険性のある贈呈式など禁止である。大垣市も他の市の行事も、全て中止ではないか。

 たぶん、小川敏が寄付を強要したので、市長出席の寄付贈呈式をやらざるを得なくなったのだろう。その後、市長室で密接な懇談会もあったであろう。

 その小川敏が強要する寄付も、議員、市職員の給与を県下最高金額から適正水準に下げ、県下一豪華な新市庁舎の贅沢をヤメ、小川敏思いつきの下劣な行事を止めれば、すぐに数億円から数十億円が浮く。そうすれば各所への寄付強要をしなくても済む。

 

寄付の目的

 なぜ、企業が寄付をするか? それは節税対策と売名行為と大垣市の利権確保が目的と推定される。大垣経済が行き詰まり、経営が苦しい大垣の企業が、大垣市に寄付をするには、それ相応の理由があるはずだ。

 

リーダーシップは資質ではなく、仕事である。

 リーダーシップの素地として、責任の原則、成果の基準、人と仕事への敬意にすぐるものはない。

 リーダーシップとは、組織の使命を考え抜き、それを目に見える形で確立することだ。リーダーとは目標を定め、優先順位を決め、それを維持する者である。

 「リーダーたる第一の要件は、リーダーシップを仕事として見ることである」

 ドラッカー著『プロフェッショナルの条件』「現代の経営」より

 

小川敏はリーダー失格

 小川敏は、市民の命をコロナから守る仕事にリーダーシップを発揮していない。小川敏は、この非常事態でも、市民の命を守ることより、自分の売名行為の寄付贈呈式が最優先で、それしか頭にない。

 リーダーとしての小川敏は、市長としての使命、責任の原則、仕事の優先順位を考えることを放棄している。小川敏は、リーダー失格である。大垣の恥である。

 

余興

 いつもなら、その寄付贈呈式の写真が岐阜新聞にそれみよがしに掲載されるが、さすがに岐阜新聞社もヤバいと思ったのか、市長の動静だけの情報で写真はなかった。しかし頭隠して尻隠さず、である。愚かである。

 現在は、多くの商店は国からの通達で、営業をやめて店を閉めている状況である。零細商店は明日の飯どころか、今日の飯が心配の状況である。

 それなのに、売名行為、寄付での税金対策で、大垣市に寄付して、大垣市長と贈呈式を見せびらかしのように誇示するのは、非国民である。それを記事にする御用新聞の岐阜新聞は「小川敏新聞」に名前を変えた方がよい。その小川敏が寄付をしたという話を聞いたことがない。

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  岐阜新聞 第一面 緊急事態宣言 2020年4月18日 

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  2020年4月18日付 岐阜新聞 西濃欄

  4月17日の小川敏大垣市長の動静  

  岐阜県は16日に特別警戒都道府県に指定された

 

2020-04-18 久志能幾研究所通信 1538 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年4月17日 (金)

磨墨智40-1 朝、起きたらその日の志を立てる

 一日は人生の縮図である。論語では15歳で人生の志を立てるように、毎日、朝起きたらその日の志を立てて、その日にやるべきことに邁進しよう。

 15歳には15歳の志があり、60歳には60歳の志がある。90歳にも90歳の志がある。歳は関係ない。志があれば、青春である。どんなことでも、始めるのに遅すぎることはない。毎日の積み重ねが、人生を創る。

 

小さな志

 小さな志でよい。その日の三食を正しく食べるという志でもよい。狂っていない正しい食事をするだけでも、健康な一日が送れる。人生は一日一日の積み重ね。それで人生が楽しくなる。医食同源。食事が体を作り、その体が資本で人生を創るのだから。

 

人を食う

 もっと良い食事は、おいしく食べれる「人」を食うことである。煮ても焼いても食えぬ人と付き合っていると、悪縁に付きまとわれる。

 ご縁は人が運んでくれる。付き合う人脈も、意識して上を目指さないと、同じレベルの人間同士の付き合いだけになってしまう。だからこそ、今日こそ、良き人に出会えるように、その「志」を立てて出会いを求めたい。

 

師との出会い

 アンテナを立て、波長の合った人や師を探したいもの。お互いの波長が共鳴しないと、出会っても、真の出会いにならない。師を求めて世界中を走り回っても、真の師に巡り合えるには、3年どころか30年はかかる。私が馬場恵峰師に巡り逢ったのは、56歳の時である。人生はよきご縁の積み重ねの賜物である。

 下記の書は、額がお洒落で、文言も気に入り、入手した。

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  馬場恵峰書

 

2020-04-17 久志能幾研究所通信 1537 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年4月16日 (木)

小川敏、コロナ禍も狡猾に悪用。6選のために売名?

 大垣市長の小川敏は、国民を不安のどん底に陥れている新型コロナウイルスの国難の時でも、ちゃっかり事前選挙活動としての売名行為に余念がない。なにせ6選は大変だ。

 

 2020年4月8日付の岐阜新聞、中日新聞の西濃欄を見て呆れた。小川敏の策略(?)で、手作りのマスク寄付とアルコール消毒液寄付の贈呈式の模様が掲載されていた。下記の疑問が浮かんできた。

 

疑問

 なぜ、小川敏がマスク寄付贈呈式の写真でド真ん中?

  だれが主役なのだ?

 なぜ、不衛生な手作りマスク寄付が美談なの?

 なぜ、その15万円の費用を大垣市が捻出しない?

 それでどんな効果があるのか?

  大垣市の児童数は12,877人である。

  手作りのマスク1,500個を配布しても、一人当たり0.1個である。

  それも一回限りである。市民や新聞読者を馬鹿にするな!

 なぜ、もっと大事なニュースが載らないのだ。

 なぜ、新聞見開き頁の両側に、小川敏の寄付受領式の記事なの?

 なぜ、大垣JCがアルコール消毒液を寄付して、新聞掲載?

  なぜ、寄付したというベタ記事では駄目なのか?

 匿名の寄付なら、もっと効果があるのでは?

 そんなに「顔出し」をしてまでして自慢したいの?

 

大垣は日本のど真ん中

 これは売名行為としか思えない。わずか100円×1,500枚(15万円)のマスクの寄付に対して、大垣市長は何をしたのか? 

 なんで、寄付を受ける側が、ど真ん中で主役のように大きな顔をしているのか? それも小川敏が、玄関にドクロをぶら下げたような仏頭面で対面している。これは、新聞に写真だけ掲載されればよいと、小川敏の6選へ向けての事前選挙活動の売名行為としか思えない。

 こんなレベルの寄付なら、担当責任者と市の担当部長が対応すればよい。この緊急事態に、トップにはもっと別に注力すべき懸案事項が山積みだろう。各団体のトップが市役所に出向き、この寄付の贈呈儀式に参加、撮影の段取りをすれば、優に3,4時間は潰れてしまう。それには、御付きの人、運転手等で多くに無駄な人工が浪費される。今の密接触を避けなければならない緊急事態に、市長や組織のトップが率先して逆行している。ブラックジョークのど真ん中である。

 

小川敏の嘲笑?

 大垣市制100執念忌念行事で3億5千万円、県下で一番豪華な新市庁舎に124億円も浪費したのだから、寄付されたマスク1,500枚(代金15万円分)、アルコール消毒液10万円分など、はした金で小川敏は腹の底では可笑しくて笑っているのだろう。それをわざわざ新聞に掲載させるのは、6選に向けての事前選挙活動の深慮遠謀があるからとしか思えない。

 そうでないと、わざわざ岐阜新聞社の同日の紙面を2ページにわたり、マスクとアルコール消毒液の寄付贈呈式写真を掲載するはずがない。

 大垣市の令和2年度の教育予算は、69.8億円である。その0.002%でも節約すれば、15万円など捻出できる。新聞に掲載すべき記事ではない。

 それより、県下最低レベルである大垣市の児童生徒一人当たりの教育費の増額が大問題であるはずだ。教職員の給与の低さが大問題である。令和2年度の教育予算が前年度比で4%増えても、刈谷市のそれの半分しかないので、大垣市のそれが県下最低レベルであることに変わりはない。しかしそれは全く表に出てこない。新聞はなぜ、それを追求しないのか。

 

何故、不潔な手作りのマスクを子供に使うか?

 研究(「A cluster randomised trial of cloth masks compared with medical masks in healthcare workers.」(PMID: 25903751))では、「布マスクは医療用マスクと比較して、ウイルス感染するリスクが高い」との結果になっています。布マスクは粒子を97パーセント通過させ、一方の医療用マスクであっても44パーセント通過させる、との記述も気になります。

この論文の研究方法はランダム化比較試験(randomized controlled tria、略してRCT)で行われていますので、信頼度は高いものと判断できます。

この医学論文は気になることを結論に加えて述べています。

  • 布マスクは感染リスクが高まるので、リスクの高い状況で布マスクは推奨されるべきでは無い。

医療従事者が布マスクを使用してもウイルスの感染は防げなかったのです。一般の方が布マスクを手作りして、それを一般の方が使用するとなると、感染リスクはさらに高くなってしまうと考えられます。

 

院長ブログ「手作り布マスクはウイルス感染リスクが高まる可能性あり。」より

https://www.gohongi-clinic.com/k_blog/3861/

 

 「手作りマスクには正直なところ、『それほど効果を期待することができない』と言わざるを得ないでしょう」と、首をかしげるのはジョンズ・ホプキンス健康安全保障センターの上級研究員アメシュ・A・アダルジャ博士です。

手作りマスクの使用は、「感染予防としての効果が薄いだけでなく、使い方を誤れば、むしろ感染リスクを高めてしまう可能性があります」と、アダルジャ博士は指摘しています。

 

「手作りマスクは効果が期待できない」と米専門医

https://www.esquire.com/jp/menshealth/wellness/a31308510/do-not-make-diy-surgical-mask-during-the-coronavirus-outbreak/

 

 シャープがマスクの生産をする。シャープでは、クリーンルームでマスクを生産する。マスクは清潔さが必用な工業製品で、医療用品である。それを衛生管理が不明な家庭で作られたマスクなど、怖しくて子供に使わせられまい。小川敏は、児童虐待の道具として、手作りのマスクをばらまくつもりなのか。

 

小川敏の陰謀?

  そのマスクの材料は大垣市が提供とある。つまり小川敏が指示をして、息のかかった「かがやきクラブ大垣」、「市民生・児童委員協議会」、「市赤十字奉仕団」、「市社会福祉協議会」に自分の事前選挙運動の宣伝としてマスクを作らせたとしか思えない。これらの団体は大垣市の下部団体で、大垣市から補助金が出ている。市長からの要請があれば、断れない立場である「手作りでマスクを作って寄付をすれば、あなた方の団体からの寄付として新聞に載せてあげる」との美味しい呼びかけの餌があったとしか思えない。日本赤十字社大垣支部の支部長は小川敏である。5つの団体が足並みを揃えて、市が用意したマスクの材料を使って、手作りマスクを作れるわけがない。

 大垣青年会議所(大垣JC)も、青二才の売名行為としか思えない。なぜ寄付をするなら匿名でしないのだ。こんなレベルの経営者が跋扈するから、大垣が衰退するのだ。

 寄付は匿名でしてこそ、陰徳で効果が高い。それを「私が寄付しました」など、オバタリアンや青二才の売名行為そのもので、厚かましいタラ、ありゃしない。

 

公務執行妨害

 この新聞掲載用の写真撮影の準備で、市長の公務時間が減る。大垣市の公務の時間泥棒である。16万人の命を預かる市長として、もっと大事な公務があるはずである。市長との寄付者とのツーショットの撮影時間など、何の付加価値も生まない。小川敏が売名で得をするだけである。その分、大垣市民は大損害である。

 

児童虐待で有名な小川敏

 手作りのマスクの製作は、子供の為と言いながら、元気ハツラツ市や芭蕉楽市では、演技を強いられる園児児童の虐待で日本一なのだ。手作りのマスクの寄付歓迎など白々しい。その本音は選挙の事前運動、売名行為であるとしか思えない。

 アルコール消毒液の寄付は、不要である。大垣JCが大量に買い占めれば、その分、誰かが困るのだ。業者が買い占めるより、公共機関の大垣市が買えば、優先的に商品を回してもらえるはずだ。それより15秒間、水で手を洗えば、同じ効果がある。

 「子供のために手作りのマスクを」というなら、園児児童を一商店街の営利目的の客寄せステージ演技を止めさせた方が、子供の為である。園児を炎天下で演技をさせ、虐待する小川敏市政を批判して、それをやめさせた方が、子供の為である。

 児童一人当たりの予算の増額を陳情したほうが、子供の為である。大垣市の教職員の給与の増額を要求したほうが、子供の教育には効果が高い。

 主婦達は、小川敏の行動のどこを見ているのか。いつから小川敏の腰巾着になったのか。

 

フェイクニュース

 その掲載された記事のスペース分だけ、もっと大事なニュースが削られて報道されない。これこそフェイクニュースの変形版である。この国難の時、岐阜新聞は国賊者である。

 それを全国の経営者仲間に電話で聞いても、「オカシイ、恥ずかしい」と言う。

 

寄付されるのが大好きな小川敏市政

 知人が宴会・カラオケ大会でお金が10万円余も余ったので、それを大垣市に寄付をするために行った。それは某県会議員の秘書も参加した宴会であった。

 知人は、市役所が是非、寄付の記念撮影と勧誘されたが、知人は、売名行為でもないので、「匿名で結構です」とそれを断って帰宅したという。大垣市市政は、寄付の受け入れで、宣伝体制が準備万端である。すべて小川敏の宣伝のためである。

Scan0173a  2020年4月8日 岐阜新聞 西濃欄

Scan01731b   2020年4月8日 岐阜新聞 西濃欄

P10706021a   2020年4月8日 岐阜新聞 西濃欄

  赤枠が今回の記事

 

2020-04-16 久志能幾研究所通信 1536 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年4月15日 (水)

磨墨智79-1 夜、寝る前に次の日の予定を立てる

生きていればこそ

 前日の夜に、翌朝起きてやるべきことを書きだしておくこと。そうすれば、朝、目が覚めたら、寝床でぐずぐずしていられない。おちおち死んでなんかおられない。明日の朝は、新しい人生の始まりの日なのだ。

 朝、目が覚めるとは、なんと幸せなことか。そのまま永眠してしまう人もいるのだ。

 地獄のシベリア抑留で朝起きたら、「昨日まで元気で働いていた若い頑強な仲間が、朝、隣のベッドで冷たくなっていた。」シベリア抑留体験者の言葉)。私の父も今川順夫氏もシベリア抑留者であった。 それを生き延びたから、今の私がある。

Dsc096571s  馬場恵峰書  「理念と経営」コーチング型カレンダーより(コスモ教育出版)

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生きる目的                        

 地獄のシベリア抑留やアウシュビッツで生き延びた人は、生きる意味を知っていた。

 「なぜ生きるかを知っている者は、どのように生きることにも耐える」(ニーチェ)

 「未来に目的を持ち、自分の存在価値を認めていた人たちだけが生き延びた。生きる目的を見いだせず、生きる内実を失い、生きていてもなんにもならないと考え、自分の存在価値をなくし、がんばり抜く意味を失った人は、(いくら若く頑強な体でも)、あっけなく死んでいった。」ヴィクトル・E・フランクル著『夜と霧』)

 アウシュビッでは死亡率79%である。ユダヤ人434万人が犠牲となった。

 1945年、ソ連による国際法違反であるシベリア抑留で、極寒の屋外強制労働のため死亡した日本人捕虜は7万人で、死亡率12%である。抑留初期は、ソ連側の準備不足のため、死亡率が80%に達した。

 故今川順夫最高顧問は「こんなところで死んでたまるか。俺は生きて帰国して、会社を作るのだ」との負けじ魂で頑張り、生きて帰国して、従業員5000人の会社を創った。

 その今川順夫さんも2019年に亡くなられた。我々は、その歴史を風化させてはなるまい。それで私は使命としてこのブログを書いている。

 

シベリア収容所の地獄

 シベリア収容所では零下60度の中での重労働で体を酷使させられる。建前では零下40度以下の屋外労働は禁止だが、実際は建前無視で屋外の重労働に駆り出された。多くの若い仲間は、朝起きるとベッドで冷たくなっていた。死亡した仲間を弔う役目を申し出て、カチンカチンに凍った6名の戦友の遺体を大八車で運び、埋葬した。極寒の抑留地では凍土で被せる土もない。僅かに手に入ったコケを戦友の遺体の顔の上に乗せるのが、せめてもの供養であったという。その後、その同じ大八車で、今日食べる食料品を屋外の倉庫から収容所のバラックに運ぶ労働に従事させられた。シベリア収容所とは、そういう残酷な状況の連続である。

 23 上図:今川順夫著『夢への挑戦の礎』より

 Dsc04619s  地獄のシベリア抑留の講演会で、支給されていた一食分のパンの量を説明する今川順夫最高顧問。これで極寒の中の重労働に耐えて生還した。 

 (2014年8月14日 大垣興文地区センターにて)

 

現代のアウシュビッツ

 会社時代、一緒に仕事をして、私が1994年にミシガン大学に行ったとき、デトロイトで案内をしてくれた特許室のT君も、2002年に突然死んだ。まだ30代である。まだお子さんが小さい。彼は会社がリーマンショックで不況になり、事務職の経費節約の名目で、自動車部品の現場応援に出された。事務職としては過酷な労働環境である。彼は泊まっていた会社の寮で、朝、冷たくなっていた。

 私が仕事を一緒にした仲間の24人が、定年前かその直後に死んでいる。日本の高度成長期に起きたビジネス戦争の戦死者である。それはトップの采配ミスでの戦死である。

 

トップの無能さが組織をつぶす

 その原因は、トップが無能であったのだ。会社が学閥に支配された役員ばかりになり、決断が出来ないトップが長く君臨して、決断すべき製品開発が市場のニーズに追いつかなくなった。その結果、65年続いた会社が消滅した。市場の原理は冷酷である。

 その二の舞の事態を、私は現在の大垣市長の無能さにダブらせて見ている。小川敏の無能さで、大垣市が衰退して、泣きを見るのは無力な市民なのだ。すでに、大垣駅前商店街の従業員の8,000人が泣いて大垣の職場を去った。市民の持つ不動産財産が半分に目減りした。他市では不動産価値が上がっている。名古屋地区はリニア景気に沸いているのだ。

 今回の新型コロナウイルス騒動で、仕事がなくなり、自殺する人の出る恐れもある。岐阜県も戒厳令(非常事態宣言)が出された。新型コロナウイルスに殺されるかもしれない。まさに戦争である。シベリア抑留やアウシュビッツは、他人ごとや昔話ではないのだ。

 

愚かなリーダ

 トップの決断が、市民の命や生活に影響する。今のレベルの安倍首相や小川敏では、怖しくて、政治を任せられない。

 二人とも愚かなマスク配布政策で、墓穴を掘っている。小川敏は、パーフォマンスで1500枚の手作りマスクを作らせて、新聞社を呼んで自慢話である。

 手作りのマスクは衛生的に問題があり、ウイルス感染の危険性が却って増えるという医学界からの指摘がある。本来、マスクはクリーンルームで作られる。主婦連が不衛生な家庭で作るモノではないのだ。

 大垣市の児童生徒数は12,877人である。それに1500枚のマスクを作ったと自慢しても、大垣市の児童生徒一人あたり0.1枚しか配布できない。それで全てが解決したかのような報道ぶりである。小川敏の6選へ向けての事前選挙活動としか思えない。正に売名行為のパーフォマンスである。

 

現代社会のアウシュビッツ収容所化

 定年後、やることがなく、認知症になる人が75歳以上は25%である。65歳以上は15%が認知症である。

 日本人の半数が癌になる。死因のトップである。癌の遠因がビジネス戦争でのストレスである。その原因のもう一つは、企業が拝金主義に汚染され、美味しすぎる食品の毒をばらまいているからである。利権に取りつかれた高級官僚が、添加物の認可を有名無実にしている。

 認知症は、その逆で「やることなし牢獄」の脳死である。認知症は、本人は極楽であるが、家族を地獄の苦しみに突き落とす。

 

地獄の苦しみ

 人間として、やることがないのは、地獄なのだ。管理職として、辞めさせたい部下がいたら、仕事を与えなければ、部下は勝手に辞めていく。死ぬほど仕事があると、絶対に辞めない。それほどに、仕事とは人生なのだ。 

 「起きたけど 寝るまで 特に用もなし」では、地獄の認知症への道をまっしぐらである。自分で生涯の仕事を見付けるのは、自己責任である。人は、生涯現役との意識を持つべきなのだ。それが自分の命を永らえさせる。

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 馬場恵峰書

 

2020-04-15 久志能幾研究所通信 1535 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

論語に学ぶ人生論、大垣市の経営論

 本を読む時は、初め(序章)から終わりの頁(結論)へと読む。

 スリラー小説でも、最初から読み、どんでん返しの結末に向かう。

 日本語の文書は起承転結での構成である。結論が最後である。

 しかしビジネス文書(テクニカルライティング)では、最初に結論を書き、その次に裏付けデータを書く。最後に結論が来ては、時間の無駄なのだ。それが国際標準の書き方である。こう書かないと、海外では読んでもらえない。

 

人生経営という書籍

 ビジネスや会社経営は、日本語の文書形態とは逆である。最初に結論、最終目的、経営理念、社是を宣言し、それに向かって、使える資源を最大限に活用して、目的を達成する手段を講じ、それに向かって全員で邁進する。

 人生経営も同じである。最初に志を立て、そのために学び、自分の使命・天命を自覚し、それに向かって全身全霊で、己の命を捧げる。それが人間としての生き方である。

 そうでないと死ぬ時に、人生を振り返り、「あの時に、やっておけばよかった」という後悔だけが残る。

 成り行きで生きては、動物である。それでは、人間として生きたことにならない。生き永らえただけである。何も世に残せない。

 

小川敏の論誤人生

 小川敏の当初の目的は、大垣市長になることのようであった。大垣市長になって何をやるかは、二の次であった。彼は目的と手段を取り違えたようだ。当初の公約がHPで残されていないので、それは推測でしかない。

 現在、大垣市のHPで公開されている公約から推察すると、小川敏に市長になるときに、明確な志があったとは思えない。その公約は、大垣市立図書館(現在、新型コロナウイルスの影響で閉館中)で、後日調べる予定である。

 小川敏は入社後6年で伊藤忠を退社し(追われ?)、超零細企業の家業を継いで、暗い道を歩いていたようだ。何が哀しくて超一流会社から、ド田舎の超零細企業に身を落とさねばならぬのか。それから40年が経ったが、今でも家業は超零細企業のままである。その会社のHPでは、会社規模も従業員数さえ記載していない(出来ない?)レベルなのだ。彼が有能なら、家業を大きくできたはずだ。だから現実は、伊藤忠にいたたまれなくなって退社したと推定される。

 彼が家業を継いで20年後、そこに偶然、前市長が急死をされ、それなら「市長でもやるか」で、大垣市長になったようだ。

 

最期の大団円で大金が消えた

 小川敏が、大垣市制100周年記念行事で、金をドブに捨てるように3億5千万円も浪費し、県内一豪華な新市庁舎(124億円)を建設するとは、まるでスリラー小説で最期の大団円で大金が消えるようなものだ。本来、大垣市のために志を立てて、この金を未来への投資で使うのが、正論である。今までの歴代市長が積み上げた実績を、自分の功績のように浪費するのは、結論と当初の志の順序が逆である。

 

市長が描くビジョン

 市長は、担当する街の未来ビジョンを描かなければならない。小川敏が公約で謳う大垣市の未来ビジョンには、総花的な展望で、どういう街にしたいかが全く見えない。その公約から「大垣」の名を消せば、どの街にも通用できる特徴のない公約である。それは小川敏のビジョンには志がないからだ。

 だから、小川敏が市長に就任以来、志がないから、無為無策の無能政治に迷走した。公示地価が19年間も連続で暴落し続け、大垣駅前商店街の80%が店を畳むシャッター通りになり、幽霊がさ迷う街になった。大垣中心市街地活性化計画は大失敗であった。

 それでいて小川敏は、自分たちの給与を岐阜県下一の高さにして、教職員の給与を県下最低にした。児童生徒一人当たりの教育費を県下最低レベルに落とした。元気ハツラツ市や芭蕉楽市で、園児児童を36度の炎天下で躍らせて、園児児童虐待が日本一となった。それも9年間も継続している。

 治水は放置され、市民のお安全が脅かされている。小川敏は、ドローン墜落人身事故でも説明責任を果たさず、ドローンである。それにつれて街が汚くなった。たまに大垣に帰省する人が、駅周辺の汚さを見て呆れている。小川敏はケチの精神で掃除費を削減しているからだ。

 市場の評価は、神の如くである。それほどに、志を立てることが大事なのだ。

 その小川敏の公約は、全てが惨憺たる結果である。政治は結果が総てである。小川敏は19年間も市長をやって結果が出せないので、無能なのだ。だから大垣市は県下一の没落を記録してしまった。

 

論語

 子曰、「吾十有五にして学に志す。

  三十にして立つ。

 四十にして惑はず。

 五十にして天命を知る。

 六十にして耳に順う。

 七十にして心の欲する所に従へども、矩(のり)を踰(こ)えず」。

 

孔子は、この節で一生を回顧して、人間形成の過程を述べている。

 子曰く、

 「私は十五歳のとき学問に志を立てた。

 三十歳になって、その基礎ができて自立ができた。

 四十歳になると、心に迷いがなくなった。

 五十歳になって、天が自分に与えた天命が自覚できた。

 六十歳になると、人の言うことが素直に理解できるようになった。

 七十歳になると、自分のしたいことをそのままやっても、

 人の道を踏み外すことがなくなった」と。

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 馬場恵峰師の人生

 次の論語の書は平成26年、恵峰先生から贈って頂いた。馬場恵峰先生は、「私はこの通りに生きてきた」と長崎県民栄誉賞受賞の祝賀会で、この論語を引用されて挨拶をされた。祖父、父と3代続いての県民栄誉賞受賞である。本来、馬場恵峰師は叙勲されてしかるべきだが、中国との政治環境の悪化の影響で、棚上げとなっている(県は国に叙勲の申請はしている)。

 馬場恵峰師は、2000年には中国浙江省(人口8000万人)から、教育に貢献したとして栄誉市民賞が贈られている。

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 馬場恵峰県民栄誉賞受賞祝賀会で

 2013年12月23日    長崎インターナショナルホテルで

039a12102s 馬場恵峰書 平成26年 2014年

 

2020-04-12 久志能幾研究所通信 1534 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年4月13日 (月)

運転が一番難しい車を、辛抱して乗りこなす

 朝起きて、生きているとは、何と素晴らしいことか。

 この世には、朝になっても、起きてこない人もいる。明日、事故・天災に襲われるかも知れぬ。人生、明日は分からない。

 その素晴らしい人生でも、生きていれば、壁にもぶち当たろう。壁にぶち当ったら、焦らず小休止すればよい。

 その壁を乗り越えるためには、自分が変わらなければならない。自分が変わろうとしない限り、何も変わらない。その小さな壁さえも乗り越えられない。幾らボヤいても、立ちはだかっている壁は、永遠に変らない。

 どんな車よりも構造が複雑で、運転が難しい車とは、「自分という名の車」。その車の一生の運転手は自分である。

 その車は、正しく運転すれば、高い壁さえ乗り越えて天馬のように飛躍する。正しい狂気を持てば、飛ぶ車にも変身させられる。

 しかし、自省と堪忍がないと暴走する車でもある。暴走したら、ブレーキも効かず、皆を道連れに地獄に直行である。小川敏の大垣市長車のように。

  馬場恵峰師の言葉(編集、加筆)  2006年5月28日 明徳塾3で

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    馬場恵峰書  平成11年(1999年)

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  馬場恵峰書  平成29年(2017年)

2020-04-13 久志能幾研究所通信 1533 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年4月12日 (日)

人生の守り佛が己を見守る

 2020年3月15日、馬場三根子先生のふた七日の法要に参列した。当日、馬場恵峰先生が、法要前に三根子先生の写真の整理に没頭されていた。その中から写真を選び、額に入れて、私に三根子先生の遺影と一緒に、玄関で写真を撮って欲しいと言われた。それで何故、恵峰先生が写真の整理をされていたかに合点がいった。

 幸い私には、ふた七日の法要の守り佛が釈迦如来であることの知識あった。初七日より49日まで、7日毎に法要の守り佛が存在する。それで先生宅の玄関に祭られた9仏像の中の釈迦如来像の前で、その写真を撮影した。写真を撮るにも、その知識があるかないかで、写真の価値が大きく変わる。三根子先生への良き供養になったと思う。

 

法要ごとの守り佛を下記に記する。

不動明王  秦広王  初七日(7日目・6日後)28日

釈迦如来  初江王  二七日(14日目・13日後)8日

文殊菩薩  宋帝王  三七日(21日目・20日後)25日

普賢菩薩  五官王  四七日(28日目・27日後)14日

地蔵菩薩  閻魔王  五七日(35日目・34日後)24日[2]

弥勒菩薩  変成王  六七日(42日目・41日後)5日

薬師如来  泰山王  七七日(49日目・48日後)8日

観音菩薩  平等王  百か日(100日目・99日後)18日

勢至菩薩  都市王  一周忌(2年目・1年後)23日

阿弥陀如来 五道転輪王 三回忌(3年目・2年後)15日

阿閦如来(閦=門<众) 蓮華王 七回忌(7年目・6年後)4日

大日如来  祇園王  十三回忌(13年目・12年後)28日

虚空蔵菩薩 法界王  三十三回忌(33年目・32年後)13日

 

十二支との対応

 十三仏に名を連ねる仏のうち、八仏が十二支の守護仏(守り本尊)である。各支の守護仏に合致する仏は次の通り。

子 - 観世音菩薩

丑 - 虚空蔵菩薩

寅 - 虚空蔵菩薩

卯 - 文殊菩薩

辰 - 普賢菩薩

巳 - 普賢菩薩

午 - 勢至菩薩

未 - 大日如来

申 - 大日如来

酉 - 不動明王

戌 - 阿弥陀如来

亥 - 阿弥陀如来

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 日中文化資料館の玄関に9仏が並ぶ  2011年4月2日撮影

 

自分の守り本尊

 自分の守り佛を知っておくことは、生きていく上で、大事な道標となる。あの世に行った時も、導いていただけるので迷わなくてよい。私は松本明慶大仏師に守り佛の虚空蔵菩薩坐像を作ってもらい、毎日手を合わせている。私は何時も虚空蔵菩薩に見つめられて、力と安心を頂いている。虚空蔵菩薩は「おだ仏教」のご本尊である。

 信じられる佛があるとは幸せである。無宗教者が畜生道に堕ち、現代社会で非道な罪で新聞紙上をにぎわしている。GHQが敗戦後の日本に宗教の制限を与えて、日本人の精神がおかしくなったためである。最近の日本で凄惨な事件が頻発するのは、これが遠因となっていると思う。

宗教と政治・経済

 海外でのビジネスの場面で宗教を聞かれたら、自信を持って「ブッディスト」と答えよう。日頃お寺さんとご縁が薄くても、無宗教と答えると、ビジネスで信用をしてもらえない恐れある。無宗教者はテロリストと見られるやも知れぬ。米国では大統領就任式で、新大統領は聖書に手を置いて、神に誓って宣誓する。それほど、西洋では宗教と政治、経済は密接に関連している。

 日本は、米国の陰謀で、政教分離され精神的におかしくなった。それが現代社会の癌細胞である。宗教は、魂の浄化と自身に戒律を与えるために存在する。人間は戒律がないと、堕落する。宗教は、修身が変形した形態であると思う。日本には「お天道様が見ている」という素晴らしい言葉がある。それが日本人の精神を守ってきた。

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      虚空蔵菩薩  松本明慶大仏師作、書は馬場恵峰書

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  魂の成長

 

2020-04-12 久志能幾研究所通信 1532 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

 

                             

2020年4月11日 (土)

癌発生の真因を知り、癌予防をする

 癌を治そうと思うなら、癌の発生原因(真因)を探らないと治らないし、そうでないと再発する。普通の医者は外科手術等の治療をするが、再発防止の指導はしてくれない。つまり対処療法だけである。しかし癌が出来た真因を見付け、その根本原因をつぶさないと再発をする。

 私は、昨年癌を罹患し、その手術をして現在、療養中である。医者からは余命2.5年を宣告された。要は、癌治療後の5年後の生存率が、52%である。つまり医者のいう標準治療に身を任せれば、5年後は同じ病状の患者の半数が死ぬのだ。

 私はそんなことで死んでたまるかと、癌の再発を防ぐため、調査を行った。その発生原因の真因を探るため、ガン関係の本を50冊ほど買い集めて考えた。調べた結果が下記である。

 今までは、「癌は突然変異で現れ、細胞の分裂が止まらなくなった」と説明されてきた。それは事実ではあるが、なぜ突然変異が起きるかは説明がなかった。それの説明で、調べた中では、南雲吉則先生の説明が、私には一番納得できた。下記にそれを要約して引用する。今は南雲先生の指導に従い、癌再発防止の生活に努めている。

 

癌の発生原因

 癌は自分の体を守るために生まれた修復細胞である。我々の体は約37兆個の細胞からできている。その始まりはたった1個の生殖細胞である。それが細胞分裂を繰り返し、大人に成長する。1個が2個に、2個が4個にと倍々で増えていく。体内で成長した赤ちゃんは、3Kgになり3兆個の細胞を持った赤ちゃんとして生まれてくる。

 しかしその分裂に際限がないと、象よりも重たい生命体になってしまう。だから自然の摂理で、その分裂回数の上限が決まっている。その上限を作っているのがDNAの端っこにある「テロメア」である。細胞分裂では、正確にそのコピーが作られて増えていくが、その遺伝子は、何度細胞分裂を繰り返しても、変化することなく正確にコピーされる。

 この細胞分裂のコピー機能を果たすのが、細胞内の「複製酵素」である。この複製酵素は、赤ちゃんとして生まれると、テロメアの複製酵素だけが働かなくなる。そのため細胞分裂を繰り返すたびに、テロメアはすり減っていき、一定回数以上になると、その細胞は死を迎える。

 このテロメアが短くなると成長が止まり、さらに短くなると老化し、テロメアが無くなると死を迎える。人間の場合、120歳までのテロメアが用意されている。だから120歳以上の高齢者は、今だかって存在しない。

 

癌は我々を守るために生まれた修復細胞

 人間は120歳まで生きられるように設計されている。しかしそこまで生きれる人は皆無に近い。それは不節制をするからだ。

 我々の体は管で出来ている。口から肛門までは消化菅である。その消化管で栄養を取り込み、外敵や毒の侵入を防ぐために、その内側は粘膜で覆われている。

 しかし喫煙、暴飲暴食、夜更かし等の不節制をすると、燃膜の表面に炎症が起きる。発疹、発熱、腫脹、疼痛が炎症の4特徴である。

 この段階なら、不節制をやめれば、数日で自然治癒となる。自然治癒力で、潰瘍の周りの正常細胞が細胞分裂を繰り返し、傷口を塞いでくれる。

 しかし愚かな人間は傷口が癒えると、また煙草を吸い、暴飲暴食、不節制を始める。その結果、粘膜がまた傷つき、また細胞分裂でそれを塞ぐという自然治癒が繰り返される。しかし何時かは、テロメアの限界に達して、自然治癒の細胞分裂が出来なくなり、死を迎える。

 

死を呼ぶ救世主現れる

 人間の体はけなげである。出生とともに働かなくなったはずのテロメアの複製酵素を持った修復細胞が出現して、永遠に細胞分裂を始める。それが救世主としての細胞である。それを「癌細胞」という。

 人間の体を救うはずの「救世主」の癌が、なぜ人間の命を奪うのか。それは人間が不節制を止めず、喫煙、暴飲暴食、夜更かしを続けるからだ。その癌細胞は、傷ついた細胞を修復するため、増殖を続けざるを得ない。

 狂った食事、狂った生活を続ければ、どんな最新治療を受けても、癌は再発する。だから対処慮法では癌は再発する。

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(以上は、南雲吉則著『命の食事』(主婦の友社)の内容を要約、編集)

 

間違ったガン治療

 その根本原因に目をつぶり、金儲けとしか思えない治療に邁進しているのが日本の医療機関である。薬の開発や新治療方法の開発に金をかけるから、日本の医療費の膨張が止まらない。40年前は10兆円だった医療費総額が、現在は40兆円を超える。それでいて癌患者は3倍に増えた。根本問題に手を付ければ、金をかけずに癌は治せるのだ。元を断たなければダメなのだ。なにせ日本政府の年間税収が60兆円で、医療費総額40兆円など、狂気以外の何物でもない。経済の発展に寄与しないことに日本の英知を注ぐから、大事なことが疎かになり、日本経済が停滞した。

 

大海への一滴

 私は、このブログで、少しでも皆さんへの啓蒙活動になればと、発信している。私が癌になって体験した苦しみを、皆さんに味わってもらいたくないからだ。私のできる精一杯の御恩返しである。一人でも癌になる人が減れば、その分、日本は豊かになる。

 

一生涯に飲める酒量に上限あり

 私たちのカラダは常に健気なもので、傷ついたところがあたら、自然とその傷がついた部分を治そうとする働きを持ちます。創傷治癒作用です。

 例えれば、指に軽いヤケドをおったら真っ赤になってはれて痛みます。これを「炎症」といいます。しかし2~3日も経てば、赤みも痛みも無くなって、どこがヤケドをしたかの分からなくなります。あれは皮膚が細胞分裂をして、新しい皮膚を作り上げているからです。

 創傷治療作用は酒を飲んでも行われます。

 酒に含まれるアルコールを処理・分解するのは肝臓です。アルコールによって負荷をおった肝臓は、ヤケドをした皮膚や切り傷をおった指と同じように、細胞分裂を繰り返します。この分裂によってアルコールを分解し、日々、平常運転できるようにコントロールしてくれるわけです。

 しかし、問題は「肝臓で一生涯で解毒できるアルコールの総量は決まっている」ということです。毎日、少しずつの晩酌だといっても、その総量を超えたら、まず肝臓が細胞分裂をしなくなる。細胞そのものが硬くかたまってしまうわけです。その症状を「肝硬変」といいます。

 南雲吉則著の本より引用 P133

 

2020-04-11 久志能幾研究所通信 1531 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年4月10日 (金)

癌の再発を恐れて、ヒコウに走る

 ヒコウと言っても非行ではなく、若い頃に熱中した模型飛行機への邂逅である。

 2020年3月19日、仕事の関係で美濃市に立ち寄った折、そこの街の商店街で創業90年の模型飛行機店ヨシダを見付けて、その展示してある模型飛行機に見入ってしまった。昔の飛行機マニアの血が、ふつふつと噴き出してきた。まるで焼け木杭には火が付いたようだ。そのお店の二代目店主は、私と同年代で、つい昔話になり話が弾んだ。

 私は童心に帰って、2つのゴム動力の飛行機キットを買った。一つはスゥーデン製のゴム動力ヘリコプターである。もう一つは室内飛行機である。これは韓国製だが、日本製では良いものがないそうで、韓国製が一番よいとか。少し残念である。しかし、それを作るのが惜して、外箱を見て、飾って楽しんでいる。

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    模型飛行機店ヨシダ

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   模型飛行機店ヨシダの店内

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  購入した模型キット

50年前の想い出

 家に帰って二階の押し入れの隅を見たら、未組み立ての模型グラインダーのキットを見付けた。買ったことをすっかり忘れていた。50年ほど前の中学生か高校生の時に買った商品である。これを作って居間に飾ろうと思う。わが青春の再現である。青春という辞書には、癌という言葉はない。

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  未組み立ての模型グラインダーのキット

 

ガン予防

 癌の予防には、童心に帰って、好きなことに没頭するのがよいという。ストレスから解放されて、癌や病気になる確率が下がる。童心に帰って遊ぶと免疫細胞であるナチュラル・キラー細胞が増える。ナチュラル・キラー細胞は、癌細胞をやっつける細胞である。

 私はそれを言い訳に、若いころの飛行機マニア少年に原点復帰して、趣味に没頭することにした。おちおち惚けてなどいられない。癌なんかに負けていられない。

 

天与の時間

 今は時間があるのだ。今は、宮仕えの身ではない。残り人生を楽しまなくては、古希の歳近くまで生きてきた甲斐がない。私は、前職を定年まで勤めて、社会への義務としてのお勤めが終わった。今はご褒美で与えられた第二の人生の時間である。仕事の疲れは、仕事で取るのが、私の方針だが、たまには童心に帰って趣味を楽しむのも良いものだ。

 会社時代、一緒に仕事をした仲間が24名も死んでいる。古希とは、古来希なる歳である。ご先祖のお陰で、生かされていることを感じる。

 

何のために人生か

 大垣市長の小川敏ちゃんは、何の楽しみに生きているのだろうか。政治屋は、汚れ仕事の政治の汚川の中を姑息に泳いでいる。その小川敏が不敏にみえる。市長は激務である。土日もなく、自分の時間などはない。そうまでして、市長の椅子にしがみ付いて、なんの喜びがあるのだろうか。彼には、人生哲学は皆無のようだ。高学歴の官僚には、そんな人が多いようだ。金が出来ても、市長退任後、それを使う時間があるのだろうか。人生はお金ではないのだ。歴代大垣市長は短命である。全員、現役で死んでいる。他人の人生ながら、気の毒になる。それも自分で選んだ人生である。

 

2020-04-10 久志能幾研究所通信 1530 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年4月 9日 (木)

小川敏の公約は大嘘 検証3「市民協働」?

小川敏の狡猾さは天下一品

 小川敏が、大垣市の未来のために、何がやりたいかは公約から読み解くと全く不明である。公約の重要度からみて、意味不明の「市民協働」は、第三番目の位置付けに値する内容なのか?

 言葉には定義が必用である。「市民協働」の定義は何か。市民が誰と協働するのか。その数値目標は何なのかを明確にすべきである。

 「口先だけの魔術使・小川敏」なら何とでもいえる。我々は小川敏に騙されてはならない。大垣市民は小川の口先に騙されて投票して、19年後の今、大垣没落の憂き目に泣いている。

 小川敏は、父が戦後、シベリア抑留から生還して、裸一貫から汗水たらして手に入れた不動産を、無為無策無能政治で半分の価値に暴落させてしまった。両親が草葉の陰で泣いている。

 これが名古屋なら土地の価値は5割も上がっている。大垣は名古屋からJRで僅か32分の距離である。名古屋から20分の刈谷等の三河地区なら、公示地価は上昇である。

 

政府の嘘、新円切替

 母の父(私の祖父)は、1946年(昭和21年)2月16日の新円切り替えで、銀行に預けていた虎の子の退職金が預金封鎖の憂き目にあった。その封鎖解除後はそれが紙切れ同然になってしまった。一世帯、月500円までしか引き出せなくなった。500円を現在の貨幣価値に換算すると、月に約20,000円しか引き出せなくなった。その間に狂乱インフレが日本を襲い、退職金の預金が紙切れとなった。

 日本銀行調査統計局 の物価指数で計算すると、 昭和21年 物価指数 16.27、平成21年 物価指数664.6で、 664.6÷16.27=約40.8倍のインフレである。
 1946年はまだわずか74年前の話である。まだ自分の記憶に残る祖父の実話である。

 私は母から「国と政治家は信用してはならぬ」と教えられた。私はそれを守り、だから今の私がある。

新円切替:第二次世界大戦の敗戦に伴い、物資不足に伴う物価高及び戦時中の金融統制の歯止めが外れたことから現金確保の為の預金引き出し集中の発生、また一方で政府も軍発注物資の代金精算を強行して実施したことなどから、市中の金融流通量が膨れ上がり、ハイパーインフレーションが発生した対策が背景としてある。

この時同時に事実上の現金保有を制限させるため、発表翌日の17日より預金封鎖し、従来の紙幣(旧円)は強制的に銀行へ預金させる一方で、1946年3月3日付けで旧円の市場流通の差し止め、一世帯月の引き出し額を500円以内に制限させる等の金融制限策を実施した。これらの措置には、インフレーション抑制(通貨供給量の制限)とともに、財産税法制定・施行のための、資産差し押さえ・資産把握の狙いもあった。このとき従来の紙幣(旧円)の代わりに新しく発行されたのがA百円券をはじめとするA号券、いわゆる新円である。

インフレの抑制にある程度成果はあったものの、抑えきることはできなかった。そのため市民が戦前に持っていた現金資産は、日本国債等債券同様にほぼ無価値になった。

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「新円切替」 

 「証紙は右肩上部へ御貼ください」の張り紙。証紙貼り付け済み紙幣のみならず、証紙自体が直接市民に手渡されていたことがうかがえる。

 「新円切替」Wikipedia より 

    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E5%86%86%E5%88%87%E6%9B%BF

 

民主党の嘘

 私は、2009年の選挙で、美しい公約を並べた民主党には投票をしなかった。しかし多くの国民は騙されて、民主党に投票して政権交代が実現した。しかし、2011年の東日本大震災が起こりで、その対応ぶりで民主党に騙されたことに気が付いた。それでは遅いのだ。

 当時の野田総理は、消費税は絶対に上げませんと言いながら、消費費税を上げた。嘘つきである。

 

財務省の嘘、政府の嘘

 「日本は借金が多いので財政破綻する。だから消費税を上げなければならぬ」と言って、財務省は国民を騙してきて、消費税を上げた。国の借金が多いのはバランスシートの右側だけを煽って説明しているだけである。しかし政府は、左側の資産のことは口が裂けても言わない。借金が増えたのは、国民の財産が増えたのだ。だからそれでバランスシートの左右のバランスが取れている。借金は国民からの貯金であり、日本国が財政破綻することなどない。外国から借金をしているわけではないからだ。日本の国債(借金)は、一番信用が高い手形である。そうでないと、日本の国債が暴落するはずである。円安に振れるはずである。日本円が、一番信用が高いのだ。罪務省の言う嘘に騙されてはならない。

 

小川敏の「市長との意見交換会」の嘘

 小川敏は市長になってから、「市民との意見交換会」は、初当選後に一回だけ、開催しただけである。それもサクラを入れて、意見のある人の発言が封じられた意見交換会があった。

 4年前の市長選前に、大垣駅前商店街の衰退が顕在化したので、大垣駅前商店街組合が市長の小川敏に意見交換会の開催を申し入れたら、小川敏は「今はその時期ではない」と意見交換会の開催を拒否した。それ以降も、市長と市民のまともな対話の機会はない。そんな状況で、何が「市民協働」なのか、ブラックジョークである。詐欺同然である

 小川敏は、問題のない町とは意見交換会を開催するようだが、問題のある町が意見交換会を申し入れても、19年間も門前払いを続けている。小川敏の小賢しい狡猾さは天下一品である。

 

元気ハツラツ市行事で小川敏の暴走

 大垣駅前商店街の活性化を目的に始めた、「元気ハツラツ市」であるが、大垣市と一部の商店街役員と組合員だけの利権と暴走で、この10年間、元気ハツラツ市行事が続けられてきた。「元気ハツラツ市」の運営会議は、市の担当者と元気ハツラツ市を牛耳っている数人だけで、開催されている。多くの大垣駅前商店街組合の組合員が、元気ハツラツ市のやり方を変えて欲しいと訴えても、小川敏大垣市政は、「市民協働」とは真逆の行動で、聞く耳を持たず、暴走してきた。

 

不正の疑い

 その会計報告も、この10年間、全くない。ある女将さんが組合の会合でそれを聞いたら、後で叱られたという。そういう事は、皆の前で質問してはいけないとか。元気ハツラツ市には市民税が投入され、この10年で1億円が使われた。その会計報告はない。

 

外部業者だけは儲かる

 元気ハツラツ市を開催すると、市外の露天出店の業者は儲かるが、地元の商店街の売り上げは減る。その開催日には、大垣駅前の大通りが閉鎖され、いつも商店街に車で来る客が、これなくなっている。ますます商店街が寂れていく。

 小川敏は、開催した当事者の市長として、県外の露天出店の業者には毎回挨拶まわりをするが、地元に商店街には汚らわしいかのように、寄り付きもしない。それで何で「市民協働」なのだ。小川敏は狂っているとしか思えない。

 この小川敏の狂ったような市政暴走運転で、大垣駅前商店街のお店は轢逃げをされて、全体の80%が瀕死の重傷を負った(シャッターを下ろした)。この10年で、約8,000人の商店街の従業員が泣いて職場を去った。小川敏は誰の味方なのだ。

 

言葉の力

 具合が悪い時に、具合が悪いと言ったら、具合が治るかい。

 言葉には人生を左右する力がある。この自覚こそが人生を勝利に導く武器なのだ。(中村天風の言葉)

 市長の小川敏が、公約という言葉で嘘を言うから、大垣の人生(大垣市の未来)が、真っ暗になり、大垣が没落した。大垣市のトップのいう事は、大垣の人生を左右する。それほどに、言葉の威力は怖しい。それが小川敏の無能政治19年間で証明された。

 

2020-04-09 久志能幾研究所通信 1529 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。