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2020年3月

2020年3月30日 (月)

小川敏、御政道を逆走(1)都市の未来創り

税制での逆走

 小川敏も大垣市役所職員も、中央政界の政治家も中央官僚も御政道を逆走している。恥を恥とも思わない政治家達である。それから見れば、逆走するオバタリアンなどは可愛いものだ。

 罪務局は、己の天下り先の確保と利権の為に増税をしたようだ。増税すれば、必ず景気が悪くなり、税収が減ることが過去3回の増税で実証されているのに、今回、消費税を8%から10%に増税をした。世間からどれだけ非難されても、それに耐えれば、それを上回る美味しい利権と天下り先が高級官僚には確保されるからと推定される。

 経済政策での正道は、税率を下げ、経済を活性化してお金の流れを良くして、結果として税収が増える、である。安倍政権はその逆のことに邁進している。ご正道を逆走である。だから日本経済は20年間も経済が停滞したままである。中央官僚は、利権に目がくらんで、正しい経済政策をしていない。素人が見ても明らかである。今の高級官僚は、お国のために働くのではなく、己の利権の為に働いている。それと共謀して働く国会議員を落選させねば、日本は良くならない。

 

小川敏、民主主義街道を逆走

 小川敏は大垣市長選6選に出ることを大垣財界に表明した。民主主義を破壊する6選出場を恥とも思わない小川敏である。長期政権で腐敗しなかった例は歴史上にはない。小川敏市政には、不正の匂いがプンプンである。

 それで成果が上がっていればまだ救いがあるが、この19年間、大垣は小川敏の無為無策無能政治で衰退の一途である。

 その審判が、大垣市の公示地価の下落である。都市の公示地価は、市長の行政手腕の通信簿である。市場は神の如くの審判をする(松下幸之助翁の言葉)。

 

街づくりの逆走、公示地価は下落

 大垣新市庁舎の建設費の市民一人当たりの負担額は、県下一の高さである。大垣駅前商店街への援助は最低レベルで、小川敏が市長になってから衰退の一途で、現在約80%の店がシャッターを下ろした。だから大垣市の公示地価は19年間連続で下落の一途である。他市はリニア景気で湧き、上昇しているのにも関わらず、大垣市は小川敏が市長になってから、連続19年間も下落の一途で、50.2%も下落した。今年の公示地価も前年比0.55%も下落である。その分、大垣市民の財産価値が目減りした。

 大垣市の地価の高さは、小川敏が市長になる前は県下2位であったが、今は県下5位までに下落した。それほどに貧乏になった。

 それには意に介せず、ご機嫌な痴呆状態の小川敏である。大垣経済は年率1%で下落の一途である。シャッター通りとなった大垣駅前商店街の従業員は泣いている。大垣駅前商店街の従業員は、この10年で8,000人が泣いて大垣市の職場を去った。小川敏が運転する逆走政治で、大垣市民は交通事故の正面衝突に遭遇したのだ。

 

小川敏の御殿建設でご政道を逆走

 大垣市がそんな没落状況なのに、小川敏は他市よりも豪華な新市庁舎を建てて自慢している。市民一人当たりの負担額が、県下で一番高い新市庁舎である。

 大垣市がこの19年間も連続して没落しても、無為無策で過ごす小川敏である。小川敏市政は、ご政道を逆走している。大垣市を蝕む癌細胞である。

 日本の政治家の精神を正さないと、日本は沈没である。大垣市は既に沈没寸前である。日本の政治家は狂っている。日本の政治家には、修身の教育が必用だ。

 

大垣市の地価

         大垣市地価平均   前年比変動率

 2001年[平成13年]   12万4222円/m2  -7.98%  下落 小川敏市長就任

 2002年[平成14年]   10万8425円/m2  -10.10%  下落

 2003年[平成15年]   9万6470円/m2   -9.65%  下落

  2004年[平成16年]   8万3482円/m2   -8.56%  下落

 2005年[平成17年]   7万3836円/m2    -7.04%  下落  小川敏市政2期目

 2006年[平成18年]   7万2277円/m2    -4.20%  下落 

 2007年[平成19年]   6万8535円/m2   -1.85%  下落

 2008年[平成20年]   6万9942円/m2   -0.16%  下落

 2009年[平成21年]   7万1687円/m2   -1.40%  下落 小川敏市政3期目

 2010年[平成22年]   6万7237円/m2   -2.82%  下落

 2011年[平成23年]   6万5702円/m2    -2.36%  下落

 2012年[平成24年]   6万3941円/m2    -2.41%  下落

 2013年[平成25年]   6万3216円/m2    -2.13%  下落 小川敏市政4期目

 2014年[平成26年]   6万1898円/m2    -1.31%  下落

 2015年[平成27年]   6万1495円/m2   -0.78%  下落

 2016年[平成28年]   6万0585円/m2    -0.57%  下落

 2017年[平成29年]   6万0692円/m2    -0.50%  下落 小川敏市政5期目

 2018年[平成30年]   6万1540円/m2    -0.39%  下落

 2019年[令和元年]   6万2036円/m2     -0.47%   下落 

   2020年[令和2年]  6万1718円/m2        -0.55  下落 

 

大垣市の公示地価・基準地価マップ・坪単価 - 土地代データより 

 ※変動率は、各地点の変動率の平均となる。(平均地価の変動率ではない)

  https://tochidai.info/gifu/ogaki/

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市庁舎費用比較

 新市庁舎の建設費、大垣市は県下一豪華

      人口  新市庁舎費用  市民一人当たり負担

 大垣市   159千人  126億円  79千円(県下一)

 岐阜市   406千人  266億円  65千円 

 各務ヶ原市 145千人   83億円  57千円

 多治見市  107千人   52億円  48千円

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P1070429s   大垣市新市庁舎

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2020-03-30 久志能幾研究所通信 1518 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年3月29日 (日)

恐怖 オバタリアンの逆走、日本の沈没

事件

 2020年3月9日、僅か10kmを走行する間に(一回5kmの走行を2回で)、大規模小売店アピタの出口と三菱UFJ銀行駐車場の前で、オバタリアンの逆走に2回も直面した。正面衝突になれば命に係わる事件である。私は身の危険を感じて、クラクションを思いっきり鳴らし、相手を怒鳴りつけたが、相手はバツの悪そうに道を変えただけ。

 相手は両者とも、狂った中年女性である。その逆走の中年女性は、状況から判断して、初めてその店に行ったわけではなく、常習犯の逆走者であると断定した。

 中年女性は厚かましい。社会で揉まれていないので、我儘でやりたい放題である。怖しいので誰も注意をしないので、益々厚かましくなる。その女性の後姿を子供が見て育つと、怖しい未来が待っている。その逆走より怖しい影響が日本を襲う。

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 銀行の駐車場から一方通行の道に逆走してくる車

 2020年3月9日、11:10

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 アピタ駐車場の入り口から逆走で出てくる車

 右折のウインカーを出している。

 2020年3月9日、16:43

 

真因を探る

 この逆走事件が同日のわずか10kmの走行中に、中年女性により連続2回も遭遇したので、偶然ではなかろうと危機感を抱いた。その原因を「5回の何故?なぜ?」で、真因を探った。

 

何故、逆走する?

 自分だけは楽をしたいから法律を曲げた。ルールを無視しても、許されると思い違いをしているから。こういう公共心欠如の人間が増えるから、トイレットペーパーの買い占めに走る世相となる。テレビで〇〇がよいと放映されると、スーパーマーケットの棚から、その商品が消える現象となる。自分で考えず、回りの迷惑を考えず、軽薄なテレビに左右されるから、子供の躾教育が出来ない。結果としてゲームばかりする青少年が育つ。日本の衰退である。

 

なぜ、自分だけ許されると思うのか?

 中年女性は組織での厳しさを体験していないから身勝手である。そういう正しい躾を受けない少年もいるが、社会に出て組織から叩かれてその性格は矯正される。しかし女性はその矯正程度が少ないと推定される。

 

なぜそんな性格になったのか?

 そのオバタリアンを育てた親の躾が間違っていたからだと私は推定した。子供は一番多く見て、聞いた経験を自分の性格に身に着ける。親が不道徳な行動を子供に見せてきたためだろう。間違った躾をされた子供が大きなって、妖怪オバタリアンに成長した。

 子供は一日に20回の決断をする。食べるか食べないか、やるかやらないか、食べるのはお饅頭かケーキか等の決断を、1日に20回する。それが脳の完成までの13歳までに、約計10万回もその方向に決断する「訓練」をすることになる(20回×365日×13年=94,900回)。それは強固な固定観念となり性格が形成される。だから不道徳な親から躾を受けると、不道徳な人間が出来上がる。

 人間の脳は、13歳までに97%が完成する。その時、親の躾次第で、人間の出来不出来が出来上がる。つまり10万回の洗脳教育を親からされたのだ。それが良いか悪いかは、子供には分からない。子供の性格の形成は、親次第である。

 上記の理論は、アメリカの心理学者・エリックバーン博士がうち立てたTA(交流分析)の理論よりの説明である。

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 子供の脳の発達と状況 

 13歳までに、脳の97%が完成する。

 交流分析(Transactional Analysis,TA)とは、1957年に、精神科医エリック・バーンによって提唱された心理学性格分析理論で、人格と個人の成長と変化における体系的な心理療法の理論である。応用範囲は広く、ソーシャルワーカー、警察官、保護観察官、宗教職者などのカウンセリングで用いられる。

なぜその親の躾がなっていないのか?

 敗戦後の占領軍(GHQ)は、日本の精神を破壊する目的で、歴史、地理、修身の教育を禁止した。日本の神話からの歴史や修身は軍国主義につながるとして、禁止した。地理も軍国主義の世界覇権の野望につながるとして禁止である。

 太平洋戦争中、アメリカ兵は、日本兵が銃後の親や女子供のために、命を投げ打って突撃してくる恐ろしさに、震え上がった。恐怖で精神を侵され、本土に送還された兵士も多い。それで二度と日本が米国に立向かわないように、日本精神を骨抜きにする教育プログラムをGHQが施策した。それで戦後、欧米式の個人主義を謳歌する教育になった。日本人の利他の精神、協調の精神はゴミ箱に捨てられた。戦後の人間性教育は個人主義の教育に傾いた。サヨクがそれに便乗して勢力を謳歌した。それで人間性が劣化した親に躾けられた子供が、今は成人してオバタリアンになった。だから一方通行の道を平然と逆走するオバタリアンが跋扈する社会となった。

 

日本の病気

 逆走する人間を罰する法律を厳しくしても、日本は良くならない。それは対処療法。真因を除去しないと、日本の再生はならない。70年前にアメリカGHQがばらまいた「日本人精神を劣化させるウイルス」が、今になって猛威を奮っている。コロナウイルスなど可愛いものだ。70年間も日本人の脳に作用し続けた業病は、相応の月日がないと元に戻らない。このままでは日本沈没である。大垣を没落させた小川敏の無為無策無能政治も、この病気の一種である。

 

2020-03-29 久志能幾研究所通信 1517 小田泰仙

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2020年3月28日 (土)

智慧とはご縁の芸術作品

 智慧=【知識】×【熱意】+【経験】

  経験は感受性の強弱により、大の経験にも小の経験にもなる。

        松下幸之助翁の言葉

 

 熱意がなければ、何事も成し遂げられない。熱意がなければ、二階には上がれない。熱意のすべては己の心が決める。経験も心がその気になって足が動き、経験を積む行動になるから、知恵を得る経験となる。

 私は人生の事象は芸術だと思う。その事象には正邪はない。それをどう解釈するかである。

 There is no fact, only interpretation.

 事実はない、あるのは解釈だけ。 ニーチェ

 

ご縁の解釈

 例えば、自分が癌になった。天災に巻き込まれた。交通事故に遭遇した。それをご縁の出会いとして捉え、感謝するか、学びとするか、災難として捉えるかで、その後の人生が変わる。

 事件が起きてそれが美しい事象と感じるか、醜態な事象と感じるかは人の芸術に対する感受性の差である。だから(人生の)経営者は、美術、音楽等で芸術の感性を磨くべきだ。だから私は、その感性を磨くため美術品の鑑賞を続けている。私は、世界の80の美術館・博物館を回った。すべては学びのためである。

 昔の経営には美学があった。今は拝金主義が満開で、腐敗の匂いが漂う。とても経営の美学とは言えない。

 

名画とは

 残念ながら、私が回った美術館群の中に名画はなかった。私の名画の定義は、「捕まってもいいから、盗んで家に飾りたくなる絵」である。名画と言われる絵は、その美術館では映えるが、日本の狭い日本和室では、絵の持ち味が死んでしまう。だから世界の美術館の中に、(幸いにも?)盗みたくなる絵はなかった。あれば私は犯罪者になっていたかもしれない(?)。

 100号近くの大きな、ゴテゴテした油絵を日本の小さな和室に飾るわけにはいくまい。ルーブル美術館にあるナポレオンの戴冠式の絵を盗んでも、自宅には大きすぎて入らない。もしそれが入ったとしても、自宅が貧民窟の部屋のように見えるだろう。ムンクの「叫び」を自宅に飾り、毎日眺めていたら、悲しみで死んでしまいそうになる。

Img_5732s  馬場恵峰書   

東日本大震災の直後、2011年4月2日、先生宅を訪問した折、お土産で頂いた。

2020-03-28 久志能幾研究所通信 1516 小田泰仙

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2020年3月27日 (金)

危機管理:新型肺炎対策で、グリーン車を利用

危機管理

 名古屋の病院に行くため、新型コロナウイルス対策として、グリーン車の利用と、地下鉄を止めて徒歩での通院で、混雑に身を置くことを避けた。命を守るために僅かなお金で済んだ。グリーン車の利用780円である。名古屋駅からは徒歩で病院に行ったので、地下鉄代が浮き、380円の出費ですんだ。ナグモクリニックへの通院は数か月に一度のことだから、780円は危機管理への投資に値する。

 

通院

 2020年3月27日、ナグモクリニックで南雲吉則先生の診察を受けるために名古屋に出かけた。以前に予約をしてあったし、新型コロナウイルス騒動の最中でも、癌の関係の診察なので、止めるわけにはいかない。

 そのため、大垣から名古屋へ行くのにホームライナーを利用した。それもグリーン車を利用である。グリーン車といっても在来線の普通車だから780円のグリーン車券で乗れる。当日の朝は雨だったが、敢えて歩いて駅まで行った。グリーン車には3名しか乗っておらず、人込みを避ける目的は達成した。

 名古屋駅からナグモクリニックへも、混雑する地下鉄利用を止めて、雨の中を徒歩でたどり着いた。所要時間、約20分。かえって歩く距離を稼げて健康に良い結果となった。

 

朝食

 病院の予約時間を1時間勘違いして、早く名古屋に着いてしまったのが失敗であった。思い直して駅前のホテルで朝食をとることにして、新たな発見をした。新しくできたゲートタワーホテルのレストランで朝食を取った。時節柄、ビュフェ方式は中止となっており、一人前ずつの料理だという。値段は2,700円である。高いと思ったが、滅多に名古屋のホテルで朝食など取らないので、ナグモクリニックで診察を受けられるご縁として受け入れた。何時なんどき、不慮の死になるかもしれない。食べられるときに、よき食事をしたほうが、人生でためになると判断した。

 10年ほど前に、会社の株主総会に駆り出されて、日航ホテルに行った。その時、そのホテルのレストランの朝食が3500円であった。値段に慄き、恐ろしくて食べられなかったのが今でも悔いである。その件が頭にあり、2700円なら安いと判断した。何事も経験である。

 レストランに入ると200名ほどの席があるのに、客は10名ほどしかいない。コロナの影響で、飲食関係、宿泊関係は全滅のようだ。コロナウイルスの影響の悲惨な実態を目のあたりにして、社会勉強になった。

 15階からの展望を楽しみながら、ゆっくりと朝食を取った。静かな環境で考えることもできて、発想の転換にはこの選択も良いものだ。

P1130661s  レストランの内庭 (15階)

P1130659s  15階からの展望P1130660s

ウイルス対策

 私は外出すると、帰宅後、必ず手洗いと、洗顔を欠かさない。本来なら帰宅後にシャワーを浴びるとベストというが、そこまではやっていない。外ではなるべくドアや手すり、ボタンを触らないようにして、なるべく人込みを避ける。基本は、免疫力を高める生活である。

 新型コロナウイルスは、体力と免疫力があれば、80%は寝ていれば自然治癒する病気である。体力、免疫力がない高齢者が多く亡くなっている。それを自覚して、その防衛の生活するのが危機管理である。それは癌でも同じである。人は癌では死なない。免疫力が低下して、肺炎等のがん以外の病気で死んでいる。

 

ガン予防の危機管理

 今回、南雲吉則先生からの指導は「気温15度以上なら、半ズボン、Tシャツで太陽に当たりながら散歩をしなさい」であった。そうすれば体内でビタミンDが生成され、ガン予防になるという。サプリメント摂取や紫外線放射器具に当るより、効果があるという。

 今回の血液検査の結果、癌に対する免疫状態が向上したとの診断を受けてほっとした。今までの癌予防の食事療法の効果が出てきたようだ。狂った食生活、狂った生活、狂った治療では、癌は再発する。癌になってから、いくら金を使い、名医を探して、高価な治療・薬を使っても意味がない。癌にならない生活をするのが危機管理の基本である。火事を早く消すのが危機管理ではなく、火事を起こさない生活をするのが危機管理である。

 

2020-03-27 久志能幾研究所通信 1515 小田泰仙

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2020年3月26日 (木)

磨墨知33-1 タイマツを掲げよう(2)

 タイマツとは、志・夢・憲法・方針である。それが自分の行き先、組織の目指す先を示す。暗夜の中、タイマツが行き先を照らす。ニューヨークの入り江に建つ「自由の女神像」の掲げる燈火が、アメリカに移民してきた人々に勇気を与え、心を鼓舞させて、自由の国を造った。

河村義子先生の夢が、大垣の音楽芸術活動のタイマツとなった。大垣の未来を背負う子供たちに夢を与えた。 4k8a3399s  チェリストTIMMを招いてのコンサートに、120名の子供たちを「あしながチケット」で招待して、子供たちに一流の音楽に接しさせた。演奏会の前に挨拶をされ、子供たちのためにベーゼンドルファーのピアノをやさしく解説された河村義子先生。子供たちをこよなく愛した先生であった。(2017年9月29日 大垣音楽堂で)

今川順夫氏のシベリア抑留で生まれた負けじ魂の炎が、大垣の恒久平和の願いとなった。氏は子供達の為に多くの寄付をされた。Dsc04619s  地獄のシベリア抑留の講演会で、支給されていた一食分のパンの量を説明する今川順夫最高顧問。これで極寒の中の重労働に耐えて生還した。「この地獄を生きのびて日本に帰り、会社を創るのだ。こんなところで死んでたまるか」と、その負けじ魂で、シベリアから帰国後に会社を創立して、5000人の会社を作り上げた。(2014年8月14日 大垣興文地区センターにて)

安岡正篤師や渡部昇一師の著書や多くの偉人の書が、私の心に灯をともした。 

憲法の威力

 日本国憲法が戦後の日本の行動を決めてきた。日本憲法は、アメリカが二度と日本が立ち直れないようにした自己縛りの憲法である。70年前の敗戦の混乱のさなかに作られた憲法で、アメリカから押し付けられた憲法である。賞味期限が切れている。北朝鮮、韓国、中国からの侵略行為に対して、国を守るには無力の憲法である。ドイツでも戦後、数回の憲法改正を行っている。改憲しない方がおかしいのだ。

 大垣市民憲法が、大垣の行く末を決めてきた。大垣市民憲法も、小川敏が2009年に大垣市民憲法を改悪してから、大垣の没落が始った。必然の流れである。

 

行き先明示

 後に続く人が先頭を走る人が斃れても、先人が掲げたタイマツの方向が分かっていれば、後進がその方向に進路を向ければ、何時かは目的地に到達する。行き先が分かっていれば、部下は安心してリーダについていく。

 自分の行先の目的地をタイマツで明確にしよう。そうすれば寄り道をしなくても済む。寄り道が最大の時間ロスである。タイマツを掲げれば、周りからの援助もある。仏様からの援助もある。何処へ行くか分からない放浪人を、誰も援助はしない。

 己の人生の行き先は、天命、使命に示されている。

Dsc004751s

 馬場恵峰書

 

2020-03-26 久志能幾研究所通信 1514 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

磨墨知42-1 夢で明日の仕事をする

 寝る前に、手帳で明日の予定を確認しよう。明日の予定を書きだそう。それで時間に対する意識が変わる。明日の朝も起きなければという緊迫感、楽しみが生まれて安眠できる。

 もしかして今夜は人生最後の夜かもしれないのだ。翌朝、幸いに目が覚めたら、仏様に感謝して朝からエンジン全開で人生を驀進できる。己は生かされているのだと感謝できる。

 

長生きの秘訣

 ノーベル生理学・医学賞を取ったリータ・レーヴィ=モンタルチーニ(イタリア)は、100歳になった時のインタビューで長生きの秘訣を聞かれて、「明日目が覚めたら、なにをするべきかが、私にはわかっているから」と答えたという。

 (『週刊新潮』2018.1.4・11号 「対談 養老武司vs.塩野七生」)

 

今生の極楽、来世の地獄

 「起きたけど 寝るまで 特に用もなし」では困るのだ。それでは認知症への道をまっしぐらである。認知症になっては、己は極楽だが、家族が地獄なのだ。だから、来世では、その罪で地獄行きである。世話をした家族は極楽へ行ける。

 長い目で観て、人生の全てを加減乗除すればゼロである。いくら金を貯めても、あの世には持って行けいない。どんなに若さを謳歌しても、人背は生老病死である。若い時の苦労が、第二の人生で花が開く。若い時に人生を謳歌したエリートの末路は悲惨である。

 

2020-03-26 久志能幾研究所通信 1513 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年3月25日 (水)

磨墨知151-1 無意にブログを読み漁らない

結論が最初に書いていないブログを読まない。

付加価値がないブログを読まない。

自分の人生に影響しないブログを読まない。

それはTV番組でも本でも、行事や人との付き合いでも同じである。

題名に、話題(topic)と目的語(purpose)のないブログを読まない。

 

 「ブログはあくまでも個人日記。金の粒が落ちている可能性はありますが、金の鉱脈はありません。特にネット検索初心者にとってブログを熱心に読み漁るのはネットサーフィンにもつながる不毛な行為だと思います。」

  『内藤式「ザ・検索術」』の著者で心理学者の内藤誼人氏のコメント

  『プレジデント』2007.3.19号 p59

 

 人のブログを見ると、上記のコメントに納得させられる。そのブログの記事で何を言いたいのか、何を伝えたいのか、それが曖昧なブログが氾濫している。文書を読む以上、そこから得られる情報で自分の行動が変わらなければ、テレビを時間つぶしに眺めると同じで、時間の無駄である。時間は命なのだ。

 それはバラエティーショー番組で、見識のかけらもない芸人が、コメントを垂れ流す番組を見ると同じで、人生の無駄である。時間は有意に使わないと、人生が無意に過ぎてしまう。

 

無意から有意へ

 人は白紙で生まれてきたので、一番多く見たり、聞いたり、読んだりしたことしかできない。無意な情報に多く接せると、無意な行動しかとれなくなる。それは洗脳教育と同じである。それが認知症への階段を上ることになる。無意な情報を避け、有意な情報に接するべきなのだ。

 

情報の提供

 私はブログ記事を書く場合、読み手に何らかの付加価値を提供する意図で書いている。私は単なる日記としては書いていない。将来の行動にフィードバックできるように、事件の記録として書いている。

 私のブログでは、結論を最初に書き、ビジネス文書として構成している。それで何を伝えたいかを明確にしている。私が一番大事にしていることは、タイトルである。そこに文書の全てを表すタイトルにすることに注力する。次に大事なトピックセンテンス(核文)にも最大の注意を注ぐ。

 記事を読んでいただくことは、相手の時間を頂くことなのだ。自分の意見が正しいことを教えて頂いたのだと考える。人の時間を頂く以上は、倍返しで価値ある情報を提供することで、それに応えたいと思う。読んでよかったな、と思う記事を目指している。その情報で、少しでも読者の人生が変われば本望である。

 その情報で、読者の生きざま、行動、行く末に修正を加えて、皆さんの志、夢の実現に向けて、0.01歩でも前進すれば嬉しい。それで社会が良くなる。毎回のブログが私の遺稿なのだと決意して書いている。将来はこれを編集して出版予定です。

 

知りたることを教えざるは、金を借りて返さざるが如し(お釈迦様の教え)

Img_64031s  馬場恵峰書          時間は命なのだ。

 

2020-03-24 久志能幾研究所通信 1512 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年3月23日 (月)

企業経営は経営理念。人生経営は志・夢

 企業の経営方針、行動、会社の行く末を決めるのは経営理念である。それがお粗末だと、儲かっても堕落一途である。

 自分の生きざま、行動、行く末を決めるのは、志、夢である。それに向かって日々0.01歩ずつでも前進すれば、いつかは志や夢が実現する。

 だから経営理念、志、夢は、日に何度も声を出して繰り返し、社員や自分自身に対してアルファ―メーションとして、魂を揺さぶる言葉でなければならぬ。それも納得できる言葉でなければならぬ。だから簡潔に、直接的に伝わる言葉であるべきだ。その言葉は、利己でなく利他の共感できる精神でなければならぬ。

 

経営理念のあるべき姿

 社員を鼓舞して、共感でき、利他の精神で、使命感に目覚めさせ、会社の行き先を決める理念であるべき。自分の志・夢でも、同じである。

 

簡潔に、明瞭に

 日本調剤のくだくだと書かれた経営理念では、読む気にもなれない。何が言いたいのだ。それは時間泥棒の経営理念。それでは社員や顧客の心に響かない。社員や顧客の心を打つには、畳に畳針を通すように、ぐいぐいと心に突き刺さすような言葉でなければ、通じない。

 自分の志・夢は、自分を自分で鼓舞するためにある。その文言は、簡潔・明確であるべき。

 

 トヨタ自動車と日本調剤の経営理念を比較すると、その差がよくわかる。(文末の資料参考)

 

共感できる文言で

 利己主義丸出しの「医薬の分業」では、利他の共感もない「医薬分業で、オレは薬だけ出すから、医療行為は知ったことではない、医師に丸投げしたのだ」が、日本調剤㈱の経営理念の本音である。これではとても共感など得られない。薬局が患者のことを考えず、薬を垂れ流すから、薬害が増える一方である。

 

睡眠薬殺人

 医師・薬局が無神経に処方する事例を挙げれば、睡眠薬が挙げられる。本来睡眠薬など必要がない。それが病気になる原因だと思う。私の父も長年、高血圧の薬と睡眠薬を飲んでいた。それが癌の発生原因だと、今になって思い至った。薬が父を殺した。なぜ医師・薬剤師は睡眠薬を飲まなくてもよくなる生活指導をしないのか。高血圧症も、睡眠薬依存症も、生活習慣病である。それは生活習慣を正せば治るのだ。

 人生で、長期にわたって睡眠薬を服用させるなど犯罪である。毒を盛るようなものだ。医師と薬局はその睡眠指導をするべきだが、それでは儲からないので、睡眠薬を出し続ける。医師も薬剤師も患者の命はどうでもよく、儲かりさえすればよいのだ。

 それより自己防衛で、眠たくなるまで、仕事をすればよい。良く働いた一日は安らかな眠りを誘う。心配しなくても、何時か永遠の眠りがやってくる。その時に寝だめ(?)をすればよい。寝だめをすれば、来世で生まれ変わった時、すっきりと目覚めるだろう。

 

社会貢献につながる訴えを

 その経営理念を実行すると、企業、個人として社会に貢献する活動ができるのか。それが社会、個人に夢をあたえるのかを自問すべきだ。その観点で日本調剤㈱の経営理念は恥知らずである。恥を恥とも思わない会社が、人の命に関係する薬を出している。怖ろしいことだ。

 その結果として、日本人の癌や病気は増え続け、医療費(薬代も含め)、年々増加の一途である。2018年度のそれは42.6兆円を超えた。税収は60.3兆円である。借金の新規赤字国債が33.7兆円である。国の予算94兆円のうち40%が、医療費である。収入からみれば、その70%が医療費など異常すぎる。だから日本調剤が「医薬分業の実現」を経営理念に掲げ、患者の命を無視して、金儲けに邁進した結果が今の国の予算でる。

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 使命感のある行動で

 会社とは公器である。会社にも命がある。人のためにその命を使わなければ、その会社の存在意義がない。中小企業は、5年後の生存率が14.8%とされている。 10年後は6.3%になり、さらに20年後は0.4%、30年後は0.021%となる。その結果は、使命感で経営をせず、金儲けだけで企業運営をした報いである。市場が、その会社の存在価値が無いとして、排除したのだ。市場の評価は神の如く正確である。

 自分はご先祖が一族の代表として、この世に派遣させられた存在である。その命を使って世のために働かなければ、人として恥ずかしい。だから利己だけに生きた人は早く召される。

 

 青燃(青年)よ、大志を抱け。大きな夢を見よ。志と夢の実現に汗をかけ。青燃(青年)とは、歳では定義できない。青く燃える夢さえ持ち続ければ、青年であり続けられる。

 私は齢を重ねても、人から「青いね」と言われたい。盛んに燃える赤い炎は、燃え尽き寸前のように見える。その炎には、人の邪念が透けて見える。だから私は青い炎を燃やし続けている。

 

039a12131s   馬場恵峰書

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参考 トヨタ自動車と日本調剤の経営理念比較

豊田綱領 (豊田の5つの精神)

1.上下一致、至誠業務に服し産業報国の実を挙ぐべし

1.研究と創造に心を致し常に時流に先んずべし

1.華美を戒め質実剛健たるべし

1.温情友愛の精神を発揮し家庭的美風を作興すべし

1.神仏を尊崇報恩感謝の生活を為すべし

 

日本調剤株式会社の企業理念

日本調剤の企業理念「真の医薬分業の実現」

 「医薬分業」とは、それぞれの分野の専門家である医師と薬剤師が、日本の医療システムの中で明確な役割分担と強固なチームワークを持って、患者さまをサポートする医療制度であり、信頼される医療システムに不可欠な仕組みとして位置づけられています。日本調剤は、創業以来一貫して「真の医薬分業の実現」を企業理念として掲げて、自ら「医薬分業」の先駆けとして全国に展開してきました。

 形式としての「医薬分業」は、分業率が7割を超え※、全国へ普及しつつあるものの、本来の機能としては不十分な状態が続いています。国民の医療を支える大切な役割であるにもかかわらず、まだ十分に浸透しているとはいえない状態です。日本の医療制度を支えるべき調剤薬局の使命は、患者さま、そのご家族、地域にとって必要とされる存在になり、日本の医療に、そして社会に貢献すること。それが私たち日本調剤が目指す「真の医薬分業」の姿です。

 社会から必要とされ、国民の皆さまから支持いただく存在へと、日本調剤は、医薬のプロフェッショナルとしてグループの総力をあげて「真の医薬分業の実現」に取り組んでいます。

※日本薬剤師会HP 「医薬分業進捗状況(保険調剤の動向)」より

https://www.nicho.co.jp/corporate/profile/philosophy/

  

2020-03-23 久志能幾研究所通信 1511 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年3月22日 (日)

日本調剤㈱は、患者の生き血を吸う

 「日本調剤 徳川山薬局」で不快な事件があって、日本調剤の経営理念がどうなっているかと思い、ホームページで調査をした。その結果、一部上場企業らしからぬ酷い経営理念で、この会社が展開する店舗の酷さの原因を発見した。企業の行動は、経営理念が支配する。

 

社是・経営理念の位置づけ

 日本国憲法が、日本国民、日本政府の行動を縛るように、会社社是や経営理念は、会社の行動を決める。社是を見れば、その会社が分かる。

 社是とは社員の目指すべき行動規範で、自分達に夢に実現のため会社としてやるべき規範である。「是」とは正しいこと、つまり会社として正しい道を示した行動規範である。神仏を敬いご先祖を祭り、自主的に仕事に仕えて社会に奉仕をする。結果として会社の業績が向上し自分達にも返ってくる行動と、神からの強制で社会に奉仕をする行動とを比較すると、その差がわかる。

 

餓鬼道

 企業が金儲け至上主義では、社会が貧困になる。欧米の拝金主義であるグローバル経済主義で、貧富の差が大きくなった。貪欲に金を集める輩を仏道では、畜生にも劣る餓鬼という。畜生なら、腹が満腹になれば、目の前を餌が通っても食べない。餓鬼はそれができず手を出してしまう。人間であれば、人間道を歩きたい。餓鬼道を歩いては、還浄しても、ご先祖に顔向けができまい。縁あって人間界に生まれたなら、人間になって浄土に還ることが成仏である。修身を学ぶ目的は、人間になること。経営理念とは、まともな会社になるための道筋である。

 

価値創造

 目に見える価値は大したものではない。それなら、うわべだけの価値である。日本の企業の価値は目に見えないところにある。その価値の大事さは、金でしか評価しない拝金主義者には見えない。だから下記のような下劣な経営理念の文言となる。

 

下劣な「日本調剤㈱」の企業理念

 「日本薬剤株式会社」の企業理念をHPで見ると、患者のことなど、知ったことではなく「医薬分業の実現」で役割分担を重点に謳っている。こんな人を馬鹿にした企業理念はみたことがない。この企業理念は、患者の事は頭になく、あくまで「真の医薬分業の実現」で金儲けに専念するとの宣言である。

 「医薬分業の実現」は手段であって、目的ではない。手段と目的の区別もできず、金儲けだけが頭にあるようだ。それを経営理念で掲げる経営者は狂っている。

 

薬剤業界の実態

 日本医療業界で調剤薬局の総額が、2017年は2000年に対して2.76倍にも増加している。このデフレの時代、多くの業界が売上減で困っているのに、薬品業界は儲かって仕方がないのだ。企業理念の目的が金儲けだから、忠実に目的に向かい邁進している。結果として、目的が実現している。だから自然とお鼻も高くなる。だから「日本調剤 徳川山薬局」の運営で恥知らずな実態がある。

 だから40年前は10兆円だった日本の医療費総額が、現在は40兆円を超えるまでになった。国民の血税が投入されている。その約2割が医薬品の費用である。それなのに、病人は減らず、逆に増え、ガン患者も激増している。日本調剤株式会社は、その恩恵を受けて成長してきた。その成長の為には、病人が増えても「医薬分業の実現」さえ出来ればよいのだ。世も末である。

 

日本の調剤薬局業界の総売上額

  2000年  2.79兆円

  2017年  7.71兆円  (2000年に対して2.76倍)

 

「日本調剤株式会社」の概要

 日本調剤は、保険調剤薬局チェーン企業。東証一部上場企業。

 従業員数: 単体:3,470人連結:4,442人(2018年3月現在)

 売上高: 単体:1,984億42百万円

 連結:2,412億74百万円(2018年3月31日現在)

 

 

日本調剤株式会社の企業理念

日本調剤の企業理念「真の医薬分業の実現」

 「医薬分業」とは、それぞれの分野の専門家である医師と薬剤師が、日本の医療システムの中で明確な役割分担と強固なチームワークを持って、患者さまをサポートする医療制度であり、信頼される医療システムに不可欠な仕組みとして位置づけられています。日本調剤は、創業以来一貫して「真の医薬分業の実現」を企業理念として掲げて、自ら「医薬分業」の先駆けとして全国に展開してきました。

 形式としての「医薬分業」は、分業率が7割を超え※、全国へ普及しつつあるものの、本来の機能としては不十分な状態が続いています。国民の医療を支える大切な役割であるにもかかわらず、まだ十分に浸透しているとはいえない状態です。日本の医療制度を支えるべき調剤薬局の使命は、患者さま、そのご家族、地域にとって必要とされる存在になり、日本の医療に、そして社会に貢献すること。それが私たち日本調剤が目指す「真の医薬分業」の姿です。

 社会から必要とされ、国民の皆さまから支持いただく存在へと、日本調剤は、医薬のプロフェッショナルとしてグループの総力をあげて「真の医薬分業の実現」に取り組んでいます。

※日本薬剤師会HP 「医薬分業進捗状況(保険調剤の動向)」より

https://www.nicho.co.jp/corporate/profile/philosophy/

 

2020-03-21 久志能幾研究所通信 1510 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年3月21日 (土)

天狗の薬剤使が、癌患者の命を奪う

 病院から指定された薬を買う場合、大病院近傍の薬局の中で、一番遠い場所にある薬局から買うのが良い。薬局が大病院に近いほど、その距離に反比例して「薬剤使」のお鼻が高くなる。だから薬が出てくるまでの待ち時間が、まともな薬局に比べて10倍もかかる。

 時間は命なのだ。失ったお金は稼げば取り戻せるが、失った時間は絶対に取り戻せない。

 

 2020年3月11日、愛知県がんセンターで診察を受け、薬を処方された。それで帰り道の最初にあった「日本薬剤 徳川山薬局」で薬を入手した。下記はそこで覚えた怒りの事件である。

 

待ち時間での怒り

 たった一つの薬をもらうのに25分間も待たされた。その薬局の待合ベンチには4人しかいなかった。それもご丁寧に順番で一人を飛ばされた。

 

問診表での怒り

 待合室で待っている間に、無駄な問診表を書かされた。その問診表で、薬剤師はどういう付加価値を出すのか。それで薬剤師は医師のように治療をするわけではない。治療をすれば医師法違反である。治療方法と薬は医師が決める。薬剤師は、医師の指示通りに薬を出せばよいだけだ。だから問診票の記載は、無駄な仕事である。

 この薬局は、世の中で付加価値を生まない無駄な仕事を患者に押し付けている。問診票には、住所氏名生年月日を書く欄があるが、それは健康保険証に書いてある。それをわざわざ書かされた。過去の病歴も書かされた。それは病院のカルテには記載済で、そんなことは、薬剤使が知るべきことではない。

 

問診表の入力時間の怒り

 私の薬が15分後に薬局の奥からトレーに載って出てきたが、その薬を載せたトレーを横に、若い薬剤使が私の目の前(距離1m)のパソコンに、私の問診表の内容をちんたらチンタラと入力していた。その薬剤使は、10分間もかかって入力を終り、おもむろに私を呼んで薬を出した。それで25分間もかかったのだ。本来なら、5分か10分ですむ仕事である。怒り心頭である。

 

癌患者は時間が命

 愛知県がんセンターの前の薬局に来る客は、全員が癌患者である。癌患者は余命宣告をされた人もいるはずだ。癌患者には時間は命なのだ。お鼻の高い薬剤使」はその命の時間を自分たちの金儲けと時間つぶしに使っている。「お鼻の高い薬剤使」は、癌患者の命など知ったことではないのだ。薬剤師には、ガン患者は金ヅルなのだ。

 

京都日赤病院での例

 知人が京都日赤病院に通い、薬を処方され、日赤病院の前の薬局で入手をした。病院の近くには10店舗ほど薬局が並んでいる。そのときは、病院から一番近い薬局に行ったが、30分も待たされたという。知人はそれに懲りて、次の時は病院から一番遠い薬局に行ったら、3分で薬が出てきたという。それも非常に丁寧に対応してくれたという。医師の処方箋での投薬なので、薬は同じである。

 

薬剤師の環境

 今、薬剤師は不足気味で引っ張りだこだという。新人の薬剤師でも給与で30万円を貰うという。だから今は、薬剤師のお鼻が高いのだ。

 私は今後、二度とこの徳川山薬局に行かず、先にある遠方の薬局で薬を入手する予定である。私は残された時間を最大限に使いたい。時間とは、死ぬまでに使える「金で買えない資源」なのだ。

 正しい薬剤師は、患者の味方だが、使命感を忘れた薬剤師は、錬金術使の魔法使いと同じで、「薬罪使」である。

 基本的に薬は毒である。薬は対処療法の手段である。私は薬を飲まなくてもよい状態になるように、体を管理している。

 

2020-03-21 久志能幾研究所通信 1509 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。