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2020年3月21日 (土)

天狗の薬剤使が、癌患者の命を奪う

 病院から指定された薬を買う場合、大病院近傍の薬局の中で、一番遠い場所にある薬局から買うのが良い。薬局が大病院に近いほど、その距離に反比例して「薬剤使」のお鼻が高くなる。だから薬が出てくるまでの待ち時間が、まともな薬局に比べて10倍もかかる。

 時間は命なのだ。失ったお金は稼げば取り戻せるが、失った時間は絶対に取り戻せない。

 

 2020年3月11日、愛知県がんセンターで診察を受け、薬を処方された。それで帰り道の最初にあった「日本薬剤 徳川山薬局」で薬を入手した。下記はそこで覚えた怒りの事件である。

 

待ち時間での怒り

 たった一つの薬をもらうのに25分間も待たされた。その薬局の待合ベンチには4人しかいなかった。それもご丁寧に順番で一人を飛ばされた。

 

問診表での怒り

 待合室で待っている間に、無駄な問診表を書かされた。その問診表で、薬剤師はどういう付加価値を出すのか。それで薬剤師は医師のように治療をするわけではない。治療をすれば医師法違反である。治療方法と薬は医師が決める。薬剤師は、医師の指示通りに薬を出せばよいだけだ。だから問診票の記載は、無駄な仕事である。

 この薬局は、世の中で付加価値を生まない無駄な仕事を患者に押し付けている。問診票には、住所氏名生年月日を書く欄があるが、それは健康保険証に書いてある。それをわざわざ書かされた。過去の病歴も書かされた。それは病院のカルテには記載済で、そんなことは、薬剤使が知るべきことではない。

 

問診表の入力時間の怒り

 私の薬が15分後に薬局の奥からトレーに載って出てきたが、その薬を載せたトレーを横に、若い薬剤使が私の目の前(距離1m)のパソコンに、私の問診表の内容をちんたらチンタラと入力していた。その薬剤使は、10分間もかかって入力を終り、おもむろに私を呼んで薬を出した。それで25分間もかかったのだ。本来なら、5分か10分ですむ仕事である。怒り心頭である。

 

癌患者は時間が命

 愛知県がんセンターの前の薬局に来る客は、全員が癌患者である。癌患者は余命宣告をされた人もいるはずだ。癌患者には時間は命なのだ。お鼻の高い薬剤使」はその命の時間を自分たちの金儲けと時間つぶしに使っている。「お鼻の高い薬剤使」は、癌患者の命など知ったことではないのだ。薬剤師には、ガン患者は金ヅルなのだ。

 

京都日赤病院での例

 知人が京都日赤病院に通い、薬を処方され、日赤病院の前の薬局で入手をした。病院の近くには10店舗ほど薬局が並んでいる。そのときは、病院から一番近い薬局に行ったが、30分も待たされたという。知人はそれに懲りて、次の時は病院から一番遠い薬局に行ったら、3分で薬が出てきたという。それも非常に丁寧に対応してくれたという。医師の処方箋での投薬なので、薬は同じである。

 

薬剤師の環境

 今、薬剤師は不足気味で引っ張りだこだという。新人の薬剤師でも給与で30万円を貰うという。だから今は、薬剤師のお鼻が高いのだ。

 私は今後、二度とこの徳川山薬局に行かず、先にある遠方の薬局で薬を入手する予定である。私は残された時間を最大限に使いたい。時間とは、死ぬまでに使える「金で買えない資源」なのだ。

 正しい薬剤師は、患者の味方だが、使命感を忘れた薬剤師は、錬金術使の魔法使いと同じで、「薬罪使」である。

 基本的に薬は毒である。薬は対処療法の手段である。私は薬を飲まなくてもよい状態になるように、体を管理している。

 

2020-03-21 久志能幾研究所通信 1509 小田泰仙

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