運転が一番難しい車を、辛抱して乗りこなす
朝起きて、生きているとは、何と素晴らしいことか。
この世には、朝になっても、起きてこない人もいる。明日、事故・天災に襲われるかも知れぬ。人生、明日は分からない。
その素晴らしい人生でも、生きていれば、壁にもぶち当たろう。壁にぶち当ったら、焦らず小休止すればよい。
その壁を乗り越えるためには、自分が変わらなければならない。自分が変わろうとしない限り、何も変わらない。その小さな壁さえも乗り越えられない。幾らボヤいても、立ちはだかっている壁は、永遠に変らない。
どんな車よりも構造が複雑で、運転が難しい車とは、「自分という名の車」。その車の一生の運転手は自分である。
その車は、正しく運転すれば、高い壁さえ乗り越えて天馬のように飛躍する。正しい狂気を持てば、飛ぶ車にも変身させられる。
しかし、自省と堪忍がないと暴走する車でもある。暴走したら、ブレーキも効かず、皆を道連れに地獄に直行である。小川敏の大垣市長車のように。
馬場恵峰師の言葉(編集、加筆) 2006年5月28日 明徳塾3で
馬場恵峰書 平成11年(1999年)
馬場恵峰書 平成29年(2017年)
2020-04-13 久志能幾研究所通信 1533 小田泰仙
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