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2017年10月

2017年10月 7日 (土)

墓面の揮毫 1/4

 昭和38年(1963年)建立の自家のお墓が風雪で痛んできたのと、祖母の出の家のお墓を守っていた叔母がなくなりその家が絶えたこと、またお寺の過去帳から1734年没のご先祖のことが発見されたご縁もあって、お墓を改建する決断をした。当時の自家のお墓の墓面の字は、石屋さんお抱えの書家が揮毫していた。しかし今は殆どがパソコン文字での書体で墓石に彫るという。馬場恵峰先生が、碑文の揮毫をされていることを思い出し、恵峰先生に改建する墓面の揮毫をしていただくことを思いついた。恵峰先生に問い合わせて、快諾頂いた。恵峰先生に墓石の字を揮毫して頂くため、2015年8月24日、自宅を朝4時45分に出て、中部国際空港7時35分発のANA371で長崎に飛んだ。

 

碑文の揮毫

 碑文の字は、普通の書家は嫌がってなかなかというか、絶対に書かないという。碑文の字体は芸術の崩した字ではないので、流行の書家では書けない。なにせ碑文は100年も200年も後世に残るので、並みの書家の手に負えるものではない。そんな状況で、恵峰先生の揮毫をしていただけることになったのは、ありがたいことである。

 恵峰先生は、全て表装済みの軸に直接ささっと揮毫をされるので、小1時間くらいでササッと書かれるものと思っていたら、想像を絶する手間と時間をかけて、揮毫をされた。実際の揮毫では、非常に慎重に筆を運ばれたのには新鮮な驚きであった。まず下書きで感触をつかみ、全体のバランスをみて清書である。結局、1日がかりの仕事となってしまった。

 碑文の字は、上の方の字は大きく書く。碑を仰ぎ見たとき、遠近法の関係で、上の字が小さく見えるので、上の字は大きく書かないとバランスが悪いのである。65歳にして初めて知ったことであった。考えてみれば、当たり前のこと。当たり前も実際に体験しないと、理解できない。それが格物致知である。

 

再揮毫

 「黄鶴北尾道仙」と「小田家菩提」の2枚の書を完成させてから、先生と大村市街の食事に出かけ四方山話をした。教室に戻ってから先生は仕事を始められたが、何故か急に、「『小田家菩提』の字体を変えてもう一枚書きましょう」という話になった。ありがたいことで、追加で書いて頂いた行書体でお墓の字を彫ることになった。

 「小」という字は難しい字体である。画数が少ない字はバランスが難しい。小さいという「小」を小さく書くと、バランスの悪い書となる。自分の姓名なのだが、未だに「小田」というサインが満足して書けない。「小田」という字は難しいと先生も言われるので、納得していた。今回、行書で書いていただいて品のあるバランスの取れた書となって、先生に書いて頂だけた幸せを感じた。これも恵峰先生とのご縁があればこそ。

 

神仏のご加護

 8月24日の揮毫の計画は1ヶ月前に決めて、飛行機の予約をしたのだが、当日になって、台風15号が九州に接近することが分かって少し慌てた。危惧どおり、翌日の25日は飛行機が欠航である。当日の8月24日の沖縄行きの便は欠航であった。8月24日の夜は台風の影響で、帰路の飛行機は1時間半も遅れて出発して、結局、自宅に到着したのは、午前0時15分ごろであった。それでも当日に無事帰宅を出来たのは、神仏ご先祖様のご加護をじんわりと感じて感謝をした。1日、行く日がずれておれば、当日の帰宅が出来なかったし、当日、長崎にも行けなかったかも知れない。そうなると、翌日の8月25日にご縁のある丸順の今川順夫最高顧問との面会が叶わなかった。

 

図1~3 慎重に筆を進める馬場恵峰先生 

図4 帰路のANA便

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身の危険を感じた

 2017年10月1日の元気ハツラツ市関係の解析の記事をブログに上げた日の前後、身の危険を感じる事件が立て続けに起こった。

 大垣駅前商店街に寄ったら、僅か10分後に、元気ハツラツ市の関係者の幹部が近寄ってきて睨みつけられたように感じた。慌ててその場を去った。それが次の日も、同じように別の幹部が近寄ってきて、私の様子を監視していた。私は慌ててその場を立ち去った。2010年9月に大垣に帰郷してから、大垣商店街にはこの7年間、たびたび立ち寄っているが、こんな事象は初めてのことである。ブログでの公開直後のことで、あまりにタイミングが合いすぎる。私の行動が、大垣商店街に近づくと通報されて監視されているとしか思えないので、寒気がした。今後、大垣駅前商店街には、注意して行かないといけない。

 身の危険を感じて、私の身に何かあったら、警察に通報して欲しいと、親しい知人数人に伝言をした。調査データのコピーも知人に託した。1億2千600万円の予算があり、その内容が公開されていなければ、闇の利権も発生するかもと考えるのが、常識ある人の考えである。そのために民主主義の社会では、税金の使い道の会計報告、情報公開等が大垣市情報公開条例(平成10年3月27日制定)で定められてる。幹部職の多選禁止、行政職の多選を禁ずる法律も存在する。現代の政界では、ガソリン代の不正請求があっても秘書にその責任をおしつける議員が跋扈する不合理な社会となっている。

 その後、元気ハツラツ市関係者が夜道で何者かに襲われて、ボコボコにされたという事件を耳にした。またそれと前後して、イタリアでパナマ文書を告発したジャーナリストが爆殺されたというニュースが飛び込できた。何かと、きな臭い雰囲気である。

 2017年10月7日 小田泰仙

2017年10月 6日 (金)

商店街の衰退は、私の病状と同じ

 人を殺すには刃物はいらぬ、血の流れを止めれば一発で殺せる。神経を寸断すればあの世行き。子供を殺すには、甘やかして、金を与えて、愛情を遮断すればよい。商店街を殺すには、経済の血である交通の流れを阻害し、血液という栄養素のように、お金を運んでくれる車が駐車できないようにすれば、商店街の息の根は簡単に止まる。実例は、大垣駅前商店街に見える。

 

人を病死させる方法

 人の体には大小の血管や毛細血管を含めて、10万キロの血管がめぐらされている。それが全身の各部の細胞に血液が循環して、栄養素を運んでいる。その大事な栄養素を運ぶ血管内に、プラークがたまり、それが剥落して血管を詰まらせると、脳梗塞、心筋梗塞となり、一発で昇天である。そのプラークは、美味しいものを大量に、痴呆的に食べ続ければ、血管内部に蓄積をして、血管の内部を狭める。その結果、血流の流れが阻害されるので表面的な症状として血圧が高くなる。血圧が高いのは現象であって、真因は血管内部に蓄積をしたプラーク(カス)なのだ。ケーキ、スイーツ、缶コーヒ、清涼飲料水に多く含まれる糖分がその原因である。また揚げ物に含まれる劣化油分がプラークの原因となり血管を痛める。つまり、美味しいもの食べさせ続ければ、簡単に人を病死させられる。

 痴呆的なテレビ番組を何も考えず。ポテトチップスを食べながら清涼飲料水を飲んで過ごせば、天国行き(地獄行き?)は早くなる。人を殺すのに刃物は不要である。

 

私の病気と治療

 私も長年の悪食で、血管内部にプラークが溜まり、高血圧となり、降圧剤を服用することで、血圧の上昇を抑えていたが、その副作用が還暦後に出てきた。血圧を下げたので、回るべき血が回らず、目の網膜の網膜静脈閉塞症にかかり、目の視力が落ちてしまった。つまり網膜内の血管が詰まって、目の神経を圧迫して視力が落ちたのだ。なおかつ、血のめぐりが悪くなったせいか、加齢もあり記憶力も低下した。

 ネットで情報を見つけ、久留米市の真島消化器クリニックで、血管内部に堆積したプラークを全身の8カ所を測定してもらったら、2.2mmの堆積であって(正常値0.9mm以下)、危険度2の危ない状態であった。早々に、投薬以外に、油分や糖分のプラークの原因となる食材を遠ざけるという食事療法を指示されて、1年程、改善に取り組んだ。その効果が最近になって現れてきて、目の網膜の網膜静脈閉塞症の症状が改善してきた。プラークの堆積に気が付かず、そのままの悪食の生活で過ごしていれば、今頃、脳溢血、心筋梗塞、失明、ガン、認知症等になるところであった。まさに医食同源である。

 真島消化器クリニック  http://majimaclinic22.webmedipr.jp/

 

子供をダメにする方法

 子供の心への栄養素の道を遮断すれば、簡単に子供の将来は抹殺できる。愛情という栄養を遮断し、お金だけを与えて、やりたい放題にさせ、教育をしなければ、不良への道まっしぐらである。三田佳子の息子が覚せい剤で検挙されたように、簡単に堕ちる。一度堕ちると何回も再犯を繰り返す。息子は3度検挙された。それこそ人生の死である。彼女は、「息子には月に50万円の小遣いを与えていたから、不良なんかになるはずがない」と警察に怒鳴り込んだ。そんな愚かな母が、テレビでは良妻賢母に化けて、多くの視聴者を騙していた。痴呆的番組を見続けている痴呆者を騙すのは簡単である。「みのもんた」の息子も、同じような環境で、犯罪に手を染めて人生を棒に振った。それでもまだ「みのもんた」は、世の理(コトワリ)に気が付いていないようだ。そんな男が偉そうに世相を論評していた。それも高視聴率である。見ている方が多いのが情けない。

 

大垣駅前商店街を衰退させる方法

 経済の組織の血管は道路である。栄養素を血液が運ぶように、経済の利益の元を運ぶのは、車である。血液も血管の途中の細胞で、栄養素と廃棄物を交換して体内を循環する。道路も各商店の前で、荷物の積み下ろしをして経済をまわしている。日本社会が車社会に変貌したのに、昔ながらの考え方をして、駐車場を整備せず、商店街の前にわずかの時間の停車で、ビシビシと厳しく駐車違反を検挙する。それではお客は寄り付かない。商店街の経済が窒息するのはあたりまえ。

 同じ商圏内に無料の大きな駐車場があれば、その大規模小売店のショッピングモールに客が行くのは子供でも分かる。しかし最高学府を出た市長にはそれが理解できない。なにせお抱え運転手付きのマジェスタの後ろでふんぞり返っていて、現実が見えず、市民の痛みが分からない。大垣市長は元気ハツラツ市でも、いいとこしか見せない実行委員会の幹部に案内されて悦に入っている。幹部はシャッターを下ろした店の惨状を見せないようにしている。(2017年10月1日の元気ハツラツ市で目撃)

 

見たいものしか見ない

 駅前商店街のお店の61%が潰れたのに、大垣市長はそれに目も向けない。見る気がないから、見えない。シーザ曰く、「人は目の前の現実を見るのではない。己が見たいものしか、見ない」。頭を下げるのが大嫌いで、諫言を聴く耳を持たないという伝聞が、広く市民に広がっている。それが真実かどうかは別で、そういう伝聞が流れること自体に、市長に徳がないという状況証拠である。目の前の行政の無策で、大垣駅前商店街が衰退したという現実が、その伝聞が正しいことを示している。

 

因果応報

 大垣駅前商店街が衰退したのにはワケがある。この世は因果応報である。衰退するような政策を施したから、衰退しただけだ。無策で繁栄すれば、長浜市や彦根市、岐阜市玉宮通り等の血の滲む努力が理不尽だとなってしまう。頭はいいが智慧がなく、頭だけで考えた愚かな元気ハツラツ市で、7年間も住民の意見を無視して、1億2千600万円の血税の税金を投じて、大垣駅前商店街の息の根を止めた。税金1億2千600万円で潤っている一部の人たちが利権を手放さないという面も推察される。市という組織体の経営のPDCAが回っていない。経営の基礎知識のない人がトップである。自分が一番偉いと思っているから、人の意見を聞かない。それが一番の真因である。他山の石として、キモに銘じたい。

 

佛様が 寄ってたかって 私を幸せにしてくれる

 自分に厳しいことを言ってくれるのは、私を育てようとしてくれている佛様なのだ。辛口の批評は、自分の行動の何所がいけないのかを教えてくれる。試験の成績が悪いのは、今のやり方が間違っていると親切に教えてくれている。私を幸せにしようと思わない相手は、無視をする。愛の反対は憎悪でなく、無視なのである。病気とは、己の体の使い方に関する佛様の苦言なのだ。商店街の衰退が止まらないのは、その対策が間違っているとの仏様からのメッセージなのだ。

 元気ハツラツ市実行委員会の幹部が甘い言葉をいい、元気ハツラツ市で浮かれるのは、商店街を消滅させるための罠である。厳しいことを経験しないと、実社会ではやっていけない。大垣市はKYになっている。KYでは、街の再生など夢の話。佛の皆さんが、市役所のために、能力向上のため、幸せになって欲しいと鍛えてくれている。どうしようもない人には誰も何も言わない。大垣市役所に向けられる厳しい言葉を、役人を鍛えるための愛の言葉と解釈して欲しい。そう思うとき、佛様の市民がよってたかって、市役所を幸せにしてくれる。

 

耳中常聞逆耳之言 

 耳には常に痛いことばかり。それが自分を鍛えることになる。甘い言葉で褒められるのは、遅延性の毒を盛られるようなもの。(洪自誠著『菜根譚』)

 あなたを地獄に落とす贈賄側の人間は、甘言で誘いノーパンしゃぶしゃぶ接待に連れて行くのです。苦労をしていないお役人が簡単に堕ちる罠である。ああ、私も誘われたい…..

 

図1 馬場恵峰書 2011年

図2 私の網膜静脈閉塞症の状態 2014年。現在は改善した。

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連絡 「元気ハツラツ市 総括」を更新

10月5日の記事「大垣・元気ハツラツ市 総括」を加筆・修正しました。

小田泰仙

お礼 閲覧累計10,000回達成

 お陰様で、2017年10月6日の0時過ぎ、ブログ閲覧累計10,000回を達成しました。皆様の閲覧に感謝申し上げます。これがブログを書いていて一番の励みになります。

 ブログ開始5月26日より、133日目(4.3か月)です。

 1日平均閲覧回数 75回です。

 現在は、「大垣を良くする階」に関する記事が、アクセスランキングのトップ9中で3件も顔をだしており、関心の高さを示しているようです。

 

アクセスランキング(2017年10月6日現在)

1.人生の課題とは何か(2/2)

2.なぜ大垣駅前商店街が衰退したか?(改定

3.馬場恵峰師の生前葬に参列 

4.運命のページをめくる佛

5.「100mの巻物」という人生(2/2)

6.神様と信用金庫(信用金庫2)

7.大垣の生き血を吸う「元気ハツラツ市」

8.仕事とは自分を写す鏡

9.カテゴリー「大垣を良くする階」を新設

 

2017-10-06

久志能幾研究所 小田泰仙  HP: https://yukioodaii.wixsite.com/mysite

著作権の関係で無断引用、無断転載を禁止します。

2017年10月 5日 (木)

大垣・元気ハツラツ市 総括

 大垣・元気ハツラツ市の会計報告が、組合員の要請があっても7年間も公表されないので、実際の金額は不明だが、一般的常識の範囲で、各費用を推定して、現時点での元気ハツラツ市の総括をする。

 

結論 

 商店街を活性化するという目的から見ると、市民の血税の無駄である。費用対効果が全くない。飲食店と他市からの露店と北側の大規模小売店アピタは繁盛している。

 企業経営として、ハツラツ市の運営のPDCAが回っていない。癒着と腐敗の原因になるのが危惧される。誰かうまい汁をすっているのかもしれないので継続しているようだ。それしか7年間も継続された理由が思い浮かばない。誰か教えて欲しい。

 客寄せのメインステージでの出し物が、費用対効果で疑問である。年間700万円(推定値)ほどが芸能プロダクションに渡っている。誰も聞いていないし、サクラの関係者だけで盛り上げている。その費用が疑問である。

 元気ハツラツ市のメインステージで、大音量の音楽が、商店街近辺の住民に対して音の暴力になっている。音量を下げて欲しいとの訴えも実行委員会は無視である。赤ちゃんが安眠できず、泣き寝入りになっている「子育て日本一の大垣」などとはお笑いの言葉である。

 

投資

 商店街活性化のために市民税、県民税を投入して、2011年から年間1,800万円を7年間で、1億2千600万円を使い、元気ハツラツ市を月に1回のペースで開催し続けた。

 

費用対効果

・商店街の興亡の効果として、飲食店は2割の売り上げ増、物販販売店は売上半減。全体の商店街として、売り上げ減である。物販販売店は、元気ハツラツ市の当日は商売にならないので、16店舗(21%)が休業。何の為のハツラツ市?

・潤っているのは、飲食店と市外からくる露天商と同じ商圏内の北側の大規模小売店アピタである。

・元気ハツラツ市の当日は交通止めとなるので、一般市民は買い物に来れなく、いつも日曜日は通行止めだと思い込みをして、ますます駅前商店街に寄り付かない。

・元気ハツラツ市の当日が雨で、露店がない場合でも、交通止めである。お役所の常識が疑われる。

結果としてこの3年間だけでも、40店舗近くが閉店した。既に117店舗が閉店(61%)した。今は駅前商店街の体をなしていない。この状態に市の行政が陥しいれた。

 

観光客の行動

 2017101日の大垣元気ハツラツ市でも、大垣駅前商店街のお店がある歩道はシャッターが目立ち、人通りもガラガラである。それも毎回である。大通りの中心部は人が多く、見た目は盛況ではある。しかし多くの来客は、アピタの無料駐車場に車を置き、大通りの中央に店を構えた露天商と商店街の飲食店だけで飲み食いをして、帰るときにアピタで買い物をしている。だから駅前商店街の物販店で買い物をする人はごく少ない。なにせ買い物品を抱えて、アピタまでの遠い道を歩くのは苦痛である。商店街で1,000円の買い物をすると抽選で当たる500円の買い物券を商店街が出しているが、あるお店では、本日はその利用は1枚だけであったと言う。つまりお客の大多数は駅前商店街で買い物をしていない。屋台で軽食を食べるだけである。

 

大垣駅前商店街の宣伝効果

 小汚いお店が並び、シャッターを下ろした店が当日は69%(閉店61%、当日休業は残存店中で21%)もある商店街をみて、市外から来た観光客は、他の日に買い物に来ようとは思わない。来てはいけないとの宣伝にはなる。私が当日、商店街を歩いていて、聞こえてきた声「アピタの方がきれいだね」。大垣市の恥さらしである。

 

芸能関係の疑問

・元気ハツラツ市の出し物で、芸能プロダクションに年間約700万円、7年間で約4,900万円が渡ったが(推定、別途検証)、その効果は疑問。弾き語りやアマチュアの踊りでは、関係者だけが見せかけの観客で、一般市民は誰も聞いていない。その場に寄り付きもしない。商店街の住民に言わせると、歌が下手で金を払っても聞きたくないとか。うるさいだけの騒音だというか。メイン会場の出し物でも、前列に関係者や関係の応援団が奇声をあげていて、いかにも盛り上がっているように細工をしているが、市外の観客や市民が喜んでいるようには見えない。芸能プロダクションだけは、大いに潤っているようだ。(会計報告がないので不明)

・芸能プロダクション関係の取り巻きが、キモイ(住民の声)ので怖くて近寄れないし、商店街の雰囲気が悪くなっている。

 

職権乱用

 メイン会場の出し物に幼稚園児や小学校児童を駆り出しているが、一営利目的の企業の集団である商店街組合に、公立の児童を駆り出すのは、教育上でおかしくはないか。そのため両親や祖父祖母が来るので集客効果はある。しかし異常である。大垣市長名での市役所からの要請だと、市から補助金と人事権で縛られているので、幼稚園や小学校は拒否できない。それこそ職権乱用である。

 小学校の子供たちの演技があったが、自主参加なので、とやかくいえないが、一営利目的の企業の金儲けの一棒を担ぐのは疑問を感じる。もっと別の活躍の場があるはずだ。

 

公式行事?

 メイン会場で日本発明協会による子供達への表彰式があったが、営利目的の集団である商店街組合の行事に、なんで公式の行事をするのか?

 養老鉄道といすみ鉄道の姉妹鉄道協定調印式があり大垣市長が出席したが、なんで私企業同士の調印式に、営利目的の集団である商店街組合の行事で行うのか。わざわざ、ハツラツ市のメイン会場でやる行事としては、違和感を感じた。それも遠隔地の関東の鉄道会社との姉妹提携である。そんな協定式は企業内でするのが正道である。また職員がそこへの出張や宴会でうまい汁を吸えるのかと勘ぐってしまう。養老鉄道は経営が大変なのに、もっとまともなことをして欲しい。

 

大垣市長の対応

・大垣市長も元気ハツラツ市の当日は、参加をしたが、訳の分からない調印式に出ただけで、小1時間ほど、幹部に中心部だけを案内をされ、姿を消した。商店街の多くがシャッターを閉めている実態には目も向けない。

・大垣市長にハツラツ市に対して住民との意見交換会を提案しても「今はその時期ではない」と拒否した。

 

ハツラツ市実行委員会幹部の対応

・ハツラツ市の実行委員会の幹部は7年間も居座ってその座を離さない。

・商店街の理事会に幹部は、地域のボスの持ち回りできまる。誰も意見を言えない。

・商店街組合の組合員から要請があっても、ハツラツ市の会計報告は7年間、されていない。

・大垣市が予算を計上しているので、職員としては何がなんでも予算を消化しなければならない。お役所仕事として、予算を余らすと、翌年の予算確保が難しくなる。だから芸能プロダクションに仕事を丸投げしていると推定される(確証はない。なぜ5千万円前後の市民の税金を使って会計報告がないの?)

住民の声

・元気ハツラツ市のメイン会場の出し物で、大音量のスピーカで、がなり立てるので、商売で接客時、客の声が聴こえず、商売の妨害となっている。

 商店街近所の住民が、静かな商店街なので、もっとボリュームを下げてとお願いしても、ハツラツ市実行委員会は無視である。住民の中には、赤ん坊が寝られないと、母親が泣いている。泣き寝入りである。子育て日本一との大垣市長の言葉は嘘である。元気ハツラツ市の運営会議でも、実行委員会は地元の住民の自治会には、出席されると、煩いので参加の声もかけない。そのため、苦情を言える場がないという。市の騒音条例に反していないのか。その騒音となる歌も、場末の温泉場の芸人の余興のようで、聞くに堪えない。若い人は絶対に聞くまい。市民はテレビで目が肥えている。そんなレベルの演芸に誰も喜ばない。それでも大金の税金を投じている。

 

2017-10-05

久志能幾研究所 小田泰仙  HP: https://yukioodaii.wixsite.com/mysite

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未来を見据えて

 部下を持つ長に対する講話は、未来に希望をつなぐ話にしたい。しかし往々にして大学教授の話にはそれがない。俺が何でも知っている、教えてやっている、と上から視線の話しが多い。

 大学教授は学生相手に話している習慣なのか、教室内で己を批判する人間がいないので、往々にして独善的になりやすい。それ故、時間の大事さを知らない。そんな教授が歳をとり経営者の前で話をすると、皆自分より年下なので、いつもの自説の押し売りの地が出てしまう。そこには未来につなぐ話しではなく、大昔の自分の成功体験なのだ。それは現代では陳腐化していて、何を今更という感じである。それでその話しから、我々はどういう方向に進めばいいのか、という話は全くない。

 

過去の自慢話

 松下幸之助経営塾のOB会が2015年4月24日、高野山で開催され、開眼後の四天王像を撮影する目的も兼ねて泊り込みで高野山にでかけた。その時のプログラムの一つである元教授の講話が、上記の類であった。氏は経営の神様から認められて企画課長として会社時代は腕をふるったようだが、50年前の成功体験を自慢話からは、得るものが無かった。それで我々は今何をすれば良いのか、がなかった。在るのは過去の事件の情報(知識)と自慢話で、そこから得られた智慧は何か、どうすれば智慧がつくのかの未来志向の話は無い。

 

時間泥棒

 参加者の予定を考えて講話を30分繰り上げるように事務局は段取りしたのだが、講話を時間内に纏められなかった講師は、「30分早く始めたのだから、時間延長してもいいだろう」と終了時間が来ても一方的に話を続けた。時間は命である。それも聴衆が30名ほど参加した講演会である。聴講の社長達の時間給は1万円ではきかない。単純計算で数十万円の損害である。その人達の予約した飛行機や新幹線の乗車に大きな影響が出ることには気が回らない。そんな考えの人の話しは、聞く価値の無いと思った。

 最後に司会者も「久しぶりに○○節を聞きました」と嫌味タップリのシメをしたが、本人は全く気がついていない。人皆我師である。この講師から晩年を汚してはならないという教えを頂いた。人間は最期まで謙虚でなければならない。経営の神様の松下幸之助翁も、最期まで謙虚であったのに。弟子が節穴の目ではいかんとも致し方ない。

 

最高学府を出て頭は良くても智慧と耳がない

 大垣・元気ハツラツ市も、学歴が高い人が頭だけで考えた案を実行するので、少しも上手くいかない。年老いれば駿馬も騾馬に劣る。市民税を無為に使って他市が潤い、大垣の衰退の速度を加速させている。商店街がその被害をこうむり、ますます衰退している。プライドのお高い市長はそれを認めず、回りのヒラメも本当の民意を伝えず、裸の王様になっている。何事も、実行は3分、目で見て3分、耳からの4分の要素が大事である。多くの耳に痛い意見を聞いて、それを反映して初めて物事がうまくいく。それに耳を塞いでいるのが、大垣駅前商店街組合、大垣行政、大垣市長である。すばらしい反面教師役を務めてくれている。一冊の「大垣市政 経営の失敗」という本が書ける経営の題材を提供してくれている。

 

増長天のトンボと広目天のセミ

 松本明慶先生による修復、新造の四天王像は2015年4月2日に開眼法要をされて、今後千年先を見据えて訪れる衆生の前にそびえ立つ。四天王は未来を見据え過去を振り返らない。過去を振り返る愚か者とは死天王である。狭い視野でしか観ず、慢心の心では、見れども観えず。増長天の胸のトンボは、過去を振り返らず、後ろ向きには飛ばない決意の象徴である。広目天の胸にとまるセミは、その声が遠くまで響く佛の声の象徴である。それに耳をふさいでは、成仏できない。松本明慶師は従来の伝統仏像にはない、トンボと蝉を創作した。松本明慶師の仏像は多くのことを教えてくれる。

 

宇宙根源の理

 最高学府を出たという過去の栄光にしがみ付く限り、未来は変えられない。そのこだわりが、未来への飛躍の足を引っ張るのだ。声なき仏の経は、自然界に満ちている。その佛の声を素直な心で聴かないと、成仏はできない。松下幸之助翁は「宇宙根源の理にあった経営をせよ」と言った。理に合わないことは「無理」なのだ。今の経済学者や経営者や行政の長は、頭だけで考えた、理に合わない無理なことばかりしているから、日本経済がデフレから脱却できない。経済学者は、理に合わない理論ばかりを政府に進言して、現実の景気が少しも良くならない。それが正しければ、経済学者は、全員大金持ちになるはずだ。経済学者は貧乏である。その高い給与が税金から支払われている。経済学者は「理論はあっている。現在の経済が間違っている」と放言するのでは、仏さまも救いようがない。

 

自分を捨てよ

 「自分は何者なのか」と道元禅師は問い続け、その著書の中で「朝、人の道を聞くことができれば、その日の夜に死んでもかまわない。仏教の修行とはまさにこれだ」、「自分とは、すべての存在・環境の中の一部だ」と述べる。自分という一個の存在だけの意味はない。それに気づいたとき、自分へのこだわりは消える。仏教の修行とは、この「自分とは全体の中の一部分」を悟るのが目的である。道元禅師の思想は、「自我を捨てよ」という教えである。

 最高学府の学歴にこだわる限り、自我を捨てられず、利己主義の世界に埋没する。周りのヒラメがそれを増長する。それが今の大垣市長の姿勢である。世に跋扈するグローバル経済主義者と同じ思想である。人のことなど、知ったことではない、である。他人の意見は聞かないのにはワケがある。

 

下の写真は高野山中門の増長天の胸のトンボと広目天の胸の蝉。松本明慶大佛師作。2015年10月8日撮影。

書は、馬場恵峰師書 2017年夏。オリジナルの文書を見て、希望のサイズで新規に揮毫をしていただいた。

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2017年10月 4日 (水)

水を治める者は国を治める

 水を治める者は国を治めるという。昔から政治を預かるものの務めとして、河川の整備が最大の仕事であった。それができなければ、国は洪水に悩まされ、干ばつに苦しめられ、飢饉になり、年貢は徴収できず、民衆が領土から逃げ出し、国が亡びる。

 

自分の体内の水路

 人は自分の体内の水の道(血管)を管理しないと、自分の人生を治められない。血管には、動脈、静脈、毛細血管3種類があり、これらの血管の全長は約10万km(地球2周半)の長さにも及ぶ。血液が全身を一巡りする時間は、およそ1分で、地球を2周半している。心臓から送られた血液が、体全身を巡り、血液は、酸素、栄養、水分などを細胞に運ぶ。

 その大事な水路が己の食の貪りで、存亡の危機に瀕している。体に悪い食品を多量に取ることで、水路の壁に汚染物(コレステロールの糟、プラーク)が付着し、その血管の内径が細くなり、血流の流れを阻害する。その結果が、血を流すために血圧を上げる自己防衛機能が働くが、血管が詰まってしまっては、それも限度がある。酸素、栄養や免疫酵素が末端まで届かないと、ガンや痛風、認知症、脳梗塞、心筋梗塞、各種の障害が発生する。

 

対処療法の愚

 現代医学は、対処療法で、その部分だけを治療する方策をとるが、根本原因の対応はしないので、治療はしても病気は治らない。結果として患部は治りました、患者は死にました、となるのが現代西洋医学である。

 いわば圧政(薬)で不満分子(患部)を押さえつけるだけである。まるで独裁共産国家のやり方と同じである。インフラの道路(血管)が細くなって、必要な生活資材(栄養素、免疫酵素)が回って来ないので、暴動(病気)という形で、民衆(体)は警告を発しているだけである。

 己は、自身の体の政治を取り仕切る殿様として、名君と呼ばれてその一生を過ごしたいもの。その土台が自分という王国の治水(治血)である。飽食・淫食では、その国が乱れ、国家存亡の危機となる。自制心を無くして、食を貪ると、人生第4コーナでフェンスの激突である。

 

道を治める者は市を治める

 現代の経済活動の水路は、道路である。その流れが阻害されれば、人・モノ・カネが正常に流れず、経済組織体の細胞(各商店)に栄養が回らず、機能障害となって、細胞(商店)が壊死する。その現象がシャッター通り化である。道路を治める為政者の市長が怠慢だと、街が亡ぶ。民衆は逃げ出し、ますます商店街が寂れていく。すでに大垣駅前商店街の117店舗が店を閉め、店主と従業員とその家族の生活が暗転した。悪政で生贄にされたと同じである。

 同じ商業圏内の無料駐車場のある北側のアピタは繁栄し、駐車場のない南側大垣駅前商店街は壊死寸前となっている。大垣駅前商店街の61%が沈没しつつあるのに、死の舞踏会・元気ハツラツ市で、大垣の生き血を啜る組織から派遣された芸人が、華やかな死の舞を舞い狂う。その出し物は現代の痴呆的TV番組と同じキンキラキンのチャラチャラした踊り歌である。大垣市長は元気ハツラツ市にのめり込んでいる。

 

血が滴るローマの悪政

 大垣・元気ハツラツ市は、ローマ時代のコロシアムの狂宴と同じである。当時のローマでは、悪政から市民の目を逸らすため、コロシアムで奴隷同士の殺し合い、奴隷と野獣の闘い、決闘士同士の殺し合いを見世物として興行して、愚かな市民が熱狂していた。コロシアムは現代の娯楽TVと同じ役目である。1000年も続いたローマ帝国も、ローマ市民の退廃で亡んだ。外からの敵に滅ぼされたのではない。己の退廃で亡んだのだ。日本と大垣市が、その二の舞にならないことを祈る。

 

図1 元気ハツラツ市での狂舞 2017年10月1日

   これで幾らの費用がかかっているのやら。

   お金を払ってまでして聞きたくない。

図2 元気ハツラツ市での狂舞 2017年10月1日

  前列の集団は、風体から芸能プロダクション関係者と推定される。この人たちの人件費も市民税から支払われるのか?

   元気ハツラツ市での出し物は、痴呆的TV番組と同じ。

図3~6 ローマのコロシアム  2010年11月16日 著者撮影

   殺される奴隷や野獣を運ぶための通路や檻が整備されている。人を殺すのを楽しむために良く考えられた劇場である。まるでテレビ局の舞台である。現代のテレビ局は国民の知性を殺すために痴呆的な番組ばかりを流す。

 

元気ハツラツ市で、何で歌や踊りが必要なのか?

歌や踊りが無くても、活性化する方法はないのか?

今は丸投げされた芸能プロダクションだけが儲かるようだ。

歌と踊りを止めれば、今ままでにハツラツ市に投じた1億2千600万円の血税の半分以上は不要となるはずだ。誰か甘い汁をすっているのではないか? 会計報告がないから、闇の中。

 

人生の目的・政治の目的

 楽其生 保其寿  その生を楽しみ その寿を保つ   『忠経』

 淫其食 乱其命  その食を淫し その命を乱す    百舌鳥

 怠其政 殺其命  その政を怠り その命を殺す    百舌鳥

 

 人生最大の目的は、生きていることを楽しみ、天寿を全うすること。己の生業を楽しむこと。食におぼれては、命が危ない。足るを知り、血の道を大事にすれば、長生きができる。親から頂いた命の天寿を全うすべし。

 政治の目的は、市民の生活を守ること。その政治を怠れば、経済が殺される。市民の生活が壊される。壊された。先代から受け継いだ大垣の文化、商店街の文化を大事にしたい。車社会に適合した道づくりで、街を再開発すれば、大垣市は再生する。今の大垣市の悪政では、交通の流れが阻害され、経済が活性化せず、外部資本の大規模小売店だけが儲かり、その利益が大垣市の外に持ち去られてしまう。それも大垣市民税を使っての話である。自分で自分の首を絞めているようなもの。

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運命のページをめくる佛

楽譜のページをめくる人

 演奏会を回すのは主役の演奏家だけではない。裏方の黒子が支援してくれてこそ、上手くいく。聴衆の目に入っていて、気がつかないのが、演奏者の横にいてピアノの譜面をめくる人の存在である。彼女は黒子に徹して、目立たないが、緊張で震えている。演奏を熟知していて、間合いを測って絶妙のタイミングでページをめくらねばならない。めくる前に、次にページの端を少しめくって、一気にめくる準備をしている。緊張の一瞬である。しかし、師のそばで緊張ある演奏の場を共有できることは、何事にも代えがたい学びの場でもある。弟子として幸せだと思う。担当するには、高度な技量も必要とされる。

 ページをめくる人の一番重要な要素は、演奏者と深い信頼関係のある人でなければならないことだ。嫌なオーラが出る人が後ろにいては、ピアニストは演奏に集中できない。だれでも担当できるわけではない。演奏者とページをめくる人は、厚い信頼関係で結ばれた共演者なのだ。

 演奏会後のサイン会会場で、ティム親子と彼女の記念撮影をした。彼女の顔は、緊張で顔がこわばっていた舞台上とは、別人のような素敵な笑顔で印象的であった。お役目ご苦労様でした。

 

人生のページをめくる親

 親は子供が学校に上がる時期が来ると、黙ってランドセルを買ってくれる。遠足がある日が近づくと、遠足のお弁当や服装を準備してくれる。黙って大学の入学金、授業料を払ってくれた親。人生のページがめくられる度に、黙って準備をしてくれる存在が両親である。当時は甘えて当たり前と思っていたが、TIMMコンサートで河村義子先生の後ろでページをめくる彼女を見ていて、両親を思い出した。今にして遅まきながら、改めて両親に感謝の念が湧いてきた。当時の貧しい給与で自分に贅沢をさせてくれた。感謝しても限りがないが、気が付いた時は、両親はこの世にいない。世の中で、黒子に徹して貢献することがあるはずだと思い、精進をしている。合掌。

 

佛がめくる運命のページ

 この世は一期一会。楽しかった恋の日も、家族団らんの日も、過ぎ去ったページは二度と見ることはできない。運命のページは自ずとめくられていき、恋した日に戻りたいと思っても、ページを抑えた指の下には、既に死を迎えたページがあるかも……。 毎日を今日が最期の日と思い、一生懸命に生きたい。一日一生。

 

図1~5 TIMMコンサートのリハーサルで

  大垣市音楽堂 2017年9月29日

図6 「人生という本」馬場恵峰師書 2012年

  師にお願いして揮毫していただいたら、金の色紙に書かれていて感激した。

図7 「人生という本は最高の本である」馬場恵峰師書 2016年

   色紙の言葉を、軸に揮毫していただいた。

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2017-10-04

久志能幾研究所 小田泰仙  HP: https://yukioodaii.wixsite.com/mysite

著作権の関係で無断引用、無断転載を禁止します。

 

2017年10月 3日 (火)

死天王の萌し

 人が人になるのを目指していても、現代では拝金主義者の死天王が徘徊している。死天王の腐臭の萌しに気がつかないと、人が人と成る前に、成仏させられてしまう。その萌しに気づくことが、人としての目覚めである。

 

拝金主義者がまき散らす害毒

 過食、過酒、飽食、添加物まみれの食、過剰医療により認知症、ガンに犯された人は増える一方である。40年前に10兆円であった日本の医療費は4倍に増えたが患者も4倍になっている。だれが儲けているのか。その根本原因になる健康に害のある食品を拝金主義の業者が世に溢れさせている。

 認知症患者は65歳以上の15%にも及ぶ。自分が自分でなくなってしまう恐ろしい病気である。認知症とは生きまま仏になることである。本人は極楽であるが、家族は地獄である。私は意識明瞭の人としてあの世に旅立ちたい。

 グローバル経済主義に犯されて金の亡者となったブラック企業の経営者から生血を吸われて鬱や病気に犯される人も多く、自殺に追い込まれる若者も多い。ブラック経済主義企業に就職をせざるを得なかった己の学業の怠慢が一因である。

 グローバル経済主義に犯された企業の経営者も、格差の拡大で企業基盤と国家基盤が揺らいでいる。企業と従業員は運命共同体であることを忘れていると、昔の王侯貴族のようにその存在自体が崩壊するのは歴史の証明である。その兆がEUの移民問題、欧米の格差社会である。

 偏向報道、洗脳番組、痴呆番組に取り付かれると、自分で考えることが出来なくなり、国の誤った政策に押し流されて、老計、死計も砕かれ下流老人に成り下がる。

 

命を全うする

 自分の城は自分で守れ(トヨタ自動車 石田退三氏)。自分の健康は自分で守れ。命を全うして、現世では人として命を永らえるべし。あの世に行ってから、佛になるべく佛道に励めばよい。あの世では時間は一杯ある。現世では人として最期まで現役で社会に貢献すべし。それが「成人」(じょうじん vs 成仏)になる修行である。今が、あるべき姿でないことを教えてくれるのが宗教である。今は成人になれず、小人(ことな)のまま成仏する人が多い。せめて大人になって欲しい。人生最大の仕事は、己の命の全うである。

 

いたるとこころに“萌し”はある

 すべて事には“萌し”がある。その小さな萌しを鋭敏に感じ取り、対処しなければ大事に至る。ヒト・モノ・カネがあるべき姿にないときはピンと直感し、原因をつきとめなければならない。変質の萌しをつかんでこそ、真の仕事といえよう。(松下幸之助翁)

 

大垣駅前商店街消滅の兆、キモい集団の跋扈

 何にでも兆しがある。白い絵の具に赤を混ぜても直ぐには色は変わらない。混ぜる赤の量が20%を超えると、急に色が朱を帯びてくる。その限界値は20%である。商店街もシャッターを下ろす店が20%を超えると、シャッター通り化が進んだと感じるもの。それで手を打てば、回復は可能である。それが大垣駅前商店街のようにシャッターを下ろした店が、60%を超えても、その危機感を認識せず、正しい手を打たないのは愚かである。

 街の活性化対策として、7年間で1億2千600万円もの血税を投じて、元気ハツラツ市の宴に酔いしれている。それで大垣駅前商店街の閉店がさらに増えれば、何かおかしいと思わなければ、まともな為政者、経営者ではない。松下幸之助翁の言うようにピンと直感するどころか、とも感じていない為政者、経営者である。シャッターを下ろすとは倒産である。松下幸之助翁が見たら、血相を変えて怒るであろう。赤字経営が続けば、責任者の首のすげ替えは、企業経営では当たり前である。税金1億2千600万円の用途の会計報告も無く、成果の検証もなく、嘘の大本営発表しかなく、責任者の追及もなく、幹部が利権の座にしがみ付き、異議を封じ、無為な宴が7年間も続くとは、癒着があり、誰かがうまい汁を吸っているとしか思えない、と考えるのが世の常識である。

 

大垣駅前商店街沈没中の宴

図1 シャッターを下ろした店の前で、踊り狂う人達

   観客はいない。この費用も税金。

   元気ハツラツ市で 2017年10月1日10:33

図2 演奏者、観客、拡声機器操作者は、全て関係者。

   観客を装って座っている関係者集団がキモいし、怖くて近寄れない。この費用も全て税金。

   向う側の商店街のシャッターを下ろした姿が異様。

   元気ハツラツ市で 2017年10月1日14:10

図3、4 異様な取り巻き軍団(関係者)

   この反対側にも同じような集団が奇声を発している。

   キモいし、怖くて近寄れない。この費用も税金と推定。

   観客前列も芸能プロダクション関係と推察される人が多い。

   背景はシャッターを下ろした店(新大橋中央部)

   元気ハツラツ市メインステージ 2017年10月1日14:58

 

「こんな出し物には金を払っても、見たくもない。取り巻きがキモいし、近づけない。」(大垣商店街住民の声)

これで誰が潤うの? だれが喜ぶの? いくら払ったの?(不明)

市民税がこんな愚劣なことに使われている。

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2017-10-03

久志能幾研究所 小田泰仙  HP: https://yukioodaii.wixsite.com/mysite

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