ma_時間創出1001の磨墨智 Feed

2020年11月 8日 (日)

死刑の証明は1つで十分  磨墨知28 

 

 無為な事に時間をかけすぎない。自己満足の証明のため、決断の時を無為に延期するのですか? その「裁判」の目的はなんですか? 死体に鞭打つのですか? 後の始末は仏様がやってくれる。目的を忘れると余分な事に時間を使うもの。それは死んだ子の歳を数えると同じ。

 

死刑判決

 過去の人を「死刑判決」で鞭打たない。その人に自分は「死刑判決(絶交、絶縁)」をしたのだ。その魔の世界から遠ざかれば、幸せが手に入る。時間が手に入る。腐れ縁で苦しむのは、縁を切れない優柔不断な己である。その人は住む世界が違うのだ。価値観が違うのだ。「人種が違うのだ。」

 

人種が違う

 「人種が違う」とは故河村義子先生が言った言葉。私は河村先生主催のコンサートの勧誘で、チケットを売るため走り回っていた。その中で当然来るべき人、義理でも来なければならない人と思って勧めたら、その人に「休日に来なければならないほど魅力あるコンサートですか」と拒否されて愕然とした。その報告を河村先生にしたら、河村先生が私を慰めてくれた言葉が上記である。

 そのコンサートが河村先生の生前の公式最後の公演となった。私が主のスポンサーとなって開催したコンサートだ。ドレスデントリオを招いての2018年1月13日の新年コンサートであった。

 河村先生の葬儀当日、2018年12月、その人は葬儀には来たが、焼香だけを済ませると早々に消えた。義理で来たことが見え見えであった。私には何か割り切れない気持ちが残った。私はその人に「死刑判決(絶交、絶縁)」をして正解であったと悟った。

 

病気というご縁

 自分を癌にした原因には鞭打たない。そういう苦い経験が今の自分を作った。当時はそれで極楽だったのだ。やってはいけない事、付き合ってはいけない人を、身を挺して体験したのだ。人生の修行時は、清濁併せのまねば成長できない。自分はそれから知見を得たのだ。後は、その魔の世界から遠ざかればよい。

 酒、煙草、分かっちゃいるけどやめられねぇ、では犬猫以下である。

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   馬場恵峰書

 

2020-11-07 久志能幾研究所通信 1817  小田泰仙

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2020年11月 2日 (月)

何の為の面談なのか、自問する  磨墨知27 

  

 ある人と1時間の面談をするとは、その人の人生時間から1時間の命を頂くこと。無価値の面談なら、その人の命の一部を奪うこと。

 何のために面談をするか、もう一度、自問しよう。その面談で、相手が、己がどういう付加価値を生み出すか、自問しよう。

 

表敬訪問での面談

 表敬訪問ほど、市長にとって無駄なことはない。相手の目的は、売名行為である。市長の使命は、市民の幸せのために時間を使うこと。表敬訪問はそれに反して無価値な時間が浪費される。だって、その表敬訪問がなくても、市の発展のために何の影響もない。世の中に、何の付加価値も生まない。

 小川敏の場合、誰かが表敬訪問をすると、必ず岐阜新聞紙面に大きな顔の市長が登場する。その紙面を見て読者はどういう付加価値を生むのか? 何も生まない。単なる小川敏の虚栄心をくすぐり、新聞紙上で売名行為をさせるだけである。

 福岡市の高島宗一郎市長は、表敬訪問の無駄を知っているから、表敬訪問は絶対に受け付けない。高島市長は市長の業務に没頭している。だから福岡市は発展している。小川敏は表敬訪問大歓迎である。だから大垣市は、没落している。

 

傾聴

 往々に人は面談と意識すると、己が一方的に話してしまう。面談で一番必要なことは、相手の言い分をひたすら聞いてあげることだ。上司として、仲間として相手を観察して、何が困っているかを把握する。それの答えを相手の口から引き出す。答えは相手が自分自身で知っている。それを引き出すのが、リーダに求められる資質である。

 そうすると、相手は話の分かる人だと評価してくれる。本音を話してくれる。通常は、上司として上から視線で、一方的に部下に喋るから、部下は喋れず、ストレスが溜まり、上司不信になってしまう。相手は更に悩みの森に迷い込む。それではリーダーシップが取れない。喋りまくる上司の手前、部下は面従腹背にならざるを得ない。

 人は自分が分かって欲しいとの願望がある。それを解消してあげれば、人間関係はうまく行く。面談はお説教ではない。己の売り込みでもない。演説でもない。ただただ相手の言うことを聞いてあげる。それは結構難しい行為である。

 

傾聴訓練

 私は管理職になってから、リーダシップで悩み、その解決の一手段として傾聴訓練を受けた。その相手は、20歳のキャバレーの女の子、パチンコ店の課長さん、60歳の経営者など様々な職種、職場のリーダの立場である人達だ。その研修では80人ほどを、一人約2時間、ただ相手の話を聞くだけの傾聴訓練を受けた。その後、その傾聴訓練に同席した指導員から、己の傾聴での不備点を指摘される。それで「聞いてあげる(傾聴)」の重要さと難しさを体験した。

 家庭不和の原因の一つが、夫が妻の愚痴を聞いてあげない事。

 面談とは、相手の心を観察すること。命を預かること。

 

佛様の前で

 私は毎晩、寝る前に仏壇の前で、悩みを仏様に聞いてもらう。仏様は黙って私の話しを聞いてくれる。決して反論はされない。それで心静かに床に就くことができる。仏様や仏像とは、己の悩みを受け止めてくれる大きな器なのだ。

 文殊菩薩像に手を合わせれば、知恵を授かる。普賢菩薩像に手を合わせれば、賢く振舞えと教えて下さる。虚空蔵菩薩像に手を合わせれば、無限の智慧に接する。自分の悩みの答えは、自分が知っている。それを仏様は引き出してくれる。

 祈るとは、内なる佛に精進を誓うこと。未熟な自分と対峙すること。真剣に自分を見つめる事。

 祈ることが出来る佛に出会えて感謝。

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 松本明慶大仏師作 虚空蔵菩薩像

 

2020-11-02 久志能幾研究所通信 1811  小田泰仙

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2020年10月31日 (土)

人生目標達成のために、何をすべきかを探し求める  磨墨知26

 

 今すぐ、その回答が見つからなくてもよい。死ぬまでそれを探し求めればよい。今の仕事にわき目も振らず精進すれば、その回答が何時かは見つかる。仏様がその答えと知らせてくれる。寄り道が一番の時間ロス。

 仕事への精進が人生を創る。

 三年の達磨偉大なり、九年菩薩なり、50年神技なり

 

2020-10-31 久志能幾研究所通信 1808  小田泰仙

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2020年10月28日 (水)

折衷案はとらない  磨墨知25

 

折衷案は2つの案より高くつき時間ロスを生む。

そのプロジェクトのクライテリアはなんですか?

その折衷案で当初の目的は達成するのですか?

 

九州新幹線

 例えば新幹線建設での目的は、最短時間で目的地に到達する線路を引くこと。そのために山があれば、迂回するのではなく、トンネルを掘ってでも真っ直ぐに線路を引くのが御正道である。その目的が曖昧だと、折衷案や妥協で迂回路を計画する愚を犯す。

 九州新幹線で、長崎ルートの建設で問題となったのが、在来線の狭軌と新幹線の広軌兼用の車輪幅変更の装置を開発したことだ。狭軌、広軌の併用を目指したが、結局、その開発が頓挫して、長崎線開通に余分の時間を要した。

 私が長崎大村市の馬場恵峰師宅に行くのに、今でも博多駅から在来線特急つばめで、諫早駅まで単線の鉄路を走る。その道中の途中で、上りのつばめとすれ違う為、単線のため5分ほど、待機をしなければならぬ。今の時代、情けない話だ。

 新しい道を走るには、新しい道を創って走るべきだ。新しい道には新しい世界が生まれる。

 

障子の向こうの世界

 豊田佐吉翁は「障子を拓けてみよ、世界は広いぞ。」と息子の豊田章一郎に語った。豊田章一郎は繊維産業の世界から、新しい自動車産業の世界に走った。その障子を開けて新しい道を創ったから、今のトヨタがある。

 

 「道」とは、古代中国で、城砦に囲まれた城から、外に出る時、生首をぶら下げて歩いた。古代人は城の外は魑魅魍魎の世界と恐れていた。それで異国人の首を切り、その首を魔除けとしてぶらさげて、恐る恐る歩いたという。その歩いた跡が、道となった。それが象形文字「道」の起源である。シンニュウは十字路を表す。「首」は人間の首である。

 

残り時間

 目的達成の為、障害があれば山をよじ登り、壁に穴を開けて壁をブチ壊さないと、妥協の人生となってしまう。妥協の人生は、回り道の人生だ。やるべきことが完成しない。人生は時間が勝負なのだ。

 若い新入社員でも、定年まで40年間しかない。平均寿命80歳から言っても後60年も生きられない。還暦をはるか昔に過ぎた己も、後何年生かされるのか、保証の限りではない。サラリーマンなら、コロナ騒動で、明日からリストラされるかもしれない。明日、病魔が襲い、心筋梗塞で倒れるやも知れぬ。

 

金は死の前では無力

 10月25日に死去されたサムソンの総帥李健煕でさえ、72歳の時、急性心筋梗塞で倒れ、6年間も意識不明でベッドに横たわった。韓国一の大金持ちで数兆円の金があっても、病魔の前では無力である。彼は78歳が享年であるが、実質的に72歳で人生を終えた。残ったのは遺族の財産争いの醜態だけである。

 だから、我々貧乏人(?)は、折衷案の悠長なことはしていられない。だから私は、身辺整理をして死に物狂い(?)で健康管理に没頭している。

 貧すれば貪す。貧すれば鈍す、ではない。時間は何時も赤字である。人は時間貧乏なのだから、貪欲に時間を管理せよ。健康を管理せよ。病気こそ、人生最大の寄り道である。

 

2020-10-27 久志能幾研究所通信 1803  小田泰仙

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2020年10月26日 (月)

夢を見て、実現させる智恵を出せ  磨墨知24

 

 叶えようとする今の思いが夢である。その夢を実現させようとする行動こそが、時間創出の智恵である。実現可能な夢だから見られる。全く実現不可能な夢なら、思いもつかない。

 夢には時間(命)が詰まっている。実現できないのは、金がないからではない。智恵と努力が足りない、情熱が足りないからだ。祈りが足りないからだ。

 

偉大な予言者

 夢を本気で見るなら、「自分教」を立ち上げ、信者を巻き込み、資金と協力を集めよう「悪いことをするのでなければ、金は何とかなるものだ」(トヨタ生産方式を作った大野耐一の言葉)。自分が予言者となって、それを実現してしまえ。おだ仏教教祖は偉大なり??

 「それはできない」と言ったら、大野耐一にド叱られる「お前は、やりもしないうちから、出来ないとは何事だ。お前は何時から占い師になったのだ!」と。

 

夢への「ルート5」

 歌を忘れたカナリアは小鳥ではない。大飯食い小動物である。夢を忘れた人は人間ではない。ルート5富士山麓オオム鳴く。2(ふ).2(じ)3(さん)6(ろく)0(おう)6(む)7(な)9(く)。夢を持ち富士山の頂上を目指して、割り切れない思いを断ちきり、「できる」とオウムのように繰り返そう。

 目的が邪悪過ぎて最悪であったが、学歴もない盲目の麻原彰晃が富士山麓にオウム真理教のサティアンを作ったこと自体、素晴らし夢の実現だ。目的さえ正しければ、夢の実現である。

 

夢の実現

 人は生きていれば夢を見る。夢を語れない人は、生き永らえているだけの屍だ。脳死である。認知症の人は、夢など語らない。夢を見れない人は、呆れて反対するだけだ。そんな人と会話をしていると、気が滅入る。

 夢の前にある障害はよじ登らねばならぬ。障害がない夢は夢ではない。単なる雑事である。自分の夢の実現で、人をモチベートできないのでは、自分が本気でないのだ。自分がモチベートされていないのだ。

 目の前の「血の海(レッドオーシャン)」も泳いで渡ろう。そこは知恵を出して、「青い海」に変えればよい。生きている限り、夢を繰り返し語ろう。夢が人生を創る。熱い思いが実現の為の時間を創る。

4k8a93701  馬場恵峰書

P10504112s 木だって美しい花を咲かせたい夢を見る

 藤城清治「花の夢」

 

2020-10-26 久志能幾研究所通信 1802  小田泰仙

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2020年10月25日 (日)

物事を数値化しよう  磨墨知22

 

 時間を創るため、数値化しにくいものほど数値化をして目標を決めよう。そして年度別の相対比較で成長を見よう。目標達成の時間が短縮できる。

 例えば、数値化しにくいものでは、己の人格度、悟り度、心の豊かさ度、慈愛度、忍耐力の高さ、心の酸化度、等である。その答えは、自分が知っている。考えることが時間創造だ。それから目を背けるから、時間を無駄にして、人生を堕落させる。見たくないものを見なければ、自分は変わらない。見えないものを数字化して「視える化」しないと、改善はできない。

 

命の数値化

 自分が余命宣告され、もし金さえ出せば、後1年間、寿命が延びるなら、いくら金を出すから命の価値を計算する。

 医師に「金はいくらでも出すから助けてくれ」と言っても限度がある。その1年間の寿命延長の費用を5,000万円と仮定すると

  50,000,000÷(60分×16時間×365日)=142円/分

 つまり自分は、命に一分142円(一時間8,561円)の価値を認めていることになる。

 

見えないものの価値

 自分の人格を高めるために、どれだけの時間を投資したか、その時間量が「人格度」の数値化である。自分は今まで、そのために時間を投じて研修を受け、本を読み、師を探して歩いてきた。その時間という対価は、一生の間の持ち時間(467,200時間=80年×365日×16時間)中から差っ引かれる。その自己投資に時間を費やせば、その分、他へ使う時間が削られる。時間の使用方法は、ゼロサムの計算である。

 だから時間は命なのだ。息を引き取るまで人間は時間と闘わねば、犬畜生に堕ちてしまう。諦めたら負けなのだ。時間という敵は、待ったをしてくれない。残された時間は少ないのだ。酒を飲んだり、魚釣りをしている暇はないのだ。

 

 人間の時間価値は、

  何に時間を投じて、

  何に金と労力を投じて、

  誰に会って、

  何を生み出したかで、その価値が決まる。

039a34211s  馬場恵峰書

2020-10-25

久志能幾研究所通信 1800 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年10月22日 (木)

炉の火を消さない  磨墨知16.

 

エネルギー保存の法則

  E=mgh+1/2×mv2

ニュートンの第一法則

  止っているものはいつまでも停まっている。

  動いているものはいつまでも動いている。

 

 モノの持つエネルギーは一定である。早く走っていれば、その二乗でエネルギーは保存される。その速度を落とすと、元に戻すのに大きなエネルギーが必要だ。高く飛んで、高速を維持しよう。

 

 一度消えた溶鉱炉を元に戻すには長い時間がかかる。自分の情熱の火が消えないうちに、目的地に着いたら、すぐ次の行動のため離陸しよう。

 仕事の疲れは仕事で取ろう。それが楽しみになるようにしよう。そうするとすぐ次の行動に移れる。いやいやが一番疲れる。

 遊びは仕事の合間にやるもの。遊びはやればやるほど、嫌になってくる。創造的な仕事はすればするほど、楽しくなる。

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 2017年11月1日 セントレア

 

2020-10-21 久志能幾研究所通信 1796  小田泰仙

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2020年10月21日 (水)

跳ぶ前に前を見よ  磨墨知13.

 

 蒔いた種は刈らねばならない

  And look before you ere you leap;

   For as you sow, ye are like to reap!

  時間は取り戻せない。だから 跳ぶ前の熟視と熟慮が時間ロスをなくす。

 

 飛蝗(ばった)は、複眼の5つの眼で3m先の着地点を五次元で立体的に確認してから、一気に跳ぶ。体長から見て、人間の大きさに換算すれば、100m先まで跳ぶことになるから、着地点を見極めないと跳べない。

 飛蝗とは「虫」の「皇帝」と書く。飛躍を象徴する縁起物の虫である。

 虫の飛蝗が5つの眼があるなら、霊長類の我々はせめて、眉間の間にある第三の目で世相を見るべきだ。第三の目の開眼が悟りである。煩悩、欲望に曇った目では、1日後も見通せまい。無私になれば10年後が見える。それを見据えて、飛びたいもの。そのエネルギーは志である。

 貴方は何処へ飛ぶつもり? 予想される結果は何?

 跳ぶ前に、もう一度、考えよう。

 跳ぶなら、全智全能を駆使して先を観て、遠くに飛ぼう。

 

 下図は松本明慶大仏師作の「飛蝗」である。師が持てる技術の粋を集めて彫ったフォーミュラ車のような作品である。この飛蝗は製作に手間がかかり過ぎて、年に数個しか作れない。角以外は、下の古木を含めて全て一木彫りである。師はこの技術を使って、仏像を彫られる。

 私は昔、仏像彫刻に取り組んだことがある。木で作品を作るのが趣味である。その目で見て、明慶師の超越技に眼を剥いて、作品を入手した。バッタの大きさ5センチ。古木の長さは12センチ。お値段は軽自動車一台分。

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 松本明慶大仏師作 古木に飛蝗

2020-10-21 久志能幾研究所通信 1794  小田泰仙

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2020年10月16日 (金)

自分で問題点を見つけて解決しよう 磨墨知837.

 

 何かにぶつかってから対策を立てるより、平常時に身の回りの問題点を見つけて解決しておこう。大問題になったから対応するより、少時間で対応できる。それをトヨタでは自工程完結という。

 

トヨタのモノづくりの基本

 1 不良品を後工程に絶対に流さない

    異常があればラインを止めて対応する。

 2 納期をベースに着工手順を決めて守る

 3 安く作るために人件費を変動費化する策を講じる。

 4 全社員が役割を明らかにして、自律神経を発揮する。

    若松・近藤著『トヨタ式人づくりモノづくり』

 

以上を自分の人生の置き直すと

 人生で自分の行う仕事で、後工程(世の中)に迷惑をかけない。

 自分に異常があれば、性格、癖、病気を早く治す。

 仕事は納期が絶対。60%の完成度で良いから納期を厳守する。

 無駄な浪費を止める。自分の行動は、1分100円の価値がある。

 問題点は、自分で見つけて、自分で治す。自工程完結。

 

常に問題意識を持って事象を見ていますか?

 人は往々にそれが分かっていても、それを見ないようにしている。自分は意思が弱いと諦めている。「そんなに意思が強ければ、今頃、俺は億万長者だ」と威張っている。人から指摘されれば、惚けたふりで笑ってごまかす。

 それは自分の中には、もう一人の怠惰な主人公がいて、常に問題点から眼を逸らさせるためだ「そんな些細なこと、後でよろしいがな…..」

 そのためには、その怠惰なもう一人の己を退け、常に自分を見つめ、𠮟咤激励する鬼を持つことだ。私の机の横には、「魂(オニ)」が鎮座して、私を常に睨んでいる。感謝。

 「魂」とは、「鬼」が「云う」と書いて魂である。魂の叫びに封をしてはならない。

Dsc09818s  松本明慶大仏師作  

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  馬場恵峰書

 

2020-10-15 久志能幾研究所通信 1789  小田泰仙

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2020年10月12日 (月)

運動方程式第2に従う  磨墨知526.

    

 F=mα

 同じ力でも質量が小さくなれば加速度がつく。人生の荷物を降ろして身軽になろう。老いれば持つもの(質量)が小さくなる。身軽になって飛び回ろう。加速度を上げれば、大きな力となる。加速度を感じる生き方をしよう。日々変化、日々挑戦、それが加速度のある人生だ。毎日が大切な日、焦らず、迷わず、前進して留まらなければ、加速度のある人生だ。自分の持つ資源を再発見して活用こそ、人生の加速度を上げる。

 

鎧を脱ぐ

 自己が身に着けた鎧が動きを鈍くする。難波時には、全てを捨てた人が助かる。生きようとする欲さえ捨ててしまえ。生きるか死ぬかは天の差配である。生死に人は無力である。どん底まで沈めば、おのずと浮かび上がる。

 身に沁みついたしがらみを捨てよう。ちっぽけのなプライドが身を沈没させる。非常時は恥も外聞もなく助けを求めよう。そこで真の味方が明白になる。昨年、癌になってそれを痛感した。遠くの親戚よりも、近くの知人である。

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 馬場恵峰書

 

2020-10-12 久志能幾研究所通信 1784  小田泰仙

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