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2019年9月16日 (月)

癌再発予防の70万円サプリメントに挑戦

 昨年、私は河村義子先生のご逝去に接して、胸騒ぎを覚えて、年初に検診を受け、癌が見つかった。愛知県がんセンターで手術をした。その後の標準治療である抗がん剤治療を勧められたが、私はそれを拒否した。それで癌の再発防止のため代替医療に取り組み始めた。その過程で、実際に70万円のサプリメントを使ってみて、痛い目にあった経験を記す。

 

代替医療を探して東京へ

 その代替医療を探す過程で、東京のクリニックで代替医療の情報を得て、地元のクリニックで治療を始めた。その東京のクリニックで自分に最適の抗がん剤とサプリメントを検出してくれるという血液検査を紹介された。その血液はギリシャのベンチャー企業に送って調べるという。一人一人体調が違うので、その血液から、その人に最適の抗がん剤とサプリメントを摘出してくれるという。その検査費用は50万円。20万円で現状の調査、30万円の追加料金で最適の抗がん剤とサプリメントを摘出するという。

 

50万円の血液検査

 病気になると人間は弱いものだ。藁をもすがる思いで決断して、私は50万円を払って血液検査を受けた。その結果の報告書は、納得できるものであった。各種の抗がん剤、サプリメントで、どれが一番効果ある品かを、実際の私の血液で実証してくれた。これは確かに合理的で、お金もかかると納得した。

 それを基に東京のクリニックの医師が私に最適のサプリメントを調法してくれた。見つけた最適の抗がん剤は、私の抗がん剤不使用という方針で、不要ではあった。2か月分のサプリメントで約10万円弱である。今までの交通費等を考えると、約70万円のガン再発予防のサプリメント代である。

 

学び

 その2か月後、地元の医院で血液検査の肝機能低下を指摘された。それの原因に思い当たることがなく、医師から、新たに取り入れたサプリメントが怪しいと中止を指導された。それでサプリメント服用を中止して、肝臓の治療薬を服用して、やっとほぼ元通り肝機能の値になった。

 サプリメントは、個人個人で合う合わないの事例が多いようだ。人によっては、肝機能に悪影響を及ぼすサプリメントも存在するようだ。サプリメントは薬ではなく、補助剤である。あくまでその使用は個人責任である。

 人間の病気はまだまだ未知の領域が多い。それに付け込んでの商売も多い。全てが悪いわけではなく、試行錯誤の過程である。その選別は専門医でも難しい。なにせ医師も病気が分かっていないのだ。まして素人の患者は右往左往である。

 病気の予防の基本は、あくまで生活習慣の改善と食生活の改善である。薬やサプリメントに頼るのは応急処置として考えるべきだ、が今回の学びである。

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 馬場恵峰書「佐藤一斎「言志四録」五十一選訓集

 久志能幾研究所刊より

 

2019-09-16   久志能幾研究所通信No.1339 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2019年8月10日 (土)

癌になる生活-3  五出と五誓文

釈迦の「五出」

 お釈迦様は、心身一如の働きを完遂するため「五出」の教えをされた。五出で、心を養い気力を出し、健康になれる。癌は「今の生活習慣が間違っているよ」と佛様が教えてくれるメッセージなのだ。

 食べ過ぎて、出すべきもの出さず、ため込むから、病気になる。流れる水は腐らない。元気で感謝して汗をかいて働けば、病気にならない。悪いものをため込むから癌になる。五出はそれを防ぐ2000年前の教えである。2000年前に癌はない。

 そもそも食べるとは、他の命を頂くこと。人は他の命を食べないと生きていけない。他の命を食べる以上は、感謝して食べるべきだ。食べ過ぎは、己の為に命を捧げてくれた他の生物への冒涜である。

 

五出

 吐く息を長くする

 声を出す

 汗を流す

 便を出し切る

 精を出す(やる気を出す)

 

 人と話もせずスマホを眺め、労働で汗もかかず、悪い食生活で便秘になり、気がめいれば病気にもなるのも、自然界の理である。

 

五観文: 食事の前に唱える禅寺の教え

 一つには功の多少を計り彼の来処を量る

 (この食事を供してくれた多くの人工を考えるべし)

 二つには己が徳行の全闕を計って供に応ず

 (この食事を頂くに値する勤めをしたか)

 三つには瞋を防ぎ過貪等を離るるを宗とす

 (味や舌で貪るべからず)

 四つには正に良薬を事とする形枯を療ぜんか為なり

 (これは体を養う良薬として頂戴するのだ)

 五つには道業を成ぜんが為に当にこの食を受くべし

 (この食事のお陰で得た力で、修行・仕事にうって出るぞ)

 

大垣市の組織も擬人化される

感謝無し

 現代人は食事に感謝もせず、スマホ画面を見ながらファーストフードを食べ散らかす。病気になるのは、道理である。良く咀嚼して感謝して食べるべし。そうすれば大食いはなくなる。食べ足りなくて病気になる人はない。

 小川敏氏市長は、市民への感謝の念がない。あさましい大垣市ギネス水饅頭食い合いで、味わいもせず、感謝もせず、英霊の祀られる護国神社を侮辱し、饅頭を食べ散らかしそれを自慢するのは、大垣市が病気であることを象徴している。それを誇らしげに報道するマスコミも病気である。病気であることを認識しないもの異常である。だからフェイクニュースが氾濫する。

 

組織は頭から腐る

 小川敏市長の長期政権で、悪習をため込むから、大垣市が衰退する。長期政権が腐敗するのは世の常識である。そうなる前に身を引くのが賢人である。市長は知識があっても知恵がない。だから大垣市の地価が半値になる。人心が倦んで、市役所職員が働かない。大垣市は病気である。小川敏市長は、食事(市民税)を食べる前に、五誓文を唱えるべきだ。

 

汗をかかず

 大垣市役所職員は汗をかかない。みんな業者に丸投げである。大垣市危機存亡の時でも、現場対応は業者に丸投げである。2017年10月の市内の室村町アンダーパス水没事故時でも、担当者は現地におらず、業者が現場で対応した。

 元気ハツラツ市でも、イベントは業者に丸投げで、市役所職員はなにもやらない。

 

強欲と吝嗇の大垣市政

 小川敏市政は、強欲に刈谷市より12万円も高い市民税を大垣市民から徴収している。しかし出す時は、市長の性格を反映する吝嗇な運営で、市民にはドケチぶりを見せる。他市では無料の文化施設の駐車場料金を徴収するのが一例である。大垣市は文化芸術活動にはびた一文も金を出さない。

 お笑いの余芸(ギネス水饅頭喰い合いで)には、利権があるようで、大盤振る舞いである。900万円の予算の半分近くが使途不明である。そのお金の用途の公開は、マル秘条令を盾に、市民の前に「出さない」。吝嗇の市長が熱を入れるのだから、よほど美味しい見返りがあるのだろうと素人は考えるもの。

 また別の事例では、小川敏市長は、大垣市民に無関係の人(全国で姓が「大垣」さん)に、一人当たり10万円も100人にばらまいている。なぜその金を市民に回さないのか。出す先を間違えている。

 これでは大垣市は良くならない。小川敏市長の後、誰が市長をやっても大垣は大発展である。小川敏市長の逆をやればよいので、簡単である。五出と五誓文を唱えればよい。小川敏市長の最後で最大の貢献は、辞表をすことである。

 

2019-08-10   久志能幾研究所通信No.1290  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2019年8月 4日 (日)

癌になる生活(2/2)小川敏市長は大垣市の癌細胞

神の啓示=大垣市の地価の下落

 どんな事象にもメッセージがある。それを事前に感知して、手を打つのが危機管理である。癌細胞のような小川敏市長がのさばると、大垣駅前駅前の商店街が酸素不足(客消滅)になり、大垣市駅前商店街が死滅する原因となる。異常を早く検知して、手を打たないと大垣市全体が衰弱する。

 大垣市の地価の下落は、大垣市が病気になったという神の啓示である。だって他市の地価がリニア景気で上がっているのに、大垣市だけが地価が下がり、その下落率が名古屋市近隣都市中で最大である。それも小川敏氏が市長になってから18年間で、一度も上向かず、毎年地価が下がり続けて、結果として地価は半値になった。市の活力が無くなったのは、元気の元である大垣駅前商店街が、衰退してしまったためである。大垣駅前商店街のお店の多さは、体でいうと体脂肪率で表される。大垣市はその体脂肪の商店街が無くなったから、駅前商店街を歩く買い物客は激減した。当然の理にかなった経済理論の結果である。

 

        大垣市地価平均    前年比

2001年[平成13年]   12万4222円/m2  -7.98%  下落

2002年[平成14年]   10万8425円/m2  -10.10%  下落

2003年[平成15年]   9万6470円/m2   -9.65%  下落

2004年[平成16年]   8万3482円/m2   -8.56%  下落

2005年[平成17年]   7万3836円/m2    -7.04%  下落

2006年[平成18年]   7万2277円/m2    -4.20%  下落 

2007年[平成19年]   6万8535円/m2   -1.85%  下落

2008年[平成20年]   6万9942円/m2   -0.16%  下落

2009年[平成21年]   7万1687円/m2   -1.40%  下落

2010年[平成22年]   6万7237円/m2   -2.82%  下落

2011年[平成23年]   6万5702円/m2    -2.36%  下落

2012年[平成24年]   6万3941円/m2    -2.41%  下落

2013年[平成25年]   6万3216円/m2    -2.13%  下落

2014年[平成26年]   6万1898円/m2    -1.31%  下落

2015年[平成27年]   6万1495円/m2   -0.78%  下落

2016年[平成28年]   6万0585円/m2    -0.57%  下落

2017年[平成29年]   6万0692円/m2    -0.50%  下落

2018年[平成30年]   6万1540円/m2    -0.39%  下落

 大垣市の公示地価・基準地価マップ・坪単価 - 土地代データより 

  https://tochidai.info/gifu/ogaki/  

対処療法

 それを対処療法で、カンフル剤のような「元気ハツラツ市」やその場しのぎの大垣中心市街地活性化計画で胡麻化そうとするのは、抗がん剤や放射線治療をするようなものだ。この効果は全くない。

 その対策は一時的な効果だけしか生まない。しかし「元気ハツラツ市」は正常細胞である既存商店街を癌細胞(露天商)が攻撃して、正常な商売を邪魔する。駅前のマンション建設は、大事な商店街のエリアを浸食して、商店街スペースを食いつぶす。商店数の少なくなれば、商店街の魅力が無くなり、買い物客は寄り付かない。だから大垣駅前商店街は寂れた。当然の結果である。近い将来、大垣駅前商店街が消滅すると予想される。それは大垣市の死を意味する。現に、死滅しつつあるのが、現実の姿である。その最大の癌細胞は、大垣市長である。

 大垣市長は、一見、ウイルスのように他市から来た害毒でない。大垣市が生んだ癌細胞である。小川敏市長は、癌細胞として18年間をかけて大垣市を死に至らしめる病状に陥れた。

 

大垣市の病状

 大垣市が癌になったのは10年以上も前からである。その癌細胞は、リンパ節に転移するが如く、大垣市全体(市役所、市議会、財界、駅前商店街組合、教育委員会)に広がっている。それは大垣市制100周年記念行事の遂行で、汚職を疑われる行動や平成猿芝居の市議会の一般質問を見てもわかる。なにせ一般職員は、市長の方針に従わないと左遷されるのだ。宮仕えは辛かろう。私も宮仕えの身を体験して、よくわかる。組織の興亡はトップに依存するのだ。 

 病気になれば大垣市民病院に行く。商店街が衰退すれば、病院のお役目の大垣商工課が対応する。大病院が癌マフィアの利権の為、抗がん剤、放射線治療を進めるように、大垣市商工課は、元気ハツラツ市実行委員会、大垣駅前商店街組合幹部とグルになって、大垣市を食い物にしている。

 

癌の真因

 大垣市長の最大の大嘘は、新市庁舎建設が、市内の回遊客の増加になるという「大垣中心市街地活性化計画」(2015~2018)である。新市庁舎を作れば、それが大垣市の活性化になるなど、誰が考えても論理的におかしい。それが堂々と、「大垣中心市街地活性化計画」で新市庁舎建設の大義名分が第一に謳われている。アホかいな。

 癌に侵されると、癌細胞が繁殖してその部分は立派(目立つ)になるように、大垣新市庁舎は癌細胞のように立派になり、大垣駅前商店街は、癌の浸食を受けてぼろぼろになっている。癌の巣窟の親玉は小川敏大垣市長である。

 

癌の治療

 癌の根本原因を探して、除去する。根元を断たねばダメなのだ。生ぬるい対処慮法ではダメなのだ。手術で除去するしかない。市長のリコールである。癌になったら、摘出手術を受けると同じである。

 

大垣市の癌予防

癌の最大の原因は食べ過ぎ

 大垣市がくだらない行事を沢山やるので、その利権に群がる餓鬼が生まれる。市制100周年記念行事で3億4千万円も使えば、その利権がすさまじいい。小川敏氏が市長になって以来、この18年間で大垣市の価値が50%以下に下落しているのに、10年前の記念行事より2倍、20年前に比べて4倍に予算を増やすなど狂気の沙汰である。普通の常識ある人なら、貧乏になれば祭り等の費用は削減する。それを小川敏市長は大盤ふるまいである。二代目の道楽息子が、お店を潰すパターンである。そこで発生する利権の無駄な大食いが大垣市の癌の発症の元である。無駄な行事には市民の声でノーと言おう。

 

体への異常物質の投入を止める

 癌にならないために、まずおかしいと感じたことや不合理なことに泣き寝入しないことである。自分だけストレスを溜めてはならない。それでは、ますます病気が悪化する。正論は言わねばならぬ。

 くそ真面目に自分のエリア(商店街)だけで戦ってもダメなのだ。皆で協力して根本原因に立ち向かわねば、解決しない。

 くだらない行事には参加しない。柳に風で受け流す。

 

癌の栄養素を断つ

 癌は周りの組織の栄養素を食べて増殖する。それに対して市民の声で「ノー」を突き付ければ、栄養素を断つことになる。今は誰も声を出さないので、大垣癌は、賛成されたとおお威張りで、大垣の栄養素を食べまくっている。市役所に異議の声を寄せよう。癌は酸素を断てば、死ぬ。酸素と同じ役目の賛成を断とう。

 痴呆新聞社(2紙)に言っても無駄である。そこで握りつぶされるだけ。痴呆新聞社も癌細胞の一つである。私も今までの意見をまとめて中日新聞西濃支部に郵送したが、握りつぶされた。

 

 

弱った体力に栄養補給

 体が衰弱すれば、死への抵抗力が無くなる。体が衰弱すれば、点滴なりなんらかの栄養補給が必用だ。これだけ大垣市が衰退したのだから、財政投資が必要である。大垣債でも発行して、市への設備投資をするべきだ。肥大化した大垣市行政組織をスリム化と予算の削減をすればよい。小川敏市長が、必要な経費まで削減するから、こんな顛末となったのだ。小川敏市長は、経済音痴である。経済政策には無能である。デフレ経済下でケチケチの緊縮財政は、経済の活性化には逆効果なのは、経済学の常識である。それを祭りに精力をかけて、市民の眼くらましをしている。市民を馬鹿にしている。

  東京オリンピックで建設資材が高騰しているこんな時に、無駄な新市庁舎を作っている場合ではないだろう。時期を考えれば、大垣市長の無能の象徴の建物である。

 

小さな抵抗

 できる小さな抵抗で、大垣市のやり方に反対をしよう。例えば、強制的に集金される赤十字大垣支部(小川敏市長が支部長)の募金500円である。まともな会計報告のない募金活動である。私は、今年、それを拒否した。私はその分を別の方面の寄付として、大垣の音楽関係に1万円と岩村の板書に6万円の寄付をした。

 このブログの啓蒙活動でも、見えないお金と人工が発生している。それも大垣市への寄付と同じである。このブログは大垣市の健康診断である。

 

2019-08-04   久志能幾研究所通信No.1283  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

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2019年8月 3日 (土)

癌になる生活(1/2)

 私は癌を患い、この2月に手術をした。現在、体力回復のため静養と転移防止の治療中である。これは人生道での交通事故と認識して、テストドライバーとして、また危機管理責任者として、私が癌になった原因とその再発防止策を検討した。

 皆さんに癌にならない生活習慣を考えてもらうため、その調査内容を公開する。これが正解ではないかもしれないが、的外れではないと確信している。私が仏様から生かされている間に、その情報を皆さんに伝えたい。

 今は体力も免疫力も最低レベルまで低下して、余命いくばくもないと覚悟はしている。この夏が乗り切れるかどうか我ながら危惧している。今日も昼に食べたものを全て吐いてしまった。だから死を意識して、言いたい放題、書きたい放題である。これだけは書いておかねば、死ぬに死ねないの思いである。

 

癌になった原因とその対策

 私は、会社時代、性格的にくそ真面目で、責任感の強さから仕事を夜遅くまでこなし、夜遅く夕食を取り、ストレスから大食いとなっていた。中間管理職として、上と下からの突き上げに堪え、言いたいことも我慢して、ストレスを溜めて長年働いてきた。

 そうなった原因は、会社がグローバル経済主義教に染まり、成果主義を社員に押し付けてきたためである。それで働き過ぎになり、その結果、体の防衛機能が働いて癌になったと推定した。要は、無理して、がんばり過ぎて、体の防衛的な自助機能が働らいて、癌になった。

 癌が出来て、それが目に見えるまでの大きさになるには10年はかかるという。その原因は10年以上前の、会社勤めの頃からである。

 癌になって、その根元を手術で除去した。それは緊急な応急処置である。その発病原因を調査して突き止め、その後の療養生活で、生活習慣を全て変更して、心穏やかに療養生活に専念している。生活習慣とは、食生活、睡眠・運動・労働の習慣と精神状態の健康維持である。

 健康管理は自分の管轄範囲であるが、生死は仏様の管轄範囲なので、その結果は気にしていない。生死を気にする境遇は超越して、悟りの境地である。だから、今は怖いもの知らずである。ただしゴキブリは苦手で怖い(?)

 この調査を終えて、今は癌になったことを感謝している。癌にならず、今までの生活姿勢のままでは、別の要因で早死にしてはずだ。それが分かって幸せである。

 

命の再認識

 それで目覚めたことは、時間の意識が鋭敏になったことである。ある事象の価値を人生の残り時間で割ると、その事象の時間単価が計算できる。残り時間が分かると、その値が無限に大きくなる。無駄なことはやらない。やる以上は、効率的に仕事をこなす。相手を刺すなら、相手の心臓を一突きか差し違えの心構えである。時間は命を再認識した。

 

癌にならない人

 楽天的、図太い神経(無神経?)の人は癌にならないようだ。また役員などはタバコを吸うは、夜更かしはするは、ストレスは多いは、と癌になるはずの確率が高いはずだが、意外と癌にならない。そんなやわな神経や体力では役員に上り詰めれないからのようだ。役員になる前に、排除されるようだ。それは運がいいとしか言いようがない。それはご先祖が丈夫な体を生んでくれた僥倖なのだ。それを浪費すると、何時か天罰が下る。天網恢恢疎にして漏らさず。

 

自然体

 もう一つ学んだことは、自然界の生態である。柳を見ていると、風に体を任せてなびいている。私みたいに対象をくそ真面目に捉え、圧力を真正面で受け止めるから、体にストレスが溜まる。たかが気まぐれの風である。それを、右に左に体を傾けて受け流せばよいのだ。剛構造には強度の限界があるが、柔構造には疲労破壊の限界が少ない。その自然体を学んだ。会社でそれをしていれば、もっと会社では成果が上がり、人生が豊かになったと、今は反省しきりである。

 

癌のメッセージ

 癌は外からきた外敵ではない。自分の組織が変化した細胞である。本来なら自分の組織が変化した癌が、宿主(自分)を殺せば、癌も死んでしまう。自然界の法則で、それは癌の本意ではなかろう。自分の体の持つ自律機能で「今の誤った生活を改めて、生活習慣を変えて欲しい」が癌のメッセージなのだ。

 癌になったことは結果である。その原因を放置して、癌の原因の生活習慣は治さず、癌と戦うとの姿勢で、手術、抗がん剤、放射線治療をするから、癌が治らない。抗がん剤や放射線治療で、癌を攻撃してくれるリンパ球や白血球がやられてしまい、癌がますます自分の体を攻撃してくるからだ。

 

引き籠り中年

 それは、ぐれた不良息子や引き籠り中年息子への対応とよく似ている。その対応を誤まるから、社会を震撼させる事件が起きる。そういう息子になるように追い込んだ親にも責任がある。私も、自分の息子である「自分の体」を、癌になるまで追い込んでいたのだ。

 

根本療法

 それは癌に限らない。全ての病気に当てはまることである。現代医学は対処療法が主である。元を断たなければ、病気は治らない。

 高血圧も降圧剤の対処療養で治療するから、治らず、癌までも誘発する。高血圧になった原因を探って、真因の対策をするべきだ。私は高血圧の原因を血管内部に蓄積したプラークだと突き止めて、食事療法で高血圧を治した。

 以上の内容は安保徹・石原結實著『ガンが逃げ出す生き方』(講談社)とそれに類した本をヒントに記述した。約50冊の本からの集約情報である。お二人の著書は多く読んでいるので、信頼できる情報と判断して、上記を記述した。

 癌の原因は百家総論のように、様々な意見があって、どれが正しいかワケが分からない。しかし常識的におおよその正しさは見えてくるもの。私の感触で、上記は正しと確信した。

 

次稿の「癌になる生活(2/2)」は、大垣市の癌の原因とその治療方法です。

 

2019-08-03   久志能幾研究所通信No.1282  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2019年7月17日 (水)

大垣市の死の予感

 大垣のように地元の商店街が衰退するとは、大垣市の体力の元である油分に相当する特色ある商店が無くなることである。人に置き換えると、美味い脂肪部が無くなり、体脂肪率が激減すると同じである。

 生存するための生活必需品を買うスーパーの小売店は大垣にあるが、心に余裕をもたらす高級買い物店が消滅した。駅前からスーパーが無くなったので、大垣駅前の住民は、生活必需品を買おうにも、線路を超えて遠くまで車で行かないと買えない。だから車のない老人は困っている。大垣市が、商店街消滅の方策の都市計画を推進するのは、老人に「死ね」というようなものだ。

大垣の変貌

 みんな本当に欲しい良いものは、名古屋に買い出しに行くようになった。これでは、大垣市は発展しない。税収も伸びない。人も育たない。文化も育たない。大垣市には住宅地が広がるだけである。

 それでは歴史ある大垣は、本来の大垣ではなくなり、西濃地方にある単なる下品な「一住宅地域」の存在に成り下がることになる。もうなってしまった?

 そこに住むマンション住民は、大垣市の自治会組織にも入らず、勤めは名古屋で、買い物も名古屋に出かける。意識は完全に名古屋人である。それでいて、金のかかる学校や病院や介護や火葬場やゴミ取集だけが、大垣市の負担となる。それは「大垣」の消滅(死)を意味する。

 住民人口さえ増えればよいとして、お金を生む駅前商店街を潰して、そういうマンション建設を小川敏市長は積極的に推進している。

大垣市自身が自治会組織を崩壊させる

 2017年に大垣市の肝いりで大垣駅前活性化のために建設したマンションビルの住民は、大垣市の自治会組織に入っていない。この夏に完成するヤナゲンB館跡に建つマンションも、大垣市の自治会組織はないそうだ。駅前のマンションは高価なので、大垣市民は手が出せず、名古屋の住民が買うようだ。

P1120569s  ヤナゲンB館跡地に建設が進むマンション  2019‎年‎3‎月‎20‎日撮影

 このマンションにも自治会組織はないそうだ。

 地方都市に駅前商店街が必要なことが、それが無くなって、初めて分かることである。人間は愚かである。

 

大垣市の葬列

 大垣の文化が衰退するとは、体力・経済力はあっても、知性が無くなって痴呆状態になる事である。だから100周年記念行事で、価値なきギネス記録として、水饅頭の共食いの浅ましい行事にうつつを抜かすことになる。その愚行を小川敏市長が先頭に立って推進した。それを東大出の輩が、ギネス記録だと自慢げに大威張りである。世も末である。東大を出て、知識偏重の考えで人生を送ってきた輩の末路である。彼には知識はあっても、知恵がない。

 結果として、小川敏市長は18年間で、無為無策の政策で、大垣市民の財産である土地の財産額を半分にしてしまった。例えれば、証券会社にお宝の株券を預けて置いたら、株屋が勝手なことをして、株価が半分になった、である。政治は結果が総てである。彼はその大罪さえ意識がない。大垣の葬列の始まりである。

 

2019-07-17   久志能幾研究所通信No.1261  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

術後の死を覚悟。大垣市の消滅を予感する

 この2月12日に癌の摘出手術を受けて、約5ヶ月間が過ぎた。もう安心かと思いきや、今が生命にとって一番危険な時のようだ。現在、体力は最低、体重も最低、体脂肪率も最低を更新し続けている。まだ体重減少傾向が止らない。

 手術直後から2ヶ月間くらいは元気であった。それは体の栄養タンクがまだ十分にあったからだ。それが時間経過で、その体の栄養タンクの栄養素を使いきり、体脂肪率が8.5まで下がり(術前は19.7)、腹囲が82cmから69cmと13cmも減り、体重が17キロも激減した。だから体がだるくてまともには動けない。たぶん免疫力が最低レベルまで低下しているのだろう。たまに命の危険を感じる。

 2009年の第一次ダイエット前は、体脂肪率25.8、腹囲96cmもあり、体重も80キロ近くあり、今の体から見ると嘘のようである。でもその当時は「栄養タンク」が満杯だから元気なのだ。人間は、小太りが一番長生きのようだ。

 

ジレンマ

 体が元気になるには、食べればよいのだが、少し余分に食べれば、体が受け付けず、すぐ嘔吐してしまう。今でも1週間に一度くらいの頻度で嘔吐がある。だから食事の分量は三分の1から二分の一しか食べれない。リハビリで歩けばよいのは分かっているが、体が辛くて歩けない。ジレンマである。

 

死の予感

 たまに体がメチャメチャしんどい時がある。体が重くて動けないときである。人はこうやって死んでいくのだと、分かるような気がした。その昔、研修で臨死体験をさせられたが、それはお遊びで、今は現実問題として切実である。朝、目が覚めると息をしていることに感謝である。朝起きると、やらねばならぬことが山積である。味わって良く咀嚼して食べるので、食べられることに感謝である。

 

使命感

 このブログも、死ぬ前にこれだけは書いておかねば、大垣を良くするにはこれを書いておかねば、後進にこれを言わねば、と死ぬに死ねないという使命感で書いている。死ぬ気になれば、怖いものはない。言いたい放題である。

 別途、終活は準備が終わった。ヨイヨイになってからでは、その準備をしようにもできないかもしれない。その準備をできたのは、病気になったご縁である。何時かはせねばならぬこと。

 

抗がん剤治療を拒否

 もし愛知県がんセンター推奨の標準治療を受け入れて、抗がん剤治療をしていれば、さらに体力低下して、免疫力も低下して、少しの体調不調がきっかけとなり、肺炎等で死亡の恐れもある。癌患者は癌では死なない。免疫力が低下して、別の病気を併発して死ぬ場合が80%である。

 幸い、本を読み、抗がん剤治療の予備知識を得て、愛知県がんセンターの標準治療である抗がん剤治療を拒否した。主治医と喧嘩別れである。それで代替医療を選択したため、最悪の状態は避けられたと確信している。別のかかりつけの医師も、抗がん剤治療の効果が8%しかないなら、受けない方がよいと断定してくれた。抗がん剤治療は副作用が大きすぎる。特に私のように体力のない70近い(気だけ若い?)若人には向かないと結論を出した。

 

5年後生存率

 癌患者がその病院に行かなくなり、連絡不能になると、生存率のデータからその数が除外される。死亡してもそのデータは反映されないのだ。そんないい加減なデータで、製薬会社の都合の良いように、抗がん剤治療の効果データが作成されているようだ。

 私が愛知県がんセンターの薬物担当医師に、このデータを見せて欲しいと要求しても、彼は公示を拒否した。私はネットでこのデータを探しだした。すぐ見つかったので、呆れた。これで薬物医師が信用できなくなった。

 癌のステージ3の場合、5年後生存率は53%である。つまり医師の言う通りに治療を受ければ、5年後には半数が死ぬ。何もしなくても、5年後に半数が死ぬ。

 それが抗がん剤治療の効果で生存率が61%(プラス8%)に向上すると抗がん剤の効用で謳うが、私はデータ操作があると確信して、「信用できない」という結論をだした。

 これも会社時代に、SQCの実験計画法の社内講師を担当させられて、統計計算を猛勉強したための成果である。勉強は命を救う。

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 代謝拮抗剤 ティーエスワン配合カプセルT20 劇薬  ※処方箋医薬品

  大鵬薬品工業株式会社の取り扱い説明書より

 

健康とは体と心のすこやかさ

 健康とは、体だけ元気でもダメなのだ。精神的に元気でも、体力が付いてこなければ健康ではないのだ。

 健康こそが、人生で最大の財産である。だから死んでもいいから(?)、健康が第一である。金があっても健康でなければ意味がない。それは健康を失って、初めて分かる事。人間の愚かさを老人になって思い知る。

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  馬場恵峰書

 

大垣市の死の予感

 大垣のように地元の商店街が衰退するとは、大垣市の体力の元である油分のような特色ある商店が無くなることである。人に置き換えると、美味い部分の脂肪部が無くなり、体脂肪率が激減すると同じである。

 生存するための最低限の生活必需品を買うスーパーの小売店は大垣にあるが、心に余裕をもたらす高級買い物店が消滅した。大垣駅前の住民は、生活必需品を買おうにも、遠くまで車で行かないと買えない。だから車のない老人は困っている。大垣市が、商店街消滅の方策の都市計画を推進するのは、老人に「死ね」というようなものだ。

2019-07-17   久志能幾研究所通信No.1260  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2019年7月 3日 (水)

癌の原因追及(5)人生道で出会うガン

 自分の歩く道に、悪縁の汚れが溜まっていないだろうか、見直してみたい。人生のご縁は、人が運んでくれる。縁なき人生は、獣の道である。お世話になったらお礼をする。ご縁ができればお付き合いをする。出会いのご縁を大切にする。そんな基本的なことが出来ない人と付き合っても、運は開けない。縁なき衆生度し難し、である。

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  馬場恵峰書 2012年

 

時間制限

 人生の持ち時間には限りがある。その悪縁の人と付き合うと、付き合うべきよきご縁の人と付き合う時間が無くなる。人生は選択なのだ。一方を選べば、もう一方は捨てねばならぬ。

 

縁の統計計算

 人生道は、良縁にも悪縁に満ちた道でもある。それは正規分布に従って現れる。問題は悪縁に出会うと、マイナスの作用が2倍も大きいので、取り返しがつかない。下手をすれば人生が終わってしまう。だからそれは避けねばならぬ。

 人生道で出会う超良縁は3%である。超悪縁は3%である。残りの94%は可もなく不可もなきご縁である。大体20%の良き人と付き合えば、人生は幸せである。

 少し道を逸れると悪縁の道が広がっている。悪縁に誘うガンの匂いのある人とは、交際を避けるべきである。その嗅覚での選択能力が自分の人生を開花させ、実を結ばせる原則である。最近、やっとそのガンの匂いが分かってきた。

 

縁の場

 縁は場に従う。ある場所、会合、組織、セミナー等でその縁のレベルが決まる。その縁の場に違和感を覚えたら、即、去ることである。私はそうやって危機を脱してきた。

 

ガン細胞

 ガン細胞とは、人だけの問題ではない。人生の目の前にぶら下がる美味しいモノもガン細胞である。それをどれだけ我慢できるかが、人生を分ける。美味しいものとは、スィーツだけではなく、愚痴だけの赤ちょうちん、付き合いゴルフ、ゲーム、無意味なネットサーフィン、価値なきSNS、賄賂や接待が含まれる。ゲームやネットサーフィンのガンに侵されれば、時間を浪費し、脳が侵されてゲーム脳になり、人生航海で沈没である。WHОはゲーム依存症が脳に危険と警告している。人生では、もっと大事なことがある。

 

上海に熱中

 その昔、会社にパソコンが導入された頃、ゲームソフト「上海」にハマり、多くに時間を使った。あと一回だけ、もう一回だけと、何回もやってしまうのだ。今思うとなんと多くの人生時間を無駄にしたことかと、悔いが残る。その時間を別の面に向ければ、人生が少しは変わっていたかもと思う。

 最近は、電車に乗ると若い人が、スマホでゲームに熱中している。その姿を見ていると、日本の将来が心配になる。私の年金はどうなるのかと(?)。私の年金と日本の未来は若い人が背負ってくれるのだ。

 

時間の浪費  p 35

 その原因はどこにあるのか? 君たちはあたかも自分は永久に生きられるかのように今を生きていて、自分のいのちの脆さに思い致すことは決してない。いかに多くの時間がすでに過ぎ去ったかを意識しない。時間なぞ無尽蔵にあるもののように君たちは時間を浪費している。そうやって君たちがどこの誰かに、あるいは何らかの事に与えているその日が、実は君たちの最後の日であるかもしれないのに。死すべき者のように君たちは全てを怖れ、不死の者であるかのようにすべてを得ようとしているのだ。

   セネカ著「人生の短さについて」3-4(中野孝次訳)

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  馬場恵峰書 2006年

 

2019-07-03   久志能幾研究所通信No1244 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2019年7月 2日 (火)

癌の原因追及(4)日本高血圧学階が癌をまき散らす

 40年前は日本の総医療費が10兆円であったのに、現在は40兆円を超えるまでに膨張している。日本の国家予算の半分である。国家予算を己の家計に当てはめると、給与(税収60兆円)の2/3が医療費に消える。何かおかしい。それでいて、癌患者は減るどころか、逆に2倍に増えている。乳がんは4倍に増えている。

 私は、日本の医学界が高血圧の正しい治療をせず、むやみに降圧剤を投与しているので、それが癌の一因となっていると推定した。

 医療関係者が、病気の真因を突き止めず、正しい治療を行わず、対処療養ですませ、その陰で癌マフィア、医療マフィアが、その美味しいもの貪っている。それは日本医学会の氷山の一角の事象である。それなら、病気に対して知識を増やし、自己防衛するしかない。

 

癌発生の要因を降圧剤と仮定すると

 その癌の発生要因を降圧剤ではないかと私は推定した。日本人の癌の急増を食の欧米化が原因とも考えたが、それなら癌の発生率も欧米並みになるはずである。ところが、日本は欧米を抜いて癌で死亡する人が急増している。それと高血圧の基準値の変更、降圧剤の使用量の急増と合致している。これは偶然の一致なのか。

 50年前の私が学生の頃は、癌は50人に一人の時代である。認知症など話題にも上らなかった。私が推定するに、その原因を降圧剤に向けざるを得ない。

 

高血圧を誤解

 「高血圧になると脳卒中になりやすい」という昔の思い込みがある。高血圧を防ぐと、脳卒中(脳出血、脳梗塞、くも膜下出血)を防げるという思い込みである。しかし今は、脳卒中のうち脳梗塞が80%である。日本人の栄養状態がよくなり、血管が丈夫になり、脳出血やくも膜下出血の割合は激減している。血圧が高いと脳卒中になるというのは、間違いである。それでも医師は、高血圧症に降圧剤を勧める。

 

医学怪の錬金術

 現在では、4000千万人が高血圧症と診断されている。降圧剤市場は1兆円超えである。それは医学会が、過去20年で、高血圧の基準を4回も変えたからである。それこそ医学界の錬金術である。

 しかし血圧を下げる薬のARBやカルシウム拮抗薬には、免疫力を抑制する作用がある。それが癌を誘発するようだ。

 血圧を無理に下げると、脳に栄養素や酸素が回らず認知症になる確率が高くなるようだ。それは『プレジデント 2016.5.16号』の記事「病気のウラ側」でも指摘されている。

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 上の2図は「プレジデント 2016.5.16号」プレジデント社より

 3図目は船瀬俊介著『あぶない抗がん剤』(共栄書房 2018年)から引用。

お医者さまは尊敬できる人?

 医学界が薬品メーカとグルで高血圧の基準を変えたなら、お医者様は尊敬できる偉い人との常識を変えねばならぬ。我々は何を信じたらいいのか。

 私が高血圧を食事療法で治しても、それを喜ばない主治医に接すると、考えてしまう。20年間も6人もの医師にかかっても、根本原因を教えてくれず、食事療法も指導せず、対処療養の降圧剤治療の投与だけの治療で、高血圧を治してくれない医師達を見ると考えてしまう。

 

木を見て森を見ず

 科学とは、細分化して、さらに細分化して真理を追及する手法である。「科」は禾編(稲)を秤で計っていることを示す象形文字である。現代医学は、病気を細分化し過ぎてしまったようだ。私は、検査をする人、手術をする人、抗がん剤を打つ人、と役割も細分化されてしまった。医師も木も見て山を見失ったのだ。

 

父の死

 その結果、「この病気は手術で患部を全適して、治りました。しかし患者は死にました。」である。私の父も長年、降圧剤を飲んでいて、胃がんになり、全摘手術を受けた。「手術は成功しました」と医師は言った。その1年後、肝臓に転移して父は亡くなった。私も20年近く、降圧剤を飲んできて、癌になった。

 

医師の癌化

 最近は、病院に行っても、医師はパソコンと睨めっ子で、ロクに患者の顔を見てくれない。なにかおかしくないのか。

 「癌」という漢字は、体に出来る岩のように硬い組織を表現した象形文字である。最近の医師は現代医学病に取りつかれて、頭が癌のように固くなり大局的にモノを考える能力が無くなったのではないか。思考の癌化である。

 今の西洋医学は細分化され過ぎている。盲目的に現代医学を進める医師たちは、結果として日本人の命を短くする癌細胞になったのではないのか。なぜ日本人の2人に一人が癌になるのか。それも増える一方である。日本の現代医学は、それに無力である。木を見て森を見ない対処療法で、日本高血圧学階は、日本に癌をまき散らしているようだ。

 「階」の漢字は、音符の「皆」はならぶの意味で、だんだんとの意味を表す。ものの道筋、物事の段階、因縁、導きを表す。「日本高血圧学階」は、段々と日本人を癌に追いやっているようだ。その意味を込めて私は「階」を使用した。

 私は「自分の城は自分で守れ。トヨタ生産方式を造った大野耐一の言葉)」の教えを自分の人生に適用して生きている。その過程の調査結果が、この記事である。

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 馬場恵峰書「佐藤一斎「言志四録」五十一選訓集」久志能幾研究所刊より

 

2019-07-02   久志能幾研究所通信 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

 

2019年6月30日 (日)

癌の原因追及(2)日本経済の癌細胞

 癌細胞のように日本経済を襲っている少子高齢化での労働力不足も、経済の血液であるお金の流れを「グローバル経済主義症」が、阻害しているために起きている症状にすぎない。

 日本企業が海外に工場を作れば、日本の雇用が減り、安い製品がブラーメンのように日本に流れ込んでくる。お金は海外に流れて、日本国内に流れなくなってゆく。「グローバル経済主義症」で企業が内部留保の精を出して、労働者に金を回さなくなった。それで労働者でフリータと呼ばれる若者は90万人も発生した。

 それなのに100万人の外人労働者を入れるとは、政府は正気の沙汰ではない。それで利益を得ている闇の世界がある。だから引きこもり者が69万5000人にもなり、挙句に悲惨な無差別殺人事件が頻発する。労働力という経済の血が流れず、鬱積したためである。血が流れなければ、病気になる。自然の理である。こんな日本に誰がした。

 

日本の惨状

 労働者の給与はこの20年で50万円ほど激減している。正規採用者も減っている。拝金主義になった企業は教育訓練費を削減している。だからそれを労働人口が足りないと外人労働者を入れる対策は、降圧剤治療と同じで、対処療養である。言い方を変えれば、抗がん剤投与である。正常な組織までも殺している。

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ブログ K's Strategy.「日本人サラリーマンの平均年収の推移と中央値について。」より

http://k-strategy.net/japanese-average-annual-income

 

 

EUの病気

 対処療法では、一時的に効果が出るが、10年後にその副作用が牙を剥き、正常な細胞の日本社会を破壊する。その現象が今、欧州で起きているドタバタである。だれでも自由に他国に移動できるなど、おかしい。元の真面目な税金を納めていた住民の権利はどうしてくれるのだ、である。それが英国のEU離脱騒動である。我々は欧州を他山の石にせねば、子孫に恨まれる。外人労働者を入れれば、それで日本の病気が治るわけではない。ますます日本は重病になっていく。

 

正しい治療

 正しい対策は、正規労働者の採用、非正規労働者の削減、賃金の向上と、政府の財政投資である。それと減税である。それを金融政策と増税で対処するのでは、日本経済は終わりである。

 人間の健康も薬に頼るのではなく、日頃の生活姿勢を正せばよいだけである。薬に頼るのは下の下である。

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 馬場恵峰書「佐藤一斎「言志四録」五十一選訓集」久志能幾研究所刊より

 

 

財政政策と金融政策の違い

 財政政策とは、インフラへの投資である。くだけて例えると、疲れた人に、太っ腹の無法松が「しけた面だなぁ。ビフテキを食いねえ、寿司を食いねえ。元気になりねぇ」と啖呵を切って、弱った体に栄養素を入れるため、堅気にご馳走を食わせて元気になってもらうことだ。

 それに対して、金融政策とは、金利の変更である。疲れた相手に対して、ヤクザが見せ金を見せて「この金を借りて、もっと働け。みかじめ料を払え。そうすれば、老後の面倒をみてやる。金利も安くしてやるから。そすればビフテキが食える」というが如しである。

 

裏切り

 しかしそういうヤクザみたいな役人は、我々に約束した「年金安心100年プラン」を反故にした。麻生大臣が「実は、年金が不足して老後には2000万円が必要」と口を滑らし、大騒動となった。年金の10兆円の資金を、族議員と役人がこの80年間で懐に入れてしまったのだ。しかし誰もその責任を取らない。そんなヤクザみたいな役人の言うことが信用できるか、である。

 

経済学の理論

 金融政策では、経済は立て直せないのは、経済学の理論的に証明された常識である。それを敢えて実行しようとする財務省は、よほどの利権が絡んで、その政策に邁進しているようだ。

 今まで3回の消費税増税では、毎回、景気が落ち込んでいる。それも3回とも、税収が減っている。そのことが分かっていて、この10月の増税を計画している罪務省は、よほど美味しいものが後ろにぶら下がっているのだろうと勘ぐってしまう。まともな論理構成の頭ではできないことだ。

 

私に出来る事

 次回の選挙で、自民民主党にお灸をすえねばならぬ。と言って野党ではどうしようもない。今の野党に投票すれば、もっと状況は悪くなる。前の民主党の政権時代に、国民が痛い目にあったのは記憶に新しい。今の野党のいう事は支離滅裂である。「では、どうすればよいのだ!」が私の悩みである。

 私のできることは、皆さんに状況を分かりやすく説明することで、意識改革をしてもらうことである。

 

2019-06-30   久志能幾研究所通信 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

癌の原因追及(1)私の癌

 私の癌の場合と日本経済、大垣経済、日本医療、人生道にできる癌の原因を推定する。これを5回の記事で検討する。

 

エンジニアとして推定

 私は医者ではないが、機械設計技術者として、自分が癌になった原因を推定した。その私が出した結論は、降圧剤での副作用、加齢による免疫力の低下、サラリーマン時代のストレスの後遺症、食事の偏り、添加物・油分の取り過ぎ、運動不足であった。癌は目に見える大きさになるのに10年はかかるという。だからその発症は10年以上も前である。

 それと同じ論法で、日本経済、大垣経済、医療問題、人生道の癌の原因を推定した。

 

人間を機械に置き直して考える

 私は元機械設計のエンジニアである。その立場で人間の体を機械に置き直して考えと、心臓は油圧ポンプ、血管は油を送る配管、筋肉とか脳細胞は、アクチュエータ(ピストン)に置き直すことが出来る。

 高血圧とは、その配管の内側に油の汚れのカスがたまり、詰まった状態になり、ポンプから送られた油がうまく末端のアクチュエータに送れないので、ポンプが油の送付圧力を上げて、必要な油がうまく流れるようにしていると同じである。人間の体も自律神経の作用で、血圧を上げている。必要だから血圧をあげているのだ。それを降圧剤で圧力を下げたら、肝心の器官に必要な血液が流れなくなってしまい、アクチュエータが作動不良を起こす。やるべきことは、配管内のカスを取り除くことであって、圧力を下げることではない。それを現代医学では、降圧剤しか処方しない。医師は患者が治ってもらっては困るようだ。儲かるのは製薬会社と医師である。

 日本で癌患者が急増しているのは、日本血圧学会がその基準値を変えて、降圧剤がもっと売れるようにしたためではないかと、私は疑っている。

 現在、日本の高血圧患者は4,000万人である。3人に一人が患者である。降圧剤市場だけでも1兆円を超える。美味しい利権の場なのだ。多くの医師や薬品メーカの人の生活がかかっているのだ。簡単に治ってもらっては困るのだ。

 ちなみに医療薬剤の市場は10兆円で、抗がん剤治療薬の市場は1兆2000億円である。多くの関係者の生活が懸かっている。増えることは有っても、減ることはない。

 

Photo_3      日本の国民医療費の推移 日本経済新聞2017年2月12日

医師の遍歴

 かかりつけの医師の治療を続けて、治るのか、である。高血圧は症状であり、病気ではない。20年ほど前から、私は人間ドックで高血圧と診断され、会社の産業医にかかり、今まで3名の医師、定年後は、街の医師3名にかかったが、誰も根本治療をしてくれず、どの医師も降圧剤の処方だけである。ある大垣の病院の初診では、「チョっと血圧が高いようだから、もう一種のお薬を追加して出しましょう」であった。私は、血圧を下げるために減量に取り組んでいる最中で、薬の量を減らしたいとその病院に行ったのに、である。私は即、その病院を去った。その後、消化器内科と循環器系の専門医にかかったが、何方の病院も降圧剤の処方以外は何もしてくれない。

 日本の循環器系の医師は全員が結託して、降圧剤治療しかしないのか、とさえ思った。

 

週刊現代の記事

 今まで服用していた降圧剤アムロジンの副作用を週刊誌で読んで、自分で医師に申し出て、薬を変えてもらった。なぜ患者がそこまで考えなければならないのか、疑問には思った。その時点では、その降圧剤が癌の原因になることまで頭が回らなかったのが悔いである。当時は、高血圧で眼の病気、脳溢血、心筋梗塞が心配され、癌の原因となることまでは考えられなかった。

 週刊現代「健康診断&人間ドック 不都合な真実」(2014年5月24日号)の記事では「医師の言いなりになっていたら、死ぬ」とまで言っているが、同感である。医師は飲まなくてもいい薬まで、金儲けで飲ませるのだ。

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 週刊現代「健康診断&人間ドック 不都合な真実」2014年5月24日号より

 

真島消化器クリニックの治療

 これに正解を与えてくれたのが、真島消化器クリニック(久留米)の真島康雄先生であった。真島先生は高血圧の原因を血管内に溜まったプラークだとして、そのプラークの厚みを測定し、治療として食事療法の指導をされた。2年半の食事療法の結果、そのプラークは半減し、高血圧は治った。脳梗塞、心筋梗塞の危険性は激減した。すこしこの治療を始めるのが遅く、癌を発病してしまったが、手遅れにはならず、神仏に感謝である。

 このクリニックは、私がネットで高血圧の真因を探していて、見つけた病院である。予約制で半年待ちの状態であった。国内の全国各地から、海外からも診察に訪れる人が多いそうだ。

 真島消化器クリニックHP http://majimaclinic22.webmedipr.jp/

 

目の病気も完治

 私は網膜静脈閉塞症にもかかり治療を受けた。大学病院まで行って治療を受けたが、しかしそれは対処療養であた。その原因を血管内のプラークと推定して、真島康雄院長の処方の食事療法で血圧を正常値に戻すと、網膜静脈閉塞症も治ってきた。

 

発癌の推定

 私が長年服用していた降圧剤は、発癌の遠因ともなっていたと推定される。降圧剤で血圧が下がれば、制癌作用のある白血球が毛細血管の末端まで届かなくなる。そのため免疫力が低下して、発がんの恐れがある。血液が末端まで流れないと、白内障、網膜静脈閉塞症にも罹りやすくなる。加齢現象で、65歳を超えると、免疫力が急に低下して、発がんの確率が上がってくる。私はすっかり油断していた。こういう事実は、己の身を守るために知らなければならない。これが、私が癌になった原因の一因と推定した。

 また癌細胞は糖分が大好物である。私は辛党ではなく、甘いものに目が無かった。それも癌を患った原因の一つであろう。今は月に一度だけは和菓子を食べることを自分に許して、基本的に甘い物を我慢している。

 病気は、真因を突き止めて、元を断たねばダメなのだ。降圧剤は対処療法である。

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     年齢ごとの癌発生率

 https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html

 最新がん統計 更新・確認日:2019年01月21日

 © 2018 国立研究開発法人国立がん研究センターがん対策情報センターより

 

2019-06-30   久志能幾研究所通信 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。