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2024年9月29日 (日)

がん真因:欧米減少、日本激増、マクガバンレポート

 

 先進国中で、日本だけガンが激増している。その真因は、日本が太平洋戦争で、敗戦したため、占領政策で日本の食料環境が激変させられたためである。

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 愛知県がんセンターの資料

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 日本人の食料環境は1万3千年にわたって変わらず続いていた。それを敗戦により、米国の利権によって激変させられた。今まで食べていなかった4毒(小麦、乳製品、植物油、砂糖)を強制的に食べさせられるようになった。

 1945年当時、米国では小麦が5兆円分も余剰になっていた。その小麦(ニューヨーク湾の船上に貯蔵)を、無理やり日本人に食べさせて消費させようとした。アメリカは戦勝国だから、やりたい放題である。それで学校給食がコメからパンに変え、牛乳が飲まされるようになった。実際はアメリカで牛乳からバターを作るため脂肪分を抜いてカスになった廃棄物(ゴミ)の脱脂粉乳が小学校生に飲ませられた。

 飲まないと先生に怒られた。これがまずいのだ(私も飲まされた!😿 実感)。

 

70年後

 それが原因で、戦後70年経った現在、がんは全体で5倍、乳がんは4倍、肺がんは7倍、糖尿病は50倍となった。(タバコは7分の一に減っているのに、肺がんは7倍に激増。だからタバコはガンの原因の一つだが、真因ではない)

 今まで無かったアトピー、花粉症、認知症、癲癇等の奇病が激増した。

 私が御幼少の頃の50年前は、ガンも認知症もアトピーも花粉症もほとんど聞かなかった。

 病気に発症率に劇的な変化があれば、劇的な環境変化があったはずだ。それが戦後の食生活の激変に原因があると考えるのがまともな技術者、科学者である。利権に染まった輩は、別の原因を探して生贄にする。例えば、タバコ、塩、酒、コメ等。

 

マクガバンレポートの背景

 第二次世界大戦後、米国は医療費の激増により、国庫財政が危機に瀕していた。フォード大統領はこのままではアメリカ人が病み、国が滅んでしまうと頭を痛め、その対策としてマクガバンに調査を命じた。その調査対策報告書が、マクガバンレポートである。

 レポートでは、ハンバーガー、ステーキ、アイスクリーム、炭酸飲料など、アメリカの典型的な食事を否定した。これらの食事は肉食中心で偏っており、がんや心臓病、脳卒中などの「食源病」の発症を引き起こすと警告した。この種の疾患は薬物治療では解決できず、食事の改善が必要だとしている。

 皮肉にも、それが原因でマクガバン議員は、精肉業界、乳製品業界に恨まれて、選挙で負けた。正義が利権に負けた。利権を持つ輩は金と権力を持っている。敵に回すと手ごわい。

 

 米国はそれに基づき対策を施し、がんは減って行った。

 それに対して、日本はそれとは逆に欧米風の食事に変えて行き、結果として米国の病状が出てきて、日本滅亡の危機となっている。なにせ当時6兆円だった医療費が現在は43兆円を超えている。人口が7倍に増えたわけではない。異常である。以上には必ず原因がある。敵から毒を盛られた形の日本では、ガンや奇病が激増した。この毒が日本でガンが激増した真因である。

 

小麦、乳製品、植物油、砂糖の毒(吉野敏明医師のYouTubeより)

 この4製品は依存性があり、脳神経を犯し、中毒となる。

 小麦にはグルテンが含まれる。日本人は戦後までパンを食べてこなかった。日本人の8割はグルテン不耐性である。欧米でもグルテン不耐性の人はいるが、1~1.5%ほどである。グルテンが免疫を破壊して、ガンや神経細胞を壊して、認知症、花粉症、アレルギーを引き起こす。

 欧米人は1万年以上、小麦を食べてきたので、民族的にその耐性がある。日本人は1万年以上、小麦を食べてこなかったので、民族的にその耐性がない。食べれば病気になる。

 

 乳製品には、毒がある。牛乳はあくまで牛の子供の食料である。大人が摂取すると毒になる。それをマクガバンレポートでは指摘している。そもそも日本人は、戦後まで乳製品と摂らなかった。だから女性の乳がんが4倍に増えた。

 日本人の歯型を見ても、肉食動物ではない。それが欧米人との違いである。

 

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      日経ビジネス2016-0208号より

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 江戸時代は砂糖はご禁制で、将軍様しか食せなかった。沖縄で取れるサトウキビは幕府の管轄で、輸出で外貨獲得の貴重品で庶民にはご禁制品である。庶民は口にできない。それで江戸時代は庶民は健康であった。

 

 江戸の大火(文化3年(1806))があり、それ以降、幕府より油の禁止令が出て、日本人は油を使わなくなった。

 

マクガバンレポートの要約

マクガバンレポートで挙げられている改善目標

  1. 肥満を避けるため、消費熱量と同じだけの熱量しか摂取しない。肥満になれば、摂取を減らし消費を増やすこと
  2. 複合炭水化物および「天然に存在する」糖分の摂取量を総摂取量の約28%から48%に増加させること
  3. 精糖および加工糖の摂取と約45%減らし、総摂取量のの10%とすること
  4. 全脂肪摂取熱量を、総摂取量の40%から30%に減らすこと
  5. 飽和脂肪酸の摂取量を総摂取量の約10%減らすこと。ポリ不飽和脂肪とモノ不飽和脂肪の摂取バランスをとり、それぞれが総摂取量の約10%になるようにすること

(飽和脂肪酸は乳製品や肉などの動物性脂肪や、パーム油などの食物油脂に多く含まれている傾)

  1. コレステロール摂取を1日300mgにまで減らすこと
  2. ナトリウムの摂取を制限するため、食塩の摂取を1日5gに減らすこと


 これらの食事内容の改善により、がんの発病も、がんによる死亡も20%減少し、心臓病は25%減少、糖尿病は50%も減少すると推計学的予測もされている。

 

シェアシマinfo | 【解説】マクガバンレポートとは【食品業界用語】 (shareshima.com)

https://shareshima.com/info/3992990771

 

2024-09-28  久志能幾研究所通信 2951号  小田泰仙

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2024年9月16日 (月)

薬膳の洗礼(4)縁起、脳幹を揺さぶられる

 

ディジュリデュとの出会い

 2024年9月11日、ディジュリデュ演奏家の小坂師が石川県から養老の船戸クリニックの統合医療センタに来て、演奏をされた。それは私が薬膳宿泊を終え、チェックアウトする朝であった。朝食会場で、博子先生がこの音色を是非聞いて欲しいと言われるので、しぶしぶ?会場に出向いた。

 小坂師は脳梗塞を患い、左上肢が動かずに身体障害者2級だったが、ディジュリデュを吹いているうちに、手足が動くようになって救われたという。

 現在、船戸クリニックでもその検証をするため研究をしているとか。月一の頻度で小坂師が養老を訪れると言う。その日がたまたま、私のチェックアウト日であったというご縁である。

 

ディジェリデュ概要

 ディジェリデュはオーストラリア大陸の先住民アボリジニの金管楽器で、シロアリに食われて筒状になったユーカリの木から作られている。1000年以上前に、アボリジニがディジュリドゥを作ったとされる。文献が存在しないので証明ができないが「世界最古の管楽器」の一つと推察される。

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   wikipediaより抜粋編集

 

 ディジェリデュの音はYouTubeで検索すると多く出てくるので、そちらで。

 

ディジュリデュの健康への効果

 ディジュリドゥはアボリジニーにとって神聖な楽器で、精霊と交信をする儀式で使われてきた。また儀式のみならず病気や怪我の際に音を患部に当て、今で言う低周波治療のような使われ方もされていた。

 

 ディジュリドゥを吹くことにより脳幹にまで振動が届き、脳幹が活性するという論文でもディジュリデュの健康効果は報告されている。
Int J Environ Res Public Health. 2019 Sep; 16(18): 3443.Published online 2019 Sep 17.

 この論文は、「Didgeridoo 健康増進法は気分、精神的ストレス、自律神経系の安定性を改善する。」という題名である。自律神経にも効果があるようだ。

 音色は演奏者の唇の振動によって生まれ、幅広い倍音を持つ音が出る。この楽器の演奏がとてもむずかしいのは、循環呼吸によって途切れることなく音を出し続けなければならないからだ。

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循環呼吸

 ディジュリドゥの演奏には循環呼吸(あるいは連続呼吸)が使われる。この技法を使えば、演奏者は鼻から息を吸いながら口の中にためた空気を吐き出すことによって、途切れなく音を出し続けることができる。音色は演奏者の唇の振動によって生まれ、幅広い倍音を持つ音を出します。

 私が試した限りでは、唇を振動させて、案外簡単に音は出せた。ただし、循環呼吸ができないと、演奏は長くは続けられない。この楽器の演奏がむずかしいのは、循環呼吸によって途切れることなく音を出し続けなければならないからだ。それが健康に良いのだろう。

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脳への影響

 ディジュリドゥを吹いたとき、ディジュリデュの放つ周波数が頭蓋内、内臓に響き渡ることで、体内の細胞がその周波数で整っていくという感覚があるという。私はそこまでは体感できていない。
 そして、腹式呼吸をすることにより頭の感覚が鋭くなり、宇宙空間に繋がるとういう。その時の脳波は7.8Hzを意図的に出せたときの脳の感覚に近いという。脳波に7.8Hzが出現し始めて、さらに脳がシューマン共振と共鳴して、宇宙のエネルギーと同調し始めるという説である。

 

 これは口から出される音を増幅する孤独で内省的な楽器なので、だれもが独自の方法で吹くことになる。まるで自分自身の声を、脳に直接振動を与えながら、、聴いているような状態となる。その「ほとんど神秘的ななにか」こそが、この楽器の魅力かもしれない。それが今、私が興味を抱いた点である。

 特に脳の活性化には、大いに興味を注がれる。なにせ最近、加齢により、「物忘れが良くなってきた」ので、それを悪くしたい。

 しかし物忘れが良くなるのは、良いことではある。昔の嫌なことをすべて覚えていては、自殺を考えてしまう。失敗談を全て覚えていては、命がいくらあっても足りない。人は忘れるから良いのだ。だから覚えきれないほど、多くの失敗をしよう。失敗から、それを反省して、智慧が付き、人生を前進させるエネルギーが生まれる。

 小坂師と博子先生が、ディジュリドゥで合奏を始めたのにびっくりである。楽譜もなく、ジャズのアドリブ演奏と同じで、ぴったりと演奏があっているのが不思議である。これは治療なのだと納得した。

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体温への影響

 複式呼吸をすることで、体温が上がるという。体温が上がると、がんにかかりにくくなる。ガンになる人は、多くは低体温の人である。私も体温を上げようと取り組んでいるが、なかなか上がらない。この楽器はそれを助けてくれそうである。

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ディジュリドゥの位置付け

 アーネムランドのアボリジニ社会ではディジュリドゥは男性が生み出した楽器とされ、原則として女性が演奏することがない。ディジュリドゥは神聖な儀式にも、日々の暮らしの中でも使われている。伝統的な楽器として使用している部族では、女性が神聖な儀式でこの楽器を吹くことはできず、主に男性の通過儀礼で演奏される。部族によっては女性がディジュリドゥを使うことは絶対的に禁止されている。性的なイメージを連想するからだろう。

 

 船戸クリニックでは女性患者が多い。私が見学した当日、来院してこの演奏の訓練に来ていたのは全て女性であった。

 

名前の由来

 ディジュリドゥという名前の由来も様々な説があり、オーストラリアに入植した白人がその音を聞いて「ディジュリドゥ」と聞こえたからという説が有力視されている。

 他の説としては、英語が理解できないアボリジニーが白人に「Where did you get it?」とディジュリドゥを指差して言われて、アボリジニーが訳もわからず「ディジュリドゥ」と反唱した言葉を白人が勘違いしたとも言われている。

 

 この日の出会いは、ご縁であった。不思議なご縁であった。仏教では、これを縁起という。出会った縁をどう扱うかで、人生が変わる。

 今回のご縁も、私が船戸博子先生の講演を聞いて、漢方診察を受けようと決めたことで生じたご縁である。

 

 2024-09-16  久志能幾研究所通信 2942号  小田泰仙

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2024年9月14日 (土)

薬膳の洗礼(3)気の癒し、東洋医学

 

命の輝き

 朝、カーテン越しの柔らかい朝日で目が覚める。目が覚めと枕元にぬいぐるみの熊?が、朝のご挨拶である。

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 ここで一番感激したのは、窓辺に植えてある薬草の葉が朝日を浴びて、葉の上の朝露がキラキラと輝いていたこと。命の輝きを目にした思いである。こんな感覚を覚えたのは、初めてである。

 

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 人は気で動いている。気は食事の気と太陽の気から体に入ってくる。当然、食事を摂らないと、気の補充が無くなるので死である。太陽を浴びないと、生気がなくなる。気が無くなると死である。

 元気、景気、天気、陰気、陽気、気質、この世は全て気で出来ている。

 

西洋医学と東洋医学

 西洋医学は目に見えるものを対象とする。それに対して東洋医学は目に見えない「気」を対象とする。だから西洋医学は、検査で悪い結果が出ないと何も始まらない。症状が目に見えるようになると、かなり進行している。それでは遅いのだ。それが西洋医学の限界である。

 

科学とは

 「科」とは「禾」偏と「斗」からなる象形文字である。禾は稲である。「斗」とは穀物を計る升である。つまり範囲を限定して、その中にあるものをつぶさに調べる方法論である。その「斗」によって、全体との関りを切ってしまうことだ。

 西洋医学は科学である。科学は分類である。物事を計って、ものごとを分類して、細部までに分解して追及する。西洋医学はその部分を治療する。だから、細部の癌を見極め、攻撃の治療をする。結果がんは治りました。しかし患者は死にました、となる。木を見て森を見ずである。それに対して東洋医学は全体から入る。この人の気はどうなっているか、から診察に入るである。

 

 西洋医学の医師に、「なにか調子が悪い」と訴えても、何もしてくれない。東洋医学は、体の異常の気配(未病状態)で治療を開始する。顔色、手相、舌、脈を診て判断する。東洋医学は、体が未病状態で治療を出来る。

 

言葉との出会い

 今回、出会った言葉で一番印象に残ったのは「病気のふりをしてはだめ」である。博子先生がある患者に「いつまで、病気のふりをしているの?」と言ったという。それが妙に納得して腑に落ちた。

 

 病気が治っているのに、弱いふりをして「私は病気だ」とお情けちょうだいで言うと、本当に病気の「気」を大きく受けて、病気が治らない。嘘でもいいから「元気だ」というべきだ。言霊、言気の問題だ。言葉を発して、一番多く影響を受けるのは、自分自身だ。それが言気で、言霊である。だから否定的な言葉を吐いてはならない。人に言葉を吐いても、その言葉を一番最初に一番大きく影響を受けるのは自分自身である。

 

 

 

2024-09-13  久志能幾研究所通信 2941号  小田泰仙

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2024年9月13日 (金)

薬膳の洗礼(2)心食の癒路

 

 2泊3日の滞在中、受ける講座(受けなくても可)は下記の6回、合計4時間と食事時間以外は、自由時間であるので、部屋でゆっくりと過ごせる。

 私はノートPCでのお仕事と人生計画やメモ資料の見直しで忙しかった?

 私から仕事を取ったら死んでしまう?

 

 朝の白湯(これは講座でなく、井戸端会議)が30分、2回

 朝の整体体操、      2回、各30分

 体ほぐし (オプション) 1回、1時間

 ピラティス(オプション) 1回、1時間

 

朝のねこがま

 朝7時から、薬草の庭の中にある「ねこがま」で、白湯を楽しむコースである。白湯に薬草を一葉、入れてもらい、その香りを楽しむ。その香りが口に広がる。

 「ねこがま」とは、猫の形の釜である。「猫がま」で沸かした白湯を、宿泊客と講師を交えての井戸端会議風で、世間話に花が咲く場である。今は「猫かま」は引退で、横にあるおくどさんでお湯を沸かしている。

 今日は、ファションの話で盛り上がった。(7名の女性と私。男性は私だけ)

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 白湯を作ってくれるおじさん

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 ねこがま

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 テーブルを囲んで井戸端会議
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朝の体整え

 7時30分から30分ほど、整体の体操がある。

 体を目覚めさせてから、朝食である。

 

朝食

 フナクリ食堂で、個人別に特別の薬膳朝食が用意される。(一膳2,500円)

 

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 朝食のコース料理で、メインディッシュ

  卵は薬草畑にある鶏小屋の鶏が生んだ

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身体ほぐし

 オプションメニューだが、癒し治療コースの一環として、体ほぐしが1時間コースで組み込まれている。私は今まで、マサージは受けたことはない。今回、初めて約1時間、体をほぐしてもらった。気持ちが良くて20分ほど寝入ってしまった。

 

鍼のコースもあるが、これはパスした。

 

1日目の夜、みんなでごはん

 博子先生が献立のメニューを、一人一人に合わせた薬膳料理のコース料理である。一膳、5千円の豪華な薬膳である。

 トチの一枚板テーブルを囲んでの食事である。ランプの炎が雰囲気を醸し出す。

 今日は女性4名、男性は私だけの食事会であった。

 この食事だけを目的に参加されている方も見える。今日の参加者は、東京、四国、群馬県からの方も見えた。この施設のファンがかなり多く見えるようだ。

 

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夢の実現

 この夜の話題の一つ。東京の女性参加者(経営者)の話題で、50年前の男性アイドル(A)のディナーショーが実現しそうとの話で沸騰した。彼女は50年来の彼の追っかけだった。Aのマネージャーとの交渉でやっと予定が合い、彼女主催のAディナーショーが実現できるとのこと。それは大坂Rホテルが会場で、参加者150人、参加費は10万円とのこと。(私も参加しようかと思いきや、値段を聞いて引いた。既にチケットは完売とのこと。驚嘆!)

 Aを呼ぶのにかかる費用が1400万円とのこと。内訳は、Aを呼ぶのに800万円で、プラスおつきに600万円がかかるという。彼女の預金のかなりをはたいて実現にこぎつけたという。それも50年に及ぶ夢の実現のため。

 私とは、世界があまりに違うと引いてしまった。しかし夢のある良い話である。若い時から50年間も夢を見続けて、Aディナーショー実現にこぎつけた。

 女性のファンパワー(今はオバサンパワー?)は素晴らしい。貴方は、ほんとに元癌患者ですか? 夢があれば癌など、どっかに飛んでいく。そのパワーと大きな夢があったから、がんを治せたようだ。がんを治すのは医師ではない。がんを治すのは患者自身だ。どんな病気も、患者自身が病気を治す気がないと治せない。

 ただし、いくらがんを治そうと精神力の気合や根性だけでは、がんは治せない。正しい知識と正しい食生活・生活習慣があっての治療である。

 今回、この薬膳治療に参加して、良い話を聞けて良かった。

 

 もう一人の群馬の方(女性の経営者)は、この施設と薬膳料理と博子先生にほれ込んで、近所にアパートを借りて、群馬と養老をトンボ帰りのように往復して、随時参加されているとか。

 

 世の中には凄い患者がいると目が覚めた。その他、会話が盛り上がり楽しかった。やはり、犬も歩けば棒に当たる、である。足を使って出歩けば、色んな話に出会える。それもご縁である。動かないとご縁には出会えない。

 

ピラティス(オプション)、約一時間。

 ピラティスとは、ドイツ人看護師のジョセフ・H・ピラティス氏が、第一次大戦で負傷した兵士のリハビリのために開発したエクササイズである。体の深層部にあるインナーマッスルを強化し、体全体のバランスを整えることで、背筋が伸びた美しい姿勢、しなやかで自由自在に動く肉体など、理想的な体と健康に導く手法である。

 ヨガとピラティスには共通点はあるが、本質に違いがある。心が疲弊しがちな方や自然治癒効果を高めたい方にはリラックス効果があるヨガが推奨される。姿勢の改善や身体能力のアップを目指す方には体幹を鍛えられるピラティスがおすすめ。

 私は、ピラティスは初体験であったが、効果がありそうである。もっと研究をしたくなり、本で勉強をしようと思う。

 

2日目の「みんなでごはん」

 2日目は、博子先生の東洋医学と西欧医学の違いについての30分間の講義があり、その一環として風水、四柱推命、薬膳の話があった。その後、一人一人にあったパーソナル薬膳指導が30分である。合計で約一時間。今日の参加者は、私ともう一人で2名。

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    博子先生の薬膳指導
 

 その後、夕食会で病気の話が盛り上がった。今日は参加者3名である。当然、全員がんの経験者である。病気になってからの人生観変化とか、人生の楽しさに目が覚めたとかの話になり、自分の人生を見直す良い機会となった。

 この癒し体験は病みつきになり、常連になりそうだ。

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 ホタテ貝のムニュエル

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 マッタケご飯

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2024-09-13 久志能幾研究所通信 2940号  小田泰仙

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2024年9月12日 (木)

薬膳の洗礼(1)別荘CAMPO宿泊、癒しの体験

 

 船戸クリニック(養老町)で船戸博子先生の漢方指導で、敷地内にあるVilla CAMPO(「別荘-漢方」の意味)で2泊3日の薬膳体験宿泊をした。いままでの宿泊とは別世界であった。正式の薬膳の体験は初めての洗礼だ。

 

船戸クリニック|漢方治療 (funacli.jp)

 

 9月9日、船戸博子先生から漢方診察を受けてから、「別荘-漢方」にチェックインした。部屋名は「ローズマリー」で、部屋でくつろいでいると目の前の窓越しにフランス印象画で見たような南欧調の建屋と薬草畑の風景が目に飛び込んできた。目の前は薬草の畑である。片隅に鶏小屋もある。おくどさんの「ねこがま」もある。

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  一番右側(赤い戸の部屋)に宿泊

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 庭側からの眺め、目の前は薬草畑、向う側の赤い屋根の建屋がロッジ

 ロッジは居間が6畳ほど、寝る部場所が4畳ほど、流し部、クローゼット部で合計12畳ほどのワンルームである。トイレ、浴室、玄関間を入れて15畳ほどのロッジである。まさに別荘という感じで、落ち着く雰囲気である。ホテルでくつろぐのとは、違った趣がある。ホテルでは裸足では過ごせないが、このロッジでは裸足も可である。テレビが部屋にないのも良い。テレビの貸し出しはあるようだ。WiFiが完備されているので問題なし。私はノートPCを持ち込んで、お仕事である。他にも本や資料を大量に持ち込んだ。

 

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 居間

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 居間の横側が寝るスペース

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 居間からの眺め

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 目の前に、南欧風の風景が広がる

  (目の前は薬草畑と向う側は医療センター)

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 流しと冷蔵庫

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 お風呂



 ここは心を癒す施設である。船戸博子先生が、このロッジを風水の原則に則って建てられた。確かに、宿泊して今までになく気が安らぐ。

 

ビジネスと癒しの違い

 以前に高級ホテルのスィーツルームに泊まったことがある。確かにすばらしい部屋ではあるが、今回の別荘に比べると、建屋の価値観が全く異なり、居心地が全く違う。スィーツルームは身構えて泊まる礼服のイメージである。構えないとスィーツルームには泊まれない。大金持ちでないので、スィーツルームだから元を取ろうと言う気になる。紋付き袴で(革靴とスーツで)過ごすのと、裸足と部屋着で暮らすとの違いである。

 宮仕えが終わった身には、気軽に泊まれる癒しの里がよい。

 費用は、2泊3日で、総計約6万円余。夕食は各5,000円、朝食は各2,500円を含め、各オプションを含めての金額である。これには、博子先生の個人別薬膳指導料も入ってである。これは治療と考えると妥当な金額であると思う。

 下記は船戸クリニックからの請求明細

  3日間の食事代     25,000円 税込み    (昼食費は別)

   2泊3日の宿泊費   32,000円 税込み

 病気になれば多額の費用が掛かる。私がガンセンターに入院した時、差額ベッド代は一日32,000円であった。その病気にならないようにお金をかけるのが、正しいお金の使い方だ。それで病気になることが4分の1になれば、大正解である。

 

2024-09-12  久志能幾研究所通信 2939号  小田泰仙

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2024年9月10日 (火)

バナナ禁止 

 

私は主治医から、バナナはドクターストップである。

以前は良く食べていたが、最近は全く食べない。

バナナは南方の民族の食物である。

バナナは江戸時代のご先祖は食べていなかった。

日本人はこの1万年来、バナナは食べてこなかった。

多く食べるようになったのは、戦後である。

バナナは地産地消の原則に反する。

バナナは南方の地から運搬されるので、腐敗防止で、防腐剤が使われる。 

厚生労働省や農林水産省は、1日の果物の摂取量として約200gを推奨。

食べ過ぎは良くない。

 

バナナは繊維質が少なく、噛まずに食べれてしまう。

確かにビタミンも豊富だが、弊害も大きい。

バナナはカロリーが異常に高く、単位重量当たり糖分も多い。

その分、血糖値を乱高下をさせる。その分、血管内部が痛む。

それが原因で血管内にプラークが溜まり、高血圧の原因となる。

その先の症状はガンである。そう、私もそれでがんになった。

 

バナナ健康説、バナナダイエット等が流布しているが、陰謀である。

最終的には、健康にはならない。

ダイエットが出来ても、後年、健康を害することになる。

 美味しいものには、毒がある。

 

 

資料

       カロリー   糖度

      100g当り ㎉      g

バナナ    93               21 

リンゴ    53      14

みかん    49      11

イチゴ    31      7

キウイ    51      11

文部科学省「日本食品標準成分表2020年版」より

 

 

2024-09-10  久志能幾研究所通信 2937号  小田泰仙

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2024年9月 9日 (月)

五体投地、誤態倒痴、護体統治、自分の城は自分で守れ

 

 五体投地とは、両手・両膝・額(五体)を地面に投げ伏して祈る、仏教でもっとも丁寧な礼拝の方法である。仏様が全てを守っていただける。それに感謝して行う礼拝である。

 

 誤態倒痴とは、誤った治療方法で、体を医師に盲目的に、痴呆状態で身を任せ、結果として倒れてしまうこと。医師は治療をするが、病気を治すわけではない。治すのは自分自身である。それを理解できないので、病気が治らない。

 

 護体統治とは、正しい医学知識で、自分の体を護るため、自分の体を含めて人生全体を統治すること。自分の城は自分で守ることである。そのためには、医師の選択が肝要である。医師は百人百様で、言うことがみんな違う。医師を正しく選択しないと、病気は治らない。

 

法話

 先日(9月8日)、名古屋のお寺で、京都清水寺の貫主森清範師(1940年生まれ、84歳)の法話を聞いた。そのあと信者が五体投地をする様を初めて見て、思いついたことである。

 貫主森清範師の観相を見て、畏敬の念に襲われた。やはり清水寺の管主となると、観相から違う。

 

2024-09-09  久志能幾研究所通信 2936号  小田泰仙

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2024年8月29日 (木)

健康テロリストとは、距離を置く

 

 自分自身を大事にしない人を友人にしてはならない。自分を大事にしない人は、友人も大事にしない。

 テロリストを見て見ると、それがよくわかる。自分の命を粗末にするやつは他人の命も粗末にするのだ。

 健康に害のある食品を摂るのは、自分に対する健康テロリストである。付き合ううち、その人の食への性癖を見て、その友(と思っていた)とは距離を置いた。

 彼は甘いものに目がなく、食べ放題である。パンやケーキ、マーガリン等に対して、それは健康に悪い食材だと何度も助言したが、効果が無かった。一時は助言に従うのだが、すぐ元に戻り、助言することに虚しさを覚えた。

 

 彼の子息は引きこもりである。親の食生活や間食の影響を受けて、そうなったと推察した。小麦、植物油、砂糖、乳製品、加工食品などの摂取は、健康への影響だけでなく、精神にも影響を与え、鬱病なども誘発する。

 病気になっても自己責任ではあるが、病気になって健康保険を使う以上、健康な人の税金を使っている。私もその一部を負担しているわけだ。

 

 食の危険性に関する無知は人生を破壊する。

 

2024-08-29  久志能幾研究所通信 2923号  小田泰仙

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2024年8月28日 (水)

八事霊園を俯瞰して達観、男性の健康寿命は72歳

 

 愛知県がんセンター病棟8階の窓からは、名古屋市最大の八事霊園が目に入ってくる。天国に一番近い最上階の8階からこの八事霊園は見える。最上階の8階に入院する患者は、重症者か裕福な人が多いようだ。

 最近知りあいになった知人も、この病棟の下層階に入院したことあるという。当時、「8階にはどんな種族の人が入院しているのかしらと疑問に思っていた」という。確かに差額ベッドで1日32,000円である。私以外は、上級国民なのだろう。私には少し高いと思ったが、当初の予定は2週間のことだし、金を残して死んでも意味がないと思い、また故河村義子先生も同じ階に入院されたこともあり、この病室を選択した。

 部屋にトイレとお風呂まで付いてて、台所、応接セットまである。まあ相応の値段である。普通の部屋の2倍の広さである。

 結果、入院期間が延び、1か月になってしまったのは、想定外であった。しかし、静かに、自分の人生を見つめ直し、死生観を定めるには最適な環境ではあった。

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 一か月の入院中、一度もテレビのスイッチは入れなかった。

 生死をさ迷うと、テレビを見たい気分ではない。

 愚劣が番組しかやっていないテレビは見る気になれない。

  

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  ガンセンター8階からの展望  向うに八事霊園が広がっている。

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 手術後、少し元気になって、病院内を体力回復のため歩き回った。病棟の1階ロビーに設置されている山本眞輔作「生生流転」に魅了された。毎日、この娘に会うためロビーに通った。この娘を見つめていると何故か心が落ち着く。命は限りがあるが、その命は連綿とつながっていく。人の運命のその手の上にある。それを象徴した像である。この病院に相応しい像である。

 

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 朝の6時半ごろ、1階ロビー、まだ病院は開いていない 

 「生生流転」は静かにたたずむ

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死生観

 八事霊園を1か月間、眺め続けて、「生生流転」像を毎日眺めつづけて、死生観がさだまった。人は生老病死である。ガンにはなったが、すぐ死ぬわけではない。また、がんが治っても何時かは死である。がんにならなくても、何時かは死である。

 だから頂いた命を大事にしたい。がんになってしまったことは致し方ない。今からでも遅くないので、病後のできる対策は全て打つ、不合理な手は打たない、である。だから抗がん剤治療は薬剤医師とけんか別れをして拒否をした。抗がん剤治療は、ガン部摘出後の「病院方針の標準治療」である。抗がん剤治療を受けないと、命の保証はしないと脅された。それでも拒否である。

 

 私は技術者であるから、事象があれば、それが起きた原因を探すのが習性である。トヨタ生産システムでは、なぜ何故と5回繰り返すのが鉄則である。それで何とか5年を過ごした。

 

健康状態の確認

 私が、がんセンターに入院中は毎日、体重、体温、食事量を記録用紙に記録させられた。病人だから仕方がないと割り切って従った。

 日本人男性の寿命は81歳だが、健康寿命は72歳である。それ以上は病院通いや寝たきり、認知症になる歳である。要は72歳以上の高齢者は半病人である。

 私は現在、その歳を超えてしまった。それを鑑み、ヘルスメーターを更新した。自分の体調の異常の早期発見のため、体の測定値の血圧、体温等の20項目を毎朝に、毎夜に測定して、記録を眺めている。この項目はタニタのヘルスメーターで表示される項目である。自分が半病人だと自覚し、すこしでもそれを改善しようという意思でデータを眺めると、その記録行為は苦痛ではない。

 

予防保全

 そのデータから、異常を早期に発見するのは良いことだ。病気になってからでは遅いのだ。トヨタ生産システムで言えば、予防保全である。機械は必ず故障する。機械だって生老病死である。その予兆は事前に出てくるので、対策を打つことである。

 自分が入院して、毎日点滴をされ、検査をされると思えば、入院せず、自宅で記録だけなら苦にならない。入院すると、健康の有難さを痛感する。

 

 

2024-08-28  久志能幾研究所通信 2922号  小田泰仙

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2024年8月27日 (火)

コロナ対策、ワクチンよりもフルチンで

体温よりも4.5度高いお風呂にゆっくり浸かれば、自然と体内の免疫力を活性化することが出来るので、薬に頼るよりずっと健康になれます。

  安保徹・船井幸雄著『医者いらず老い知らずの生き方』p120 徳間文庫

 

 私はガン手術後の療養中で、体力低下、免疫力低下があったので、コロナワクチンを一度も打たなかった。その代わり、朝晩、お風呂に肩までしっかりと浸かって、免疫力をあげる取り組みをした。その入浴後、水シャワーを浴びていた。それは自律神経を活性化させ、免疫力向上に効果がある。お陰でコロナには感染しなかった。

 

 今になって、ワクチン接種での死亡事故の隠蔽工作が露見している。最近になってワクチン接種で被害者が700名を超えるとのNHKの報道があった。小林製薬の紅麹サプリメントで数人の死亡事故(後日、計81名の死亡)があった時、あれだけ報道が過熱したのに、3月末で、コロナワクチンでの死亡認定数が523人になっても問題としなかったのはなぜか。

 当時、紅麹サプリメント問題の報道一色で、ワクチン死亡事故を隠したとしか思えない。現在までに700人を超えるワクチン死亡事故は、いままで報道はほどんどなし(報道規制?)である。まさに医療業界とマスコミに利権ワクチンが注射され、マスコミが機能不全となったようだ。だから日本のマスコミは信用できない。

 政府とマスコミを信用したら、殺される。

 

ワクチンの過多

 日本は7回のワクチン接種、アメリカは2回である。それでいて、感染数は世界一である。厚生省の2020、21両年度の支出総額が4兆2026億円に上る。ワクチン購入でアメリカの製薬会社に2兆円以上を貢いだことになる。街角で、無料のPCR検査を受ければ、商品券がもらえる顛末である。それが利権での検査商売である証拠である。カネが動けば、途中でチュウ―チュウ―する鼠が発生する。宇宙根源の理である。

 

NHKに巣くう鼠

 今回の総裁選挙でも、候補の一人の青山繁晴議員をNHKは完全無視である。報道機関としてあり得ない。それがNHKの本性である。なにせ「尖閣諸島は中国のものだ」とNHK国際ラジオ放送で暴言を許す低落である。NHKは税金を使って売国奴行為である。

 嘘の情報を信じれば、殺される。ウソつきのマスコミの付き合いを止めれば、月に数千円、年間で5万円以上の節約となる。10年間で50万円の節約である。

 緊急の情報はネットで見ればよい。国民は、そのニュースの周知で一秒一刻を争うわけではない。大きなニュースなら、偏向していない週刊誌から情報を後からゆっくり得ればよい。月に2回、良質な週刊誌を買っても1000円である。NHK受信料や新聞購読料に比べれば安い。

 今のテレビは「食え、喰え」との加工食品のCM洗脳放送ばかりである。それで洗脳されて、そんな加工食品を食べれば、病気になり、死亡する。ガンで年間37万人が死亡している。その食品が原因で、この50年でガンは5倍、糖尿病は50倍、乳がんも5倍に増えた。認知症やアトピー、骨粗しょう症が激増である。原因は明らかである。テレビの洗脳工作で殺されているのだ。それを支配しているのは、拝金至上主義の食品メーカである。

 

人生の使命

 人生最大の金儲けは、病気にならない生活である。生きていれば、人生を謳歌できるし、社会に御恩返しする機会もある。ご先祖から頂いた命を全うする。ご先祖も子孫の長命を望んでいる。それがご先祖の願いである。それを叶えるのが子孫の義務である。

 

7人の敵

 母の口癖は、「男は外に出れば、7人の敵がいる」であった。現代はグローバル経済主義者が力を持ち、周りは拝金至上主義者の敵ばかりである。

 自分の城(体)は自分で守れ。(石田退三氏の座右銘)

 

 

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2024-08-27  久志能幾研究所通信 2921号  小田泰仙

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