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2024年12月 3日 (火)

グルテン年越し蕎麦、発病で年越し不能?

 

 私は、一般の年越し蕎麦を食べない。毒が含まれる食品を食べて病気になれば、まともな年越しもできず、彼岸に旅立つのが末路である。

 私が食べるのは十割そばである。

 

小麦のグルテンという毒

 多くの場合、普通の蕎麦は二八蕎麦と言って、蕎麦に2割の小麦粉が入っている。大規模小売店舗で売られている蕎麦には、もっと多くの割合で小麦粉成分が入っている。小麦にはグルテンという毒が入っている。そのグルテンが血液中の白血球内にあるTNFα(腫瘍壊死因子)の機能を攪乱させる。免疫機能が正常な人では、体内で細菌やウイルスなどによる感染を防ぎ、腫瘍細胞(がん細胞)が発生した場合に排除する働きをする。しかしグルテンがその免疫細胞(腫瘍壊死因子)を攪乱させ、各種の病気を発症させる。

 本来、間違って出来たがん細胞を殺す役目がTNFαにあるが、それが攪乱され、本来のがん細胞を攻撃せず、間違って神経を攻撃したりする。それで癌、アトピー、花粉症、クローン病、リュウマチ等を発症する。

 

植物油という毒

 年越しそばに海老の天婦羅が付いていれば最悪である。天婦羅は小麦と植物油が使われる。

 

 植物油は体内で消化の過程で、アセトアルデヒドに変化する。それが神経細胞を傷め、がんを誘発する。アセトアルデヒドは発癌性物質である。アセトアルデヒドはコンロの黒い汚れ、換気扇にこびりついた黒い油汚れである。

 日本人が、小麦と植物油を摂り始めて、この50年でがんは5倍、糖尿病は50倍に増えた。自律神経失調症は70倍に増えた。その原因は4毒(小麦、植物油、乳製品、甘いもの)の摂取が激増したためだ。(YouTube 吉野敏明チャンネルより)

 それが原因で、私も5年前にがんが発見され、摘出手術を受けた。その後、余命宣告までされた。いまは食生活と生活習慣を変えて、なんとか生きている。それは神仏ご先祖に生かされているからだと思っている。

 

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   YouTube 吉野敏明チャンネルより

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 大規模小売店舗で売っている蕎麦の多くは、そば粉より小麦分の成分量が多い。小品の裏の成分表で、成分が多い順で表示されているので、確認は容易だ。安価な蕎麦は小麦粉の成分量が多い。蕎麦粉は小麦粉より高いから、安くするため小麦粉を多く入れている。

 なおかつ、その小麦の大部分は輸入品である。日本の国内で1年間に食べられている小麦のうち、国内で作られているのはわずかに13%。輸入品の小麦粉には、特別な強力防腐剤が入っている。

 

 老舗のそば屋でも、二八そばといって、2割の小麦粉がつなぎとして入っている。私は老舗のそば屋に2年程通ったが、その比率を確認して、二八蕎麦である事実を知った。それでそのお店に通うのを止めた。

 大垣では十割そばを食べさせてくれるお店がない。今は、通販で十割そばを購入して、自宅で茹でて食べている。

 

2024-12-02  久志能幾研究所通信 2977号  小田泰仙

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2024年11月14日 (木)

カレーライスは加齢な不健康食、私は非国民、個々零番屋

 

 coco壱番屋のカレーが大人気である。販売数でギネス記録になったとか。私も、カレーは大好きで週一で食べていた。日本人が大好きなカレーライスである。

 しかしカレーには、小麦と植物油(パーム油)が含まれていることを知ったので、食べるのを少し控えるようにしていた。この成分は日本人の加齢を促進させる。日本人には、民族的に小麦と植物油の耐性がない。日本人は、この1万5千年ほど、小麦も植物油も摂ってこなかった。だからこの食材の耐性がない。

 もともとカレーはインド等の亜熱帯地方の食事である。日本人の体質に合っていない。体質に合ってないものを食べれば、病気になる。

 先日(11月12日)、ホテルオークラの朝食バイキングを食べた際、カレー鍋の前の表示に、そのアレルギー注意表示があることを発見した。それでその認識を新たにして、今後カレーは食べないとの決意をした。

(ネット上では、グルテンフリー、ノンオイルカレーの製品や作り方も紹介されているから、それを食するのならOKでしょう)

 これは浜松国際ピアノコンペティション(浜松コン)の会場であるアクトシティに出かけて得た賜物である。ホテルオークラは、浜コンの会場であるアクトシティにあるホテルである。

 

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カレーを食べない理由

 カレーライスは国民食であるが、自分だけでも非国民として、カレーを食べるのを止めた。カレーには、小麦と植物油が含まれているので、禁止である。このホテルオークラのカレーには、牛乳まで含まれていた。

 それでカレーを私の好物食品の一番でなく、零番の優先順位とした。創業者の宗次德二氏は、私の尊敬する経営者の一人だが、自分の健康には代えられられない。

 

 小麦にはグルテンが含まれ、日本人の8割はその耐性がない。欧米人でも数パーセントの人に耐性がないと言われる。グルテンは白血球内の免疫酵素(TNFα、細胞壊死因子)を攪乱させる毒素がある。それで免疫酵素が間違って、神経や腺の免疫を攻撃して、アレルギーを引き起こし、花粉症、乳がん等を引き起こす。

 植物油は腺や血管内に蓄積して、癌の遠因となる。

 小麦も植物油も、脳の快楽報酬系に浸入し、麻薬と同じ作用がある。

 戦前、日本人は小麦も植物油もほとんど摂ってこなかった。戦後、それらの摂取量が激増して、結果として、がん、アトピー、糖尿病が激増した。どんな事象にも原因がある。

 

2024-11-14  久志能幾研究所通信 2968号  小田泰仙

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2024年11月 9日 (土)

解党報告 「お菓子派」解党、洗脳思想は怖しい

 

「久志能幾研究所通信」

ブログ記事: 解凍:甘いものよりも上質なお話しを

 

お返事ありがとうございます。

大変勉強になりました。

 

講演会の写真を拝見したところ、お菓子が配られているとお見受けしましたので、もしかして体に優しい物なのかと思い、伺った次第でした。

 

「洗脳思想を解凍しないといけない」おっしゃる通りだと思います。

いつも、ためになるブログを本当にありがとうございます。

投稿: | 2024年11月 8日 (金) 04時42

 

 

解党報告

 失礼しました。10月27日の「みとりし上映会」では、我が「みとりし党?」の内部の意思不徹底で、普通のお菓子を出すミスをしてしまいました。それで「お菓子派」を解党しました。つい無意識に、会合でお菓子を出してしまう「洗脳思想」とは怖しいものです。

 米よりパンが良い、牛乳が健康に良い、お米を食べると頭が悪くなる、等も洗脳教育の怖ろしさです。スィーツを食べることが上流階級だ、も洗脳でしょう。

 

 6月23日、6月27日では、お茶だけでした。

 それで11月7日の「みとりし上映会」では、お茶だけにしました。

 写真は真実を映しますね。蟻の穴から堤も崩れる。(韓非子)を肝に銘じます。

 ご指摘ありがとうございました。

 

 

2024-11-08  久志能幾研究所通信 2965号  小田泰仙

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2024年11月 6日 (水)

解凍:甘いものよりも上質な土産話しを

質問:

いつも楽しく拝読しております。

食べ物には本当に気を遣わねばならないと、小田様のブログを拝読するたびに思います。

こういった会で配られるお菓子や飲み物にも、やはり気を配っていらっしゃるのでしょうか。もし、体に優しいお菓子があったら、ぜひ教えてください。

投稿: | 2024年11月 5日 (火) 21時37分

 

回答:甘いものよりも上質なお話し

 ブログを読んでいただきありがとうございます。

 寡聞にして、体に優しいお菓子を私は知りません。会合ではお茶だけで、お菓子は出しません。お菓子の代りに、私の人生旅行での土産話を出します。

 私は以前、洋菓子ではなく、和菓子をよく食べていました。しかし和菓子でも砂糖は入っております。最近では人工甘味料が多く使われており、危険なので食べなくなりました。

 吉野敏明医師の説明で、四毒のうちの一つは砂糖であることを肝に銘じています。私はこの3ヶ月ほど、お菓子は全く食べていません。不思議なもので3ヶ月も食べないと、お菓子を欲しいとは思わなくなりました。その分、出費が減り、大助かりです。

 

爬虫類の脳から人間の脳へ

 砂糖の糖は、爬虫類の脳に影響を及ぼします。そこでドパーミンが出て、依存症になります。麻薬と同じです。脳の前頭前野に影響を及ぼし、正常に考えることができなくなります。いくら砂糖が悪いと分かっても、中毒になるとそれが自制できなくなります。脳が壊れたのです。麻薬と同じ症状です。

 砂糖依存症は、脳が爬虫類に退化したのです。

 同じドパーミンが出て快楽を感じるのは、知的な興奮を得る良質な刺激であって欲しい。それが人間だけが持つ新哺乳類の脳です。

 

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  新入社員教育資料「修身」より (著者作 2005年)

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「みとりし上映会」での接遇

  「みとりし上映会」でも、お茶は出しますが、お菓子は出しません。そんな甘いものより、知的興奮の付加価値の高い、美味しく付加価値のあるお話しをすればよいだけです。私は参加者に喜んでもらおうと、お話しの品質向上に最大の精力を使っています。参加者を甘いもので釣るのは下品です。

 体に優しいお菓子があると考えるのは幻想です。砂糖は、紀元前頃、開発された国際商品です。当時は大変貴重品で、ローマ皇帝しか賞味できなかった。江戸時代はご禁制品で将軍様しか食べられなかった。当時、砂糖は、庶民が食べられなかった貴重品です。

 沖縄のサトウキビから作る砂糖は、江戸幕府管轄の商品で、金を稼ぐ輸出品であった。江戸幕府は砂糖を清国に輸出し、清国人を砂糖で依存症にした。それでカネを稼ぎ、明治政府が日清戦争で勝利する下準備をした。

 英国は清国人にアヘンを売り、清国人を麻薬中毒にして、国力を弱め、アヘン戦争に勝利した。

 現代、甘いお菓子は、食品メーカが、消費者を洗脳するため、体に良いと宣伝してきた。砂糖で病気になるのです。

 

 糖分を過剰に摂取すると、カラダを主に構成しているタンパク質と結びついて、体内に最終糖化産物AGEs(Advanced Glycation Endproducts)が生成される。それが人の老化を促進させます。老化すると免疫力が低下して、些細なことで発症する。

 

 お菓子をたべなければという、コチンコチンに固まったその洗脳思想を解凍しましょう。健康で過ごすことが、自分有限会社と日本の国力を強固にします。

 

2024-11-06  久志能幾研究所通信 2964号  小田泰仙

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2024年10月22日 (火)

癌予防、甘くない ノーパン生活 油断して 乳離れ

断糖で 健康オタク 福は来る

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 日本民族に小麦のグルテン耐性、乳製品に含まれるエストロゲンの耐性はない。それは日本人が長年(15,000年間以上)、お米、貝類、魚、海藻類を常食としていて、小麦も乳製品も植物油も食べてこなかったからだ。それが日本人のDNAに刻まれている。

 欧米人は、長年(2,000年間以上)、小麦、オリーブオイル、乳製品を摂ってきたので、その耐性が具わっている。

 そもそも、欧米人と日本人は種族が違う。それは肉食動物と草食動物の違いと同じである。それで日本人が欧米人と同じ食事をすれば、日本人は病気になる。宇宙根源の理である。

 肉食動物のライオンに草ばかり食わせれば、栄養失調で死んでしまう。逆に草食動物の牛に、肉ばかり食わせれば、消化不良で死んでしまう。牛に牛肉骨粉飼料を与えて育てたので、狂牛病が発生した。宇宙根源の理に反した育て方なので、病気が出て当たりまえである。

 そういう欧米式の食事に日本人が変更させられたのは、日本が米国との戦争で負けたから。そのため敗戦後、日本は米国の余剰の小麦、植物油、乳製品を不平等条約で強制的に買わされてきた。それは今も続いている。(吉野敏明医師のYouTubeチャンネル情報より)

 利権をもっている議員たちやマスコミや食品会社は「みんなで黙っていようね」と国民には知らせない。

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私の病気遍歴

 私は小さい頃から体が弱く、病気が多かった。

 学生時代は、扁桃腺症、蓄膿症、円形脱毛症、近視、病弱、胆石症、

 会社勤めの時代は、高血圧症、高脂血症、腎臓のう胞、

 還暦後は、白内障、緑内障、網膜剥離、網膜静脈閉塞症、

      心筋梗塞寸前、脳梗塞寸前、認知症寸前、

 そして最後はがんになった。

 

真因探求 

 高血圧症では、「一生降圧剤を飲まねばならぬ」と内科医は言う。

 緑内障では、「根本治療法がなく、一生薬を使わねばならぬ」と眼科医は言う。

 お年寄りよりは白内障や緑内障の眼の病気は多い。その多くは降圧剤を飲んでいる、と眼科医は言う。目や脳、腎臓は血流不足に敏感な臓器です。降圧剤でダメージを受けてしまう危険性がある」(『文芸春秋』2004年7月号、安保徹博士)

 どんな病気も原因があるはずだ。一生薬を使うのはおかしいと思い、この原因をなぜ何故を5回繰り返し、東奔西走(大垣、刈谷、橿原市、奈良市、東京、名古屋、養老町、福山市、久留米市)して多くの医師に診てもらい、真因を探していた。

 辿り着いたのは、久留米市の真島消化器クリニックの真島院長であった。それで油の摂取を控える食事療法を指導された。それで高血圧症は改善した。

 後日、YouTubeを見ていて辿り着いたのが、吉野敏明医師のチャンネルである。両医師とも同じ真因を特定された。

 植物油、小麦を食べない(小麦のグルテンが犯人)、つまりは、油を摂らない、「油断」である。パンを食べない、「ノーパン生活」である。

 そして乳製品を摂らない。「乳ばなれ」である。

 また人生を甘くしない。「甘い」とは、人生で悪いことを表現する言葉である。つまり甘いお菓子類を食べない、である。

 

真因

 私の病気の真因は植物油と小麦粉と乳製品と砂糖の摂り過ぎであった。

 7年前に真島先生の診察を受けて、油の毒が原因であることが分かった。血管の状態は、血管内にプラークが約2mmも蓄積しており、心筋梗塞寸前、脳梗塞寸前であった。

 最近、吉野敏明先生のYouTubeを見て、植物油と小麦粉と糖分の摂り過ぎがその原因であることに辿り着いた。

 これも長く、何故なぜと繰り返して、真因を探求する習慣「なぜ何故を5回」を信じた成果である。これはトヨタ生産システム教

 

原因

 小麦のグルテンは、白血球内の免疫酵素(TNFα)の攪乱物質である。

 免疫酵素がグルテンにより攪乱されて、本来、外敵を攻撃するはずが、攪乱されて、間違って神経を攻撃したのがリウマチである。同じように蓄膿症、扁桃腺も、腺に油が溜まり、免疫酵素が機能しなくなり、病気となる。

 グルテンで免疫細胞が攪乱され、免疫力が低下する。それで免疫細胞が攪乱され、殺すべき癌細胞への攻撃能力が低下する。その結果、がんになる。

 同じ様に植物油はリンパ腺にも蓄積し、緑内障の原因となるはずである(推定)。

 植物油は、体の腺に溜まりやすい。腺とは、乳腺、発汗腺、甲状腺、唾液腺等である。そのため腺が正常に働かず、毒素を外に排出できず、発病する。植物油は飽和脂肪酸であり、これが酸化するとアルデヒドになる。これは発癌物質である。

 戦後、日本人が植物油を多く摂るようになって、ガンが5倍に増えた。

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 乳製品にはエストロゲンが含まれ、牛の子供の成長を促進させる。動物は生れたら早く成長して自立しないと、肉食動物に食べられてしまう。牛などは、生まれて数時間で立ち上がり、動くことができる。人間の赤児と大違いである。だから牛の乳には、成長促進剤としてエストロゲンが入っている。それを草食動物の大人が摂取すると、過剰成長をさせ、癌細胞まで増長させ、乳がん、前立腺がんを引き起こす。

 牛乳に含まれるタンパク質の約80%を占めるカゼインは、腸を傷つける。カゼインが未消化で腸に送り込まれ、腸に炎症を起こすことで腸粘膜のつながりが悪くなりバリアが破綻し腸に穴が開く。そして本来体内に入るべきでない物質が血液中に入り込んでしまう。腸内免疫が狂ってしまう。カゼインは、発癌性物質である。

 だから戦後、日本人が乳製品を摂るようになって、乳がんが4倍になった。

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 甘いものを食べると血糖値が上がり、それで膵臓からインシュリンが出て、血糖値が下がる。しかし、それで血糖値が下がり過ぎるので、肝臓からグルカゴンが出て、血糖値を上げる。その過程で、血糖値が乱高下して、血管内部が穴が開き傷つく。その傷にかさぶたが出来て、傷口をふさぐ。それの繰り返しでかさぶたが蓄積してプラークとなり、血管内径を細める。細くなった血管では血が流れにくいので、血圧を上げるように自律神経が働く。それが高血圧症。その結末は、脳梗塞、心筋梗塞である。そうでなければその末路はガンである。

 そうやって私はがんになった。

 そうやって戦後、日本人が甘いものを食べるようになって、糖尿病が50倍、癌が5倍に増えた。

 また甘いものは細胞を糖化させる。それは老化現象である。老化が加速すれば、免疫力が落ちる。がんになりやすい。

 

後日談

 母は肥満体で、もっと痩せろと口を酸っぱく言ったが、効果なく、高血圧、脳出血、脳梗塞で、半年ほど意識不明のまま亡くなった。それがあり、私は体重管理に気を付けていた。今年が母の33回忌である。

 父が2000年に、ガンになって手術をした。その後、医師に聞いたら、がん部は摘出したので、今まで通りの生活で良いと言う。

 私がガンになり、2019年に手術した。その後、同じ質問を医師にしたが同じ回答であった。

 ガンになったのには原因があるはずだから、それを除去しないと、がんは再発する。そう信じて真因を探り、ガン手術後の生活を一変させた。がんは生活習慣病である。だから生活習慣を変えねば、また癌が再発する。だから食生活と生活習慣を変えた。

 私は5年半まえに、ガンの手術をして、その後、余命宣告をされた。それで生活習慣改善をして、その甲斐があり、手術後、5年後の今も生きている。父はがんの手術後、1年で逝った。今年が父の23回忌である。

 両親は死をもって、病気の実態を教えてくれた。私が今生きているのは、両親のお陰である。

 現在も、太平洋戦争の洗脳工作が継続中である。「お米は頭に悪い、パンが健康に良い、チョコレートが良い、ケーキが良い、オリーブ油が健康に良い、フライパン料理が日本料理より良い」とはアメリカの余剰食糧を売るための洗脳工作である。

 その情報戦争での戦死者は年間37万人(癌の死亡者だけで)に及ぶ。太平洋戦争での年間戦死者の2倍に近い。その件に国会議員と医学界、製薬会社、マスコミは、利権と金儲けで口を塞ぐ。私の両親はその犠牲者である。

 

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2024-10-21  久志能幾研究所通信 2962号  小田泰仙

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2024年10月17日 (木)

鮒ずしが善玉菌を育成し、がんと闘う

 

 鮒ずしは滋賀県民しか食べられない? 他県の人は、鮒ずしは食べ慣れなれていないから、食べる気にもなれないだろう。その味と匂いは強烈である。食べられる人は勇気がある? 

 鮒ずしを食べるには、ナマコや生ガキを初めて食べるのと同じ勇気がいるようだ。

 

60年ぶりの再会

 先日(10月11日)、彦根に知人の病気見舞いに行ったとき、何か思いついて(天啓?)、昼飯を食べたお店で鮒ずしをお持ち帰りにしてもらった。10切れほどで2,000円である。60年ぶりに鮒ずしを食した。食べても、そんなに美味しいとは思わないが、薬と思って食べれば、相応のおいしさがある。酒の肴には絶妙な味と言われる食品である。私が小さい頃は、病気でもないと食べさせてもらえなかった。

 

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 白い部分はお米が発酵したもの。これを通は食べない。 

 これで2000円。

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 滋賀県人は熱いご飯に鮒ずしを「おかず」に、「うまい美味い」と言って食べるそうだ。その後、それのお茶漬けにするのが定番のようだ。私もそのように食べてみたが、とても「うまい美味い」とは思わず、自分はもう滋賀県人ではないと思い知った。

  

末後の鮒ずし

 23年前(2000年)、入院している父が亡くなる直前、鮒ずしを食べたいと言うので、彦根まで買い出しに行った記憶がよみがえった。親戚に案内してもらって、彦根の鮒ずし造りの本家で買ってきた。良き親孝行だったと思う。滋賀県人にはそんな懐かしい食品である。

 今回は、私のDNAがこれを食べるように導いたようだ。体に良い食品は頭ではなく、腸が決めて、脳に食欲の指示をするようだ。腸は脳より頭が良いようだ。健康は腸が決める。食欲は腸が決める。

 

腸内細菌

 腸内には細菌がおよそ1000種類、100兆個も生息していることが知られている。個人差があるが、多い人は1200兆個もの腸内細菌がいる。その腸内細菌の重さは、平均的に3~5㎏である。体の健康には、腸内にビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌が占める割合を増やすことが重要である。善玉菌を増やすオリゴ糖や食物繊維を十分にとって、同居人である腸内細菌と協同して健康を作ることで命を守る。

 106人の健康な日本人男女を含む12カ国861人の腸内フローラをメタゲノム解析したら、日本人はビフィズス菌の比率が平均17.9%を占め、欧・米・中国等の人と比較すると突出して高いことがわかった。

 その腸内フローラは母から子へと15,000年間にわたり、日本人の子孫に受け継がれてきた。それは他の民族でも同じである。

 このように民族によって、腸内に住む腸内細菌の種類が異なる。日本人はこの15,000年間も小麦のグルテンや乳製品を食べてこなかった。だから15,000年間をかけて培われた日本人の腸内細菌には、それに対して耐性がない。グルテンに対して、日本人の8割がその耐性がない。欧米人ではその耐性が無い人の割合はせいぜい1~2%である。

 だから日本人がこの70年間ほどで小麦、植物油、乳製品、砂糖を摂る食生活に激変させると、15,000年間も生きてきた腸内細菌が反乱を起こす。それが、がんやアトピー等の病気の発症である。

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がんが少ない県
 
 最もがん死亡率が低い県は19年連続で長野県である。 三重県、滋賀県、福井県と続いている。(2015/10/21)
 この結果は、長野県は発酵保存食から、滋賀県が鮒ずしから、善玉菌の腸内細菌を他県より多く摂っていることに因果関係があるだろう。

 だから滋賀県では、病気の時に鮒ずしを薬として食べてきた。長い間の経験から得た智慧で、それが腸内環境の改善に効果があると分かっていたのだろう。

 鮒ずしで、それを食することが出来るどうかも、県民性が出るようだ。

 ご先祖から受け継いだ腸内細菌の歴史を踏まえて食生活を見直そう。

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滋賀県人と鮒ずし

 私は小さい頃から、鮒ずしを食べていたので抵抗はない。しかし中学生時代には、食べなくなった。今でも強いて食べたいと食欲はわかない。

 彦根では、鮒ずしはお祭りのときや祝い事の時、病気になった時しか食べさせてもらえない。特に今は取れる鮒が激減して、鮒ずしは超高級品である。良品の一匹なら1万円、2万円が必要だ。

 滋賀県の人が東京の知人に鮒ずしを贈ったら、相手は、腐っていると思い、捨ててしまったという逸話もある。それほどに強烈な匂いと味ではある。鮒ずしは、日本最古のなれずしである。

 

歴史

 なれずしはタイの北部から中国雲南省にかけての地域に起源を持ち、弥生時代に稲作が中国から伝わったのと同じルートでもたらされたものとされている。

 冷蔵庫などなかった古代に動物性タンパク質を保存するための知恵として生まれた。魚介や獣肉、野菜や山菜を飯に漬け、重石をして数日から数か月、あるいは数年間も乳酸発酵させる。雑菌の繁殖を抑えると同時に発酵を促すため、日本酒が加えられることもある[4]。乳酸発酵作用によって酸っぱくなり、pHの低下により雑菌の繁殖を抑えつつタンパク質の分解に伴うアミノ酸系エキス成分により、うま味が増加する。

 この項、wikipedia より

 

 

2024-10-17  久志能幾研究所通信 2961号  小田泰仙

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2024年10月16日 (水)

私の自衛隊にバズーカ砲を整備、児玉一造の教え

 

 ディジュリドゥとはオーストラリア大陸の先住民アボリジニ人が使う世界最古の楽器である。シロアリに食われて筒状になったユーカリの木から作られる。一見すると、バズーカ砲のような形状である。

 

 音を出す方法は、管の一端に口を当てて唇を振動させる。口当てに口を付け、息を吹き込みながら唇を震わせ、口や筒の中に共鳴させて音を出す。循環式呼吸で、息を吐きながら鼻から息を吸う。それで腹式呼吸となるため、瞑想状態、脳波への影響等で体に良い影響があるという。体温も上がると言う。その音は体が持つ共振周波数やその倍音と共鳴して、頭脳に何らかの良い影響があるようだ。

 実際の音は、YouTube で「ディジュリドゥ」で検索して聞いてみてください。

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このディジュリドゥに出会った経緯は、久志能幾研究所通信で

薬膳の洗礼(4)縁起、脳幹を揺さぶられる

 

 

 アボリジニ人は儀式にこの楽器を使っていた。神聖な楽器である。現地では女性が吹くことは厳禁である。師はイルカを呼び寄せるのに、この音が効果あるとのことで興味を持ったようだ。

 クリニック徳(名古屋)等の東洋医学の病院でも、ディジュリドゥを使った治療をしているし、ネットでもその医療効果の紹介がされている記事が多い。

 

 ディジュリドゥを吹くと、腹式呼吸で体温が上がる。私がこの楽器に興味を抱いた最大の点である。ガン予防で自身の自衛隊である免疫力を上げるには、体温を上げることが最優先だ。体温が1度上がると、免疫力は5~6倍になる。それがオダ仏教の教祖を守る自衛隊(免疫酵素)の環境を良くすることになる。これが我が自衛隊がバズーカ砲を導入した経緯である。

 

 ディジュリドゥ奏者の方に話を聞き、船戸博子先生(船戸クリニック)がこの楽器をその師と患者さんと一緒に3年間も続けている実績も、これを信用して導入した要因である。

 やはり自分の目で視て、自分で体験して、状況を完全に把握する。トヨタ生産システムでいう「現地現物」である。

 

 2回目の体験で、師の推奨の3本の中から1本のディジュリドゥを選定して入手した。価格は20万円弱。師の使っているのは40~50万円とのこと。中国製なら数万円で手に入るが、本物でないので、すぐ飽きるからダメという。自然モノなので、制作本数が少なく、なかなか手に入らないようだ。この楽器に出会ったのもご縁である。

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 師の使っているディジュリドゥ

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 自宅に導入したディジュリドゥ

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 トヨタの中興の祖・石田退三の上司である児玉一造は、石田退三に次のように指導した。

 「何でも悪いことに使う金でなければ、あとからそいつは何とでもなる。金のことでトヤカク考えていて、やらねばならぬことの時期を失すなぞ、おおよそ馬鹿げている。」

    石田退三著『トヨタ語録』WAC    p175

 今の私の緊急要件は、自分の免疫力を上げること。トヨタ生産システム運用の基本は健康である。企業も健康でないと、良い製品が生み出せない、利益が出せない。

 自分の体は自分有限会社の工場である。その工場の生産性を上げねばならぬ。そのために体温を上げる事が必要だ。企業の体温は、その活動量と開発力の維持である。だからディジュリドゥの導入である。

 

 

2024-10-16  久志能幾研究所通信 2960号  小田泰仙

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2024年10月 6日 (日)

日本がん対協会「がん征圧月間」(3)呪い「がんを防ぐための新12か条」

 

国立がんセンターの推奨の「がんを防ぐための新12ヶ条」は、がん発生を増長させる手段である。それには医療業界の呪い(拝金主義)が籠っている。

 日本では国民の多くがガンにならないと、医療業界が成り行かない体制となっている。根本方針は、生かさず殺さず。治さず殺さず。下医は真のがん対策を患者に教えない。医師自身も知らないこともある。

 だから日本では対処療法の医療が主流である。それは下医の仕事。下医の方針は、がん検診でカネをむしり取れ、である。しかし検診でがんが見つかるようでは、遅いのだ。がん検診はがんの征圧手段ではない。

  日本での保健医療の最大の問題点は、がんを防ぐよう医療をしても、保険診療では一銭の報酬も出ない。だからまず日本人をガンにしてから、対処療法の治療で稼ぐ、である。

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下記の12か条は、嘘ではないが、真の対策ではない。

がんを防ぐための新12ヶ条(国立がん研究センター)

1条 タバコを吸わない

2条 他人のタバコの煙を避ける 

3条 お酒はほどほどに

4条 バランスの良い食事を

5条 塩辛い食物は控えめに

6条 野菜や果物は不足にならないように

7条 適度に運動を

8条 適切な体重維持

9条 ウイルスや細菌の感染予防と治療

10条 定期的ながん検診を

11条 身体の異常に気づいたら、すぐに受診を

12条 正しいがん情報を得る

 

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  日本対がん協会や国立がん研究センターのご推薦内容

 

シンデレラの「醜い姉妹」ノイズ

1条 タバコを吸わない

2条 他人のタバコの煙を避ける 

 

 タバコは確かにガンの原因だが、日本ではタバコは1/7になっているのに、肺がんは7倍になっている。だからタバコ以外にガンの原因がある。それを国立がんセンターは、12か条の中で冒頭に述べるという手法で真実を覆い隠している。これをシンデレラの「醜い姉妹」ノイズという。

 

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      成人喫煙率(JT全国喫煙者率調査)

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「醜い姉妹」

 イギリスの心理学者ジェームズ・リーゾンは「醜い姉妹」というおもしろい概念を提唱しています。童話『シンデレラ』では、真夜中にガラスの靴を落としていったシンデレラを、王子様が捜して回りますが、とうとうシンデレラ宅にたどり着いた時も、「醜い姉妹」たちがガラスの靴の持ち主は自分たちだと言い張ります。

 つまり、目当ての物を探し当てようとしているのに、「醜い姉妹」が邪魔をしている。「醜い姉妹」とは「記憶の混乱」です。試験前に、一生懸命にたくさんの項目を覚えて行っても、たくさん覚えた記憶がノイズになって、試験で答えるべき項目を思い出せなくする。似たような項目は、さらなる混乱を引き起こします。これが「醜い姉妹」です。

 

3条 お酒はほどほどに

 

 お酒もがんの要因ではあるが、第三位で警告する内容ではない。もっと大きな原因がある。それを国立がんセンターは、ノイズ情報で胡麻化している。

 

  テクニカルライティング的な手法では、大事なことを最初に重要な順で述べて、読者に意図を伝える。その観点から検証すると、第1条から第4条まで言っていることは的が外れている。邪悪な意図が明確に透けて見える。

 

4条 バランスの良い食事を

 

 バランスの良い食事とは曖昧過ぎる。国立がんセンターはマクガバンレポートの内容はガン無視である。米国が食事を日本風、地中海風に変えるのを推奨しているのに、日本はその逆で、欧米化である。それがガン激増の真因である。

 日本人は戦後、4毒(小麦、植物油、乳製品、砂糖:吉野敏明医師のYouTubeを参照)を摂ることを米国進駐軍に強要された。それこそが、ガンが激増した真因である。

 

 下記は日本人が油脂(植物油)を摂らされてきたデータである。

 (1935年のデータは全油脂のデータなので、植物油だけの値ではない)

 これを見ると、植物油の消費が戦後激増している。ガンの発生増加率と比例である。

 私は1970年ころ(20歳ころ)、胆石症になった。1977年に胆のう摘出手術を受けた。当時、脂っこいものが大好きであった。そういう社会の脂っこい食生活の風潮であった。

 

 アメリカでは、がんに死亡率の増加とトランス脂肪酸を含む植物油の消費量の増加がほぼ一致しているというデータが報告されている。

 ポテトチップスの作る際、油でジャガイモを揚げるとアクリルアミドが発生する。これは国際ガン研究機関で、発がん性物質と認定されている。

(山田豊文著『病気がイヤなら「油」を変えなさい!』より)

 

日本人の油脂(植物油)量の変化

 1935年 年間5.5㎏(全カロリーの6%)

 1965年     6.3㎏(            8%)

 2121年   13.9㎏(    15%)

 

5条 塩辛い食物は控えめに

 

 油はこびりつくと落ちないが、塩分は体の自浄作用で排出される。これががんの真因ではない。

 

久志能幾研究所通信: 減塩する人は、洗脳されやすく、殺されやすい (enjoy.jp)

http://yukioodaii.blog.enjoy.jp/blog/2022/06/post-c82a.html

 

6条 野菜や果物は不足にならないように

  これは一部正解だが、甘い果物は糖分が多く、その取り過ぎが、がんを誘発する。がんの好物は甘いものである。

7条 適度に運動を

 これは正解

8条 適切な体重維持

 これも正解

9条 ウイルスや細菌の感染予防と治療

 ガンはウイルスが原因ではない。惚けた対策である。

10条 定期的ながん検診

 これが国立がんセンターの本音。検診では、がんは防げない。愚かすぎる。

11条 身体の異常に気づいたら、すぐに受診を

 当たり前。異常になっては手遅れ。未病で発見するのが、上医。

12条 正しいがん情報を

 国立がんセンターが正しい情報を発信していない。

 

 

2024-10-06  久志能幾研究所通信 2956号  小田泰仙

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2024年10月 4日 (金)

日本がん対協会「がん征圧月間」(2)検査工程は無駄

 

 医師は上医、中医、下医に分類される。上医はいまだ病まざる状態の病を治し、中医は病まんとするものの病を治し、下医はすでに病みたる病を治す。

 下医は対処療法のみである。未病で病を防ぐ上医こそ本物の医者である。

 

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 某紙の全面広告 (2024年9月)
      企画・製作/G新聞社営業局

  協力/G県健康福祉部保健医療課 

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 この日本対がん協会の広告(G新聞社編集)での内容は、下医以下の言い分である。この広告の真の目的は、がん検診の推進で、ガンにならない方法の推進ではない。がんを正しく治す方法の推進でもない。多くの人が、がん検診を受けて、早くがんを見つけて、治療をしましょう(そうすれば医療機関は儲かる)、という医療関係機関からの宣伝である。

 日本対がん協会は、正しいガン予防策を隠蔽して広報している。誤ったがん対策で、多くの人ががんになってくれれば、またがん検診を受けてくれれば、それでがんを見つけたら、その治療で儲かる。またがんの恐怖を煽り、がん保険に加入してくれれば儲かる、である。がんの原因物質の食品メーカには被害が及ばないように気を使っている。なにせ相手はお得意様の大スポンサーなのだ。

 そういう広報活動を66年間もしてきて、その結果が、日本対がん協会発足当時よりも、がんが4.3倍になった、である。

 

 この広告で表明している「がんを防ぐための新12か条」ではがんは防げない。それは66年間の冷酷な日本人がん死のデータが証明している。

 

 この「がんを防ぐための新12か条」の内容は、1970年代後半にアメリカ上院議員マクガバン氏が連邦政府と議会に提出した一連のマクガバンレポートの提案内容をガン無視している。つまり日本ではがんになる状態を無視・放置している(利権のため)。これが国立がん研究センターのがん予防活動の実態である。だから先進国中、日本だけがガンが激増している。

 

久志能幾研究所通信

がん真因:欧米減少、日本激増、マクガバンレポート

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  日本対がん協会や国立がん研究センターのご推薦内容

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 日本対がん協会や国立がん研究センターは、早期発見には「がん検診」をと力説するが、もっと大事なことは、がんにならない方法(生活習慣、食事習慣)である。日本対がん協会はそれをぼかしてスルーしている。マクガバンレポートでも乳製品が乳がんの原因だと断定しているが、それはスルーである。国内の食品メーカとの利権問題であろう。

 

検査工程は無駄、がん検診も同じ

 トヨタ生産システムは、検査工程は無駄な工程と定義している。製品は工程で作り込み、後工程に不良品を流さない、が原則である。後工程はお客様なのだ。後工程に不慮品を流すと手直し(治療)が発生する。トヨタ生産システムでは、検査工程(がん検診)では付加価値を生まないとして、不良品を出さない生産工程を組む(がんにならない生活習慣、食生活)。それが真のがん対策である。

 だから、日本がん対協会が推進するがん検診は無駄な医療である。まずがんにならない生活をする。そこから始めないと、日本のがんは減らない。

  

 累計閲覧総数  460,217 (10月5日現在)

2024-10-04  久志能幾研究所通信 2955号  小田泰仙

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2024年10月 3日 (木)

日本がん対協会「がん征圧月間」(1)連戦連敗

 

 公益財団法人・日本がん対協会は、大本営発表のようながん防止策を広報し続けている。それはまるでB29に竹槍で対抗しようとするようなものだ。

 “9月は「がん征圧月間」”という表現は、「鬼畜米英を征圧」の精神論と同じものである。表面的には、この団体はがんを悪の権現のように敵視し、撲滅を推進している。

 

 しかしその結果は66年間、連戦連敗の全敗である。日本対がん協会が設立された1958年と比較して、現在(2023年)は、がん死が4.3倍となっている。それはがんを征圧しようとして、創業以来、連続66年間も連戦連敗で、無条件降伏となった状態である。それは日米戦争より酷い。そんな協会の大本営発表を信じていれば、殺される。私も殺されかかった。

(2023年のがん死亡者数は、 382,492 人)

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 某紙の全面広告 (2024年9月)
      企画・製作/G新聞社営業局

  協力/G県健康福祉部保健医療課 

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 現在、日本で毎年38万人ものがん死が出るとは、太平洋戦争の戦線を2倍に拡大して戦闘を継続していると同じである。太平洋戦争では、その15年間、毎年平均20.7万人の死者であったが、それでも今のガン死の約半分であった。

 昭和30年代(1955年 - 1964年)以降、日本における交通事故死者数の水準が日清戦争での日本側の戦死者数(2年間で17,282人)を上回る勢いで増加した。年間1万人以上の交通事故死者が出て大騒ぎとなった。

 現在、年間38 万人もガン死が出ていてもマスコミはそれほど騒がない。

 何故?

 それは、マスコミがガン発症の原因食品の広告でカネ儲けして、ガン死の原因の片棒を担いでいるいるから後ろめたいから。

 

太平洋戦争での日本人の死者

 15年にわたる戦争で、日本人の軍人軍属などの戦死230万人、民間人の国外での死亡30万人、国内での空襲等による死者50万人以上、合計310万人以上(1963年の厚生省発表)である。

 

 旧日本軍の大本営は、連戦連敗なのに、戦法を全く変えず、精神論に執着し、万歳突撃を繰り返し、日本兵を玉砕を強い、日本を敗戦に導いた。

 その大本営とそっくり同じ行動が「日本対がん協会」である。先進国中、日本だけがガンが激増している。政府も日本対がん協会は無為無策である。

Photo 

 日本対がん協会は1958年(昭和33年)8月、「がん撲滅」を目指して設立された。設立当時、がんによる死者は今の4分の1の年間8万8000人ほどでした。

 がんはわが国の死因第1位となり、2016年まで36年連続で死因のトップになった。2016年のがん死者は37万2986人に達し、3人に1人ががんで亡くなっている。(日本対がん協会のHPより)

 

 西洋医学は、対処療法が主で、なぜがんになったかの原因追及よりも、がんに対する対処慮法を優先する。それは下医の仕事である。

 日本がん対協会はがんをまるでウイルスのような扱いをしている。がんを外から来るウイルスと扱っている。がんは我々の分身なのだ。がんを作り出したのは、己なのだ。彼らには第三者意識で、その自分が作り出したという自覚が欠けている。

 

 この公益財団法人・日本がん対協会は病院、官僚、新聞社、マスコミ、製薬会社、医療機器会社、医療機関の天下り先のようだ。評議員にアグネス・チャンまでいて、利権・腐敗の匂いがプンプンである。ガンが簡単に治っては困り、その関係の金儲けが続けられないと思っている集団でもあるようだ。だから効果のないご神託を垂れ流し、66年間も続けている。まるで宗教団体である。

 

公益社団法人と公益財団法人

 公益社団法人は、一定の目的をもとに集まった人と組織から成り立ち、営利目的ではない活動を行う法人です。

 対して公益財団法人は、一定の目的のもとに拠出された「財産」の集まりで、公益を目的として管理運用される組織です。

 

 がんの真因を見付けないとがんは治らなし、再発する。トヨタ式生産方式の「何故なぜを5回を繰り返そう」。

 

日本対がん協会とは、

 日本対がん協会は1958年(昭和33年)8月、がんの早期発見や早期治療、生活習慣の改善によって、「がん撲滅」を目指そうという趣旨で設立されました。その前年の日本癌学会総会での提唱がきっかけとなり、朝日新聞社が創立80周年記念事業として支援し、設立の運びになったものです。その後もさまざまな団体、企業、個人の草の根の支援が、協会の活動を全面的に支えています。

 設立当時、がんによる死者は今の4分の1の年間8万8000人ほどでした。国立がんセンターができる4年前で、国が本格的ながん対策に乗り出す「夜明け前」の時代でした。

 残念ながら、その後、がんによる死者は増え続け、1981(昭和56)年、わが国の死因第1位となり、2016年まで36年連続で死因のトップになっています。16年のがん死者は37万2986人に達し、3人に1人ががんで亡くなる時代になっています。

 日本対がん協会は、がんを早期発見、早期治療するため、15年までの累計では、全国の日本対がん協会グループの検診団体で延べ3億6000万人以上の方にがん検診を実施し、41万879のがんを見つけ、早期発見・早期治療によるがん死の防止に努めています。

 また、がん予防にはがん検診だけでなく生活習慣の改善がきわめて重要です。タバコは肺がんだけでなく多くのがんの誘因や原因とされています。協会は「禁煙の勧め」など、がん予防の啓発活動にも力を入れ、「がん征圧」に向けて大きな成果を上げています。

https://www.jcancer.jp/about_japan_cancer_society/%E7%B5%84%E7%B9%94%E3%81%AE%E6%A6%82%E8%A6%81

 日本対がん協会のHPより

 

      

2024-10-03  久志能幾研究所通信 2954号  小田泰仙

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