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2024年9月29日 (日)

がん真因:欧米減少、日本激増、マクガバンレポート

 

 先進国中で、日本だけガンが激増している。その真因は、日本が太平洋戦争で、敗戦したため、占領政策で日本の食料環境が激変させられたためである。

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 愛知県がんセンターの資料

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 日本人の食料環境は1万3千年にわたって変わらず続いていた。それを敗戦により、米国の利権によって激変させられた。今まで食べていなかった4毒(小麦、乳製品、植物油、砂糖)を強制的に食べさせられるようになった。

 1945年当時、米国では小麦が5兆円分も余剰になっていた。その小麦(ニューヨーク湾の船上に貯蔵)を、無理やり日本人に食べさせて消費させようとした。アメリカは戦勝国だから、やりたい放題である。それで学校給食がコメからパンに変え、牛乳が飲まされるようになった。実際はアメリカで牛乳からバターを作るため脂肪分を抜いてカスになった廃棄物(ゴミ)の脱脂粉乳が小学校生に飲ませられた。

 飲まないと先生に怒られた。これがまずいのだ(私も飲まされた!😿 実感)。

 

70年後

 それが原因で、戦後70年経った現在、がんは全体で5倍、乳がんは4倍、肺がんは7倍、糖尿病は50倍となった。(タバコは7分の一に減っているのに、肺がんは7倍に激増。だからタバコはガンの原因の一つだが、真因ではない)

 今まで無かったアトピー、花粉症、認知症、癲癇等の奇病が激増した。

 私が御幼少の頃の50年前は、ガンも認知症もアトピーも花粉症もほとんど聞かなかった。

 病気に発症率に劇的な変化があれば、劇的な環境変化があったはずだ。それが戦後の食生活の激変に原因があると考えるのがまともな技術者、科学者である。利権に染まった輩は、別の原因を探して生贄にする。例えば、タバコ、塩、酒、コメ等。

 

マクガバンレポートの背景

 第二次世界大戦後、米国は医療費の激増により、国庫財政が危機に瀕していた。フォード大統領はこのままではアメリカ人が病み、国が滅んでしまうと頭を痛め、その対策としてマクガバンに調査を命じた。その調査対策報告書が、マクガバンレポートである。

 レポートでは、ハンバーガー、ステーキ、アイスクリーム、炭酸飲料など、アメリカの典型的な食事を否定した。これらの食事は肉食中心で偏っており、がんや心臓病、脳卒中などの「食源病」の発症を引き起こすと警告した。この種の疾患は薬物治療では解決できず、食事の改善が必要だとしている。

 皮肉にも、それが原因でマクガバン議員は、精肉業界、乳製品業界に恨まれて、選挙で負けた。正義が利権に負けた。利権を持つ輩は金と権力を持っている。敵に回すと手ごわい。

 

 米国はそれに基づき対策を施し、がんは減って行った。

 それに対して、日本はそれとは逆に欧米風の食事に変えて行き、結果として米国の病状が出てきて、日本滅亡の危機となっている。なにせ当時6兆円だった医療費が現在は43兆円を超えている。人口が7倍に増えたわけではない。異常である。以上には必ず原因がある。敵から毒を盛られた形の日本では、ガンや奇病が激増した。この毒が日本でガンが激増した真因である。

 

小麦、乳製品、植物油、砂糖の毒(吉野敏明医師のYouTubeより)

 この4製品は依存性があり、脳神経を犯し、中毒となる。

 小麦にはグルテンが含まれる。日本人は戦後までパンを食べてこなかった。日本人の8割はグルテン不耐性である。欧米でもグルテン不耐性の人はいるが、1~1.5%ほどである。グルテンが免疫を破壊して、ガンや神経細胞を壊して、認知症、花粉症、アレルギーを引き起こす。

 欧米人は1万年以上、小麦を食べてきたので、民族的にその耐性がある。日本人は1万年以上、小麦を食べてこなかったので、民族的にその耐性がない。食べれば病気になる。

 

 乳製品には、毒がある。牛乳はあくまで牛の子供の食料である。大人が摂取すると毒になる。それをマクガバンレポートでは指摘している。そもそも日本人は、戦後まで乳製品と摂らなかった。だから女性の乳がんが4倍に増えた。

 日本人の歯型を見ても、肉食動物ではない。それが欧米人との違いである。

 

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      日経ビジネス2016-0208号より

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 江戸時代は砂糖はご禁制で、将軍様しか食せなかった。沖縄で取れるサトウキビは幕府の管轄で、輸出で外貨獲得の貴重品で庶民にはご禁制品である。庶民は口にできない。それで江戸時代は庶民は健康であった。

 

 江戸の大火(文化3年(1806))があり、それ以降、幕府より油の禁止令が出て、日本人は油を使わなくなった。

 

マクガバンレポートの要約

マクガバンレポートで挙げられている改善目標

  1. 肥満を避けるため、消費熱量と同じだけの熱量しか摂取しない。肥満になれば、摂取を減らし消費を増やすこと
  2. 複合炭水化物および「天然に存在する」糖分の摂取量を総摂取量の約28%から48%に増加させること
  3. 精糖および加工糖の摂取と約45%減らし、総摂取量のの10%とすること
  4. 全脂肪摂取熱量を、総摂取量の40%から30%に減らすこと
  5. 飽和脂肪酸の摂取量を総摂取量の約10%減らすこと。ポリ不飽和脂肪とモノ不飽和脂肪の摂取バランスをとり、それぞれが総摂取量の約10%になるようにすること

(飽和脂肪酸は乳製品や肉などの動物性脂肪や、パーム油などの食物油脂に多く含まれている傾)

  1. コレステロール摂取を1日300mgにまで減らすこと
  2. ナトリウムの摂取を制限するため、食塩の摂取を1日5gに減らすこと


 これらの食事内容の改善により、がんの発病も、がんによる死亡も20%減少し、心臓病は25%減少、糖尿病は50%も減少すると推計学的予測もされている。

 

シェアシマinfo | 【解説】マクガバンレポートとは【食品業界用語】 (shareshima.com)

https://shareshima.com/info/3992990771

 

2024-09-28  久志能幾研究所通信 2951号  小田泰仙

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