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2020年8月17日 (月)

お掃除ロボットの餌代高い。それより親をこき使え

 お掃除ロボットが売れているそうだ。しかし、その餌代(電池代)がド高いことを認識して、購入を考えよう。その電池は一年くらいの寿命で、価格で1万円もする。要は、お掃除ロボットの餌代が月千円、年間1万円である。私は高いと思う。

 それより、自分の体を使って掃除をした方が、健康にも良い。楽をして、結果が良いわけがない。

 

使わない器官は退化

 人間の体は正直である。ある兵士を使った実験で、1日半だけ、寝ている状態と立っているだけの状態を比較して、その兵士の尿中のカルシウム濃度を調べた。その同じ条件で、寝ていた兵士の尿中の濃度は、立っていた兵士のそれの2倍になったという。つまり僅か1日半、寝ているだけで体は「骨はどうも要らなくなったのだ」と判断して、カルシウムを放出したのだ。

 若いころに、よく歩いておかないと、歳を摂ってから寝たきりになる」とよく言われる。尿の中のカルシウムが増えるということは、骨の成分が減ることである。つまり足腰が弱くなるのだ。

 老いてから寝たきりになることを避けるには、日頃から座らない、よく歩くこと、よく動くことが、その防止策である。つまり、お掃除で足腰を鍛える機会をロボットに任せると、足腰と「お足」が被害を受ける。要は、使わない器官は退化するである。

 美味しいものには毒がある。便利なモノは、命を削る鉋である。

 

認知症

 その一番恐ろしい結末が、認知症という脳死である。日頃考えることをしなくなると、体は正直に、脳の考える部分を司る細胞を、もう不要と思って死滅させる。全ては己の習慣のなせる因果応報である。それに「狂った食事」、「狂った生活」が拍車をかけて認知症患者を増加させている。

 2012年当時、日本の65歳以上の25%が認知症であった。2025年には、その数が1.5倍に増え、33%になると予想されている。世の中をゾンビが徘徊する社会が出現する。親や知人が、顔かたちは親や知人そっくりだが、全く別人のゾンビとなっている。認知症の親が我が子を捉まえて、「お前は誰だ?」である。真夏でも、日本にスリラー社会が出現する。これが近未来の日本の姿だ。誰がその責任か。楽をした自分達である。

 

親孝行

 真の親孝行とは、親にお掃除ロボットを買ってあげるより、親に掃除をさせてこき使うこと。それが、真の親孝行である。その餌代(電池交換代。年1万円)を親にお小遣いとして上げて、家の掃除を担当させた方が親孝行である。人間は、世の中で役立つ存在を意識することこそが生き甲斐なのだ。それが仕事の本質である。それこそが認知症防止である。それをロボットに丸投げでは認知症を増加させる。

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日経ビジネス 2017年3月13日号

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日経ビジネス 2015年9月14日号

 

2020-08-17 久志能幾研究所通信 1709  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年8月10日 (月)

書評『病気になりたくともなれない話』

宇田成徳著『病気になりたくともなれない話』致知出版社

 

木鶏クラブでの講演会 致知出版 2005416

講師  宇田成徳博士

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所感1

 医師ではない宇田博士が説く健康法(開運法、仕事術)は、実例のデータを多く示してくれるので納得してしまった。経営者ではなく、同じ開発者研究者(当時)で工学博士(元松下電器)であり、特許も多数持ち、R&D100アワード賞には輝いた方の体験談は、人生の師の言葉と合い通じる重みがある。心も頭も体も、そして運命も真理は同じである。

 日本の最近の社会がおかしくなったのではなく、自分達が食生活を悪い方向に変えてきた。それが病気の原因である。またこの50年で「心」の食べ物も悪くなった。社会がおかしくなるはずである。

 日本がおかしくなったのは、「狂った食事」、狂った生活」、「狂った教育」が原因である。だから狂った政治家が生まれた。

 

 

所感2 日本の政治

 日本がおかしくなったのは、政治家の悪政が原因である。日本は病気である。

 日本は30年来、不景気が続くのに、減税ではなく、なぜ増税なのか。狂っている。欧米が年間1500時間労働で、2~3%成長なのに、なぜ日本は2000時間労働で、成長率が1%なのか。日本の経営が狂っている。経営者が拝金主義に染まって、頭が固くなってしまったのだ。欧米は拝金主義ではあるが、頭が柔軟である。だからGAFAが成長している。

 大垣市がおかしくなったのは、小川敏が原因である。小川敏は大垣市をこれだけ衰退させた元凶なのに、その責任も感ぜず、6選を目指すのとは狂っている。日本の経済成長率が1%で、大垣市の成長率がマイナス1%である。小川敏の経済政策が狂っている。

 

宇田先生の健康と人生のキーワード

健全な精神は、健全な肉体に宿る。

人生は最高のことしか起こらない。

賢者は先人に学び、愚者は体験に学ぶ。素直な人は自然に学ぶ。

一は全て通じる。

親孝行をすれば実力は4倍になる。

客観性を磨くと、自分が見えてくる。

どうしたら喜んで貰えるか、どう見られているかを考えれば実力は4倍になる。

144k8a10931s 馬場恵峰書「佐藤一斎「言志四録」五十一選訓集」

 

 

私(宇田)の方針

 一は全て通じる。3年挑戦して、師を越えなかったらおかしいと思え。

 私は、企業として相手の会社と共同研究をしている時、その会社に出張で入るとき、「どうぞ○○の発展をお祈りします」と言って入る。会議でも相手のことを祈りながら発言する。

 友人にニッコリ笑ってもらう、喜んでもらおうと思えば、いくらでもアイデアが出てくる。

 私は、毎朝、なりたい自分をノートに書き出している。人は一番多く見たり聞いたりしたことが実現する。ならば自分でなりたい自分を毎日書き出さばよい。

 

就職試験論文に落ちたくても落ちない答案作成方針

(人生の生き様を書く)

論点

 ただひたすら生きる(60点)、

  社会の役に立つために働く (30点)

  知識の過多 (10点)

以上の合計点で合否が決まる。

1978~2003年で、宇田先生が指導した学生で落ちたのは一人だけ。

 

学び方

 賢者は他人の失敗に学ぶ、愚者は体験に学ぶ。

 素直な人は自然に学ぶ

 

病気は疲れた時に出る。疲れなければ寿命は125歳である。

1)水分をたっぷりとると病気は1/2になる

 オシッコは毒である。水が足りないとオシッコが薄い、濃縮されない。

 腎臓が150L/日の浄化をしている。腎臓は0時から休む、だから夜更しは腎臓に負荷をかける。それは疲れの元である。

 

2)ミネラルをたっぷりとれば1/5に減るはず

 昔(50年前)、アトピーはなかった。つまり食生活の変化が原因である。

 本に書いてあることは90%のみで、後の10%の大事なことは書いてない。それを探すのが真の読書である。

 

3) 冷たいものを避ければ1/4減る

 胃中の酵素が、食物を消化・溶かす働きをする。

 冷えると酵素の働きが弱くなる。だから冷たいものは避けること。

 

 私は(小田)は、朝起きると白湯を一杯飲む。決してコーヒではない。

 

4) 快便

 動物の排便は瞬間である。野生動物は便秘で悩まない。

 排便時間の長い人は食事を改善すること。「狂った食事」をしている。

 そんな生活では何時か、大腸がんになる。

 

5) 食べ過ぎは疲れの元

 食べ過ぎると消化不良となり、それが体に毒となり、この毒で体が疲れる。

 二十日ねずみの実験

 A  満腹ねずみ    6ヶ月の寿命

 B  Aの60%ねずみ  18ヶ月の寿命

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6) 怒ると疲れる

 怒りとは何か。ハリネズミは威嚇するとき針を立てる。動物の威嚇の名残が人間の怒りである。怒りは瞬間にエネルギーを燃焼させ、瞬時に老廃物が発生する。瞬時には体内で老廃物を処理できないので、尿毒ができ、自分で作った毒で疲れる。

 

7) 喜ぶと元気になる

 喜びの典型は犬が喜ぶとき。一番の喜びとはエサをもらったとき。パブロフの条件反射で唾液,胃液が出て、体中活発する。それが、喜びの原点である。人間も喜びが体を活性化させる。

 

8) SEXはなぜ快感なのか

 自然界に不必要なことは残らない。それは快感ではないからである。自然界での典型的なSEXはカマキリの交尾である。交尾のあとオスはメスに喰われるが、痛くはないはずである。自然界の麻酔が脳内に出てくるからだ。

 

2020-08-10 久志能幾研究所通信 1700  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年8月 8日 (土)

危機管理30  あなたの臨終

 死とは、人生で最初で最後の最大のプロジェクトである。その経験を伝えた人はいない。だから希望として、自分の死は悔いのないプロジェクトとして完成させたい。

 私は、自分の臨終を考えて、理想の死にかたを追求している。それが美味しいモノに誘惑されて病気になり、心筋梗塞やガンで死ぬことは避けたい。美味しいモノには毒がある。その毒物がこれほど溢れている時代は人類史上、初めてである。毒と分かっていても、つい手を出してしまう。その誘惑を排除して、心と体の健やかさ(健康)を保って、天寿を全うしたい。理想は老衰死である。それが危機管理である。

 不慮の事故等で死ぬのは、危機管理ができていなかった証である。その事故に遭う確率を少しでも減らして生きたい。身の回りは危険が一杯である。

 天命を全うするため、死というプロジェクトに本気で取り組みたい。それこそ本当の終活である。財産や品物の整理や身辺整理は、些細なこと。そんなことは、後の人がやってくれる。後は野となれ山となれでよい。

 それより何のために生きて、何のためなら死ねるのかを、明らかにすれば死は諦められる。諦めるとは、死を明らかにすること。

 

「詩人の颯声を聴く」

  本気になると

  世界が変わってくる

  自分が変わってくる

  変わってこなかったら

  まだ本気になってない証拠だ

  本気な恋

  本気な仕事

  ああ

  人間一度

  こいつを

  つかまえんことには

 

 これが但馬銀行に掛かっている。谷山さんが掛けられた。その詩でずいぶん救われた人がいる。何故かというと、銀行ですから、破産した人、しそうな人,いろいろ来る。お金借りたいと思って来て、そして、「わしは、まだ本気でなかった」と。「本気でやらなかったからこうなったんや」と。それで、「だから、銀行からお金借りません」って。そして帰ってやり直す。たくさんの人が「本気」で救われました。

 

息をしている瞬間が臨終

 一遍上人は「ただいまの念仏の外に臨終の念仏なし。臨終即平生なり」という。つまり、あなたも私もいま、息をしていますが、その息をしている瞬間が臨終だ。毎時毎秒、 1分 1分が臨終なんだ。今、そういう気持ちで生きている人間がいますか。そこまで徹底して追及した人はいません。一日一生などといいますが,一瞬に比べたら、一日はとても長い。

 一遍さんは息をしているときがすなわち臨終だという。そう考えたら、なんでもできる。人間、いま死ぬんですよと言われて、すると、慌てふためく人もいれば、そうかと考えて、なすべきことを全部しようという人もいます。死ぬ気でやれ、なんていったりしますが、本当に死ぬ気でやったら、できないことはないんじゃないですか。

 

創造する人間

 「老人は早起きだというが、そんなことはない。私が普通の人と同じように遅くまで寝ていたい。しかし、私が普通の人と同じように遅くまで寝ていて、どうして人々の心に光を灯す詩が書けますか。創造する人間は絶えず、危機の中に身をおいてないといけない」

 

著者プロフィール

 四国松山に住まい、

 ひたすら詩作に一道精進を続ける。94歳(2003年1月現在)

 随筆集「念ずれば花ひらく」の著者。

 1980年 正力松太郎賞受賞

 1989年 愛媛県教育文化賞受賞

 1991年 仏教伝道文化賞受賞、愛媛県功労賞受賞

 2006年12月11日 逝去

 坂村真民(聞き手藤尾秀昭)著「詩人の颯声を聴く」より。一部編集。

 致知出版社(2000年) 1300円

 

本気

 「本気」の詩を見てご臨終になる人、生き返る人。自分はどちらであろうか? 今日元気であっても、明日地震で死ぬかもしれない。東日本大震災、阪神淡路大震災のように。明日、テロに遭遇するかも知れない。ニューヨーク貿易センタービルの同時多発テロのように。いつ何時、レバノン大爆発の巻き添えにあうかもしれない。いつ何時、ガンで余命宣告をされるかもしれぬ。癌ならまだ時間余裕があり幸せである。心筋梗塞、脳梗塞に襲われれば、即死状態である。その数は年間20万人余である。

 「今、すなわち臨終」との一遍上人の言葉が、心に重くのしかかる。今を必死に生きない人に明日は無い。それは生きているのではなく、生き長らえていることで、ただ息をしているだけの人生ではないのか。

 私の好きな詩に「本気」がある。本気で物事に取り組んでいれば、道半ばで斃れても、本望である。それは名誉の戦死である。本気でないから、死に臨んで悔いが出る。

 

河村義子先生の本気

 私も1年半前に、余命2年半の余命宣告を受けた(5年後の生存率51%)。計算上は後1年の命である。

 義子先生は、死の5年前にその余命を悟られたようだ。義子先生は、死を明らかにして、諦めて本気で人生最後の5年間を生きた。私はその最後の5年間にご縁があったことに、感謝である。義子先生から、人生のフィナーレの生き方を教えて頂いた。

 

 本気ですれば大抵のことはできる。

 本気でしていると何事も面白い。

 本気でやっていると誰かが助けてくれる。

 人を幸福にするために、本気で働いている者は、みな幸せである。

                       作者不明

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 馬場恵峰書

 

2020-08-08 久志能幾研究所通信 1696  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年8月 7日 (金)

狂った日経新聞 乳癌の遠因「レモンケーキ」大宣伝

ガン増進団体の広報部が日本経済新聞?

 私は日本経済新聞「夏にさっぱりレモンケーキ」(2020年7月18日付)の全面特集紙面を見て、顔をしかめた。日本経済新聞は狂っている。私はこんな記事を見るために、日本経済新聞を購読しているわけではない。私は、ケーキ類は体に悪い影響を与える毒だと思っているので、食べない。

 テレビや新聞にとって、菓子メーカは大スポンサーだから、それに不都合な記事は絶対に載せないし、放映されない。マスコミは日本人の健康を害する団体である。そう認識して、自分で自分の身を守るしかない。

 

社是に違反

 日本経済新聞社は、報道の本質を忘れて、日本人の癌の原因となる食品の宣伝に余念がない。日本経済新聞社はその社是で「責任ある言論を通じて、自由で健全な市場経済と民主主義の発展に貢献することである。」とあるが、それに反して、特定の業界を過剰に優遇した報道をしている。

 記事「夏にさっぱり レモンケーキ」(2020/7/18)は、国民の健康を無視して、食欲を扇情させる記事である。砂糖は麻薬と同じであり、その過剰な摂取が日本人女性の乳癌発生率を上げている。日本人女性の乳癌発生率はこの40年で3倍になった。そんな記事を載せるのが、報道機関の使命なのか。

 それは何のための報道か? 砂糖、乳製品、添加物を扱う企業の商売拡大である。しかしそれは読者の健康を害する行為だ。社是に反する国賊行為である。

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 日本経済新聞 2020年7月18日

 

砂糖は麻薬と同じ

 肥満の原因は糖分の摂り過ぎである。糖分は依存性があり、麻薬と同じとWHОは定義している。肥満は万病のもとで、癌も糖尿病も誘発する。肥満は癌の死亡率を上げる。5キロ体重が増えると、乳がんの死亡率が1.6倍になる。

 私も40年前の入社当時から30年間で体重が20キロも増えて、それが遠因で癌になったと推定される。私はお酒を飲まなかったが、甘いものは好きでよく食べていた。

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 日経ビジネス 2016.02.08

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 日本経済新聞 2019年10月18日

 

糖尿病

 また糖尿病は癌よりも質が悪い病気である。下手をすれば失明である。人工透析になれば、週に2,3回も透析でベッドに拘束される。白い天井を眺めて無為に半日も過ごさねばならぬ。それで数百万円の費用がかかる。その分、健康な人の健康保険料も高くなる。国賊者である。

 それを助長させる記事は日本経済の破壊行為である。

 

味の極楽ポイント

 食品メーカは、売上させ増えればよいと、「味の極楽ポイント」の開発に余念がない。止められない、止まらない、という味の極楽ポイントの開発にしのぎを削っている。拝金主義の菓子メーカは、国民の健康など知ったことではないのだ。食品メーカは「食の罠」で国民を不幸にしている。日本の癌の急増は甘いスィーツの摂り過ぎにあると思う。自分の体は自分で守るしかない。

 そのスィーツを扇情させる記事は、日本経済の破壊行為である。

 

砂糖という麻薬

 血液の中にはさまざまな有害物質が流れています。それが脳に流れ込まないように血管と脳との間には厳重な関所が設けられています。

 タンパク質、脂肪、糖の三大栄養素のうち、この関門を通り抜けられるのは糖だけです。

 つまり、脳は糖だけを栄養としているのです。そのため甘いものを食べると脳は幸せを感じます。一種の麻薬ですね。

 だからつい甘いものに手を出してしまうわけですが、幸せはたまにあるから良いのです。年がら年中では「麻薬漬け」と同じです。(p73)

 砂糖がたっぷり入った食品、たとえばケーキやチョコレート、アイスクリームなどを口にすると、食べた瞬間はハッピーな気分になり、そのあと眠気が襲ってきます。実はこのとき、血糖値が急激に上がって140以上になっているのです。

 血中の糖分は血管内の内皮細胞を傷つけます。それを修復しよとかさぶたができて動脈硬化を起こすのです。甘いものを食べて血糖値が上がっているときには、タバコ4本分の血管が傷ついていると考えてください。

 また血糖値が上がると、体は脾臓からインスリンを分泌して、糖を脂肪に作り替えます。こうして脂肪が蓄積されます。

 さらに糖分を摂り続けていると、インスリンも絶えず分泌され、脂肪は過剰になっていきます。そうすると、私たちの体はこれ以上脂肪を蓄えないように「飽食」の環境に適応していく。そうインスリンにあまり反応しなくなるのです。

 そうなれば脂肪もたまりにくく、「食べても太らない体」を手に入れることができますね。お気づきかもしれませんが、これが糖尿病です。(p71)

  南雲吉則著『50歳を超えても30代に見える生き方』講談社より

  朱は編者(小田)

 

砂糖依存症

 2008年の研究「砂糖依存症の臨床根拠:砂糖の周期的な過剰摂取に関する行動神経化学的機能」でも、砂糖が脳内ドーパミンとオピオイドに作用し、依存症となる可能性についての臨床根拠が得られており、「乱用」「離脱症状」「渇望」「交差感作」の四つの過程において行動主義的に砂糖乱用が強化因子として作用すること薬物依存との比較を通じて立証された[1]。神経の適合は、ドーパミンとオピオイド受容体の結合、エンケファリンmRNAの発現と側坐核におけるドーパミンとアセチルコリンの放出の変化を含んでいる。

 リーア・アリニエーロは、砂糖依存症とラットの実験について、以下のように述べている[5]。

 近年のラット実験は、砂糖とドラッグの共通点を示している。薬物依存は一般に、薬物摂取の増大、摂取停止からの離脱症状、薬物への渇望と摂取回帰という三つの段階を経由する。砂糖を投与したラットも同様の行動をとった。実験では、餌を与えずに12時間経過してから砂糖水を与えた。周期的な過剰摂取(乱用)によって摂取は増大し、倍加した。餌の停止またはオピオイド遮断によってラットは歯ぎしりや震えといった、薬物中毒者と同様の禁断症状を発症し、再発の兆候も示した。ラットへの砂糖水投与をやめると、砂糖水の出るレバーを何度も押すようになった。

 砂糖関連の企業が行った実験では、ラットに対してカロリーゼロの甘味料投与によって類似作用が報告されている[6]。

 砂糖と甘味は、脳のβエンドルフィン受容体の部位を活動させる刺激となるが、これらはヘロインとモルヒネを摂取した際に惹き起こされる反応と同じものである[要出典]。

 「砂糖依存症」より

 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』朱は編者(小田)

 

日本経済新聞 社是

中正公平、わが国民生活の基礎たる経済の平和的民主的発展を期す

基本理念

 わたしたちの使命は、幅広い経済情報の迅速で的確な提供や中正公平、責任ある言論を通じて、自由で健全な市場経済と民主主義の発展に貢献することである。

 わたしたちは、民主主義を支える柱である「知る権利」の行使にあたって、人権とプライバシーに最大限配慮しつつ、真実の追究に徹する。

 わたしたちは、社会や市場経済を左右する情報に日々接し、発信する立場にあることを深く自覚し、法令の順守はもとより、常に国際的視野に立って良識と節度を持って行動する。

 わたしたちは、力を合わせて創意工夫と精進を重ねて活力にあふれた組織を築き上げ、経営の独立、安定を維持する。

 

2020-08-07 久志能幾研究所通信 1695  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年8月 6日 (木)

私を吹き飛ばしたレバノン大爆発  カウントゼロから復帰

AFPBB News  2020/08/06 14:35

【AFP=時事】レバノンの首都ベイルートで2020年8月4日発生した大規模爆発の原因とされる大量の硝酸アンモニウムは、少なくとも6年間、港の倉庫にぞんざいに保管され、いつ爆発してもおかしくない状態だった。

 治安当局筋によると、保管されていた硝酸アンモニウムの爆発の威力は、TNT火薬少なくとも1200トンに相当する。地震のような揺れを伴う大爆発で街の大半が破壊されたのも不思議はない。

 複数の治安当局者がAFPに語ったところによれば、レバノンの港湾当局と税関職員は、ベイルート港に硝酸アンモニウムが保管されていたことを知っていた。しかも、昨年になって治安当局が調査を開始し、倉庫から硝酸アンモニウムを移動させるよう求めていたという。

 

 そうなんです。危ないことは前から分かっていたんです。神様は何回も警告を出していたんです。それを無視したから、カウントダウンがゼロになり、大爆発をしたのだ。

 

心疾患による死亡数は年間20万4,837人

 厚生労働省発表の「人口動態統計の概況」によると、平成29年(2017)1年間の死因別死亡総数のうち、心疾患(高血圧性を除く)は204,837人で、死因別死亡数全体の15.3%を占めており、悪性新生物(がん)に次ぐ2番めに多い数字でした。

死因別死亡数を性別にみると、心疾患で亡くなった男性は9万6,319人で男性全体の13.9%、女性は108,518人で女性全体の16.7%という結果に。男女とも死因の第2位となっています。

 

脳梗塞による死亡数は年間6万4,523人 

 厚生労働省発表の「人口動態統計の概況」によると、平成27年1年間の死因別死亡総数のうち、脳血管疾患は111,973人で全体の8.7%を占め、全死因の上位から4番目という結果になりました。性別では、男性が53,576人、女性が58,397人で、ともに4位でした。

 一般社団法人 日本生活習慣病予防協会のHPより

http://www.seikatsusyukanbyo.com/statistics/2019/009997.php

 

日本人へのカウントダウン

 日本では、新型コロナウイルスでの死者は1000人である。例年のインフルエンザでの死者は3000人である。マスコミは新型コロナウイルスに過剰に騒ぎ過ぎである。恐怖を煽動すればテレビや新聞を沢山見てくれて、儲かるから恐怖を煽り立てているのだ。それより年間20万人が死ぬ心疾患が怖しい。癌で死ぬ人が60万人である事実が怖しい。それをマスコミは無視している。何故か? それはマスコミにとって、儲からないニュースだから、避けているのだ。その真因が、大スポンサーの食品メーカの「狂った食品」であるから、それから目を逸らしているのだ。

 日本人は食べてはいけない「狂った食品」をマスコミの宣伝で煽られて摂取して、癌や心疾患、脳梗塞になって死んでいく。仏様はその前に警告のカウントダウンとして、病気の症状を与えてくれている。病院も「栄養過多、太り過ぎ、過飲、喫煙、糖分の取り過ぎ、運動不足」と警告を与えている。しかし患者は、それを「分かっちゃいるけど、やめられない」と長年、無視してきた。しかしその蓄積が限度を超え、血管内のプラークが剥離して、それが脳とか心臓の毛細血管に飛び、結果として「大爆発」が起こり、突然死の脳梗塞、心筋梗塞を引き起こしたのだ。本人にはレバノン大爆発に相当する大惨事となり、死ぬことになる。誰のせいでもない、己の健康管理の怠慢のせいだ。レバノンの大爆発でも、危険物の管理不行き届きだけが原因である。

 マスコミは、その「狂った食品」を食品メーカの手足となって、テレビ、新聞、雑誌等で宣伝している。その真因から眼をそらすため、新型コロナウイルスの恐怖を煽り立てている。

 

私のカウントダウンをリセット

 私は真島消化器クリニックの真島院長から、脳梗塞、心筋梗塞の発症の寸前だとの診断で、その治療として食事療法を2年間してきた。それでやっと死神の手から逃れられた。レバノン大爆発から逃れられたと同じである。残念だが、私は昨年、癌を罹患してしまい、癌の魔の手からは逃げ遅れてしまった。レバノン大爆発の余波は逃れられなかった。しかし、真因を見つけて、対策を打ち、なんとか生き延びることができた。気が付いた時に手を打てば、手遅れにはならない。今からでも遅くないのだ。

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2020-08-06 久志能幾研究所通信 1694  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年7月26日 (日)

認知症という脳死。原因と対策

仕事とは、世の中で生かされ、生きるための方便(仏語)

 定年後、やる事もなく無為に日々を過ごし、飽食をしていると認知症になる。人は食べるためにだけに生きると飽食になり、病気、認知症となる。現在、認知症の患者は約800万人である。65歳以上では15%が認知症といわれる。頂いた命の使命を果たさないと、天はその人からその能力を容赦なく奪っていく。

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   日本経済新聞2014/07/09より

 

次のステージ

 今、自分が立っている階段に、次のステージの幾(きざし)が現れる。人間も人生の第4コーナを回る高齢になると、天上界、人間界、畜生界、地獄界に選別をされる。現在を見れば来世でのポジションは分かる。

 

天上界は、生涯現役で天寿を全うする人達で、およそ5%である。あと15%の人が頭もそこそこにしっかりしたまま、世に迷惑をかけず死を迎える。

人間界は普通に老化し、普通に病気になって亡くなる人達で、約60%である。

畜生界は約1割で、己の不摂生の限りを尽くし、余命1年と医師から宣告されてから、焦って「金はいくらでもだすから助けてくれ」と医師に泣きつく人達である。かのアップルの創業者で世界一の大金持ちのジョブズ氏でさえもガンには勝てなかったのに。いまだ、死病からお金で助かった人はいない。

地獄界は認知症の患者で、約10%である。自分のことが分からなくなり、肉親を不幸のどん底に落とす。すべて2・6・2の法則に分類される。

 

因果応報

 自分が第二の人生に向うとき、今までの因果応報で選別されて入る「界」が決まる。天の采配は非情で正確である。せめて最悪の地獄界(認知症)には罹患しないように、今からでも遅くないので精進すべきである。病気は発病すべくして、その原因を己が作っている。

 

原因(私の推定)

 認知症の原因は、単純明快である。認知症の現象は脳が正常に働かなくなった。だからその原因は、己の過去の行動で脳細胞を殺すような因子を与え続けて、一部の脳細胞が死滅したため。そのため脳が正常に働かなくなった。それが認知症である。使わない器官は退化する。生物の基本的機能の基本である。

 肉体面では、過度な酒・タバコの飲用、食べすぎ、太りすぎ、過度な偏食、毒がある添加物を過剰継続的摂取等である。

 精神面では、過度の名誉欲、金銭欲の使いすぎである。また過度な不安要素を受けすぎたのだ。生物の持つ自己防衛機能で、その機能を停止したためである。

 また頭脳面では、頭を使わないという過度の怠慢習慣である。使わない器官は退化する。単純明快である。

 原因がわかれば対応は可能である。あとは己の意思の問題である。

 

私の高血圧症治療と認知症の関係

 私は長年高血圧症に苦しめられ、降圧剤を20年間程服用していた。降圧剤は対処療法の薬である。それで高血圧が治るわけではない。当時はそんなことは考えず、医師の勧めるまま飲んでいた。還暦後、国家試験に挑戦したが、その受験勉強の過程で記憶力の低下に我ながら愕然とした。また網膜静脈閉塞症を患い、その原因も模索していた。

 そもそも高血圧とは、血管に問題があり、血圧を上げないと全身に血が回らないので、自律神経の機能で、血圧を上げているのだ。その血圧を下げれば、必要な血が全身に回らなくなる。頭の血のめぐりも悪くなる。惚けて当然である。

 また血液中には白血球のように癌等の外敵を殺す免疫力がある。降圧剤で血圧を下げれば、その免疫力要素も全身に回らなくなる。後年、私が癌になったのも納得される。

 

真因追及のため久留米に飛ぶ

 それで本とネットを調べて、その真因が、脳細胞の血管が詰まっているためとの結論に達して、久留米市の真島消化器クリニックの門を叩いた。そこでの診察は、全身8か所の血管内のプラークの蓄積状態を超音波で測定する診察であった。その結果は、私の予想通り血管内にプラークが蓄積していて、そのままでは脳梗塞、心筋梗塞の危険性が高いレベルであることが判明した。それから推論すると、もっと細い毛細血管が集まった脳細胞にもプラークが蓄積して、記憶力が低下したと推定した。同じく細い毛細血管の集まった網膜にもその影響が及び、網膜静脈閉塞症になったと判断した。

 

高血圧症完治

 それから真島院長の指導で、食事療法に取り組み約2年間で、血管内のプラークの厚みが減り、完治までは行かないが、血圧を正常値に戻すことができた。もしそのまま生活をしていれば、脳梗塞、心筋梗塞、失明、認知症になっていたはずである。

 

肉体面への負荷

 過度な酒・タバコの飲用、食べすぎ、甘いものや油分の摂り過ぎ、太りすぎは、血管を傷め、肥満になり、脳細胞にダメージを与えると推定される。過度な偏食、毒がある添加物や防腐剤を継続的に摂取すれば脳細胞にダメージを与えることが明確に推定される。

 

精神面の負荷

 精神面では、過度の名誉欲、金銭欲の使いすぎは、脳の機能を司る部分に過剰な疲労を与えると推定される。また家庭内の不和等で不安要素やストレスを受けすぎると、生物の持つ自己防衛機能で、その機能を停止する。それが認知症である。

 

頭脳面の負荷

 また頭脳面では、頭を使わないという過度の怠慢習慣が、使わない器官は退化するという原則で、認知症になったと推定される。気ばかり使って、頭を使わなかった警察署長や校長先生が、退官後認知症になりやすいという。

 

認知症の対策

 対策の大前提は、薬は毒、医食同源、使わない器官は退化、である。

 食べ過ぎを避け、暴飲暴食、お酒の自制、薬を飲まなくてもよい「正しい食生活」、「正しい生活」を過ごす、である。病気になるのは、狂った食生活、狂った生活習慣が原因である。

 多方面に興味を持ち、社会との接点を持ち、社会奉仕の精神で、生涯現役で仕事を続けるのが、脳に刺激を与えて認知症防止となる。

P10702501s  馬場恵峰書

2020-07-26 久志能幾研究所通信 1679 小田泰仙

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2020年7月24日 (金)

認知症の原因は、アメリカン?

二か国語を話せない人間は、一か国語も話せない人間である。

                  ゲーテ

 二カ国語を話せる人をバイリンガル、三カ国後を話せる人をトリリンガル、母国語の英語しか話せない人をアメリカンという。

 アメリカ人ほど、外国語を学ぼうという気にならない人種はない。世界一の国力で、英語が公用語であるので、何処に旅行しても、金もあるので外国語など学ぶ必用がなく、学ぶ気にもならないようだ。必要がないから、語学を司る左脳の言語部分が退化したのだ。

 役人ほど、前例と利権に固執して、新しいことをやろうとしない人種はない。市民の中で一番の権力を握り、金は市民から巻き上げた税金がふんだんに使えるので、謙虚になって新しいことを学ぶ必要もない。だから役人は脳の一部しか使う必要はなく、正常な脳機能が退化して、認知症になりやすい。安倍政権と小川敏政権を見ていて、そう感じた。

 

認知症調査

 米国神経学会誌に掲載された調査結果から、母国語以外にプラス1か国語を話せる能力があると、認知症を発症しても進行が遅いという。

 調査では648人(平均62歳)の認知症患者を対象に、発症時期、教育水準、性別、職業について聞き取りをした。

 この調査は、南インド中南部の都市「ハデラバード」で行われた。この都市は人口の4割がイスラム教徒、公用語がテルグ語に加え、ウヅドゥ語、ヒンディー語などの複数言語が日常的に飛び交う。この調査でも、648人中、394人が2か国語以上を普通に使っていた。

 その結果は、バイリンガルでは、発症時期の平均年齢が65.6歳であったが、母国語しか話せない患者群は、61.1歳であった。

 この結論は、学歴に関わらず、異文化の概念や言語構造を受け入れるコミュニケーションを取る日々の行為が脳の様々な部位を刺激して、認知症予防に働いたと推定されている。

 この項、『週刊ダイヤモンド』2013年12月14日号、井手ゆきえ調査・構成「バイリンガルで認知症発症予防」のデータを引用

 

日本の認知症患者

 日本では65歳以上の人の15%が認知症である。75歳以上は25%が認知症である。その中でも認知症になる確率が高いのは、警察署長、学校の校長先生だと言われる。どちらも気ばかり使って、頭を使わない職務である。お役所だから、前例から外れた仕事などもってのほかの社会である。すべて前例に従って処理される。警察署長、学校の校長先生もひたすら前例に従って、ハンコを押すだけである。ましてや外国語や新しいことなんて、異星人の世界で、全く関係ない。そりゃあ、惚けますよ。

 

15   日本経済新聞 2014年7月9日 より

小川敏は認知症?

 大垣市長の小川敏を観察していると、認知症に罹患したのではと危惧される。小川敏は今年70歳である。大垣市長の仕事は、寄付を貰う贈呈式に出るだけ、予算は金をケチり未来への投資を削減するだけ、議会でも形式的な答弁をするだけ(揚げ足をとられるのを防止?)、年間既定行事では、定型の挨拶をするだけ、車に乗るのも公用車の後ろでふんぞり返っているだけ、それも外から見えないように後部座席の窓ガラスにはスモークが貼ってある、公務の会計報告もマル秘扱いの条令を制定してガード、である。

 新型コロナ対策でも、海津市の10分の一以下の対策費なのに、それを「大垣独自の取り組みである」と大威張りである。市民として恥ずかしい。これでは認知症ではないかとの疑われても致し方あるまい。

 だから大垣の教育環境が県下最低(児童生徒一人当たりの教育費が県下最低)なのに、小川敏は「大垣は子育て日本一」と妄言まで言って血迷っている。正気ではとても言えない言葉である。

 だから小川敏はアメリカン? それともブラック? 利権の甘い砂糖入り?

 

私の認知症防止策

 小川敏を他山の石として、自分を見直そう。自分がアメリカンでないことを確認しよう。アメリカンでは将来、認知症になる危険がある。私は最近、英語の勉強を再開した。特に「The TOYOTA WAY」とドラッカーの経営書を、原書と和訳本で音読している。私は認知症にだけはなりたくない。認知症は脳死である。認知症になると本人は極楽であるが、家族は地獄である。 

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2020-07-24 久志能幾研究所通信 1677 小田泰仙

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2020年7月18日 (土)

更新「大垣市役所食堂のランチは、不健康品だらけ」

 当ブログのアクセスランキング2位の記事「大垣市役所食堂のランチは、不健康品だらけ」中にある岐阜新聞記事へのリンクにアクセスが出来なくなっています。

 その記事内容をワードに変換して添付して、更新しました。

 その理由は期限切れなのか、意図があるのかは不明です。

 

2020-07-18 久志能幾研究所通信 1669 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年7月17日 (金)

「コロリ菌詐欺師」の手口はファストフード以上

 私は癌の再発が怖しく、命が惜しいので、ファストフードは食べない。その昔は、牛丼、ハンバーガー、ポテトチップス、ピザ等をよく食べていた。昨年、癌の手術をしてから、南雲吉則先生の指導を受けて、ファストフードは全く食べなくなった。

 

ファストフード

 ファストフードの多くは、安価と加工しやすさを求めるため、香辛料による味付けが強い。中でも化学調味料が使われていることが多い。化学調味料は「グルタミン酸ナトリウム」(アミノ酸をタップり含んだ調味料)である。これで簡単に“うま味”が出て、美味しい料理が作れるのです。

 しかし化学調味料には「興奮性」と「依存性」があり、グルタミン酸ナトリウムは、興奮剤の神経伝達物質です。脳細胞を刺激して「報酬系ホルモン」と呼ばれるドーパミンやエンドルフィンを分泌させる性質がある。

 だから、食べるたびに、「もっと食べたい、もっと食べたい」という気になる。「もっと気持ちよくなりたい」と興奮してくるのです。

 それが過ぎると、食べないと禁断症状が出るほどになる。まさに麻薬やアルコールと同じような依存症になるわけです。(p127)

    南雲吉則著『老けない人になるもう一つの習慣』

 

コロリ菌詐欺師の手口

 コロリ菌詐欺師は、苦労をせず安易に人を騙して金を稼ぐ。独特の味付けされた手口で、金を持った老人を引き寄せ、騙して金を奪う。その手口の中でも、親切に面倒を見て、老人の話しを親身に聞いてあげて信用させ、それで財産を奪う手口が、一番効果が高い。老人は寂しいのだ。

 化覚蝶魅料の「ズル堕眠産納得利有無」には、老人がコロリと騙される魔力がある。詐欺師は汗水垂らさず、ズルをして老人を催眠術にかける様に騙せるのだ。愛に飢えた寂しい老人には、その手口がたまらく嬉しく感じる。

 実の息子は仕事で忙しく、老いた親には、滅多に会いに来ない。嫁も次男の嫁なら、親の面倒は長男がみるものとして、親の面倒など見ない。

 詐欺師は24時間、金持ち老人の財産を奪うことを考えている。詐欺師は必死なのだ。詐欺師には生活がかかっているのだ。そんな詐欺師に、老人や実の息子が勝てるわけがない。

 オレオレ詐欺や豊田商事事件の被害者のように、老人は寂しく、騙されていることが分かっていても、詐欺師のような営業マンの話を聞いてしまうのだ。

 しかしその「化覚蝶魅料」には「興奮性」と「依存性」がある。老人は、嘘でもいいから、優しくしてもらいたいのだ。優しくされれば、興奮剤の神経伝達物質と同じ機能を果たす。それは脳細胞を刺激して「報酬系ホルモン」と呼ばれるドーパミンやエンドルフィンを分泌させる性質がある。

 だから、優しくされるたびに、「もっと優しくして欲しい、もっと話を聞いて欲しい」という気になる。「もっと気持ちよくなりたい」と興奮してくるのだ。

 それが過ぎると、優しく接せてくれる「詐欺師」に会わないと禁断症状が出るほどになる。まさに麻薬やアルコールと同じような依存症になる。詐欺師はそのツボを熟知している。だからいつまでたっても、オレオレ詐欺がなくならない。

 

コロリ詐欺師の罠に負けた痴人の愛

ん億円詐欺の実例

 私の知人の80代の叔母が、この種の詐欺に巻き込まれ、ん億円の財産を奪われる寸前であった。この老女は財産があるが、息子達が家に寄り付かず、寂しい思いをしていた。

 彼女がタクシーで病院に通うとき、たまたま乗り合わせた運転手が親切にしてくれたので、いろいろと話をして、相手を気の毒になったようだ。その運転手がアパート代の支払いにも困り、この老女に泣きついてその家に転がり込んだという。その男(48歳)は、老女に多大な財産があることを知ったので、それを奪う算段を24時間、考えて実行したようだ。

 要は、自分のタクシーの仕事はおっぽり出して、80代の老女の世話を始めたのだ。つきっきりで世話をされれば、自然と情が移る。それが1年間にもなると、彼女は実の息子のように思ってしまった。何処の世界に、48歳の働き盛りの男が、80代の老女の世話をするものか。介護の資格もなく、下の世話までせねばならないのに。下心がなければ、できるはずがない。

 この6月に彼女が緊急入院をして、手術でステンを入れられて、弱気になったようだ。それで彼女は知人に、「この子を養子にしたい。実の息子には財産をやりたくない。それで手続きで手助けして欲しい」と泣きついたという。

 知人はその叔母に恩が有るので、親身に相談に乗り、遺産相続の段取りを始めたが、その途中で、おかしいことに気が付き、事実関係を調査して、詐欺だと確信したという。

 この48歳の男は、彼女の住む家、土地、株券リスト、預金の全てを把握していた。その家屋敷を売却して、土地を分割して売り、残りの土地に小さな家を建てる見積書まで取っていた。その不動産屋との契約書が2020年7月11日にその男に送られていた。知人はそれを7月13日に病院で見せられて、腰を抜かした。

 翌日7月14日、知人が実の息子と会って、それを確認すると、彼は母の入院の件も知らないし、母の財産総額も知らないという。しかし48歳の男はその財産の全貌を知っていた。所有株券リストは、7月2日付けで証券会社から発行されていた。状況から判断して、どう考えても詐欺としか考えられない。

 その息子は弁護士か警察と相談するという。詐欺師に全てを奪われる前に、なんとか間に合ったようだ。

 

再発防止

 どんな場合でも、親は子供がかわいいのだ。それが息子から無視されると、最大の悲劇を生むのだ。愛の反対は憎悪でなく、無視である。憎むのは愛があるから憎むのだ。

 親子の絆を大事にしないから、こういう事件が絶えない。修身の教育がなくなり、親を大事にする躾がなくなってしまった。それが最大の原因だと思う。

 皆さんも老人がコロリと騙される「コロリ菌詐欺師」にご用心を! その事件が起こる真因は、子供が親を見捨てているのが原因である。子供が親に会いに行っていないのだ。親は寂しいのだ。それを詐欺師に付け込まれたのだ。

 

自分の存在

 自分がこの世に存在するために2人の親がいる。その2代前には4人の親がいる。3代前には16人である。10代前には1024人の親がいる。その一人が欠けても、自分はこの世に生を受けられなかったのだ。その親を大事にしないから、子供が親を殺す凄惨な事件まで起きるようになったのだ。

 10代前には1024名のご先祖がいて、私が生を受けた。だから私はご先祖をないがしろにはできない。知人の叔母と息子に、ご先祖の繋がりの知識があればこんな詐欺に巻き込まれることもなかったのに、と思う。

 

お墓建立の経緯

 私は2015年に自家のお墓を再建した。その前にご先祖を探していて、偶然お寺から過去帳が見つかり、それから私の10代前のご先祖が見つかった。1734年没のご先祖である。それで家系図を修正したが、それでも150名ほどのご先祖までしか探せなかった。そのご先祖の戒名が、「本浄院了廓道仙居士」である。私の雅号と戒名に同じ「仙」の字があり、因縁を感じた。私に雅号「泰仙」を授けて頂いた馬場恵峰先生は、このご先祖のことは知らない。不思議なご縁である。

 私は毎朝、仏壇に生を受けたご恩のお礼を述べている。己が生を受けるとはなんと有難いことか。己は10代さかのぼれば、1024人もいるご先祖達の代表として現代を生きているのだ。恥さらしなことはできない。浄土に還ったら、ご先祖に「只今還りました」と胸を張りたい。

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  自家の家系図    2015年作成

 

2020-07-17 久志能幾研究所通信 1668 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

銭湯レア 太陽浴びて ガン予防

 2020年7月16日、半年ぶりにセントレアに行き、展望台で思い切り太陽光を浴びて、ガン予防をしてきた。南雲吉則先生の指導で、ガン予防のためには、太陽を浴びる療法が必用だ。そのついでに、飛行機に写真を撮った。(本当は飛行機撮影が目的。それも望遠レンズのテレコン1.4倍を入手したのでその試撮りが主目的である)

 しかしセントレアを見て、日本経済の惨状に目が行った。やはり現地現物で現場を見ないと実態が見えない。家に閉じこもっていてはダメなのだ。

 

飛行場の惨状

 現在、国際線は週にフィリピン航空が2便だけで、他は閉鎖である。カウンターが総て閉鎖され不気味である。国内線カウンターのみが閑散として開いていた。

 国内線は9割ほどが運行されているようだ。しかし客は少ない。

 エプロンの海外線用駐機場には、海外機が一機も駐機していない。

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レストランの惨状

 いつもは満員のお店が閑散としている。お店の半分はシャッターが下りている。今日は名古屋コーチンのお店でお昼の親子丼を食べたが、カウンターが、アクリル板で区切られている。そのため席が5席しか取れない。また客は私一人である。

 いつもセントレアに来ると利用するお握り屋で、店頭に、「お握りは完売しました」で商品がない。これでは商売になるまい。

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P1130863s  閑散とした出発ロビー

展望台の惨状

 いつもは数十人が飛行機を見るため集まっている。望遠レンズを付けたカメラを担いでいる人が10数人はいる。

 ところが、今日はカメラを担いでいるのは4名のみであった。15時くらいになると、私を入れて展望台には、2名しかいない。こんなことは初めてである。

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名鉄特急の惨状

 帰りにセントレア駅15時37分発の特急μスカイに乗ったが、その指定の車両に乗客は私一人であった。行きの電車の乗客も少なかったが、帰りが貸し切りになるとは想定外であった。

P1130867s    乗客は私だけのミュースカイ

日本の景気展望

 この状況では、日本の景気が良くなるはずがない。空港は日本の景気の最先端を表している。金が余っているので、株式市場しか金の行き場がなく、株価が乱高下している。それは経済のあだ花である。経済の実態は、どん底に向かってスパイラル降下になると思う。早急に経済対策が必用だ。今の安倍君にその能力があるだろうか。安倍君の外交はそこそこだが、経済面の施策では落第である。さらに増税の計画もあるとかで、狂気の沙汰である。

 

大垣の経済展望

 大垣では、小川敏が大垣市の経済政策を放り投げ、自分の選挙事前運動で忙しい。コロナをかこつけて、市民から寄付贈呈式をかこつけて売名行為に大忙しである。それのツーショットの写真を御用新聞に載せまくっている。寄付するほうが主役なのに、受ける側の小川敏が主役のように振舞っている。オカシイ。これでは大垣の経済が良くなるはずがない。

 大垣の歴史の証人である創業265年(1755年創業)の菓子どころ「つちや」が、息も絶え絶えで、旗艦店の駅前商店を閉めたままである。それが大垣経済の没落を象徴している。

 私が7月6日に法事のお供えを「つちや」に買いに行ったら、「当分閉店します」との看板で閉店である。大垣駅前の旗艦店でのことだ。呆れて、また縁起が悪いので、今後、法事関係のお供えは、金蝶園で買うことにした。

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真因はどこか?

 中国共産党がこの惨状の真因である。それなのに自民党の二階俊博議員はそれの肩を持って習近平の来日に力を入れている。公明党も同罪である。習近平は、尖閣諸島、沖縄に領空侵犯、領海侵犯を毎日繰りかえしている国の元首である。いわば、燐家の人間が、毎日、刃物を持って自宅近辺を隙あらば盗もうとうろうろしているのと同じなのだ。聞けば同居人(ウイグル族)を監禁して臓器売買をしているとのうわさもある。隣家の商店は、同居人を奴隷のように使って、激安の商品で安売り攻勢を当商店にかけている、と同じである。

 

ニューズウィーク日本版

ウイグル人根絶やし計画を進める中国と我ら共犯者

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/07/post-93982_1.php

 

産経ニュース

【主張】「国賓中止」の決議 自民の及び腰に失望した

https://www.sankei.com/column/news/200710/clm2007100002-n1.html

 二階俊博議員も公明党も中共の手先になって裏工作をしている。それなら日本共産党に鞍替えすればよい。まさに売国奴である。そんな議員を次の選挙で落とさないと、日本の未来はない。

 だれがこんな日本にしたのだ。政治を勉強しない国民が、無知に付け込まれて利権あさりの政治家に投票しているのだ。全て我々の責任である。我を滅ぼすのは吾である。国民が目を覚まさないと日本の未来はない。

 大垣経済の没落の真因は、小川敏の無為無策の経済政策である。大垣市民が目を覚まさないと、大垣の復活はあり得ない。

 

2020-07-16 久志能幾研究所通信 1667 小田泰仙

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