c-馬場恵峰師の書・言葉 Feed

2020年5月 1日 (金)

幸運がやってくる4つの原則

  1. 相手の立場で物事を考える。
  2. 相手に頼み事をしない。
  3. 相手に無駄の時間を使わせない。
  4. 相手を爽やかな気分にする。    (P115) 

    小林恵智著『ツイている人になる“未来4行日記”』青春出版社

自分の場合

 幸せになるために、自分を客観的に見よう。過去の私には、その観点が足りなかった。

 頼むより頼まれる人となれ。貴方がいなくては困るという人になれ。今、そうなるように精進中です。

 時間は命。他人の時間も命である。他人の時間も大事にしよう。これこそ、私の信条である。それで自著『時間創出1001の智慧』が生まれた。

 不機嫌な仏頭面では、門にドクロをぶら下げているようなもの。意識して笑顔を見せよう。顔は人生劇場での己の性格を表す最大の衣装である。顔を見れば、その人間の心が見える。

 私の過去のスナップ写真を見ると、結構、苦み走った顔をして写っているケースが多い。昔は構えていて、自分の弱みを見せまいと壁を作っていたのだと、今になって反省がしきりである。壁を作るとは、弱いのだ。ベルリンの壁、ソ連の鉄の壁等は、虚弱な共産主義経済圏を守るためにあった。それこそ弱さの表明である。

 

大垣市の小川敏の場合

 下記の様な小川敏が市長では大垣市が没落して当然。良き反面教師である。

 小川敏が市長である限り、大垣に幸運はやってこない。

 

1 立場

 小川敏は寄付の依頼ばかり。伝聞では、小川敏は頭を下げるのが大嫌いのようだ。人を見下して、命令ばかりである。

 小川敏は、自分のために施策を行っている。市民にはピント外れの事ばかり。大垣市の地価は暴落だが、それでいて大垣市の税金は高い。

 

2 頼み事

 小川敏は園児に灼熱地獄の「元気ハツラツ市」への出演依頼ばかり。依頼ではなく、行政命令である。幼稚園の園長先生は、小川敏に人事権と予算で縛られて拒否できない。

 市民への寄付を募集が頻繁にあるなど、市長として醜態である。寄付は自発的な行為で募集するものではない。

 

3 時間価値

 小川敏は無駄な行事、下らない挨拶で、市民の時間を奪っている。

 小川敏は、大垣を没落させ、市民の不動産財産価値を暴落させた。両親が汗水、時間をかけて貯めた金で買った不動産財産を破壊した。不愉快極まりない。

 

4 仏頭面

 小川敏の不機嫌そうな仏頭面では、玄関にドクロをぶら下げているようなもの。小川敏は滅多に笑顔を見せない。市民は不愉快である。

 Img_3134sjpg   2011年1月9日 出初式で

  この顔で19年間も君臨すれば、大垣が没落して当然。

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  寄付を受け取る小川敏。  岐阜新聞 2020年3月12日

  寄付を下々から受け取ってやるのだ、という尊大な顔である。下々に寄付をさせても、ニコリともしない。

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福沢諭吉著『学問のすすめ』から

第17編 「人望論」 顔つきをあかるくすること

 「人の顔色は、いわば家の門口のようなものだ。広く人に交わって自由に客を引き寄せるには、まぜ門口を開放して、玄関を掃除し、ともかくも人を来やすくすることが肝要であろう。

 人に交わるのに、顔色を和らげようともせず、かえって偽善者の風を学んで、わざと難しい顔つきをみせるのは、家の入口に骸骨をぶら下げ、門の前に棺桶を据え付けるようなものだ。」

 当時の日本の人口が約3千万人の時、400万部売れた。今に換算すると1200万部の超ベストセラーである。

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 馬場恵峰書  2006年

 

2020-05-01 久志能幾研究所通信 1559 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年4月30日 (木)

現状打破、自殺防止、敵前逃亡

 やったことだけだよ。後に残るのは。

 とにかく実績を作れ。

 動け。

 仕掛けよ。

 投資せよ。

 書類を書け。

 人に会え。

 声を出して、話せ。

 メールを書け。

 プレゼントせよ。(時間、情報、情、言葉)

   2007年8月17日

 

 以上は当時、閉塞感に押しつぶされそうになった自分を勇気づけるために書いたメモカードである。

 当時、私は仕事に悩んで鬱病寸前になっていた、その疫病神と闘うのでなく、仲良くなって、それを克服して今の私がある。その敵は自分自身の中にある。薬では治らない。医者に行けば、薬漬けで余計にひどくなる。

 自分の中のもう一人の自分を敵視してどうするのか。多くの人がブラック企業の環境の中で悩んでいる。それを冷静に直視せよ。実態を見極めれば、対応策は無限にある。負けまいと頑張るから、泥沼にはまり込み、病状が悪化する。プライドを捨て、負ければよいのだ。なるようにしかならないと、達観することだ。

 

ニュートンの第一法則

 無駄と思っても、まず動いてみることだ。具体的に動けば、具体的な回答が出る。動けば、頭も動くようになる。動かなければ、ニュートンの第一法則で、永遠に止まっている。

 

自殺

 それを悩むから自分で自分を自殺に追い込んでしまう。ダメならそこから逃避すればよい。逃げる時は、恥も外聞も全て捨てることだ。命があれば再起できる。難破した船からの脱出と同じである。

 以前に電通の東大出の女性社員が自殺をしたが、なぜ逃げなかったかが不思議である。頭が良すぎると、逃げるという動物的本能まで麻痺するのか。プライドを捨てられなかったのだろう。

 私だって、悩んで何度もビルから飛び降りたいと思ったことか。悪いことに、職場のビルの5階には、飛び降りるのに最適に出窓があった。しかし意気地がなく、動物的本能で恐怖心が起こり思いとどまった。それなのに死を選んだ彼女が不憫でならない。

 今にして思うことは、自分は何とアホみたいな些細なことで悩んでいたことか。泥沼に引きずり込まれるような状態を脱出するのは、自分で自分を泥沼から引きずり出すしかない。泥沼は幻想なのだ。自分を第三者の目で見よう。

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 一時は3万人が自殺をしていた。今でも毎年2万人ちかい人が自殺をしている(2019年の自殺者数は、19,959人)。それもその半数は分別ある中小企業の社長や管理職である。新型コロナウイルスでの死亡者どころではない。その自殺対策で、政府や企業は対処療法のみで、真の対策をしていない。

 

逃げろ

 逃げることは恥ではない。ウサギがライオンに睨まれたら、正しい戦術は猪突猛進ではなく、脱兎の如く逃走である。いくら力を出してもウサギがライオンに勝てるわけがない。会社を辞めればよいのだ。逃げても誰も非難などしない。ウサギがライオンに突撃など狂気の沙汰である。それで自然界のウサギが、自殺したなどは聞いたことない。一社員が大企業に、命を掛けて抗議など狂気の沙汰である。何よりも命が大事である。

 かの織田信長だって、負け戦となれば、後を秀吉に託して真っ先に逃げた。組織は信長のように非情である。だから信長は命を永らえ、天下を統一した。逃走軍のしんがりを勤めた秀吉の部下は死屍累々である。犠牲になるのは、いつも一兵卒である。

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   馬場恵峰書  2012年

 2020-04-30 久志能幾研究所通信 1557 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年4月29日 (水)

老いとは何か

歳を頂く

 つまり経験を神様、ご先祖様から頂くのだ。

 経験を活かし、ご縁を大事にする心と求める心がないと、良き齢は頂けず、老醜をさらす。体は大人で、精神が子供のままになる。

練れる道を歩く

 つまり流行に惑わされず、思想を深める。

 しかし現代は年寄りがいのない人が多くなった。

 自己修練をしていない人が多い。だから認知症が増えた。

考え方を充実していく。

 自己の人生の完成を方向付ける。己は何のために生まれてきたのか。己の使命は何か。これでいいのだろうかと自他に問う。その考えが生まれている状態が老いである。

 馬場恵峰師  知己塾にて  2012年12月

 

大垣市長を考察

 市長の分際で、一営利企業であるギネス社の金儲け商売に騙されて「水饅頭共食いのギネス記録」にうつつをぬかすなんて、分別ある年長者のやることではない。ミッキーマウスの商売にそそのかされて、美女を引き連れ,、星条旗を掲げたサイドカーに先導されて大垣大パレードなどするのは、日本全国に恥を晒すもの。子供である。それに便乗するマスコミも幼稚になった。だから新聞購読部数の減少が止まらない。

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  馬場恵峰書 2011年

 

2020-04-29  久志能幾研究所通信 1556 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します

人生で最大の金儲け ~ 新型コロナ対策

 人生で最大の金儲けとは、病気にならない生活を送ること。

 そのためには、正しい生活をすること。

 それが「新型コロナウイルス」への最大の備えである。

 その基本は免疫力の維持である。新型コロナウイルスに感染した場合、免疫力が低下した高齢者の死亡率が極端に高い。その免疫力を維持するには、正しい生活が基本である。狂った生活、狂った食事が、免疫力を低下させる。

 

「個々の備え、病の芽摘む」

 (新型コロナウイルスの危機に)人類の英知で危機は乗り越えられますか。

 「薬が必用な状態になる前に、病気の芽を摘めるようにするための科学が重視されるべきだ。そのうえで、感染症の基本に立ち返り一人ひとりが先回りをして自ら備えをしておく。北里柴三郎先生が唱えた予防医学の考えかたとも一致する。

 特別に難しいことではない。身近なところでは、生活リズムをあらためる。きちんと食事をして栄養をとり、体力をつける。体調が悪いのに無理に仕事に出かけることはしない。そんな当たり前のことが大切にされる社会に、少しでも近づくと期待したい。」

    北里大学特別栄誉教授 大村智氏

    日本経済新聞 2020年4月28日

 

 要約すると、大村智先生は「新型コロナウイルス対策で、狂った生活、狂った食事をするな、正しい生活をしろ」と説明されている。

 

 同じ趣旨の事を南清貴氏は、ファストフードの危険性を、ビジネスジャーナルで警告している。

「ファストフードで免疫力が低下か…栄養素をサプリで補給せず、食生活を改善すべき!」

https://biz-journal.jp/2020/04/post_152632.html

 

 要は、ファストフードに代表される狂った食事が、諸般の病気の原因であると力説されている。その記事を下記に要約、編集した。

 

 筆者は以前から、免疫力にダメージを与えるのは、慢性的な炎症であると言い続けてきた。

 喘息などのアレルギー疾患は、いわば炎症反応がなんらかの形で表面に出てきて、それが免疫力低下の証とも考えられる。

 ある製薬会社の資料によれば、「ファストフードの摂取頻度が高くなればなるほど、喘息が重症化するリスクも増加する」。その資料では、

 喘息の重症化のリスクは、

 ファストフードの摂取量が週1回未満の人を1とすると、

 週1~2回の人の場合は1.09倍、

 週3回以上になると1.34倍になる。

 これはおそらく喘息に限定されず、あらゆるアレルギー症状にもいえると、容易に想像がつく。

 また、妊娠中の母親がファストフードを食べた場合、子供への影響についての報告がある。

 妊娠中にファストフードをまったく食べなかった母親を1とすると

 週1回食べた場合、子供が重症の喘息になるリスクは1.26倍、

 週3~4回食べると2.17倍、

 毎日食べてしまうと、4.46倍にまで高まる。

 これは母親だけの問題ではなく、父親にも多大な責任がある。

 これは、ファストフードが悪いという意味ではなく、ファストフードが食事のなかでの領域を広げると、摂取できる栄養素に偏りが出る恐れがある。つまり、ファストフードばかり食べていたのでは必要な栄養は摂れない。

                  南清貴

 

エピソード

 私が大村智博士の発言に惹かれたのは、先生の講演を聞いてから、先生の生き方に心服していたからだ。それから先生に関する著書も多数読んで先生の生き方に共鳴した。

 大村先生は2018年8月7日、大垣で講演会「私の半世記」をされた。そこで先生の人生指針「私の心得」として挙げられたのは、健康管理、一期一会、研究推進(社会貢献)の3つである。その頂点は健康管理である。

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P1110274s  大村智博士  2018年8月7日、講演会「私の半世記」

 ご縁があり、講演会翌日の朝食会場で先生と秘書の方と3名で一緒に食事をさせて頂いた。その折、先生に私の著書『馬場恵峰書で読む人生訓 五重塔を照らす智者の言葉』進呈した。お蔭で先生とツーショットの写真を撮らせて頂ける光栄に頂いた。

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2020-04-29 久志能幾研究所通信 1555 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年4月28日 (火)

人生で最大の金儲けとは

 病気にならない生活を送ること。

 天寿を全うすること。

 病気になると金がかかる。下手をすると、人生最大のお宝の「命」を失う。何物にも代えがたいお宝を失う。医師から余命宣告をされてから「金はいくらかかってもいいから、命を助けてくれ」と泣きついても手遅れである。お金では命を救えない。世界一の金持ちであったアップル創業者、ジョブズでさえ膵臓ガンのため60歳で命を落としている。

 癌患者を1年間延命させる薬として、500万円の薬も登場している。癌は金のかかる病気である。それの治療費を最小にするのが人生最大の金儲けである。癌は他人ごとではないのだ。日本人の2人に一人は癌になり、3人に一人は癌で死ぬのだ。4人に一人は認知症になって死ぬのだ。それで人生最大のお宝が無くなるのだ。

 

癌の原因と対策

 病死の原因は、狂った生活、狂った食事、狂った精神環境である。要は不摂生で己の体と心をいじめたのだ。いじめられた体の細胞が反乱を起こして、癌や病気になった。原因が分かれば対策は容易である。手術、抗がん剤、放射線治療等は対処療法で、後追いの対策である。癌予防で不節制を止めれば、癌にならず、金もかからず、治療費もかからず大儲けである。

 

癌になった場合の治療費用(1年目の費用)

 肺がん  266万円

 胃がん  236万円

 大腸がん 307万円

 肝臓がん  58万円

 乳がん  214万円

 各がんの内訳で、再発防止抗がん剤治療費が92~200万円もかかる。

 『プレジデント』「がん解明、9つの真実」2013年6月17日号より

 

私の癌治療費

 私の場合、がんセンターでの標準治療である抗がん剤治療を拒否した。その代替治療として、別病院で高濃度ビタミンCの点滴投与を週2回、4か月間受けた。一回37,400 円の治療費である。その費用は抗がん剤治療とあまり変わらない。これは保険がきかないので高額である。

 私の癌の治療費総額では、上記の費用くらいのお金が消えた。それ以外に電動ベッドや羽毛布団等の自宅の療養環境整備でかなりの金が消えた。それがなければ、大層なお金が残ったのに、である。

失った時間

 その金額を稼ごうと思うと大変だ。だから病気にならないのが、人生最大の金儲けである。失ったお金以上に、治療のための失った時間が膨大である。高濃度ビタミンC剤の点滴では、一回当たり2~3時間も病院のベッドに拘束される。その間、何も出来ない時間である。じっと点滴のボトルを眺めて時間を過ごす。癌になったという人生の悔いを感じるばかりであった。癌になったのは、自分が悪いのだ。郵便ポストが赤いのも私が悪い?のだ。

 でも私は最後のあがきで、右腕に点滴を受けながらも、メモ用紙に左手で思いついたアイデアを書きなぐっていた。

P1120862s    高濃度ビタミンC剤の点滴    2019‎年‎7‎月‎1‎日、‏‎11:38

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反省と再発防止

 癌になった原因を、今までの狂った生活、狂った食事、狂った精神環境であると確信して、私は生活の全てを変えた。お陰で健康的な、人間的な生活に戻ることができた。癌は仏様からの諭しのメッセージなのだ。今のままの生活を続けたならば早く死ぬところを、仏様からの「病気」という啓示で、生活の間違いの気付かせてもらった。そのお陰で延命できた。間違いは人間だから誰でもする。問題は、その啓示をどう受け止めるかである。

 

対処療法よりも再発防止を

 もう一つの大きな問題は、癌を治療する医師が、その原因を追究せず、対処療法で患者の治療にあたることである。今の現代医学や科学の問題点は、学問が細分化し過ぎて、物事の本質が分からなくなってきたことだ。

 私は、南雲クリニックの南雲吉則先生、真島消化器クリニックの真島院長の指導でガン再発防止治療に取り組んでいる。お二人とも、病気の真因を探って、病気予防を指導してくれる。病気になって名医に治してもらうより、病気にならない防止策が重要である。それが人生の最大の金儲けである。

 

防火対策

 2005年に自宅の隣のアパートが火事になった。当家も延焼しそうになり危なかったが、消防署が放水して延焼を食い止めてくれて、大感謝であるが、消すよりも、火事にならないようにするのが、最大の防火対策である。病気はそれと同じである。

 抗がん剤投与は、火事になった場所に水をかけるようなものだ。抗がん剤は正常な細胞も、同時に痛めつける。延焼を食い止めるための放水は、まだ火のついていない家屋を破壊する。この記憶が頭の隅にあり、今回の抗がん剤治療を拒否した。

 病気の治療の原則は、心と身を修めることである。それを江戸時代に佐藤一斎は知っていた。

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  自宅の燐家の火事で自宅内の被害   2005年10月28日

Img_2087s  火元のアパートの部屋 

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 自家(左)と火元のアパート(右)

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馬場恵峰書 「佐藤一斎「言志四録」五十一選訓集」(久志能幾研究所刊)

 

2019-12-28 久志能幾研究所通信 1554 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します

2020年4月27日 (月)

狂気の禍を防ぐ佛様 ~ 新型コロナウイルスを考える

 際限なく「大」、「長」、「高」、「過」、「繁」を求めると、「病」や「狂」の世界に入っていく。そして「病」や「狂」がある所には、必ず堕落や不正が発生する。

 

歴史の世界

 歴史上で、長期政権で、腐敗のしなかった例はない。

 大きすぎて、更に成長しつづけた生物、帝国はない。

 癌は無限に「長く」細胞分裂を繰り返して、人の命を奪う。

 高い地位、高い理想を求め続けると、いつしか人は無能の領域に入っていく。

 ナチス帝国主義は際限なく隣国を侵略し続けて滅んだ。

 過剰な民族優秀主義が、ドイツ帝国を滅亡に導いた。

 共産主義は、特定の人に権力が集中し過ぎて、全体の組織がおかしくなった。共産主義は今までに1億人の人民を虐殺した。

 

 大垣の汚川は長く強すぎる権限で水害を流して、組織を腐敗させた。

 それで大垣は衰退した。

 

過・禍を防ぐ門番

 自分の考えを明確にし、他の邪悪な思想に取り付かれないように門番の役目をするのが四天王の役目である。広目天は、目を見開き、高い視点で物を見よと教えている。目や舌や鼻が、食物の危険から身を守るために四天王の役目を果たす。同じように、心に入ってくる思想の正悪を四天王として判断する力を付けねば生きていけない。それが出来ず、滅んだ民族は数知れず。歴史を学ばない民族は滅ぶ。

 自分達とは思想の違う民族が、世界には跋扈している。その歴史事実を認識しないと、無防備に正道を歩くだけでは鬼に食い殺される。自宅でも寝るときは鍵をかけて戸締りして寝るではないか。非武装中立とは戯言である。きちんと戸締りをするから泥棒が入ってこない。プロレスラーに喧嘩を売るヤクザはいない。必要最低限の自衛戦力は必要である。

 トヨタの中興の祖 石田退三氏曰く「自分の城は自分で守れ」。

 

過剰な優秀意識の禍

 アーリア人は「俺たちが一番優秀な民族だ」、「人のものはオレのもの」、「俺の考えが正しいと思うのは正しい」、「だから他の民俗は我々に従うのが当然」との考えで歴史を邁進してきた。力による征服で、従わなければ虐殺、よくて土地の強奪、奴隷として搾取である。原住民との言葉は、「未開の」とのユニアンスがあり、優秀な民族と自負するアーリア人は、罪の意識もなく、やりたい放題で原住民の皆殺しの戦術で世界を席巻していった。そして現在の西洋社会が構築された。中華思想も同じ傾向である。中華思想も自分達が一番偉いとの考えが根底にある。紀元前2000年から続くこの人種の思想はDNAとして今も払拭されず今も鬼畜のように生き延びている。今の中東の紛争は、植民地政策による後遺症であり、アーリア人同士の内輪揉めである。和を重んじる民族には理解不能である。

 

 小川敏は、東大出という意識で、「俺だけが正しい。頭の悪く能力の劣る大垣市民は、俺のやることを黙って見ていろ」で政治を行ったようだ。自分が一番偉いのだとの過剰意識の表れである。それが19年間の政治に見え隠れする。それを小川敏に接した人は全員がそのことを言っている。それこそが大垣を没落させた原因である。

 

アーリア人による民族皆殺しの歴史 

(中国人はアーリア人と同じ思想を持つ)

 イギリスがアテスカ帝国を皆殺し、滅亡

 スペインによるインカ帝国を皆殺し、滅亡

 英国人(現米国人)のアメリカ原住民のインディアン600万人の殺害

  英国が侵略しオーストラリア原住民を皆殺し、植民地として統治

  英国は中国人にアヘンを売りつけ、因縁をつけてアヘン戦争を起した

 列強諸国によるインド、アジア、アフリカの植民地化

 米軍は東京大空襲での民間人10万人焼殺、原爆で20万人虐殺

   山の手周囲を焼夷弾で炎に包み逃げ道を閉ざし爆弾を投下

   広島、長崎原爆は、米軍歴史資料では爆発実験の項に分類されている。

  米軍の日本本土無差別爆撃で、非戦闘員の死傷者100万人

 ヒトラーはユダヤ人を1700万人虐殺 

 スターリンは自国民を2300万人虐殺

 中国共産党は4000~6000万人の自国民、他国民の虐殺

 中国共産党によるチベット民族皆殺し作戦進行中。120万人の虐殺

 中国共産党による仏教寺院の破壊活動(仏教の平和主義は共産党に不都合)

 

過激な思想

 思想に犯されて誤った道の進んだ優秀な若い人たちが、つい最近の日本にも存在した。誤った思想に洗脳されて、赤軍派リンチ事件、地下鉄サリン事件を起こした。普通の人よりも頭の良い高学歴の子達が、である。学校もまともに出ていない狂祖に取り付かれると、正悪の判断もできない地獄の餓鬼道に堕ちる。

 

拝金主義の狂気

 現在は拝金主義という鬼に取り付かれた人が氾濫している。拝金主義に犯されると、貧富の差が拡大した格差社会が出来る。そうなると社会不安が増大し暴動が発生し、最終的には社会が崩壊する。拝金主義者は己の立っている社会が崩壊すれば、己も生きていけないことが分からない人たちである。拝金主義とは、金勘定だけがよくできる餓鬼どもが罹る病気である。

 体に悪いことを知りながら、金儲けのために添加物まみれの食品を売るメーカは死餓鬼ではないのか。

 金や権力、強欲の本能に目が眩むと、どれだけ非道の鬼になれるか、歴史が教えてくれる。その歴史を学校では教えてくれない。学校で習う歴史は、あくまで西洋の視点で、勝者の立場で見た歴史観である。洗脳教科書である。「もっと目を見開いて物事を観よ」と広目天は言う。在れども、その気になって、持てる知識を総動員して視点を変えてみないから、真実が見えない。西洋史観に騙されてはならない。自分を守るのは自分である。自分の城は自分で守らないと家族が殺され国が滅ぶ。

 

自家の戦争被害

 先の大戦で、父の5人兄弟のうち、2名が戦死している。父も戦後2年間のシベリア抑留を強いられた。シベリア抑留では一説に10万人の邦人が極寒の地に散った。ロシアの鬼畜の火事場泥棒による戦争犯罪である。戦争は身近にある。

 

反省の時期

 今までグローバル経済主義が、もてはやされてきたが、それが原因で貧富の差が急激に拡大した。1%の富者が全体の99%の富を独占し、99%の人が貧乏になった。そのため総合的では、人類は不幸になった。新型コロナウイルスの蔓延は、行き過ぎた人の移動の禍の反省を強いている。この疫病は、神が人間の行き過ぎた欲望を戒めるために起こした罰ではないのかと思う。今のように人がホイホイと世界中を走り回るのは、自然界の法則から見て、異常である。人の行動範囲の拡大により、直面した脅威が、人の持つ免疫力の限界を超えたのだ。

 

己の体の狂気

 体に「しすぎる」と、病気になる。ほどほどが良い。食べ過ぎ、夜更かしし過ぎ、仕事やり過ぎ、特定の食品の食べ過ぎは毒である。美味しいものには毒がある。

 人は忙しすぎると、鬱になる。樹木、植物で葉が茂り過ぎた状態である。「忙」とは忙し過ぎて、心を亡くした状態である。

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  広目天 大仏師松本明慶先生作  高野山中門 2015年10月8日撮影

  広目天は「もっと目を見開いて物事を観よ」と言っている。

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  馬場恵峰書 2012年

  天は苦言を聞けという。それはご先祖様の声。

 

2020-04-27 久志能幾研究所通信 1551 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年4月26日 (日)

祈りで運命を変え、差取りを得る

どんなことでも文句を言わない。試練として全て受け入れる。

なにごとも行動を伴うお祈りをしないと成就しない。

祈ると同時に、それにふさわしい行動を取ること。

自分が変わらないと周りも変わらない。

自分が変わろうとしない限り、何も変わらない。

    馬場恵峰師  明徳塾にて 2006年5月28日

 

 祈りとは、自分に冷静に対峙すること。祈りとは、神仏の前で、謙虚に自分を見直すことである。

 批判してくれる人は神さまだ。愛の反対は憎悪でなく、無視である。己を憎悪している人は、黙って己が転ぶのを見ている。批判は自分のどこが悪かったかを教えてくれる。自分には前しか目が付いていない。批判者は、己の後ろを観察している。

 精進して、眉間の第三の目を開かせよう。菩薩とは、佛になる(悟りを開く)ために修行をしている行者である。人間界の己は、せめてこの世で、少しでも悟りの境地に近づいて、来世に行きたいものだ。「悟り」とは「差を取る」である。強欲な衆生と差をつけるのだ。

 ご先祖様は、己の未来を見据えて、病気や不幸を授けてくれる。ご先祖は物理的に何もできないので、己を病気や不幸にさせて、過ちに気が付いて欲しいと願う。ご先祖は今の道が間違っていることを、病気を通して教えてくれる。私も癌になって、狂った生活、狂った食事を送っていたことに気が付いた。

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 松本明慶大仏師作 聖観音菩薩像

 

Img_5682s    馬場恵峰書、東山魁夷「道」

2020-04-26 久志能幾研究所通信 1550 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

 

2020年4月24日 (金)

不幸は神仏とご先祖様の啓示

 不幸、失敗、不遇、病気、事故を神様とご先祖様の啓示として捉えたい。それを梃子に転戦しよう。それをばねに良い方向に運を向上させよう。事故、不運を善意に解釈しよう。事故には、善悪の意図はない。それを人がどう解釈するかだけである。

 There are no facts, only interpretations.

   事実はない。解釈があるだけ。  ニーチェ

 

 生き方を切り替えよう。考え方を切り替えよう。それで運を転換しよう。与えられた最悪の状況で、己はどう戦うのか、それを神仏は試している。神仏は親切である。今の与えられた運と仲良く「楽しめば」、次に良き運と仲良くなれる。愚痴を言っても「運さん」は変心しない。

 運さんを、命の限りを尽くして運ばねばならぬ。それを運命という。「運」とは、「軍(戦車)」を人生の岐路(十字路・シンニュウ)でめぐらせる、を表した象形文字である。

冬の時代は、力を蓄える時とわきまえ下へ下へと根を伸ばせ。

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 加藤梅香先生書  1980年頃

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 馬場恵峰書

 

命の恩人

 馬場恵峰師は小学校の時、教師から叩かれ、鼓膜を破られて耳が不自由になった。そのため軍隊に行かなくても済んだ。

 学校の指導で、恵峰師だけ熊本大学に志望校を変えさせられた。馬場恵峰師はそれに従った。学友は長崎大学に行き、原爆で命を落とした。馬場恵峰師は熊本大学に進学して、原爆から逃れられた。天の差配は人知を超える。

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 2012年12月14日 日中友好書画交流展にて  馬場恵峰書

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天之機緘不測

 「天之機緘不測」(菜根譚)、天が人間に与える運命のからくりは、人知では到底はかり知ることはできまい。「だからこそ心機一転、日々大切に、年々歳々、生き活かされる人生を大切に、余生を正しく生きよ」と恵峰師は力説される。

 人間の持つ生活模様の多様性が限度を超え、人生・生命観の実相、人間と動物を分ける生命の実相が、時代の喧騒の中で忘れられようとしている。恵峰師は、テレビ・スマホに代表される虚構上に舞う華やかな虚像に惑わされて、人間として大切なことを忘れているのではと危惧される。「時代の風潮に惑わされず、人間としての歩みを、一歩一歩しっかりと踏みしめて欲しい」と恵峰師は訴える。

     馬場恵峰卒寿記念写経書展写真集「報恩道書写行集」(久志能幾研究所刊)より

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レッドオーシャンからブルーオーシャンへ船出

 私が大学受験をした年、東大入試が安田講堂事件で中止になり、大波乱があった。東大に行く学生が京大に、京大に行く学生がその下の大学へとドミノ現象である。私はカスカスで国立に入れる学力であったが、その影響で国立大学の受験は全て失敗した。父の定年の関係で浪人はできないため、不本意ながら、私立大学に滑り込んだ。

 国立大学に行けない悔しさがあり、その巻き返しとして、最初から全科目、全優を目指し「仕事として」真面目に勉強をした。当時の大学生は、特に私立の大学生は、受験勉強から開放されて遊んでいた。その環境で少し頑張って勉強をすれば一番を取れる。それで特待生になって、授業料免除を獲得した。卒業式で総代として卒業書を受け取れた。

 私は団塊の世代の最後の年代で、受験戦争では四当五落の世界であった。それはレッドオーシャンでの血みどろの戦いであった。血まみれの海では、労多く、益が少ない。しかしブルーオーシャンでは、過当競争もなく、勝利を得ることが出来た。経営的にも、過当競争は非効率な戦いだ。非力な自分は、敵のいない所で勝負するしかない。並みの才能で、人より抜きんでるために、正面突破など愚かである。それが実証できて、良き学びの期間であった。

  

私の癌、塞翁が馬

 私は昨年、癌が見つかり、その手術をした。従容として、現時点で最善の方法を選んで、対応した。当時は失意のどん底に落ちた。覚悟を決めて葬式の段取り、戒名を決め、支払いまですませて手術に臨んだ。幸い、無事に手術もすみ、回復出来て神仏に感謝している。

 もし今、癌が見つかったとしても、手術をしようにも、新型コロナウイルス騒動で、医師達が忙殺され、手術をしてもらえないという。そうなれば、私の癌も手遅れになり、転移も発生して、今頃死んでいるかもしれない。

 そうなれば知人も病院封鎖で、お見舞いにも来られない。先の入院の騒動で真の交友関係が明らかになり、交友関係の良き「整理整頓」ができた。今にして、今回の癌の発見は、ご先祖が私に目を覚まさせるために授けた事象だと思う。結果として私の命を守っていただき、今までの狂った生活を見直すことができた。生かされた命を大事にして世のために使いたい。

4k8a02411s_2   馬場恵峰書

2020-04-24 久志能幾研究所通信 1547 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年4月20日 (月)

死と生 ~ 地獄から生き返る(1/2)

自然界の死と再生

 死なくして、新しい生はない。人の指だって、受精卵が細胞分裂して、指と指の間の組織が死ぬことで、指が生成される。

 カマキリは、生殖が終わると、オスはメスに頭から食われてしまう。オスの死が、メスに宿った新しい命の栄養となる。だからオスは従容として食われる。その時、雄の脳に麻酔物質が生まれるので苦しみはない。自然界の仕組みは素晴らしい。

 人間の体の組織も3ヶ月で入れ替わる。だから3㎏で生まれてきた赤ん坊の体が細胞分裂を繰り返して、20年で170㎝、70kgの成人に成長する。古い細胞が死んで、新しい細胞に生まれ変わったのだ。その死骸が垢であり、フケである。

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  馬場恵峰書 2014年

 

国の命と防衛

 日本人も太平洋戦争末期、多くの若ものが銃後の親や女子供のために、特攻で命を捧げた。アメリカ人には理解不能の行動で、その恐ろしさに、多くの米軍兵士が精神を病み、銃後に送還された。特攻の多くの突撃機は、戦艦を撃沈できず、直前で撃ち落とされたが、目に見えない戦果を挙げた。そのためアメリカは戦後の占領政策で、一歩引いて対応した。だから今の日本の繁栄がある。英霊が我々の命を守ってくれた。

 今の中国共産党による領空侵犯の頻発でも、中国パイロットは日本の特攻の歴史を知っており、自衛隊機のパイロットが、いざとなれば命がけで反撃して来るとの恐怖心で、中国軍は一線を超えられないようだ。英霊が今でも日本の空を守ってくれている。国を思い家族を思って特攻して散った若者の死は、無駄ではなかった。だから私は護国神社の前を通ると、必ず参拝し合掌する。

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P1060137s   濃飛護国神社(大垣)

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自己防衛

 自分達の命は、自分達で守らねばならぬ。戦争美化ではなく、自分の城は自分で守るのだ。そうすれば敵も安易に攻めてこない。プロレスラーに喧嘩を売るバカはいない。チベットが中国共産党に滅亡させられ、その民族が今、強制収容所に送り込まれて、臓器移植のドナーにされている。そうなったのは、チベットに憲法がなかったからではなく、国を守る軍隊がなかったからだ。今の国際情勢で、国の防衛で非武装無防備など狂気の沙汰である。だからそれを唱えた社会党は消滅した。

 自分の命を自分で守らない民族に、命の再生はない。それは企業でも都市でも同じである。国も企業も都市も家庭も個人も、自分の身は自分で守らねばならぬ。

 病気に対して自分を守るのは、危機管理意識と自己免疫力である。無意識では、自分を守れない。新型コロナウイルス対策で、マスクと手洗い、3密を避けることとが危機管理である。正しい食生活、正しい生活こそ、免疫力の強化である。

 

現代の脅威

 現在でも中共、ロシアは領空侵犯を繰り返し、年々増加の一途である。999回ものスクランブルをするとジェット燃料代だけでも年間1000億円が浪費される。大垣市令和2年度の予算が603億円、そのうち教育費が69億円弱であると考えると恐しいことだ。中国共産党は、日本への侵略を虎視眈々と狙っている。そんな国のドンを何で国賓にしなければならないのか。日本人の一人当たり、スクランブル費に対して年間約1000円の負担である。10年で1万円の負担である。

Index20200420__21   自衛隊機のスクランブル回数 (防衛庁資料)

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  日本の空を守るF15  

 

2020-04-20 久志能幾研究所通信 1540 小田泰仙

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2020年4月19日 (日)

春うらら 流れに漂う 死の匂い

 2020年4月10日、天気も良く穏やかな日和であるので、約1.5㎞先の食堂に散歩をかねて出かけた。帰りは少し疲れたので喫茶店に寄ったが、新型コロナウイルスの時節柄、客は私一人であった。その帰り道で、思いにふけりながら、「四季の路」を歩き、春の風に散りそうな桜を愛でながら散策をした。その穏やかな風景に死を意識した。

 

死の風

 水門川の流れを見ながら歩くと、死を意識する。時節柄、死期の道(四季の路)には誰も歩いていない。自分に残された時間が、水門川の水が過ぎ行く永遠の時間の中では、たったのひと時であることを痛感する。人はそんなに長く生きられるわけではない。私の命も、明日はわからない。38年後かもしれない。いくら長生きしても、後50年も生きられない。生は偶然だが、死は必然である。

P1130682s 2020年4月10日       四季の路(大垣) 昼間の静寂な空間

 

 ゆく川の 流れは絶えず 水門川

  

一日無事

 うららかな春の陽の下、今日一日が無事であることが、如何に幸せかを、愚かな人間は、その幸せを失って初めて気が付く。私も大病をして、それを痛感した。

 新型コロナウイルスが猛威をまき散らしても、自然の大地は、悠久の時を刻んでいる。水門川の流れは変わらずとも、明日は明日の風が吹く。ある朝、春一番が吹いて、花は散る。一瞬一生、春風秋雨、光陰矢如、である。人間の明日は分からない。

 

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師の最期の教え

 ここ1年で、私は大事な師を4人も見送った。亡くなられた師の遺言が「貴方も何時か死ぬのですよ。やるべきことをやり遂げて、悔いのないようにしなさい」であった。昨日が馬場三根子先生の49日であったが、コロナウィルスで全国に緊急事態宣言が発動され、法要に参列できなかった。向こうの迷惑を考えて九州に行くのを遠慮した。こちらで手を合わせて三根子先生のご冥福をお祈りした。生きている自分を振り返り、生かされている幸せを感じた。

 

残り時間

 市長の小川敏はもう70である。彼にも残された時間はそんなにも多くないはず。それなのに、彼は6選に向けて事前選挙活動に余念がない。市長職は、激務である。自分の時間が持てないほど多忙である。自分の残り少ない人生で、何を血迷って、自分の時間を放棄して、残時間をドブに捨てるのかと、他人事ながら哀れを感じる。

 小川敏は19年間も大垣市長をやって、全く成果が出ない。出ないどころか、やることなすこと大垣の没落に拍車をかけている。小川敏は、自分のことしか見えないので、無能なのだ。東大を出たという驕りで、回りの諫言に全く耳を貸さない。名馬も老いれば、駄馬に劣る。伊藤忠を若くして、追われるような性格なので名馬ではない。老いで、自分の無能さがますます分からなくなったようだ。権力を持っているので、認知症まがいでも、市民には凶器のような存在となる。更に後4年間の恥の上塗りをすることとは、情けない。大垣市民が悲惨である。

 

無私

 今まで、多くのトップを見てきた。有能かそうでないかは、”私”の有無で決まるようだ。名誉欲、利己欲が前面に出て、利他、無私の精神がなくしたトップが世の中に汚泥を流している。まるで汚川のようだ。不敏である。

 

究極の差は“私”の有無

 同じしっかりした人で、失敗する人と成功する人とは結局どこが違うのかをせんじつめていくと、失敗するほうには”私“があり、成功するほうには”私“がないということである。

   松下幸之助翁発言集4(PHP) p164,205

 

他山の石

 生は偶然だが、死は必然である。明日は我が身である。汚川の流れを横に、他川の水の教えとして、自分の人生の大事を急ごう。死ぬことから逆算して、残り人生を設計しないと、死の床で後悔する。

 いくら彼が5期連続の市長職を誇っても、いつかは召される運命である。驕る平家、久しからずや。栄華を誇った豊臣秀吉でも、家康に豊臣神社も歴史も抹殺されてしまった。その徳川家さえ、260年の命であった。

 私はこの世に、私にできる最大の貢献をして静かに去りたいと思う。有名でなくてよい、真っ黒になって世のために働き、時がくれば、人に迷惑をかけず、静かに去っていく。倒れる時は、前向きで倒れたい。最期まで前進したい。それが人間の美学である。

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  馬場恵峰書「百尺巻頭書作選集」(久志能幾研究所刊) p116より

 

2020-04-19 久志能幾研究所通信 1539 小田泰仙

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