現状打破、自殺防止、敵前逃亡
やったことだけだよ。後に残るのは。
とにかく実績を作れ。
動け。
仕掛けよ。
投資せよ。
書類を書け。
人に会え。
声を出して、話せ。
メールを書け。
プレゼントせよ。(時間、情報、情、言葉)
2007年8月17日
以上は当時、閉塞感に押しつぶされそうになった自分を勇気づけるために書いたメモカードである。
当時、私は仕事に悩んで鬱病寸前になっていた、その疫病神と闘うのでなく、仲良くなって、それを克服して今の私がある。その敵は自分自身の中にある。薬では治らない。医者に行けば、薬漬けで余計にひどくなる。
自分の中のもう一人の自分を敵視してどうするのか。多くの人がブラック企業の環境の中で悩んでいる。それを冷静に直視せよ。実態を見極めれば、対応策は無限にある。負けまいと頑張るから、泥沼にはまり込み、病状が悪化する。プライドを捨て、負ければよいのだ。なるようにしかならないと、達観することだ。
ニュートンの第一法則
無駄と思っても、まず動いてみることだ。具体的に動けば、具体的な回答が出る。動けば、頭も動くようになる。動かなければ、ニュートンの第一法則で、永遠に止まっている。
自殺
それを悩むから自分で自分を自殺に追い込んでしまう。ダメならそこから逃避すればよい。逃げる時は、恥も外聞も全て捨てることだ。命があれば再起できる。難破した船からの脱出と同じである。
以前に電通の東大出の女性社員が自殺をしたが、なぜ逃げなかったかが不思議である。頭が良すぎると、逃げるという動物的本能まで麻痺するのか。プライドを捨てられなかったのだろう。
私だって、悩んで何度もビルから飛び降りたいと思ったことか。悪いことに、職場のビルの5階には、飛び降りるのに最適に出窓があった。しかし意気地がなく、動物的本能で恐怖心が起こり思いとどまった。それなのに死を選んだ彼女が不憫でならない。
今にして思うことは、自分は何とアホみたいな些細なことで悩んでいたことか。泥沼に引きずり込まれるような状態を脱出するのは、自分で自分を泥沼から引きずり出すしかない。泥沼は幻想なのだ。自分を第三者の目で見よう。
一時は3万人が自殺をしていた。今でも毎年2万人ちかい人が自殺をしている(2019年の自殺者数は、19,959人)。それもその半数は分別ある中小企業の社長や管理職である。新型コロナウイルスでの死亡者どころではない。その自殺対策で、政府や企業は対処療法のみで、真の対策をしていない。
逃げろ
逃げることは恥ではない。ウサギがライオンに睨まれたら、正しい戦術は猪突猛進ではなく、脱兎の如く逃走である。いくら力を出してもウサギがライオンに勝てるわけがない。会社を辞めればよいのだ。逃げても誰も非難などしない。ウサギがライオンに突撃など狂気の沙汰である。それで自然界のウサギが、自殺したなどは聞いたことない。一社員が大企業に、命を掛けて抗議など狂気の沙汰である。何よりも命が大事である。
かの織田信長だって、負け戦となれば、後を秀吉に託して真っ先に逃げた。組織は信長のように非情である。だから信長は命を永らえ、天下を統一した。逃走軍のしんがりを勤めた秀吉の部下は死屍累々である。犠牲になるのは、いつも一兵卒である。
馬場恵峰書 2012年
2020-04-30 久志能幾研究所通信 1557 小田泰仙
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