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2020年4月20日 (月)

死と生 ~ 地獄から生き返る(1/2)

自然界の死と再生

 死なくして、新しい生はない。人の指だって、受精卵が細胞分裂して、指と指の間の組織が死ぬことで、指が生成される。

 カマキリは、生殖が終わると、オスはメスに頭から食われてしまう。オスの死が、メスに宿った新しい命の栄養となる。だからオスは従容として食われる。その時、雄の脳に麻酔物質が生まれるので苦しみはない。自然界の仕組みは素晴らしい。

 人間の体の組織も3ヶ月で入れ替わる。だから3㎏で生まれてきた赤ん坊の体が細胞分裂を繰り返して、20年で170㎝、70kgの成人に成長する。古い細胞が死んで、新しい細胞に生まれ変わったのだ。その死骸が垢であり、フケである。

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  馬場恵峰書 2014年

 

国の命と防衛

 日本人も太平洋戦争末期、多くの若ものが銃後の親や女子供のために、特攻で命を捧げた。アメリカ人には理解不能の行動で、その恐ろしさに、多くの米軍兵士が精神を病み、銃後に送還された。特攻の多くの突撃機は、戦艦を撃沈できず、直前で撃ち落とされたが、目に見えない戦果を挙げた。そのためアメリカは戦後の占領政策で、一歩引いて対応した。だから今の日本の繁栄がある。英霊が我々の命を守ってくれた。

 今の中国共産党による領空侵犯の頻発でも、中国パイロットは日本の特攻の歴史を知っており、自衛隊機のパイロットが、いざとなれば命がけで反撃して来るとの恐怖心で、中国軍は一線を超えられないようだ。英霊が今でも日本の空を守ってくれている。国を思い家族を思って特攻して散った若者の死は、無駄ではなかった。だから私は護国神社の前を通ると、必ず参拝し合掌する。

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P1060137s   濃飛護国神社(大垣)

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自己防衛

 自分達の命は、自分達で守らねばならぬ。戦争美化ではなく、自分の城は自分で守るのだ。そうすれば敵も安易に攻めてこない。プロレスラーに喧嘩を売るバカはいない。チベットが中国共産党に滅亡させられ、その民族が今、強制収容所に送り込まれて、臓器移植のドナーにされている。そうなったのは、チベットに憲法がなかったからではなく、国を守る軍隊がなかったからだ。今の国際情勢で、国の防衛で非武装無防備など狂気の沙汰である。だからそれを唱えた社会党は消滅した。

 自分の命を自分で守らない民族に、命の再生はない。それは企業でも都市でも同じである。国も企業も都市も家庭も個人も、自分の身は自分で守らねばならぬ。

 病気に対して自分を守るのは、危機管理意識と自己免疫力である。無意識では、自分を守れない。新型コロナウイルス対策で、マスクと手洗い、3密を避けることとが危機管理である。正しい食生活、正しい生活こそ、免疫力の強化である。

 

現代の脅威

 現在でも中共、ロシアは領空侵犯を繰り返し、年々増加の一途である。999回ものスクランブルをするとジェット燃料代だけでも年間1000億円が浪費される。大垣市令和2年度の予算が603億円、そのうち教育費が69億円弱であると考えると恐しいことだ。中国共産党は、日本への侵略を虎視眈々と狙っている。そんな国のドンを何で国賓にしなければならないのか。日本人の一人当たり、スクランブル費に対して年間約1000円の負担である。10年で1万円の負担である。

Index20200420__21   自衛隊機のスクランブル回数 (防衛庁資料)

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  日本の空を守るF15  

 

2020-04-20 久志能幾研究所通信 1540 小田泰仙

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