c-馬場恵峰師の書・言葉 Feed

2022年3月26日 (土)

マイ経典を書く

 

 自分は自分教(おだ仏教)の教祖である。あなたが豊田さんならトヨタ教である。その自分の信念を書き出せば、それはマイ経典となる。今まで自分が正しいと思って行動してきた規範を書き出すだけである。それは親や師から学び指導されたことだ。その教えられた行動で生きてきて、地獄に落ちていないなら、それは間違ったことはない証である。親や師の後姿から学んだ薫習の成果である。それが立派な生きた経典である。

 

仏教徒のたしなみ

 人間として人に迷惑をかけない。人と比べない。人に尽くして、自分も幸せになる。たったそれだけの教えでもマイ経典である。

 企業での経典なら、経営理念であり、家の教えなら家訓である。自分の経典がマイ経典である。

 

パブロフの犬

 その逆に毎日、一方的にテレビからの洗脳放送を聞かせされ続ければ、考えることもなく、軽薄な信徒が出来上がる。無意識にファーストフードにありつくようになる。酒を飲み、煙草を吸い、飽食に走れば、後はがんになるのは自然の流れである。そうやって毎年、37万人が癌で死んでいく。がんを発生させる食品を売る会社は、テレビ局には大事な広告主なのだ。テレビ局は、信徒に美味しい食品のCM(経典)を聞かせねばならぬ。CMを見る方は、まるでパブロフの犬である。

 

自分のあるべき姿

 毎日、自分の有りたい姿を目に見えるかたちに書き出すことを続ければ、段々とあるべき姿に収束していく。それがマイ経典である。

 ありたい姿を何回も書いていれば、そのことを何回も熟慮することになり、洗練された姿になっていく。書いてあれば、それが脳に刻み付けられ、そういう人間に向かって成長していく。

 

何が分からないか

 分からないことを紙に何回も書いていれば、自ずと答えは潜在意識が出してくれる。何が分からないかを明確にすることが学びである。分からないことを自覚することが真理への第一歩である。自分は全能の神ではないのだ。分かるようになっていく過程が自分の経典である。

 十篇読むより、1回書いた方が悟りになる。だから百回でも千回でも万回でも書いて、悟りに近づこう。

 

書いてこそ

 毎日、エッセイ(ブログ)を書いていると、右往左往しながらも一つの方向に行き先が定まってくる。それも修行であろう。それは私にとって読経であり、写経である。自分のあるべき姿を書けば、それが規範として身を引き締めざるえを得ない。

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 馬場恵峰書

 

2022-03-26  久志能幾研究所通信 2343号  小田泰仙

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2022年3月25日 (金)

「面倒くさいからヤル」で人生、国、都市を守る

 

 面倒くさいことを面倒だとしてやらないと、認知症にまっしぐらだ。「使わない器官は退化する」は生物の鉄則。生きるのが面倒になった人が自殺する。脳死である。

 面倒くさいことをやるから、もっと簡単にできないか、そこに無駄はないかと考えるから、頭が活性化する。それで科学技術が発達する。それこそが認知症防止である。

 

カルシウム放出

 ある実験で、立ったまま歩哨をする兵士グループと、寝たままで監視をする兵士グループに分けて実験をした。その1日半後に尿を分析したところ、寝たままの兵士の尿中に出てくるカルシウムの濃度が2倍になっていた。わずか1日半だけ寝ているだけで体は、「骨はどうもいらなくなったのだな」と判断してカルシウムを放出するのだ。

 

使わない器官は退化

 同じように、生物は使わない器官、能力はどんどん退化させていく。生物は厳しい生存競争の中で、生きていくのに必要な器官に特化して機能を高めている。

 だから歩くこと、座らないこと、エスカレーターに乗らないこと、が老いて寝たきりの生活になることを防ぐ。

 使わない器官や機能となれば、それは窓際族扱いで左遷である。会社も生存競争が厳しいので、お荷物の社員は窓際である。生物も会社も同じである。

 

 若い頃に流さなかった汗は、苦労に耐える性格を堕落させ、老いて流す涙となる。老いれば汗腺も涙腺も枯れ、生きる力も枯れ、朽ち果てるだけになる。

 

自国を守る

 国を自衛するのは大変な労力を要する。面倒な業務である。それを米軍に任せて放置すると、平和ボケ認知症になる。そうなるように身内の敵が仕向けている。自衛力の増強を反対している。獅子身中の虫である。癌細胞である。

 尖閣諸島が盗られ、沖縄が占領され、北海道が侵略されてから気が付いても遅いのだ。自分の国を守るという意識を常に持たないと、認知症の国になり、占領される。すでに竹島と北方領土が盗られたままだ。相手は凶器を持った盗人である。ロシア共産党は人民を6000万人、中国共産党は人民を4000万人を殺戮した殺人集団なのだ。隙あらばと虎視眈々と日本を狙っている。

 面倒くさいことである自国を守ることは、自分でしなければ、同盟国でも守ってくれない。条約など紙切れですぐ反故にされる。それが今回のウクライナ侵攻で明らかになった。

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行政という生き物

 政治問題で不条理なことがあっても、声を上げず黙っていると、生物としての行政は、市民の声を吸い上げる能力を低下させ、横暴になっていく。大垣市民が声を上げず、大垣市長の小川敏の無為無策の政治を黙認したから、20年後に大垣市の思考能力、行政能力が衰退して、大垣市が没落した。当たり前の自然現象である。

 市の行政を批判する目をつぶると、見えるものも見えなくなる。だから増税されても気が付かなくなる。市民としてご臨終である。

 

体力低下を実感

 最近のコロナ禍で、つい自宅で過ごす時間が長くなってしまった。最近やっと散歩を再開したら、てきめんに体力が落ちていた。歩くのが面倒くさいと思っても、散歩を欠かしてはダメである。

 右手に志、左手に算盤を持ち、背中に我慢を背負い、足を引っ張るもう一人の怠惰な自分を引きずり、前を向いて歩こう。人は歩くことを止めたら、死がある。生涯現役のためにも、歩き続けることだ。

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 馬場恵峰書

 

2022-03-25  久志能幾研究所通信 2342号  小田泰仙

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2022年3月24日 (木)

マザー・テレサの予言 愛子様とM子さんの運命

 

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。

言葉に気を付けなさい、それはいつか行動になるから。

行動に気を付けなさい、それはいつか習慣になるから。

習慣に気を付けなさい、それはいつか性格になるから。

習慣に気を付けなさい、それはいつか性格になるから。

性格に気を付けなさい、それはいつか運命になるから。

             マザー・テレサ

 

 愛子様は3月17日の成年会見で「皇室は、国民の幸福を常に願い、国民と苦楽を共にしながら務めを果たす、ということが基本であり、最も大切にすべき精神であると、私は認識しております」と決意を述べられた。

 天皇皇后陛下の日頃の思考が、薫習として、その考えがそのまま愛子様に伝わった。霧の中を歩めば自ずと衣が濡れる。それが薫習である。別の表現では、「氏より育ち」である。

 

 M子さんは思春期の頃から「自由もない、人権もない、早くここから抜け出したい」と皇室から離れることを強く望まれてきた。M子さんは2021年、敵意丸出しの会見をして、その言葉通りにNYに国外逃亡された。自由な環境で育てられたので、今まで思考してきた通りの行動を取り、行動がそういう習慣となり、性格を形成していった。その性格が、その通りの運命を創った。

 

薫習

 親からどういう薫習を受けるかで、ここまで差が出てしまう。親の教育を見直そう。自分が親なら襟を正そう。子供は親の言う事は聞かないが、親の背中を見て、やっているままを真似る。今の日本をダメにしたのは、現代の堕落した親たちである。

 私の親は学もなく貧しかったが、必死に働いて私を育ててくれた。父は酒も飲まず、煙草も吸わなかった。毎日5時から酒を飲んでいるお方とは違っていた。父は寡黙であったが、洋裁の内職までして休日も働いていた。そんな親の背中を見ていると、勉学に励むのが自然の流れとなった。親に感謝している。

 また私は馬場恵峰師に2006年から師事して15年間、師の生き方を肌で学んだ。その薫習を受けた。師は生涯現役を口癖に、その通りの94年の人生を歩まれた。その薫習に感謝である。

 子供とは、親の生きざまの凝縮体なのだ。M子さんは両親の生きざまを凝縮しただけの存在だ。日本人への良き反面教師である。

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 馬場恵峰書

2022-03-24  久志能幾研究所通信 2341号  小田泰仙

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2022年3月23日 (水)

「脱炭素」に反抗、「浸炭素(炭風呂)」を楽しむ

 

 炭素は地球上の不可欠な存在である。石炭や石油は動植物の死骸が経年変化で炭化して出来た宝物である。人類はそれと共存して生きて行けばよい。何事もバランス、常識ある行動である。

 それを放置したままにすれば、地球上が不用品に溢れてしまい、逆に環境が悪くなる。自然の循環を阻害することになる。それを「脱炭素」を御旗に騒いで、金もうけしている輩が跋扈している。それに洗脳されてはならない。

 

私の脱炭素

 当たり前に省エネに取り組む、無駄なエネルギー消費を止め、環境に優しい生活を送ればよい。モノを大事に長く使えばよい。無駄なものを買わず、テレビも見ず、必要以上に食べない。私は完全禁酒だから燃費最高値の体である。禁煙なのは当たり前。病気にならないように健康管理オタクである。それこそが脱炭素に貢献する。病気になるのが、最大の脱炭素に反する行為である。現在の日本の医療費は42兆円越えである。なにかおかしい。どこかでバケツの底に穴が明いている。その隠れた犯人はマスコミと汚役人である。

 だから自宅では太陽光発電もしないし、電気自動車もハイブリッド車も買わない。愛車は現在、23年目のガソリン車である。最大の安全運転で省エネ運転を心がけている。市外に出かける時は、必ず電車である。だからガソリン補給は2か月に一度である。

 

P10702501s   馬場恵峰書

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私の「浸炭素」生活

 私は健康管理で、浸炭素生活として炭風呂を楽しんでいる。変な化学製品の入浴剤を使うより、自然な素材の炭を使って入浴したほうが、健康によい。健康維維持こを最大の脱炭素である。

 炭風呂には、炭のミネラルと遠赤外線効果で、お湯をまろやかにして体をぽかぽかと温めてくれる効果がある。私はもう10年間程、炭風呂を愛用している。

 お風呂を沸かすのも、深夜電力を使うエコキュートである。ガスを使うより安い。

 

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  お風呂の入れた炭(洗濯ネット内に炭が入っている)

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脱炭素泥棒

 現在、「脱炭素」を御旗にその利権を漁っている輩が横行している。太陽光パネルの利権である。民主党時代に、太陽光発電補助金の名目でその電気代を全家庭に負担させている。明確な利権事業、脱炭素泥棒である。民主党時代の負の遺産である。中国の太陽光発電のパネル生産で、小泉ファミリー、河野ファミリーが法外な利益をむさぼっている。またその「脱炭素」に扇情されて、米国が新規の石油開発を止めたのが遠因となり、愚かな戦争まで始まっている。我々はもっと真実に目を覚ますべきだ。

 

ぐれた偶像

 ぐれた少女が、環境保護の御旗の元、うまく利用されて環境破壊に貢献している。わざわざ地球エネルギーを余分に使い、大西洋をヨットで横断して環境会議に参加してそれをアピールしている。その事前準備で大の大人が数人、旅客機で数回大西洋を往復しているとか。それらの表の行動だけをNHKが賛辞する番組で日本人に洗脳教育をしている。余りに偏った思考回路である。税金の無駄遣いである。

 

ドイツの偏狭行動

 ドイツはその民族性のせいで、何事も極端に走り過ぎてきた歴史がある。それを見ると、ドイツ人は知識を溜め込むが、賢いとは言えない。環境保護の名目で原発を止め、ドイツ国内の全エネルギーを再生エネルギーに転換した。そのため、ロシアに頭が上がらない状況に自分で自分を追い込んでいる。その一方でフランスから原発の電気を買っている。思考の視野が狭いのか愚かなのか理解不能である。ドイツ国内の全エネルギーを再生エネルギーに転換など理論的に破綻している。それが今回のウクライナ戦争で露見した。

 ドイツは昔から極端に走り過ぎる傾向がある。ナチスへ盲信、ユダヤ人虐殺、排ガス不正、中国べったり、再生エネルギー一本鎗方針などで、血迷った行動ばかりである。第二次世界大戦前も、日本と条約を結びながら、その裏で中国に肩入れをして日本を裏切った国民である。

 最近はドイツはEUの盟主として遣りたい放題である。やればやるほどドイツの貿易黒字が増えて、ドイツが儲かる仕組みである。理想のEUという体制は、どこか無理がある。ドイツだけが得をするシステムである。富める国は、ますます富み、貧しい国は搾取され続ける。それが今のEUである。

 その生贄としてギリシャが捧げられた。EUからの仕打ちでは、自国で通貨の自由がないので、経済再生が難しい。通常の国は、関税や通貨の変動で国内企業を守って再生させるのだ。それがEUからの制裁で困難である。ドイツだけが輸出で大儲けである。

 

2022-03-23  久志能幾研究所通信 2340号  小田泰仙

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2022年3月21日 (月)

神様経営のプロジェクト

 

 経営の神様松下幸之助氏は若者から「国の政治と会社の経営は同じものか」と問われ、「同じだ」と答え、「業種を問わず、会社経営に成功するには三つの条件がある」と続けた。

 一つは絶対条件で、経営理念を確立すること。これができれば経営は50パーセントは成功したようなものである。

 二つは必要条件で、一人ひとりの能力を最大限に生かす環境をつくること。これができれば、経営は80パーセント成功である。

 三つは付帯条件で、戦略戦術を駆使すること。これを満たせば経営は100パーセント成功する。

   藤尾秀昭著『小さな人生論1』より 致知出版社  2003年

 

 私はこの言葉を人生全てに通じると信じて、自分の全ての行動、プロジェクトに適用して生きている。自分の人生経営も然り、プロジェクトの遂行も然り、商品購入の実行も然り、食事もしかり、生活全般も然りである。

 経営とは、自分の使える資源(能力、財産、人脈、環境、徳、家の歴史)を最大限に活かすことである。親の遺徳も大事な資源である。自分の徳を後世の子孫に残すのも経営の要件である。

 

人生

 人生はまず生き方の方針を確立すること。何のために生きるかを明確にする。そのため、自分の能力を最大限に活かすため、自分への投資を怠らないこと。生きるための渉外事項は単なる付帯事項である。人との付き合いは、自分がしっかりしていれば、付き合う相手も自然と決まってくる。それをしっかりと維持すればよい。

 

食生活

 日常生活の食事でも、何のために生きるか、何のために食べるかを人生目的で明確にすれば、それで生きる方法と食事生活の50%は完結する。後は技術的に最適な方法(食材・料理法)を選択するだけである。後の戦略戦術は付帯事項である。生きる目的が明確なら、好き嫌いも言わず、毒(タバコ、酒、糖分)などは見向きもしないようになる。

 食事の目的が健康な生活を維持し、健康な体つくりであると定義すれば、安いからと遠方まで時間をかけて食事に行くことは無くなる。時間の無駄であるし、安い食材は、往々に体には悪い成分が入っている。本末転倒の結果となる。それは食事の経営方針がなっていないのだ。

 

モノを買う

 モノを買うにも、そのプロジェクトの経営理念さえ明確にすれば、後は自動的に目的に向かって走り出す。それで50%が完結する。値段の高い安いは付帯事項である。安物買いの金失いでは、その購入の経営方針に反する。

 安い中国製の電子製品を買って得した気なっても、それで中国の少数民族の奴隷労働の手助けとなり、日本の技術が盗まれ、日本の雇用を無くし、10年後の日本経済が破壊されれば、本来の購入の経営方針に反する。それで中国が金を稼ぎ、その金で日本を狙うミサイルを整備されたら、本末転倒どころか、日本沈没である。

 

 「日本や在日米軍、海上の米艦艇を攻撃できる地上配備型の短・中距離弾道ミサイルを中国は約1900発保有しているが、米国の保有数はゼロだ」

 オバマ米前政権で核・ミサイル防衛担当を務めたブラッド・ロバーツ元国防次官補代理談  聞き手 編集委員・佐藤武嗣

「日本攻撃可のミサイル、中国に2千発」

2020年3月23日   朝日デジタルより

https://www.asahi.com/articles/ASN3Q77H0N34ULZU016.html

 

経営不振の大垣新市庁舎

 2020年1月に竣工した大垣市新市庁舎のプロジェクトもその建設の経営が不適である。何のために建てるのかの目的が曖昧になっている。結果として役人たちの自己満足のための建設となってしまった。だから人口減が予想されているのに、過剰な大きさと過剰な豪華な設備となった。使い物にならないIT機器を、自分達の自慢の為に導入した。新市庁舎の建設の経営方針がデタラメであったためだ。

 

ピアノ導入

 現在、コンサート用ピアノの購入計画を練っているが、その運営の経営理念が明確だから、ブレることなく前進している。金を作るのは付帯事項である。悪いことに使うのでなければ、金は何とかなるものだ。そのための各要素を最大下に発揮する段取りをするだけである。

 

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 馬場恵峰書

2022-03-21  久志能幾研究所通信 2338号  小田泰仙

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2022年3月16日 (水)

人生という宇宙 色即是空、空即是色

 

 宇宙には、成功失敗、好き嫌い、成長衰退、勝ち負け、善悪などの概念はない。現世の中には現象は存在するが、それに「色」はついていない。色の付いていない状態を「空」という。色を付けるのは、我々人間の意識である。

 空に色を付けるのが五蘊である。五蘊とは、人間を成りたたせている5つの要素である。「蘊」とは「働きをしながら寄り集まっているもの」という意味である。五蘊は、色(=肉体)、受(=感覚)、想(=想像)、行(=心の作用)、識(=意識)である。

 

 だから人生は、自分が思った通りになる。自分の人生には、自分で色を付けないと、永遠に空のままで、他人に色付けされた奴隷の人生となる。それを洗脳という。だから自分が理想と思う事こそ、最高の人生である。自分で人生を創ることが生きる事。

 

解釈

 この世に現象は存在するが、事実は存在しない。現象が存在するとは、その人間の解釈の差だけである。その世界では成功も失敗もない。善も悪もない。幸せも不幸もない。その人の解釈(色)があるだけである。よい解釈を出来るようにするには、良き師について薫習するがよい。

 

 例えばニューヨークでスリの被害に遭っても、スリをする方は、そのスリ社会の勝者であり、被害者が敗者である。スリ仲間やスリの家族には、彼は英雄なのだ。被害者はその場(例えばニューヨークのハーレム)での宇宙根源の生存競争に負けただけである。そこには悪も善もない。その場の生存競争の法則を知らなかった人間が愚かなのだ。

 

時間経過

 その人間(色)がこの世からいなくなれば、色は空となる。色即是空である。この世にあるのは時間の経過だけである。だからこの世は無常だから、色(人間)が、何時かは空(死)になっていく。色即是空である。その色がある間の生き方を、般若心経は人に問うている。

 

 般若心経の原典となった経典は、玄奘602年 - 664年3月7日)が、国禁を犯し、命をかけてインドにわたり、600巻の経典を持ち帰った。

 インドより帰国した玄奘は、持ち帰った膨大な経典の翻訳に余生の全てを捧げた。翻訳作業は玄奘が亡くなる直前まで続けられた。麟徳元年2月5日(664年3月7日)、玄奘は経典群の中で最も重要とされる『大般若経』の翻訳を完成させた百日後に玉華宮で寂した。

 般若心経は、その膨大な経典を266文字に集約した経典である。

 

 この経典は2000年間読み継がれている。2000年間も読まれ続けられているにはワケがある。人生を変えたいのなら、毎日、覚悟して般若心経を読むことだ。写経することだ。意味も理解せず、惰性で読んだり、暗唱しているから、人生が変わらない。一文字一文字に玄奘の命が籠る言葉を読経し写経することだ。

 馬場恵峰師は1万5千字ほどを写経された。その馬場恵峰師の卒寿記念写経展の写真集を出版できたのは、五蘊によるご縁と佛縁での色である。佛縁に感謝。

 

 

2022-03-16  久志能幾研究所通信 2334号  小田泰仙

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2022年3月14日 (月)

MAN有引力の法則

 

 人間関係、仕事、趣味、遊び、娯楽等は、意識せず放っておくとどんどんと下劣な状態になってしまう。それはエントロピー変化の原則である。どんどんと無秩序な状態に堕ちていく。その方が自然で楽だからだ。万有引力(man有引力、漫遊引力)の法則で、下に落ちるのが宇宙根源の理だからだ。怠惰な人間にとって、その方が楽なのだ。

 

 己の中は佛も住めば、鬼も住む。此の世は全てプラスマイナスの世界である。己の中には、「向上しよう」とする己と、「そんな辛気臭いことは止めとけ」と足を引っ張る鬼のようなもう一人の己がいる。

 

 人には魂がある。その魂の本質は「鬼」である。その「鬼」が「云う」と書いて、「魂」である。本来、人は鬼なのだ。その鬼を「人に非ず」と書いて、「佛」である。人と超越した存在の「佛」になるために修行がある。

 

Dsc04554sjpg 松本明慶大仏師作 「魂(オニ)」

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 聖人の要素だけでできた人間はいない。その鬼を抑え込んでこそ、人間である。それを抑え込む過程が修行である。内なる鬼を抑えられなければ、本能のままに生きる犬畜生と同じである。

 

 学ばないと宿命的存在、つまり動物的、機械的存在に成り下がる

 学ぶことで運命的存在、つまり人間的存在になる。

                         安岡正篤師

 

 だから意識して、自分を高めるためには、自分より格の高い人と付き合うようにしないといけない。仕事でも自分を磨くため難度の高い仕事に挑戦しなければならぬ。趣味でも、自分を高めてくれる習い事に取り組み、動機付けが上がる道具を手に入れるようにせねば、老いて朽ちるだけだ。

 朱に交われば赤くなる。だから孟母三遷の教えである。良き師、良き仲間と付き合いたい。師とか友とは薫習の教えの仲である。良き師や良き友と付き合えば、良き教えが薫習として自分に移ってくる。

 

 趣味でバイオリンを演奏する人が、念願のストラディバリウスを手にいれた。それから付き合う人が劇的に変わったそうだ。そういうレベルの人が周りに集まりだしたという。ストラディバリウスは良き師と同じように、よき薫りを出しているようだ。良いものにはワケがある。

 私もそれにあやかろうとヤマハCFXを入手しようと夢見ている。

 

 人には「man有引力(万有引力)」かかっている。良い引力を与えてくれる人が師である。師の指導のいかんで、その動きには光から光へ、光から闇へ、闇から光へ、闇から闇へ、と4種類の姿があらわれる。

 オウム真理教の教祖のように闇から闇に引きずり込む鬼もいるから、師の選択は最大の注意が必要だ。孟母三遷の教えを思い出そう。

 

 ニュートンの第2運動法則で、力を加えないと、人生の行動は永遠に同じ速度で師や親の教えられた方向に動き続ける。人間という宇宙社会は人間関係の軋轢で、そのエネルギーが減少して、速度は落ち、下に落ちていく。だから自分でダイナモ(発電機)を回して、上に行くエネルギーを出さねばならぬ。だから努力をしないと、陰力の影響で地獄に引きずり込まれる。

 

Img_43851s 馬場恵峰書

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2022-03-14  久志能幾研究所通信 2332号  小田泰仙

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2022年3月13日 (日)

桃栗3年、柿8年、達磨は9年、俺は一生

 

 人の完成はない。死ぬまでが成長で、死んだ後でも来世で菩薩として、佛道を歩む。弥勒菩薩は如来様に一番近い位置まで昇格された仏さまだが、それでも如来様に昇格するまで、あと56億7000万年間も修行を続けられる予定である。人間の分際で10年、20年の修行など数の内に入るまい。

 

辛いことの多い人は感謝の心を知らないから

 利己主義者は幸せになれない。もらうより、与えるほうが幸せである。

 

苦しい事の多い人は、自分に甘いから

 苦を避けるから、余計に苦が降ってくる。

 人生の全エネルギーの総和は等しい。若くして楽をすれば、後は苦労があるだけ。その実例をKK息子は示してくれている。

 共産党中国が尖閣諸島を攻めてきても、民主党は自分達が火の粉を被るのを嫌がり、なあなあで事を済ませようとしたため、現在、中国共産党は遣りたい放題である。

 ウクライナはロシアの侵攻に対して毅然として市民が立ち上がり死を厭わず戦っている。攻められて苦しくても、自分達にも厳しいのだ。他山の石とすべきだ。ウクライナ問題は、明日の日本が侵略される姿である。

 

悲しい事の多い人は、自分の事が分からないから

 自分よりもっと悲しい目にあっている人がいる。

 自分の置かれた幸せが分からないのは、痴呆である。

 頭がお花畑状態である。

 

心配事が多い人は、今日一日を大切にしないから

 危機管理をきちんとすれば、やるべきことが見えてくる。

 危機管理とは、今が大切である。

 今やるべきことを、今なせ。そうすれば心配ごとは起こらない。

 きちんと自分と家と会社と国を守れば、心配事は起こらない。

 正しく憲法を定め、自衛隊を整備すれば、他国から侵略されることは起こらない。その憲法解釈を曖昧に放置するから、他国に攻められるのだ。

 自宅でも正しく戸締りをすれば、泥棒に入られることはない。自宅で今日やることは、就寝前に施錠すること。国民が安心して眠られるように、国境に施錠をすること。当たり前を当たり前にする。

 ウクライナが侵攻されても、国連もウクライを守ってくれない。米英仏ロ中が結託して、ウクライナから核兵器を放棄させた。しかし、ロシアがウクライナ攻めても、米英仏は知らん顔。中国は国連決議に拒否権を発動。そんな状況で、日本が守られるはずがない。自分の城は自分で守る。それは、今日やるべきことを大切にしてこなかったツケである。

 

行き詰る事の多い人は、自分が裸になれないから

 体裁を取り繕うから、弱点があらわになる。万物は、応力が弱い箇所に集中する。機械力学の基本的な真理である。何が問題かを、自分が裸になって考えることだ。裸とは素直になること。

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  馬場恵峰書 日中文化資料館蔵  ‎2012‎年‎11‎月‎9‎日、撮影

 

2022-03-13  久志能幾研究所通信 2331号  小田泰仙

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2022年3月 9日 (水)

経済予想 ウクライナ戦争後、新型コロナ後

 

ウクライナ戦争

 ウクライナ侵攻をしたロシアはSWIFTの断絶で破綻する。現代の経済社会は、世界とつながらなければ、経済的に破綻する。いくら資源があっても、金が入って来なければ、立ちいかない。高くなるが、代替品は世界から調達できる。つながり過ぎた世界経済が、ロシアを殺す。

 

再生エネルギー

 今の人類の技術水準では、全てのエネルギーを再生エネルギーで賄うことは無理。それをロシアは教えてくれた。ロシアによるウクライナ侵攻で、脱炭素社会化を煽っての大嘘で、金儲けをしている闇世界を明らかにしてくれた。感謝である。脱炭素社会を信じて、全面停電に陥り、痛い目に会えばよいのだ。そうしないと環境保護という偽善家に騙されている人達は、目が覚めないだろう。

 要は、再生エネルギーでは地球経営的に採算が合わないのだ。今ある資源を大事に、分相応に節約して使えばよいのだ。欧米の一部の利権者の強欲のために、脱炭素社会の利権が創出された。要は金儲けである。だれが当時の京都議定書調印に反対したのだ。今になって、脱炭素社会化推進などお笑いである。

 そんなに地球温暖化が心配なら、肉食を控えればよいのだ。温室効果ガスの影響度は、交通機関の移動手段では13%だが、肉食は18%の大きさで影響を与えている。肉食はガソリンの排ガスの影響どころではない。

 人間は、地球の一員として、いまある資源を有効活用して、省エネを地道に進めるしかない。

 日本の古来の考え「知足」こそ、我々地球人の生きる道である。

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 馬場恵峰書

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太陽光発電

 太陽光発電は不安定な電源供給システムである。お天道様次第で、不安定になる。そのバックアップシステムがないと運用できない。それは中国共産党の戦略物資であり、小泉ファミリー、河野ファミリーの利権の塊である。

 後年、パネルの廃棄時に莫大な有害公害物質の処理費が発生する。総合的に、地球の経営的に採算が合わない。これで採算が合う国家とは、奴隷労働が使え、環境破壊が出来る共産党国家だけである。

 

電気自動車の動向

 前提である地球温暖化、脱炭素化社会が崩れてきている。エネルギーをガソリン車よりも多く消費する電気自動車が普及するとは思えない。今、欧州では電気が足りなくなり、停電が問題になっている。電気が無くては電気自動車を走らせられない。

 

 地球規模のエネルギー政策は、地道に省エネに取り組むしかない。私も技術者として省エネで40年間、その技術開発に取り組んできた。それに対して、余りに無頓着な欧米の技術者たちや消費者達に呆れながら、である。

 欧米は、一発逆転を狙って、電気自動車を押し付けてきたのが、現在の流行である。過分に技術論ではなく、政治論だけで攻めてきて、今回のウクライナ侵攻でそれが実務的に破綻したのだ。

 

脱炭素化社会

 脱炭素化しようとすると、余計にエネルギーを消費する。石化エネルギーが地球温暖化の原因という証拠は不十分である。今、逆に地球は寒冷化が始っているという学者もいる。何が正しいか、もうすこし観察を続けた方がよい。

 

共産主義の脅威

 共産主義独裁者が、如何に恐ろしいかを、民主国家は目が覚め、対策を打たないと、世界は滅びる。それを今回のウクライナ侵攻が教えてくれた。

 中国共産党のウイグル族虐殺はナチスのホロコーストより怖ろしいのだ。

 今までに共産主義者は、1億人の人民を殺戮した。共産主義者が虎視眈々と日本を狙っている。

 日本がモンゴルやウクライナのようになってからでは遅いのだ。

 

岸田退陣

 岸田首相は聞く耳を多く持ちすぎ、聞くだけで何も決断ができない。彼は単なる「検討士」である。リーダーは決断することが仕事である。決断できないリーダーは国を亡ぼす。もう退陣の時である。支持率がなんとか持っているのは、マスコミの情報操作の為である。

 コロナ禍で痛めつけられた米国景気は、コロナ前の雇用が回復している。経済政策に失敗した日本は、経済が泥沼のままだ。日本のコロナの被害は欧米の10分の1以下であるのに、だ。日本の景気回復問題は、政治の問題である。岸田首相のままでは国が亡ぶ。このままでは、媚中派に牙を抜かれて、日本沈没である。国民は偏向マスコミを排除して、真実を観よう。声を上げよう。

 

 

2022-03-09 久志能幾研究所通信 2327号  小田泰仙

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2022年3月 8日 (火)

ウクライナ侵攻は、人が癌に罹ると同じ

 

 人の体は、外敵からの侵入を防ぐため、緻密な防御システムが作られている。外部からの敵を防ぐシステムが免疫機能である。その仕組みは、国を守るシステムと同じである。

 

人体の免疫機能

 ウイルス等の外敵が体内に入ってこれば、白血球などの免疫酵素が外敵を殺して体を守ってくれる。その防衛戦争に過程で、免疫細胞が敵と戦って死に、その死骸が膿として出る。その防衛戦争で戦いの証しとして発熱する。

 毒素が食べ物で入ってくれば、嘔吐や下痢でその毒を外に出してくれる。

 だから病気になって発熱やアレルギー反応が出た時、それを抑える薬は、逆に体を弱める作用をする。

 

がんになる

 がんになるのも同じである。がんは体内で毎日数千個が出来ているが、免疫酵素がそれを殺して、人体を健康に維持してくれている。しかし、その免疫力が外からの敵の攻撃に負けた時に、がんになる。それまでには10年の歳月が必要だ。一日でがんになるわけではない。知らないうちに、少しづつ侵略されていく。サイレントインジェクション(静かな侵略)である。

 

外国の侵略

 外国勢力の侵略は、まさにこの体の防衛戦争と同じである。敵が攻めてこれば国の軍隊や自衛隊が血を流して闘ってくれる。

 それなのに、その自衛隊を2010年当時の民主党の仙谷官房長官は、暴力組織と罵倒したのだ。そんな民主党を選んだ国民にも責任がある。民主党政権時代、中国共産党はやりたい放題であった。国の免疫機能が働かなかったためだ。

 

憲法9条という幻

 モンゴルが中共軍に攻撃されて、国が消滅したのは、憲法9条が無かったためではない。モンゴルに敵の軍隊を防ぐ軍備がなかったためだ。

 日本共産党、日本社会党、その後継者たちが、日本が軍備を増やすのを妨害するのは、この防衛戦争を邪魔して、外の共産国家の日本侵略を助けるためである。日本にこの免疫力(防衛力)がついては、侵略する時に困るからだ。

 

身内のがん細胞

 ロシアのウクライナ侵攻を助けたのは、身内の反政府勢力(身内のがん細胞)である。それに乗じて、ロシアは侵攻すれば、すぐに傀儡政権を建てられると思って、堂々を侵略した。なにせバイデン政権が、「米国はウクライナに軍隊を送らない」と何度も広言して、侵攻に誘いをかけたのだ。トランプ大統領であったらこんな戦争にはならなかった。

 戦争になってから武器を送れば、米国軍事産業が儲かるのだ。米国はもう何年も戦争をしていないので、米国軍事産業は飢えていたのだ。自分達は血を流さず、濡れ手に粟である。

 

米国の裏切り

 ウクライナに米国は「なにかあったら米国が守る」と言って、核兵器放棄をさせた。ウクライナの核兵器は、国を守る大きな免疫力であった。それがあれば、ロシアは恐ろしくて攻めてこれない。それを無くしたから、プーチンは攻める気になった。ウクライナとの条約を米国が守らないと公言したからだ。つまり「米国はウクライナに軍隊を送らない」と何度も広言したのだ。これを見れば米国は、日本が侵略されても助けないことは容易に想像できる。自分の国を守るのは自分達である。

 

身内のがん

 癌細胞が怖いのは、自分の体の細胞がガン化して、自分で自分の体を攻撃するからだ。それは獅子身中の虫どころか、獅子身中の癌なのだ。

 媚中議員、中国と軍事の共同研究する日本国立大学教授、軍事研究に反対する学術学会、中国留学生、孔子学院、等は日本への侵略を手助けする国賊なのだ。

 

国賊

 共産党を支持する彼らはがん細胞、国賊なのだ。先進諸国では、法律で共産党の設立が禁止されている。先進諸国中で、共産党があるのは日本だけである。それを支持する痴呆老人たちが信じられない。若い人は共産党を支持していない。共産党支持者は昔の全共闘支持者の成れの果てである。70年前に共産党に洗脳されて、亡国の宗教に染まったのだ。洗脳の恐ろしさは、オウム真理教が示してくれた。共産党の狂人たちは、世界の1億人の人民を殺戮した。

 

我家の敵

 ロシアは第二次世界大戦後、無条件降伏した日本に対して、65万人を捕虜として極寒のシベリアで強制労働をさせ、6万人(一節で10万人)を殺した。その一人が私の家の叔父である。日本が共産国に占領されたら、同じ目に会わされる。ウクライナの悲劇は他人事ではない。ウイグル族の悲劇は明日の日本の姿である。金儲け優先で、それに目をつぶる企業もマスコミも国賊である。そいつらが、じわじわと日本の国体をガン化させて、蝕んでいる。ウクライナのようになってからでは遅いのだ。

 

余命宣告

 私のがんも自覚症状がなく、気が付いた時は、手遅れ寸前であった。医師から余命宣告さえされた。日本が共産主義のがんに侵され、手遅れになってはならない。今のままでは30年後に、日本は、中国の日本自治区になってしまう。がんは早期発見、早期治療である。日頃の免疫機能の維持が大切である。

 幸福はまず何よりも健康の中にある。

 

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 馬場恵峰書 

                                 

2022-03-08 久志能幾研究所通信 2326号  小田泰仙

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