c-馬場恵峰師の書・言葉 Feed

2022年4月13日 (水)

思いあたる事 あなたは…

 

 馬場恵峰先生の百メートル巻物の最後に書いた人生訓が、今までの生き方に「問い」を投げかける。馬場恵峰先生が2年がかりで100メートル巻物を書いてきた。その巻物の最後に書いた問いである。自分が立ち上げた「人生有限会社」の社長は自分である。社長として、長い人生を相応しく送っているだろうか。自問したい。

 

 長い人生が、この百メートル巻物を書き上げることに象徴されている。人生を始めた時は、最初は100メートルもある長さにため息が出るが、段々とその巻物が文字で埋まっていき、生きてきた足跡が字で埋まっていく。巻物であるので、何時かは終わる時が来る。残り少なくなった巻物を見た時、今までの生きざまを振り返るときがくる。最期を迎える前に、走馬灯のように今までの事が思い出される。最期は、身を正して佛になり、成仏したいもの。その過去の己の姿を見る時、…..

 

思いあたる事 あなたは….

1 いつも不景気な陰鬱な顔をしていないだろうか

2 すべてを理論で割り切って行こうとして相手に嫌がられるような事をして又言ってはいないだろうか 

3 相手によって仕事によって力の入れ方にムラがないだろか

4 「こんな仕事をおれにやらせる」等と不平をいわないであろうか

5 人の陰口を言うような事はないだろうか

6 命じられた仕事の結果を必ず復命するか

7 上役には従順であるが、下の者を愛する事を忘れていないか 

  大切なことである上下なく人を敬い行くように

8 人に物を頼む時は熱心だが、人から頼まれた時には冷淡だというような事はないか

9 生涯かけて見につけた技を持っているか

10 生涯現役の修行学び続けているか

       『馬場恵峰書「百尺巻頭書作選集」』より

 

大垣市で思いあたる黒絵巻史

 市長として20年間も君臨した。長い巻物のような大垣行政物語で、前市長は古希を迎え人生の終わりに近づいていた。その長い任期の間、ずっと笑顔がない威張った顔を晒していた。それが威厳の象徴であると勘違いしていたようだ。苦み走った顔はまるで玄関に髑髏をぶら下げているようなものだ。福沢諭吉翁が『学問のすすめ』でその愚を警告している。市長の顔は、市の顔なのだ。その顔が髑髏では、大垣が没落して当然である。

 

 自分は有名大学出として実行したことは、理論通りである。それで成果が上がらなければ、その政策が間違っているのだからそれを修正しなければならぬ。それを修正せず、間違った方法で20年間も続けたので大垣市は没落した。間違いが明白なのにそれを修正できないのを無能という。

 その間違いが実証された政策を「継承」すると広言して、それを実行する後任市長はもっと無能である。政治は結果が全てである。政治の通信簿は、その都市の公示地価である。大垣の公示地価が20年間で半額以下に暴落したのが現実だ。市民の財産が奪われたのだ。

 その愚行を批判もせず、同調した市会議員達も同罪である。

 

 前市長は、自分の名誉や見栄には力をいれて、真に市民の為になることは蔑ろにした。だれが市制100周年記念でどんちゃん騒ぎにお祭りを強要したのか。市制100周年記念で無理に100個の行事を捻出し、市民の血税を3億5千万円も散財した。それで潤ったのは、一部の利権者だけである。その金の使いかたは汚職の疑いさえあった。なにせその会計報告を条令を盾に議会で拒否をした。その費用分、大垣は貧乏になった。その祭りのような行事をしても翌年の大垣市の公示地価は20年間と同じく下がり続けた。大垣市の再興に何も効果がなかった。

 なぜその前任者の政策を現市長は、一般質問をしてよいしょの持ち上げをしたのか。

 

 ご先祖に大事な常盤神社での行事で居眠りをして、「こんな仕事をおれにやらせる」等と不平を態度で示した。翌年は海外逃亡で、帰国予定日を台風の理由に延期である。台風が来ることは天気予報で事前に分かっていたこと。伝達に使う道具は、言葉だけではない。行動とその結果がその意志を表している。

 

Photo

 

『馬場恵峰書「百尺巻頭書作選集」』久志能幾研究所刊 2016年

.

2022-04-13  久志能幾研究所通信 2360号  小田泰仙

「久志能」 で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2022年4月12日 (火)

A宮家、狂った子供の仕付方

 

集大成

 馬場恵峰先生から教わった「子供の仕付方の十ヶ条」を見て、親の教育次第で、如何に子供の人格が変わるかを身近に見た。子供とは両親の教育の集大成なのだ。M子さんやKK子の行動を見ると納得させられる。

 

A宮家

 子は親の言う通りにはならない。親のやっているようになる。M子さんやKK子の行動は、親の行動の象徴なのだ。人の行動は、世の中で一番多く見たものに影響を受ける。国民と寄り添わない教育を子供にすれば、狂った行動を取るのが、当たり前となる。そして権利ばかり要求して、義務は果たさない人間になってしまう。税金の無駄遣いばかりである。

 「氏より育ち」である。高貴な生れだから気品ある行動を取るわけではないことは、今までの30年間の私生活で明らかになった。

 

大垣市

 政治家の子供とは、都市の顔、都市の行政の在り方である。狂った政治をすれば、その子供である都市は不良になり、市の商店街は寂れ、土地の値段は暴落し、都市は没落する。

 その実例を大垣駅前商店街や大垣市の行政に見る。華美に過ぎた自分達だけの城(市庁舎)を作り、コロナで市民が苦しんでいる中、不要な増税し、自分達のお手盛りで高給を取る。継承と称し、前任者の都市没落政策を継続し、何もやらない石田政権に怨嗟の声が上がる。石田政権も市民に寄り添わない政治を継承している。放漫政治で、ゴミ問題と本質を隠して、ゴミ袋有料化で増税を謀っている。それで2千万円の処理費の節約になると言うが、増税として3億4千万が市の財政に寄与するのだ。高価で贅沢な新市庁舎の維持管理に金がかかるのだろう。

 「氏より育ち」で、東大出だから良い政治をするわけではないことは、今までの20年間の無為無策の政治で明らかになった。それで育った都市は、ボロボロだ。

 

 こんなことがまかり通れば、日本の未来は暗い。声を上げて不合理を阻止しないと日本も大垣も無くなってしまう。

 

子供の仕付方の十ヶ条

 

1 膝の上ばかりより自然に親しむ土の上におくこと

2 小言百万辺よりも情愛念の一言一言大切に

3 教えさとす時はわかりやすく、おごそかに

4 すぐ教える時と間をおいて笑顔忘れず道くべし

5 叱る前に先ず自分が模範示して悟すべし

6 早起早寝の習慣つけさせ間食少なくする事

7 早く個性見抜き一芸を身につけさせる事

8 物を豊富に与えるより物を大切にして整理せいとんを

9 「氏より育ち」家系も大切だが、その育て方に工夫を

10 子供には嘘を言うな。約束は充念かけて嘘にならぬように

 

此の世でもっともおそるべき人物は誰であろう。それは少年少女である。

彼等には素晴らしい未来がある。「親に似る親になるなと子を思う」

   馬場恵峰書より

2

『馬場恵峰書「百尺巻頭書作選集」』久志能幾研究所刊 2016年

2022-04-12  久志能幾研究所通信 2359号  小田泰仙

「久志能」 で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2022年4月11日 (月)

嫁姑戦争の終焉

 

 10年程前、馬場恵峰先生が明徳塾で話された講話を、百メートル巻物に集約して書かれた。それを2016年に『馬場恵峰書「百尺巻頭書作選集」』として出版した。その一部を紹介する。

 

 人間の性は、修身で磨くしかない。人は動物として生まれ、人間になるように育てられるが、犬畜生の根性のまま老いる人もいるようだ。人間とは、人と人の間でよい関係を取り持つことが出来る人のことだ。これを守れば嫁姑戦争など起こらないのだが。

 

 嫁姑戦争では、人間関係の衝突である。利己から出た嫌味弾の撃ちあいである。要は人間にしかない智慧が腐敗して、犬畜生の性にまで劣化した結果である。特に日本人であれば、花鳥風月を楽しむ余裕があれば、そんな醜い性は智慧でオブラートに包むことが出来る。欧米ならキリスト教の説く愛でそれを守るはずである。

 

 それが出来ない人は、動物で生まれて人間になるように育てられたが、精神が成長できず、野獣のまま生きているのだ。人間も自然界の一部である。それを人間関係だけで全うするから、地獄絵となる。自然界はそんな狭い世界ではなく、広い世界である。嫁姑問題など小さな事象である。花鳥風月を楽しむ余裕があれば戦争など起こらない。

 

嫁に対する姑の心得

1 世代を考えて家風を押し付けないようにしよう

2 若い夫婦を信頼して見守りましょう

3 嫁の意見を尊重し理解ききわけましょう

4 家族団欒の時を作ってあげましょう

5 若夫婦だけの時間を考えてやりましょう

6 託された孫の育て方を研究し協力しましょう

7 講演会、研修会に進んで嫁をだしましょう

8 どんな事でも尋ねられたら親切に教えましょう

9 嫁の悪口はやめましょう 南の得にもならなぬもの

10 信頼され尊敬される姑として世代を見つめて行きましょう

 

喜は美也。怒は醜也。哀は苦也。楽は和也。

 

 

姑に対する嫁の心得十ヶ条

1 姑の言葉を善意に受け取りましょう

2 早く婚家の家風に合うように努力をしましょう

3 知ったかぶりはやめましょう

4 常に身を律し心に敬の一字を持続して行きましょう

5 婚家の御先祖・佛事・神事を学び大切に

6 婚家のいろいろの財産を大切にしよう

7 自分の生家自慢をよしましょう

8 嫁として常に姑の身体保安に気をくばりましょう

9 笑顔や愛語は嫁の大きな宝物大切に

10 親孝行の手本を子供達外皆に示範して行こう

 

1

2

『馬場恵峰書「百尺巻頭書作選集」』久志能幾研究所刊 2016年

3

    馬場恵峰師 近影 2014年4月10日

 

2022-04-11  久志能幾研究所通信 2358号  小田泰仙

「久志能」 で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2022年4月 5日 (火)

いじめっ子の貴方が病気の原因

 

 人間の腸内には、2兆個の免疫細胞がある。腸内には100兆個の腸内菌が存在する。その腸内菌(善玉菌)と免疫細胞が人の病気を防いでいる。その腸内菌をイジメる食品を取るから、病気になるのだ。

 

 腸内は、いわば国内の自衛隊基地である。それを自分の快楽の為、自衛隊基地内の自衛官を脅かす生活をするから病気になる。自衛隊基地には善玉菌(自衛官)が待機しているのだ。その自衛官が全身に出張して、外部からの病原菌と闘っている。

 だから大腸がんや他の臓器のがんは発症するが、小腸がんは存在しない。いわば自衛隊基地が日本を攻撃するわけがないと同じである。

 

身内の敵

 恐ろしいことに、日本国内では、共産党や立憲民主党が軍備の増強に反対している。まさに自衛力を弱めて共産国家からの侵略を助けるようだ。耳障りの良い言葉で国民を騙そうとしている。しかしウクライナ戦争が、いかに共産党が恐ろしかを教えてくれた。

 同じように、美味しいものを食べ過ぎて、体内免疫力が低下すると癌にもなり、新型コロナウイルスに対しても免疫力が低下してすぐ死んでしまうのと同じである。いかに免疫力が大事を認識させてもらった。

 

イジメの食事

 以上は、2022年4月4日、真島消化器クリニックで真島院長から、「善玉菌をイジメる食事をするから病気になる」と教えられて気が付いたことだ。

 体にいいと思って間違った考えの食事をするから、善玉菌をイジメることになる。例えばニンニクや酢は、殺菌作用があり、体に良いと信じられている。しかし多く食べるとそれらの食材は、善玉菌をイジメてしまう。それで逆に免疫力が低下する。酒やたばこ、添加物、防腐剤も同じである。肉や冷たいもの、甘いものは消化が悪く、善玉菌に負荷をかけてしまい、結果として免疫力を低下させる。また睡眠不足、過度なストレス、過食も同じである。だからガンが増加している。

 

60年間の成果?

 この60年間の狂った食生活や狂った生活が、アトピー、ガン、認知症を発症させたと思う。60年前の私の小中学校時代は、アトピー、ガン、認知症などほとんど聞かなかった。それが、今や日本人の2人に一人ががんになるなど狂っている現状である。日本だけが、他の先進国に比較してガンが増加している。その片棒を食品会社やマスコミが担いでいるが、それには口をつぐむ。

 癌になるのも、認知症になるのも、己が身内の善玉菌をいじめた結果なのだ。因果応報なのだ。ガン封じのお札を貼ろうが、癌の名医にかかろうが、善玉菌の恨みと復讐は怖い。なんでも元を断たなきゃダメなのよ。

 

164k8a10951s

 馬場恵峰書「佐藤一斎「言志四録」五十一選訓集」久志能幾研究所刊

.

2022-04-05  久志能幾研究所通信 2353号  小田泰仙

「久志能」 で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2022年4月 4日 (月)

景気回復? 疫病内閣は決断できない?

 

 今日(2022年4月4日)、久留米市の真島消化器クリニックに定期検診に行ってきた。

 朝、名古屋発7時6分の新幹線で久留米に向かった。グリーン車8号車には私を含めて3名しか乗っていなかった。新大阪から博多までも4名だけである。 隣の車両の7号車(指定)も4名だけの乗車である。まるで新幹線の貸し切り状態である。まだまだコロナ禍の影響があると納得した。

 ところが博多から久留米までの九州新幹線では、さくら号の自由席は結構客席が埋まっていて、いつもと変わらない状況であった。

 

 帰りの新幹線(久留米発14:34のさくら号の自由席、博多発15:15発のぞみの車両には、客がそこそこ埋まっていて、京都から名古屋までは、グリーン車9号車の2列席の全席が埋まっていた。

 半分はジネス客以外で、観光が復活したようだ。朝の時間帯はビジネス客なので、まだまだ客層が復活していないが、日中の観光はそこそこ戻ったようだ。

 

 やっと日本経済が目覚めたと感じて嬉しかった。たまには娑婆?に出て、世の景気をこの目で確認するのも良いことだ。

 

洗脳教育

 いままで新型コロナに対して政府からの洗脳教育で家に居すぎたようだ。ワクチン接種で洗脳されていたが、ワクチン接種しても感染する。それも3回どころが、4回目の画策までしている。どう考えても利権としか思えない。

 新型コロナの扱いを5類に下げて、どの診療所でも診察できて、何処でも治療薬を出せるようにすれば、死亡者も重症者も減るはずである。それで全て解決である。今まで暴利をむさぼっている診療所が困るだけだ。

 それをやらず、検討ばかりして決断しない岸田政権は、コロナより質の悪い疫病内閣である。指導者に必要なことは、検討するよりも決断することだ。人生の経営で最大の過ちは、決断しないこと。

Dsc09255s

 馬場恵峰書

 

2022-04-04  久志能幾研究所通信 2352号  小田泰仙

「久志能」 で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2022年4月 3日 (日)

「日本列島がん病棟」ルネサンス、復活(6)

 

命の再生

 命とは、ご先祖から与えられた「この世で使える時間の総量」である。それが自己管理不備で、激減する危機にある。これは危機管理として、全力で立向かうべき人生の仕事である。

 その命を不養生に扱うとすぐ命はダメになる。命は露よりも儚い。それを病気という形で佛様は教えてくれる。有難いことに、病気になっても直ぐに死ぬわけではない。執行猶予として仏様が己を病気にするのだ。病気ですぐ死んでは、地獄である。しかしその病気の中でも、ガンは実刑に近い警告である。

 

 それで生活を改めればよいが、往々に生活スタイルを変えずに、やりたい放題だから、ガンが再発して死ぬのだ。因果応報である。タバコや酒が原因で病気になっても、禁煙も禁酒をしない人も多い。それで病気が再発すれば自業自得である。

 「酒は百薬の長」は大嘘である。酒は少量でも発がん性物質である。

 

組織を蝕む癌細胞

 工場生産でも、問題があれば原因を探して、対処する。その再発防止をしないからタカタや日産、三菱自動車等のように、倒産の危機に堕ちるのだ。身内のガンを放置するからリコール問題が発生するのだ。

 日産のカルロス・ガーンがガンの核となり、日産を蝕んでいった。がんを放置すれば、ガンは全身に転移するのだ。それを日産は証明してくれた。

 大垣の小川敏も無為無策で無責任・放漫行政をしたから、その体質が大垣行政マンの全員に転移して、大垣市は没落した。政治は結果が全てだ。大垣市の公示地価は小川敏市政の20年間で半値以下に暴落し、大垣駅前商店街の60%がシャッターを下ろした。ガンが大垣市の全身に転移したのだ。

 

汚役人の体質の伝承

 ガン体質の問題は、その時期だけではなく、次期政権や次期経営陣もそれに染まって癌細胞のようになることだ。小川敏の後任の石田仁政権は、大垣の財政が岐阜市より豊かなのに、ゴミ回収券の有料化を決めた。岐阜市はごみ回収券が無料なのだ。これで大垣市の母子家庭でも年間5千円の「増税」と同じことになる。何が子育て日本一なのか。何が「挑戦」なのか。石田仁市長は前任者の無責任さと市民無視を「継承」して、市民をイジメる市長であり、市民に寄り添わない市長である。市民の声は3年後の市長選挙で明白になるだろう。

 

自分は体の工場長

 自分は「自分有限会社」の工場長なのだ。自分の体の健康管理の総責任者である。問題が分かれば、それに真摯に対処しなければ無能な管理者である。大垣市の行政や日本政府の異常さに声を上げないと、住んでいる体(都市)が崩壊する。自分の体は世の象徴である。

 

看々臘月尽

 これは禅の言葉である。がんになって良かったことは、その命の儚さを思い知らせてもらったことだ。

 命は日々尽きていく。「臘月」は、12月の別名である。「看々」は、良く見なさいの意味だ。この言葉を解釈すれば「もう十二月も終わってしまう。月日の流れの早さをよく見よ」である。「臘月」は、12月を示すと同時に私達の人生も暗示する。12月があっという間に終わるのと同じく、人生もあっという間に終わってしまう。ぼんやり生きず、命の尽きる時をしっかり見なさい、と諭している。

 

癌になってよかった

 癌になって良かったことは、それを再認識して、命のルネサンス(再生)に取り組めたことだ。手を打たないと加速度的に命は尽きていく。それで人生の大事に気が付き、やるべきことが明確に意識された。日暮れて途遠しであるが、遅すぎるということはない。今からでも遅くない、人生の残業時間に挽回をしよう。

Dsc009701s

   馬場恵峰書

 命尽きて、冥途への道を歩むとき、「生きている間はよくやった」と胸を張ってご先祖も元に行きたい。

 

2022-04-03  久志能幾研究所通信 2351号  小田泰仙

「久志能」 で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2022年3月31日 (木)

「日本列島がん病棟」勤勉に癌生産で世界一に(3)

 

 日本人の平均寿命は84歳で世界トップだが、先進国においてがん死亡率が年々増加しているのは日本だけ。日本だけ、ガンが死因の第一であるのは、日本人の特質の真面目さで「お仕事(癌を増産)」に取り組んだ結果である。そのため日本だけが、がんによる死亡率が増加し続けている。

 因果応報で、原因がない結果はない。その事実から目を逸らさず、真因を探して対策を打つべきだ。そうしないと日本が衰退する。日本の危機なのだ。

 

人間の進化・退化

 人間の精神能力は2000年前と変わらない。それは2000年前の偉人の著書を読めばよくわかる。むしろ現代の人間は、2000年前より精神的に劣化していると言える。その状態で情報や人間関係がより複雑になり、人間の脳がその負荷に耐えられなくなり、ストレスでガンになっているようだ。

 余りに物質文明に毒されて、取ることばかり考えるから、精神的に病むのだ。その末路が癌である。もっと利他の精神を取り入れれば、人間関係のギスギスがなくなり、ガンが減ると思う。体よりも心の教育が必要だ。何のために生きるのかを見失うから、強欲の世界に堕ちて、癌になる。

 私が学生の頃の60年前は、がんで死ぬ人など稀であった。それが今では、2人に一人ががんになり、3人に一人ががんで死ぬ。それだけ日本の精神状態が悪化したのだ。それさえわかれば、対策は打てる。

 

愚人は部分最適に全力

 日本人は真面目で会社の為の必死に働いている。会社の利益のために働いても、それが癌を誘発する食品の売り込みではブラックジョークである。日本人は会社の為として、知恵を絞って働くのだ。そうやって一時期は高度成長を成し遂げ、結果として公害大国になっていった。経済を追い求めすぎた結果、自殺大国、交通事故大国になっていった。やっとそれが解消されたら、今度はがん大国になっていた。現在の姿は、そんな歴史を踏んできた結果である。木を見て森を見ない国民性の為である。

 

汚役人は利権まみれ

 役人たちは、防腐剤、添加物を国民の為として、認可を進めてきて、欧米の10倍以上の薬品を認可してしまっている。それが癌の遠因になっているが、自分達の成果を追い求め、国民の健康は二の次になっている。認可を緩くすれば、自分達の天下り先や、利権で自分達にそれが返ってくるからだ。

 

成果主義でヒイヒイ

 商業精神旺盛なマスコミはテレビ局の社員は、社の売り上げ増大の為、清涼飲料水、酒、たばこ、油製品、菓子類をCMで宣伝しまくっている。一般社員は成果主義、上からの圧力でやらざるを得ない。それが癌の拡大につながっている。欧米の成果主義の導入の果てである。

 

製薬会社のジレンマ

 製薬会社も売り上げ重視で、対処療法の薬を開発にしのぎを削る。その薬が効かなくなると、またその改訂版の薬を出す。昔からの安心できる薬は利益率が低いので、販売中止である。その薬ががんを招く。

 私は20年来、降圧剤を飲んでいたが、記憶力低下をきっかけに高血圧の原因を追究し、その対策をして降圧剤の服用を止めた。降圧剤は血圧を下げるので、血液が全身の末端まで回りにくくなり、大事な免疫酵素も全身に回らなくなる。それが癌の遠因となると推定される。

 

日本人の繊細さ

 最近は悲惨な事件が多いが、その原因としてサイコパスな人が増えたと言われる。サイコパスとは共感性の低い性格のことである。サイコパスの割合は、米国人が4%ほど、日本人は1%ほどと言われる。その分、日本人は他人の痛みや悲しみを感じる割合が大きい。その分、イジメや上からの圧力に弱く、メンタルで倒れる人が多い。その精神的ダメージががんを発生させる。

 グローバル経済主義で成果主義が蔓延し、メンタルで病む人が増えた。当然、ガンも増える。日本には長年の伝統で年功序列が適しているが、グローバル経済主義に染まった企業は、それを許してくれない。

 物でも壊れそうになったら、その使用を止める。精神を壊されそうになったら、逃げればよいのだ。何もブラック企業の奴隷になることはない。

 

人間関係

 日本は世界でも自殺率が高い国である。自殺率の高さで世界7位である。その分、国民は精神を病みやすく、癌になる確率も増える。日本社会がギスギスしだしたのも原因である。

 

タバコの規制がザル

 夫がタバコを吸うと、妻の癌になる確率が激増する。夫は肺がん等で当然に癌になるが、妻がそのとばっちりを受けるのだ。多くは乳がんを発症して、それが原因で死んでいる。乳がんはこの40年で4倍に増えた。

 東京オリンピックを機に、法律が整備され飲食店での喫煙が制限されたが、ザル法で効果が少ない。国会議員がやることがいい加減なのだ。なにせ国会議員の喫煙率は高い。喫煙者の議員に投票する国民の責任である。

 

Img_64091s

 馬場恵峰書

.

2022-03-31  久志能幾研究所通信 2348号  小田泰仙

「久志能」 で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

 

2022年3月30日 (水)

「日本列島がん病棟」癌育成の生産性は世界一(2)

 

 「世界保健統計2015」によると、日本人の平均寿命は84歳で世界トップだが、先進国においてがん死亡率が年々増加しているのは日本だけだ。日本だけ、ガンが死因の第一位である。他国と隔絶している。なぜ日本ではがんによる死亡率が増加し続けているのか、それにはワケがある。

 

 もっとがんになる真因と現実に目を向けて、自分の城は自分で守ろう。国も病院も製薬会社も自分の命は守ってくれない。彼らは自分達の利権で忙しいのだ。お花畑の時代は終わったのだ。

 ウクライナ戦争を見ても分かるように、国連も、米国も、WHОも守ってくれない。自分の体は、自分で守らねばならぬ。

 がんになってから、慌てて名医を探すよりも、がんにならない生活を送るのが大事である。健康こそ最大の幸せである。

 戦争になって華々しい戦果を上げるより、戦争にならない防衛準備をした方が、トータルでお得なのだ。侵攻され、占領されてからでは遅いのだ。

 刃物を持って家の回りをうろうろするヤクザでも、こちらが備えを完全にすれば、襲ってこない。プロレスラーに喧嘩を売るヤクザはいないのと同じだ。

 体の免疫力を上げて、正しい生活をすれば、がんになることはない。

 

ガンになる要因

 日本の医療機関も政府もマスコミも食品会社も、日本人ががんになる確率を高めて(生産性向上)、がんで死ぬ人を増やしている。だから日本では癌になる人が増えて、がんで国民を殺すという「生産性」で世界一になった。無為無策では、世界一になれない。日本ががん発生の世界一になったのにはワケがある。ナチスのガス室大量殺人のように仕掛けがある。

 その組織の全員が、真面目に全体を見ず、自分の業務に真面目に励むから、日本人の癌が増加するのだ。日本人は、真面目に個別最適の追及を徹底的にしたので、世界一のがん発生になった。

 

ガンの量産

 日本では年間約98万人のがん患者が量産されている。2018年に新たに診断されたがんは980,856例(男性558,874例、女性421,964例)。

 日本列島では工場で部品が生産されるが如く、毎分1.8人のペースでガン患者がライン生産をされている。そして年間で約37万人(毎日1,013人)のがん患者が死んでいる。

 

 

病院の「がん標準治療コース」はガンの増産(病院は儲かる)

 日本のがんセンターでは「がん標準治療コース」で、検診、がん発見、手術、回復療養、抗がん剤治療(放射線治療)が設定されている。

 その抗がん剤治療を患者が拒否すると、「抗がん剤治療をしないと命の保証はしない」と脅迫される。大抵の人はそれに従って抗がん剤治療を受け入れる。それで体が衰弱して、死期が早まる。

 私はそう脅迫されたが、抗がん剤治療を拒否した。医師とけんか別れである。だから今の命がある。病院の言いなりでは、殺される。

 抗がん剤治療ではがんが治らない。製薬会社だけが儲かる。抗がん剤はがんを攻撃するが、同時に健康な組織も攻撃して、体の免疫力を低下させる。人は癌では死なない。癌患者は免疫力が低下して、肺炎等を併発して死んでいる。抗がん剤は逆に命を縮めている。

 

術後の処置、対処療法

 私はがんの手術後、どういう生活をすればよいか医師に聞いたが、「今まで通りの生活で良い」という。

 医師は対処療法でしか、ガンの治療をしない。なぜ癌になったか、どうすれば癌が再発しないかには関知しない。なにせ担当医もそこまで分かっていないからだ。

 

科学とは

 医学は科学である。科学とは事象を細分化して分析する手法である。細分化に細分化を繰り返し、全体像が見えなくなっているのが最先端の医学界である。外科医は手術をするだけ、薬剤医は抗がん剤治療を投与するだけ、と業務が細分化されており、ガンの担当医師は再発防止は関知しない。

 

父の死

 私の父も85歳で胃癌が発見され、医師からは「切れば治る」と保証され、私は手術を了承した。父の手術は成功したが、その半年後、肝臓に転移が発見され手術の1年後に他界した。結果は、父を苦しめただけの処置となり、私は後悔の山であった。医師は木を見て、森を見ていなかったのだ。医師を盲信した私がバカだった。

 肝臓への転移が発見された後、私は父の手術も抗がん剤治療も、父を苦しまるだけだから、拒否をした。ところが大垣市民病院は、「治療を受けないなら、市民病院から出て行け」である。つくづくと現代医療の冷たさを思い知った。現代の保険制度では、治療をしない患者は、病院の置いておけないという。それから緩和ケア病院を探すのに大騒ぎであった。

 

日本では癌が死因の第一位、世界と違う。日本だけ異常

【日本人の死因(2019年)】

1位 悪性新生物(腫瘍) 27.3%

2位 心疾患(高血圧性を除く) 15.0%

3位 老衰 8.8%

4位 脳血管疾患 7.7%

5位 肺炎 6.9%

6位 誤嚥性肺炎 2.9%

7位 不慮の事故 2.9%

8位 腎不全 1.9%

9位 血管性及び詳細不明の認知症 1.5%

10位 アルツハイマー病 1.5%

 

【世界の死因(2019年)】

1位 虚血性心疾患

2位 脳卒中

3位 慢性閉塞性肺疾患(COPD)

4位 下気道感染症

5位 新生児固有の状態

6位 気管・気管支・肺癌

7位 アルツハイマー病を含む認知症

8位 下痢性疾患

9位 糖尿病

10位 腎臓病

   WHO(世界保健機関)のレポート

 

 

039a2573s

2022-03-30  久志能幾研究所通信 2347号  小田泰仙

「久志能」 で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2022年3月29日 (火)

「日本列島がん病棟」がん生産工場の実績(1)

 

がん患者生産ライン

 日本では年間約98万人のがん患者が量産されている。(2018年に新たに診断されたがんは980,856例(男性558,874例、女性421,964例)(*性別不詳があるため男女の合計が総数と一致しない)。

 日本列島ではベルトコンベヤーで部品が生産されるが如く、毎分1.8人のペースでガン患者がライン生産をされている。そして年間で約37万人(毎日1013人)のがん患者の死が量産されている。

 

P11204821 愛知県がんセンターの資料

20160208

 ガンの推移  日経ビジネス 2016年2月8日号より

.

太平洋戦争の死者数に匹敵

 1937年から1945年の8年間の太平洋戦争で日本は軍人・民間人で総計310万人が死亡した。年間換算で38万人の死者である。現在のがん死亡者数は、それに匹敵する。日本はがん戦争中なのだ。

 1970年代、交通戦争で年間1万人の交通事故死で大騒ぎをしたのに、なぜ現在がんで年間37万人も死んでいるのに騒がないのか。

 

がん患者生産の支援

 マスコミや食品会社、役人たちの陰謀で、日本人ががんになる状況を作っている。発癌性が明白なのに、煙草も酒も宣伝し販売し放題である。発癌性の疑いのある添加剤や防腐剤も清涼飲料水も野放しのようである。添加剤や防腐剤の政府からの認可数は欧州の10倍以上である。役人の利権が明白である。

 毎年、癌患者は減るどころか、増加の一途である。今や2人に一人ががんになる時代である。日本人の3人に一人ががんで死んでいる。何かおかしい。

 

日本列島ガン病棟

 私も2019年1月に癌が見つかり、2月にがんの手術を受けた。そして余命宣告された。5年後の生存率は51.6%だと。5年後は、同じ病状の人が半分は死ぬのだ。その治療の過程で日本列島のガン病棟の異常さとその実態を目の当たりにした。

 昨今、新型コロナウイルスの為、この2年間で27,945人(3月28日現在)が亡くなったが、がんではその同じ2年間でその27倍の約740,000人が亡くなっている。政府やマスコミは口裏を合わせるが如く、新型コロナウイルスの報道は大々的だが、癌の報道は報道規制があるが如くほとんどない。

 

日本のがん治療

 日本人ががんになっても、日本の医療機関は、対処療法の医療処置はするが、根本治療はせず、薬漬け、手術漬けで、放射線療法で、医療機関が金もうけの対象としている。それは議員も役人も薬品行政等で、その端くれでその行為を担いでいる。

 こんな状況なので、がん患者は増える一方で、減る兆しさえない。癌患者は40年前の4倍に増えた。医療費も4倍に増え、43兆円を超えた。これを、日本列島を「がん患者生産ライン」の増産計画と見れば、納得できる。

 

『ガン病棟』、『収容所群島』

 この件で、旧ソ連のアレクサンドル・ソルジェニーツィン著の『ガン病棟』や『収容所群島』を思い出した。氏はノーベル文学賞を受賞したが、共産ソビエトから反政府の犯罪者として追放され迫害を受けていた。もう50年以上昔の共産ソビエトの時代の小説だ。当時、私が高校生の頃、話題になった本である。その状況を見ると、現代日本も同じだと思わせられる。検討使の岸田首相がロシアやC国に甘いのにはワケがあるようだ。要は、彼は日本人の命をなんとも思っていないのだ。媚中派で周りを固めた彼は共産党からの侵略も、ガンの侵略に能天気である。このままでは日本人の命が危ない。

 

 続編(2)では、私のがん手術後の療養生活で、医師の反対を押し切り、自分でガンの再発防止に取り組んだ内容を紹介します。

 

154k8a11221s

馬場恵峰書「佐藤一斎「言志四録」五十一選訓集」久志能幾研究所刊

.

2022-03-29  久志能幾研究所通信 2346号  小田泰仙

「久志能」 で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

 

2022年3月28日 (月)

未必の殺人者が毒を盛る

 

がんの死亡者 

 日本では新型コロナが原因でこの2年間で27,845人が亡くなった(3月28日現在)。がんが原因でこの2年間で、約740,000 人が亡くなった

  がんで新型コロナの27倍も日本人が死んでいる。その原因となる食品の特集記事でがんに誘い込むマスコミは未必の殺人者である。

 

がん新薬の記事

 今日(2022年3月28日)の日経記事「がん新薬、いつまで待てば」を読んで呆れた。がん新薬が日本ではなかなか認可されず、患者が困っている現状が報告されていた。いわば未必の殺人者が、問題をすり替え、商売の不調を嘆いているようだ。

 がんは生活習慣病である。その治療を薬に頼りより、まずその狂った生活習慣、食生活を正すのが先なのだ。

 

Dsc09359s  日本経済新聞 2022年3月28日

.

日経はがん蔓延を謀る未必の殺人者

 ところが日本経済新聞社は、日本経済最優先で、がんを蔓延さえる元凶の一味になっている。日本経済新聞社は、薬品問題、新薬認可に問題点をすり替えている。日本経済新聞紙上では、土曜日の特集紙面で、焼酎、ウイスキー、ショートケーキ、レモンケーキ、バウムクーヘン、グルメ食品特集等で、がんに要因になる食品の記事が満載なのだ。酒ががんの原因なのは既定の事実である。過剰な糖分や脂分もがんになる要因である。

 マスコミは薬の問題よりも生活習慣の問題点、食生活の問題点を挙げるべきだが、それをするとマスコミへの広告収入が減るので、やらないだけである。マスコミは日本人の命より、金儲けが大事なのだ。それはテレビ等のマスコミも同じである。

 

元を断たなきゃ

 ゴキブリ駆除でもトイレの匂い防止でも、病気の断絶でも、元を断たなきゃダメなのよ。狂った生活、狂った食生活を正さない限り、新薬でがんが治ってもまた再発する。それを前面に出すと、日経を筆頭としたマスコミへの広告収入が減るのでやらないだけだ。日本の企業はいつからここまで拝金主義の浅ましさにまみれたのか。

 自分の体という城は、自分で守らないと誰も守ってくれない。

 

164k8a10951s

 馬場恵峰書「佐藤一斎「言志四録」五十一選訓集」久志能幾研究所刊

2022-03-28  久志能幾研究所通信 2345号  小田泰仙

「久志能」 で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。