c-馬場恵峰師の書・言葉 Feed

2022年7月21日 (木)

オダ仏教の勝負事

「人生勝負に生きる」  

 三人の大先生の総和において、私が徹底的に叩き込まれたものは、「人生すべては勝負である。勝負のすべては闘志と努力である」ということだった。

   石田退三著『トヨタ語録』 p84

 

 その昔、トヨタ生産方式教に入信(?)していた私には、トヨタの石田退三氏は神様のような存在だ。しかし上記の言葉は少し物足りない。闘志と努力の大前提として、生かされていることと健康があるからだ。

 

石田 退三(1888年 - 1979年)は、豊田自動織機製作所(現豊田自動織機)及びトヨタ自動車工業(現トヨタ自動車)の社長会長相談役。 戦後のトヨタ自動車の建て直しをし、「トヨタの大番頭」と呼ばれる。 また、豊田英二と共に「トヨタ中興の祖」とも呼ばれる

 この項、wikipediaより

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解雇

 生死は神仏の管轄範囲である。しかし歴史小説を読んでいると、なぜこの人物がこの場面で死んだのか、なぜこの主人公が生き延びたのかを考えたくなる場面が多い。思うに、人事部の閻魔大王様の逆鱗に触れ、人生劇場から解雇されたようだ。それが突然の死なのだろう。

 だからこそ神仏に恥じない生き方が問われる。世のために生きている人には、神仏の加護があるようだ。

 

人生舞台の俳優に必須

 また自分の病気の経験から、健康でないと人生舞台に立てない。そうでないと闘志も努力もあったものではない。健康とは体と心の健やかさを言う。体が正常で、心も健やかでないと、何ひとつ完遂出来ない。いくら体が頑強で、有名大学出でも、精神を病んでは生きる屍である。そういう事例を会社生活で多く見てきた。

 自分も鬱病寸前の状態を経験した。そうなると、舞台に立つのが辛い。またがんを患い、その療養生活で健康の有難さを痛感した。健康でないと汗水たらして働くことができず、1円も稼げない。人生を生きるとは、最大の勝負事である。持てる資源の頂いた命を最大限に活用する。だから人生の勝負で健康が最優先である。

 

夢の実現

 夢の実現のためには、死んでもいいけど、まず健康管理である。生死は神仏に任せよう。それから夢の実現へ道の一歩が始まる。千里の道も一歩より。だから私は夢の実現の為、毎朝の散歩を欠かさない。

 自分の健康管理は、当たり前を当たり前にこなす。それしかない。人の最大の敵は、怠惰に走り勝ちのもう一人の自分なのだ。その敵と闘わないと、病気にされる。

 

快気祝い

 私は2019年2月のガン手術から回復の目途が立ち、その快気祝いに、馬場恵峰先生に「福如雲」を揮毫してもらい、それを皆さんに配った。2019‎年‎10‎月‎10‎日、恵峰先生は黙々15枚の色紙に揮毫をされた。感謝である。

 馬場恵峰先生が亡くなられたのは、その14ケ月後の2021年1月1日であった。ご冥福をお祈りいたします。

 

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 2019年10月10日 揮毫 

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 揮毫は色紙の後ろ側から書く。そうしないと字がこすれて色紙を汚すから。


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 押印

 

 2022-07-21  久志能幾研究所通信 2439号  小田泰仙

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著作権の関係で、無断引用を禁止します。

書に書法の「理」があり、人生に処法の「理」あり

 

 「理」から外れた書を貰っても自分のためにならない。書の師と経営の師とは別である。いくら経営の神様の書でも、書の理に反した書を弟子に配布すれば、無理を振りまくことになる。言葉には魂が籠り、書にはその人の人格が現れる。

 

 いくら恩義を感じる師の弟子でも、人生の処法の「理」に外れた行いは、人を傷つける。それは義理を欠くという。それを人生で無「理」という。それが分からない人には、今後、よからぬ迷惑を受ける恐れがあるので、私は今後の縁を切った。触らぬ神に祟りなしである。私は今日、その人から不義理な仕打ちを受けた。いくら縁があっても、芸が高くても、金があっても、地位が高くても、「理」に反していれば、どこかで破綻する。人間として、生き方の処方の「理」を守ろう。

 

 生体の食法の「理」に反した食品は、体を傷つける。添加物まみれのファストフードは毒である。それを食べ続ければ、がんになるのは、自然界の「理」である。現代日本人は、戦後、拝金主義に染まった食品業界に毒を盛られたのだ。

 

 己の利権のために添加物を無秩序に認可した汚役人に毒を盛られたのだ。自然界の「理」に反したから、日本でガンが激増しているのだ。

 

 「理」に反して偏向しているマスコミは、食品業界の宣伝費に目が眩み、それを正しく報道することはない。マスコミは報道の道を外れて「理」性を失っている。

 

 人間は動物としての生理的生き方の「理」に反した生活を送るから病気になる。生物としての生き方の「理」を考えよう。動物は、食べて、動いて、寝る。そのバランスが崩れた時、病気になる。食べ過ぎて、動かず、睡眠不足の生活を送るから、病気になる。

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2022-07-20  久志能幾研究所通信 2438号  小田泰仙

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2022年7月19日 (火)

師の後姿から洗脳される

 

 「自分だって出来る」と思わせるのも洗脳である。「できない」と思い込んでいる「脳味噌を洗い流して」「自分は出来る」と思う頭に変えるのも洗脳である。良い洗脳である。新たな発想で、新事業を展開する。それも師が後ろ姿でその行動を見せて、弟子を洗脳した結果である。

 

 馬場恵峰先生は60歳の時、1億円の借金を背負い、社会貢献として日中文化資料館と図書館を建てた。実家の家屋敷を担保に入れ、生命保険に入り、銀行から1億円を借りた。そして24年かけて借金を完済した。その時、御年、84歳である。それまでに、中国に自費で240回も訪中をしている。一回の旅費30万円としても、総額7,200万円の投資である。中国人への教育のためである。先生は浙江工科大学の客員教授も務められた。

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 日中文化資料館(敷地350坪)  平成元年 建設

2

  三昧楼(付属図書館) 平成五年 建設

 

 それを見ていた宮崎市のY弟子は、家業の自動車整備工場を経営していたが、更に重機も整備できる新事業を始めた。新規の投資費用は1億円。彼の年齢は60歳前後である。

 

 同じく恵峰先生に感化された盛岡市の電気工事屋のS弟子は、仙台市で新しい事業を始めた。既に家業は息子に社長を譲っている。投資費用1億円。彼の年齢も、60歳前後である。

 

 私の美術の先生である山路徹先生は、81歳である。先日、「木育 ものつくり展」を企画、実行された。その活動的な姿を見ていると、自分ものうのうとしていられない。

 良き師に洗脳されるのは、幸せである。

久志能幾研究所通信: 「木育 ものつくり展」 見学記

yukioodaii.blog.enjoy.jp/blog/2022/07/post-4294.html

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 私も恵峰先生に触発され、音楽ホールを建てる夢のため動き始めている。そのタイミングで200坪の土地も見つかった。具体的に動けば、具体的に何かが起きてくる。

 現在、1年前に手に入れたホール予定物件より、更に進化したホールを作ろうと計画中である。これもホール予定物件を手に入れたから、生まれたご縁である。ホール予定物件は、貸出ギャラリーにしようと計画を変更した。

 

 

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  旧の計画図   現在、新しいイメージ図を構想中

 

2022-07-19  久志能幾研究所通信 2437号  小田泰仙

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2022年7月17日 (日)

私は教祖、夢の実現に向けて、自分を洗脳する

 

 人生では、一番多く見たもの、一番多く聞いたものに影響を受ける。洗脳は、それを短時間に集中的に脳を加工して、性格や人格を変える手法である。そんな短期的な突貫工事で作られた脳では、良き人生を拓くことはできない。悪い洗脳加工で作り上げられた脳は、フランケンシュタインの脳である。

 それよりも、地道なやり方で、時間をかけて脳を健全に育成すべきである。年輪の緻密に詰まった木が、強靭な材木であるのは自然の理である。わがオダブツ教では、毎朝、自分で自分の脳を洗脳している。私が目覚めると、枕元に掲げた馬場恵峰先生の書が目に飛び込んでくる。その言葉が、

 「千里の道も一歩から」

 「希望を持て」

 「あせってはいけない」

 「目標を立てよ」

 「順序をあやまるな」

である。これを目に焼き付けてから、私の一日が始る。何故か心穏やかに、闘志が沸いてくる。これも静かなる洗脳である。人生では一番多く見た言葉に影響を受けるのだ。良き言葉に影響を受ければ、良き人生が送れる。

 「道」という文字は、異国人の生首を魔除けとしてぶら下げて、魑魅魍魎の住む城壁の外を恐る恐る歩く様を示す象形文字である。(辶)は十字路の意味である。その踏みしめた跡が「道」となる。だから私は自分の首を賭けて人生を歩くと、今日の決意を新たにする。

 悪き洗脳を受ければ、統一教会の信徒、オウム真理教の信徒のような人生となってしまう。他山の石として、肝に銘じよう。

Dsc002341s 馬場恵峰書

 

 そして居間で、朝の白湯を静かに飲むとき、頭上に掲げた「一期一会」の書を見て、今日、初めて出会うご縁を大事にしようと決意をするのだ。これがオダブツ教教祖の一日の始まりである。

 

P10904111s 馬場恵峰書

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自工程完結

 教祖は自分、信徒も自分一人、中小零細教団の教祖は忙しい。お布施を出すのも自分、使うのも自分で、頭はフル回転である。巷に跋扈する金儲け主義の新興教祖などに負けてはいられない。これも自分が自己啓発セミナーでよい洗脳をされ、洗脳の現場でお手伝いの経験をしたことで得られた成果である。いわば「自工程完結」である。全て「現地現物」のトヨタ教の教えである。

  

2022-07-17  久志能幾研究所通信 2435号  小田泰仙

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2022年7月16日 (土)

悪魔が来りて洗脳し、心とカネを奪う

 洗脳とは、強制的に思想を植え付け、相手を自分の思い通りにする手法である。洗脳されれば、市井の母親が新興宗教団体に1億円でも喜んで寄進をしてしまう。高学歴の若者がサリンだって撒いてしまう。それが遠因で安倍元総理暗殺事件が起きてしまった。長年の反日教育を若い頃から中共の学校で受ければ、反日思想に染まった若者が出来上がる。だから日本企業を喜んで焼き討ちする。日本が東日本大震災の被害を受けても、大喜びのメッセージがネット上に溢れる。

 

洗脳の手法

 新興宗教団体の洗脳の手法では、真っ暗な部屋に信徒を閉じ込め、音楽をガンガン流し、精神状態を不安定にして、教団の教えを植え付けてしまう。この洗脳は米国のベトナム戦争で精神を病んだ兵士を治療するために開発された治療方法である。この手法は心理学に基づいていて科学的である。それを新興宗教団体が悪用した。新興宗教団体の洗脳は強烈である。

 

よき洗脳

 それを良い方向で応用したのは、自己啓発セミナーだろう。私も体験して、前向きに生きていく良き心構えが出来た。次の段階としてその組織のスタッフとして、洗脳教育を補助する立場も体験した。

 その立場として、真っ暗な会場で、静かな音が流れる中、過激な研修で傷ついた心の受講生を温かく抱きしめるお役目も体験した。だから私はその手法はよく理解している。人間心理学に基づいた科学的な心理治療行為である。

 

 会社での毎朝の社是の唱和、受験戦争で毎日スローガンを見る事も、ある意味で、良き洗脳である。その方向に社員の意志を強固にするための手段であるからだ。

 親から「勉強しなさい。しないと落ちこぼれだよ」と言われるのも洗脳である。

 オリンピック選手の指導者が、選手に「君ならできる」と繰り返し激励するのも洗脳である。選手はその気になってメダルを獲得する。小池監督が高橋尚子を繰り返し励まし、それでQちゃんは女子マラソンで金メダルを取った。

 日頃の仕事の仕方で、会社の方針を徹底するのも洗脳である。そうやって私はトヨタ生産方式(TPS)教を叩き込まれた。カンバンに振り回されて仕事をしたのも、洗脳だろう。そう、私はトヨタ教に洗脳されたのだ。パナソニック(旧松下電器)は、松下幸之助の教えを受けている。松下教の洗脳である。会社によって違いがあるが、中身は同じだ。

 

ブラック企業の洗脳

 手荒な洗脳教育は、ブラック企業の過重労働だ。自分の働きが悪いと思い込まされ、働き過ぎて、挙句に自殺までに追い込まれる。ワタミの例がある。電通でも過度な成果を求められ、若い東大出の女性が自殺した事件があった。彼女はそういう風に環境で洗脳されてきたのだ。

 

ヒトラーの洗脳

 「ドイツ人が優秀である。ユダヤ人は抹殺せねばならぬ」とのヒトラーの洗脳演説で、ヒトラーは政権を取った。そしてドイツ人はユダヤ人を強制収容に送り、市民は洗脳され石を投げてユダヤ人を迫害した。そしてガス室で200万人を殺した。平凡なドイツ人がその虐殺に手を下した。ドイツ国民は、後からそれはナチスがやったと責任転嫁しているが、ナチス党を選挙で選んだのはドイツ国民なのだ。

 

米国政府の洗脳

 米国の巨悪組織は、原爆が日本との戦争を終わらせたと米国民を洗脳している。今でも大半の米国民がそれに洗脳されて信じている。原爆開発は巨額のカネを生む産業である。だから真実を知られては困るので、洗脳報道がされている。戦後50年たった1995年の米国の世論調査でも、「原爆は戦争を終わらせた正当な手段であった」に63%の米国人が賛成する。「米国は原爆投下を謝罪すべきか」に16%しか賛同しない。完全なる洗脳の結果である。原爆はジェノサイドである。

 

マスコミの洗脳工作 ガン死報道、新型コロナ報道

 今のマスコミ報道も偏向している。国民を洗脳しようとしている。肝心な情報を流さず、自分達の都合の良い情報だけを報道すれば、国民をその方向に誘導できるからだ。

 2011年の東日本大震災当時、反原発のデモ報道は、故意に封鎖され報道されなかった。まさに偏向報道、洗脳報道である。

 今は新型コロナ報道のオンパレードで、がん死の報道は全くない。食品メーカの利権に影響するので、がんの原因となる食品の広告料の減少を憂いて、マスコミが報道しないのだ。逆の洗脳教育である。

 

マスコミの洗脳 地球温暖化

 地球温暖化でEV化や再生エネルギーをマスコミは声高に叫んでいる。そういう報道で国民を洗脳している。しかし、EV化すると逆にエネルギーを多くに使い、今のままの体制では電気が足りなくなる。原発をあと10基作らねば電気需要が回らない。しかしマスコミはそれには口をつぐむ。EV化や太陽光発電にはウイグル族の人権問題が浮上するが、それにもマスコミは黙り込む。日本の殆どのマスコミは媚中派であるからだ。それから目を逸らす洗脳を行っているからだ。

 

洗脳の有効期限

 一度洗脳されると、その洗脳は容易には融けない。共産党の支持率は10代、20代は1%以下、30 代でも2.3%である。正常な政治判断である。今、共産党の支持率2.7%を支えているのは、50年前に学生運動で洗脳された70代、80代の全共闘支持者たちである。かように一度洗脳されると、50年経ってもその呪縛が解けない。

 オウム真理教の地下鉄サリン事件の指名手配・菊池容疑者が2012年6月3日に逮捕されたが、17年後でもその洗脳は融けていなかった。洗脳は恐ろしい。

P10700601s 馬場恵峰書

ご先祖様、親、師、社会の恩を忘れた時、心にスキが出来て怪しい輩に洗脳される。

 

2022-07-16  久志能幾研究所通信 2434号  小田泰仙

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2022年7月 6日 (水)

私の予言「貴方は将来、がんになる」は100%当たる

 

 日本国立がん研究所から、日本人男性の65%、女性の50%が一生に間に一度は癌になるとの統計結果が発表された。(2018年のデータから)

 だから私が出会う男性に「貴方は将来、65%の確率でがんになる」と予言しても、100%当たる。ただし「100%がんになる」とは言っていない。「65%の確率で」という意味だ。

 天気予報で明日の降雨確率が65%なら、雨具の用意をするのが常識だ。日本国立がん研究所の統計結果で、日本人男性が一生の間に必ず65%が癌になるなら、その準備をしないのは愚かである。

 現在は、死亡率0.34%の新型コロナ禍で、大騒ぎをしてマスク、手洗い、ワクチンと防御している。しかし、死亡率37%、年間死亡者38万人のがん禍にあまりに無防備である。これで日本だけの局地戦「がん戦争」での「戦死者」は増加の一途である。だって日本政府が、がんとの防衛戦争を放棄しているのだ。だから欧米ではガン死は減っているのに、日本だけは激増している

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裏切り者たち

 最近の新型コロナ報道は、「がん戦争」戦局のひどさを大本営発表で隠しているかのようだ。新型コロナの年間死者1万人に対して、がんは年間37万人の死者数なのだ。それも新型コロナ禍はこの2年間だけだが、がん死はここ40年以上増加が続いている。まるでミッドウェー海戦の敗戦を誤魔化した日本大本営と同じである。それは太平洋戦争当時、大本営発表をそのまま流し、実態を報道しなかった新聞と同罪である。

 マスコミは食品業界からの宣伝費に目が眩み、「がん戦争」戦死者の増加の手助けをしている。テレビではガンの要因食品の宣伝ばかりである。

 厚生省の汚役人は、己の利権のためがん発生の原因となる食品添加物の認可で忙しい。英国は認可添加物数が20種,フランスは30種、日本は350種である。いくら添加物が単体で安全であると認定されても、複数の添加物が出す相乗弊害は未知のままだ。

 医療業界はガンの市場規模11兆円に目が眩み、対処療法で金儲けに忙しい。

 日本には「がん戦争」の裏切り者ばかりである。

 

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  先進国と日本のガン死亡率変化。海外は減少、日本だけ増加。

  男女別、WHО(世界保健機構)統計資料より

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P11204821   愛知県がんセンターの資料      乳がん激増

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  働き盛りの女性に乳がんが激増(日経ビジネス 2016年2月8日号)

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 日本経済新聞  2019年10月18日 

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「雨が降れば傘をさす」(松下幸之助翁)

 それが人生経営の金言である。今の日本には、がんになる環境要因が、雨嵐と降っていると同じだ。今のままの狂った食生活、狂った生活習慣では、がんになる確率が極めて高い。それが日本人の2人に一人ががんになる現実である。また高齢化が進んでいるので、高齢になれば必然的に癌になる。和田秀樹先生の病院で高齢者の病理解剖をすると、80歳以上は全員にがんが発見されるそうだ。

 

 雨が降ることが分かっていれば、その対応をするのが、経営者だ。そうでなければ、閻魔様から、人生劇場の退場を宣告されても致し方ない。

 

 今更手遅れでもあるが、そうはいってもがんが目に見える大きさになるには約10年の歳月がかかる。今からでは手遅れに近いが、定期ガン診断、早期発見、早期治療に取り組むしかない。早期に対応すれば、ガンはある程度対応することが出来る。自分が自分の体の経営者なら、体の経営をするべきである。

 私も3年前にガンが見つかり、手術をした。私の場合、手遅れ寸前だったので、今でも後遺症で苦しんでいる。

 

私のがん予防・術後治療

 がんは生活習慣病である。だから生活習慣を正さないと再発する。しかし外科の医師や抗がん剤の医師はそんなことは言ってくれない。専門分野に細分化された現代医療では、病人の全体を見ず、患部の細部を深堀りする。だから「先端医療を駆使して患部を完治させました、しかし患者は死にました」となる。それは対処療法だからだ。

 病気を治す原則は、元を断たなきゃダメなのよ。

狂った食生活を避ける

 揚げ物、加工肉、食品添加物が多い食品、甘いものを避ける。

 暴飲暴食を避ける。食べ過ぎない。私の一食分のご飯量は100gに制限している。

 禁酒、禁煙、禁スィーツ、禁ポテチは当たり前。副煙流の危険があるので喫煙者には近づかない。

 

狂った生活習慣をなくす

 正しい睡眠、適切な運動、適切に太陽に当たる。

 お風呂はシャワーではなく、全身を10分間湯舟に浸かる。体を温めるためだ。

 

免疫力を上げる

 食生活で腸内環境を良くする。体力を上げる。体温を上げる。生死を制するのは、最後は体力であり、免疫力である。人はガンでは死なない。免疫力が低下して、肺炎等を起こして死ぬ。だから免疫力を上げる生活習慣が必要だ。

                                                           

人をよく喰う

 食えん人と付き合うとストレスが溜まる。ストレスががんの最大原因だ。食える人間と付き合い、良き人生を送る。自分自身も煮ても焼いても食えぬ人間にならぬようにする。食える人になるため、最低限の心掛け、「仁義礼智信」を大事にする。そして笑え。笑いがNK細胞を活性化してがんを予防する。

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ガンの正しい知識を本から得る

 本を全く読まない人に比べて、本を読む人の平均寿命は2年も長い。つまり健康への知識が寿命を延ばす。

 無知が人生に壁を作る。バカの壁を乗り越えれば、人生が開ける。

 

 

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馬場恵峰書「佐藤一斎「言志四録」五十一選訓集」久志能幾研究所刊

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  馬場恵峰書

 

2022-07-06  久志能幾研究所通信 2426号  小田泰仙

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著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2022年7月 4日 (月)

快楽の都市 ポンペイや 艶ものどもが 夢のあと 次は南海トラフ大地震が襲う

 

 2010年の秋、私がローマ旅行をした際、10月13日の一日を割き、現地募集のポンペイ観光バスツアーにローマを飛び出した。日本人の専属ガイドが添乗員で同行したポンペイ観光ツアーである。その時の旅行記を記す。

 総括の感想は、2000年前のポンペイの都市の状態が凍結保存されており、タイムカプセルを開けるようでメチャメチャ面白かった。行って良かった。

 

 ポンペイは、イタリア・ナポリ近郊、ヴェスヴィオ山のふもとにあった古代都市。79年のある日のヴェスヴィオの大噴火で発生した火砕流によって地中に埋もれた。その遺跡は、ユネスコの世界遺産に登録されている。

 

 紀元前89年、ルキウス・コルネリウス・スッラによって町は征服されポンペイは周辺のカンパニア諸都市とともにローマ(ローマ帝国)の植民都市となった。ポンペイは港に届いたローマへの荷物を近くのアッピア街道に運ぶための重要な拠点となり、以後は商業都市として栄えた。

 

 ポンペイは商業が盛んな港湾都市であった。整備された大きな港があり、海洋都市でもあった。またぶどうの産地であり、主な産業はワイン醸造だった。碁盤の目状に通りがあり、大きな通りは石により舗装されていた。市の中心には広場もあり、計画的に設計された都市である。

 

 街の守護神は、美と恋愛の女神ウェヌスであった。 娼婦の館も発掘され男女の交わりを描いた壁画が多く出土したので、現代ではポンペイは「快楽の都市」と呼ばれることもある。古代ローマ時代は性的におおらかな時代であり、ポンペイに限らず古代ローマの商業都市には商人向け(旅商人向け)の娼婦館のような施設は多かったという。

 この項、wikipedea (2022/7/4)より編集・加筆

 

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 ポンペイの案内看板 (2010年10月13日撮影)

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危機管理

 2000年前、火山が突然に噴火し、突然時速100キロの火砕流がポンペイの都市を襲い、人口2万人が一瞬で飲み込まれ、全員が即死に近い状態で死亡した。現在でもそんな状況になったら、危機管理として何を為すか、考えが及ばない。せめて、日頃の備えをしたと思う。せめて危機意識だけは持ち続けたい。

 日本でも巨大地震が起これば、状況は同じだ。南海トラフ大地震が起きて、3分後に30m高の津波に沿岸都市が襲われたら、為す術がない。大自然の前には、技術の粋を集めた建造物など砂上の楼閣なのだ。我々は2011年の東日本大震災でそれを目のあたりにした。ポンペイ遺跡は、その現実を改めて突き付ける街であったと、12年後の今、当時の旅行を思い出している。

 30m高の津波とは、ビル7階建ての高さである。

 3分では、そのビルにさえ登り切れない。ポンペイの火砕流と同じである。

 南海トラフ巨大地震は、2035年±5年に100%の確率で発生すると統計的に計算されている。

 だから今から準備しなければならぬ。それが私が12年前にポンペイ遺跡を見学して、今それを回想した結論である。

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 大垣新市庁舎 屋上の高さが約36m

 これで南海トラフ大地震の30m津波高さを想像されたし

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天国(娼婦館)への案内

 ポンペイの街角の石畳にオチンチンのマークが浮彫で表示されている。そのおちんちんの方向に娼婦館があるとの印である。2000年前も人間の欲望は同じである。なにせ売春は世界最古の商売である。貿易で発展したポンペイには、カネをもった商人が多く行きかっていた。春の商売も盛んである。

 当時の人はおおらかである。当時は倫理観が厳しいキリスト教が普及する前で、当時のローマ市民は男女の開放的な性の営みを罪悪とは思わない。シーザーの女遍歴は有名である。人生を虚楽的に過ごすのがローマの人生観であった。「今を楽しめ」が当時の価値観である。それはローマを建設した、回りの国家を征服した勝者の考えである。なにか今の世相と相通じるものがあり、背すじが寒い。

 

  勝者で貴族の立場なら、辛い労働は奴隷がやってくれる。周りは海の幸が溢れ、美味しいワインが豊富である。食べるか、性の営みか、奴隷の決闘を見るかかの虚楽的な楽しみしかない。人生を楽しめ、である。

 それで本当に人間として幸せであったのか、考えさせられる。奴隷の決闘で血が流れるの姿に、当時のローマ人が熱狂する風景に寒気がする。

 貴族の身分なら、カネも権力もある。飯は美味いし、酒もうまい、侍らすネイチェンは綺麗、カネも閑も持て余しである。だから貴族は堕落するしかなかなかった。

 そういう立場になると、彼らを世話する奴隷たちは、支配者からから見れば人間ではないのだ。何をやってもいいのだ。その考えが西洋人の根底にある。その遺伝子が支配した西洋人は、後年、アジア・アフリカを植民地にして、現地人を略奪し、殺しまくった。それに対して彼らに罪悪感などない。だって神様がキリスト教徒以外は人でないのだと言いたのだ。彼らには免罪符があったのだ。

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 閑の意味

 そしてまともな人は学習する。「スカラー」とは閑という意味で、閑だから考えることができて哲学が出来る。哲学者とはスカラーである。スクール(学校)もこの派生言語で、閑だから学習ができる。貴族は労働してはいけないのだ。

 私も若い頃は、奴隷のように働いて考える間もなかった。しかし今は、年金生活で、閑なため考えることができる。夢も見ることができる。幸せである。日本では固定の奴隷制度がなくてよかったと思う。

 第二次世界大戦前は、アジア・アフリカでは植民地にされ、奴隷扱いされた人が多くいた。その点を忘れてはならない。今、グローバル経済主義がその奴隷制度を復活させている。そんなことにも思いを馳せる。

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身閑夢亦安養心

 私は12年前のポンペイ遺跡見学を思い出し、馬場恵峰先生の生き方である「身閑夢亦安養」に思いをはせた。

 贅沢飽食でなくてもよい、金が無くてもよい、美女に囲まれてなくてもよい、自身が閑(のどか)で、夢を抱き、心を安らかに養う状況が幸せなのだ、と。

 そんなにがさついてどうするの。そんなに急いで何処へ行くの。

 どうせ我々の行先は浄土である。

 「閑」とは「門」に「木」と書く。自分の人生(門)に植えた木が大きくなるように、気長に夢を見よう。木は一日では大きくならぬ。毎日毎日、少しずつ成長する。それが宇宙根源の理である。

 

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  石畳におちんちんのマーク

Img_1437s  娼婦館の近辺

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  娼婦館  快楽の壁画

Img_1440s 娼婦館  快楽の個室

Img_1441s 娼婦館  快楽の個室

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風呂場

 当時、火山の熱を利用したサウナや温泉が整備されていた。立派な大きな浴室が設置されている。壁にはモザイク画が掲げられ、当時の華やかさが偲ばれた。

 

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横断歩道

 街路には横断歩道が飛び石で作られている。道が雨で水没しても、濡れずに道を渡れるように用意されている。

 また馬車が通れるように飛び石の道路設計である。当時の車輪跡がくっきりと残っている。ポンペイでは2000年前から、道路も時間が止まっている。

 

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鉛の水道管

 鉛の水道管がポンペイの街の中に張り巡らされていた。高度な都市計画である。鉛の容器は鉛害がある。当時はその鉛の害を知らず、多くの人が亡くなっていた。脳が侵された人も多くいたようだ。

 ローマ帝国では水道管に鉛が使われていたため、慢性的に鉛中毒者を発生させて衰退の一因になったという説がある。鉛の毒性は、脳と肝臓に多く蓄積し、他の臓器や組織にも広く分布する。体内に入った鉛は、酵素のチオール基(SH基)と強固に結合し、種々の酵素の働きを阻害する。特に造血組織でアミノレブリン酸脱水酵素のSH基に結合して貧血を起こす。また貧血症状とともに激しい腹痛や神経症状を示すポルフィリン症を引き起こす。

 

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水飲み場

 あちこちに水飲み場が設置されている。当時のポンペイの裕福さと文化の高さが現れている。

 

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Img_1452s こうやって飲むのだとガイドさんが実演


円形闘技場

 2万人が収納できる円形闘技場が設置されている。ここで剣闘士達の決闘を見物していた貴族たちが思い起こされる。ローマから遠いこの地でも、ローマのコロシアムと同じものが用意されていた。当時、最大ローマ帝国の片鱗がうかがえる。

 

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パン屋さん

 当時は、無発酵の小麦でパンを焼いていたようだ。ポンペイには80軒ほどのパン屋さんが確認されている。当時のパンはモッチリとしていて、主食として食べ応えがあったようだ。

 

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居酒屋

 酒の器や果物、料理品の器がおかれ、市民はここで食事や、テイクアウトをしていた。今と同じような風俗である。

 

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モザイク画

 裕福な豪邸には、床にモザイク画が設置されていて、富の象徴であった。貴重なモザイク画は、ポンペイ古代博物館に展示されて、当時の文化の高さが偲ばれる。

 

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神殿の構造の巧みさ

 神殿の柱をみて、その高度な建設技術に感銘を受けた。2000年前の技術である。台形の形を組み合わせて、強度をます工夫がされている。

 

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Dsc09968s 馬場恵峰書

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2022-07-04  久志能幾研究所通信 2425号  小田泰仙

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2022年7月 3日 (日)

霊感力を高める 良き師、良き友との出会うため

 

 良き師、良き友が人生を豊かにしてくれる。その師と友と出会うため、霊感力を高める努力をすることだ。霊感力を付けるために、神になることだ。佛になることだ(「佛」とは、「人」に「非ず」と書く)。無私になることだ。無欲になることだ。そうすれば、見えないものが見えてくる。出会う万物は、声なき経を唱えている。その声を聴け。

 霊感に曇りを与えるのは、欲である。物欲、権力欲、色欲が目をくらませる。

 出会うための「選択」は、出会った後の努力より重要である。

 間違った選択では、いくら努力をして報われない。出会った狂祖を師と間違え、間違った選択で、修行に励み、サリンを撒いて絞首台への道を選んだ高学歴のオウムの若者達もいた。

 我々は彼らを笑えない。日本人の多くがテレビの洗脳教育に犯されている現状だから。日本人は、そのマスコミの洗脳教育で、新型コロナより怖ろしいガンの病から目を逸らされている。

 

 外見的なことだけでは、師も友もその本質が見えない。その時に頼れるのは身に付いた霊感力だけだ。

 しかし霊感力が無くても、相手の振る舞いから、付き合ってはならない人の区別はつく。それだけでも、良き師、良き友と出会う一助になる。それで地獄に行かずにすむ。人相からのメッセージ、振る舞いの匂いから、その霊感を高めよう。

 初めて会った時、付き合っている時、オカシイと違和感を覚える人は、やはりおかしいのだ。自分の霊感を信じよう。自分の霊感には、数十年間と生きてきた経験という蓄積がある。

 

人生最大の危機

 私が騙されそうになった事件は、ある新興宗教団体からの「お誘い」であった。ある会社の社長からの話であった。ある経営研究会の元会長からの話であったので信用した。「貴方は選ばれたのです。普通の人は簡単には入会できません。入会すれば貴方の家は特別に永遠に仏様から守られるのです」と。

 なんで私ごときが?との疑問も出て、その過程で自宅内で骨折事故が起こり、それで霊感が働き、目が覚めた。もし騙されて入団すれば、1千万円近くを貢ぐことになったようだ。多分それで私の人生は終わっただろう。

 その教団に関するネット情報では、その種の情報で溢れていた。私を勧誘した人の上司にあたる税理士法人会の会長からは、「ネットには嘘の情報が溢れているから、見てはならない」と禁止された。禁止されれば見てしまうものだ。その情報で私は目が覚めた。

 そしてその悪い情報は、その教団のIT部隊の手で直ぐ書き換えられていて、書き込みと削除のいたちごっこであった。私がつい先ほど見たはずの情報が消えている。それが頻繁であった。これは2011年ごろの話で、現在でもその教団は大活躍中である。退会するための訴訟も数多く起こされ、話題の多い新興宗教団体である。現在でも時折、週刊誌の怪しい話の記事を盛大に提供している。今でも騙される人が絶えないようだ。

 

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馬場恵峰書   2015年12月15日 日中文化資料館にて
 

2022-07-02  久志能幾研究所通信 2423号  小田泰仙

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2022年7月 2日 (土)

病気になったら病院に行くな

 

 病気になったからと安易に病院に行って薬をもらうだけなら、病気は決して治らない。薬では病気は治らない。病気になった真因を見付けて、それを解消しないと病気は治らない。

 高血圧になったからと、出されるまま降圧剤を飲むから治らない。降圧剤は対処療法である。それが認知症、がんの遠因となる。高血圧症は生活習慣病である。 

 がんになって抗がん剤を飲むから、治らない。狂った生活習慣と狂った食生活を直さないから、がんが再発する。がんは生活習慣病である。 

 

 糖尿病が進むと腎臓が悪くなる。腎臓が悪くなったからと人工透析をするから、治らない。人工透析は対処療法である。人工透析の医療費は、一人当たり年間400~600万円もかかる。それでも高額医療費補助で、個人負担は月8万円ほどで、差額は健康保険で国民が支払うのだ。病院側は手間がかからず、ぼろ儲けである。

 国内の透析患者数は33万4,505人(2017年)、で年々増加傾向である。日本人1億2千万人のうち、約360人に1人が透析治療を受けている計算だ。原因となる疾患で最も多いのは糖尿病腎症で、全透析患者数の38.4%を占める。その真の原因は、狂った食生活である。

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巨大産業

 医療関係者もがんの対処療法しか推奨しない。がんにならない指導を疎かにしている。なにせがん医療は年間11兆円(推定)の大産業なのだ。それが無くなれば医療関係者は失業である。だから新型コロナで死亡率が0.34%しかないのに大騒ぎをして、がんを隠蔽している。ガンの死亡者数38万人、死亡率37%、全死亡者数の26%を占めるがんの脅威を敢えて報道しない。厚生省の官僚、食品業界、マスコミもがん医療関係者で、加害者でもある。

 

 現在の日本の年間医療費総額は43兆円である。日本人の2人に一人ががんになり、日本人の4人に一人(38万人)ががんで死ぬ。それから逆算すると、その医療費は年間11兆円と私は推定した。

  日本の年間全死亡者数 1,452,289人      (2021年)

        日本のがんの死亡者数    378,385人(26.0%)(2019年)

 

 

病院の価値

 そもそも、病院に有るのは、診察室、処置室、手術室、薬剤室、会計課等であり、治療室はないのだ。

 財政破綻して夕張市の大病院が閉鎖され、CTもMRIも無くなってしまった。その結果、夕張市の死亡率は下がったのだ。もちろん医療費もさがった。

 その病気の原因が生活習慣病であるから、狂った生活習慣を直さないと、病気が治るはずがない。いくら高額な医療機器があっても病気が治るわけではないことは、夕張市の医療現場が証明している。

 

人生運営

 人生で不慮の事故に遭ったり、不幸になって、慌てて神社仏閣、新興宗教の門を叩くから、ますます人生がおかしくなる。人生に対する考え方が狂っているのだ。

 会社で左遷をされ、慌てるから、ますます悪運がまとわりつく。人間関係でこじれた問題を、強権的に解決しても、問題は再発する。直さなければならないのは、相手か自分の人生観・道徳観である。もし相手に問題があれば、そこから逃げるしかない。相手を変えることは不可能だから。

 

 金儲けで失敗したなら、自分の金銭の価値観がおかしいと反省しなければならない。正しい労働観、金銭感覚、人間観が間違っていたから失敗したのだ。カネですべて解決できるとしたホリエモンのやり方で、世の中がうまく行くわけがない。

 

日本の政治

 日本の人口が減りつづけ、日本の経済が停滞するのは、正しい政策を取らず、一部の利権者の政策がまかり通るからだ。結果が全てである。

 女性の社会進出が大事だと、子供を産む環境を最悪にすれば、子供が生まれるはずがない。女性が子供を産む。これは有史以来2000年間も続く大原則である。それに反すれば、人口が減って当たり前。

 

 安い外人労働者を入れて(実質移民)、働かせれば、日本人全体の給与が下がって、ますます日本の景気が悪くなる。人手が足りないのではない。出すべき給与を企業が出し渋って、金儲けをし過ぎているだけである。だから日本の景気が回復しない。日本の政治があまりにも悪いのだ。だから政治を変えないと、日本は良くならない。

 

大垣市の政治

 大垣市の政治がおかしいのは、政治を実行する人間が狂っているからだ。ゴミが増えていると嘘をついて、ゴミ袋有料化を推進しても、前提が狂っているから、大垣市の没落の足を引っ張るしかない。やるべきは、経費の削減、高すぎる議員給与の削減である。だから市長、議員の全てを入れ替えないと、大垣市の政治はまともにならない。

 

 病気になるのも、日本の少子化が止まらないのも、他市よりも大垣市の公示地価が倍以上の下落をするのも、神仏からの「おかしい」との警告なのだ。真摯に向き合って対処をすべきだ。大嘘で「ゴミ袋有料化」を強引に進めては天罰がくるはずだ。

 何でも元を断たなきゃだめなのよ。治さなければならないのは、対処慮法で治そうとする安易な考え方である。まず自分の人生を見直そう。もっと病根の裏を見つっめよう。自分の命にかかわることだ。

 

 

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馬場恵峰書「佐藤一斎「言志四録」五十一選訓集」久志能幾研究所刊

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2022-06-30  久志能幾研究所通信 2422号  小田泰仙

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2022年6月30日 (木)

人間の歩く道  知己塾 2014.11.13

 

 足で新しい発見が出来る。足が新しい友を作る。世の中は偶然ではない。人間関係は、人から学ぶためにある。査定は仏様がやってくれる。孤独は良いが、孤立はダメである。

 人間はこの2000年間で、社交的でないと生き延びてこれなかった。人は群れて、集団を作り社会を創ってきた。人間社会の生死は全て人間関係である。人間関係を重視した遺伝子を持った人が、今生き延びている。そうでない人は早死にしている。自然界は、一人で生きていくには厳しすぎるのだ。現代社会でも、それは同じである。

 

 周りを見ても、正常な人間関係が作れない人が早死にしている。孤立が病気を作るのだ。孤立した人は、社交的な人より45%も死亡率が高い。孤立は喫煙毎日15本に匹敵し、アルコール依存症の2倍、運動不足、肥満の2倍の悪さを健康に与える。

 

 自分の病気は自分の力で治すこと。病院は、治療をするが、病気を治せない。

 

 

 耳から入る情報は自分が動かないと入ってこない。書かなければ、頭に入らない。どこかに行かなければ、新しい出会いがない。

 

 今日生きていることの素晴らしさを認識しよう。人に感謝する前に、自分自身に感謝しろ。生きていること、生かされえていることに感謝である。山花水鳥、皆知己。天地自然は声なき経を唱えている。天の声を聞け。

 人として、思い込まず、思い過ぎず、思い切り、思いやりを持って、生きよ。

 道は遠きにあらず、貴方のそばにある。

 

 自他一体、人みな師である。「人」という字は、左側が自分で、右辺が他人が支えている象形文字である。「間」という字は、「門」の間に「日」が出ると書く。毎日の営みを表す象形文字である。

 

 本稿は2014年11月13日の知己塾、馬場恵峰先生の講義を元に編集・加筆。

 

Dsc00443s 2014年11月13日   知己塾、馬場恵峰先生

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2022-06-30  久志能幾研究所通信 2421号  小田泰仙

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