人間の歩く道 知己塾 2014.11.13
足で新しい発見が出来る。足が新しい友を作る。世の中は偶然ではない。人間関係は、人から学ぶためにある。査定は仏様がやってくれる。孤独は良いが、孤立はダメである。
人間はこの2000年間で、社交的でないと生き延びてこれなかった。人は群れて、集団を作り社会を創ってきた。人間社会の生死は全て人間関係である。人間関係を重視した遺伝子を持った人が、今生き延びている。そうでない人は早死にしている。自然界は、一人で生きていくには厳しすぎるのだ。現代社会でも、それは同じである。
周りを見ても、正常な人間関係が作れない人が早死にしている。孤立が病気を作るのだ。孤立した人は、社交的な人より45%も死亡率が高い。孤立は喫煙毎日15本に匹敵し、アルコール依存症の2倍、運動不足、肥満の2倍の悪さを健康に与える。
自分の病気は自分の力で治すこと。病院は、治療をするが、病気を治せない。
耳から入る情報は自分が動かないと入ってこない。書かなければ、頭に入らない。どこかに行かなければ、新しい出会いがない。
今日生きていることの素晴らしさを認識しよう。人に感謝する前に、自分自身に感謝しろ。生きていること、生かされえていることに感謝である。山花水鳥、皆知己。天地自然は声なき経を唱えている。天の声を聞け。
人として、思い込まず、思い過ぎず、思い切り、思いやりを持って、生きよ。
道は遠きにあらず、貴方のそばにある。
自他一体、人みな師である。「人」という字は、左側が自分で、右辺が他人が支えている象形文字である。「間」という字は、「門」の間に「日」が出ると書く。毎日の営みを表す象形文字である。
本稿は2014年11月13日の知己塾、馬場恵峰先生の講義を元に編集・加筆。
2022-06-30 久志能幾研究所通信 2421号 小田泰仙
「久志能」↖ で検索
著作権の関係で、無断引用を禁止します。
コメント