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2022年7月17日 (日)

私は教祖、夢の実現に向けて、自分を洗脳する

 

 人生では、一番多く見たもの、一番多く聞いたものに影響を受ける。洗脳は、それを短時間に集中的に脳を加工して、性格や人格を変える手法である。そんな短期的な突貫工事で作られた脳では、良き人生を拓くことはできない。悪い洗脳加工で作り上げられた脳は、フランケンシュタインの脳である。

 それよりも、地道なやり方で、時間をかけて脳を健全に育成すべきである。年輪の緻密に詰まった木が、強靭な材木であるのは自然の理である。わがオダブツ教では、毎朝、自分で自分の脳を洗脳している。私が目覚めると、枕元に掲げた馬場恵峰先生の書が目に飛び込んでくる。その言葉が、

 「千里の道も一歩から」

 「希望を持て」

 「あせってはいけない」

 「目標を立てよ」

 「順序をあやまるな」

である。これを目に焼き付けてから、私の一日が始る。何故か心穏やかに、闘志が沸いてくる。これも静かなる洗脳である。人生では一番多く見た言葉に影響を受けるのだ。良き言葉に影響を受ければ、良き人生が送れる。

 「道」という文字は、異国人の生首を魔除けとしてぶら下げて、魑魅魍魎の住む城壁の外を恐る恐る歩く様を示す象形文字である。(辶)は十字路の意味である。その踏みしめた跡が「道」となる。だから私は自分の首を賭けて人生を歩くと、今日の決意を新たにする。

 悪き洗脳を受ければ、統一教会の信徒、オウム真理教の信徒のような人生となってしまう。他山の石として、肝に銘じよう。

Dsc002341s 馬場恵峰書

 

 そして居間で、朝の白湯を静かに飲むとき、頭上に掲げた「一期一会」の書を見て、今日、初めて出会うご縁を大事にしようと決意をするのだ。これがオダブツ教教祖の一日の始まりである。

 

P10904111s 馬場恵峰書

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自工程完結

 教祖は自分、信徒も自分一人、中小零細教団の教祖は忙しい。お布施を出すのも自分、使うのも自分で、頭はフル回転である。巷に跋扈する金儲け主義の新興教祖などに負けてはいられない。これも自分が自己啓発セミナーでよい洗脳をされ、洗脳の現場でお手伝いの経験をしたことで得られた成果である。いわば「自工程完結」である。全て「現地現物」のトヨタ教の教えである。

  

2022-07-17  久志能幾研究所通信 2435号  小田泰仙

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