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2023年9月 2日 (土)

72歳は健康人生の終焉、「死路」の未知を学ぶ

 

 日本人男性の平均寿命は81歳だが、平均健康寿命は72歳である。多くの場合、72歳以降の9年間は病院通いか寝たきりかの人生となる。72歳とは健康人生の終焉である。最近、体の不調でそれを痛感する。

 

 60歳の筋肉量は、若い頃の半分になっている。筋肉は成人以降、年1%ずつ減っていく。これは自然界の原則である。

 同じように40歳を超えると脳の容積は、年0.5%ずつ減っていく。これは平均値で、意識しないとその速度は増える。平均値からの単純計算でも、70歳ともなれば、40歳時に比べて15%も脳の容積が減っている。記憶力が衰えて当たり前である。要は物忘れが良くなったのだ。都合の悪いこともすぐ忘れる。喜ばしい?

 

 それに伴い免疫力は若い頃の半分になっている。だから60歳を過ぎるとがんの罹患率が急速に上がってくる。自然界の法則である。私も69歳でガンになった。

 がん研究振興財団の統計(2015年)によると、一生涯のうちに何らかのがんになる割合は、男性で60.0%、女性で44.9%とされる。

 劣化した日本社会ががんを量産している。意識しないと、拝金主義者たちの金儲けのために癌にされ、その餌食にされる。がん治療でさえ利権産業である。

 

 65歳を過ぎると15%の人は認知症になる。75歳ともなると25%が認知症である。

 人生は生老病死である。それを痛感する期間が、72歳から死までの9年間である。

 

 健康寿命の72歳となれば、健康人生は終わりを迎える。その後は、自分は病人であると割り切って過ごせば気が楽である。無理をするから老年が辛くなる。老人は、無理をする必要はない。

 

 散歩はリハビリテーションと割り切って治療として歩けばよい。そうすれば自分の体を治そうと頑張れる。若い頃の様に、運動して体力をつけねばとの義務感も不要だ。散歩をすることが義務ではなく、気分転換も兼ねた必要な治療として前向きに取り組めばよい。

 

 食事も病身の自分の体の治療のための病院食と思って、体に良いものを食べればよい。いままで散々美味しいものを食べてきたので、その治療が必要である。美味しいものには毒がある。美しいバラには、トゲあると同じだ。そのため病院食として制限があるのは当たり前。そう思えば気が楽だ。

 加齢により免疫力が低下しているから、添加物等の毒物は避けたい。弱った体をいたわろう。若い時に比べて、毒物に対して抵抗力が半分に減っているのだ。

 

「死」という名のプロジェクト

 死は人生最後の最大のイベントである。「死」の路は、未知の路である。その路で失敗するわけにはいかない。今までの人生の生き方が問わる路でもある。準備には9年もあるはずなので、ゆっくり緻密に進めればよい。

 元気いっぱいの時に死ぬのは生木を裂かれるように辛いが、少しずつ全身の細胞が衰えて行き、老衰で死ぬのは自然である。そうなれば枯れるように倒れるので、苦しみも少ないという。

 

人間の完成

 ヒトは動物して生まれて、最終目標の人間となるべく、学び続けて生きる。動物として生まれて、学ばずに生き、動物のままで死んでは、犬畜生と同じである。それは避けたい。自分の人間としての未完成部分を見付けて、死ぬまでそれを修正すべく学び続けたい。

 

着陸、死のアプローチ

 私は人生を飛行プロジェクトとみなしている。人は朝の離陸時、希望を持ち大空に飛び立つ。昼は精一杯の努力で頑張り目的地を目指してひたすらに飛ぶ。目的地の空港上空に到達すれば、着陸の準備をする。死のアプローチである。

 着陸準備では、今までの飛行の安全に感謝して、飛行最後の仕事をする。着地前に不要な燃料(資産やしがらみ)を捨て、身軽になって着地である。そうでないと機体が重すぎて地面に激突である。着陸前に、チェックリストに従い、人間として最後の仕上げの確認をする。それが人生最後の9年間の仕事である。自分は人生飛行機の機長なのだ。

 

着陸時の逆噴射、人は飛行の最期で間違える

 1982年2月9日、日本航空の DC-8機350便が羽田空港沖に墜落した。350便は福岡空港発・東京国際空港行の定期便で、乗員乗客174人中24人が死亡し149人が負傷した。

 この墜落は、機長が着陸進入時、錯乱してエンジンを逆噴射したのが原因であった。機長は精神を病んでいた。

 

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 着陸は美しく決めたい   セントレアにて

 機長の精神が正常であれば、美しい着陸となるが、機長が錯乱すれば、大惨事である。

 人ごとではない。誰でも人生飛行の最期は着陸である。

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人は最期に間違える-1

 人も往々に死の直前に錯乱して、死の準備を間違える。知人の叔母(約80歳)は、乗り合わせたタクシーの運ちゃんの困窮ぶりに同情して、彼を家に引き入れて自分の面倒を見させるようになった。その男はアパートの家賃が払えないほど困窮しており、老女の家に転がり込んだのだ。それでその男の身上が分かる。死の半年前に、老女はそのどこの馬の骨ともわからない男を正式の養子にしてしまった。

 知人はその錯乱状態の老女から、養子の手続きの手助けを泣いて懇願されたと言う。知人は異常さを感じて身を引いたと言う。

 その結果、その老女の愚行のため、ご先祖が汗水たらして蓄えた財産の3分の一が、この男に遺産分与として行ってしまった。その額、約1億円である。つまり惚けた金持ち老女を誘惑するのは簡単だ。老女を1年程介護して、遺産の1億円をゲットである。詐欺に近い。法律的に正式に養子縁組をしているので、2人の実子は為す術がなかったという。

 生前の生活の如何と育てられ方如何で、愚かな人は死の直前に大きな間違えをするのだ。彼女は金持ちの家で蝶よ花よと育てられ、世間の厳しさを学ばなかったようだ。それで、人生の着陸時の逆噴射である。そしてご先祖の顔に泥を塗った。その遠因はその老女と実子の嫁との確執もあったようだ。結果として、実子を悲しませた昨年の事例である。なぜ老女がそんな行動に出たか、なぜそう追い詰められたか、相応の理由があるはずだ。遺族はその真因を考えて反省すべきであろう。遺族の今の考えが、今後の人生に影響するだろう。この件は、他山の石としたい。

 

人は最期に間違える-2

 1980年代のバブル末期には、「自分が死んだら、買い集めた絵(数億円の価値)を自分の棺に入れて、一緒に火葬して欲しい」という成金まで現れた。世も末である。完全に死の準備を間違えている。芸術作品は社会の財産である。いくら金を出しても、あの世に持って行く権利はない。守銭奴の醜態である。そのバブルも1991年にはじけた。経済活動で生まれたバルブも生老病死の一過程である。

 

死の床での感謝

 お釈迦様は80歳で入滅された。日本人男性の平均寿命が81歳なので、2000年かけて、日本人も寿命だけの面だけで見れば、やっとお釈迦様レベルにまで成長したのだろう。自分もその歳までは生きるべく精進をしている。

 一緒に仕事をした仲間の20余人が、天寿を全うせず60歳までに世を去った。自分は過酷な労働環境下でも、古希まで生かされたことに感謝したい。あと少しの間、少しでもお釈迦様の精神面レベルに近づくべく、死まで精進をしたい。死後、佛を目指して仏道を励む方を菩薩と言う。死ぬまで佛を目指して精進する人を、生き菩薩という。別名、生涯現役の人である。

 私は死の直前まで普く賢く生きたいと願っている。

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 普賢菩薩像 大仏師松本明慶作

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  馬場恵峰書

 

2023-09-02  久志能幾研究所通信 2735号  小田泰仙

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2023年9月 1日 (金)

株式相場、人生相場、勝負の世界での儲け方

 

 どんな相場でも、勝つためには、健康が最重要である。

 自分の株を上げる最高の投資先は、自分の体と頭である。

 

詐欺寸前、ハニートラップもどき

 2010年、前職を定年退職して大垣に帰郷したとき、年金の受け取り口座開設のため大垣共立銀行に出向いた。そうしたら妙齢の美女が迎撃戦闘機のように突進してきて、私を別室に引きずり込んだ。私は彼女から退職金の運用の勧誘を受ける羽目になった。彼女は名刺を差し出した。そこにファイナンシャルプランナーの肩書が書かれていた。彼女は、私の資産状況を聞き、退職金のブラジルやオーストラリアの資源国ファンドの運用を勧めてきた。

 私は、銀行マンがファンドの販売でノルマある事を知っていたので、軽く受け流して、「もっと儲かる投資先があるよ」と誘い水を流した。彼女は私より頭が悪そうで、相場経験も少ないはずで、財務の勉強もなさそうだったので、反撃した。

 彼女は「エッ! それは何?」

 そこで私は、「自分に投資すること。銀行員を信用しないこと」と彼女を撃墜した。

 その数年後、資源国ファンドは暴落した。銀行から勧められるまま買っていれば、大損するところであった。銀行は、ファンドを売って、その手数料さえ入れば、客が死んでも知ったことではない。大垣共立銀行はその汚れ役を妙齢の美女に任せている。まるでハニートラップである。

 

健康とは

 どんな投資先でも、その選定に自分の頭で考えなくては、絶対に儲からない。そんなに儲かる話なら、人に勧めず何故自分でやらないのか。それを考えれば、自ずと答えは出る。

 それを考える時、自分が健康でないと正しい答えが得られない。健康とは、体と心の健やかさである。

 

死んでもいいが、病気になってはならない

 株式投資でも人生投資でも、一番避けねばならない事項は、死である。どんな儲かる話でも高配当の会社でも、倒産してしまっては、元も子もない。欲に駆られると、目先が見えなくなる。会社の寿命は、その遺伝子で決まる。あぶない会社には近づかないことだ。

 どんなモノでも生老病死である。それは会社でも当てはまる。永遠に成長する会社など存在しない。

 人生で一番大事なことは、健康を維持して頂いた命を全うすることだ。今、生きていることは、1億円の宝くじが連続で百万回も当たると同じくらいの大儲けである。それを大事にしよう。そのために第一歩が、自身の健康管理である。死ぬことは、滅多にないが、病気は簡単になってしまう。そうすれば命を全うせず、早く寿命を迎える。

 

健康でないと

 健康でないとは、未病の状態である。例えば、高血圧症とは、健康な状態ではない。高血圧とは、血管内に糖分の粥のような塊(プラーク)がへばりつき、そのせいで必要な血液が脳内の毛細血管に酸素がいかなくなる。それで自律神経が血圧を上げている。それを降圧剤で血圧を下げるから、脳に必要な血液が回らず、正しい判断が出来なくなる。健康でないと、考え方が後ろ向きになりがちだ。

 

 肥満とは前がん状態である。肉好き、脂っこいもの好き、甘いもの好き、暴飲暴食の繰り返しで人は肥満になる。そうすると動脈の血管内部にプラークと呼ばれる脂肪の塊がへばりつき血管内部が狭くなる。それで血液がうまく流れないので、自律神経は血圧を上げる。それが高血圧症である。

 

 高血圧症になると血液成分の白血球が閉塞分に滞り、滞った白血球同士の反応で、炎症を引き起こすサイトカインが大量に発生する。その炎症は全身の各臓器に運ばれて、その部分で炎症を発生する。それが脂質異常症、糖尿病、肥満の症状で、それが「前ガン症状」でもある。肥満では、頭の中も異常状態である。そんな状態で勝負勘が働くわけがない。

 高血圧症も肥満状態も前がん状態である。そんな不健康な状態で、株式相場、人生相場、勝負の世界で勝てるわけがない。

 

 健康は、正しい食生活、正しい生活習慣から生まれる。添加物まみれの食品を取れば、その毒物の処理で腸内の免疫酵素がフル活動である。それでは頭にまでは血液が回らない。当然、正しい判断に影響が出来る。

 例えば加工食品に多く入っている調味料(グルタミン酸ナトリウム)は、神経興奮剤であり、依存性がある。欧米では禁止である。そんな毒物を常用すれば、判断が狂ってしまうのは、宇宙根源の理である。

 

 自分の過去を振り返り相場の成績を俯瞰すると、体が不健康な時の株式相場や人生相場での成績は悪かったことが分かる。それは会社の出世にも影響した。健康状態と会社内の昇格と儲けは比例する。だからこそ、人生相場で儲けたかったら、死んでもいいから、健康管理最優先である。

 

餌に釣られた生贄

 先日、YouTubeで野良猫の捕獲映像を見た。腹の空いた野良猫が撒き餌に釣られて、捕獲檻に誘導されて捕獲される映像である。その映像を見て、欲に釣られてくず株を買い、自分で檻に入り、美味しい餌を食べているさ中、檻の蓋が突然に閉まり、捕獲される。つまり株にのめり込んで、破産する人の姿とそっくりなのだ。

 当時のホリエモンのライフドア事件(2004年)を思い出した。欲に釣られた投資家の多くが被害に遭い、自殺者まで出た事件である。自分の健康管理ができていないから、正常な判断が出来なかったのだろう。この魑魅魍魎が住む株式相場の世界で一攫千金などできるわけがない。

 

敵を知り己を知らば百戦危うからず  孫子

 自分の頭で考えて、未来を予測する。それは地道な情報収集と自分の頭の訓練である。自分への投資が一番の戦力になる。

 自分の性格を分析して、どんな決断をする傾向があるか。第三者の目で自分を分析する。そのための研修を受けた。その中で、臨死体験までさせられた。費用総額は約150万円。それで自分の性格分析が出来て、自分の醜い性も見せつけられた。良い勉強となった。それで経営の勉強と人生相場の戦いの訓練ができた。

 投資候補相手会社の財務状態の調査をして、投資先を探す、それが人生相場、株式相場での戦い方である。そのため国家資格に挑戦もした。経済学と財務学の科目は合格にこぎつけた。株式相場では、バランスシートの読み方が分からなければ、勝負はできない。

 

生老病死

 いくら多く稼いでも、命は生老病死である。かのアップルのジョブズでさえ、世界一の大金持ちになり、そのお陰で40億円を自分のガン治療に使えた。それでもがんに勝てず、彼は56歳で旅立った。世界一稼いでも、そのカネで自分が幸せになれなければ意味がない。

 株式相場、人生相場、勝負の世界での最終目的は、他より少しだけ多く稼いで、使命を尽くして自他を幸せにすることだ。

 

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2023-08-31  久志能幾研究所通信 2734号  小田泰仙

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2023年8月29日 (火)

マスゴミ認知症死、新聞購読中止、1か月後の俯瞰

 

購読中止で正解

 私は50年間購読した日本経済新聞を7月末に止めた。その1か月後の8月28日、市の図書館で1ヶ月分のバックナンバーを流し読みした。その所要時間約40分であった。バックナンバーを俯瞰した感想として、日本経済新聞の購読を止めて良かった、である。下記は、この一か月の記事を俯瞰した感想である。

 

購読を止めて良かったこと

 マスゴミからの洗脳から逃れられた。今、マスゴミを読まなくても、何ら問題が無いことがわかった。まるで、私が仙台へ行くための情報を探していたが、日経が北京行きの情報を何度ともなく耳元で囁くように伝えてきたのだ。それは洗脳である。それは記事の中の言葉の語感から受けた。記事の言葉づかいで日経新聞社の潜在意識が透けて見える。

 

 洗脳状態からの脱却で精神的に心の安定感を増せた。今までは人の心を煽る記事が多かった。購読を止めて、その結果、身が閑(のどか)で、夢が安らかになり、養心ができた。

 

 特に中国経済のヨイショ記事を読まなくてもよい。日経新聞は、中国の悪い話はほとんどない紙面構成である。それで多くの投資家が騙された。それから逃れられた。

 また政府べったりの御用記事が多く、騙されることが多かった。

 

 その他の利点として、あまりに分量が多い広告紙の処理に悩まされなくなったのも大きい。広告もパチンコや、ゲーム、不動産、車の宣伝ばかりである。その紙くず処理に時間とお金がかかる。それが無くなった。

 

 毎朝、新聞が来ると読まねばという強迫観念に責められることが無くなった。ネットで見れば済む話である。年金生活者の身で、一刻を争そって見なければならぬニュースなどありはしない。ネットで十分で、一か月後、図書館で見れば済む話である。

 

 日経に頻繁に登場する池上彰の記事を読まなくても済む利点も大きい。池上彰の考えは偏向し過ぎである。私は池上彰の顔を見るだけで寒気がする。

 

 スポーツ記事、グルメ記事、テレビ欄も読まなくて済む。私には全く興味のない記事である。経済新聞を標語するなら、記事を経済に特化すればよい。それでいて経済を支える国家体制、法治国家の危機問題には完全スルーである。国家体制、法治国家の体制があってこそ、経済活動が成り立つ。日経は、それを揺るがす問題をスルーである。

 

 太鼓持ち新聞として、体に悪い商品の宣伝や記事を読まなくてすむようになった。日経記事で発癌性物質だと報道しながら、その会社の宣伝が多い。要は洗脳記事である。

 

 日経新聞を止めて、月に5千円の購読費用がなくなった。年間6万円、10年間で60万円の節約である。

 

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正師

 「正師を得ざれば学ばざるにしかず」道元禅師(『学道用心集』)

 「正しい師に会えないなら、むしろ学ばない方がよい」とまで道元禅師は言う。正しい師とは、現代で言えば、マスコミからの情報での方向決定の情報である。しかしそのマスコミが、自分が仙台に行きたいのに、その方向の情報は流さず、逆方向の北京への道を教えるようなものだ。だから、その発信者は不要だと言うのだ。マスゴミは正しい情報を流さず、それを補うため無駄な情報(雑音)しか流さなければ、それは洗脳報道で、害毒である。

 

いつか来た道

 日本の拝金主義の企業人は、14億人の中国の市場に垂涎のまなざしを向けていたようだ。日経は、それの太鼓持ちの記事を書くのに余念がなかった。

 マスゴミは戦前の報道で、「満州は日本の生命線、バラ色の土地だ」と報道していたのとまるで同じである。愚者は同じ過ちを繰り返す。マスゴミは敗戦時、反省をしなかった。いまだそのツケをはらっていない。

 

報道の使命

 今の大手マスゴミは日本国民に目隠しをして、国を滅亡への道に導いている。国民に悪い洗脳を施している。まるで戦前の新聞が景気の良い話で、国民を煽って日本を戦争に導いたかのようだ。

 

 報道などは静かに真相を伝えれば十分だ。太鼓を叩いて浮き立たせる必要はない。広報や報道は絶対に嘘を言ってはならぬ。そうなったら戦争は必ず負ける。(連合司令長官 山本五十六)

 

 

マスゴミが認知症に

 日本では国家の根底を揺るがす法治国家としての問題が噴出している。大手マスゴミは、認知症症状で死の寸前で、その報道をスルーである。

 大手マスゴミは、政府の記者クラブから排除されることを恐れて、木原誠二問題を完全にスルーである。記者クラブの控室に、木原誠二が週刊文春を告訴したとの張り紙があるという。それを報道すれば、お前たちも告訴するぞとの暗黙の脅しである。だから大手マスゴミは木原問題をスルーしている。これは報道機関の自殺である。ネット上では、この問題で大炎上しているのに。

 大手マスゴミは、松川るい事件の国家外交問題を揺るがす問題を見過ごし、くだらないニュースで紙面を埋めている。最近、天気予報のニュース番組の時間が異常に長くなったとの噂もある。

 大手マスゴミは、法治国家として違法移民を特別扱いして、残留を認めることを黙認する記事で埋めている。移民問題が、先月のフランス暴動の引き金であったのにも関わらず、政府の移民政策を後押しの記事である。移民を受け入れて成功した国はない。少子化対策で、移民は対処療法である。フランス、ドイツ、スウェーデンでの惨状に目を背けてはならない。育ちが違うと、同国民間でも、嫁姑問題、離婚問題が噴出するのに、ましてや価値観が違う民族が日本国内でうまくいくわけがない。川口市のクルド人騒動問題を、大手マスゴミはスルーである。

 日経の記事は反グローバル経済主義者のトランプ元大統領を忌避し、彼を叩く傾向が、顕著である。日経はグローバル経済主義万歳の方針である。

 日本経済新聞は、レジ袋有料化の問題を、話題を変えて都合のよいニュースとして記事にしている。事件の本質をすり替えている。洗脳である。

 

洗脳記事の実例は別記事で報告する。

 

2023-08-29  久志能幾研究所通信 2733号  小田泰仙

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2023年8月12日 (土)

岸田の冥途カーテン撤去、寝室窓をバリケード封鎖

 

 私は寝室にある外窓をベニヤ板でバリケード封鎖をしていた。今回、ベニヤ版の遮光を改良して、そのカーテン(私は「冥途カーテン」と命名)も撤去した。この数年、窓を開けたことがないので、カーテンも不要と判断した。窓を封鎖した目的は、寝室の環境改善、睡眠の質の向上である。その真意は良く死ぬため、良く生きるためである。

 カーテンを撤去したので、そのクリーニング代も不要となった。経費削減である。オーダーメイドのカーテンのクリーニング代はド高い。その金額は、軽く1万円は超える。クリーニング店で確認したら、まず見積もりが必要との事。それでクリーニングを諦めた。

 

寝室の改良

 一日一生である。一日の行動は一生を象徴している。朝は新生の時である。そして一日しっかりと働けば、夜は疲れ果てて、「死の床」の寝室で、心地よい疲れの中、「死んだように」眠る。熟睡した後は、さわやかな目覚めで起床できる。環境の悪い中で睡眠して、質の悪い睡眠を取るから、起床時に目覚めが悪く、疲れ感も残る。

 寝室での仕事は寝ることだ。だから寝室から外の景色を眺める必要はない。寝室で仕事をすることも無い。だから良質な睡眠を得るためには、外窓を封鎖して、部屋を真っ暗にして眠るのだ。良質な睡眠こそ、健康の第一歩である。有意義な人生は健康からである。

 

補完工事

 熟睡するために遮光カーテンを付けるだけでは、強烈な朝日を完全に防ぐことはできない。普通の環境では、夏の朝4時の朝日の光で眠りの浅い老人は目が覚めてしまう。まだまだ眠りたいのに、目が覚めてしまっては、もう眠られない。そのため、窓をベニヤ版で封鎖して、補完的にカーテンで遮光をした。今回、遮光を改良したので、カーテンを撤去した。

 

 目を閉じていても、網膜は小さな光にも反応する。その防止のため、時計も液晶の光らないタイプに変えた。エアコンのパイロットランプもガムテープでふさいだ。

 

 寝室では、スマホやテレビはご法度である。ラジオも撤去した。過去に深夜番組を聞いていた時期もあったが、今反省すると睡眠の質は良くなかっただろうと思う。固定電話の子機も、手元から3m離れた場所に移動させた。

 

冥途カーテン

 カーテンとは、遮光、防音、間仕切り、覗き見防止などを目的として、窓や部屋の出入り口などに吊り下げて使用する家具である。外部と内部を分ける機能がある。寝室内部は将来の冥途の世界である。寝室外は現世の娑婆の世界である。

 その区切りが、普通のカーテンでは不十分で、完全なる安眠が難しい。だから私は窓をベニヤ板でバリケード封鎖をした。それで良く寝られる。

 

 外部から中を見通しにくい国家・組織の比喩としてカーテンが使われることがある。冷戦時代の「鉄のカーテン」「竹のカーテン」である。だから私は今までのカーテンを「冥途カーテン」と名づけた。

 

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 窓をベニヤ版で封鎖、軸は馬場恵峰書

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岸田の冥途カーテン

 今の岸田政権は、身内の不祥事(木原誠二事件、秋本真利事件、フランス松川ルイ事件、LGBT法案問題、増税案件、移民推進方針等)を隠蔽することに全精力を傾けている。国民の為の政策は皆無である。マスコミも口裏を合わせて、その上級国民の天国やりたい放題状態と庶民の下々生活の格差を冥途カーテンで隠蔽している。

 

永眠と目覚め

 完全な静かな環境にして、私は毎晩、永眠の練習に入る。8時間後には目が覚めるが、何時か、目が覚めない時が一度だけ訪れる(約2万回に1回)。人は生老病死である。

 私が朝、目覚めた時、最初に目に飛び込むのは、馬場恵峰先生の「人生、今日が始まり」「道」の書である。その書は、「目が覚めてまだ息をしていれば、この世で、まだまだやることがあるよ。生涯現役」との馬場恵峰先生の叱咤激励の言葉である。

 そして「道」で人生の歩き方を示唆してくれている。千里の道も一歩からである。焦ってはいけない。私は「あせっては」の字体に惚れて、この軸を手に入れた。今までの人生の焦り過ぎを反省した。

 

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  理念と経営 名言カレンダー コスモス出版 

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2023-08-12  久志能幾研究所通信 2727号  小田泰仙

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2023年7月30日 (日)

死望の道、命を全うさせる

 

 死とは、生を全うした最終の姿である。与えられた生を全うせず、途中で終わるのは、死とは言えない。それは中断、途中挫折である。人間の場合、それは殺人ともいえる。自分で、自分の命を粗末にして、あるべき生を全うできなかったのだ。稀有な命を早死にさせたのだ。

 人間が生まれるという生は、1億円の宝くじが連続で百万回あたるのと同じくらいの確率である(村上和雄筑波大学名誉教授談)。そんな稀有な「生」だから、それを途中放棄せず、全うすべきである。その最終の姿が「死」である。生を全うすれば、その死は美しい。

 

「自分の命を使い切って死にたい」(樹木希林)

 樹木希林さんは全身がんに侵されながら、女優活動を最期まで全うされた。最後の1か月程は寝込まれたようだが、それでも最後まで全力で生きた。見習いたい生き方だ。

 

 どんなものでも生老病死である。死とは、生と言うプロジェクトの完成であり、与えられた使命の完遂の姿である。それは天寿といって、その死は喜ばしいことだ。

 

「四時の序、功を為したものは去る」(『十八史略』)

 四時とは春夏秋冬のこと。自然の営みでは、春が終われば、夏がやってくる。その逆は絶対にない。人生も同じで、生を受け、青春を全うし、盛夏でがむしゃらに働き、秋になり現役を引退し、老いて死ぬ。それが宇宙根源の法則である。時がくれば死の道に入っていく。それが正道である。

 

 しかし、死にたいのに死ねないのは、地獄である。それが非道である。手足を縛られてベッドに固定され、胃瘻で生き永らえさせせられるのは、地獄である。尊厳死とは程遠い姿である。それは敗北の死である。そんな病人が日本には26万人もいるという。私が患者なら病院での延命治療を拒否して、自宅で家族や看取り士に看取られて、安らかに死にたい。それが死望の道である。

 胃瘻は、家族の間違った死生観である。家族は世間体を気にして胃瘻をして植物人間をつくりだす。現代医学を悪用した偽善である。人は食べられなくなったら、死ぬ。それが宇宙根源の法則である。それに逆らうのは、非道である。

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 死望を持って、焦ってはいけない。

  死望とは、与えられた生を全うすること。

  四時の序を守ること。

 進むには目標を立てよ。

  何のための生なのか、自問せよ。

  この世で使える総時間が「生」である。

  その時間を全うせよ。

 そして順序を誤るな。

  四時の序を守って、生を全うせよ。

  その目標達成のためには、順序がある

 

 仙里の道も1歩から

  古代中国では、老年期の理想は、仙人になることという

  それは使命を果して、世を去ること

 

 

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  馬場恵峰書

 

2023-07-30  久志能幾研究所通信 2723号  小田泰仙

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2023年7月 4日 (火)

電話は人生プレゼン、死を目前に「かけ放題」の宴? irumoに乗り換え

 

 5分間の電話をするとは、相手の人生時間から5分間を一方的に強奪している。自分の人生時間からも無駄に浪費している。時は金なり、でなく、時は命なり。命とはこの世で使える時間の総量である。

 人の命でも明日は分からない。そんな危うい人生劇場で、「かけ放題」の電話料金プランで、とりとめもない話で電話をかけ続けるのは、死を目前に狂乱の宴を続けるようなものだ。人生では、もっと大事なことがある。そのため悪魔の饗宴から身を遠ざけた。

 

時間単価

 人生最期の日に、あと一日間、命を伸ばせるなら、いくら払うか、その金額を24時間で割れば、自分の時間当たりの単価が分かる。もっと具体的に時間単価は、余命から計算できる。もし、自分ががんになり、医師から、余命1年と宣告されたら、

余命の時間コストは、所有する金融財産÷(10時間×365日)である。

財産はあの世に持って行けない。不動産もすぐにはカネに変えられない。使えるのは、持てる可処分な金融財産が全てである。

 1日に24時間もあっても、睡眠を除けば、使える時間は16時間で、そこから食事、風呂、身だしなみ等の時間を引けば、実質一日10時間もない。余命宣告された病身なら、体がまともに動かせない。病院通いであれば、時間が更に取られる。

 健康でないと、そのお金も使いきれない。お金を使うにも体力がいるのだ。

 1000万円の金融資産があるとすると、一時間当たり、2,740円である。一分当たり46円である。

 もし自分に金が無尽蔵にあれば、もっとカネを出すだろう。アップルのジョブズは、自身のがん治療に40億円を使ったと言われる。彼は世界一のお金持ちであったが、それでも56歳で人生を終えた。世界一の財産家でも、命はお金で買えない。時間とは命なのだ。命とは、この世で使える時間の総量である。そのうちの電話の5分の価値は大きい。

 10,000,000÷(365×10時間)=2,740円/時間

 70歳の日本人男性の死亡率は、1000人当たり18人(平成21年)である。つまり1年後、100人に2人は死ぬ。昔の中学校の50人クラスで言えば、毎年、そのうち1名が死ぬ。加齢により、その死亡率は急上昇する。宝くじに当たるより高確率である。その1年の利用可能時間中、5分の時間は貴重である。その5分で何を相手にプレゼンテーションをするのか、が問われる。

 

1 男性の死亡率

年齢別の死亡率 | 保険相談・保険の見直しは保険マンモス【公式】 (hoken-mammoth.com)

年齢
死亡率 平均余命 死亡率 平均余命
(年) (年)
55歳 5.11 27.09 2.33 33.04
60歳 8.25 22.87 3.43 28.46
65歳 12.28 18.88 4.86 23.97
70歳 18.36 15.1 7.8 19.61
75歳 31.49 11.63 13.79 15.46
80歳 55.25 8.66 26.1 11.68
85歳 93.41 6.27 51.34 8.41
90歳 151.78 4.48 98.68 5.86
95歳 225.23 3.24 168.41 4.13
100歳 313 2.36 246.18 3.01
105歳 1000 1.73 1000 2.25
     

      <厚生労働省「平成21年簡易生命表」>

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irumo

 今まで、時間など無限にあると思って、電話でもかけ放題で、無意識にだらだらと電話で話しをしていた。その時間分は、命の無駄遣いであった。それは自分にも相手にも大迷惑である。

 電話相手が団塊の世代なら、余命は10年程である。1年後には100人中の3名は死ぬのだ。自分も団塊の世代である。1年後にその3人の一人になるやも知れぬ。

 今回、ドコモの新料金プランのirumoに変えて、従来の「かけ放題」プラン(月2430円)から「5分のかけ放題」プラン(料金月880円)に変更した。それで時間意識が明確になってよかった。

 またスマホでネット情報検索をほとんど使わない前提なので、新プランのirumoにして、時間節約をした。スマホの小さな画面で、ネット検索をしていれば、時間の無駄遣いである。ネット検索はPCの大きな画面でやると決めれば解決である。

 その結果、従来は月に6000円程であった携帯料金が、月1430円に激減した。

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5分で人生をプレゼンテーション

 その時間を明確にするため、新たに5分の専用ボタンのあるキッチンタイマーを購入した(7月3日)。価格1331円である。人に電話する時は、5分で自分の人生をプレゼンテーションすると意識して、話すべきである。3分の講演は400字詰め原稿用紙2枚で表される。5分なら1330語、約3枚である。それで自分の言いたいことを話せないとは、人生劇場でのプレゼンテーション能力が無いと言える。それでは自分人生有限会社の社長として、失格である。だからこそ、5分以内で話しを終わらせるべきと認識しよう。

 

 

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   「 5分」専用ボタンのあるキッチンタイマー

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時間の浪費   p 35

 その原因はどこにあるのか? 君たちはあたかも自分は永久に生きられるかのように今を生きていて、自分のいのちの脆さに思い致すことは決してない。いかに多くの時間がすでに過ぎ去ったかを意識しない。時間なぞ無尽蔵にあるもののように君たちは時間を浪費している。そうやって君たちがどこの誰かに、あるいは何らかの事に与えているその日が、実は君たちの最後の日であるかもしれないのに。死すべき者のように君たちは全てを怖れ、不死の者であるかのようにすべてを得ようとしているのだ。

                 セネカ「人生の短さについて」3-4(中野孝次訳)

 

 

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2023-07-03  久志能幾研究所通信 2714号  小田泰仙

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2023年6月29日 (木)

自作カミオカンデで女神の閃き、神尾噛出

 

 私の書庫には、5トンの図書が蔵書として保管されている。スーパーカミオカンデには5万トンの水を蓄えた円筒形水タンクが設置されている。そのスーパーカミオカンデの水重量の1万分の一の5トンの図書で埋まった書庫に、50年分の800Kgの情報スクラップ(雑誌・新聞の切り抜き、講演資料、チラシ等のスポット資料)を80個のファイルボックスを蓄えた。1個のボックスファイルは約10Kgである。それが私の極小カミオカンデ実験室である。それを私は「神尾噛出」と名づけた。

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神尾噛出

 雑誌はドイツ語でZeitschrift (die Zeitschrift{女性名詞})である。女神は後髪が無く、やってきた幸運の女神は前髪を掴まねばならないとされる。しかし旬の過ぎた雑誌は、昔の女の様に過去の女神であり、その女神には、前髪も後髪もなく、あるのは尻尾だけである。その尻尾を掴んで噛めば、良き閃きを得ることが出来る。それはハレー彗星の尻尾をつかむような行為である。ハレー彗星の尻尾は、その軌道により、太陽光の風が変わり、それにより光って見えている。過去の雑誌記事は、現代の風に当って、過去の光とは別の光を出している。それを掴めば創造的な発想が出来る。(おだ仏教の新説?)

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情報のシャワー

 スーパーカミオカンデでは、ニュートリノがたたき出した荷電粒子が、水中の光の速度よりも速く水中を走ると、チェレンコフ光が放出される。スーパーカミオカンデは、それを観測している。

 私はそれと同じように、50年分の情報のシャワーを浴びることで、脳細胞に刺激を与えて、新しい閃き得ようと試行錯誤している。この2か月間で、2回、それに目を通した。その資料に目を通すことで、50年分の情報、経験知が頭をよぎっていき、当時のことが目に浮かぶ。

 スーパーカミオカンデには光電子増倍管と呼ばれる約1万3千本の光センサーが設置されている。それに対して、ヒトの大脳には約160億個、小脳で約690億個、脳全体では約860億個の細胞が有る。情報に接することで、脳細胞がセンサとなって反応しているはずだ。センサの数では「紙緒感出」はスーパーカミオカンデより巨大である。

 それは私の創造活動である。過去の情報や経験やモノの記憶が頭の脳みそを掠めている。その情報を分解して、再結合して、新しいモノを生み出す。それこそが創造の定義そのものである。

 

知見

 またその50年分の資料をふりかえることで、下記の知見を得た。

  あの努力があったから、今の自分がある。

  あの取り組みはやり過ぎだった。

  あの努力は不要だった。

  もう少し別の取り組みが出来たはず。

  その失敗は、自分がまだ成長していなかったからだ。

  あの失敗があったから成長できた。

  当時の苦い経験は、よき成長の為の栄養剤であった。

  10年、20年のスパンで見ると、因果応報の法則が当てはまる。

  一歩前に出た勇気は、20年後に実を結ぶ。

  全てのものは生老病死である。

 

 この作業で過去の人生を0.2度ほどやり直した気がする。「人生二度なし」であり、人生のやり直しはできないが、見直し、出直しは何度でもできる。死ぬ日でも、新たな出直しはできる。どんなことでも出直しに遅すぎることはない。

 

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 これで56個のボックスファイル。2023年5月当時で、合計80個のファイル数だった。  

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  ボックスファイル

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 以前80個あったボックスファイルを70個に整理   2023年6月28日

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 50年分の資料からまとめた個別テーマファイル

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 100年分の我が家の写真記録


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スーパーカミオカンデ

 スーパーカミオカンデは、世界最大の水チェレンコフ宇宙素粒子観測装置です。1991年に建設が始まり、5年間にわたる建設期間を経たのち、1996年4月より観測を開始しました。スーパーカミオカンデ実験は、東京大学宇宙線研究所神岡宇宙素粒子研究施設を中心に、日本、アメリカ、ポーランド、韓国、中国、スペイン、カナダ、イギリス、イタリア、フランス、ベトナムの約50の大学や研究機関から約230名の研究者が参加する国際共同研究として行われています。

スーパーカミオカンデ検出器は、5万トンの水を蓄えた、直径39.3m、高さ41.4mの円筒形水タンクと、その壁に設置された光電子増倍管と呼ばれる約1万3千本の光センサーなどから構成されています。岐阜県飛騨市神岡鉱山内の地下1000mに位置しています。

スーパーカミオカンデ 公式ホームページ  より

https://www-sk.icrr.u-tokyo.ac.jp/sk/

 

2023-06-29  久志能幾研究所通信 2711号  小田泰仙

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2023年6月25日 (日)

台湾有事、怠慢有事、一燈を掲げて暗夜を行く(1/2)

台湾有事

 平和の時代は人殺しの話はご法度である。しかし戦争の時、非武装中立論の講釈を垂れていれば、自分が殺される。銃後の家族も殺される。戦争の時は、襲ってくる敵と真剣に戦い、人殺しをせねば国が滅ぼされる。

 

 ウイグル族が中共に虐殺され、多くの人が強制収容所に収監されていることは、国連の調査で明らかになっている。

 新疆ウイグル自治区は人口が約2,500万人で、ウイグル族が45%、漢民族が41%を占める[1]ランドール・シュライバー米国防次官補によると、2018年5月現在「ウイグル人の少なくとも100万人(ウイグル人の約8.9%)、しかし、おそらくは300万人(ウイグル人の約27%)の「市民」が強制収容所である新疆ウイグル再教育収容所に勾留されている。[2][3]。 

       この項wikipediaより

 

  1. ^ Stewart, Phil (2019年5月4日). “China putting minority Muslims in 'concentration camps,' U.S. says”Reuters 2019年9月17日閲覧。
  2. ^ Rappeport, Alan; Wong, Edward (2018年5月4日). “In Push for Trade Deal, Trump Administration Shelves Sanctions Over China's Crackdown on Uighurs”The New York Times 2019年9月17日閲覧。

 

 ウイグル族がこのように虐殺されているのは、ウイグルに平和憲法が無かったからではなく、中共軍に対抗できる軍隊組織が無かったからだ。ウイグル族は約1割の100万人の人民が虐殺された。日本に当てはめれば、1千万人が虐殺されることになる。

 そして強制収容所でドナーとして臓器が摘出されているとして、国連で問題提起されている。

 今、欧米なら臓器移植のドナーを探すのに1年はかかるところ、C国に行くと1週間でドナーが見つかると言う。

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日本自治区はドナー供給源に

 日本が中共に占領されて、日本自治区にされれば、日本自治区は、格好の臓器移植のドナー供給源とされよう。日本人は栄養状態もよく、健康体で、人口がウイグル族の10倍も多いため、即日にドナーが見つかるようになるだろ。そうなれば共産党幹部は驚喜するだろう。

 国連でも中共のウイグル族の臓器摘出が問題にされているのに、中共寄りの日本のマスコミはそのニュースを黙殺である。それこそ売国奴である。そういう状況になっているのは、日本人の危機意識の低さである。媚中派の国会議員、公明党、共産党、マスコミが野放しにした責任である。

 中共はこの20年間で、軍事費を10倍にして軍備を4倍にした。中共は国防費を去年と比べて7.2%も多い、約30兆5400億円余(日本円換算)となり、予算伸び率は、去年の7.1%より増加した。それに対して日本の防衛予算案は約6兆8000億円である。日中は実質的な経済規模(GDP)はほぼ同レベルであるが、軍事費は中共が日本の5倍である。習近平は明確に台湾進攻を宣言している。世界はならずもの国家の横暴で危機状態にある。ウクライナ侵攻を見れば、危機状態は日本でも同じである。北朝鮮はミサイルを撃ち放題である。日本はならずものの3国家に囲まれている。日本人はもっと危機意識を持たねば、国が亡ぶ。

 

藁人形に五寸釘

 中共は、尖閣諸島や沖縄に毎日領海侵犯、領空侵犯を繰り返している。まるで家の回りに刃物をもった反社勢力がうろついていると同じである。非武装中立論は、夜は玄関に鍵をかけずに寝ていろと言うようなものだ。

 中共はこの40年間、若人を反日教育で洗脳している。まるで日本の藁人形を作って五寸釘を打ち込んでいるようなものだ。

 洗脳教育の恐ろしさは、元安倍首相の暗殺事件、統一教会の洗脳、オウム真理教での洗脳事件でその恐ろしさを思い知らされた。相手は匕首を左手にもって、右手で握手を求めているような滑稽な姿である。中共が欲しいのは、日本の先端技術と日本人の臓器とだけだと分からないのが愚かなのだ。

 中共の毛沢東は「大躍進政策」が実は大後退政策である現実に目を向けようとせず、結果的に2000万~3000万人が死亡する大飢饉を起こした。また文化大革命では、各地で大量の殺戮や内乱が行われ、その推定死者数は数百万人から2000万人以上ともいわれている。

 その中共は尖閣諸島、沖縄、台湾を虎視眈々と狙っている。その願いを実現するため、現実に領海侵犯、領空侵犯をそれらの地域に毎日実施をしている。

 

 そんな状況では、台湾有事に備えるのが、常識と言うものだ。それを妨害する野党や左翼論者は、敵の回し者・スパイとして見ないと、日本国が滅んでしまう。スパイ法の成立に反対する輩は敵の回し者である。誰が、どの党が反対しているか、凝視しよう。

 

近直のスパイ事件

 国立研究開発法人「産業技術総合研究所」で自身の研究内容をC国企業に漏えいしたとして、警視庁公安部は2023年6月15日、C国籍で産総研主任研究員の権恒道チュエンホンダオ 容疑者(59)を不正競争防止法違反容疑で逮捕した。権容疑者は2018年4月13日、自身が研究している「フッ素化合物」に関する情報をC国企業にメールで送り、産総研の営業秘密を漏洩した。

 大きな問題は、そんなスパイ行為が明白な人物が国の研究機関の要職に就いていたこと。それをさせる闇の勢力が、日本国の支配階級に存在するという事実である。裏の勢力は中共から弱みを握られ、カネ縛りにあっている。

 

当たり前の対策

 正しい国際認識を持ち、暗夜に一燈を掲げ、他国の侵略を防ぐ行動をしよう。国民一人ひとりが危機意識に目覚めて、売国奴の議員、政党、マスコミを排除しないと国が亡ぶ。売国奴のオタカさん社会党が北朝鮮の日本人拉致を黙認したから、拉致問題が今でも解決しない。オタカさんは拉致の事実を知っていたという証言がある。あれだけの事件で、北朝鮮と親密な社会党の党首が知らないはずがない。当時、国民は非武装中立論に騙されて、社会党に投票した。国民が国際情勢に疎かったからだ。勉強不足の国民の責任である。

 良識ある国民が一燈を掲げるとは、敵の回し者・スパイ同等の媚中派の議員に投票しないことだ。媚中派のテレビを見ない、媚中派の新聞雑誌を買わないことだ。

 なんでハニートラップにかかった媚中の外務大臣が、現内閣でのさばっているのだ。なぜ自民は、媚中派の公明党と共闘するのだ。スパイ法成立に反対する議員・党に投票しない。媚中派の内閣を支持しない。世論調査で、国民の意思を明らかにする。国民として投票の義務を果たす。そうすれば支持率1%の日本共産党が4%もの議員を当選させることができるはずがない。

 投票率30%では、国は暗夜である。それでは国を護れない。国民全員が投票に行き、正しい投票をする。それが最大の国防である。それこそが、一燈を掲げて暗夜を行く、である。

 

4k8a18652s     馬場恵峰書

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2023-06-24  久志能幾研究所通信 2709号  小田泰仙

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2023年6月24日 (土)

台湾有事、怠慢有事、一燈を掲げて暗夜を行く(2/2)

怠慢有事

 会食、グルメ、過食、ジャンクフード依存、加齢、過労、運動不足等の外部から襲って来る健康破壊攻撃に留意せず、怠慢に過ごせば、免疫酵素(体の自衛隊)が激減し、病気(がん、糖尿病、脳梗塞、心筋梗塞)等の憂慮な病気が頻発する。有事発生である。

 健康破壊攻撃とは、有害な添加物、防腐剤、残留農薬が満載の食品の摂取である。また不健康な生活習慣、ストレス過多な生活である。

 特に拝金主義に染まった菓子メーカは、がんの発生原因である人工甘味料、着色料、防腐剤を混入させた清涼飲料水、菓子類を冷酷に販売し続けている。その添加物を認可した官僚どもは自分の天下り先確保のため、黙認である。日本の添加物の認可数は、欧米の約10倍である。

 

 人は加齢に伴い日々、免疫力、筋力、気力が減少していく。それに反比例して、ガン等の病魔の力が増している。がんは日に5000個出来るという。それを免疫酵素が殺してくれている。それは、中国軍事力の激増と日本の防衛力の微増の関係によく似ている。

 

 ミトコンドリアは細胞の中にある小器官で、栄養素と酵素をもとに臓器を動かすエネルギーを作る。80 歳の時のミトコンドリアの機能は40歳の時の半分になっている。

 筋肉は1年に1%ずつ減少していく。25歳時の筋肉量は、古希を迎えれば、半分に減っている。それは免疫酵素も半分になったことだ。だから病気になりやすくなる。

 それらの原因で、日本人の2人に一人ががんになる事態である。40年前はあり得ない状態である。

 

 食べ過ぎは、在庫を無視した過剰生産である。カンバン方式のトヨタ生産システムでは禁止である。それがミトコンドリアや免疫酵素に働かせ過ぎを強い、それが老化・病弱につながる。

 またジャンクフードや添加物まみれの不良材料を体の製造に使えば、老化の速度が倍増する。病気にもなるのが自然の理である。体に悪い食品を一点一点明確にして、それを排除する。周りの食品は、毒だらけである。自分と言う国の支配者は自分である。周りの拝金主義の食文化に疑問の眼を持ち、自分の国を守る意識を持つ。それが「一燈を掲げて、暗夜を行く」である。自分の城は自分で守れ。

 

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 馬場恵峰書 

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2023-06-23  久志能幾研究所通信 2708号  小田泰仙

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2023年6月23日 (金)

誤医を避け、五医で悟医して、健康で長生き

 

 「医」を正しく悟れば、医療を盲信することはなくなる。医者にも良医もいれば、毒医も存在する。「自分の身(城)は自分で守れ」、それがトヨタ生産システムの鉄則である。正しい材料(食品)で正しく生産(生活)すれば、不良品(病気)の発生を防げる。整理整頓清潔清掃を徹底して、トヨタは世界のトヨタになった。その手法を自分の体に応用すれば、健康で長生きが出来る。健康とは、体と心の健やかさを言う。

 

「医」の語源

  1. 会意。「かくしがまえ)」+「」。「矢をかくす容器」を意味する漢語{医 /*ʔiis/}を表す字。病気などをいやすという意味はない。
  2. 」の略体。「醫」については醫#字源の項目を参照。

 

意義[編集]

  1. 病気けがなおすいやす行為又はそれを行なう人。

    2

 会意兼形声文字です(殹+酉)。「エイッというおまじないの声を示す擬声語(隠す箱・矢・木のつえを持つ象形)」と「酒器の象形」から、薬草酒等を使って「病気を治す人」を意味する「医」という漢字が成り立ちました。

 

※「医」は、「醫」の略字です。

  https://okjiten.jp/kanji450.html

「 漢字/漢和/語源辞典」より引用

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五医

 安岡正篤師は、健康を維持するための医術を「五医自療法」として定義している。

一、少欲医惑  欲を少なくして惑いを医(いや)す

二、静坐医躁  静坐をして躁(がさつさ)をいやす

三、省事医忙  事を省いて忙をいやす

四、択友医迂  友をえらんで迂(にぶさ)をいやす

五、読書医俗  書を読んで俗をいやす

 『慶山書』  安岡 正篤

 

 五医とは、現代風に言えば、トヨタ生産システムの体の5S(整理整頓清潔清掃)である。

食べ過ぎは、在庫を無視した過剰生産である。それがミトコンドリアや免疫酵素の働きすぎで、それが老化につながる。

 またジャンクフードや添加物まみれの不良材料を体の製造に使えば、老化の速度が倍増する。病気にもなるのが自然の理である。

 ミトコンドリアは細胞の中にある小器官で、栄養素と酵素をもとに臓器を動かすエネルギーを作る。80 歳の時のミトコンドリアの機能は40歳の時の半分になっている。

 筋肉は1年に1%減少していく。若い時の筋肉は、古希を迎えれば、最高値の半分になっている。それは免疫酵素の減少量に比例する。だから還暦を超えるとがんの罹患が激増する。

 

 特に健康に留意せず、怠慢に過ごせば、病気(がん、糖尿病、脳梗塞、心筋梗塞)等の病気が頻発する。加齢とともに日々、免疫力、筋力、気力が減少していく。それに反比例して、ガン等の病魔の力が増している。まるで中国軍事力の激増と日本の防衛力の微増の関係によく似ている。

 

 がさつさは、食事や生活の乱れとなる。忙しすぎると、ストレスが増え、ミトコンドリア機能を低下させ、老化が加速する。

 悪友と交わると、悪食の付き合い、飽食の弊害、酒の害が増える。それを防ぐため健康を考える友を選ぼう。朱に交われば赤くなる。病気にもなる。

 医学の情報こそ、良薬である。私もがんになったが、本を読み漁って、真の情報を得た。

 

 誤医にかかると殺される。父は切ることが大好きな医師の係り、85歳で胃の全摘手術を受けた。手術は成功した。しかし1年後、亡くなった。

 私は高血圧症で20年間、降圧剤を飲まされ続けた。そのため白内障、網膜剥離、網膜静脈閉塞症、がんにかかった。真島消化器クリニックの真島院長の食事療法指導で、高血圧が治った。降圧剤は対処療法である。それでは一生病気は治らない。病気の真因を見付けないと、病気は治らない。

 

誤医

  • 対処療法しかしない医師 (元を断たなきゃ、病気は治らない)
  • 切ることだけが好きな医師 (治療と医事行為は別)
  • 検査ばかりで、PC画面だけを見て患者を観ない医師
  • 金儲けが優先の医師 (医は算術)
  • 薬投与大好き医師  (薬は基本的に毒物)

 

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023-06-23  久志能幾研究所通信 2707号  小田泰仙

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