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2021年3月25日 (木)

自己洗脳で世界一を目指せ

 

前職の会社での洗脳教育 

 前職の会社では、多くの役員が「うちに会社は小粒だが、ピリッと辛い」が自慢のように、機会ごとの役員講話で何回も出した。それを何回も聞かされると、社員はそれに洗脳されてしまったようだ。

 しかしそれは、会社を大きくできなかった役員の遠吠えであったと、今にして思う。それで会社が小さいことが良いことの言いわけが出来てしまったようだ。

 自動車業界では、会社規模がその存在価値を決めるのは冷酷な現実である。会社規模が小さければ必要な施設に設備投資が出来ず、受注活動にも制限が出てくる。それが遠因となり、後年、競合他社に吸収合併を余儀なくされることになった。

 例えば、テストコースの設営には100億円単位の費用が必要である。しかしその設備は利益を生まない。それより毎年、膨大な維持管理費が発生する。だからその投資に企業体力が必要だ。小さな会社ではとてもテストコースに投資が出来ない。しかしテストコースがないと、自動車会社に製品の信頼性のアピールが出来ず、営業活動で製品の売り込みに影響する。

 前職の会社が大きく成長できなかったのも、長年の洗脳教育の「賜物?」の影響であったと今にして思う。

 

自分への洗脳教育

 嘘でもいいから、自分自身に「私は大きく成長できる」と洗脳して、魂の成長を目指すべきだと思う。「私はこんなもの」と制限してしまっては、それがダメ人間を作ってしまう。「私はこんなもの」と思っては、自己投資もできなくなる。自分の声を一番多く聞いているのは、己である。それが悪い洗脳教育となってしまう。

 サーカスで活躍する象は、小さな杭につながれているが、引きちぎることはない。それは小さい時からその杭に繋がれていて、その杭を抜こうと何回も引っ張ったが、抜けなかった。だから大きな象に成長しても、繋がれた杭は、抜けないモノと洗脳されてしまったのだ。自分がその象であるかもしれないと、自覚することが、悪しき洗脳から覚めることである。

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 トヨタの洗脳教育

 トヨタは豊田綱領という洗脳教材で、自分達を鼓舞して、世界一の自動車メーカに成長した。洗脳教育こそ畏るべし。

豊田綱領

 豊田佐吉翁の遺志を体し

  • 一、上下一致 至誠業務に服し 産業報国の実を挙ぐべし
  • 一、研究と創造に心を致し 常に時流に先んずべし
  • 一、華美を戒め 質実剛健たるべし
  • 一、温情友愛の精神を発揮し 家庭的美風を作興すべし
  • 一、神仏を尊崇し 報恩感謝の生活を為すべし

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オダ仏教の洗脳

 オダ仏教では、自分の仕事で「鍛錬で世界一を目指せ」を祝詞?としている。だから自己投資も相応の金をかけている。嘘でもいいから目標を高くして、精進しよう。なにせどれだけ大口を叩いても、お金はかからない。自分をよき洗脳教育をしよう。

 私は「あなたがオダ仏教の信者になれば、幸せになれる」と人に洗脳宣伝活動をしているが、誰も信用してくれない? 現実は厳しい…....

 

 オダ仏教信徒に求められる精進とは、「詩を作るより田を作れ、碁を打つより田を打て、座禅組むより肥やしをくめ」である。

 現代風に言えば「スマホ見るより、本を読め、スマホ打つより心田を打て、神仏に祈るより、自身を鍛えよ」である。

 

スマホ洗脳

 スウェーデンで刊行された『スマホ脳』(新潮新書)では、スマホやタブレット、PC、SNSなどの過度な使用が、記憶や集中などを阻害し、精神の不調などを招くメカニズムを、脳科学、心理学、精神医学、進化生物学などの最新研究から解き明かしている。

 スマホに洗脳されると、短期的な成功報酬(ドパ―ミン)に惑わされて、人生の成功から遠ざかる。ご用心、ご用心。

4k8a02391s_2 馬場恵峰書  2011年

2021-03-24   久志能幾研究所通信 1960 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

 

 

2021年3月23日 (火)

ゆでガエル洗脳病をぶっ飛ばせ(5/11)再開発

「お役人病ウイルス」をぶっ飛ばせ(その2)

 

 この記録は、今後、大垣市民が間違った市長を選ばないために、失敗の記録として記す。狂った生活が病気を生むように、狂った行政では都市も病気になる。これは大垣市行政の失敗の記録である。間違いを間違いだと記録に残さないと、悪夢が再発する。4月に選出される新しい大垣市長が、小川敏の轍を踏まないことを祈念する。

 

「やるやると言うだけ病」をぶっ飛ばせ

 小川敏は、「大垣駅前商店街の再開発をやる」やると言いながら、何もしなかった。本人は「できなかった」と言い訳を言うが、できなかったのではなく、やらなかったのだ。

 この20年間、大垣駅前商店街の再開発は全く進展しなかった。その間にお店がどんどんと閉店していった。この3月末に吉田肉店が閉店する。大垣駅前商店街から肉屋は消滅である。これで80%のお店が閉店してほぼ全滅状態である。

 小川敏が市長に就任以来、大規模小売店「タマコシ」の閉店、「正札堂」の倒産、百貨店「ヤナゲン」の閉店、今回の「吉田肉店」の閉店で、大垣駅前商店街の大きなお店は全滅した。

 大垣駅前商店街からコンビニが無くなった。当然、大規模小売店舗がない。駅ビル内にコンビニがあるだけ。県下2位の16万人都市で、メインの大垣駅前商店街ではありえない姿である。

 大垣駅前商店街から書店が無くなった。小さな書店が残っただけ。私はこの書店を書店とは認めない。大垣駅ビル内の三省堂書店が昨年に撤退した。文化都市として恥ずかしい。

 大垣駅前商店街から電気店が無くなった。

 

再開発の宣言の為、投資をできず

 大垣市が大垣駅前商店街の再開発をするとなると、お店は設備投資をやりたくとも二の足を踏む。お店に投資をしても、再開発となれば入居のビルが壊されるので、投資が無駄になるからだ。

 起業家が新しくお店を開く意思があっても、様子を見ているだけで入居しようとは思わない。新店舗の入居に投資をして、そのビルが再開発でビルを壊されることが必至だから、新規入居希望者も居なくなる。だからどんどんと街が寂れていった。蛇の生殺し状態でこの20年間が過ぎた。

 それなら小川敏が「大垣駅前商店街の再開発をやる」と言わなければ、お店も自店舗に投資をして、客集めが出来たはずである。そうすれば、ここまで大垣駅前商店街が寂れることなかったはずだ。小川敏は、騙すも同然の言動で、再開発をさせなかった。公約違反の罪である。

 小川敏は、再開発をやるというだけで何もせず、引退である。商店街の店主達を不幸にして退職金の持ち逃げである。税金泥棒である。

 

「針小棒大病」をぶっ飛ばせ

 小川敏はやったことを針小棒大に表現して、成果だけを御用新聞で「宣伝」で春画的に誇大表現して点数稼ぎをしている。まさに売名行為である。そのアドバルーンだけは上げるが、その結果の報告は全くない。その費用対効果は全く報道されなかった。

 人に自分の行動を説明する場合は、テクニカルライティング的に、5W2Hで、論理的に、数値で表現して、費用対効果、他市との相対比較を数字で明確にすべきである。

 

人生で一番大事なこと

 人生で一番大事なことは、人のために貢献できたかである。貢献できなければ、利己主義の人生であった。

 小川敏は、市長という「大垣市長人生」で、大垣市民のために貢献できたか、自身に問うがよい。貢献より強奪が多かったと気付くはずだ。

 大垣の未来を背負う子供たちのために貢献できたか、である。大垣の児童生徒一人当たりの教育費を県下最低にした行いは、誰のためであったのか。

 

仁義礼智信

 謙虚であれば、針小棒大の自己表現はあり得ない。愚直に仁義礼智信を実行すべし。

Dsc002361s  馬場恵峰書

2021-03-23   久志能幾研究所通信 1959 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2021年3月22日 (月)

良き光を求めて 

 

 今使っている仕事用の電気スタンドをもっと優しい光にしたいと検討した。仕事環境を良くすることは、仕事の効率化で、光の世界への道である。

現在使用中の電気スタンド(パナソニック製)はLEDのライトである。それを選定した理由は、「コントラストがあり、はっきり文字が見える電気スタンド」との謳い文句があったからだ。その光温度は6500K(ケルビン)である。しかしはっきり見えてコントラストは強いが、目にはキツイ感じである。つまり疲れやすい。

 

電気スタンドの更新を計画、再調査

 目に優しい光とは、朝の太陽光で、色温度が3000K(電球色)である。

 一般の電気スタンド組み込み型のLEDは交換不能である。ある人が5000円で買ったLEDスタンドを修理しようとしたら、修理費で8000円も請求されたとか。その人は、別の新品を買い直したという。

 スパイラル型の蛍光灯の色温度は3000K(電球色)である。

 LEDはコントラストが強く見やすいが、光温度は6500K(昼光色)である。

 LEDの光は、蛍光灯に比べて不自然な周波数帯体となっている。

 電球型のランプ(E26型ソケット)が使える電気スタンドでは、国産品はなく、イギリス製しかなかった。

 蛍光灯型を探したが、製品がなかった。昔使っていたZライトを探したが、現在は販売停止である。

 

Anglepoiseタイプ75

 色々とお店でも探したが、ヤマギワの店頭で、英国製Anglepoiseタイプ75の電気スタンドを見付け、これに決めた。本製品は1932年に発売された製品を2004年に、少し現代風にデザインを変えて発売され、現在も販売されている製品である。誕生から80年経っても古さを感じない洗練されたデザインである。値段は32,000円。1932年の原型のデザイン製品も併売されているが、今回は、2004年のマイナーチェンジのデザインの製品にした。

 外国製は、日本製のようにコロコロとデザインを変えず、長く売られている。それが気に入った。今回、探した仕様に合っている製品でもあった。

P1070836sAnglepoiseタイプ75の電気スタンド 

 エピソードとして、このP社製電気スタンドの購入後、某ビジネス雑誌で、北朝鮮のドンが、彼のエアフォースワンの執務室で執務している写真が掲載された。その机上にこのライトが整備されていた。私の選択肢もまんざら捨てたものではないと自己満足である。

 上記の新ライトが自宅に納入された後、このP社製電気スタンドは、写経室の専用スタンドに光事?異動をさせた(2021年3月21日)。

P1070839s   従来使っていたパナソニック製電気スタンド

 現 写経室にて

 

人には4つの道がある

 光の世界から光の世界への道

 光の世界から闇の世界への道

 闇の世界から光の世界への道

 闇から闇への道

 

 この世に生きている間は、よき光を求めて生きよう。

 トヨタでは日々改善しないと、光の世界から闇の世界に行くことになる。現状維持とは、闇の世界への入り口。周りは日々進歩している。現状維持では置いていかれる。

 学ばない日は、認知症への道。闇の世界への一歩となる。

 生物を殺める(魚釣り)のも闇の世界への道。我々は生きているのではなく、生かされている。遊びで生物を殺めるのは罪である。

 人の時間を殺すのも闇の世界への入り口。時間は命なのだ。

 スマホに洗脳されるのも、闇の世界への道である。

 食欲に洗脳されるのも、闇の道。

 未来に生きるとは、光の世界への道。

 過去に生きるとは、闇の世界への入り口。

 

2021-03-22   久志能幾研究所通信 1958 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2021年3月19日 (金)

茹で蛙病、洗脳病をぶっ飛ばせ(2/10)

無ビジョン政治病、夢なき人生病をぶっ飛ばせ

 小川敏は、大嘘の「大垣未来ビジョン」を立て、格好だけの「大垣市中心市街地活性化計画」を立てた。実際は大垣市新市庁舎を作るためのカモフラージュとして推進したから、大垣市の活性化計画は大失敗し、大垣市の衰退傾向がより顕著になった。真の目的の大垣市新市庁舎建設は成就した。「大垣市中心市街地活性化計画」で謳う「大垣市新市庁舎建設が大垣活性の鍵」など大嘘である。そんなことは常識的にあり得ない。

 

間違ったビジョンの結果

 正しいビジョンこそが活力の命である。小川敏は「大垣市 未来ビジョン」で未来都市像を「みんなで創る産業文化都市」と謳うが、大嘘である。今が全く希望を持てないのに、お笑いである。今まで20年間もあったのに、だ。小川敏は、現在の大垣を産業もダメ、商業もダメ、文化もダメ、教育もダメにしてしまった。小川敏は、大垣を20年間かけて没落都市にしてしまった。そんな市長の言葉など信用できない。

 

「既得利権確保病」をぶっ飛ばせ

 有名大学を卒業したエリートは、ビジョンを示してはダメなのだ。エリートにとって既得権益を壊すことことは身の破滅である。現状維持こそが、特権階級のご正道である。それを維持すれば役人天国が継続する。だから今、菅政権で大問題になっている接待会食問題がなくならない。

 小川敏が20年間、大垣市行政を担当して、大垣行政が何も変わらなかったのも故ある事。

 

「大変だ、テイヘンダ病」をぶっ飛ばせ

 小川敏はその「大垣市 未来ビジョン」(2018年3月)で2060年に大垣市の人口が107,000人まで激減してしまうので、「大変だ、タイヘンだ」と大騒ぎである。だから2060年の大垣市の目標人口を150,000人と定めたと言う。しかし、その人口減の原因と対策には全く言及がない。分析ができていないので、その真因に対して適正な対策が打てるわけがない。

 

人口減の原因

 なにせ真の原因は、旧態依然たる利権にまみれたエリート言われる政治屋が、日本を変えることを阻害しているからだ。だから拝金主義企業は、外国に工場を移転し、製品を逆輸入した。それで国内産業が衰退し、政府は小手先で安い外人労働者を増やした。結果として若者の給与が上がらず、結婚できず、子供も生まれない。その原因を作った筆頭が小川敏に代表される有名大学出の政治屋達なのだ。日本を変えてしまっては、自分達の利権が失われるので、変えるわけがない。

 

 正しき行政改革者なら、「何故なぜ」を5回繰り返して、その真因を見付けるだろう。小川敏は「大垣市 未来ビジョン」で141頁の大作を作りながら、それに対して全く記載がない。この冊子は、自分達だけを守るお役所仕事の典型である。これでは大垣市の未来は暗い。後任に小川チルドレンが跋扈するようでは、更に大垣の未来は暗い。

 

自分の大変

 「日本人の老後が大変だ大変だ」と週刊誌は大絶叫である。自分には、どう大変なのだ? その対策はどうするかを、自分で考えないから支離滅裂になる。老後が大変と思うなら、勉強しなされ。スマホを手放しなされ。無駄遣いを止めなされ。狂った生活を見直しなされ。「今なすべきことを為せ」である。

 「大変と言うだけ番長」は、認知症になってハッピーエンドとなる。しかしその老人の面倒を見る家族は地獄である。

 

人間のビジョン

 人として生まれて、ビジョン無き生き方でどうするのか。大きな夢、ビジョンを掲げて邁進しよう。夢が人生を創る。

 自分の人生ビジョンはあるのか。それがないから奴隷人生となる。成り行きの迷える人生となってしまう。なりたい自分を描こう。我々は犬猫ではないのだ。夢が人生を創る。思わなければ、絶対に夢は実現しない。

 

夢がないヤツをぶっ飛ばせ。

 奴隷には夢がない。自分の意志がない。夢がないと、行動が弛緩になる。夢がないと、絶対にチャレンジしない。

 そういう人は「起きたけど 寝るまで 特に用もなし」の人生で、認知症にまっしぐらである。

 朱に染まれば赤くなる。赤に染まってはならない。自分のエネルギーで新風を起こし、世間を変えよう。

039a34401s  馬場恵峰書

2021-03-19 久志能幾研究所通信 1955 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2021年3月18日 (木)

天上界に写経室が完成

 

 山路先生(天然工房やまじ)に制作をお願いしていた写経用机が完成し、昨日(2021年3月17日)に納入された。表面に塗布した油の乾きを待って、今日からこの部屋でも写経を始めた。

 写経と言っても、一日に2行である。それを続けるのがよいと恵峰先生からの教えであった。一枚、般若心経を写経すれば、優に1時間はかかる。それでは続かない。

 

写経室

 天上界(二階の部屋で、何も置いていない部屋。いわば自宅の天上界である)は、雑念に惑わされることなく、心静かに写経が出来る。

 ここで写経以外に、日本の古典を毛筆で模写する予定である。また英語の模写も始める計画だ。般若心経、修証義の写経と、日本の古典で、『言志四録』、『論語』、『采根譚』、『万葉集』、『徒然草』、『奥の細道』、『大学』、を計画している。

 英語本の模写として”THE TOYOTA WAY”を計画している。

 馬場恵峰師の教えでは、やはり書かなければ、頭に入らない。

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P10504322s  馬場恵峰書

2021-03-18   久志能幾研究所通信 1954 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2021年3月17日 (水)

茹で蛙病、洗脳病をぶっ飛ばせ(1/10)

「奴隷人生病」から脱却しよう

 日本の衰退、大垣市の没落、日本人の劣化は人ごとではない。日本と大垣市の状況を自分の人生に当てはめて、奴隷人生、他人任せ人生を変えよう。そうしないと泥船の日本丸船、大垣舟と共に沈没する。

 

冷静な評価

 現状を正しく評価しないと、後世でまた同じ過ちを犯す。辞めていく人間だから、美辞麗句で送り、その責任を曖昧にするから、少しも現状が良くならない。だからこそ、現実を正しく評価して、間違いを間違いとして記録に残すことが必要だ。辞めればすむ問題ではない。後始末の分析が大事なのだ。そうなってしまった真因を明らかにせず、再発防止もせず、事件を曖昧にしてしまうから、日本も大垣も己の人生も少しも良くならない。

 

基軸

 変えてはならないものを変え、変えなければならないものを変えないから、日本も大垣も己も沈没である。世界の情勢は激変している。基軸がないと、回りに影響されて迷走である。基軸をキッチリと固定して、自己変革を継続しよう。

 自分が変わらない限り、回りも環境も変わらない。変わらない人生は、地獄への道。

Photo  馬場恵峰書

2021-03-17   久志能幾研究所通信 1953 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2021年3月15日 (月)

母の「出世」方針に従う

 

 私は母から、「今住む場所から駅に1mでも近いところに転居せよ。それを出世という」と教えられた。

 

「駅」の語源

 駅とは、出かけるときの出発点である。駅の語源は、馬を乗り継ぐ場所である。住む場所が、駅に近いということは、人生の成功の第一歩である。昔は馬こそが早く移動する手段であった。今はそれが電車になった。人は動かない限り、ご縁は手に入らない。「お足」が大事なのだ。私は母の教えで、駅に近い場所に住むことで、人よりもフットワークが軽い人生を送れたと自負している。

 具体的に人より多く動けば、具体的なご縁を人より多く得る。単純な確率論である。凡人は、愚直に確率計算に順って生きるのが正論。

 

過去の住居

 だから私が仕事の関係で転居した時は、いつも駅に近い場所のアパートやマンションを選んだ。その住居費用は少々高いが、相応した見返りがあった。部下からは、いいところに住んでいますねと一目置かれた。出張の場合は、会社から車で駅前の自宅駐車場に来て、そのまま車を置いて駅に直行である。至極便利であった。

 駅から遠いが、安いアパート暮らしで、車がなくては生活できない環境は避けた。 

 

住居の歴史

 私が三河に住んだ時は、駅前マンションで、マンションのドアから電車のドアまで5分であった。そこから電車で名古屋まで17分である。

 奈良に住んだ時は、駅まで徒歩3分であった。

 今の住まいは第三セクター鉄道の駅まで徒歩2分である。大垣駅でも徒歩10分の距離である。それで大垣から名古屋まで32分間で行ける。近い将来、リニアで名古屋から東京まで40分で行ける。

 

出家

 ある意味、俗世間の車での移動を止めて、電車での移動に専念するとは、「出家」である。車は、その数が少ない昔は便利であったが、これだけ車が氾濫すると、渋滞でかえって不便である。車で出かければ駐車場も考えねばならぬ。それよりも電車の中で、俗世間の渋滞を離れて思索にふける(出世)、である。

 だから私は市内の移動は車だが、市外への移動は全て電車である。電車で行ける所なら、時間がかかっても飛行機ではなく、電車で行く主義である。車中で揺られながら行くと、良きアイデアが生まれる。三上の世界である。

 

出世とは(辞書による)

 1 社会的に高い身分・地位を得ること。

 2 この世に生まれ出ること。

 3 仏語。

   仏が衆生を救うためこの世に現れること。

   俗世間を離れて仏道に入ること。また、その人。出家。

 

2021-03-15 久志能幾研究所通信 1951  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2021年3月11日 (木)

スマホに洗脳された知人

 

 知人と雑談を話していたら、彼のスマホが頻繁にピッと鳴り、その度ごとに、彼は私との会話を中断してスマホを開いて画面を見つめる。その多くは雑記事の飛来通知である。

 女の友からメールがあった時は、「パーちゃんからだ」と当方の会話もそっちのけで、嬉しそうにそのメールを見いって、その返信を打ち込みだしたので、さすがに私も怒り心頭で、苦言を言った。

 以前もその人の友から電話がかかってきて、私が面前にいるのに、延々とお喋りをしだして呆れた。その会話内容を私に聞かせて、「おもしれ―奴だろう」である。私はそんなレベルの会話を聞くと鳥肌が立つ。私との会話も、そうやって人に漏らされるかもしれないと思うと恐ろしい。

 他の知人も、同じような行動パターンが多い。これが現代日本の姿なのだ。

 来客中に私に電話がかかってきたときは、「今、来客中なので、後で電話します」と言って電話を切る。

 

命の交換

 人と会うとは、その人の命の時間を頂いているのだ。外から勝手に割り込んでくる電話やメールや記事配信通知へ応答するのは、「あんたとの時間よりこちらが大事である」と通告している。目の前で私を侮辱しているのだ。そんな価値観の人とは、付き合い方を変えようと思う。その知人から得られるものより、失う時間が大きい。

 スマホが全盛になり、人はスマホに洗脳され、人の心を荒廃させた。電車に乗れば、ほぼ全員がスマホを見つめている。まるでオウム真理教の信徒がヘッドギアを付けてお勤めをしているようで異様である。

 

スマホ脳支配

 現代人は、一日に2600回以上もスマホに触り、平均すると10分に一度、スマホを手に取っている(アンデッシュ・ハンセン著『スマホ脳』(新調新書)より)。そうスマホはGAFAの狂典なのだ。GAFAが儲かるように脳を支配する洗脳の神(悪魔?)なのだ。スマホに洗脳されると、注意力は低下し、共感的配慮、対人関係の感受性が劣化するのだ。当然、学習能力と知的レベルは低下する。それでは金儲けどころではない。そんな人とは付き合いたくないが本音である。なにせ自分が相手から得るものが少ない。

 

洗脳の恐怖

 2020年4月に福岡で、ママ友に洗脳されて、母親が五歳児の我が子を餓死させた事件があった。スマホに洗脳された人は、この事件を笑えまい。餓死した児童の通夜の翌日、母親を洗脳した女とその母親が、談笑しながら一緒に買い物からマンションに戻るの姿が、近隣住民に目撃されている。それほどに洗脳は恐ろしい。それはオウム真理教の事件と同じであった。オウム真理教の犯人の中には、20年経ってもその呪縛が解けない犯人もいた。

 スマホに洗脳されると、命と同じ価値の他人の時間を奪っても、何も感じないのだ。時間は命である。人が一生で使える総時間が命である。

 かのアップルのジョブスは、自分の子供にはスマホ、iPadを与えなかった。ジョブスは、その害を熟知していたわけだ。

 

携帯は非携帯

 私が人と面談する時は、ケータイは非携帯です。最低でも、ケータイ・スマホの電源は切っておくのが、私のマナーです。最近は出かける時は、スマホを持って行かないようにした。家で着信を見て、それから電話をすればよい。それで不便は感じない。私はGAFAの奴隷にはなりたくない。

 

2021-03-11 久志能幾研究所通信 1946 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

 

「祈りの部屋」を新設

 

 先日、自宅の2階で、今まで使っていなかった部屋を「祈りの部屋」に改装した。今計画中の別宅の写経室とは別である。机は30年前に買って使わなくなっていたSONY 製を再利用した。当時は、SONYもオーディオのラックや事務机も作っていた。そのデザインセンスに気に入り、SONY 製のデスクを買った。

 

祈りの部屋で写経

 昨夜は0時に床に着いたが、何故か眠られず、結局、AM2時に起きだして新設の「祈りの部屋」で為写経をした。ごちゃごちゃした仕事机の上ではなく、何も置いていない写経専門の机で祈りながら、写経をすると心が落ち着く。

 

 思えば、今日は10年前に起きた東日本大震災の3月11日である。なす術もなく津波に飲まれた人たちを思うと、ひとごとではない思いが迫る。当時を思い出すと、我々は明日にも、天災・疫病・病気・事故で死ぬかしれない此の世に生きている。私は癌の再発を恐れながら生きている。今、生かされていることに感謝をした。

 祈りとは、此の世と来世をつなぐ架け橋である。祈りは、必ず霊に届けられると信じている。人は必ず死ぬ命を抱えて生きている。来世での再会を願って祈る行為が写経である。自分が使える時間こそが命なのだ。それを確認しながら、心静かに写経をして、AM4時に再度、床に入り眠りについた。

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2021-03-11 久志能幾研究所通信 1945  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2021年3月 9日 (火)

正しく変わろう。絶滅危惧種にならないために

 

 新型コロナウイルス騒動で、働きかたが変わり、皆が「変わろう」、「変わらなくちゃあ」と大騒ぎをしている。しかし変わるべきことは、正しく変わることだ。それを勘違いして、流行に押し流されて、何か変わらなきゃと大騒ぎしているだけだ。

 一番変わるべきは、大騒ぎをしているマスコミである。マスコミは、絶滅危惧種である。金儲けのため、中国、役人、企業をかばってヨイショ記事しか載せない。絶滅することは喜ばしい。

 時代の変革期に絶滅するのは、変化に対応できない頭でっかちの種である。生き延びるのは、環境の変化に最も早く適用した種である。けっして強い種が生き延びるのではない。

 

天の反撃

 そんな意識の無い日本人は少しも変われない。今大騒ぎしていることは、日本人が変えてはならないことを変えたために、コロナ禍であぶり出されて起きたことだ。過去50年間で、日本人は利他の心を忘れ、他人を押しのけ、自分ファースト(利己主義)でやりたい放題でやるようになって(グローバル経済主義の行きすぎ)、天が鉄槌を下したのだ。今混乱しているのは、異常な状態に変わってしまい、正しく変われなかったために起きたことだ。

 

自業自得

 具体例では、食生活の悪変化で、ファーストフードや栄養的に劣悪な食材が、テレビコマーシャルで、食え、食えとCMで氾濫である。役人は利権に溺れて、添加剤、防腐剤を異常に許可している。そんな食材を痴呆的に食べれば、人は肥満になり、免疫力が低下してしまう。それで疾患を持っていると、新型コロナ菌に侵されると、あっという間に死亡である。健康な人は、風邪のような症状だけで済んでしまう。変えてはいけない健全な食生活、生活習慣を、狂った食生活、狂った生活習慣に変えたためだ。

 

考え方を変えず

 企業は拝金主義に染まり、国内で儲からなくなると、安い労働力を求めて海外に出ていった。それで日本の雇用が失われた。エリートと呼ばれる役人は、若い人の仕事がないのに、より安い海外労働者を日本に入れている。ますます日本の労働賃金が下がり、日本が貧乏になっていく。

 日本の役人は、輸出型産業の政策を変えず、海外に工場を作ることを推奨し、海外の安い製品が日本に逆流して、ますます日本の産業が衰退していく。拝金主義の企業は、正規社員を切って、派遣労働者ばかりにしている。だから労働者が貧乏になり、結婚もできず、少子化が進み、また日本製品も売れず、ますます日本が貧乏になっていく。

 企業の経営者の正気が失われたのだ。企業活動の目的は、金儲けではない。社会に付加価値を与えて、社会を幸せにすることだ。そのご褒美が利益である。それを拝金主義、グローバル経済主義経営に経営者が染まり、金儲けだけに走るから社会をおかしくしている。それが今回のコロナ禍であぶり出されただけだ。

 

変えるべきは

 本来、日本の人件費が上がってきたら、業態を変えなければならなかったのだ。それを同じ経営方針で、安易に人件費の安い東南アジアに進出したのが、知識偏重のエリート経営者のミスである。かその時点で、モノつくりから付加価値の高いモノの生産に変えなければならなった。それが出来なかったから、日本は衰退した。経営者が変われなかった。それはエリートと呼ばれた知識偏重の人罪の責任である。

 

都市経営の事例

 東大出のエリートの小川敏に支配された大垣市は、この20年間で県下一の衰退を見せた。小川敏は20年間、政策でバンザイ突撃を繰り返し、大垣市を没落させた。

 非エリートの高島市長が経営した福岡市は、日本一の経済成長を遂げている。

 

対処療法と根本原因

 多くの人は、なぜコロナ禍で経済が混乱したかの根本原因には、考えが及ばないから、右往左往している。変われない理由を挙げて、自分で自分に納得してしまっている。それで対処療法で、少し変わる振りをしてるだけだ。

 日本の今までは、少し変わったことをやると、寄ってたかって非難誹謗、足の引っ張りあいである。知識偏重で凝り固まったエリートが日本の舵取りを間違えている。癒着と失敗を認めない風土が改革を阻害している。

 

加速度のある人生

 なにか新しいことをやり、そのうちに偶然のチャンスで新しい発明・改革が生まれる。変革にはエネルギーがいる。

 F=mα

 変化しなければ(加速度を付けなければ)、永遠に何も変わらない。止っているものは永遠に止まっている。ニュートンの運動第二法則である。

 だから小さなことでよいから、少しずつやって見る。

 時代の変化のなか、生き延びるのは、強い種ではなく、最も早く環境の変化に適応した種だけである。その勇気のない種は滅びる。

 

人皆わが師

 この状況を自分に当てはめて考えねばならぬ。昔のように体力に任せて馬車馬のように働くばかりでは、加齢による体力の低下と共に、貧困になっていくばかりである。

 他人の愚行を見て、己の行動を直すべきなのだ。老になれば、今までの蓄積を生かして働くべきなのだ。それが頭脳労働であり、智慧ある生活である。だから老いても日々勉強が必要なのだ。それをしないから認知症にまっしぐらである。70歳以上は25%が認知症である。学びを忘れた老人は、絶滅危惧種である。

 徘徊禁止、禁酒、禁煙、テレビ禁止、釣り禁止、狂った食事禁止、スマホ禁止、グルメ禁止、。。。 そんな暇があれば勉強しなされ。

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 馬場恵峰書 2013年

 

2021-03-09 久志能幾研究所通信 1943 小田泰仙

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