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2021年3月 9日 (火)

正しく変わろう。絶滅危惧種にならないために

 

 新型コロナウイルス騒動で、働きかたが変わり、皆が「変わろう」、「変わらなくちゃあ」と大騒ぎをしている。しかし変わるべきことは、正しく変わることだ。それを勘違いして、流行に押し流されて、何か変わらなきゃと大騒ぎしているだけだ。

 一番変わるべきは、大騒ぎをしているマスコミである。マスコミは、絶滅危惧種である。金儲けのため、中国、役人、企業をかばってヨイショ記事しか載せない。絶滅することは喜ばしい。

 時代の変革期に絶滅するのは、変化に対応できない頭でっかちの種である。生き延びるのは、環境の変化に最も早く適用した種である。けっして強い種が生き延びるのではない。

 

天の反撃

 そんな意識の無い日本人は少しも変われない。今大騒ぎしていることは、日本人が変えてはならないことを変えたために、コロナ禍であぶり出されて起きたことだ。過去50年間で、日本人は利他の心を忘れ、他人を押しのけ、自分ファースト(利己主義)でやりたい放題でやるようになって(グローバル経済主義の行きすぎ)、天が鉄槌を下したのだ。今混乱しているのは、異常な状態に変わってしまい、正しく変われなかったために起きたことだ。

 

自業自得

 具体例では、食生活の悪変化で、ファーストフードや栄養的に劣悪な食材が、テレビコマーシャルで、食え、食えとCMで氾濫である。役人は利権に溺れて、添加剤、防腐剤を異常に許可している。そんな食材を痴呆的に食べれば、人は肥満になり、免疫力が低下してしまう。それで疾患を持っていると、新型コロナ菌に侵されると、あっという間に死亡である。健康な人は、風邪のような症状だけで済んでしまう。変えてはいけない健全な食生活、生活習慣を、狂った食生活、狂った生活習慣に変えたためだ。

 

考え方を変えず

 企業は拝金主義に染まり、国内で儲からなくなると、安い労働力を求めて海外に出ていった。それで日本の雇用が失われた。エリートと呼ばれる役人は、若い人の仕事がないのに、より安い海外労働者を日本に入れている。ますます日本の労働賃金が下がり、日本が貧乏になっていく。

 日本の役人は、輸出型産業の政策を変えず、海外に工場を作ることを推奨し、海外の安い製品が日本に逆流して、ますます日本の産業が衰退していく。拝金主義の企業は、正規社員を切って、派遣労働者ばかりにしている。だから労働者が貧乏になり、結婚もできず、少子化が進み、また日本製品も売れず、ますます日本が貧乏になっていく。

 企業の経営者の正気が失われたのだ。企業活動の目的は、金儲けではない。社会に付加価値を与えて、社会を幸せにすることだ。そのご褒美が利益である。それを拝金主義、グローバル経済主義経営に経営者が染まり、金儲けだけに走るから社会をおかしくしている。それが今回のコロナ禍であぶり出されただけだ。

 

変えるべきは

 本来、日本の人件費が上がってきたら、業態を変えなければならなかったのだ。それを同じ経営方針で、安易に人件費の安い東南アジアに進出したのが、知識偏重のエリート経営者のミスである。かその時点で、モノつくりから付加価値の高いモノの生産に変えなければならなった。それが出来なかったから、日本は衰退した。経営者が変われなかった。それはエリートと呼ばれた知識偏重の人罪の責任である。

 

都市経営の事例

 東大出のエリートの小川敏に支配された大垣市は、この20年間で県下一の衰退を見せた。小川敏は20年間、政策でバンザイ突撃を繰り返し、大垣市を没落させた。

 非エリートの高島市長が経営した福岡市は、日本一の経済成長を遂げている。

 

対処療法と根本原因

 多くの人は、なぜコロナ禍で経済が混乱したかの根本原因には、考えが及ばないから、右往左往している。変われない理由を挙げて、自分で自分に納得してしまっている。それで対処療法で、少し変わる振りをしてるだけだ。

 日本の今までは、少し変わったことをやると、寄ってたかって非難誹謗、足の引っ張りあいである。知識偏重で凝り固まったエリートが日本の舵取りを間違えている。癒着と失敗を認めない風土が改革を阻害している。

 

加速度のある人生

 なにか新しいことをやり、そのうちに偶然のチャンスで新しい発明・改革が生まれる。変革にはエネルギーがいる。

 F=mα

 変化しなければ(加速度を付けなければ)、永遠に何も変わらない。止っているものは永遠に止まっている。ニュートンの運動第二法則である。

 だから小さなことでよいから、少しずつやって見る。

 時代の変化のなか、生き延びるのは、強い種ではなく、最も早く環境の変化に適応した種だけである。その勇気のない種は滅びる。

 

人皆わが師

 この状況を自分に当てはめて考えねばならぬ。昔のように体力に任せて馬車馬のように働くばかりでは、加齢による体力の低下と共に、貧困になっていくばかりである。

 他人の愚行を見て、己の行動を直すべきなのだ。老になれば、今までの蓄積を生かして働くべきなのだ。それが頭脳労働であり、智慧ある生活である。だから老いても日々勉強が必要なのだ。それをしないから認知症にまっしぐらである。70歳以上は25%が認知症である。学びを忘れた老人は、絶滅危惧種である。

 徘徊禁止、禁酒、禁煙、テレビ禁止、釣り禁止、狂った食事禁止、スマホ禁止、グルメ禁止、。。。 そんな暇があれば勉強しなされ。

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 馬場恵峰書 2013年

 

2021-03-09 久志能幾研究所通信 1943 小田泰仙

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