2022年1月 1日 (土)

大晦日・元旦は山籠もり、心の断食

 

 今年の年末年始は、山籠りで頭と心の中を整理、整頓、清掃、清潔をして、心のゴミも捨てた。大晦日夜の一仕事が終わって眠り、目が覚めたら、日の出の時間であった。山荘(標高30m?)の窓から日の出を拝み、合掌して人生の決意を新たした。トヨタ生産方式の5Sをして人生を新たにした。その後、入浴して、ちめたい冷水シャワーで身を清めた。おせち料理も頂き、年初の決意と、静かな山荘の室内で今後10年間の目標も決めた。

 

 今後10年間で、小ホールの完成、コンサートピアノの購入、ミニホールの改造工事(拡張、防音工事、エアコン設置)、震度7に耐える家の新築、を目標に定めた。そのための最優先事項は、健康管理である。健康で生きていればこそである。死んでもいいから、健康であることだ。

 

お体お大事に

 大晦日の夜は、山荘で年越しそばも頂いたが、それに無料サービスで、缶ビールと缶オレンジジュースが付いていた。しかしそれは辞退である。私は完全禁酒である。缶ジュースは糖質が多く、血糖値を急上昇させるので、血管内部の細胞を傷める。それが病気や認知症の原因となるから、私は飲まない。山荘側ももう少し客の健康を考えて欲しい。

 

空の世界

 自宅にいると、家中に煩悩の塊のような品々が溢れているので、つい雑念が入り、精神が清らかにならない。山籠もりの山荘の部屋には、何もないので、落ち着いて考え事が出来る。

 山荘では、テレビは全く見なかった。番組表を見ても、毎年のドタバタ番組ばかりで、見る気にもならない。

 備え付けの冷蔵庫の中もからっぽである。家にいると、中に入っている食料に釣られて、つい冷蔵庫のドアを開けてしまう。それがないので平和である。

 電話がかかってくることも、来客が来ることもない。

 郵便物も新聞も、メールも山荘には来ない。

 そのお陰で静かな新年を迎えることが出来た。

 

 羯諦羯諦。波羅羯諦。波羅僧羯諦。菩提薩婆訶。般若心経(行きましょう、ゆきましょう、とらわれなき悟りの世界へ)、である。

 

新境地

 心も環境もからっぽで、何もないから新しい考えが浮かんでくる。空即是色、色即是空である。コップに一杯水が入っていれば、それ以上に水を入れることができないと同じである。水を新たに入れるには、入った水を出さねばならぬ。

 息を吐いて吐いて、さらに一息吐いて、肺をからっぽにすれば、新鮮な空気が肺に入ってくる。中途半端に息を吐くから、体の新陳代謝が活性化しない。それと同じである。

 

P1080420s

 

2022-01-01  久志能幾研究所通信 2258号  小田泰仙

「久志能」 で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

寅年、年初の決意

 

 私は毎年、年初に人生方針を見直している。その決意を再確認した。守るべきは、自分の人生である。自分の人生を幸せにすることが親孝行である。親は自分が幸せになるために、最大の支援をしてくれた。自分が幸せになることが、最大の恩返しである。

 

 

過ぎ去る時間は命の刻み

一刻の値は血の一滴

人生の大事を急げ

 

未来への道なき道は、常に泥濘で赤信号。

報恩感謝と希望を持ち、志を高くして、

一歩又一歩、勇気を出して赤信号を前進する。

歩んだ後が道となる。

 

仕事とは祈り。祈りが未来を創る。

人生の最大の仕事は自分創り。

志を天命と信じ、人事を尽くす。

4k8a93701

 馬場恵峰書

2022-01-01  久志能幾研究所通信 2256号  小田泰仙

「久志能」 で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2021年12月31日 (金)

震度7の直下型地震が都市を襲う。被害予想と対策

 

 養老―桑名―四日市断層帯が、大垣市の近辺に存在する。この断層が動けば、震度7の激震で大垣を襲う。

 今後30年間で、この地震の発生確率は0~0.7%である。これは地震調査研究推進本部が2021年1月に公表した予想値である。

 確率が低いからと言って、今後30年間中に絶対に地震が来ないという保証はない。南海トラフ巨大地震は過去3回の室津港の深水深さの変動データがあったから、その時期を統計的に予想されているが、養老断層の動く時期の予想は難しそうだ。だから、今後100年を考えて家を新築するなら、震度7に耐える家を建てるべきだ。

 日本列島には、周辺の海底も含めて多くの活断層が刻み込まれており、日本全国では約2,000も断層がある。いつ何時、震度7の直下型地震が住んでいる街を襲うかもしれない。

 皆さんの住む市が作成した『防災ハンドブック』には、近くの直下型地震の原因となる断層の地図が掲載されているから、それを確認をしてください。

 2016年の熊本地震でも、住民の3割しか、近くの地下断層の存在を知らなかった。残りの7割の人は、直下型地震がくるはずがないと思い込んでいた。

 

濃尾地震

 130年前の1891年(明治24年)に、濃尾地震が発生した。マグニチュード8の世界でも最大級の内陸型直下型地震が大垣を襲った。我々の曾祖父の時代である。それの被害を直接伝え聞いた80歳の人もまだ存命である。

 

予想被害

 もしこの規模の地震が大垣を襲えば、下記の被害が予想される。

 最大震度 7

 建物全壊数 24,000戸 (市内全家屋の半数が全壊)

 死傷者数  13,000人  大垣市民の10%が死亡

 

100年住宅を

 今までの家は寿命30年で設計・建設されている。今後建てる家は、震度7に耐える家で、家の寿命が100年の、孫の代にまで残せる財産となる家を建てるべきである。家が100年間使えれば、親子孫三代の総合の住宅費が安くなる。

 欧州の家は、100年も200年も経った家が多い。地震が少ないという事情もあるが、家は消耗品でなく、代々使うという思想である。家はインフラとして国の宝である。その宝の耐震強度を上げて、国力を上げるべきだ。

 

 私の家は、両親が1970年に建てた。日本家屋の軸組み構造である。それを2011年から7年かけてリフォーム工事で耐震工事をした。現在築50年であるが、今後3年計画で、耐震強度2に上げる工事をする。それで家が80年間も使える計算である。そのように家が長く維持できた要因は、基礎の構成がしっかりしていたためだ。当時のプレハブ住宅は、殆ど建て直しとなっている。当時のプレハブ住宅は、補強工事が出来ない構造であった。

 

100年持つ人間

 これは人でも同じである。基礎ができていれば、歳老いてもつぶしが効くのだ。定年になっても、「終わった人」とならないように、継続して学ぶのだ。

 下駄ばかり履かせてもらい、真剣に勉強もせず、世を渡ってきたKK氏は先行きが心配である。基礎ができていないから、老いても使い道がないだろう。

 人にも試練が必要だ。甘やかされた人間は、人生でたった一回だけの激震で沈没する。その例を、私を踏んづけて去っていった二人のエリート若者に見た。人生の三大不幸の一つは「若くして高台に上る」である。

 

 日本の家造りは、地震と言う試練があったので、ハウスメーカ各社が切磋琢磨の取り組みをして、耐震性・耐久性を向上させてきた。日本人が、その恩恵にあずかれるのは、幸せである。近隣諸国のように、手抜き工事、欠陥工事による不良建築物が少ないのは、我が国の誇りである。家の信頼性は、民度が高い証である。

Scan0195

大垣防災ハンドブックより

2021-12-31  久志能幾研究所通信 2256号  小田泰仙

累計閲覧総数 301,028

「久志能」 で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

 

年賀の欠礼

 喪中につき、年賀のご挨拶を失礼します。

 

2021-12-31  久志能幾研究所通信 2255号  小田泰仙

 

2021年12月30日 (木)

死への準備

 

 下記は私が前職で、2005年頃に新入社員と中堅社員に「修身」の講座で話した内容である。それからの人生で、私が得た新たな知見を追加する。

 

定年と言う死

 30年後、新入社員の皆さんは必然的に定年という「会社生活」の「死」を迎える。

 トヨタでは昇格時、別の部署に異動しなくてはならない。それはその部署での「死」である。次の部署ではゼロからの再スタートである。それでやって行ける能力があるかを、会社は試している。

 もっと大きな死が定年である。

 

老後の終わり(定年・死)

 その前提で、人事異動で次の世界(定年後の20年)で生きていくために蓄える財産は何か?

 その時までに、貴方はどんな資産作り(財産目録)をするのか?

 実際に会社を離れて生きていくために、財産(金ではなく)は何か?

 何の報酬を当てに生きていくのか?

 

人生のバランスシート

有形の資産  お金、株、土地・家、保険、美術品、モノ

        価値は不安定

        モノは減価償却でどんどん価値が下がる

 

無形の資産  肩書、地位

          退職すれば価値はゼロ

        経験・能力・資格、広い交遊関係、信用

        健康、自分というブランド、自由時間

          無形の資産が次の資産を生む

 

P71__o_0508291

生涯現役

 その一つの理想回答が生涯現役である。生涯現役であれば、老後という期間は存在しない。今年の1月1日に亡くなられた馬場恵峰先生は、その模範解答を背中で示されて旅立たれた。理想は、福沢諭吉翁が言うように「一生涯を貫く仕事を持つことである」

 

 「生きるという人生」があるわけではない。「仕事という人生」や「余生と言う人生」があるわけではない。人生で一番大事な時期、体力も充実している時期で、1日の大半の時間を過ごす「仕事」という時間を有意義にすごさないと、人生そのものが無に帰する。どんなモノにも終りは有る。だからこそその死を意識して仕事を全うせよ。

 

慈愛に満ちた眼

 恵峰先生は、今は雲の上から観音様のように慈愛に満ちた眼で、お弟子さんたちを見守っている。

 師の戒名は「慈眼院孤雲禅筆居士」である。「慈眼」とは、観音経に出てくる言葉である。「禅」という漢字は、お寺さんに関係した人の贈られる尊い漢字である。孤雲とは、日本書道界とは隔別して、書道の神髄を求めた禅師であることを表している。雲の上からお弟子さんたちを見守っているとの意味である。

 馬場恵峰師は、今の書道界が金で、段や師範格や書道展の入選が決まることを嘆かれて、拝金主義に染まった日本の書道界とは距離を置いておられた。

 

死後の評価

 死んだ後に評価されるのは、どれだけ集めたかではなく、どれだけ与えたかである。

 大金を死後に残しても、ウジみたいに金に群がる輩が発生する。下手に金を残しても、遺族間で醜い財産争いが発生するし、税金でも吸い取られて、役人どもが無駄遣いをしてしまう。そうならないような財産の残し方が望ましい。

その時に、何のために生きてきたかが問われる。

 

Img_43361s

 馬場恵峰書 

 

2021-12-30  久志能幾研究所通信 2254号  小田泰仙

「久志能」 で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2021年12月29日 (水)

働かないIT音痴オジサン、本当に2万日も生きてきたの? 

 

 成人になって社会人として80歳まで生きると、21,900日間である。成人から還暦まで会社に勤めて、14,600日間である。

 入社後、毎日一回、40年間、成長の努力を継続すれば定年までに14,600回の繰り返し訓練で、能力が高まったはずだ。生まれてからなら18,250日も時間があったのだ。なぜ、それで成果が出ないのか。なぜ定年近くになると「働かないIT音痴オジサン」に落ちぶれてしまうのか。それは、成果を出すための方程式を知らないからだ。

 

成果の方程式

 成果の値は、掛け算である。足し算ではない。ゼロをいくら2万回かけても成果はゼロである。マイナスの思考なら、結果はマイナスである。

 麻原尊師を信じて、死に物狂いの努力をして教団の最高位の上り詰めても、絞首台に上ったオウム真理教信者もいたではないか。彼らは将来を嘱望された優秀な青年達であった。私より優秀な青年達であった。全ては考え方が間違っていたからだ。下記の「α」(佛の力)を間違って解釈したのだ。

 

松下電器教

 成功の方式を正しく解釈して、己の力を万倍にしたのが、松下幸之助翁であった。松下幸之助翁の学歴は小学校卒で、体が弱く、身よりもない身であった。彼は、その条件下で、松下電器(現パナソニック)を世界の電器会社に育てた。松下幸之助翁は、自分は運がいいと信じていた。彼は宇宙根源の理(根源様?)を信じて経営を行った。それが持てる力を万倍にしたと推定される。

 松下幸之助翁は、会社の迎賓館である「真々庵」の庭に「松下真々庵根源社」を建て、悩みがあると、その前で一人長時間祈っていたという。

 それと同じ「松下真々庵根源社」のミニ版が、京都PHP本社の最上階に作られている。私も、松下幸之助経営塾で学んだ折、松下幸之助翁の成功にあやかろうと、お参りさせていただいた。

【経営セミナー】松下幸之助経営塾|PHP研究所

https://www.php.co.jp/seminar/m-keieijuku

P10605101s

.

熱意

 松下幸之助翁が京都の財界人を集めて講演をしたとき、「成功の秘訣はなんですか?」との質問があり、その答えが「強く熱望することです」で、あまりの予想外の返答で、会場は笑いの渦となった。しかし、一人だけ笑わず、感銘を受けた人がいた。それが、京セラの稲盛和夫氏であった。稲盛氏はこの熱意で、小さな京都のベンチャー企業を世界規模の会社に成長させた。

 

オダブツ教の成功方程式

【成果】=【α】×【考え方】×【熱意】×【能力】×【環境】×【IT】

      

 α: 神仏のバックアップ力

   (鰯の頭も信心から。オダブツ教を信じよう?)

 考え方: 価値観、教育レベル  

 熱意: 情熱の高さ

 能力; 運命・宿命、自分の強み

 環境: 環境は自分で作り出すもの、変えるもの

 IT: IT化、意図×方法

     インテリジェンステクノロジーは智力でもある。

     ITは単なる道具であるが、智力は人格である。

                   

稲盛和夫氏の考えた成功方程式

 【成果】=【考え方】×【熱意】×【能力】

Img_5682s_2

 馬場恵峰書、東山魁夷作の「道」のポスター

2021-12-29  久志能幾研究所通信 2253号  小田泰仙

「久志能」 で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2021年12月28日 (火)

清富になるための10の習慣

 

1 値切らない、余分に払う

2 安ものを避け、最高を求める

3 仁義礼智信を求める

4 義務を果たし、権利として人生を楽しむ

5 人生トレーダーを目指す。デイトレーダーはダメ

6 薄縁を避け、ご縁を大事にする

7 貧乏性を避け、合理的節約を選ぶ

8 時間は命とする人と付き合う 

9 情報の価値を認める 

10 浮利、腐利を追わず、根利を植える

 

 人生で豊かになる方法として、私は、下記を守っている。「大富豪」も「清貧」も目指さず、「清富」を目指す。先年亡くなられた渡部昇一先生のような生き方が私の理想である。

 

私の具体的な実践例 

1 値切らない、余分に払う

   そうすれば、相手が勝手に最大限の値引きをしてくれる。私は、行きつけの店と店員を決めているので、「まけろ」と言ったことはない。それでいつも最大限の割引を受けている。お店でも「一見さん」では、値引き率が違うのだ。

   私は、自分のために仕事をしてくれた職人さんには、少し多いお礼をする。気は心である。そうすると利子が付いて、後から返ってくる。

 

2 安ものを避け、最高を求める

   高いものを求め、長く使う。

 

3 仁義礼智信を求める

   日本人として、人生を全うしたい

 

4 義務を果たし、権利として人生を楽しむ

 社会人としての義務を120%果たす。そこまでやってくれるのか、と相手を感激させる。息抜きとして、自分の趣味を楽しむ。責務ばかりでは長続きしない。

 仕事のためなら過労死を厭わず。私にとって仕事こそ人生である。仕事で死ねるなら本望である。1985年、スウェーデンの自動車工場に出張中に、担当機械が故障して徹夜で機械の修理をしたら、スウェーデン人から You are crazy. と言われた。機械は壊れて当たりまえ。それを徹夜なんて、と。西洋人とは日本人の価値観が違うのだ。そこで新しい人生に目が覚めたが、日本に帰国して、すぐまた日本の価値観に戻ってしまった。やはり仕事こそわが命である。

 

5 人生トレーダーを目指す。デイトレーダーはダメ

   超短期にドンパチやっても、儲かるはずがない。儲かっても一時的で、最期はすってんてんとなる。それよりも、長期的な視点で人生投資である。

 

 遠きをはかる者は富み、近くをはかる者は貧す。 二宮尊徳

 

6 薄縁を避け、ご縁を大事にする

   大才は袖すり合う縁も大事にする。

   縁ありて花開き、恩有りて実を結ぶ。

 

7 貧乏性を避け、合理的節約を選ぶ

   貧乏性は伝染病のように感染する。「気」は空気感染をするのだ。豊かな波動を発する人と付き合うと、こちらの心も豊かになる。その逆は……

   無駄を省いて贅沢を。安ものを避け、最高を求める。最高のモノには職人の魂が籠っている。それが自分に乗り移る。だから私は、高いものを買って、長く使う。

 

8 「時間は命」を理解する人と付き合う 

   ある人と1時間面談するとは、その人の命を1時間頂くこと。

   殺時罪を犯してはならない。

 

9 情報の価値を認める 

   スパイには「情報は命」。スパイの刑罰は死刑である。モノやカネを盗んでも、死刑にはならない。それほどに情報は命に値する。それを多くの人は理解していない。情報をくれた人や人生の師にはお礼をしよう。

 

10 浮利、腐利を追わず、根利を植える

   天網恢恢疎にして漏らさず

   バクチの金、不正の金で財を成しても、何時かは露見する。それでは小金持ちにしかなれず、幸せには成れない。

 

   冬の日は、下へ下へと根を下ろせ  道元禅師

Dsc002361s

 馬場恵峰書

Photo

 加藤梅香先生書

   

 

2021-12-28  久志能幾研究所通信 2252号  小田泰仙

「久志能」 で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

 

2021年12月27日 (月)

感謝 閲覧総数30万回超え 

 

 本日、当ブログの累積閲覧総数が300,000回を超えました。皆様の閲覧にお礼を申し上げます。

 2017年5月26日からブログを初めて4.6年(通算1673日)、記事総数が2,250通になりました。一日当たり平均1.3通の記事を書いてきた計算です。

 

大垣を変える          

 閲覧総数が大垣市人口16万人と同じ数を超えれば、狂った大垣市政が変わると信じていました。実際、閲覧総数が16万回を超えてから、前市長は6選への出馬準備万端のはずが、急に6選出馬を取りやめました。これの原因の一つが当ブログ記事だと確信します。大垣市政批判をやってきてよかったと思います。それが、大垣市のためになったと信じています。

 今でも、皆さんがこのブログを読んで、大垣市政の問題点に目覚め、それに併せて人生で何らかの改善点が見つかれば幸いと思い、記述しています。

 

付加価値

 世のブログでは、日記みたいに軽い内容の記事が多いですが、私は50年経っても、皆さんが何らかの付加価値を見出し、かつ古さを感じない緻密な文章にすべく、何度も校正を経てから上げています。私も人間ですので、多少の誤字脱字の見落としはご勘弁ください。気が付いた時点で、その都度、内容を含めて更新しています。写真の入れ替えも多くあります。

 ですから今でも4年前の記事や過去の記事の多くがトップ10にランクインしているのは、その証かと思います。

 

アクセスランキング(トップ10) (2021年12月27日現在)

1  引き上げられた死体には手がなかった (2017年6月23日)

2  ブルーエンジェルズの初来日、天使の激怒 (2020年6月11日)

3 2035±5年 南海トラフ巨大地震プロジェクト

4 大垣市長と岐阜新聞の良識を疑う  (2018年5月30日)

5 回帰計算、南海トラフ巨大地震の発生時期予想 2035±5年

6 恐ろしい大垣都市伝説(1/7)歴代市長の死 (2018年5月30日)

7 河村義子先生の葬儀 (2019年1月19日)

8 ピアノ騒音殺人事件 1/3  (2017年7月 5日)

9 石田仁の公約 ショボいと見せかけ 増税をたくらむ?(2021年12月19日)

10 美人薄命、美人ご縁、美人の地震対策  (2021年12月12日)

 

 

 

祈り

 このブログは私の祈りである。大垣市を良くしたい、日本を良くしたい、人生を良くしたいと願う人を支援したい、との思いを込めて書いています。それは自分への自戒と祈りです。書くとは自分を見つめること。

 

こだわり

 私のブログ文章は、テクニカルライティングの手法に則り、論理構成、修辞、英文に翻訳できる文章を目指しています。自分の文章を読んでもらうとは、読者の時間(命)を頂くことだと肝に銘じています。だから無駄な一言でも、それは命の無駄遣いと肝に銘じています。

 その意図で、エッセイの模範文体となるように心がけています。また50年経っても色あせない内容と文体を目指しています。だらだらと書きなぐったブログが多いなか、それに流されない文章を心がけています

 今後ともこの方針を続けていきます。ご支援をよろしくお願いいたします。

Img_63871s

     馬場恵峰書

 

2021-12-27  久志能幾研究所通信 2251号  小田泰仙

「久志能」 で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

 

2021年12月26日 (日)

夢の実現方法

  まず希望(志)を強く思う

  松下幸之助翁は成功の秘訣を「二階に上がりたいと強烈に願うこと」と言う。

 

 夢の実現の為の計画を立てる

 

 焦らずに、正しい順序で実行せよ。順序を誤ってはダメ。

  それは神社に祈願の参拝で、祈願してから手を洗うようなもの。

  ご不浄で先に紙を使ってから、用をたすようなもの。

  やはり人生は下積みから一歩一歩、上り続けるしかない。

  それをKKのように、下積みの階段を上らず、高すぎる下駄で、高台に昇るから、世間から反感を招いたうえに、転ぶから同情が集まらない。

 

  私の会社時代、私を飛び越していった二人のエリート若者は、会社から博士号をとるため大学に派遣されて、高い下駄を履きすぎて鼻も高くなった。しかし市場ニーズの環境が変わり、任されたプロジェクトが中止になってしまった。その結果、一人は恩有る会社に後足で泥をかけるように辞めて、大学に戻ってしまった。もう一人は、会社に残ったが、依怙贔屓する上司の専務がいなくなると、閑職に飛ばされ、精神を病んでしまった。高すぎるゲタに当たって下痢をしたのだ。

 

人生最大の三不幸の一つは、「若くして高台に昇る」である。

  彼らは人生の基本である順序を間違えたのだ。

 幸い、私は依怙贔屓も受けず、多くの失敗に右往左往しながら、どん臭く道を歩き、飛び切りの出世はしなかったが、転ぶことはなかった。多くの泥臭い失敗で、大きな経験知を得ることが出来た。だからこそ平凡で地道な人生こそ価値があると実感した。

 

 千里の道も一歩からと思う事

  千日(3年)の修行を鍛、万日(30年)の修行を錬という。つまり30年の鍛錬が成功を生む。目先の利に囚われるから、道に迷う。

 人は必ず死ぬ宿命を抱えて、佛(あるべき姿)になるために千里の人生道を歩む。それが菩薩行である。どれだけ佛に近づくのか、それが人に与えられた課題である。

 

 10年は偉大なり。20年は畏るべし。30年は歴史なり。50年は神の如し。    (鍵山秀三郎)

 

Img_4213s 馬場恵峰書

.

 まず一歩を踏み出すこと。

  何時か、今度、で踏み出すことを先延ばしするから夢が実現しない。

  何時なのか? 「今」でしょう。明日の命は分からないのだ。

  人の性能(?)とは、フットワークの軽さだと私は信じている。

 

私の夢

 今の私の新しい夢は、地震に強い家を建てること。

 ピアニストの室井さんは、90歳で家を新築した。周りから散々反対をされて、彼女は「90歳になったら、家を建ててはいけないという法律でもあるのですか」と逆切れ(?)して家を新築した。彼女は現在100歳で、現役のピアニストである。

 

 南海トラフ巨大地震発生の危険性が高まる2030年までに、私は家を新築する計画を立てた。時間は10年ある、焦らない。

 

 順序として家の土台、家の構造方式を検討している。

  内装など、後からどうにでもなる。まず基礎(土台)からである。

  内装は、人間で言えば、お化粧や服装である。後からどうにでもなる。

 

 家を造るための検討項目を、一つ一つ解決していく。

  まず現地現物で、各ハウスメーカで問題点を比較して課題を解決していく。疑問が出れば、まずハウスメーカの展示家屋を見に行く。フットワークが大事なのだ。頭も悪く忖度してくれる援助者もいない私は、その弱点をフットワークで補うしかない。

 

Dsc002341s

 馬場恵峰書 

 

2021-12-26  久志能幾研究所通信 2250号  小田泰仙

「久志能」 で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2021年12月25日 (土)

大垣市の被害予想、2035年南海トラフ巨大地震

 

 南海トラフ巨大地震は、2035年±5年で必ず起こると予想される。

その時の大垣市の被害予想は、

 最大震度  震度6強 

 死者    150人 (大垣市の人口16万人)

 全壊家屋  5000棟(住宅の10%倒壊、世帯数69,000から推定)

 液状化現象 大垣市全域

  冬の朝5時に起きた場合の想定

 「大垣防災 大垣市防災ハンドブック」(令和3年3月)より

 

 巨大津波の影響は、養老町、羽島市は影響を受ける恐れがあるが、大垣市はその影響はないと予想される。(危機管理室の話)

 ただし、32m高の巨大津波が伊勢湾から揖斐川をさかのぼり、堤防から一部氾濫する恐れはある。(耐震診断の設計士の話)

 

 この情報は、先日各自治体向けの大垣の防災講習会(12月11日)があり、そこで配布された「大垣防災 大垣市防災ハンドブック」に記載された内容である。

 

大垣市役人に怒り

 この「大垣防災 大垣市防災ハンドブック」の全市への配布を危機管理室に確認したら、「各町内に一部だけ配布で、市民の家庭全戸への配布予定はない」と責任者にそっけなく言われた。先に「大垣の洪水・浸水のハザードマップ」は全戸に配布されたが、もっと大事なこの「大垣防災 大垣市防災ハンドブック」は配布されないのだ。

 こんな大事な情報源を、市民全家庭に配布せず、自治体(全500部)や一部講習会だけの配布で済ませようとする大垣危機管理室の危機管理意識のなさに怒りがでた。やはり自分達の街は、自分達で守るしかない。

 

危機対応

 私は、これでは埒が明かないと思い、別途、必要部数だけこの防災ハンドブックを入手して、町内に配布した。防災には、市民の全員の危機意識が必要である。それは2016年の熊本地震後、住民の調査で、住民が直下型地震に対して意識していた人が3割しかしなかった事実からも明らかである。その意識があれば、家屋の耐震補強等の事前準備ができる。災害は準備があれば、その被害の8割が減らせる。

 

自己防衛

 大垣市の危機管理担当の上部層は、お役人根性丸出し、危機意識が欠如していることが判明した。大垣市はあてにならないようだ。これは前市長が20年間にわたり植え付けた悪いDNAの影響のようだ。だから私は「自分の城は自分で守れ」とのトヨタの教えを再確認し、それに基づき実行している。

 たぶん皆さんの都市も、行政がその都市用の防災ハンドブックを作成しているはずだから、配布がなければ市役所に出向き、入手をお勧めする。

 

大垣市役人の根性が露見

 このハンドブックには、2035年±5年で来ることが100%確実な巨大地震に対して各家で耐震補強をしろとは、一言も書いていない。無責任な防災ハンドブックである。書いて有るのは「逃げろ」だけである。そうすれば、大垣市は耐震補強の補助金を出さなくて済むからだ。

 防災で一番大事なことは、事後ではなく、事前の準備なのだ。起きてからでは遅いのだ。大垣市の危機管理部門はそれの考えが全くない。なぜなら金がかかるから、大垣市は嫌がるのだ。大垣市で一番危険な個所は、大垣市役人の危機意識欠如の根性である。

 

Scan0193

Scan0194

Scan0195

 「大垣市防災ハンドブック」より 

 

2021-12-25  久志能幾研究所通信 2249号  小田泰仙

「久志能」 で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。