2017年9月17日 (日)

大垣を良くする案

 大垣商店街が衰退したのには、衰退したワケがある。手を打たないと寂れる一方である。今のままでは名古屋のベットタウンに成り下がってしまう。現状維持では退歩である。他の市は必死に考えて、手を打っている。何もしないから、衰退して当然の結果となった。大垣は、工業では発達しても、殺風景な街の成り下がりつつある。私は大垣を、歴史遺産のある街として、工業も商業も文化・芸術も発展する街にしたい。

 滋賀県一の観光都市・長浜は、その昔、大垣の繁栄ぶりを視察して街づくりをしたという。他にも、大垣に視察に来た市は多いと聞く。その大垣は長年アグラをかいて、何もしないできた。まるでイソップ童話のウサギと亀の競争である。現在、そのツケがいまわっているだけである。

 皆さんの街は、いかがですか? 他山の石にしてください。

 

ダーウィンの生存法則

 全国の市でも街のシャッター通り化が進んでいる。それは、時代にあった改革をしてこなかっただけの、簡単な理屈である。頭の固い街のボスが、商店街を取り仕切ってきた街は全て衰退している。危機感を持って改革の取り組んだ街が繁栄している。何もしないのが、一番悪い。「なにもしなくてもいいから、改革の邪魔をしないで欲しい」とはトヨタ自動車の奥田社長(当時)の言葉である。何もしないと言われたトヨタを奥田社長は劇的に変革した。それで今のトヨタがある。

 生き残るのは、強い生物ではなく、環境にいち早く適応した生物である。(ダーウィン)

以下の提案は、全国どこの市でも適用できるアイデアだと思う。

 

街づくり

・大垣駅前商店街の駐車場を1時間無料にする

  同じ商圏内に無料の駐車場完備に大規模小売店舗があるのに、有料では、お客が来るはずがない。今時の車社会で、それに対応した街づくりが求められる。

・街づくりのデザインを著名な専門家に依頼する。

  出すものを出さないと良い街にはならない。街のデザインも付加価値である。現在は、毎年、調査費という名目で訳の分からない計画が進められているが、17年間かけて出た結果が、店舗数の60%もの激減なので、やり方が間違っている。それが分からなければ愚かである。それが分かってもらえないので、どうしようもない。現状のままいっても成果が出るとは思えない。業者との癒着が疑われる。癒着とは長期政権の土壌に生えるカビである。

・お洒落なお店を誘致する。

  歴史ある史跡という資産がある大垣市で、しゃれたお店がなく、殺風景なお店しかない。商店街を歩いていて、楽しくない。宝の持ち腐れである。

・商店街の一区画を、飲食喫茶のブロックを作る。(大垣市が誘致)

 全国的に有名なお店を誘致する。座して待っていても、成果は出ない。

  出店には市からの補助金を出す。補助という投資をしなければ、誰も出店はしてくれない。それは呼び水である。呼び込まねば、成果は出ない。現在は、お洒落なお店が皆無に等しく、ひと休みする気になれない殺風景な街に成り下がっている。

・「大垣 道の駅」を作る。

  お土産販売、地元産の野菜、果物の直販店、銘菓販売、郷土料理店を統合したお店を町の中に作る。現在は、大垣に来ても、まとめて購入、飲食、ひと休みできる場所がない。

・目玉のお店を誘致する。

 ドン・キホーテ、ヨドバシカメラ、ビックカメラのような多目的小売店を、商店街の目玉店として誘致する。人が集まれば、その周りのお店も繁盛するようになる。今はその核になるものがない。

・老人でも集まってお茶が飲めるお店を作る。

  今は、良いお店がない。大垣駅前の南側は、老人の買い物難民が溢れている。

・遠方からでも買いに来るような品ぞろえがある専門店を整備する。

・大垣駅前商店街のアーケードを整備する。

  現在は途切れているので、雨の場合は歩く気なれない。それで北側の大規模小売店アピタに行ってしまう。商店街が空洞化して金がないので、大垣市が投資をする。

・大垣スイトピアセンタに喫茶店を誘致する。

  文化施設の大垣スイトピアセンタは、ここの日本百選に選ばれた音楽堂で音楽を楽しんでも、その後にお茶を飲む場所もない不毛地帯である。以前はツチヤ、魚国が食堂を営業していたが、儲からないので、撤退した。周りの環境から、昼間しか営業できないので、儲からない。大垣市が文化の支援として、施設代、電気水道代を負担すれば、入る業者も出て来るのに、施設代等を負担させるから1年以上も空き店舗となって、市民に不便をかけている。減価償却が終った施設なのだから、また文化支援なのだから、無料か補助金を出して飲食業者を誘致するべきである。

 

お祭り・観光

・大垣元気ハツラツ市の運営方法を改善する。

 今は一部の商店主と役人が己の利益誘導でやっている。元気ハツラツ市に来た人は閉店したお店の多さと街の小汚さを見て、別の日に来ようとは絶対に思わない。元気ハツラツ市をすると、一部の店は潤うが、大垣商店街全体の売上高は落ちる。全て出店をする他の市にお金が落ちる。元気ハツラツ市に呼ぶ昔の売れないタレントに50万円もの金(市民の税金)を投じて、誰が喜ぶのか潤うのか。税金の無駄遣い。業者との癒着を疑う。

・東京や大阪に大垣のアンテナショップを運営してPRする。

  外国観光客は、日本観光で大垣を中継宿泊施設として使っているだけ。その資源を活用する手を打たねば、観光客というお宝が逃げていく。

・英文観光パンフレットを市内のホテルに宣伝する。

  旅行代理店が、大垣の観光史跡をあまり知っていないようだ。

・13両の山車を全て展示できる山車博物館を建設する。

  ユネスコ無形文化遺産に登録された大垣まつりの山車を1年で2日しか見せないのはもったいない。観光資源というお宝の持ち腐れ。各山車は大垣まつりの1か月前に各町に返して練習をさせればよい。

 

人の問題

・現在の5つの商店街組合を統率できる人を理事長にする。

  今は各組合がばらばらの状態である。現在の大垣商店街の衰退の最大の原因は「人」。自分のお店を運営していない御仁が理事長では、話にならない。

・文化芸術活動を援助する。

  現在は、行政の長には文化芸術の理解のない人が上にいるので、市民のための芸術活動に補助金を全く出さない。これでは、文化芸術が育たない。文化があって大垣が繁栄する。今はそれに反した政策をしている。しかたがないので、市民がボランティアで頑張っている。昔の小倉満市長は偉かった。今は

・子育て支援と言いながら、駅前の「子育てシエンセンター」に行っても、駐車場代金をしっかりとられる。そんなお金を払うなら、母親はいかない。子育て支援といううたい文句なら、駐車場は無料にすべきである。お役所の仕事は、これを見ても一事が万事で、わずかの金を使って「やっています」と言いたいための見せびらかし。心がこもっていないので、本音が直ぐ露見する政策である。お役人根性丸出しの運営である。

・行政と商店街の意見交換会を定期的にする

  現大垣市長は、これを拒否している。

  これでは、大垣市が良くなるわけがない。

・市長を変える。

 5期20年も同じ市長になるようでは、市民も役所も倦むし、癒着が起きて良いことはない。長期政権が腐敗の土壌になるのは世の常識である。

 1993年には政令市長の4選禁止の地方自治法改正法案が提出されているが、いずれも別の問題点等が指摘され、法制化されるには到っていない。しかし、現在の市政に問題点があるなら、市長を変えるべきだ。長期政権では、ヒラメ役人ばかりが繁殖して、まず改革ができない。あまりに政権が長すぎる。市政なら2期8年があるべき姿である。成果を出してくれれば、それでも許せるが、6割ものお店がシャッターを下ろすまで17年間も放置して、大垣駅前商店街を衰退させて、それでも手を打つ気のない市長では、どうしようもない。大垣市が工業生産で潤っているので、胡坐をかいている。それは大垣市長が有能であった成果ではない。その多くはトヨタ、ホンダ等の乾いた雑巾をさらに絞る血の滲む努力をしている自動車産業やアップル等の電子産業からの注文による恩恵である。

 

2017-09-17

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2017年9月16日 (土)

地蔵異聞  ドラえもん地蔵

 地蔵菩薩尊は生きとし生けるもの、衆生一切を救ってからでないと自分は涅槃寂静しない、とお誓いされて修行されている菩薩である。まるで暗い人生航路を行く大型船の船長のようである。乗員の安全を祈願して、船が難破したときは、乗員が全員下船しないと船長は船から脱出しない。船と運命を共にすることも多い。それが船長の役目でもある。自分を犠牲にしてでも、仏縁の人を救う方はすべて地蔵菩薩である。

 

縁なき衆生

 そのお地蔵様にも唯一救えない衆生がある。それは「今世で縁の無かった者」である。たった一度でも、生前にお地蔵様に手を合わていれば、それを仏縁と為し救ってくださる。しかし、子供にそんなことを言っても理解できないが、ドラえもんには子供がみんな反応する。ドラえもんの頭を撫で、そして自然とドラえもん地蔵に手を合わす。それで仏縁ができる。子供を連れてきた両親、祖母祖父も、全員に仏縁ができる。観音様は三十三の姿に変身して衆生を救う。ドラえもんは地蔵様が変身したお姿である。

 某寺院のドラえもん地蔵では、小学生が自転車で来て手を合わせている姿をよく見るし、お寺の子も学校に行く前に、ドラえもんに「行ってきます!」と挨拶して登校している。微笑ましい姿である。そんな子供は成人しても不良にはなるまい。ドラえもんは「これでいいのだ!」が決まり文句である。恵峰先生もドラえもんのこの言葉が大好きだとおっしゃる。この言葉の意識下には、現状の自分の精進を認め、相手を認め、そこから出発する心が感じられる。多くの仏像の中で、地蔵尊だけが我々と同じ視線か下から我々を見てくださる。上から視線ではなく、地蔵尊は自他を同じ視線で観て、現状を認め高望みせず、悲観せず、見下さず、ひたすら吾が道を歩むことを教えてくださる。

 

知的財産

 このドラえもん地蔵は中国で作られた石像である。一時期、ミッキーマウスやドラえもんの模造石像が大量に日本に入ってきてことがあった。明白な著作権違反品で、公正取引委員会がその石像を置いてある石材店に行政指導をして、廃棄処分を指導した。その処理に困った販売店がお寺に寄進をした一つが、このお寺に安置された経緯のようである。だからこのドラえもん地蔵の裏側にはあるべき小学館の著作権の表示が無い。ご縁でこのお寺に安置されたのも仏縁であろう。営利目的で置いてあるわけではないし、お寺という場所なので、許されると思われているようだ。しかしお寺は公共の場所である。違法な物品を設置は問題がある。空港の税関でも、中国製の贋物ルイビトンのバックは没収である。それが知的財産侵害物に対する法治国家の正しい処置である。このドラえもん地蔵中国製で、知的財産権の違法製品である。こういう事例が、日本の雇用を破壊していく。大きな堤防の決壊も小さな蟻のひと穴からである。

 日本国内にコピー商品を輸入する行為は違法である。関税法69条11項で「輸入してはならない貨物」として「知的財産を侵害した商品」と規定されている。109条にそれ輸入してはならない商品を輸入した罪として「懲役10年以下または罰金1,000万円以下」と規定されている。

 

日本の財産を守る

 知的財産とは、今後の日本が守らねばならない大切な財産である。頭で汗をかいて生み出した知的財産は、肉体的労働からの生産物以上の価値がある。キャラクタービジネスは、矢野経済研究所の調査によると、2013年が2兆3110億円の市場規模である。それに比例した日本の雇用が存在する。それが知的財産権で中国に侵されると、その分の日本のGNP(日本の雇用)が消滅する。サラリーマン労働は8時から17時までのルーチン労働で成し遂げられるが、知的財産は24時間の考え続ける知的労働から生み出される。それをパクリで盗用されるのを見逃しては、日本の衰退の原因となる。

 また知財の盗用問題は、新幹線技術パクリ事件のような問題に発展する。中国は、新幹線の技術をパクり、自国開発だと称して日本と競合して世界の各地に新幹線を売り込み始めた。インドネシア新幹線入札で、日本は受注競争に中国のパクリ技術に負けた。中韓は違法に日本の技術情報を盗み、急速に技術レベルを上げ、日本の市場と日本の雇用を奪っていった。日本が長年頭の汗と苦労の涙をかいて築き上げた知的財産を盗んだからである。知的財産を創造するの大変だが、盗むのは簡単である。知的財産権の保護や技術の盗難防止を軽視した結果が、現在の家電業界の衰退である。何万人というリストラで、多くの家庭が泣き、日本人の雇用が消滅した。知的財産を盗むとは、それで生計を立てている衆生を困窮に追いやること。

 

不偸盗戒

 修証義に曰く「第二不偸盗戒」。道元禅師の教えは、盗むことを禁じている。ドラえもん地蔵がそれを反面狂師として教えているのは皮肉である。たかがドラえもん地蔵、されどドラえもん地蔵の問題である。石屋さんやお寺さんが日本の経済基盤を揺るがす問題をないがしろにしては、道元禅師もお嘆きである。それを見て育った子供の知的財産への不感症さが怖い。これではお寺も衰退する。

 

図1 ドラえもん地蔵

 

2017-09-16

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大垣駅前フェリー 59%沈没

現状把握

 大垣駅前商店街のシャッターを下ろした店舗の現状把握をした。2017年9月2日(金)のお昼過ぎ(13時)に、大垣駅前商店街を一回りして店舗の廃業状況を写真に収めた。

 

廃業店舗比率

 139店舗中、シャッターが下りたお店は68軒で、46%に及ぶ。大規模小売店舗が閉店してマンションになったタマコシやヤナゲンB館の含め、50のテナントがあったと推定して計算すると、59%になる。それも現在、増加中である。

計算では、夜しか開店せず昼間はシャッターを下ろしたお店は、シャッターを下りたお店とした。それでもそれは6軒ほどである。

 

敵前逃亡

 2015年の大垣市長選挙の半年前くらいの時、大垣駅前商店街を訪れた小川市長に商店街の役員が商店街活性化の件を立ち話でお願いしたら、「〇〇さん、空き店舗は、パーキングにすればよろしいがな」といったという。

 その大垣市長選の前に、大垣駅前商店街が意見交換会を提案したら、小川市長から断りの回答があり、「今はその時期ではない」という。いつなら、その時期なのか、である。それが17年間も無為無策に過ごして、68店の店主が、店をたたんだ。商店主が店をたたむとは、倒産である。それは商人として人生の死を意味する。

 小川市長が、駅前商店街の活性化をこの17年間、全く考えていないし、やる気がないので、市長の顔色しか見ていない取り巻きのヒラメ役人は、絶対に手を打たない。下手に手を打つと市長の意向と違うことになり、左遷させられてしまう。事なかれ主義、保身主義が身に付いた役人が何もしないのは、当然の理である。現在の商店街の哀れな姿は、大垣市長が全てを作り出している。この世では最高のことしか起こらない。

 

死屍累々

 近い将来、大垣駅前商店街が駐車場に整備されても、その時は、車を駐車しても周りに買い物をするお店は消滅している。なんのために駐車しに来たのか、お笑いである。ブラックユーモアである。丸暗記で受験戦争を戦って勝ち残ったエリートの老戦士は、創造性が求められるビジネス社会の現代戦では無力であるどころか、害毒を流す老害の存在である。家族、従業員を含め1,000人を超える生活を支えていた大垣駅前商店街の148店舗中、68店舗が「戦死」、「討ち死に」をして、残りも店も、泥舟から逃れるように脱兎のごとく店をたたんでいる。既に撤去されたヤナゲンB館、タマコシの大型店舗のテナント数を含めると、店をたたんだ数は、59.6%に及ぶ。これは人災、政災である。

 

市長の使命

 政治家として、行政の長の最大の役目は、市民の命と財産と生活を守ること。過去には、日頃、口で偉そうなことを言って、大事件の時、右往左往したリーダが日本の政界には多くいた。

 社会党の村山富市首相(当時)は、1995年の阪神・淡路大震災の時、初期出動を妨害して、結果として助かるべき命を多く殺すことになった。社会党の狭義な主義で、米軍がすぐ援助をするというのに、それを拒否した。当初は、自衛隊の出動さえ、躊躇して、自衛隊が動けなかった。首相の指示がないと自衛隊は動けないのだ。

 民主党の菅直人首相(当時)は、2011年の東日本大震災の時、トンチンカンな対応で、救援の初期出動に躓いて、なおかつ己の我儘で福島原発を危機状態に陥れた。人の命より、己のプライドが大事だったのだ。民主党の某高官は、自衛隊を人殺し暴力集団と呼んでいて、自衛隊を侮辱して士気を落とした。左翼の政治家には、そんなレベルの政治家しかいない。それが日本国民の命を守るべき政治家が演じた戯劇である。

 韓国の朴大統領は、2014年韓国フェリー転覆事故では、セウォル号が沈没するというのに、8時間も姿を現さなかった。陣頭指揮をすれば、多くの高校生の命が助かったのに。

 大垣市長は「大垣駅前フリー」が沈没中なのに、17年間も無為無策である。現在の大垣駅前商店街の68名の店主の生活を守れなかった政治家に、大垣に大災害が起きたとき、市民を守れるとはとても思えない。今できないことが、次の事件でできるわけがない。今の対応の姿が、未来のリトマス試験紙である。それは過去の歴史を見ればよい。大垣市長も取り巻きヒラメ役員も、市民の命は眼中にないであろう。今の姿勢を見れば、自明である。今の大垣の姿に、大垣市長の考えの全てが投影されている。

 

大垣の元気ハツラツ市

 活性化といって月1で実施している大垣の元気ハツラツ市でも、飲食店は2割の売上増であるが、一般商店は売上半減であり、全体として大垣商店街は売り上げが落ちている。潤っているのは他市や他県から出店で来ている商人だけである。元気ハツラツ市の当日は、商売にならないので、大垣商店街の多くが当日は店を閉めている。それで、大垣活性化をしていますと豪語しているのはピエロである。他県から来た客も、駅前遊歩道では多くの出店は賑わっているが、地元の多くの店がシャッターを下ろしているのを見て、他の日に来ようとは思うまい。大垣の衰退を晒しているのが、元気ハツラツ市である。名前が皮肉である。

 

図1 大垣駅前通り シャッターを下ろしたお店の地図(赤で表示)

図2~7 大垣駅前商店街の姿(2017年9月8日金曜日 13時)

 

2017-09-16

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2017年9月15日 (金)

佛の智慧

 明治政府が発令した神仏分離令は、仏教の教えを排除することであった。列強諸国に国土を脅かされている時代、新興国家の運営では富国強兵が最優先課題であった。争いを嫌う佛心は、国の方針に合わなかった。それで廃仏棄却・神仏分離の運動になっていく。

 それに危機感を抱いた大垣市南東の鬼門を護る大悲禅院の当時の住職は、智慧を出し京都から玉姫稲荷大明神を招いて、寺院内に玉姫稲荷大明神社を建てた。それで「大明神様がいるお寺を潰せるものなら、潰してみろ」と居直ったようである。お陰で大悲禅院のお地蔵様(安永2年(1773)建立)の首も安泰で、お寺も無事に廃仏棄却の大嵐をやり過ごすことが出来たようだ。

 

戦略

 大嵐に素手で立ち向うのは愚かである。智慧を使えば、人生の荒波はやり過ごせるもの。どんな非常識な権力者、上司にも知恵を使って戦おう。いや、戦うのは愚かである。無益な戦いを省略する「戦略」を練って、知恵を使って人生を戦うのが賢者の流儀である。仏界には、知恵ある佛は数あれど、知識だけの仏さまは存在しない。

 相手が日本の最高学府を出ていても、それは記憶する能力だけが高かっただけで、知恵がある証明にはならない。仏さまはその能力を、世のために使うため授けたはずである。それを何を勘違いしたのか、ちやほやされて己が偉いのだと勘違いをして利己主義に陥りふんぞり返る輩が跋扈している。知識はあっても智慧がない。世の中を明るく「照明」する人とは、知恵のある人である。それの反面教師として、明治時代の政府高官、血迷いのイラ菅、ダマ菅と呼ばれた管直人元首相、フリンセス・山尾志桜里議員、舞踏会の華ではなく罵倒界の鼻柱・豊田真由子議員、頭を下げるのが嫌いな東大出の長の面々の顔を見ればよい。

 

大垣空襲の痕跡

 ここに建つ谷汲山観世音菩薩様も、昭和20年の大垣空襲のナパーム弾の炎を浴びていてその痕跡が痛々しい。室村町四丁目地蔵菩薩尊が去った後、現存する大垣空襲の証人様である。この谷汲山観世音菩薩様も初代藤井寅吉氏の作である。このお寺の庭にある白衣観音菩薩像も石寅さん手配で石田観仙師の作。

 

図1 大悲禅院 谷汲山観世音菩薩

図2 大悲禅院の敷地内にある玉姫稲荷大明神社

図3 白衣観音菩薩

図4 お地蔵様

  安永2年(1773)建立。長くお堂内に安置されていたので傷んでいない。

 

2017-09-15

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佛は牛丼を我慢する(改定)

ファーストフード禁止令

 ロワジールホテル大垣の料理長・齋藤さんは、修行時代に親方から「牛丼、カレー、ホンだし入りの味噌汁は食べてはいけない」と指導された。牛丼が世に出回り始めた頃の話である。

 親方曰く「牛丼はあまりに美味しすぎて味覚が麻痺するので、料理人として食べてはならない」。普通の料理方法では、あれだけの魅力的な味は出せないという。魔法の調味料(味覚を麻痺させる化学調味料)を多量に入れてあるからだという。だから味覚も確実に劣化する。多量に食べ続ければ、何時かは体がおかしくなる。またそんな美味しいものが280円で食べられることが異様である。安いものにはワケがある。

 

病気への疑問

 牛丼が世に出回り始めた40年前の日本の医療費総額は、10兆円ほどであったが、現在は40兆円を超える。医療費総額の最高額の更新は12年連続である(2015年9月現在)。医療が発達しても患者は増え、医療費は増える一方である。最近はガン、認知症、糖尿病の急増である。今では若年性認知症まで蔓延している。当時は、認知症など話題にも上らなかった。何かおかしい。その医療費の増加は、日本のファーストフードの普及の歴史と重なる。ファーストフードに含まれる、糖分、劣悪油、添加物、抗生物質や成長ホルモン(牛や鶏の餌に含まれる)を多量に日本人が摂取しはじめたせいではないかと私は推定している。

 

病気の真因の推定

 2004年、日本高血圧学会は、診療指針を改定し、65歳以上の高齢者については、血圧目標値を従来のグレーゾーンの「140~160」から「140未満」に引き下げた。ところが、この診療指針には「この目標値が妥当かどうか、現在のところエビデンス(証拠)がない」と書かれている。

 1968年には305,200人だった高血圧患者が、2015年には1010万800人に急増した(厚生省)。実に33倍の急増である。なにかおかしい。それだけ降圧剤を飲む患者が増えて、医師も薬品メーカーも大喜びである。日本の医療費総額は10兆円(1970年)から40兆円(2015年)に増えて、医学の進歩は著しいが、ガン患者は36,900人(1968年)から865,238人(2012年)と増え続けている。認知症患者は149万人(2002年)が345万人(2015年)と急増である。認知症患者数データに関しては、2002年より前の統計データがないが、それ以前はそんな話を聞いたことも話題にも上らなかったので、統計がないのであろう。

 血液には免疫酵素や、組織に栄養を運ぶ役目がある。体内の血管の総延長距離は10万キロにも及ぶ。高血圧とは、加齢や悪食で血管のしなやかさが失われたり、血管にプラーク(カス)が溜まり、血圧を高めないと、血液が全身に回らないので、自己防衛本能として起こる生理現象である。それを降圧剤の対処療法で下げるから、必要な血が全身に回らず、その結果として、ガン、認知症が起こるのではと、医者ではない素人の私は勘ぐっている。血圧を降圧剤で下げれば、確かに脳溢血等の血管が破れる事故は減るが、ガン、認知症、脳梗塞は増える。それはこの50年間のデータ(厚生省)が証明している。

 

病食同源

 1960年には日本の外食産業売上総額は、15兆円ほどであったが、2000年には33兆円ほどに高度成長をとげる。その成長と病気の増加が重なっている。血管のしなやかさが失われたり、血管にプラーク(カス)が溜まるのは、ファーストフードで代表される、悪い食生活が原因ではないのか? 医食同源であるから、病食同源であるはずである。齋藤料理長の親方の舌眼に敬意を表したい。

 

 とは口という門から入る食物を毒見する六根の一佛である。六根とは六織を生ずる六つの感官(眼・耳・鼻・舌・身・意)の称である(佛語)。そのお役目は体の防衛である。しかし化学調味料はその六根の門番さえも騙してしまう魔物である。

 

 カレーは、いつ何処で食べても美味しく食べられるので、味覚が麻痺させられる。カレーには香辛料が多く入っている。香辛料とは胡椒等の本来の味を誤魔化す調味料である。胡椒とは保存技術の無い中世ヨーロッパで、腐りかけた肉を少しでも美味しく食べるために、腐臭を誤魔化すために使った調味料である。腐った肉が体に良いわけが無い。その腐臭を誤魔化すための香辛料も体に良いわけが無い。

 胡椒が宝石のように高価なインドの特産品であったので、奴隷商人のコロンブスは、胡椒の新しい運搬航路を求めて新航路を探す旅に出て、新大陸を発見した。その後、アメリカ原住民のインディアン600万人が、アメリカ人(イギリス人)により虐殺された。カレーとは、そんな曰くつきの料理である。

 

 ホンだしも化学調味料であるので、同じ理由で不可である。齋藤さんがある土地でメチャウマのラーメンに出あった。その料理をするところを見ていたら、小さじ一杯の白い粉を汁に入れていた。白い粉は、味の素に相当する化学調味料の何かであったようだ。

 

我慢とは煩悩である

 我慢とは七慢の一つである(佛語)。七慢とは、過慢、慢過慢、我慢、増上慢、下劣慢、邪慢を言う。慢とは「忄」(心)+「曼」〔音〕で、「心が伸びたるんで怠る」を意味する。「我慢」の意味は、①我をよりどころとして心が高慢であること、②我を張ること、③じっと耐え忍ぶこと、である。当初の意味の「自分自身に固執する」ところの①の意味から②に転じ、さらに③の意味となった。

 七慢は人が持つ煩悩である。その煩悩を断ち切るのが不動明王の持つ宝剣である。佛法、佛像を作り出した古代の賢者は、人の持つ慢心を知っていた。慢心を持つ人の本質は、2千年前から少しも変わっていない。それが、今でも不動明王が現役で活躍する所以である。口から入る悪魔に注意を向けたい。その悪魔は、めちゃめちゃ魅力的で美味しいのである。美味しいものには毒がある。

 

図はロワジールホテル大垣の料理長・齋藤秀己さん  2015年1月18日

 齋藤さんの作る料理は本物の味で、美味しい。

 

2017-09-15

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2017年9月14日 (木)

お知らせ 本日休載

本日、長崎出張のためブログ記事を休載します。

小田泰仙

2017年9月13日 (水)

外国人観光客というお宝を無視

 日本政府は、政策として観光資源を活用して、外国人観光客の誘致に力を入れている。2016年の訪日外国人旅行者数は約2404万人、消費額は3兆7476億円(推定値)である。その大垣にも、現在は海外からの多くの観光客がくる。関西空港で降りて、関西を見学してバスで中部地方に一泊して、関東に向かう。また成田空港で降りて関東を見学後、バスで中部地方に来て一泊して関西に向かうパターンが多い。つい最近までは、爆買いで毎日、駅前のあるホテル群にはバス数台分のチャイナ人の団体が宿泊して我が物顔に走り回っていた。今、少しは減ったが、その現象は続いている。

 

英語パンフレットを隠し持ち

 しかし、駅前のホテルのフロントには、英語の大垣市の名所史跡案内のパンフレットが置いていない。そのため、駅前のホテルに泊まる外国人は、大多数が、大垣駅の北側の大規模店アピタに行って、そこで食事と買い物をするだけだという。多くの外人観光客は、中継地点として大垣に泊まるだけだという。この商売チャンスを見逃すのは、大垣市観光課の怠慢である。

 それで駅前の大垣観光案内所で英文パンフレットの有無の確認をしたら、奥から英文パンフレットを出してきた。なぜカウンタに日本語と並列して見えるように置かないか、である。駅前のホテルのフロントマンは、大垣の観光案内の英文パンフレットがあることさえを知らなかった。つまり、それがあることを、大垣市観光課が大垣のホテルに知させていないのである。駅前の観光案内所のカウンタにも日本語のパンフレットしか置いていないので、ここを訪れる外人も敢えて聞かないと、その存在を知らずに通り過ごしてしまう。英語が喋れるとは思えない窓口で、英語の表示もないので外人はまず訪れないし、聞かないだろう。

 今時、外人向け案内を疎かにするのは、お粗末といえる。一事が万事である。これでは大垣市の活性化など出来るはずがない。もっと大垣の活性化に、大垣市は当たり前の努力をして欲しい。

 

2017-08-13

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お礼 8,000回達成

 お陰様で「久志能幾研究所通信」の累積閲覧回数が、5月26日のブログ開設以来111日目で、8,000回を超えました。一日の平均閲覧数は72回です。ありがとうございました。

 現在、カテゴリ「大垣を良くする階」の充実に向けて取材執筆に注力しております。皆様のご協力をよろしくお願いいたします。

 

2017-08-13

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磨墨智 589-1.この世の地獄

 2013年、毎日、私は図書館の学習室で国家資格試験の受験勉強に励んでいた。いつも17時半ごろ、60過ぎの男性が、学習室の読書のため姿を現す。18時に一般閲覧室が閉館になるので、学習室に来るのである。その男性は学習室で、ただ雑誌や本を読むだけである。それを見て自分の幸せをつくづくと感じる。その人は「婦人画報」や「週刊ダイヤモンド」等の雑誌の活字を虚ろな目で追っているだけ。時々、学習室内を歩き回ったり、窓辺で物思いに耽っている。周りで必死に勉強している学生達と対照的であり、周りに迷惑をかけているが、本人の自覚はない。自分がそういう境遇でないことの幸せを感じなさいとの仏様の啓示だと悟っている。(2013年7月)

 

時間つぶしの地獄

 60過ぎになって、やることがなく図書館で雑誌を読んで時間潰しをしているほど惨めなことはない。こうなっては時間がいくらあっても無価値である。これでこの世の地獄を感じない人は終わっている。余命3ヶ月を宣告された末期ガン患者からすれば、その時間潰しの時間を少しでも分けてくださいと懇願すると思うのだが。本人にその自覚はない。受験地獄とはよく言われる言葉であるが、それで死ぬわけではない。自分の未来に向って挑戦をしているだけである。これを幸せと言わずして、何が幸せか。

 その昔、私も仕事で干されたことがあるが、周りが会社の収益のために忙しく働いているのに、自分は仕事がない。これほど辛いことはない。この辛さを経験したが故、仕事がある幸せが分かる。下記のような境遇になっては、人生は終わっている。そうならないように精進をすべきである。それが時間創造である。

 

 起きたけど 寝るまで 特に用もなし

 

2017-08-13

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磨墨智 544. 「何時間必要か」ではない、

「1時間で終わらせるには?」で考える

 時間は有限という危機意識が効率を高める。仕事をやるに必要な時間は、積み上げでなく、最初に時間を決めて、取り組もう。トヨタ生産方式では、価格はお客様が決める。原価は積み上げなく、下記式で決まる。

  原価=価格(お客様が決める)-利益

 この考えて同じで、処理時間はお客様(後工程、上司、依頼人)のニーズから割り出そう。そこから智慧が生まれる。

  処理時間=要求時間-余裕時間

 どれだけかかるかではなく、いつまでにと自分を追い込もう。

納期の決めない仕事は仕事ではない。

 いつまでにと、訓練として少し短めに、自分で決めよう。

スピードがお客様に感動を与える。それが自分の付加価値。

 時間がないのではない、処理時間を短くする智慧がないのだ。

 時間が足りないではない、能力がないのだ。言い訳が上手いだけ。

 お金がないのではない、お金を作る能力と気がないだけだ。

 人がいないのではない、己に人を集める能力がないのだ。

後工程はお客様。前工程は神様。自分は仏様。

 自分の工程を、観音菩薩(仏様)になった気で取り組もう。

 お客様の声なき声(本音)を観よう。そうすれば良き仕事が出来る。

 

2017-08-13

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