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2017年9月13日 (水)

外国人観光客というお宝を無視

 日本政府は、政策として観光資源を活用して、外国人観光客の誘致に力を入れている。2016年の訪日外国人旅行者数は約2404万人、消費額は3兆7476億円(推定値)である。その大垣にも、現在は海外からの多くの観光客がくる。関西空港で降りて、関西を見学してバスで中部地方に一泊して、関東に向かう。また成田空港で降りて関東を見学後、バスで中部地方に来て一泊して関西に向かうパターンが多い。つい最近までは、爆買いで毎日、駅前のあるホテル群にはバス数台分のチャイナ人の団体が宿泊して我が物顔に走り回っていた。今、少しは減ったが、その現象は続いている。

 

英語パンフレットを隠し持ち

 しかし、駅前のホテルのフロントには、英語の大垣市の名所史跡案内のパンフレットが置いていない。そのため、駅前のホテルに泊まる外国人は、大多数が、大垣駅の北側の大規模店アピタに行って、そこで食事と買い物をするだけだという。多くの外人観光客は、中継地点として大垣に泊まるだけだという。この商売チャンスを見逃すのは、大垣市観光課の怠慢である。

 それで駅前の大垣観光案内所で英文パンフレットの有無の確認をしたら、奥から英文パンフレットを出してきた。なぜカウンタに日本語と並列して見えるように置かないか、である。駅前のホテルのフロントマンは、大垣の観光案内の英文パンフレットがあることさえを知らなかった。つまり、それがあることを、大垣市観光課が大垣のホテルに知させていないのである。駅前の観光案内所のカウンタにも日本語のパンフレットしか置いていないので、ここを訪れる外人も敢えて聞かないと、その存在を知らずに通り過ごしてしまう。英語が喋れるとは思えない窓口で、英語の表示もないので外人はまず訪れないし、聞かないだろう。

 今時、外人向け案内を疎かにするのは、お粗末といえる。一事が万事である。これでは大垣市の活性化など出来るはずがない。もっと大垣の活性化に、大垣市は当たり前の努力をして欲しい。

 

2017-08-13

久志能幾研究所 小田泰仙  HP: https://yukioodaii.wixsite.com/mysite

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