2018年9月24日 (月)

「妖怪飛行船巨鯨号」で行く人生航路

 この「妖怪飛行船巨鯨号」は水木しげるさんが一番気に入っていた絵だという。この絵のご利益が「交通安全」というので、気になり、知人が2018年8月26日に大垣に尋ねてきたとき、一緒に展示会に見に行って追加購入を決めた。これも何か導かれたようだ。聞けば、水木さんの版画を数枚購入した人も多くいたとか。

 それが今日9月24日、入荷してやっと自宅に飾ることができた。聞けば、先の大垣ヤナゲンでの展示会(2018年8月20日~8月27日)で100点ほど売れたとか。大垣市で開催された水木しげる版画展であったが、遠く郡上とかの岐阜県全体から来たお客さんに売れたという。それだけ水木しげるさんの人気が高いのだ。

 

水木しげるさんの版画

 水木しげるさんの版画は、それ専用に描いているので貴重だという。手塚治虫、石森慎太郎、水島新司さんなどの版画は、アニメ用に作った原画から版画にするので、今後、いくらでも出すことができる。しかし水木しげるさんの版画は一点一点、力を込めて描いている。水木さんは2015年に亡くなられたので、もう新しい版画が出てくることはないという。

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水木しげるの想い

  この版画は、「交通安全」がご利益というだけで、詳細の説明はなかった。私が、水木しげるさんの意図を想像して語ると、下記になる。あくまで私の私見です。

 鬼太郎が肉団子をねずみ男の目の前にぶら下げて、ねずみ男がかごの中で必死にかごを回している。まるで我々が、周りを見ずひたすら、目の前にブラ下がった餌につられて、金儲けに向かって走っているようだ。

 その飛行船の船長は己なのだ。その状況で、誰も前を見ていない。一つ目小僧は後しか見ていない。鬼太郎も一つの目で、ちらりと前を見ているだけ。ご先祖を象徴する火の玉だけが、心配そうに両目で前を見ているだけ。

 巨大な鯨のどんがらの皮の中に水素が入っていて、妖怪飛行船は空中に浮いている。その水素とはご先祖様の御恩である。我々はその恩恵で、たまたまこの世に泡沫のように浮かぶように生きている。鯨の皮は、それを象徴している。

 ご先祖様の指令を受けた「子泣きじじい」が、妖怪飛行船の下にしがみつき、飛行船の下側に取りついて前後に移動することで、妖怪飛行船が上を向いたり、下を向いたりと姿勢を変える。「子泣きじじい」は鬼太郎を助けて、悪さをする妖怪と戦う老人妖怪で、その身体は瞬時に石のように硬くなり、敵に抱きつけば2トンほどの重量になって押しつぶすという。何もないときは昼間から酒を飲んでいることが多い。まるでご先祖様の思し召しで、我々の運命の上昇、下降を操っている様を象徴している。

 

ご利益

 9月18日の老人の自転車とのヒヤリ事例で、もう少しで人身事故になるところを、ご先祖様に危ないところを助けて頂いたようだ。それもこの絵を注文してあったお陰と思う。

 

2018-09-24 久志能幾研究所 小田泰仙  

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2018年9月23日 (日)

魔女のサラさんは、大虎だった

 2018年9月22日、午前中は頼まれて敬老会の写真撮影に出かけ、午後から京都府民ホール「アルティ」で、京都公演の最終回4回目のサラさんのコンサートに出かけた。その後に、「アルティ」のロビーでファンとの交流会があり、そこで、サラさんは面白い裏話をされ、その大部分を自身の日本語で話された。たどたどしいが、メモもなく、結構流暢な話しぶりで、これには少々おどろきであった。勢川先生が所々で補足翻訳をされた。

 

ピアノの天分

 サラさんは3歳の時からピアノを習っていた。サラさんの天才的なピアノの才能は、「魔法」ではなく、小さいころからの地道で猛烈な練習の賜物である。楽器の習熟には、早いほうがよい。

 私も最近、ピアノを始めたが、サラさんより60年の周回遅れでのピアノのマスターマラソンの開始である。サラさんに追いつくのは大変だ。それまで死ねない(?)。ピアノ練習で指をつかうことがボケ防止のためだと自身に言い聞かせて精進している。

 ボケとは、その人の死である。人とは過去の出会いの記憶をため込んだハードディスクのような存在である。その記憶を失う生き方はしたくない。そんな生は、生きながらの死である。親から「あんたは誰?」とは言われたくない。自分でも言いたくない。

 

モーツアルトへのこだわり

 サラさんは、ラジオから流れてきたモーツアルトの曲に衝撃を受けて、その曲を弾きたいと訴えたが、ピアノの先生から、小さすぎるのでダメと言われた。サラさんは、どうしてもモーツアルトを弾きたかったので、1週間猛練習をして、「がんばりました」と。それを聞いて、先生がその出来の良さにびっくりして、モーツアルトを弾くことを認めたという。

 

ホールとピアノへのこだわり

 サラさんの昔からの夢は、モーツアルトソナタの全曲を演奏するコンサートを開催することであった。しかし、サラさんの思惑に合格するホールとピアノがなかなか見つからなかった。その夢は2年ほど前に、このホール「アルティ」とヤマハCFXに出会って、これが「パーフェクトだ」と確信した。ホールも音響的に素晴らしく、ピアノもパーフェクトで、観客もとても静かに聴いてくれる。それで、今回、その夢が実現できてとても嬉しいと、演奏会の最後に日本語で挨拶をされた。

 今回、このコンサートは、DVDの公開録音も兼ねており、来春に発売予定である。ヤマハさんもこだわって、この4回のコンサートで毎回、このCFXを浜松の本社に送り、再調律をして京都に持ち込んだとか。演奏会休憩の合間にも調律師が頻繁に調律をしていて、今までに無いことで、少し変だなと思っていた。ヤマハさんも万全の体制であったのだ。CFXも納入後6年目で、音もこなれてきて、館長さんも音響的にベストの状態だという。演奏会後、アルティの館長の雨宮さんと名刺交換をして、それを教えてもらった。

 

大の阪神タイガースファン

 サラさんとファンとの交流会で、雨宮館長さんがインタビューとして3つの質問をされた。その最後の質問は、サラさんが大の阪神タイガースファンであることへのコメントである。

 サラさんは、1995年に阪神タイガースに出会って、大のタイガースファンになったという。1995年と言えば、阪神淡路大震災があった年である。来日してから、阪神タイガースの活躍で、ファンになったという。甲子園で鳴り響いた「六甲おろし」を聞いて大ファンになったという。もともと小さいころから野球ファンで、初めて日本の野球試合を観戦したのは、阪神タイガース・ヤクルト戦で、「とても面白かった。しかし試合は少し悪かったネ」(笑)。「巨人ファンは信じられなかった。飲み過ぎネ」(爆笑)。

 「日本で、私は阪神タイガースファンです、と言うとすぐ友達になれた。お家族さんにもなれました。ホンマに(爆笑)、日本の虎キチファンは特別ネ(指で丸マーク)。素晴らしいファンで、ベストファンです。世界の中で一番好きなファンです」(大拍手)

 会見途中で、ファンから阪神タイガース帽子とユニフォームをプレゼントされ、大喜びであった。早々に帽子をかぶってお披露目して、メチャメチャ茶目っ気たっぷりで、観客は大喜びであった。その後、大垣市でのサイン会と同じように、サイン、ツーショットとファンに大サービスであった。私もどさくさに紛れて、最後にツーショットを撮ってもらった。腕を回して抱えるように写真を撮ってもらって、アナ嬉し。

1   タイガース帽子を被ってご機嫌なサラさん

2  虎キチファンはマルと

魔女に敬意

 この会場で、サラさんに前夜、大急ぎで英訳したブログ記事「サラさまは、実は「魔女」だったんです♪」と他のサラさんのブログ記事(未翻訳、順次翻訳予定)のカラープリントをクリアファイルに入れてプレゼントした。こういう機会で、新しい取り組みに背中を押してくれるご縁に出会うのは嬉しいもの。

 ファンとの交流会でも、大垣のサイン会と同じように、小さな子も大勢、ツーショット写真を撮り、和気あいあいの交流会であった。小さな子とのツーショットは身をかがめてポーズをとるなど、気の使い方は半端ではない。サラさんはアメリカ人のように陽気で気さくだが、気配りは日本人のようで超一流だと感じた。

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 このファンとの交流会のあと、先に録音した内容に一部不満があるようで、再録音のため、皆さんに拍手で送られて、サラさんはホールに消えた。こんなアットホーム的な交流会は初めてで、心に残る交流会であった。来春発売のDVDが楽しみである。

 今回は、事情がありプロ用の機材のカメラを用意できず、画像が最高でなかったのが悔やまれた。

 

2018-09-23   久志能幾研究所 小田泰仙  

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2018年9月22日 (土)

Sara is actually a "Bewitched" ♪

サラさまは、実は「魔女」だったんです♪

 On September 17, 2018, after presenting the photo data of the sign landscape at“Sara Davis Buechner concert” in Ogaki station, we had a chat in the waiting room for a while to wait for the train.

   At that time, when I showed pictures of my library and the Chippendale style piano on my laptop (show off?), Sara had found the video set case of "Bewitched" in the archive (256 stories in all). I was surprised that he nodded himself and found his nose to be like a Samantha of the " Bewitched " and pleasantly told "Oh, Bewitched !" , a popular home comedy program in the United States. I was impressed with Sara's astonishment and humor. Sara is a professor at Temple University in Philadelphia.

 

 2018年9月17日、私は、大垣駅でサラ・ディビスさんにサイン会の写真データを進呈したあと、電車を待つ少しの時間、待合室で歓談をした。

 その時、私は、私の書庫と猫足のピアノの写真をノートPCに入れた写真で見せたら(見せびらかし?)、サラさんが書庫の中の、「奥さまは魔女」のビデオセットケース(全256ストーリー分)を目ざとく見つけ、鼻を「奥さまは魔女」のサマンサのようにピクピクさせて「オー、bewitched(奥さまは魔女)!」と嬉しそうに言ったのにはビックリ。「奥さまは魔女」はアメリカでも、大人気のホームコメディ番組であった。サラさんのなかなか茶目っ気ぶりにも、ユーモアにも感心した。サラさんはフィラデアフィルのテンプル大学の教授なのに、だ。

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Sara's behavior of witch

   I am always impressed by the pianist's arts, listening to Sara Davis Buechuer concert. I can not remember eleven digit mobile phone number. I am troubling in playing piano at muusical score. Sara has a repertoire of over 100 songs, plays it in the score, its musical nature is wonderful. I have recognized Sara's first genius looks like a witch.

   When living in a human society, Samantha did not use magic, and lived the same life as a human being. When Sara also plays the piano, she should have mastered the training with bloody training, without using magic, and acquired her skills. It seems like a witch's magic when looking at it from a person. Sara, a witch, speaks Japanese on the stage using magic occasionally. It is charming and frustrating.

 

サラさんの魔女ぶり

 私は、サラさんのピアノ演奏会を聴いて、いつもピアニストの芸に感心させられる。11桁の携帯電話番号がなかなか覚えられない私は、曲をピアノで弾くのに、暗譜ができず、悩んでいる。サラさんは、それを100曲も超える曲のレパートリーを持ち、暗譜で演奏して、その音楽性が素晴らしく、サラさんのような天才ぶりを、魔女のように見えてしまう。

 サマンサは、人間社会で暮らすときは、魔法を使わず、人間と同じ生活をした。サラさんもピアノを弾くときは、魔法を使わず、血のにじむ訓練をして、今の技量を獲得したはずだ。それを人から見ると魔女の魔法のように見えるのだ。魔女のサラさんはたまに魔法を使って、舞台で日本語を話す。たどたどしいのが愛嬌。

 

Main theme of ' Bewitched '

   There is a reason why this comedy program was enthusiastically supported in the United States. It is not just entertainment comedy. The unchanging theme of this program,

  Stop pressing yourself and stop conforming to society.

  Prioritize the circumstances of the mind by reason of work.

  Even if you say something, give priority to love above all.

  Honor freedom and equality, eliminating racial discrimination and discrimination against minorities.

 

  Because the witch is minority. But all humans are brothers. Even if the face and color are different, it is the same companion. Sara is also a minority, but her love for music breaks everything.

 

Bewitched Forever

Sara Davis Buechner Forever

 

「奥様さまは魔女」の主テーマ

  このコメディー番組がアメリカで熱狂的に支持されたのは、訳がある。単なる娯楽コメディーではない。この番組の変わらぬテーマは、

 自分を押さえつけ、社会に順応させるのをやめよ。

 仕事の都合より、心の都合を優先させよ。

 なんだかんだと言っても、すべてに勝る愛を優先せよ。

 自由と平等を尊び、人種差別やマイノリティへの差別をなくせ、である。

 

だって、魔女はマイノリティなのだ。しかし人間はみんな兄弟なのだ。顔や色が違っていても、同じ仲間なのだ。サラさんもマイノリティだが、音楽への愛が、全てを打破する。

 

Bewitched Forever(「奥さまは魔女」よ、永遠に)

Sara Davis Buechner Forever

 

2018-09-18   KUJINOKI Institute   Taisenn Oda

  久志能幾研究所 小田泰仙  

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カテゴリー 追加

英語版を追加します。過去の記事を随時、英訳してアップします。

カテゴリー名 「0_english edition(英語版)」

今日、「Sara is actually a "Bewitched" ♪」をアップします。

本日、サラさんの京都公演の4回目(最終)に行ってきました。報告は後日に。

2018-09-22  久志能幾研究所  小田泰仙

2018年9月21日 (金)

小川敏市政の危機管理は、危篤状態

 2018年9月4日,台風20号の影響で、私の住む大垣市内の町内でも大きな被害を受けた。ビル上から屋上床の防水シートが飛んで落ちてきて、道路をふさいだ。これは重くて人手では動かせないほど。これが人に当れば、命が危ない。空き家の家の立木が倒れて、道を塞いだ。

 

大垣市役所の対応の無様

 緊急連絡で、9月4日16時40分ごろ、大垣市役所に電話をしたら、大垣市役所は停電で対応がドタバタであった。私が当方の場所を連絡するのだが、担当者が「市役所は停電で暗くて地図もよく見えない」との返事で、その確定に手間取った。結局、大垣市役所は、その日の20時ごろまで停電であった。私の地区は停電にならかったが、大垣市の南の区域は翌朝まで停電であった。

 

問題点

 問題点は、災害時の司令塔であるべき大垣市役所に自家発電設備が貧弱であったこと。知人の電気工事屋から聞けば、大垣市役所の非常事態での対応のレベルが、人モノ金で、お粗末に尽きる。緊急事態の対応が全くなっていない。

 そんな状況で、小川敏市長は愚劣な市制100周年記念行事に3億4千万円もばらまくのだ。私には、小川敏大垣市長の痴呆的な神経が理解できない。22年完成の新市庁舎の謳い文句が災害に強い新市庁舎である。現在の市庁舎に自家発電がチャチすぎて使い物にならない状況で、いつ何時、もっと大きな災害に見舞われる恐れがあるのに、その備えがないも等しいのだ。

 今の非常事態に常識的に対応できない役人達が、新しい市庁舎で、まともな計画、設計ができるか疑わしい。自家発電施設は、災害本部だけなら1億円もあれば、市役所の部分的な自家発電は整備できるだろう。しかしそれを実施する気配はない。

 

地方自治の痴呆自恥

 現在は、大垣市民の命が危険に晒される事態も想定される最近の異常気象の災害危機状況である。しかし、小川敏市長は、そんなことには気が回らず、大垣市制100周年記念行事に総額3億4千万円をばらまき、偽ネス痴呆水饅頭を食べて、悦に入っている。

 大垣市行政組織には危機管理室がない。相応の組織はあるが、その位置付けが、火葬場管理の部署の後なのだ。それで小川敏市長の考えがわかる。この人に大垣市民の命は預けられない。

 

2018-09-21  久志能幾研究所 小田泰仙  

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2018年9月20日 (木)

警老の道、走る世間は痴鬼ばかり

ヒヤリ事例の状況

 2018年9月18日、10時ごろ、私は市内の三差路で、左折中に右から来た老人の自転車と接触しそうになる、怖しいヒヤリ事例に遭遇した。幸い、接触には至らず事なきを得た。

 私が前に車に続いて左折中に、後方から怒声が聞こえたので、私はその状況が理解できないまま、ひとまず車を止めた。相手は、車を止めた運転席の私に近づき「気を付けろ」と怒鳴った。私は状況も理解できず、平謝りをしたので、相手はふて台詞を残して走り去った。相手は、70歳くらいの男性の老人であった。

 急いで帰宅して、ドライブレコーダーの画像を検証して、ヒヤリ事例の状況を確認した。これは最新の安全装置をつけても防げないヒヤリ事故であった。

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   右側の陰から自転車。その自転車は、一瞬、電柱の陰にかくれる。

 私は前方の車と左前方を注視。逆光で右側は見にくい。

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  自転車は右電柱の陰に隠れている

33   私は左前方を注視して走行。自転車に気が付かず。

   自転車は、私が前車に続いて曲がろうとしているのに、止まると思って前進。

 

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ヒヤリの原因

・私が、生活道路を走った。

 他の道は、右折専用信号がなく、この経路が右折専用信号のある道であった。当日、基幹道路の車通行量が多かったので、安全上でこの道を選択した。

・私は、見通しの悪い左折の方から車が来ないか、左進行方向ばかりを注視して、右側の方向の注視が疎かになった。右折の方向の道は鉄道線路で行き止まりなので、車は滅多にこないため、来ないと思い込みをしていた。

・私が、一旦停止の場所で停止しなかった。

 私は、前の4台の車が一旦停止線にも止まらずに、曲がっていったので、安全と思いこみ、続いて曲がってしまった。私を含めて全車が一旦停止違反違反である。それほど、ほとんどに車は、一旦停止もせず、左折側だけ確認して曲がっていく。下手に止まると追突される。

・相手の自転車の老人が前方安全無視で、5台の車が目の前を連続で左折していくのに、自分が走れば、車が止まると思って止まらずに直進してきた。私には、左前方ばかり気に取られて、右から来る自転車が目に入らなかった。

・相手の老人は、私を怒鳴りつけて、そのまま走り去り、次の見通しの悪い交差点を安全確認もせず、停止もせず、そのまま左折して視界から消えた。

・視界が逆光で、自転車の老人が目に入りにくかった。朝10時、東向きに太陽に向かって走行して、まぶしかった。自転車が太陽の光の方向に入っている。 ドライブレコーダーの画像もハレーションを起こして、自転車が見えにくい。

・その自転車にはバックミラーがなかった。私が中学生のころ(50年前)、学校から自転車にバックミラーをつける指導があった。今回は、その安全の基本さえ守っていない痴老人であった。

 

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  すぐ先の見通しの悪い4差路を、自転車の老人は停止せず左折

 

今回のヒヤリ事故からの学びと再発防止

・生活道路を走るべきではない。

・老人の自転車は、目もなく、ブレーキもない暴走車と思え。

・痴老の自転車は、見境なく地獄から飛び出してくると思え。

 いたるところで、暴走運転の自転車は走っている。

 スマホをしながら、走っている若者の自転車も多い。

・老人を含めて、自転車は交通ルールを守らないと思え。

・360度監視のドライブレコーダーを検討。

・高齢者には、自転車にも運転免許が必要。

 

地獄の口を開ける痴人

 事故を起こせば、車側が一方的に悪者にされる。相手が転んで、あちこち痛いと訴えれば、一生その責任を問われるかもしれない。医者も、それを否定できず、治療費を稼ぐため、患者の肩を持つ。今回が、そうならなかっただけ、幸いであった。私は、安全運転には人一倍気を付けているが、今回は油断したようだ。下手すると、相手は当り屋であったかもしれず、大事に至らず、仏様にご加護されたと思う。この翌日は、墓参りの予定だったので、ご先祖様が守ってくれたのだろう。感謝。

 

2018-09-20 久志能幾研究所 小田泰仙  

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2018年9月19日 (水)

花より団子の墓参り

 2018年9月19日、8月のお盆に行く予定だった墓参りを本日、行ってきた。大垣から名古屋に住む叔母を車で迎えに行ってから、彦根の墓地に行ったので、往復で318キロの走行距離となった。朝8時に出て、帰宅が夕刻の6時である。名古屋市内の渋滞もあり、長時間の運転は60台後半の私には応えた。若い時は良いが、年齢を重ねると、遠距離・長時間運転は、安全上で控えるべきと、再確認した。来年は、叔母に大垣まではタクシー・電車で来てもらい、それから車で送迎しようと思う。

 

お花のお供えをヤメ

 最近、近所の花屋と道徳的なトラブルがあり、今年はお花を買わずにお墓参りをした。そのトラブルが、商売道義上、宗教上、信用上で、あってはならないトラブルで、その花屋とは縁を切った矢先である。そのトラブルを佛の啓示と思い、いつもその店で準備して彦根に持っていくお花を取りやめた。その代わり、お寺さんにお供えするお菓子を奮発することにした。

 法事の時は、きちんとお花をそなえればよい。毎日は、自宅の仏壇に、お花とお供えを供えてして、お花の水を替えている。私は毎日、朝のお勤めで読経し、写経をしている。

 今日の墓参りで、この1年間の写経分を持参し、お焚き上げをお願いした。毎日写経と言っても、一日は数行で、1週間で般若心経が1枚である。それは恵峰先生が、毎日、数行でよいから、写経を続けるとよいと教えられたのを実行している。

 

変更事項

 考えれば、お墓にお花をお供えしても、炎天下では、水の補給をしないと数日で枯れてしまう。私には遠隔地のため、毎日の水補強は不可能である。お墓にお花を供えても、ご先祖様以外は誰も喜ばず、現世では己の見栄でしかない。お寺さんもお花の枯れた後の後始末で、仕事が増える。

 それでそのお花分の金額をお菓子のお供えに代えれば、それがお寺さんとしてお参りに来た人への茶菓になり、お寺さんも喜ぶ。私も、墓参りでの必要総金額が減る。ご先祖さまも、子孫が、金銭的余裕ができてうれしいはず。ご先祖、お寺、当家、菓子屋の4方に益があり、花屋だけが損である。それも経済の原則で、因果応報の帰着である。

 

40万円の節約

 当家の墓は3基あり、3対のお花のお供えが必要である。彼岸とお盆の時のお花代がかなりの出費である。特にお盆時は、お花にホウヅキの花が付き値段が跳ね上る。花屋には稼ぎ時で、客が足元を見られているようで、何か、納得できない。

 この処置で、概算すると、40年間で40万円程の節約となる。ご先祖様も子孫の節約での金銭余裕ができ、お喜びのはず。

 

時期の変更

 今年の夏は異常に猛暑で、とても墓参りに行く元気がなく、この9月の涼しくなった時期の墓参りに変更した。お寺さんに聞けば、このお盆は、お参りにみえた方が少なかったとか。

 今回の墓参りでは、9月の涼しい気候で、落ち着いて墓前で手を合わせることができた。来年も、この時期の墓参りに変更する予定である。お墓が地元にない場合は、何も8月15日のお盆の時期にこだわる必要もあるまい。自宅の仏壇の前で、お盆のお供えをすればよいこと。

 

2018-09-19  久志能幾研究所 小田泰仙  

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2018年9月18日 (火)

サラさまは、実は「魔女」だったんです♪

 2018年9月17日、大垣駅でサラ・ディビスさんにサイン会の写真データを進呈したあと、電車を待つ少しの時間、待合室で歓談をした。

その時、私の書庫と猫足のピアノの写真をノートPCに入れた写真で見せたら(見せびらかし?)、サラさんが書庫の中の、「奥さまは魔女」のビデオセットケース(全256ストーリー分)を目ざとく見つけ、鼻を「奥さまは魔女」のサマンサのようにピクピクさせて「オー、bewitched(奥さまは魔女)!」と嬉しそうに言ったのにはビックリ。「奥さまは魔女」はアメリカでも、大人気のホームコメディ番組であった。サラさんのなかなか茶目っ気ぶりにも、ユーモアにも感心した。サラさんはフィラデアフィルのテンプル大学の教授なのに、だ。

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サラさんの魔女ぶり

 サラさんのピアノ演奏会を聴いて、いつもピアニストの芸に感心させられる。11桁の携帯電話番号がなかなか覚えられない私は、曲をピアノで弾くのに、暗譜ができず、悩んでいる。それを100曲も超える曲のレパートリーを持ち、暗譜で演奏して、その音楽性が素晴らしく、サラさんのような天才ぶりを、魔女のように見えてしまう。

 サマンサは、人間社会で暮らすときは、魔法を使わず、人間と同じ生活をした。サラさんもピアノを弾くときは、魔法を使わず、血のにじむ訓練をして、今の技量を獲得したはずだ。それを人から見ると魔女の魔法のように見えるのだ。魔女のサラさんはたまに魔法を使って、舞台で日本語を話す。たどたどしいのが愛嬌。でもそれは聴衆への愛なのだ。

 

「奥さまは魔女」の主テーマ

  このコメディー番組がアメリカで熱狂的に支持されたのは、訳がある。単なる娯楽コメディーではない。この番組の変わらぬテーマは、

 自分を押さえつけ、社会に順応させるのをやめよ。

 仕事の都合より、心の都合を優先させよ。

 なんだかんだと言っても、すべてに勝る愛を優先せよ。

 自由と平等を尊び、人種差別やマイノリティへの差別をなくせ、である。

 

 だって、魔女はマイノリティなのだ。しかし人間はみんな兄弟なのだ。顔や色が違っていても、同じ仲間なのだ。サラさんもマイノリティだが、音楽への愛が、全てを打破する。

 

Bewitched Forever(「奥さまは魔女」よ、永遠に)

Sara Davis Buechner Forever

 

2018-09-18  久志能幾研究所 小田泰仙  

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2018年9月17日 (月)

サラ・ディビス コンサート in 大垣

 2018年9月17日、大垣スイトピアセンタ文化ホールで、「サラ・ディビス・ビュックナー コンサート」が開催された。「世界で一流の音楽を楽しむ会」が高校生以下の生徒にあしながチケット」をプレゼントしての音楽会である。残念なのは、運動会や雨で順延になった行事のため、120名を予定していた「あしながチケット」が半数ほどしかはけなかったようだ。残念ではあった。台風の影響もあり、秋は学校の行事が目白押しで、致し方ない。

 それでも迫力あるピアノ演奏を楽しめて満足である。私は、5月29日に多治見市で開催されたコンサート、この9月に8日、12日、15日、22日と4回連続で開催されている京都アルティでの公演を3回まで聴いているので、「安心して」(?)鑑賞ができた。今度の9月22日が京都公演の4回目で最終日である。

 それでも、サラさんがピアノを弾くとき、感情をほとばしるがごとき表情で、悲壮な顔、悲しそうな顔、嬉しそうな顔で、顔全体、腕全体、体全体を使いピアノを弾く姿に感銘を受けた。普通のピアニストで、あそこまで感情表現が豊かな人はいない。

 

大垣駅でお見送り

 サラさんに「なぜ、そんなに悲しそうな顔で弾くの?」と、サラさんが電車に乗る前に、大垣駅の待合室で聞いたら、やはり感情が自然と乗り移って、大きな身振りになるようだ。サラさんは明るく、それでいてシャイのようで、握手をして、とてつもなく柔らかな手であったので驚いた。私は、あれだけ柔らかな手を握ったことがない。それでどこからあんな迫力ある連打ができるのやらと、不思議に思った。

 サラさんを乗せた19時4分発の電車は、3分遅れで大垣駅を出発した。私はサラさんを見送って、今、原稿を書いている。

 

写真データを進呈

 演奏と打ち上げ会が終わり、私は大垣駅で待っていて、サラさんに今日のロビーのサイン会で撮影したデータ121枚をSDカードに収めて進呈した。ノートPCで、その写真を見せて大変喜んで頂いた。後から郵送で贈るより、京都への帰途の場で、写真データを贈れば、どれだけ喜ばれるかを考えて、演奏会終了後、自宅に帰って準備をして大垣駅に向かった。喜んでもらうなら、最高の喜びになるようにするのが、私の流儀である。これは馬場恵峰先生の後姿から学んだ。

 

ピアノの音色の差

 今回、大垣での公演は、第一部をホールの中央で聞いて、第二部の時、前列2列目で聞いて、聞こえ方の差を確認した。大垣文化ホールのピアノはスタインウェイである。

 京都府民ホール・アルティ設置のピアノはヤマハCFX で、アルティではピアノの真ん前の10mの最前列席で聞いた。それとの比較で、スタインウェイのピアノの音色にハッキリとした華やかさを感じた。ところが、それを文化ホールの中央で聞くと音色が穏やかになって、華やかさが消え、その差がはっきりしない。音の音量が小さくなるので、意外と迫力がない。しかしバランスの良い音では聞こえるので聞きやすい。やはりピアノの直接音が聞ける最前列席がメリハリがあって良いようだ。これが今回の新発見である。

 アルティのヤマハCFXは、硬いというか真面目な音作りで、少し面白みがない印象を受けた。スタインウェイとヤマハの違いがやっと判ってきたようで、自分の耳の成長を感じて嬉しくなった。

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  京都 アルティ  最前列席より

2p1050326  大垣 文化ホール 中央部席より

3p1050330  大垣 文化ホール 2列目席より

小川敏市長も厚かましく参加。金は出さない

 どういう訳か大垣市長と県会議員がこのホールで聴講していた。大垣市は、この芸術行事にビタ一文も出さない。このコンサートは、大垣の未来を背負う子供たちを大勢招待しているのだから、本来、大垣市制100周年記念行事の一つとして、開催すべきであった。小川敏市長は、今年の1月の河村先生主催のドレスデン管弦楽団の演奏会でも顔を出したが、大垣市として金は一銭も出さない。どういう心境やら。市民として悲しいことだ。

 パンフレットには、このコンサートの「後援」が大垣市、大垣市教育委員会とあるが、名前貸しで、お金は一銭もださない。お金を出しているのは「協賛」と書いてある名簿である。それなら名前を書かなければよいと思う。悪い慣習で致し方ないようだ。私も今までは、一番のスポンサーとして協賛してきたが、今回は事情があってパスをした。人間関係は難しい。

 

サイン会

 演奏会後にロビーでサイン会が開催され、大勢の子供たちが並び、サラさんが大サービスで、付き合っていた。小さい子供たちと、はしゃぐようにサインとツーショットで大サービスである。微笑ましい風景で、私はカメラマンとして大忙し。

 演奏会途中で、サラさんが、小さい頃、母親に連れられてピアノの演奏会に行ったことを今も覚えていると、たどたどし日本語で話をして、私や会場の皆さんが驚いた。

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 今週土曜日、9月22日がサラさんの京都公演の最終日である。再会を約束して、私は大垣駅発の電車を見送った。

 

2018-09-16  久志能幾研究所 小田泰仙  

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2018年9月16日 (日)

お金の作り方、私の金銭哲学

 2018年9月15日、京都府民ホールのアルティでのサラ・ディビスさんのコンサートのため京都に出かけた。アルティは、松本明慶仏像彫刻美術館より徒歩5分の場所にあるので、先に美術館を訪れた。昨日は、演奏会後に知人と食事をして帰宅が遅くなり、更に町内で不愉快な事件があり、ブログがアップできず恐縮です。

 

明慶さんのお話し

 美術館では、珍しく松本明慶さんが居られて有益なお話が聞けた。

 「今まで創ってきた仏像の新しいアイデアは、ものになるのに、10年はかかった。いくら私に力があっても、一人ではできない。皆の力があってできたこと。エジソンンも弟子が5000人いて、それを実用化するのに大きな力となった。エジソンのアイデアも、いうなればチャチなアイデアであるが、それを実用化するには膨大に人工がかかる。エジソン一人で、それができたわけではない。松本工房も40人の弟子がいて、その皆の力で今のアイデアが込められた仏像ができている。」と。

 

お金つくりの蘊蓄

 昼時、明慶さんから、美術館前の喫茶店でカレーをご馳走になった。明慶さんに出会って、8年目で初めてのこと。ご縁のカレーを食べるにも、10年くらいはかかるのを実感した?(笑) 食事をしながら明慶さんは「小田さんは、どこからお金を作っているの?」と聞かれたので、思わず私の金銭哲学と、その蘊蓄を述べて感心してもらった。

 「お金を使わないから、お金が残らない、豊かになれない。お金を使わねば、お金はたまらない」と私の金銭哲学を披露した。

 

お金は人生劇場の入場券

 貧しい身なりの独居老人が亡くなって、後から床下に、数千万円の札束が発見されたという話をよく聞く。お金はお足である。お足を足止めするから、お金に恨まれて嫌われるのだ。水とお金は、流さねば腐ってくる。恨まれる。お金を足止めすれば、お金エコノミー症候群になってしまう。それでは豊かになれない。

 一万円札は日本銀行券で、お金ではない。本当のお金とは「金塊」である。一万円札の日本銀行券は、人生劇場の入場券でご縁の交換チケットも兼ねている。それも有効期限があり、生きている間しか使えない。

 

退職金が紙くずに変身

 たまに預金封鎖、銀行券更新があり、紙くずになることがある。母方の祖父が退職金を銀行に預けていたが、昭和22年に新円切り替えの憂き目にあい、紙くずとなった。その話をよく母から聞いた。お金を銀行に預けていたためである。お金は「天」に預けねばダメである。

 

お金の魂

 お金は使ってこそ価値がある。お金を正しく使うと、お金がお友達を連れて帰ってきてくれる。正しく使わないから、大切に扱わないから、お金が己を見限って逃亡するのだ。

 モノには精霊が籠っているが、お金には魂が籠っている。お金の「魂」は、己の心に住む鬼が云うと書いて「魂」である。お金の使い方に、己の本心が現れる。その本心を見透かして、お金は逃げもし、寄ってもくる。全て己の心が決めること。

 

ご縁兌換券

 お金はご縁の出会い用の交換券である。お金を使って、出かけ、良いものを買い、良い出会いを見つけ、新しいご縁を捕まえるのだ。そのご縁が自分の未来を創る。そのお金を銀行や床下に閉じ込めて、預金通帳を見て自宅で一人、ニタニタしていては、幸運の女神とは出会えないし、誰も寄り付かない。

 

馬場恵峰先生の無価珍

 馬場恵峰先生は、自費で中国に240回以上も行かれた。一回30万円の旅費として7千万円ほど使った。形には何も残っていないが、しかし頭の中には智慧とご縁がお宝として貯まった。それを無価珍という。無価珍とは、計り知れない価値あるお宝という意味である。それで今の馬場恵峰先生がある。現在92歳、現役で、頭脳明晰である。60歳の時、社会貢献として1億円の借金をして350坪の土地に日中文化資料館を建設した。24年をかけて、借金を完済した。84歳の時である。

1img_3558   日中文化資料館

2img_3557   付属図書館

人への投資

 私は買うなら一番良いものを、付き合うなら一流の人と、そのためにお金を惜しまない。トータルでは、その方が人生経営が効率的で安く、お得なのだ。だから預金通帳の残高は少ないが、無価珍というお宝は貯まった。

 お陰で超一流の先生達の謦咳を聞くことができた。早稲田大学名誉教授篠田義明先生、ミシガン大学のスチブンソン教授、マセイズ教授、馬場恵峰先生、松本明慶先生、三好輝行先生とご縁ができた。

 

本への投資

 その出会いと同じ価値のある本の出会いのため、私は本代もケチらない。昨年は、書籍代が65万円であった。本の内容を、自分で経験して、それを本にすることを思えば、1000円の本代は、安いのだ。そう思って本を買っていたら、いつの間にか、本の総重量が4トンを超えた。高さ2.4m×長さ20mの本箱分の蔵書の量である。それの本棚(3列のスライド本箱)と収納書庫もリフォームで700万円をかける羽目になった。本は重いので床の補強が大変であった。その投資をして多少は智慧が付いた。

 

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日本企業の守銭奴

 今の日本の景気が良くならないのは、貧乏人が預金通帳を見てニタニタしていると同じである。企業は社員の給与を上げず、内部留保に努め、設備投資も控えている。これでは、企業は成長しない。社員は給与が上がらないので、財布の紐を閉めてお金を使わない。悪循環で、これでは景気が良くなるわけがない。

 

布袋様

 布袋様は弥勒菩薩の化身である。菩薩とは如来を目指して修行の佛道を歩く仏様である。布袋様は、現世で自由奔放に諸国を背中に袋を背負って歩く禅師である。その袋を堪忍袋という。その堪忍袋に無価珍を貯めている。無価珍は、諸国を歩き回ることで、経験を積み、智慧が付き、それが何物にも代えがたいお宝となっている。布袋様は、その堪忍袋の口をギュッと握りしめて、それが外にこぼれないようにしている。でもたまには、堪忍袋の口を緩めて、怒りを見せて、持てる智慧を少し出すのも、仏様の愛嬌である。豊かになるために、布袋様を見習って生きよう。先人が考えた智慧は素晴らしい。

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 馬場恵峰書画

2018-09-16  久志能幾研究所 小田泰仙  

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