サラさまは、実は「魔女」だったんです♪
2018年9月17日、大垣駅でサラ・ディビスさんにサイン会の写真データを進呈したあと、電車を待つ少しの時間、待合室で歓談をした。
その時、私の書庫と猫足のピアノの写真をノートPCに入れた写真で見せたら(見せびらかし?)、サラさんが書庫の中の、「奥さまは魔女」のビデオセットケース(全256ストーリー分)を目ざとく見つけ、鼻を「奥さまは魔女」のサマンサのようにピクピクさせて「オー、bewitched(奥さまは魔女)!」と嬉しそうに言ったのにはビックリ。「奥さまは魔女」はアメリカでも、大人気のホームコメディ番組であった。サラさんのなかなか茶目っ気ぶりにも、ユーモアにも感心した。サラさんはフィラデアフィルのテンプル大学の教授なのに、だ。
サラさんの魔女ぶり
サラさんのピアノ演奏会を聴いて、いつもピアニストの芸に感心させられる。11桁の携帯電話番号がなかなか覚えられない私は、曲をピアノで弾くのに、暗譜ができず、悩んでいる。それを100曲も超える曲のレパートリーを持ち、暗譜で演奏して、その音楽性が素晴らしく、サラさんのような天才ぶりを、魔女のように見えてしまう。
サマンサは、人間社会で暮らすときは、魔法を使わず、人間と同じ生活をした。サラさんもピアノを弾くときは、魔法を使わず、血のにじむ訓練をして、今の技量を獲得したはずだ。それを人から見ると魔女の魔法のように見えるのだ。魔女のサラさんはたまに魔法を使って、舞台で日本語を話す。たどたどしいのが愛嬌。でもそれは聴衆への愛なのだ。
「奥さまは魔女」の主テーマ
このコメディー番組がアメリカで熱狂的に支持されたのは、訳がある。単なる娯楽コメディーではない。この番組の変わらぬテーマは、
自分を押さえつけ、社会に順応させるのをやめよ。
仕事の都合より、心の都合を優先させよ。
なんだかんだと言っても、すべてに勝る愛を優先せよ。
自由と平等を尊び、人種差別やマイノリティへの差別をなくせ、である。
だって、魔女はマイノリティなのだ。しかし人間はみんな兄弟なのだ。顔や色が違っていても、同じ仲間なのだ。サラさんもマイノリティだが、音楽への愛が、全てを打破する。
Bewitched Forever(「奥さまは魔女」よ、永遠に)
Sara Davis Buechner Forever
2018-09-18 久志能幾研究所 小田泰仙
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