花より団子の墓参り
2018年9月19日、8月のお盆に行く予定だった墓参りを本日、行ってきた。大垣から名古屋に住む叔母を車で迎えに行ってから、彦根の墓地に行ったので、往復で318キロの走行距離となった。朝8時に出て、帰宅が夕刻の6時である。名古屋市内の渋滞もあり、長時間の運転は60台後半の私には応えた。若い時は良いが、年齢を重ねると、遠距離・長時間運転は、安全上で控えるべきと、再確認した。来年は、叔母に大垣まではタクシー・電車で来てもらい、それから車で送迎しようと思う。
お花のお供えをヤメ
最近、近所の花屋と道徳的なトラブルがあり、今年はお花を買わずにお墓参りをした。そのトラブルが、商売道義上、宗教上、信用上で、あってはならないトラブルで、その花屋とは縁を切った矢先である。そのトラブルを佛の啓示と思い、いつもその店で準備して彦根に持っていくお花を取りやめた。その代わり、お寺さんにお供えするお菓子を奮発することにした。
法事の時は、きちんとお花をそなえればよい。毎日は、自宅の仏壇に、お花とお供えを供えてして、お花の水を替えている。私は毎日、朝のお勤めで読経し、写経をしている。
今日の墓参りで、この1年間の写経分を持参し、お焚き上げをお願いした。毎日写経と言っても、一日は数行で、1週間で般若心経が1枚である。それは恵峰先生が、毎日、数行でよいから、写経を続けるとよいと教えられたのを実行している。
変更事項
考えれば、お墓にお花をお供えしても、炎天下では、水の補給をしないと数日で枯れてしまう。私には遠隔地のため、毎日の水補強は不可能である。お墓にお花を供えても、ご先祖様以外は誰も喜ばず、現世では己の見栄でしかない。お寺さんもお花の枯れた後の後始末で、仕事が増える。
それでそのお花分の金額をお菓子のお供えに代えれば、それがお寺さんとしてお参りに来た人への茶菓になり、お寺さんも喜ぶ。私も、墓参りでの必要総金額が減る。ご先祖さまも、子孫が、金銭的余裕ができてうれしいはず。ご先祖、お寺、当家、菓子屋の4方に益があり、花屋だけが損である。それも経済の原則で、因果応報の帰着である。
40万円の節約
当家の墓は3基あり、3対のお花のお供えが必要である。彼岸とお盆の時のお花代がかなりの出費である。特にお盆時は、お花にホウヅキの花が付き値段が跳ね上る。花屋には稼ぎ時で、客が足元を見られているようで、何か、納得できない。
この処置で、概算すると、40年間で40万円程の節約となる。ご先祖様も子孫の節約での金銭余裕ができ、お喜びのはず。
時期の変更
今年の夏は異常に猛暑で、とても墓参りに行く元気がなく、この9月の涼しくなった時期の墓参りに変更した。お寺さんに聞けば、このお盆は、お参りにみえた方が少なかったとか。
今回の墓参りでは、9月の涼しい気候で、落ち着いて墓前で手を合わせることができた。来年も、この時期の墓参りに変更する予定である。お墓が地元にない場合は、何も8月15日のお盆の時期にこだわる必要もあるまい。自宅の仏壇の前で、お盆のお供えをすればよいこと。
2018-09-19 久志能幾研究所 小田泰仙
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