2019年8月23日 (金)

書評『破天荒』

 これはサウスウエスト航空の歴史、経営方式の述べた興味深い本である。トップやマネジャーが明確な方向と方針を示せば、こんなにも会社が劇的に変化することを示した本である。この本は、部下を持つ管理職や、サービス業に従事する皆さんに是非読んでもらいたい。

 これは、既成概念に取らわれず、サービスの本質とは何かを従業員全員が考えて、突拍子もないアイデアで、サービスに徹した記録である。それ故、会社創立当初から、既得権ある航空会社からさまざまな妨害を受けて倒産させられそうになりながらも、他社を凌駕して高度成長を果たした成功物語の記録でもある。

ここに出てくる事例は、乗客に対するサービスが他社には真似できないことばかりで、かつ営利目的だけではない事例も多々ある。その事例には温かさがこもっている。そこには、利益のためではなく、従業員にとって、社会にとって、会社にとって、何がベストかを考えて行動する従業員の姿がある。社員と管理職の違いは何か、管理職の役目は何か、を考える上で非常に参考になる。航空会社はサービス業であるが、製造業の我々にも考えさせられる示唆が多くある。

 この会社、サウスウエスト航空の経営はとても風変わりである。それでいて、91年以降、年平均5%を越える売上高利益率は全米航空業界のトップの座を占めている。この5年間、この会社は路線網を132 %拡張し、年間拡張率は20~30%に達している。その点で、この会社の経営方針が並ではないことが証明される。この会社の経営方針は、書名のとおり「破天荒」である。しかし多くの示唆に富んでいた。(1998.08.26  小田)

 

書き抜き『サウスウエスト航空--驚愕の経営 破天荒』

ケビン・フライバーグ他著    日経BP社 1997年1800円

 

成功する秘訣(P143)

▼経営者の立場で考えよ --- 仕事に対しても人生に対しても。

 経営者は、誰が見ていようと見ていまいと結果を出すために行動する。

▼犠牲者ぶるな。

  何をするときでも、必ず結果を出せると信じよ。

▼他人を信頼せよ。

  相手に「あなたは信頼するに足る人だ」という意思表示をすれば、相手はその気持ちにこたえてくれる。

▼会社と個人の指名、ビジョン、価値観を明確に示せ

▼基本理念を実践せよ。

  他人に期待すること、要求することを、自分が実行するのだ。

 

成功する秘訣(P179)

▼新しい道を切り開け。成功に甘んじてはならない。

▼他人に「どうやったのか」と聞く前に、自分で「どうすべきか」を考えよ

 

◆個人としてサービスに取り組む◆ (P332)

 サウスウエスト航空では空港所長や各部長は、持ち時間の少なくとも1/3 はオフィスから外に出て、歩き回る必要があることを自覚している。仕事をしながら、時間をかけて従業員が直面している困難な問題を自分の目でしっかり確認するためのなのだ。

 誠意というのは獲得すべきものであって、既得権ではない。同社の役員や幹部社員は従業員の誠意を獲得しなければならず、従業員もまた上司の誠意を獲得しなければならない。

 

◆サービスは誠意から生まれる◆(P332)

 ウィンストン・チャーチルは、指導者の影響力は誠実さにあると言った。

「人の感情を呼び覚ますには、その前に自分自身がその感情に圧倒されなければないならい。人に信じてもらうには、自分で信じなければならいなと」。指導者が誠実で偽りのない本物のサービスの基調を決めるのである。

「我々は何を得ることによって生活をしているが、人生は与えことによって豊かになる」アルバート・シュパイツァー P341

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◆他の人にして欲しいことをまず自分から実戦せよ◆(P344)

 サウスウエスト航空の従業員が伝説的なサービスを提供し続ける1つの理由は、サービスの本当の意味を知っている指導者に率いられているからなのだ。指導者の行動を見て、従業員は信頼関係がいかに重要であるかを知り、サービスの本質を学ぶ---ピーター・ブロックの言葉を借りれば「上司に管理されるのではなく、奉仕されることによって、会社の繁栄のために意欲的に働くようになる」。サウスウエスト航空の指導者たちは会社を護ることに情熱を注いでいる。その一番重要な鍵こそ人々に奉仕することなのだ。

 

成功する秘訣(P360)

▼他の人にしてほしいことは、まず自分が実戦せよ。

▼情報が多いほど従業員は努力する。

▼模範的なサービスの体験から生きた伝説を生み出せ。

▼すべての人---顧客、同僚、友人、家族---に期待以上のものを与えることを習慣とせよ。

 

◆指導者たちは協力する◆(P363)

 サウスウエスト航空では、リーダシップは協力関係を通して発揮される。サウスウエスト航空の従業員は、指導者と協力者の役割を交代できる形で仕事をしているのだ。リーダシップの本質は、指導者と協力者の間に築かれる人間関係にほかならない。

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◆リーダシップの本質は奉仕者である◆(P378)

リーダシップとは、自分が率いる人々のために献身的に身を粉にして働く奉仕者にあることであり、人生の喜びや苦しみを分かち合うことなのだ。

 

◆人間は信頼されると、自信を持つようになる◆(P396)

 サウスウエスト航空は、こんな格言を実践してきたのだ。「人間は信頼されると、さらに大きく成長する」

 私たちの願いは、あなたがこの本に触発され一人の指導者として立ち上がり、思い切った挑戦をすることなのだ。つまり、人々にもっと自信を持ってもらいたいのである。人は自信を持つことによって、夢を描く想像力をはぐくみ、未知の世界に飛び込んで自分の夢を追求する大胆さ鍛え、人々の協力を得るための勇気と説得力を磨くようになる。

 

2019-08-23   久志能幾研究所通信No.1308  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2019年8月22日 (木)

「戒めの言葉」は進化する

 1999年に作った私の「戒めの言葉」は、2003年に下記に進化した。今はこれを継続している。この戒めの言葉を作ったきっかけは、米国統合参謀本部議長パウエルの「私の信条(パウエルの13カ条のルール)」の記事に触発されたためである。彼の信条も1991年から1995年と進化している。

 この彼の「私の信条」の進化を見て以来、私も「戒めの言葉」を進化させ、それを継続している。戒めの言葉を背負って生きているのは、仏様に見守られて生きると同じである。

 

今の私の「戒めの言葉」(2003年度版)

1 時間は命

2 失言に注意せよ(他人の価値観をまず受け入れよ)

3 無意識に攻撃的になりがちな自分を意識せよ

  (自分の立場と自尊心を混同するな)

4 傾聴せよ

5 目の前の現象を神の啓示として見よ。結果が正しい。

  (全ての事象の意味を考えよ)

  忍耐、現状は過去の積み重ね。一日は一生の微分値。

6 本気であれ。変わらなければ未だ本気ではない。

7 自分の意思で選択せよ。

  (一歩前に。無意識な選択を止め、決断を他人に任せるな)

8 ビジョンを持ち、その実現に貪欲であれ。

9 合理的言い訳を無くせ。

10 いつも冷静で親切であれ。

11 心に巣くう恐怖心や、他人の否定的見解にたじろぐな。

12 世の中、まんざら捨てたものではない。

  (特に物事を前向きに考えるなら午前中)

13 常に楽観的であることは、自分の力を倍増する。

 

私の信条(パウエルの13カ条のルール)(1991年)

1 物事は最初に感じたほど悪くはないものだ。一晩寝ればよく見えるようになる。

2 怒れ、そしてそれを乗り越えろ。

3 議論にあまりにも自分を強く押し出しすぎないようにせよ。その議論が否定されたときには、自分もおなじ運命をたどらねばならない。

4 成せば成る。

5 結果をよく考えて行動せよ。

6 反対の事実をあげつらって、優れた判断の妨げになるようなことはするな。

7 人のことには口出しするな。人に自分の判断を任せるようなこともすべきでない。

8 細かいところを点検せよ

9 功績は分かち合おう。

10 平常心を保ち、人には親切に。

11 夢をもて。望みは高く。

12 自分のなかの不安や他人の懐疑心にはとらわれるな。

13 楽観的を貫けば鬼に金棒。

  責任ある地位に就くことは、往々にして人を怒らせるものだ。自分にどんなことができるかは、実際にやってみなければ決して分からない。

    米国統合参謀本部議長 コーリン・パウエル(Colin Powell)

      ボブ・ウッドワーズ著『司令官たち』(文芸春秋社 1991)

 注)『司令官たち』は1990年に起きた湾岸戦争を米国国防省内の人の動きで記録したドキュメンタリー。コーリン・パウエルは黒人で初の米国統合参謀本部議長。米軍の最高責任者としてこの湾岸戦争を遂行した。

 

パウエルの13カ条のルール(1995年)

第1 世の中まんざら捨てたものではない。

特に物事を前向きに考えるなら午前中である

第2 何でも我を忘れてやれば,必ず克服できる。

第3 自分の立場と自尊心を混同するな。

第4 やって出来ないことはない。

第5 何でも注意深く選択せよ。

第6 いい方向に向かっている時には、それに水を差すようなことを必ず言うやつがいるが,惑わされるな。

第7 他人の運命を決める事はできないのだから、自分の運命を他人に任せる事はない。第8 小さいことも見過ごすな。

第9 成果は仲間と分かちあえ。

第10 いつも冷静で親切であれ。

第11 ビジョンを持ち、その実現には貧欲であれ。

第12 自分の心に巣くう恐怖心や、他人の否定的見解にたじろぐな。

第13 常に楽観的であることは、自分の力を倍増する。

追加 「よい行いは必ず人の目に触れる」

 前米国統合参謀本部議長 コーリン・パウエル氏(Colin Powell)『日経ビジネス 1995.07.31』

 

2019-08-22   久志能幾研究所通信No.1307  小田泰仙

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AI時代に使う武器「5つの汗」

 人がかく汗には「体の汗」、「知識の汗」、「智慧の汗」、「心の汗」、「魂の汗」の5つがある。体の汗の仕事は、機械に取って変わられる。知識の汗の仕事は、コンピュータに置き換えられる。智慧と心と魂の汗をかく仕事が、人間の仕事である。心の汗の無い仕事は、付加価値のない仕事である。魂の汗のない仕事は、AIの機械に置き換えられる。それらの仕事に携わっていると失業する。

 

体の汗

 動いて「体の汗」をかいて仕事をするのは当たり前。なにせお客様からお金を頂いているのだから。汗をかかなければ月給泥棒である。人として汗をかいて体を動かさなければ、病気になる。なるべく楽をして、人を騙してでも金儲けしようとするから、世の中が荒んでくる。それが欧米のグローバル経済主義の本質である。

 

知識の汗

 先人が成し遂げた知識を学ぶことに汗をかきたい。そうすれば、先人の失敗の轍を踏まないですむ。先人の苦労の上に積み重ねて、より大きな成果が出せる。

 

智慧の汗

 それでもう少し「智慧の汗」をかいて仕事をすると、体力のいる作業が減り、仕事が効率的になり、より高品位な商品をお客さまに提供できる。智慧の汗をかかなければ、それは仕事ではなく、低賃金、低付加価値のルーチン作業である。それでは新しい付加価値は作れない。

 

心の汗

 その仕事に「心の汗」を付加すると、お客さまに感動を伝える仕事(商品)ができる。その汗とは、その仕事に対する思いと誠意から滲み出るものだ。どんな仕事でも、作る商品は後工程に対するサービスである。お客さまが感動しない商品を売っていては、競争の激しい時代、いつかは淘汰される。それは企業でも、役所でも、組織(含む家庭)でも、個人にもあてはまる冷酷な事実である。そうなると不幸になるのは会社、組織、個人、最後は家族が不幸になるのです。その責任は汗をかかなかった当人にある。心の汗をかくのにお金は不要である。

 

魂の汗

 その仕事は世のためになるのか。ご先祖が喜ぶのか。魂に問いかけたい。良いことなら、断じて行えば鬼神も退く。己は鬼が睨みつける刃のような視線に堪えられるか、自問したい、それだけ気迫で魂の汗をかけば、何事も成就できる。それがたとえ冷や汗でも、世のためになれば、良しとしたい。いくら成果が出ても、世のためにならないことでは、やったことにならない。

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 松本明慶大仏師作 「魂(オニ)」、馬場恵峰書「不動心」

 

汗をかかない弊害

 今、マスコミを賑わしているリストラ、倒産事件や不詳事は、すべてこの5つの汗をかかなかったためである。汗をかかなかった人は、社会や人に責任転嫁する。そして、自分はかわいそうな存在ですと同情をもらうのだ。なにせ人に責任転嫁するのは楽なのだ。しかし、それは被害者の人生である。原因を自分に求めないと事態は解決しない。

 

小川敏市長は「無汗の王」

 大垣市が衰退した原因は、小川敏市長がこの5つの汗をかかなかったため。彼がやった施策は、無為無策で汗の匂いがない。やることが自己顕示欲の塊のようなことばかり。だから後工程の大垣市民は喜ばない。小川敏市長の政策は、市民税を無駄遣いし、市民の財産を目減させ、業者だけを喜ばせた。大垣市民は、小川敏市長の強行した行事には呆れはしても、感動はしない。だから大垣市は地価が半分以下になった。

 小川敏市長の18年間にわたる無為無策で商店街が衰退した。市長就任時の2001年には、大垣市内で小売商店従業員(22,000人)が働いていたのに、2018年にはその約40%(約8,800人・回帰分析の推定値)が職を追われ、消えた。いわば大垣市のイビデン工業(単独3,525人)、太平洋工業(単独1,820人,グループ4,390人)が倒産して、その従業員が路頭に迷ったと同じなのだ。

 大垣経済は、そんな非常事態なのに、小川敏市長は、市政100周年記念行事の宴に酔い痴れ市民税3億4千万円の金をばらまいた。毒入り水饅頭の盃で乾杯(完敗?)である。市民税を浪費しても会計報告をしなくてマル秘にできるので、やりたい放題である。大垣市議会の一般質問でも、議員はヨイショの質疑ばかりである。地方紙も追求せず、黙認である。大垣市が寂れて当然である。

 

2019-08-22   久志能幾研究所通信No.1306  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2019年8月21日 (水)

小川敏市長は、無能政治で大垣市を破壊した

 18年間の小川敏市長の無為無策の無能政治の直撃を受けて、大垣経済は壊滅的な被害を受けた。

小川敏大災害 の 被害状況
 小川敏市長が、自己満足の無能な作業を18年間も続けるので、
 平均地価が 50.2% 安くなった。(2018年現在で)
 人口密度が 58.3% 減った。(2018年現在で)

 小売商店数は 46.7% も減った。(2018年推定)
 
小売商店数は 35.7% も減った。(2014年現在で)

 小売商店従業員は 39.8% が消えた。(2018年推定)
 
小売商店従業員は 30.4% が消えた。(2014年現在で)

 教育・学習支援の従業員の 58.8% が消えた。(8年間で)
  
 小売業商品販売額が 21.7% 減った
。(2018年推定)
 小売業商品販売額が 16.6% 減った。(2014年現在で)

   (2018年の値は回帰分析での推定値) 

   (以上は2001年~2014年 大垣商工会議所のデータ)

               地価は、大垣市の公示地価・基準地価マップ・坪単価 - 土地代データより 

     https://tochidai.info/gifu/ogaki/  

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 以上は2001年から2014年(平成26年)までの統計値で、平成30年度の統計資料がまだ発表されていない。平成30年度は、回帰分析の推定値である。平成30年度の統計値では、もっとひどい状況だと推定される。

20190821

 添付資料 大垣市経済推移20190821.pdfをダウンロード


被害状況の隠蔽
 大垣商工会議所の資料「大垣市の産業」は、小川敏市長の意を受けて(推定)、そこに焦点が当たらないように隠蔽・ぼかして発表している。まるで戦争中の大本営発表と同じだ。一番の問題は、そのため大垣市民が小川敏大災害の被害を認識しないようにされていること。小川敏市長は、市制100周年記念行事で市民の眼を逸らしている。大垣市民も早く目を覚まさないと子孫が泣きを見る。

「大垣市の産業 - 大垣商工会議所」で検索
www.ogakicci.or.jp/service/keiei/pdf/sangyo.pdf

 

無能の証明
 小川敏市長は、無能な市長なのだ。それが18年間の市政で証明された。大垣市は、小川敏大災害を受けて、市内の全家屋が半壊したと同然である。
 18年間の小川敏市政の暴走で、大垣市は没落した。地価は半分になり、人口密度は半分になり、大垣駅前商店街は半分以上が消滅した。

 周りの市町村は小川敏市長のやり方にそっぽを向いた。だから全国で唯一の飛び地の市町村合併が強行された。それも上石津町は2重の飛び地である。
 大垣の発展に大恩のある養老線の存続問題で、回りの町村が小川敏市長に煮え湯を飲まされた。養老線存続のため、周りの市町村は泣き寝入りである。
 大垣市の街並みは、一見美しくなったが、掃除が行き届かず、汚くなった。大垣に久しぶりに帰郷した人が「大垣が寂れた~」が第一声である。小川敏市長が掃除の費用を、節約と称してケチったためである。
 住民サービスが貧弱になり、市民の人心と市役所職員のモチベーションは倦んだ。節約という大義名分で、出すべき金を削減したためである。
 文化芸術活動に金をケチったので、芸術活動が停滞した。

 大垣駅前商店街の活性化のためとして、元気ハツラツ市を10年近く開催しているが、効果がない。その行事のやり方でPDCAも回さず、却って大垣駅前商店街の衰退を促進している。利権に取りつかれてやめられないようだ。そんな腐敗したと噂される政治を小川敏市長は継続している。
 市制100周年記念行事の痴呆的無駄遣いの暴走を誰も止めらない。その公金の使用用途を行政側の都合でマル秘にする条令を作る暴挙をした。汚職が疑われる。国民の知る権利の侵害で、法違反の疑いがある。
 オレオレ詐欺IT風?の「住民票費用等スマホ決済システム」導入と無駄金を使う行政には、目を覆うばかりである。

2019-08-21   久志能幾研究所通信No.1305  小田泰仙
著作権の関係で、無断引用を禁止します。

頭を悪くしよう

「頭のいい人」ぶるのを止めると賢くなる。頭がいいのと知恵があるのは違う。

 

頭のいい人の欠点

 頭がいい人は、相手の問題点を先に見えて、自分の問題点に頭が回らない。

 一度思い込んだら、それが正しいとして猪突猛進である。自分は、一番頭がいいと盲信しているから、小川敏市長は、愚策を18年間も続けることが出来る。そんな愚かなことは凡人には無理である。

 頭のいい陸軍大学校出の参謀たちが、同じ戦法で何度も戦い、それを事前に察知して待ち構えていた英米軍に敗北した。それを一度ならず何度も続けた。敗北から学ぶことさえしない。頭のいい陸軍大学校出の参謀たちが、部下を万歳突撃、玉砕を命令して全員を死に追いやった。

 頭が良くても、名誉欲だけが強い陸軍大学校出の牟田口廉也中将が、無謀なインパール作戦を強行し、26,000人の犠牲者をだした。父の弟もその犠牲となった。牟田口廉也中将の強硬な主張により作戦は決行された。頭のいいと自ら信じている輩は。人の意見など聞かない。インパール作戦は、兵站を軽視した杜撰な作戦であったため、多くの犠牲を出して歴史的敗北を喫した。現在では史上最悪の作戦と言われている。牟田口廉也は生前、その誤りを認めることはなく、部下の無能のせいにして憚ることがなかった。

 小川敏市長は自分が正しいと思い込んでいるので、2018年のギネス水饅頭食い合いで世間の笑いものになっていても気にしない。それは痴呆認知症の前哨症状であるようだ。

 小川敏市長は、公金を無駄遣いしても、その使用用途は市の条令をつくり、マル秘にしてしまう。それを異常とは思わない異常さである。

 小川敏市長は、元気ハツラツ市で10年間も同じ過ちを繰り返して、大垣駅前繁華街が壊滅状態になっても、まだその誤りに気が付かない。この小川敏市政18年間で、大垣市の小売商店が35.7%消えた。30.4%の小売商店従業員たちが、働く場を追われた。大垣市の平均地価が半分以下になった。小川敏市長は、大垣駅前商店街の61%がシャッターを下したのに、その変化さえ気が付かない。認知症の気があるようだ。

 問題の先が見えて、最初から諦める。真因までは考える能力がない。

 やり繰りする方法があるのに、両方ともやる方法を探すことを放棄する。

 冷静で、まず相手の失点を突いてくる。

 頭がいいので目先の損得には鋭い。しかし10年後のことには目が行かない。だから小川敏市長は、10年前に、市役所近くの立体水門川駐車場の保守費が高すぎるとして、水門川駐車場を取り壊した。しかし、最近またその直ぐそばに立体水門川駐車場を作り直した。愚かである。

 燃えない。汗をかかない。

 相手がバカに見えて、話を聞かない。部下の作った原稿を馬鹿にして、思い付きで演説する。それが支離滅裂であることに気が付かない。

 相手の欠点ばかり見えて、まず他責にする。それで進歩が止まる。

 

大垣市没落の原因

 小川敏市長が、大垣を没落させた原因は以上である。彼は頭が良すぎたのだ。頭がよくて有名大学の卒業証書を入手することに最大の価値を置き、それに拘って翌年に東大に入り直した。だから頭がよくて、石の上にも3年などは、馬鹿らしくて、もしくは居る場所がなくなり、超一流の伊藤忠商事を辞めたようだ。

 

他山の石

 私は頭が悪かったので、嫌なことは一杯あったが、前職にしがみ付いて(我慢して)定年まで在籍した。今は幸せである。有名大学や資格試験に受かるための知識の全てを記憶はできなかったが、それを補填する智慧は身に付けた。試験に受かるための知識は自宅の書庫とコンピュータのハードディスクに収めた。その代わり現場で汗をかいて、実務に使える智慧を獲得した。

 人は他人の失敗からでも学べる。頭のいい人は、驕りそれをしない。

 

2019-08-21   久志能幾研究所通信No.1304  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2019年8月20日 (火)

未来計画-8「久志能文化財団(仮称)」設立

概要

 大垣市の文化芸術活動を支援する「久志能文化財団(仮称)」を設立することが私の未来計画(夢)である。その財団を通して大垣の未来を創るため、若者を育てる文化芸術活動に、資金援助をする。

 

現状の問題点

 現在の大垣市には、芸術音楽活動を支援するシステムがない。特にこの20年弱は、小川敏市政の芸術への無知無理解で、大垣市は芸術活動の支援がなく活動が衰退した。このままでは大垣は文化芸術の不毛地帯になってしまう。小川敏市長のように、芸術が分からない人間が増えたら、日本は下品な文化の国に没落である。金勘定しか興味のない人間が増えるから、人心が荒廃し、街が寂れ、凄惨な事件が頻発する。だから大垣市は没落した。芸術活動を教養として、世界の人たちと交流をする人材を育成するのが、我々年長者の責務である。

 

大垣の歴史

 昔から大垣は文化芸術の都として栄えた。江戸末期に、藩医であった江馬蘭斎が江戸で西洋医学を学び、彼によって蘭学医術が大垣にもたらされた。それは、京都に西洋医学がもたらされるよりも早かった。それだけ当時の大垣は進歩していた。江馬蘭斎の娘・江馬細香は教養のある芸術家であった。だから幕末の思想家・頼山陽が惚れたのだ。芸術は世の中を変える。今の若者が日本と大垣の未来を背負ってくれる。年長者はせめてその支援をしたい。

 

江馬蘭斎、江馬細香に関しては、下記の記事をご参考

当ブログのカテゴリー「桜田門外ノ変の検証」

記事  「桜田門外ノ変」の検証 (20)冬夜(改定)

 

滋賀県の例

 滋賀県では、平和堂の夏原氏が創設した平和堂財団がある。その財団では、音楽芸術関係の若手を育てるプロジェクトに支援をするシステムである。それで「カナデノワコンクール」にその支援をしてもらおうと、応募方法の調査をしたら、対象は滋賀県の芸術活動に限定されていて、応募資格なしであった。それなら大垣にもその種の財団を私が作ろうと思いついた。

 故河村義子先生も、音楽活動の資金集めで苦労をされた。その苦労を若い芸術家に背負わせてはならない。

 

設立する支援財団案

 本来、大垣市が文化芸術関係の支援をしてくれれば、問題がないのだが、現在は小川敏市政の芸術への無理解の影響で、それが困難な状況である。それが18年間も続いている。前の故小倉満市長とは大違いである。芸術文化は、パトロンの支援がないとやっていけない。それはヨーロッパのルネッサンス期の状況を見ても明らかである。

 大垣でも一人の財産だけで平和堂財団相当の文化活動の支援は難しいが、多くの企業や有志が共同で資金を出し合って、同類の支援組織を作ることはできる思う。

 その財団で、毎年、芸術活動に関する活動に関する資金援助を募集する。その提案案件を、委員会で審査して、合格した活動案に50万円(仮)なり、然るべき支援金を提供する支援システムを作りたい。

 これから、私はこのプロジェクトに賛同して頂ける企業を探しに、各企業を回る計画をしている。皆さんも協賛いただける方は、金額を問わず協賛金をお願いしたい。

 

実情

 若手の育成事業のカナデノワのコンクールを開催するにも、大垣市の音楽堂を1日借りると、平日で15万円、休日なら30万円の使用料が必用となる。せめて、大垣文化事業団は、その支援だけでもしてくれるとありがたいのだが。今は、その支援がない。その他に審査員、司会者、スタッフへのお礼、賞金、パンフレット費用等でお金がかかる。入賞した子供たちに副賞のお菓子を配るにもお金がかかる。現在は、その多くがボランティア活動として無償で協力を頂いているのが実情である。

 

2019-08-20   久志能幾研究所通信No.1303  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

釈尊とジュリアス・シーザの教え

 以下は1998年当時、部下を持ち、悩み多き中間管理職として、部下の皆さんに「室長通信」として発信したコメントである。今、読み直し、病身の今の身に対して、過去の自分からの励ましとして読み直している。(2019-08-20)

 

 いま立っている階段でうまくいかないからといって、他の階段に移ろうとしても、「今」の階段で責務に全力投入できなければ、どこに逃れても能力は発揮できない。それは意識の問題である。また、そんな考えは他部署への大いなる侮辱となる。逃げたことの過去は、後日の負い目になる。そんな気持ちでは、どこへ行ってもうまくいかない。それは逃げの心、責任放棄である。

 空腹が飢餓の足しにならないように、嘆き・逃げの心は、階段に踏みとどまる力にならない。

              小田 (1998.11.01)

 

 「アングリーマよ、あなたは耐えなければならないのだよ。長く他生にわたって受けるべき業の報いを、今あなたは受けているのだからね。逃げることなく、じっとそれに耐え忍ぶべきなのだよ」---釈尊

        増原良彦著『釈迦の読み方』  1983.04.09

 

 けれども、ほんとは不当な仕打ちなんてないのである。私たちの眼には、入り組み、絡まったその関係の糸は見えないのだが、原因と結果は必ず結ばれているのである。

 私たちは、それを信じなければならない。私に今課せられている運命・苦しみが他の誰でもない。わたし自身のつくった業の結果だと信じて、それを自分の肩に背負わねばならない。他人に責任を転嫁したり、責任を回避してはならない。自分の運命・苦しみであるのだから。それをじっと耐え忍ぶべきだ。

           増原良彦著『釈迦の読み方』  1983.04.09

 

 「アーナンダよ、争いごとが起きたなら、それが鎮まるまでその場所で耐えねばならぬ。それが鎮まってから、別の場所に移るべきだ。戦場にいる像が四方から飛んでくる矢に耐えるように、人々からののしりに耐えるのがわたしたちの務めである。」---釈尊

         増原良彦著『釈迦の読み方』  1983.04.09

 

 正義は狭量なのだ。正義の主張者は、相手に対する思いやりを持てない。

 正義を主張する者は狭量である。自分に対する正義で、そのために傷つき、涙を流す人がいても、正義に盲目になった人間は強引に正義を押し通す。正義にはそんなところがある。だから正義にこだわるのが一番危険である。正義にこだわると私たちは阿修羅とならざるをえないのだ・・・。

         増原良彦著『釈迦の読み方』  1983.04.09

 

◆おかげさま◆

 病気になったのも「おかげさま」、災難に遭うのも「おかげさま」、不況で苦労するのも「おかげさま」、というように、自分にとって招かざる事態になっても、すべてそれが何かを私たちに働きかけてくれているのですから、逆境もまた「おかげさま」と受け止めて行くべきなのです。

「『完全なる知慧の神髄』般若心経のこころ」PRESIDENT 1996年10月号 P166

 

◆ブッディストの3条件◆

 1.人と比べない

 2.神仏に頼み事をしない

 3.世間様に迷惑をかけない

    斑目力曠談 『日経ビジスネ 1997.09.08』「有訓無訓」

 

◆運命◆

 親愛なるブルータスよ。その過ちは我々が悪い星の下に生まれたからではない。過ちは我々自身の内にあるのだ。

     ----シェークスピア『ジュリアス・シーザ』

 

2019-08-20   久志能幾研究所通信No.1302  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2019年8月19日 (月)

108の夢 №3「10億円を稼ぐ能力を作る」

 最近、「死ぬまでにやりたい108の夢」の第三番目に「10億円を稼ぐ能力を作る」を追加した。

 なにも10億円を稼ぐとは言っていない。「稼ぐ能力を作る」である。その能力を作れば、自分の夢を語り、それに共感してもらい、その賛同者を得て、お金持ちの財力を借りることが出来る。そうすれば、10億円のプロジェクトも実現できるという理論である。

 その金を世のために使い、悪いことに使うのでなければ、お金は何とかなるものだ。それが自分の命を長くする糧となる。夢は棒ほど願って針ほど叶う。夢は大きく見るものだ。人は一生かけて、実現できないほどの大きな夢を持ち、それに向かって努力するのがよい。

 

皆で夢を叶える

 やりたいことを全て自分でやろうとするから時間がなくなる。人にやってもらえばよい。自分が生きている間に完成できなくても、後進に後の仕事を託して、自分の死後に完成でもヨシとして、プロジェクトを始めてしまえばよい。他人の金を当てにすればよい。それが世のためになるなら、実現するはずだ。天国からその出来栄えを観るのも楽しいもの。

 そのためなら、踏み倒すのも楽しいもの(?)。大丈夫、相手も保険に入っている(?)。誰も損はしない。飲み食いや利己の為に金を使うわけではない。後は野となれ山となれ。

 

命の値段

 ナポレオンと大石内蔵助と何方が多く稼いだかの問題がある。正解は大石内蔵助である。ナポレオンは敗戦後、セントヘレナに流され、そこで死んだが、誰も彼と死を共にしなかった。昼行灯と呼ばれた大石内蔵助は、同じ志の仲間の47士の命を預かり、吉良屋敷に討ち入り後、本懐を遂げて、死を共にした。つまり人の命、最低1億円の価値がある財産を預かったのだ。47億円を稼いだといえる。それは同じ志を共感したためである。人こそが、1のものを2にも10にもできる力を持つ存在なのだ。

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   馬場恵峰書画

 

2019-08-19   久志能幾研究所通信No.1301  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

「戒めの言葉」の導き

 先日、身辺整理をして過去の書類を整理していたら、20年前(1999年)に掲げた「戒めの言葉」の紙が出てきた。紙は黄色に変質していた。当時、職場の責任者として悩み、試行錯誤していた時期に、毎日、己を見つめ、心に刻んだ言葉である。多くに書を読み、抜き書きをして決めた「戒めの言葉」である。

 今もその戒めの言葉は、心の隅にあり、無意識のうちに自分の行動を照らしている。その戒めの言葉に感謝である。

 今年、癌を患い余命宣告をされた。覚悟を決めて、その言葉を再度、これからの人生の戒めの言葉として掲げることにした。この戒めの言葉があったから、私は人生航路で沈没しなかった。それで今の自分がある。

 今からの人生で、この戒めの言葉を基に新しい「戒めの言葉」を考えたい。人は戒めの言葉をもたねば、堕落する。皆さんも自分専用の「戒めの言葉」を持たれることを薦めます。

 

以下は私の「戒めの言葉」(1999年当時)

戒めの言葉        99.05.25

1.一期一会  出会いの種を蒔いてます。出会いの機会は自分で作ってます。

 その一瞬と出会いを最大限にして生きてます。今しかできないことが最優先。

2.楽天的な思考し、プラスの言葉を使ってます。 自分は運がいいと信じています。

3.障害を飛躍のチャンス(神恵)にしてます。 おかげさま 抵抗が揚力を生む。どんな場合も他人のせいではない。自分のせいだ。それは神様の啓示。自分に起こる事は全て自分にとって良いこと、神様が一番いい方向に導いてくれる。

4. 運命の手綱は自分で握ってます。 すべては自分の意思で選びとり、決断したものもの。自分自身の意見を持て。自分の主張を持ってこそ、強い行動力が生まれる。         

5. 即断即決せよ。 優柔不断なし。神の意思に則る。時に決断に鬼神をも恐れず。

6.やって出来ないことはない。死んだ気、その気になれば全て実現。 自分の中にある可能性を最大限に信じよ。真剣で知恵を出しています。中途半端だと愚痴が、いいかげんだと言い訳ばかり。     

7. 夢に対して、「思いと目標」を出してます。知恵と計画を創成しています。        

8.管理者であるよりも、指導者になってます。

9. 超一流を、1番を、目指しています。 2番ではダメ。一流ではダメ。

10.謙虚さと笑いを両立してます。 謙虚しすぎは萎縮、行き過ぎは傲慢。勢いが必要。  

11. 自分の立場と自尊心をわきまえてます。しかし、必要なときに、言うべきことは言うこと

 

小川敏氏の場合

 この2年後の2001年に小川敏氏が大垣市長に就任した。彼は大垣市長として、自分の戒めの言葉を持って政治に当っていただろうか。彼の18年間の大垣市長としての足跡を見ると、有名大学を出たという看板だけで、驕り、自惚れて暴走していたとしか思えない政治実績である。

 18年間の小川敏市政の暴走で、大垣市は没落した。地価は半分になり、人口密度は半分になり、大垣駅前商店街は半分以上が消滅した。全市の小売商店の35.7%が消えた。小売商従業員の30.4%が消えた。製造業従業員の7.7%が消えた。教育・学習支援従業員の58.8%が消えた。(大垣商工会議所の調べ)

 周りの市町村は小川敏市長のやり方にそっぽを向いた。だから全国で唯一の飛び地の市町村合併が強行された。それも上石津町は2重の飛び地である。

 大垣の発展に大恩がある養老線の存続問題で、回りの町村が小川敏市長に煮え湯を飲まされた。養老線存続のため、周りの市町村は泣き寝入りである。

 大垣市の街並みは、一見美しくなったが、掃除が行き届かず、汚くなった。お盆で大垣に久しぶりに帰省した人が、その街の寂れようと汚さに驚いている。掃除の費用を、節約と称してケチったためである。

 住民サービスが貧弱になり、市民の人心と市役所職員のモチベーションは倦んだ。節約という大義名分で、出すべき金を削減したためである。

 文化芸術活動に金をケチったので、芸術活動が停滞した。

 市制100周年記念行事の痴呆的無駄遣いの暴走を誰も止めらない。その公金の使用用途を自己都合でマル秘にする条令を作る暴挙をした。

 オレオレ詐欺IT風?の「住民票費用等スマホ決済システム」導入と無駄金を使う行政の暴走には、目を覆うばかりである。

 

2019-08-19   久志能幾研究所通信No.1300  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

 

2019年8月17日 (土)

オレオレ詐欺IT風?に溺れた小川敏市長

被害者は大垣市民

 大垣市が、住民票コーピ取得などの支払いをスマホ決済できるようにすると発表した。小川敏市長は、全国で初めてだと大威張りである。岐阜新聞も中日新聞も絶賛である。岐阜新聞は、ご丁寧に小川敏市長と業者のツーショットまで載せる大サービスである。こんな市長と地方紙がのさばっているので、大垣市は没落した。

 地方紙の2紙は、単に大垣市役所の言い分を掲載しただけである。その是非を考える頭がない新聞紙である。小川敏市長に都合の良い話しか書いていない。だから2紙は購読に値しない新聞である。それは戦前の大本営発表をそのまま掲載して、国民を舞い上がらせ、日本を太平洋戦争と敗戦に追いやった新聞社のやり方である。これもフェイクニュースの類である。

 

市民のメリット無し

 住民票や戸籍抄本などの費用は数年に一度の頻度でしか発生しない。それをスマホ決済しても、市民には全くメリットはない。僅か100円の金を節約するのに、スマホ決済のシステムを税金で作るのは詐欺にあうようなもの。「オレオレ、キャッシュレスですよ」と騙しているようなものだ。システム構築に数億円(推定)をかけ、さらに多額の年間保守費用(システム構築の約1割)を払い続けるのは、市民税の無駄遣いである。

 いわば住民票写し代100円を無料にする代わり、裏から黙って市民税で一世帯あたり1,500円を徴収し、さらに毎年保守費用で150円を徴収するたくらみである。

 システム構築費用を推定1億円(何故か非公開)として、大垣市の66,471世帯で割ると、一世帯当たり1,504円の負担である。さらに年間150円余が保守費としてかかる。そのスマホを持つには月に5,000円ほど費用がかかる。100円の節約の為に毎月5,000円の費用がかかるスマホが必要である。

 高齢化社会で、大垣市民の老人の多くは、スマホ決済など縁がない。そんなシステムになったら大迷惑である。たぶん小川敏市長も使えまい。

 私はスマホを持っていない。日頃はPCとタブレットを駆使しているので、その必要を感じない。住民票等を市役所に取りに行くのは、10年に一度である。私の前職は、1兆円企業のIT部門の責任者であった。その経験から意見を記述している。

 

別の解決策

 その住民票などの市民が支払う伝票費用を無料にすれば、そんなシステムなど不要である。それで、市民一人当たり、年間で数百円の費用しか発生しない。大垣市民は年間数十万円も市民税を払っているのに、なぜそれが住民サービスで、住民票複写代を無料にできないのか。

 大垣市は、刈谷市よりも年間、12万円も市民税が高いのだ。高い市民税を払っている「顧客」に数百円の費用の「商品(住民票写し代)」を無料にするのが、市民サービスである。新システムを作るより、安くなるし、市民も喜ぶし、経費節約にもなる。ITオレオレ詐欺風の提案をするシステム会社が困るだけだ。

 

地方紙の大本営発表記事

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 岐阜新聞 2019年8月14日

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 中日新聞 2019年8月14日

市長の使命

 組織のリーダーはやりたいことをやってはダメである。リーダーとしてやるべきことをやらねばならない。小川敏市長は、やるべきことをやらず、一見見栄えの良いが、実質的に愚劣な手法に走るから、大垣市は没落した。小川敏市長は、過去18年間、同じ過ちを繰り返している。彼は過去から学べない人なのだ。

 最近、惚けた老人を騙す商売が横行している。やれ耐震補強だ、安心保険だと、無知な老人を騙して強引に契約をさせてしまう事件である。詐欺師に騙されて、それが必要だと思い込ませて、契約をさせてしまう手口である。

 小川敏市長は、市民の立場でモノを考える能力がない。市長失格である。セブンイレブン元会長の鈴木敏文氏は「店長は消費者のためでなく、消費者の立場で考えなければならぬ」と言ってセブンイレブンを業界の勝者に導いた。しかしその鈴木敏文氏でも、老害としてその座を追われたことは、最近のことである。

 

69歳ご高齢の小川敏市長の状況

 69歳のご高齢の小川敏市長は、ITのシステム構築のプロセスなど分からないはずだ。なにせ多くの政界のトップが、ツイッターやブログで自身の意見を発信しているのに、小川敏市長は全く発信しない。ツイッターもブログも、小川敏市長は全く縁がない。「広報おおがき」等で書いている原稿も秘書室が作った原稿であるようだ。日頃の公衆の前での演説とは、違うトーンの文体であるからだ。

 

小川敏市長のメリット

 小川敏市長は、やれ日本で初めてだと、おお威張りであるが、市民にとって日本初など何の意味もない。なにせ市民には一銭の得にもならないし、逆に損害なのだ。小川敏市長には、業者からの裏金でもあるのではと、下衆の勘繰りで考えてしまう。

 

業者のメリット

 業者はシステム構築で大儲けである。さらに年間保守料で、システム構築の1割ほどの費用が継続的に入ってくる。さらに数年後、バージョンアップだとして、さらに金をせびれるのだ。大垣市は、大事な金づるになり下がる。無知な市長が、ネギを背負ってやってきたのだ。

 

大垣市民の被害

 税金の無駄である。システム構築は金がかかるのだ。失敗すれば数百億円の損害さえ発生する恐れがある。最近、スマホ決済サービス「セブンペイ」で大騒ぎがあったばかりである。小川敏市長は、金儲け主義のシステム会社に騙されているのではないか。

 システムを作れば、その保守、更新管理費用として、年間数千万円の金が必要になる。そのシステムを作るため、システム要件書の作成で、膨大な人工とお金がかかる。全てシステム業者の言いなりである。その算出基準は、素人の市役所の担当者にはチェックできない。すべて業者に言いなりである。その完成後、数年経てば、またシステム更新の費用を請求される。そこで最初に作った費用と同じ費用が発生する。

 

バージョンアップという縛り

 それはWindows10へのバージョンアップのトラブルで、ソフト会社のあこぎな商売が衆知となった。ユーザーはバージョンアップをしたくなくても、システム会社の都合で、バージョンアップをしないと使えなくなる。その時、システムによっては法外な費用を請求されて、泣き寝入りになることもある。

 

バラ色の提案の罠

 ツイッターもブログも電子メールもやらない(出来ない?)遅れた小川敏市長は、現代のソフト業界の状況をご存じないようだ。それに付け込んで、新手のオレオレ詐欺IT風?の提案をシステム会社が持ち込んだのが、今回のシステムの「住民票や戸籍抄本等の支払いスマホ決済」である。一見、「市では日本で最初との名誉」、「集金業務がIT化される」とバラ色の提案である。

 システム会社にとって、売名行為に溢れ、IT無知の老いた市長を騙すのは、赤子の手を捻るようなもの。このシステムは大垣市が初めてというが、他市は採算が合わず、バカらしくて、やらないだけだ。おばかな小川敏市長が、オレオレ詐欺IT風?に舞い上がったようだ。

 

10年前の学びの効果?

 30年前に建設した立体自動型の水門川駐車場の保守費があまりにも高いので、小川敏市長は音を上げて、10年前にその駐車場を取り壊した。小川敏市長は、設備の「保守費」と言うド高い費用に懲りていないのか。老いて忘れてしまったのか、裏金に目がくらんだのか、興味津々である。

 

目先しか考えられない小川敏市長のオツム

 立体自動型の水門川駐車場を取り壊した9年後、小川敏市長は、すぐ近くに自走式立体駐車場を作った。新市庁舎建設に関連した建設である。前の駐車場があれば、作らなくても済んだ建物である。つまり小川敏市長は、目先の保守料に囚われて、10年後の計画に頭が回らなかった。目先の金に囚われる吝嗇家をドケチという。

 

2019-08-17   久志能幾研究所通信No.1299  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。