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2019年8月19日 (月)

「戒めの言葉」の導き

 先日、身辺整理をして過去の書類を整理していたら、20年前(1999年)に掲げた「戒めの言葉」の紙が出てきた。紙は黄色に変質していた。当時、職場の責任者として悩み、試行錯誤していた時期に、毎日、己を見つめ、心に刻んだ言葉である。多くに書を読み、抜き書きをして決めた「戒めの言葉」である。

 今もその戒めの言葉は、心の隅にあり、無意識のうちに自分の行動を照らしている。その戒めの言葉に感謝である。

 今年、癌を患い余命宣告をされた。覚悟を決めて、その言葉を再度、これからの人生の戒めの言葉として掲げることにした。この戒めの言葉があったから、私は人生航路で沈没しなかった。それで今の自分がある。

 今からの人生で、この戒めの言葉を基に新しい「戒めの言葉」を考えたい。人は戒めの言葉をもたねば、堕落する。皆さんも自分専用の「戒めの言葉」を持たれることを薦めます。

 

以下は私の「戒めの言葉」(1999年当時)

戒めの言葉        99.05.25

1.一期一会  出会いの種を蒔いてます。出会いの機会は自分で作ってます。

 その一瞬と出会いを最大限にして生きてます。今しかできないことが最優先。

2.楽天的な思考し、プラスの言葉を使ってます。 自分は運がいいと信じています。

3.障害を飛躍のチャンス(神恵)にしてます。 おかげさま 抵抗が揚力を生む。どんな場合も他人のせいではない。自分のせいだ。それは神様の啓示。自分に起こる事は全て自分にとって良いこと、神様が一番いい方向に導いてくれる。

4. 運命の手綱は自分で握ってます。 すべては自分の意思で選びとり、決断したものもの。自分自身の意見を持て。自分の主張を持ってこそ、強い行動力が生まれる。         

5. 即断即決せよ。 優柔不断なし。神の意思に則る。時に決断に鬼神をも恐れず。

6.やって出来ないことはない。死んだ気、その気になれば全て実現。 自分の中にある可能性を最大限に信じよ。真剣で知恵を出しています。中途半端だと愚痴が、いいかげんだと言い訳ばかり。     

7. 夢に対して、「思いと目標」を出してます。知恵と計画を創成しています。        

8.管理者であるよりも、指導者になってます。

9. 超一流を、1番を、目指しています。 2番ではダメ。一流ではダメ。

10.謙虚さと笑いを両立してます。 謙虚しすぎは萎縮、行き過ぎは傲慢。勢いが必要。  

11. 自分の立場と自尊心をわきまえてます。しかし、必要なときに、言うべきことは言うこと

 

小川敏氏の場合

 この2年後の2001年に小川敏氏が大垣市長に就任した。彼は大垣市長として、自分の戒めの言葉を持って政治に当っていただろうか。彼の18年間の大垣市長としての足跡を見ると、有名大学を出たという看板だけで、驕り、自惚れて暴走していたとしか思えない政治実績である。

 18年間の小川敏市政の暴走で、大垣市は没落した。地価は半分になり、人口密度は半分になり、大垣駅前商店街は半分以上が消滅した。全市の小売商店の35.7%が消えた。小売商従業員の30.4%が消えた。製造業従業員の7.7%が消えた。教育・学習支援従業員の58.8%が消えた。(大垣商工会議所の調べ)

 周りの市町村は小川敏市長のやり方にそっぽを向いた。だから全国で唯一の飛び地の市町村合併が強行された。それも上石津町は2重の飛び地である。

 大垣の発展に大恩がある養老線の存続問題で、回りの町村が小川敏市長に煮え湯を飲まされた。養老線存続のため、周りの市町村は泣き寝入りである。

 大垣市の街並みは、一見美しくなったが、掃除が行き届かず、汚くなった。お盆で大垣に久しぶりに帰省した人が、その街の寂れようと汚さに驚いている。掃除の費用を、節約と称してケチったためである。

 住民サービスが貧弱になり、市民の人心と市役所職員のモチベーションは倦んだ。節約という大義名分で、出すべき金を削減したためである。

 文化芸術活動に金をケチったので、芸術活動が停滞した。

 市制100周年記念行事の痴呆的無駄遣いの暴走を誰も止めらない。その公金の使用用途を自己都合でマル秘にする条令を作る暴挙をした。

 オレオレ詐欺IT風?の「住民票費用等スマホ決済システム」導入と無駄金を使う行政の暴走には、目を覆うばかりである。

 

2019-08-19   久志能幾研究所通信No.1300  小田泰仙

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