2024年8月 7日 (水)

太陽光パネル住宅の誤謬、オウム真理教と同じ道、努力より選択

 

人生では、努力よりも選択が大事である。

 知識の量より、賢さが大切である。知識よりも、合理的に論理的に賢く選択することが大事。世の中の流行に騙されると、地獄を見る。政府が推奨していることが全て正しい訳ではない。政府だって頻繁に間違いを犯している。つい最近も、間違った利上げで、史上最大の株価暴落があった。東大を出た優秀な(忖度が得意)官僚が、その時期を間違えたのだ。

 太陽光発電もその間違いの典型である。その裏に議員の利権が隠れている。官僚の頭にあるのは、天下り先の心配だけである。

 最近になって、やっと電気自動車の嘘が分かってきた。電気自動車はガソリン車より、地球環境を汚している。

 選択を間違えると、オウム真理教信徒の末路のようになる。

 間違った道でいくら努力をしても、末路は絞首刑である。

 犯罪を犯さなくても、間違った道で努力をしては、最後は自分で自分の首を締める。

 住宅会社の選択、住宅のタイプの選択、販売員の選択が重要である。

 彼らの目的は金儲けで、地球環境保護ではない。

 

高山市の古民家に1泊

 先日(7月26日)で高山市の古民家に1泊した。高山市でも日中は30度以上で、岐阜、大垣とそんなにも最高気温は変わらない。朝晩が少し涼しい程度である。

 その家はエアコンなし、扇風機もなしであった。その家の2階の屋根裏みたいな部屋で寝たが、エアコン、扇風機なしで寝ることが出来た。そこで住宅メーカの選択の間違い(ボタンの掛け違い)に気が付いた。

 

Dsc03245

 屋根裏の部屋  ここで就寝

Dsc03315

    高山市の古民家

.
鉄骨の全館空調ハウス

 日本で鉄骨の家を作るのはボタンの掛け違いである。鉄骨住宅は日本の風土に合わない建築手法である。

 鉄骨の家は、夏は暑く、冬は寒い。それは鉄と木材の熱伝達率の違いがあるからだ。鉄は木材の400倍の伝達率である。

 また鉄骨住宅は、構造的に気密性を上げるのが難しく、気密性を現すC値を1以下にはすることが難しい。木造住宅ならC値が1以下にすることは容易で、高断熱・高気密住宅にしやすい。その分、光熱費を抑えることが出来る。

 だから鉄骨の家では、断熱材と多く使い、気密性を上げるため、余分の資源を使わねばならぬ。だからコストアップになる。更に全館空調システムを入れねばならぬ。

 だから総合的に、鉄骨住宅は、木造住宅よりも光熱費が高くなる。

 だから全館空調システムを入れるなら、太陽光発電で電気代を抑えねばならぬ。だから鉄骨住宅は、太陽光発電の採用に一直線の選択である。それは最初の選択が間違いだったのだ。

 .

家電量販店の意見

 家電量販店の懇意の店員に確認すると、彼は太陽光発電を勧めないと言う。住宅メーカと真逆の意見である。20年間の電気代で節約できた金額では、太陽光発電装置の減価償却が出来ず、却って赤字になると言う。太陽光パネルは、時間経過で効率が下がって行く。20年経つと更新せねばならぬ。太陽光発電を入れると、重いので、その分、家の鉄骨ををそれに耐える構造にせねばならぬ。それも見えないコストアップである。

 

 鉄骨住宅は、自然の風を入れる構造の自然と一体感のある家にはならない。それは最初の選択が間違っていたのだ。

 間違った考えで、全世界の人が家を作れば、地球の自然再生力が足りなくなり、地球があと2つないと、この世界が成り立たない。

 鉄骨住宅と太陽光発電は、部分最適の家と手段で、全体最適ではない。

 

 太陽光発電は、50円安い野菜を求めて、500円の野菜を10キロも遠くのスーパーに買い出しに行くようなものだ。確かに安く買えたが、ガソリン代、維持費、人件費、時間のロスを考え売るとトータルでは少しも節約になっていない。それと同じである。

 太陽光パネル販売の目的は、住宅メーカの売り上げアップで、地球環境など知ったことではないのだ。彼らは拝金教の信徒である。

 

1

 人類は、地球が再生しているエネルギー以上に、無駄に資源を消費している。

 人類は、1989年頃から、地球の自然が再生しているエネルギー以上を消費するようになった。それから都市の温暖化が始まった。

1_2

 真の「持続可能な社会」とは、どうあるべきかを考えるべきだ。

 上記資料は「これからの社会と地域コミュニティの重要性」から抜粋

 これは7月13日、大垣市が開催した研修会で、渋沢寿一氏(渋沢栄一氏のひ孫)が説明された資料である。
 

2024-08-07  久志能幾研究所通信 2898号  小田泰仙

「久志能」↖ で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

腐乱す、血染めの仏国旗、自由平等博愛の欺瞞

 

フランスの自由平等博愛

 今回のパリオリンピックで、不祥事が噴出している。それは単に、フランス人の本性が表れただけである。日本人が憧れるフランスの華やかさの陰には凄惨な殺戮がある。日本人のフランス観はお花畑状態である。現実を直視しよう。歴史を直視しよう。

 

 フランス国旗の三色の意味である自由平等博愛は、あくまで白人で、同じ考え方の人間にだけに限られた人権尊重の精神である。

 第二次世界大戦でのアジア地区では、フランス人はイギリス人と同様に、現地人や日本兵を人間扱いせず、残虐の限りを尽くした。

 

殺戮の背景

 それは、ヨーロッパが動物を飼育して屠殺してその肉を食べなければ、生きて行けなかった自然環境に起因している。ヨーロッパは、豊かな実りあるアジア農耕社会とは違う。小麦の生産性は、お米に10分の一以下である。ヨーロッパの寒い環境では、お米は収穫できない。ヨーロッパでは、小麦生産だけでは、民族が生きて行けないので、家畜を飼育して屠殺せねば、生きていけない。その屠殺は日常的に行われていた。

 だから人間でも思想が違えば家畜と同じ扱いで殺すことに罪悪感がない。ましてキリスト教会で異教徒の殺害は、神が認めた正しい行為とされていた。ローマ教皇が認めている行為である。

 しかし日本では農耕用の馬や牛でさえ家族扱いである。その殺傷などとんでもない、である。思想が違うのだ。

 だからフランス革命時、平気で多くの思想の違う人を断頭台の送る狂気があった。日本人なら罪悪感でそこまでの残虐性は出ない。

 

植民地支配

 フランスは今でもニューカレドニア島で実質的な植民地支配をしている。 

 ニューカレドニア島はこの世の楽園と呼ばれているが、大多数の現地人は貧困にあえいでいる。フランス政府は、それを救済する処置を全くしてこなかった。フランス政府にとって、現地人は人間ではないのだ。人権はないのだ。だから少し歯向かうと、簡単に射殺される。

 人口の半分近くを占める現地人はフランスからの独立を望んでいる。しかし、現地人は、学校に行けず、高学歴がないため、欧州の企業に就職もできず、貧しいままである。

 フランスの息のかかった政府は、選挙制度を改悪して、ニューカレドニアの独立運動を阻止しようとたくらんでいる。だから頻繁に暴動が起きて、その鎮圧にマクロン大統領が現地入りするほどである。楽園として過ごしているのは、移民したフランス系欧州人だけである。特にフランスは中華思想があるから、それが増長して激しくなっている。

 

アフリカの植民地

 フランスは、今でも旧植民地のアフリカ諸国で通貨発行権を行使して、アフリカ諸国の経済発展を阻害している。旧植民地のアフリカ諸国では、ウランが取れるので、それを手放すわけにはいかないので、フランスは実質的な植民地支配を止めない。

 

フランス革命

 「真のフランス革命」は1789年に始まり1848年のヨーロッパ革命で終わった。 その間約60年に亘り 200万人に及ぶ尊い命が失われた。

 パリで革命裁判所が設置された1793年4月から94年6月10日までに、1251人が処刑されたのに対し、審理を経ない略式判決が許された6月11日から7月27日、(テルミドール9日)までの僅か47日間で、パリの断頭台は1376名の血を吸い込んだ。

 恐怖政治のために反革命容疑で逮捕拘束された者は約50万人、死刑の宣告を受けて処刑されたものは約1万6千人、それに内戦地域で裁判なしで殺された者の数を含めれば約4万人にのぼるとみられる。

 

 日本人の全てに生き物や自然物に佛が宿るという思想は、一神教にはない。一神教では、敵か味方しか選択肢がない。それを踏まえて、世界情勢を見ないと、日本が滅亡の危機に晒される。イスラエルとアラブの争いに妥協点はない。だから2000年間も争いが続いている。日本人ももっと世界の現実を直視しよう。

 近隣諸国は、虎視眈々と日本を侵略しようと狙っている。世界は日本のようにお花畑ではないのだ。お花畑思想だから、非武装中立、非核三原則など戯言をほざく政党が跋扈する。日本人もそんなにバカではないので、それを唱えた社会党は消滅した。その後継の社民党も、現在、国会議員は1名で、絶滅寸前である。

 

 

2024-08-06  久志能幾研究所通信 2897号  小田泰仙

「久志能」↖ で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

 

2024年8月 5日 (月)

もしユリ、もしも小池百合子が自分の妹なら

 

 最近は、サイコパスな人間が上に立って、国民を地獄に堕としている。自分の不正、悪政を全く意識せず、善良な政治家の様に振舞っている。

 サイコパスとは、人の痛みを感じることが少ない精神異常者である。サイコパスは一般的に100人に一人の割合で存在するようだ。

 

 サイコパスな人は、人類の進化には必要なことであるようだ。サイコパスな人間は頭がよく、非情で冷酷な決断ができ、それを躊躇なく実行することが出来るからだ。しかしそんなサイコパスな人間が権力を握り、悪政をすると国民を地獄に堕とす。ヒトラーやスターリン、毛沢東がその例であろう。

 小池百合子東京都都知事や兵庫県知事がそれに当てはまるだろう。

 増税を繰り返し、国民の痛みを感じない岸田首相も相当するだろう。

 小池百合子など、経歴詐称で告訴されても、選挙違反で告訴されても屁の河童である。なにせ警視庁は都知事の配下であるからだ。現兵庫県斎藤知事は、部下を3人も自殺に追い込んで、全く罪の意識がない。サイコパスの典型である。

 

政治の世界 

 そういうサイコパスな権力者の前では、普通の人間は無力である。それに対して正義を振りかざし、突撃して戦うのは、まるでウサギがライオンと戦かおうとしているようなものだ。結果は喰い殺されるだけである。脱兎のごとく、逃げるのが正しい作法である。告発状を出しても、兵庫県の某部長のように、自殺の追い込まれるのがオチである。

 法律という知識から言えば、正義が勝つはずだが、現実社会では、理論通りにはいかない。だから逃げるのが智慧ある人間の行動である。相手は法を捻じ曲げて筋を通す権力をもっている。その取り巻きは忖度の輩ばかりだ。

 

家族

 サイコパスは、家族の中にも存在する。確率的に100人に一人の割合で生まれているから、妹、弟がサイコパスであっても不思議ではない。最悪は毒親という存在さえある。

 現代は、自分の欲望のためなら、子供を見殺しにする毒親が、マスコミを賑わしている。

 今年の4月に北海道旭川市で、19歳の女が、17歳女子高校生を全裸、土下座で謝罪を撮影後「落ちろ」「死ねや」と橋の上から落とし殺害した。これもサイコパスの典型だろう。

 

 そんな妹や弟が、「もしユリ」で家族の一員であるならば、早急に縁を切るべきだ。逃げるべきだ。歯向かっても意味がない。

 お釈迦様でも、「縁なき衆生度し難し」と言われる。お釈迦様でもお手上げなのだ。そんな人間とは、付き合うべき人ではない。人間とは、人と人の間で共生できる人を言う。だから、そうでない人とは、話すだけ無駄である。世の中、正しいことだけでは、生きていけない。それを小池百合子都知事と兵庫県斎藤知事が教えてくれた。

 

結論

 私はそんな類の困りごとを先日、知人から相談を受けた。私は「逃げろ」と助言した。

 損得を考えていたら、自分が壊されてしまう。神仏は、人間に強い骨格を与えられたが、心は壊れやすいガラス細工で作られた。だからメンタルな攻撃には、自分で自分を守るしかない。三十六計、逃げるだけだ。

 

 「三十六計」とは、中国古代の兵法で用いられた三十六の計略である。作戦はいろいろあるが、逃げるべきときには逃げて身の安全を保ち、のちの再挙を図るのが最上の策である。逃げるが勝ち。人として知識も大事だが、賢く振舞うのも厳しい世を生き延びる方便である。それが智慧である。

 方便とは仏語で、原義は近づく、到達するの意。仏陀が衆生を導くために用いる方法、手段、あるいは真実に近づくための準備的な加行  などをいう。転じて「嘘も方便」などの用例にみられるように、目的のために用いられる便宜的手段などをいうこともある。

 

Dsc065661s

 松本明慶大仏師作 普賢菩薩像

  賢さの象徴の普賢菩薩。普賢菩薩は合掌しているだけ。象も目を閉じている。賢さには道具や武器は不要である。

 それに対して、知恵知識の象徴の文殊菩薩は左手に宝玉、右手に宝刀を持っている。文殊菩薩の乗る獅子は、目をかっと見開いている。

 

Dsc065732s

 松本明慶大仏師作 文殊菩薩像

.

2024-08-05  久志能幾研究所通信 2896号  小田泰仙

「久志能」↖ で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2024年8月 4日 (日)

人生づくりはトヨタ生産システムで

 

「トヨタのもの作り」の基本はトヨタ生産システムである。それは「もの(者・仕事・事象)作り」の基本である。その極意は人生でも同じである。人生づくりはもの作りと同じである。

 

豊田綱領

 一、上下一致、至誠業務に服し、産業報国の実を挙ぐべし

 一、研究と創造に心を致し、常に時流に先んずべし

 一、華美を戒め、質実剛健たるべし

 一、温情友愛の精神を発揮し、家庭的美風を作興すべし

 一、神仏を尊崇し、報恩感謝の生活を為すべし

 

 人生で大事なことは、信じるもの(宗教)をもつこと。動物と人間の違いは、宗教の有無である。宗教の漢字の意味は「家」の「教え」である。ご先祖の教えである。トヨタ家の家訓は、豊田綱領である。日本国家の家訓は、日本憲法である。会社というお家の家訓は、社是である。社是のない会社はろくでもない会社である。

 いくら人事を尽くしても、それを超越した存在がある。それを人は神、佛、自然、運命、天ともいう。豊田綱領では神仏とご先祖を敬い、報恩感謝を忘れるなと言う。

 

整理整頓清潔清掃(5S)

 5Sはトヨタ生産システムおける人生の極意である。

 それを古来の日本では、仁義礼智信という。人脈の整理整頓(5S)をしよう。縁なき衆生は度し難し。悪縁を整理整頓しよう。腐れ縁が自分を不幸にする。

 戦略を練る場所(家)を5Sしよう。戦術より戦略が大事。そのため5S。

 人生計画を5Sしよう。自分に残された時間はそんなに多くない。人は生まれた時から死が約束されている。人生は3万日しかない。多くの人が残り時間を意識するのは、残りが5千日を切った頃だ。

  72歳が男性の健康寿命で、その後の9年間は医者通いか寝たきりである。最悪は認知症である。

  還暦を迎えると、筋肉量は、若い頃の半分である。一般的に30歳代くらいから少しずつ脳の萎縮が始まり、65歳くらいになると、CT画像で肉眼的に「明らかな萎縮がある」ことが分かるようになる。

 人は生老病死である。

Dsc002361s.

前工程は神様、後工程はお客様

 モノ作りで、前工程で決まったことに後工程の自分は何も言えない。前工程の製品規格は、製品設計段階で決められている。自分の担当工程で文句は言えない。

 人生のご縁は、人を育てる工程の前工程である。どんな環境でもご縁でも、自分の意志ではなんともならない。全て受け入れることから人生は始る。

 人が生まれる確率は、1億円の宝くじが百万回連続で当たると同じ確率である。(村上和雄筑波大学名誉教授談)

 そんな稀有の存在で、今の生まれた時代と場所は神仏が決めたと思うしかない。だから置かれた場所で花を咲かせるしかない。戦争中の日本、極貧の国に生れなかったことを喜ぼう。

 

先入れ先出し

 先入れ先出しとは、先に仕入れた材料から順番に使う。それが品質管理の原則である。 

 年功序列とは、先入れ先出しである。人を育てるには、抜擢人事や飛び級はご法度である。人を育てるには、地道に多くの経験をさせて育成するしかない。

 

日々改善

 どんな工程でも無駄を見つけて、一歩一歩改善していく。最初から完全なものはない。そういう鈍くさいことを繰り返して、トヨタはド田舎のトヨタから世界のトヨタになった。

 人生でも同じで、日々、同じことを繰り返しである。その中で露見した自分の欠点、問題点を少しずつ治していくしかない。

 ローマは一日にして成らず。大木も一日では大きくならない。

 

カンバン方式

 時期が来たら、黙々とそのカンバンを処理する。

 受験期が来たら、受験勉強をする。若い時に勉強しないと、頭が追い付かなくなる。

 定年のカンバンが来たら、潔く退く。そうやって組織の若さが保たれる。

 定年延長で会社にしがみ付くと、自分の元部下の上司から派遣社員扱いをされ、「生前火葬」の儀で、誇り高いプライドが燃やされる。定年後1年も経つと、精神はボロボロになり、5年間の定年延長を待たず辞めていく。

 死のカンバンが来たら、黙って受け入れ、この世を去っていく。お釈迦さまでもそうされた。家族が世間体を気にして、延命措置で生にしがみ付くから、死にゆく人を拷問の苦しみに追いやる。

 

現地現物

 どんな問題でも、自分の足で現地に行き、自分の目で状況を完全に把握する。これは人生のどんな状況でも同じ。それしか問題は解決しない。

 問題が起これば、飛行機を使ってでも、飛んでいけ。

 

5回の何故

 問題が起きて、対処療法で処置するから、問題が再発する。

 何故、なぜを5回繰り返して、真因を見付け、対処すること。

 私は自分のがんをそうやって治した。

 

5_

一桁、ゼロを一つとる、10倍の大きさで考える

 最初に小さく目標を立てると、大脳生理学的にそこまでしか人間の頭は努力しない。

 棒ほど願って針ほど叶う、それが人生だ。

 棒を願わねば、針ほども叶わない。

 

 

The_toyota_wat_

_


2024-08-03  久志能幾研究所通信 2895号  小田泰仙

「久志能」↖ で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

 

2024年8月 3日 (土)

人間の肉は不味い、太陽光パネル宗教戦争

 

 7月26日、高山「あぶらむの宿」での会食で、以前、兵庫に住んでいた人の雑談が面白かった。

 ミミズを食べて育ったイノシシの肉はまずいという。イノシシは飢えると大石までもひっくり返して、その下にいるミミズを食べると言う。

 豊かな森で暮らす猪は、ドングリを食べて育つ。そのイノシシの肉は美味しいという。

 草食動物の牛の肉は美味しい。

 肉食のライオンの肉はまずくて喰えたものではないそうだ。

 

Dsc03315s

 あぶらむの宿

Dsc03213s

  自然食が並ぶ宴会の食事

Dsc03223s

 宴の後の広間

.

人間の肉の味

 そこで、人間の肉の味に思い至った。人類がこの地球上で、生き延びられた理由は、人間が雑食であるので、人肉がまずいからだそうだ。だから野獣に喰われることが無く、生き延びられたという。

 

喰えん人間、喰われる人間

 一つの考え方しか食べてこなかった人や単純で純粋な人間は、宗教狂団にとって、美味しい人間だ。その人は宗教狂団の餌食になりやすい。その人間を洗脳するのは容易であるからだ。宗教狂団は、その人に教義を押し付けて、美味しく喰えるからだ。

 会社から、「太陽光発電は良い」と洗脳されると、社員は自分の頭では考えず、猪突猛進で太陽光パネルを売りまくる。

 偏狭な考えに凝り固まって洗脳された人間は、「煮ても焼いても食えぬ」人と表現される。それでは人間社会で爪弾きである。

 

 だから多くの学びをして、高い見地から物事を判断できる人になるべきだ。そういう人は知識と智慧を備えている。知識だけでは駄目なのだ。そうすれば、宗教狂団に洗脳されることもない。

 素直に物事をみて、宇宙根源の理に反せず、偏狭な考えにならないようにしなければ、宗教狂団に喰い殺される。そんな人間は社会から爪弾きである。

 現在の世の中は、政府やマスゴミに洗脳されて、政府のやりたい放題で、議員は裏金でウハウハである。それは日本人が洗脳されているからだ。

 

私の宗教歴

 私も今まで人生に悩み、阿含宗(オウム真理教のモデル)、統一教会、念仏宗、天中殺教(宗教とは少し違うが)、等の勧誘に負けそうにもなったこともある。

 実際は今までの経験、知識で、家の宗派の曹洞宗、神道、お天道様教、トヨタ教、松下幸之助教が正しいと信じ、自然と入信(?)していたので、手前で思いとどまり、道を誤ることはなかった。

 今はオダ仏教の教祖?として、信徒は自分だけの一人教団で活動している? 

 

一神教と多神教

 宗教も一神教と多神教がある。多神教は、ものごとを一歩引いて眺める余裕と謙虚さがある。そして寛容である。

 しかし一神教はその宗教を信じるか、そうでなければ死である。寛容を許さず、選択肢は一つしかない。だからイスラエルとアラブ諸国の宗教戦争は2000年経っても収まらない。

 

自然エネルギー活用教団

 太陽光発電信仰は、いわば一神教である。それを信じられないなら、それは彼らにとって敵なのだ。だから怖しい偏狭集団である。

 世界の自動車業界は電気自動車一本鎗の戦術で攻めてきた(一神教)。トヨタは多神教として多方面の方策を準備する戦略で対応してきた。当初は、トヨタの戦略がまちがっていると非難されたが、この頃、その正しさが見えてきた。その一方で、電気自動車一本鎗の欧米・中国の自動車会社は、電気自動車の欠陥が現れてきて、その対応で大慌てである。

 

宗教とは

 宗教の「宗」とは、「ウ冠」と「示」からなる象形文字である。「示」は神仏へのお供えを載せる木枠の象形文字である。だから宗教の意味とは、その家の教えであり、ご先祖の教え、家訓である。だから日本に5千万軒の家庭があれば、5千万件の宗教がある。その根底の基本は同じである。だから、私の家は、おだ仏教である。

 日本の13宗は、いわば大量生産の規格化されたファミリーレストランと同じである。各家庭に教え(家訓)は、家庭料理に相当する。

 

太陽光発電教

 「太陽光発電教」も、狭い視野で、自分の会社の利益だけ、会社からのノルマだけに囚われて、他の不利益は目に入らない。その販売をごり押しするから、誤って道を歩む顛末となる。各論は正しいが、綜合的に地球環境的には間違った行動となる。世界経済の総合判断、地球環境の考慮、未来の地球環境から判断して、採否を判断せねばならぬ。それから判断すると、SDGs教は、間違った異教の宗教である。人類には間違いの教えである。その典型が太陽光発電である。

 

何が正しい?

 何が正しいか、その答えは、利権を離れて、素直な目で、宇宙根源の理に合わせてみないと、見えてこない。少なくとも、私は太陽光発電の利権には関係ない。太陽光発電に拘る人は、利権に染まっている人々だ。

 

2024-08-02  久志能幾研究所通信 2894号  小田泰仙

「久志能」↖ で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2024年8月 2日 (金)

築50年の日本家屋をオール電化、防寒防暑、災害対策

 

 我が家は1970年に建てた日本家屋である。私はその家屋を2011年から8年かけて改築した。大地震のことを考慮して、耐震補強をして、当初の建物強度0.5から1.0にまで上げた。建物強度1以上なら震度6の地震でも倒壊しない。大災害時、建物が倒壊せず、命さえあればまた人生をやり直すことが出来る。

 近い将来、追加の補強をして、建物強度1.2に上げる計画である。

 近い将来起こるであろう南海トラフ巨大地震では、大垣は震度6が予想される。

 

オール電化

 安全のため、ガスを止めて、オール電化にした。

 歳をとると火の扱いに不安も出てくる。そのため直火を使わないオール電化にして、ガスコンロをIH調理器具に変えた。

 導入設備はエコキュートで、夜間電力利用である。当時はガス・電気代で約5万円だった光熱費が月2万円ほど下がった。現在は電気料金が爆あがりでその効果は少なくなった。しかしガス代も爆上げしているので、効果はあったはず。

 安全のためには、オール電化の選択は、大垣ガスの不誠実な対応の悪縁で、ガス排除の一択であった。それで正解であった。

 

補助の暖房

 さすがに大垣の冬は、エアコンだけの暖房では寒いので、補助的に石油ストーブを入れた。それでも都市ガスの暖房機を使うよりも安い。そのため、換気しても室温を変えない換気装置を付けた。

 

仏壇対策

 仏壇の蝋燭も使用禁止にして、ろうそく形の電灯に変えた。電気式なので、24時間タイマーで自動点灯、自動消灯にすることができた。現在、我が家で使う火は、御線香の火だけである。

 

大災害時対応

 大災害時、ガスの復旧には1ヶ月ほどかかる。それに対して電気の復旧は1週間ほどである。

 上下水道の復旧には、3ヶ月ほどかかる。今年の1月1日の能登半島地震では、発災後3ヶ月経っても、まだ7%ほどしか復旧していなかった。それが冷酷な現実である。

 もう一つの理由として、当時の大垣ガスの経営がデタラメだったので、自分の城を守るため、大垣ガスの排除は必然の一択であった。

安全無視・驕りの「大垣ガス」と闘う - 久志能幾研究所通信

 

   エコキュートは400リットルの水を貯蓄しているので、非常用の水としても使える。そのメリットも大きい。

 停電時の非常用に、カセット缶方式のガスコンロも用意はしている。

 

温度対策

 窓は全て二重ガラスにした。入れられる窓には全て内窓を付けた。つまり4重のガラスで熱対策である。これで光熱費が抑えられる。

 二階の天井には、天井裏の熱気を排出する換気扇をつけた。二階の天井裏は真夏に70℃くらいの暑さになるようだ。その換気扇はタイマーで24時間管理である。

 2階の北側の窓には、室内の熱気を排出する換気扇をつけた。冷たい外気の取り入れも出来る優れモノだ。

 床下は、白アリ対策で、床下換気扇をつけた。タイマーで24時間管理である。

 サーキュレーターもタイマー管理である。

 シロアリ対策は、大事な柱が喰われると、家の強度が弱くなるから、それを防ぐための重要な耐震対策である。

 

 全室、温度計を設置した。温度計は計5台である。最高最低温度を記録できる温度計も準備して状況を把握した。

 

睡眠対策

 二階の部屋は睡眠だけのベッドルームにしている。二階の窓は、今までカーテンであったが、真っ暗にして眠るため、ベニヤ板を窓に設置して、完全に陽の光が入らないようにした。カーテンではどうしても朝日の光が漏れる。

 睡眠こそ、命を守る重要な生活習慣である。熟睡して睡眠時間を確保するため、真っ暗な部屋にする必要がある。ささいな光でも網膜が反応して、熟睡を妨げる。自分の体の震災対策(睡眠不足は、命に係わる事象)である。

 

二階の暑さ対策

 昼間の太陽光で、部屋が暑くなるのを少しでも少なくするため、ベニヤ板の裏に銀紙を貼った。窓から家の外気の熱のエネルギーの70%が入っている。それを防ぐためである。これで日中、最高38℃くらいになる室温が、33℃ほどに抑えられた。その後、寝るときにエアコンで室温を下げるのは、短時間ですむ。

 2階は寝るだけの部屋なので、割り切って窓をベニヤ板でふさいだ。ベニヤ板は置いてあるだけなので、すぐ取り外せるので問題はない。

 

 

2024-08-01  久志能幾研究所通信 2893号  小田泰仙

「久志能」↖ で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2024年7月31日 (水)

古希を迎えて見る夢は、走馬灯の陽炎絵

 還暦を迎えた時に見る夢は、悪夢であった。

 古希を迎えてみる夢は、自分が作り上げた夢の道だった。

 

久志能幾研究所通信: 兵どもが夢の跡 人間関係の葛藤は戦争だ (enjoy.jp)

 

 古希を迎える前に大病を患った。余命宣告まで賜った。しかし、心を入れ替えて、なんとか命を長らえて、古希まで生かされて来た。その人生を振り返り、それが走馬灯のように頭を駆け巡る。不運な人は、その機会もなく、そのまま旅立つのである。それに比べれば、何と幸せなことか。

 

 大病をして、余命宣告をされたから、命の大事さを痛感する。大病をせず、そのまま狂った生活習慣、狂った食生活を送り、結果として突然、脳梗塞、心筋梗塞で死ぬよりも、はるかに良い結果である。突然死では、その死の準備が出来ぬ。

 ガンはその準備の時間を与えてくれる。ガンになって突然に死ぬわけではない。がんは身内の細胞が分裂して出来た事象だ。外からのウイルスでなったわけではない。がんは自分に死ね、と言っているわけではない。がんは「狂った生活習慣を変えろ、狂った食生活を変える」と言っているだけだ。がんはまだ出直すチャンスを与えてくれている。医師は、「ガン部を摘出したから、あとは今まで通り生活で良い」というが、大嘘である。ガンになった真因を、「5回の何故なぜを繰り返し」て見つけないといけない。そうしないと再発する。

 

記憶こそ人生

 人生を振り返り、人生とは記憶であると悟った。その記憶も歳を取るとどんどん薄れていく。そのため記録の保存が必要だ。多くの経験、失敗、成功を体験して、人生を謳歌できてよかったと思う。エリートと呼ばれる人は、大過なく昇進のエスカレータに乗って、人生を波風の嵐を受けず全うするから、末期に認知症になりやすい。

 やりたいこともせず、閉じこもって人生を送っても、それは、生き永らえるだけの「屍の人生」である。ベッドの上で、単に生命維持装置で生かされるのは地獄である。人生は動いてなんぼの世界である。動いて記憶・記録を作ってこそ人生である。その記憶・記録を少しでも多くして、この世を去りたい。そのためには健康でなければならない。

 

Dsc02020s

 書庫に納まった私の50年間の活動記録

  学校・会社のノートは高校生時代から保存

  雑誌『航空情報』は55年間のバックナンバー

  家族の写真アルバムは100年前から

  家系の記録は1734年から

 別の新館には、この書庫に入りきらなかった資料が山とある。

 新館には、80×180cmの本箱が12個である。

2024-07-31  久志能幾研究所通信 2892号  小田泰仙

「久志能」↖ で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

 

 

2024年7月30日 (火)

渡る世界は鬼ばかり、鬼から身を守れ(改)

 

四天王の役目

 自分の考えを明確にし、他の邪悪な思想に取り付かれないように門番の役目をするのが四天王の役目である。目を見開き、高い視点で物を見よと教えている。目や舌や鼻が食物の危険から身を守るために四天王の役目を果たすように、心に入ってくる思想の正悪を四天王として判断する力を付けねば生きていけない。それが出来ず滅んでいった民族は数知れず。歴史を学ばない民族は滅ぶ。

 

回りは鬼ばかり

 自分達とは思想の違う民族が、世界には跋扈している歴史事実を認識しないと、無防備に正道を歩くだけでは鬼に食い殺される。自宅でも寝るときは鍵をかけて戸締りして寝るではないか。非武装中立とは戯言である。きちんと戸締りをするから泥棒が入ってこない。プロレスラーに喧嘩を売るヤクザはいない。必要最低限の自衛の戦力は必要である。

 トヨタの中興の祖 石田退三氏曰く「自分の城は自分で守れ」。

 

白人の残虐さ

 アーリア人は、「俺たちが一番優秀な民族だ」、「人のものはオレのもの」、「俺の考えが正しいと思うのは正しい」、「だから他の民俗は我々に従うのが当然」との考えで歴史を邁進してきた。力による征服で、従わなければ虐殺、よくて土地の強奪、奴隷として搾取である。

原住民との言葉は、「未開の」とのユニアンスがあり、優秀な民族と自負するアーリア人は、罪の意識もなく、やりたい放題で原住民の皆殺しの戦術で世界を席巻していった。そして現在の西洋社会が構築された。

 

中華思想

 中華思想も同じ傾向である。中華思想も自分達が一番偉いとの考えが根底にある。紀元前2000年から続くこの人種の思想はDNAとして今も払拭されず今も鬼畜のように生き延びている。今の中東の紛争は、植民地政策による後遺症であり、アーリア人同士の内輪揉めである。和を重んじる民族には理解不能である。

 

フランス人の暴走

 フランスも中華思想があり、従わない異教徒は暴力で弾圧である。フランス人には、思想が違えば異教徒で、人間ではない。だから平気でアフリカ系の青年を軽微な交通違反で射殺した(2023年7月4日)。それでパリ市で大暴動が起きて戒厳令である。その気質が、今回パリオリンピックでの開催式で現れた。断頭台に送られたマリーアントワネットの血まみれの首を演出に使った。暴力革命を象徴する演出である。暴力革命こそ正しいのだとの宣言である。オリンピックに政治を持ち込むのは五輪の精神に違反である。それを敢えて実行することに、フランス人の本質をみる。多くのフランス人はこの狂気の演出を支持している。それが異常である。

 フランスの自由と平等と博愛は、あくまで同じ思想のフランス人民間だけの話である。だからフランスは今でもアフリカ諸国を実質的に植民地支配を続けている。

 先のロンドンオリンピックでのエリザベス女王に敬意を掲げて王室を演出した式典とは対極のフランス人の演出である。

 人種の持てるDNAは200年経っても変わらない。

 

アーリア人による民族皆殺しの歴史 

(中国人はアーリア人と同じ思想を持つ)

 イギリスがアテスカ帝国を皆殺し、滅亡

 スペインによるインカ帝国を皆殺し、滅亡

 イギリス人(現アメリカ人)のアメリカ原住民のインディアン950万人の殺害

  西部劇は、白人が正しいのだとの洗脳映画。

  実際は、先住民のインディアンの土地を強奪した白人の虐殺劇

 

 イギリスが侵略しオーストラリア原住民を皆殺し、植民地として統治

 アメリカでのハワイ原住民の皆殺しでハワイ併合

 列強諸国によるインド、アジア、アフリカの植民地化

 英国は中国人にアヘンを売りつけ、因縁をつけてアヘン戦争を起した

 米軍は東京大空襲での民間人10万人焼殺、原爆での20万人の虐殺した

  東京大空襲は山の手周囲を焼夷弾で炎に包み、逃げ道を閉ざして爆弾を投下

  広島、長崎の原爆は、米軍歴史資料では爆発実験の項に分類されている。

  米軍の日本本土無差別爆撃で、非戦闘員の死傷者100万人

 ヒトラーはユダヤ人を1700万人虐殺 

 スターリンは2300万人を虐殺

 中国共産党は4000~6000万人の自国民、他国民の虐殺

 中国共産党によるチベット民族皆殺し作戦進行中    120万人の虐殺

 中国共産党による仏教寺院の破壊活動(仏教の平和主義は共産党に不都合) 

 

洗脳教育

 思想に犯されて誤った道の進んだ優秀な若い人たちが、つい最近の日本にも存在した。誤った思想に洗脳されて、地下鉄サリン事件を起こした。普通の人よりも頭の良い子達がである。学校もまともに出ていない狂祖に取り付かれると、正悪の判断もできない地獄の餓鬼道に堕ちる。

 

 現在は拝金主義という鬼に取り付かれて洗脳された人が跋扈している。拝金主義に犯されると、貧富の差が拡大した格差社会が出来ると、社会不安が増大し暴動が発生し、最終的には社会が崩壊する。拝金主義者は、今、己の立っている社会が崩壊すれば、己も生きていけないことが分からない人たちである。拝金主義とは、金勘定だけがよくできる餓鬼どもが罹る病気である。

 

太陽光発電の洗脳されたハウスメーカー

 その典型が自然環境を守るとの名目で森林を伐採し、太陽光パネルを敷き詰めて、自然の再生力を抹殺している。その結果が、土石流発生、山林火災発生、住み場所がいなくなった熊が山から下りてきて熊被害の拡大、都市の亜熱帯化である。太陽光発電の利権の横行で、「再生エネルギー付加金」の増税、議員の裏金ちゅーちゅーで、増税の嵐である。現代の太陽光発電は地球環境の維持には逆行の施策である。

 

毒食品の拡大

 体に悪いことを知りながら、金儲けのために添加物まみれの食品を売るメーカは死餓鬼ではないのか。

 

歴史の証明

 金や権力、強欲の本能に目が眩むとどれだけ非道の鬼になれるか、歴史が教えてくれている。その歴史を学校では教えてくれない。権力者が、自分に都合の悪いことは検閲するからだ。学校で習う歴史は、あくまで西洋の視点で、勝者と権者の立場で見た歴史観である。洗脳教科書である。もっと目を見開いて物事を観よと広目天は言う。在れども、その気になって、持てる知識を総動員して視点を変えてみないから、真実が見えない。西洋史観に騙されてはならない。自分を守るのは自分である。自分の城は自分で守らないと家族が殺され国が滅ぶ。

 先の大戦で、父の5人兄弟のうち、2名が戦死している。父も戦後2年間のシベリア抑留を強いられた。父がシベリアから生還できなければ、今の私の命は存在しない。シベリア抑留では一説に10万人の邦人が極寒の地に散った。ロシアの鬼畜の火事場泥棒による戦争犯罪である。戦争は身近にある。つい79年前のことだ。

.

出合い

 同じ年に、「生と死を考える会」の会長・古川秀昭氏(現ОKB美術館館長)の家族と氏は、満州から1年間の放浪生活を経て、命からがら生還された。だから私と古川秀昭氏とのご縁ができた。お互い、どっかで死んでいれば、会うことのない縁であった。一つの生が生まれる確率は、1億円の宝くじが100万回連続で当たると同じである(筑波大学名誉教授村上和雄氏談)。だからこの出合いは、天文学的な確率の出会いである。出合いに感謝です。

.

報道機関の責任

 戦前、真実を報道せず、戦争を煽って戦争に導いたのは、今の新聞社である。その反省もせず、存続しているので、その体質は戦前のままである。だから今の日本を堕落させている責任の一端がマスコミにある。だからマスゴミと呼ばれる。私はテレビは見ないし、新聞を取るのもやめた。

 

039a0681s

 松本明慶大仏師作 広目天  高野山中門にて

  2015年 4月25日 撮影

 

 

2024-07-30  久志能幾研究所通信 2891号  小田泰仙

「久志能」↖ で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2024年7月27日 (土)

日本の危機、「優しさ」とは「差しさわりの実行」、「愛」の反対は「無視」

 

 子どもに、差しさわりのある言動で干渉することは正しい教育である。

 現代日本では、学校で教師が子供に「差しさわりのあること」を言動すると、クレーマーのような親が学校に怒鳴り込んでくる時代だ。教師が正しい教育をできなくなっている。

 現代は、問題が起きないように、問題を起こさないように、教師がびくびくしている。校長や教頭は教師たちへの指導で、差しさわりのあることをさせないようにしている。公的教育界が、官僚の世界と同じ、減点主義になっている。

 会社でも部下のことを思って叱っても、それがパワハラとされてしまう。世の中、ポリコレが暴走して、社会が崩壊してきている。

 この現象での最大の被害者は、日本の未来を背負う子供達だ。これでは日本の未来が失われる。

039a09441s


 

愛の反対は無視

 教育とは、子供への愛である。愛の反対は「憎悪」ではなく、「無視」である。愛があるから心配して過干渉もするし喧嘩もする。厳しいこともさせる。間違っていれば叱る。愛が無ければ、相手がどうなっても知ったことではないから、「無視」である。無視が子供には一番残酷な仕打ちである。

 同じように、相手に対して愛があるから「優しく」なり、相手の将来を考えて、敢えて厳しいこと(差しさわりのあること)をする。それがが「優しさ」なのだ。

 

教育とは

 ラテン語の教育は「殴る」が語源となっている。「教える」という「教」の偏は大人と子供の象形文字で、つくりは「攵」は鞭の象形文字である。つまり大人が子供を鞭打って育てている姿である。

 つまり西洋も東洋も、成人になる前の子供は動物扱いで、教育という訓練で、大人にさせる。

 それを世間に憚って、叱るべきことを見逃がすと、その子供が正常に成長しない。却ってその子供の将来に害をなす。甘やかされて育った子供の未来は暗い。だから子どもが間違ったことをすれば、殴ってでも修正させるのが正しい教育である。

 

「生と死を考える会」8月例会

 「あぶらみの里」代表の大郷博先生は、あぶらみの里で子供達にキャンプ体験をさせる際、子供達をお客様扱いせず、準備の一部を手伝わせるという。親から見れば「差しさわりのあること」である。大郷博先生は、そうやって子供達に社会の掟を現場で体験させて、大人に成長させるという。

 2024年7月27日に、あぶらみの里で開かれた「生と死を考える会」7月例会で、大郷博氏は、この件を話された。

 

Dsc032811s

 講演をされる「あぶらみの里」代表の大郷博先生   「諸魂庵」で

Dsc03313s

 

 「あぶらみの里」内の「諸魂庵」(会場)


2024-07-27  久志能幾研究所通信 2890号  小田泰仙

「久志能」↖ で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2024年7月25日 (木)

防災倉庫を建てたら、自治会会計は火の車に

 

火の車 

 大垣市からの防災倉庫建設時や備蓄品準備への補助金の増額をお願いしたい。そうでないと安心安全な街づくりは出来ない。

 今回(2024年7月4日)、3年越しの取り組みで、やっと防災倉庫を建てられたが、自治体の会計は火の車になった。今回は今までの積立で何とかやりくりした。

 

あるべき姿

 平均的規模の自治会の年間総収入は約60万円で、それで1棟100万円もの防災倉庫への出費は非常に厳しい。新規で建築確認が必要な場合は、更に建築確認費用が30万円ほど追加される。町内世帯数が100軒の防災備蓄品や防災備品を考えると、実際にはもう一棟の防災倉庫が必要である。

 

 現実には、200万円の倉庫(2棟)とその中に入れる防災備品や防災備蓄品に500万円ほど必要である。また10年保管の防災備蓄品を順次更新するとすると、10年間の更新費用の総額は約120万円である。年間では12万円が必要だ。

 

 それが年間総収入60万円で、市からの防災関係の補助金が年間15万円では、運営不可能である。その補助金では、スズメの涙どころか蚊の涙である。

 

久志能幾研究所通信 2023年3月12日

町内の防災備品リスト 必要費用

 

現在の悲惨さ、行政のノー天気

 そもそも防災倉庫準備は大垣市が準備するべき仕事で、大災害時には、道路やインフラが寸断されて、国や大垣市からの支援が1週間ほどは期待できないと想定される。

 今年の1月2日の能登半島地震では、発災後3ヶ月が経っても上下水道は7%ほどしか復旧していない。つまり非常用トイレだけでも一人当たり、3ヶ月分必要なのだ。だから自治会が自衛として準備が必要である。大垣市は全市で350個の独立型のトイレを準備しているというが、個別の非常用トイレの準備はゼロである。350個といっても、大垣市の人口を考えると、450人に一個のトイレになり、現実的に悲惨である。

 

 

今回、実際にかかった防災倉庫の必要経費

 防災倉庫(本体)       74万円

 事前準備(植木伐採費)    5万円

 旧倉庫処分費          5万円

 旧倉庫の品の移動費       5千円

 換気窓(オプション)     5万円

 防災備蓄品購入の機会ロス  15万円

   (防災倉庫購入年は補助金なし)

 跡地に植木の植え替え    5万円

―――――――――――――――――――――

      合計         109.5万円

  建築確認が必要だと更に30万円が必要

 

 大垣市よりの補助金(2年分) 30万円

 自治会 年度の防災予算   15万円

 (自治会の年会費総収入   60万円)

 

 

 

2024-07-25  久志能幾研究所通信 2888号  小田泰仙

「久志能」↖ で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。