2021年5月 4日 (火)

亡国の大垣市政は、サル化した予算を組んだ

サル化した大垣市政

 今さえよければいい、自分さえよければそれでいい、という考えが大垣市政に蔓延している。新型コロナより怖しい症状だ。

 

新年度予算が可決

 令和3年3月16日に、大垣市の新年度予算が可決された。その内容は、亡国につながる予算である。

 大垣市の新年度予算は、総合計でマイナス3.4%だが、教育費が前年比でマイナス11.4%である。サル化した狂った予算である。

 現在でも、大垣市の児童生徒一人当たりの教育費が県下最低なのに、教育費を前年比マイナス11.4%に削減するとは、狂気のサル化政策である。今さえよければいい、自分さえよければそれでいい、教育は自分達に関係ない、という考えが明白である。

 

 大垣市令和3年度予算 歳出

R31   「広報おおがき」より

 

少子化問題

 大垣と日本の最大課題が、少子化問題である。それを解決するには、教育費に金をつぎ込むしかない。

 その効果は、フランスが「住居と教育・保育行政は節約しない」方針で少子化政策を進めて、成功していることで証明される。2017年、フランスは先進国の中でも高い合計特殊出生率1.88を示した。その6割が、結婚していない親からの出生である。

 要は安心して結婚し子供が生める環境を作れば、子供が増えて少子化にストップをかけられることをフランスの政策は証明した。

 

日本の人口

 日本で出生率が上がったのは、高度経済成長期の1970年代であった。未来は収入が増えると皆が予想し、国民は希望を持って子供を産めた。

 それが今は、政府と大垣市の愚策で、未来が真っ黒けのケなのだ。それでは子供を産めるわけがない。利権を手放さない役人は、その政策に舵を取れないのだ。だから日本と大垣はゆでガエル状態で、衰退である。その利権の象徴が寄付集金団体である。

 

 あろうことか、大垣市は令和3年度の予算で真っ先に教育費を削った。大垣市政界には亡国の政治屋が蠢いている。

 この4月に大垣市長になった石田仁は、小川敏の政策を踏襲すると明言した。大垣市の未来は真っ黒け、である。

 小川敏の20年間の愚政で、大垣市の総財産(公示地価)は半分以下に激減した。それに対して、名古屋市は45%も、刈谷市は10パーセントも上昇している。

 そんな愚策の市政を踏襲してどうするのだ! 公示地価は市政の通信簿である。

 

大垣市の地価推移(2001年以降)

 2001年の地価を100として2018年の地価は

  (公示地価、基準地価の総平均)2001年より小川敏氏が市長就任

 大垣市  49.5

 岐阜市  64.4

 一宮市  75.0

 名古屋市 145.1

 大府市  90.2

 刈谷市  107.2

 安城市  99.0

 岡崎市  94.3

  

2021-05-04 久志能幾研究所通信 2008 小田泰仙

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2021年5月 3日 (月)

安さに目が眩んで、遠方の食堂に行くべからず

 

 安いから、うまいからと言って遠方の食堂に行くべからず。ハイブリッド車で燃費がよいからと言っても、遠方へのお出かけは、時間の無駄がある。遠くのレストランに車で出かければ、1分100円のコストがかかる。安いという700円の食事でも、その場所に行くのに10分間も余分にかかれば、往復で2000円のコストアップである。事故の恐れも増える。時間コストより、命の時間がもったいない。

 また安い料理にも、ワケがあるようだ。料理を激安にするには、劇的な対応が必要だ。それが健康にどういう影響があるかは不明である。

 

  〔事故発生件数〕=〔走行時の事故率〕×〔走行距離〕 

 

 どんなに注意しても一定の距離を走ると、上記の式の確率で事故は発生する。その対策として、自分の運転技量を上げ、この事故率の数値を小さくすること。そして走行距離を少なくして事故の確率を下げることが、交通事故防止である。絶対原則は、運転しなければ交通事故は発生しない。

 

 ある人と週に2回ほど、ある期間、同乗して遠方のレストランに通った。その間で2回、ドッキとした重大事故寸前の事態に遭遇した。私が試験車運転資格(テストドライバー資格)を取ってからこの約20年間で、自分で運転し、同乗した中で、初めての事態であった。ハインリッヒの法則から、異常事態である。このままでは近い将来、重大事故が起きると確信した。対策が必要であった。

 

ハインリッヒの法則

 ハインリッヒの法則は、労働災害における経験則の一つである。1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300の異常(ヒヤリ・ハット)が存在するというもの。「ハインリッヒの災害トライアングル定理」または「傷害四角錐」とも呼ばれる。(wikipediaより)

 

宝くじ

 交通事故は宝くじと良く似ている。当たれば大きい。死亡事故の確率と1億円の宝くじが当たる確率はほぼ同じである。

 私の前職場で、数千円の経費節約のため、遠距離出張に、電車よりも業務用車での出張を指示する管理職がいた。これは部下に対する配慮の欠如である。この宝くじ購入金額と同等の数千円で、「安全」と「時間」が買えるのであるから、そうしないのは宝くじの1等当選を期待しているのと同じである。また「時間を稼ぐ」という意識が欠如した思想である。電車で行けば、安全で、車中で書類も読めるし、疲れも少ない。送りだすほうの職制も、交通事故に関して安心していられる(まてよ新型コロナに感染したら..... 最近は悩ましい。)

 

 貧乏性は、僅かの金をケチッて、事故を起こす確率を高める。この根性では、心の富者にはなれない。また運転に疲れた頭・体で、ビジネスに赴いても成果は知れたもの。管理職の立場で部下を見る時、この時間で本の数頁でも目を通してくれたら、部下の教育として節約以上の効果があると思う。なにせこの間には、電話はかかってこない。

 

2021-05-03 久志能幾研究所通信 2007 小田泰仙

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2021年5月 2日 (日)

ホテルの「おもてなし」ナシ

 

 私はビジネスホテルを、「仕事の前夜、ビジネスマンが仕事の準備をする場所」と考えていた。ところが、「馬場恵峰先生を偲ぶ会」に参加するため、某ホテルに宿泊したら、その部屋の「おもてなし」無し状態に呆れた。部屋の机の上が、備品で溢れていて、ノートパソコンや書類を出して仕事をするスペースがない! これはビジネスホテル失格である。

 ビジネスホテルの「おもてなし」とは、仕事環境を提供する、である。

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ホテルへの不満

 なぜヘアドライヤーが机の上にあるのか。なぜバスルームに置かないのか。

 なぜテレビのリモコンが机の上にあるのか。

 そもそも机の上にテレビが大きな顔をして鎮座しているのが気に食わない。

 私はテレビの電源は滅多には入れない。ニュースは新聞かPCで確認する。今のテレビはロクな番組を放映していないからだ。ビジネスでホテルに泊まる仕事人は、ホテルでテレビなど見ない。ビジネスマンは、ニュース等はパソコンで見る。テレビなど撤去しても良いと思う。

  なぜ湯沸かしポットが机の上にあるのか。なぜサイドテーブルに置かないのだ。

 カップもティーバッグも同様である。今時、ホテルの部屋でお茶など飲まない。置くなら、コーヒーパックを置くべきだ。

 なにせ、このホテルは、無料のペットボトル水を置いていない。以前は無料のペットボトルが置いてあったが、経費削減でなくなってしまった。情けないホテルだ。

 なぜティシュボックスが机の上にあるのか。ティシュボックスは今までは、ベッドの横に置いてあった。

 ホテルの案内ファイルは机の引き出しに入れておけばよい。

 常識でわかる。

 

それで机の上を大整理した。その状態が下図。

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  机上をかたづけた後の状態

 

 整理整頓するにも、時間と手間がかかる。その分、私の命の時間が無駄になる。時間は命なのだ。ビジネスホテルの部屋内は5S(整理整頓清潔清掃)でありたい。そういうホテルを選択したい。

 

2021-05-02 久志能幾研究所通信 2006 小田泰仙

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2021年5月 1日 (土)

恵峰先生はバカ、私はその上を行く大バカ

 

 馬場恵峰先生は、「巻物にいくら書いても売れない。こんなに書を書く私はバカなのだ。それをわざわざ大垣から来て、写真撮影する小田さんは大バカなのだ。お互いにバカだから道友である」とよく言われた。それは馬場恵峰先生の私への最大の賛辞であった。

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 馬場恵峰遺作展 「シーハットおおむら」さくらホームで

 100メートル巻物と50メートル巻物   2021年4月24日 

  100メートル巻物は恵峰先生が2年がかりで書かれた。

P1000088s1  100メートル巻物の撮影風景      2016‎年‎11‎月‎29‎日

  5人がかりで撮影。一人では100メートル巻物を取り扱えない。

  それも撮影に失敗があり3回訪問して撮影し直した。

      その撮り直しも、2回目は1回目の1週間後に飛んで行ったので、三根子奥様が呆れていた。

P1080226s  「奥の細道 全集」の撮影風景  先生の図書館にて     2016‎年‎5‎月‎24‎日

 

 2006年から2012年まで明徳塾で大阪の箕面市に月一で出かけ、2011年頃から、月に一度、長崎の先生宅に写真撮影に出向くようになり、この約10年間で計120回ほど先生宅に行った計算だ。一回の費用が、交通費、宿泊費、お土産等で7万円ほどかかる。それでこの10年間で交通費だけで800万円ほど使ったことになる。明徳塾の費用を入れれば優に一千万円を超える。決して後悔をしていない。今にして良かったと思う。

 苦労して撮影して、本として出版しても、売れたのはせいぜい50部とか100部である。だから出版では大赤字である。それでも写真撮影と出版を止めないのは、儲ける為ではなく、出版してデータベース日本書籍目録に登録し、国会図書館に納品して、馬場恵峰の書を記録として後世に残すためである。

 

 恵峰先生は中国に260回以上も旅行されている。全て自費である。一回30万円の旅費としても7800万円が消えている。金は消えても、形あるモノは残っていない。しかしご縁と智慧が残ったと言われる。それから見れば、私は先生のご縁と智慧の1/100くらいを習得できたのかもしれない。

 

 その間に私が収集した恵峰先生の掛け軸が57本である。色紙や額書や板書を入れるともっと膨大な数になる。個人収集では、大村市の日中文化資料館以外で、私の家が日本最大の馬場恵峰書資料館になったようだ。格上の男に惚れると金がかかる。こんな超ハイレベルの師には二度と会えないと思う。私は良き師に出会えて幸せであった。

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  座敷に掲示の掛け軸、屏風の書は全て馬場恵峰書

 

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度胸智

 今まで恵峰先生の掛け軸を躊躇なく入手したのは、今までに「高価な」絵画を買って「買う度胸」を積んできた経験智があるからだ。「高価な」とは、私にとって高価であって、市場ではごみみたいなものだ。10万円の絵でも私には高価である。デパートでの絵画販売を数多く見てきた目には、恵峰先生の掛け軸は安く感じる。それは恵峰先生が金儲けの為ではなく、後世の子弟の為の教育資材として書き残しているからだ。それも「小田さん価格」で激安で分けてもらっている。

 

人生経営も芸術

 芸術との出会いは一期一会である。その時、買う決断をしないと、二度とは手に入らない。経営も芸術である。何処にもない独創的な経営は芸術である。その人生経営をする師は芸術家である。その師との出会いも一期一会である。

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 馬場恵峰書  2013年頃の作品

 書はワープロではないので、決して同じ書体では書かない。同じ「一」でも書き方を変えて書く。

 

2021-05-01 久志能幾研究所通信 2005 小田泰仙

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2021年4月30日 (金)

肺がん疑い、Go To 地獄

 

 人生の回数券を大事にしよう。老いた親、老いた師、老いた友、老いた己と、あと何回会えるかを考えよう。老いた己の歳と健康状態を見定め、除夜の鐘を聞ける回数を計算しよう。それがそんなに多くないことを確認しよう。

 

回数券が無効

 還暦を過ぎれば、その回数券が無効になる確率はみんな同じである。還暦後に使える回数券の数は限られている。当方がその回数券を使える元気さがあっても、老いた親や老いた師が死の直前になれば、残りの回数券が無効になる。一回の回数券を使えば、使える機会は一回減る。「Go Toトラベル」とは、人生回数券の「Go To 取ら減る」。

 

最後の面会

 今回の面会が最後の利用かもしれない。そう思って昨年末に馬場恵峰先生に1泊2日で4回、計8回お見舞いに行った。歳月は人を待ってはくれない。

 恵峰先生の最後の言葉が「縁あって花開き、恩有って実を結ぶ」であった。恵峰先生は病床で、何度もその言葉を口に出された。私は良き師とのご縁があり、幸せであった。

 人の明日は分からない。だから一期一会として、今回の出会いがこの世の最後と覚悟して、全力で向き合うべきなのだ。日の暮れぬうち、生きているうちである。

 

師は年上、必ず先に逝く

 相手どころか、自分が交通事故、心筋梗塞や新型コロナで、明日死ぬかもしれぬ。そうなれば所有の回数券は全て無効となる。

 この2年間で、私は師を5人も突然に失ってそれを痛感した。人の明日は分からない。それをこれほど痛感したことはない。

 

肺がんの疑い

 そうしているうち、この2021年2月12日、愛知県がんセンターの定期検診でCTを受けたら、非喫煙者の私が「肺がんの疑いがあり」と診断された。現代は非喫煙者の肺がんが増えているようだ。特に夫の喫煙で、妻が副煙流で肺がんや乳がんになるケースである。私も昔の職場での副煙流被害を思い起こした。それで肺がん手術の準備や心の準備で落ち着かない日が続いた。

 一度がんを罹患している身には、「肺がんの疑いがあり」は死刑宣告みたいなものである。地獄行きの宣告である。幸い、2か月間の経過観察の後、4月27日に肺がんの疑いは消えた。

 

 最近の検査では医師が過剰に反応するので、グレーでも肺がんの疑いありと診断されてしまう。見落としで手遅れになるよりはまし、と思わねばならぬ。医師も見落とせば、誤診で訴えられてしまう時代である。

 今回の誤診で再度、命の回数券の限度を再確認させられた。「時間は命」を再確認した。

 

回数券入手は不可

 師や友と10年の出会いがあれば、10年の縁が生まれる。多くの人は、日頃の回数券は無限にあると思って使っているが、ある日に突然、医師から余命宣告されれば、その回数券は大金を積んでも手に入らなくなる。

 だからこそ、師や友との出会いは、悔いのない出会いにしなければならぬ。そこまでやってくれるのかと、師や友を感激させてこそ、真の師事である。私はそうやって、悔いのないようにしてきたつもりだが、現実は悔いばかり。

 

最期の教え

 孝行したいときに親はなし。いつまでもあると思うな、親とカネ。同じように己の命も日々尽きていく。だからこそ今を精一杯生きよう。親と師の最期の教えが「あんたも何時か死ぬのだよ。悔いのない人生を送れ」である。 

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2021-04-30 久志能幾研究所通信 2004  小田泰仙

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2021年4月29日 (木)

スィーツ行列に並び、10分1000円加算で命を削る

 

 2021年2月の愛知県がんセンターの検査で、肺がんの疑いが指摘されたので、4月22日に再検査、4月27日、その再検査の結果を聞きにがんセンターに出向いた。その途中の名古屋駅コンコースにある売店で長蛇の列に出くわした。見れば、行列人はスィーツの販売店の外側に沿って並んでいる。看板を見れば、私から見て、何で並んでまでして買わねばならないのか、そんな希少価値があるとは思えない商品であった。

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行列コスト

 私の時間コスト感覚は1分100円である。行列を見ると、約10分間の行列である。それで10分×100円でスィーツの価格に1000円が上乗せされる計算になる。

 今日、がんセンターで肺がん宣告さるやも知れぬ身には、俗世間のあほみたいな行列に見えた。たかがスィーツ1個を買うのに10分も使うとは、命の無駄遣いである。

 知人に聞くと、希少価値のあるお土産なら、30分も並んでも平気だという。価値観の差に愕然とした。

 

癌細胞もスィーツは大好物

 癌細胞は、スィーツ等の糖分が大好きである。癌細胞は、主に糖分を使った代謝で生きている。糖分は人間が生きるために必要な栄養素であるが、取り過ぎると、癌細胞にどんどんと栄養が流れ込む。

 若い女性の癌がこの40年間で4倍に増えたのは、スィーツの消費が増えたのと無関係ではあるまい。

20160208scan01751    日経ビジネス2016年-02月08号-

 

時間は命

 いつまでもあると思うな、親と金。己の命も同じである。命は一刻一刻と尽きていく。「時間は命」である。スィーツを買うために、行列までして時間を殺すのは愚劣である

 

2021-04-29 久志能幾研究所通信 2003 小田泰仙

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2021年4月28日 (水)

脱炭素・脱智慧の小泉進次郎政策をブッ壊せ

 世間はやれ「脱炭素」、「脱ガソリンエンジン」、「EV化」と騒々しい。環境大臣の小泉進次郎は「脱炭素目標は46%減」とぶち上げた。その根拠は「おぼろげに頭にうかんできた数字だ」とまるで新興宗教教祖のような言いぐさである。

 脱炭素とは、地球環境が壊されるのを防ぐために手段であるが、あまりに中国・欧米の一部の利権業者の都合に合わせた対策である。自然の理に反した政策である。必要なのは、自然と共存の政策である。

 私は電気自動車を買う気が全くない。それは自然界の環境に反するからだ。電気自動車は最適用途に使えばよい。

 

「脱炭素」は自然の理に反する

 私は、この脱炭素政策が、まるで食事療法の「糖質ゼロ」ダイエットのように思えてしまう。今までやりたい放題、食べたい放題をしてきて、病気になって(地球環境が悪化して)、慌てて「糖質ゼロ」ダイエットを始めたみたいなものだ。EV化は、極上のトロを主食の座に格上げするようなものに思える。要は極端な偏食である。

 我々人類は、ある意味で地球資源を「食べて」生かされている。それを血迷って電池や再生エネルギーだけの生活に急旋回しようとしている。しかしそれでは資源の偏食である。限りある資源を満遍なく無駄なく使わないと、地球からしっぺ返しを受けるだろう。石油を全く使わない生活は、まるで「糖質ゼロ」の食事だけで生きていくようなものだ。何事もバランス、満遍なく摂取が自然の理である。

 

各国のCO2排出

中国の強欲

 中国共産党は、今までCO2が多量に出る石炭を燃やし、公害を垂れ流し、反炭素社会を邁進してきたのに、急に脱炭素、脱ガソリンエンジン、EV化である。それは現ガソリンエンジンシステムでは、公害対策や、すり合わせ技術で日本や欧米に勝てないので、EV化で自分の土俵に引きずり込もうとしているからだ。そうすれば、中国がレアメタルの供給で世界を牛耳れるからだ。中国がレアメタルの産出量で世界一である。

 太陽光発電でもそのパネルの原材料の半分は中国が握っている。これも中共の戦略物資で脱炭素の脅迫材料である。

 現在の中国は世界最大の、CO2排出国である。第2位米国の2倍の93億トンのCO2を排出している。EV化以前にやることがあるだろうと言いたい。

 

ドイツの偏食

 ドイツも環境に優しいと偽ってジーゼルエンジンで多量の有害排ガスを出してきた。その悪事が露見したので、慌てて脱炭素、脱ガソリンエンジン、EV化を掲げたにすぎない。

 ドイツは再生エネルギーに舵を切り、再生エネルギーを政府が買い取る。そのため、2030年にはその費用が4.7兆円に膨れあがる。それは2016年の2.3兆円から倍増である。その費用はドイツ国民が税金として払う。だからドイツの電気代はフランスの2倍となっている。

 ドイツの極端なエネルギー「偏食」政策が、国民に負担を強いる。それでいて環境保護になっていない。まるでナチスのユダヤ排斥運動を思い起こさせる。そう、ドイツは何かあると極端に突っ走る。なにか間違っているようだ。歴史がそれを証明するだろう。だれが儲けているのか、見極めるべきだ。

 

EV化の大嘘

 電気自動車は環境に優しいというのは大嘘である。電気自動車を作るまでの資源、運転資源、廃棄資源を計算すると、ガソリンエンジンのそれと同じか、それ以上の資源を使う。メーカの謳い文句に騙されてはならない。此の世で、そんなうまい話があるわけがない。

 

 日本は省エネ、公害対策で地道に取り組んできたので、CO2の排出量は先進国中で最低レベルである。だから電気自動車の普及が進まず、設備が老朽化しても設備更新せず、EV充電施設の撤去が進んでいる。今の日本ではEVだけは不便なのだ。ガソリンエンジンと電気自動車を使い分ければ良いのに、それをEV一辺倒に政策を急変するから、世間がおかしくなる。

 

レジ袋の有料化の愚

 レジ袋の有料化で海に捨てられる廃プラの削減になると言うが、その公害の大半は、中国、韓国から流れ着いた廃プラである。それを日本国民に負担を強いる政策は脱智慧の政策としか言いようがない。レジ袋の有料化でかえって害が増えている。レジ袋の有料化は小泉進次郎の売名行為である。

 

小泉劇場に騙されるな

 当時、首相の小泉純一郎が「自民党をぶっ潰せ」のキャッチコピーで華々しく小泉劇を演じたが、結果として、日本が壊れてしまった。小泉純一郎以降に、日本企業のグローバル化が激増し、日本の自殺者も激増し3万人超えが続いた。派遣社員が増え、郵政民営化を旗印に、多くの企業が米国のハゲタカファンドに売られた。それから日本の失われた30年が始まった。

 同じ轍を小泉進次郎が進めないかを、我々は観察しなければ、我々の生活が壊される。

 

各国のCO2排出量

 国名   排出量   国民一人当たりで

 中国   93.20億トン  6.66トン

 米国   47.61     14.5

 インド  21.61      1.58

 ロシア  15.36     10.66

 日本   11.36      8.96

 ドイツ       7.18      8.64

 韓国          6.00     11.60

 

2021-04-28 久志能幾研究所通信 2002 小田泰仙

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2021年4月27日 (火)

古新聞ガミをお宝に変える

 

 やっと時間の余裕ができてきたので、10年前に溜まっていたゴミ扱いの新聞ガミを整理して、「お宝」に変えた。

 新聞ガミとは、2006年~2014年の英字新聞(”International Herald Tribune” (週刊版), ”New York Times”(週刊版)である。読売新聞社や朝日新聞社発行の英字新聞でないところがミソである。

 英語を学ぶのに英字新聞を読めとよく言われるが、日本語を英訳した新聞ではダメである。日本の新聞社が発行する英字新聞は、日本人が書いた原稿を英訳した版で、日本語臭さがプンプンで、表現が英語らしくない。考え方も日本人の論点で記載されている。おかしな英語(日本語の候文のような)もよく使われている。

 だから私の英語の師である後藤悦夫先生からは、欧米で発行された英字新聞を読めと指導されてきた。その中でも、”International Herald Tribune” (週刊版), ”New York Times”(週刊版)がよいと推奨されていた。両紙は、印刷は両紙と提携している朝日新聞社が、日本で印刷するが、原稿はフランス、ニューヨークで書かれている。

 

英字新聞の利点

 後藤悦夫先生がこの新聞を推奨するワケは、英語の文体がテクニカルライティングの手法に則って書かれていて、英語の論理的な表現の勉強になるからだ。

 

 また欧米の新聞は、日本の新聞とは視点が全く違って、同じ事件でも記事内容が全く異なる。欧米社会の観点を学ぶだけで価値がある。欧米人は何方かというと、大局観から記事を書いている。日本の新聞は視野が狭い感じがする。

 日本の記事と比較すると、いかに日本のマスコミが偏向しているかが分かる。

 15年前の事件を今の眼で、当時の記事の論旨を俯瞰することは、ものの見方の勉強にもなる。

 

 また発行も1週間に1度なので、継続がしやすい、と当時は思った。しかし1週間に1度のことなのに、すぐ読んでない新聞が溜まってしまったことが度々であった。当時の己の仕事の進め方の不手際が、情けない有様であった。読んでない新聞が山積みに溜まっても、購読を中止せず8年間も続けたのは、我ながらエライ、と褒めてやりたい。当時、奈良のK市(人口12万人)に居住したが、その都市で、”International Herald Tribune”を購読していたのは、新聞販売店の話では、私だけだったという。

 

認知症防止

 今は時間がある。タイムカプセルのような記事が満載された昔の紙面は刺激的である。当時の新聞紙面には、オバマ大統領、湾岸戦争、シリア問題等が掲載されている。まさにタイムカプセルである。

 己のボケ防止に、英語の再勉強は良いと思う。バイリンガルは認知症になりにくいというデータもある近い将来、英語の本を出すのが私の夢である。そのための第一歩でもある。「千里の道も一歩から」を実行する。

 

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2021-04-27 久志能幾研究所通信 2001 小田泰仙

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2021年4月26日 (月)

自分が教祖になり「自分へ洗脳教育」

 

 「私は出来る」との思い込みこそ、自分への洗脳工作である。そうやって多くの偉人が偉大なる仕事を成し遂げてきた。

 成功の秘訣は、出来ない理由を考えないこと。失敗してもそれを「10,000の方法のうち、この方法はダメが分かった」と思えばよい。できるまでやるという考えを持つことだ。

 頭がいい人は、最初にできない理由を出して、それを解決する方策を考えない。それが失敗者と認知症患者への一歩である。

 頭が良すぎるのは、却って失敗につながる。私はほどほどにバカなので、愚直に取り組みを継続したのが、今にしてよかったと思う。頭の良い人はすぐ、先が見えて(見えたと勘違い)諦める。

 

躾という名の洗脳教育

 人は一番多く見たこと、教えられたことが人生で影響する。親の子供への躾も洗脳教育である。親が子供に対して7歳までに、直接間接で51,100回ものダメというと、真っ白な子供の脳は、それをしてならないと潜在意識に植え付けてしまう。それが性格形成と、潜在意識の形成になる。

 子供は1日に20回、選択の決断をするという。つまり脳の97%が完成する7歳までに、20回×365日×7年=51,100回の洗脳教育を受ける。

 

自己啓発セミナーという名の洗脳教育

 1990年代の後半、私は仕事でも、人生でも悩み、その解決策を探し求めていた。ある時、部下があるセミナーに行って良かったいう話を聞き、彼から紹介されて、あるセミナーを受講した。それが自己啓発セミナーであった。それが洗脳教育セミナーであった。当時はそんなことは考えず、受講して「素直に洗脳」された。結果としては、私には良き洗脳教育で、人生に目覚めることが出来たと思う。しかしその反応は人さまざまで、賛否両論である。

 この手法は、ベトナム戦争で精神を病んだ患者を治療するために開発された治療法で、米軍で効果を上げていた。自己啓発セミナーは、その手法を応用したセミナーである。だから良き目的で使えば効果が高いし、有益である。

 

悪用セミナー

 それを悪用したのが、オウム真理教を始めとする新興宗教団体である。その影響は1990年頃に洗脳されたオウム真理教徒の犯人が、30年経った今でも、その洗脳が融けず、麻原彰晃教祖を今でも崇めている。その恐ろしさが分かる。

 この手法は劇薬である。うまく使えば、効果満点だが、逆にすれば、人を殺人鬼にもしてしまう。幸い、私はこの「洗脳教育」で人生を謳歌する活力を得た。

 

教祖の化けの皮

 洗脳教育の講師はまるで教祖のようである。一時は私も騙されて講師を人生の師と仰いだが、実態は教祖の仮面を被った拝金主義者であった。その本質は20年経って化けの皮が剥がれた。教祖から洗脳教育をされると、本質が見えなくなってしまう。私はオウム真理教の信徒を笑えない。

 

マスコミという狂祖

 身の回りは洗脳したいという教祖がはびこっている。マスコミも洗脳教祖である。偏向した報道内容を繰り返し繰り返し報道すれば、読者は騙されてしまう。拝金主義企業の広告が欲しいマスコミは、中国の悪口は決して報道しない。それも逆の洗脳教育である。

 新型コロナウイルス騒動も過剰に洗脳報道をして、国民の恐怖を煽っている。現実は、日本の感染者数も死者数も欧米の1/50~1/100である。例年のインフルエンザでの死者数の半分以下である。欧米なら封鎖解除するレベルである。日本のマスゴミは、新型コロナ禍の洗脳教育に余念がない。狙いは、視聴率確保とワクチン接種での金儲けの支援と推定した。しっかりと目を見開いて報道の意図を確認しよう。

 政府も財政赤字だ、国民の借金が膨大だ、大赤字だと間違った財政状況を説明すれば、国民は騙されて、増税に導かれてしまう。これも増税したい財務省の陰謀である。

 

ソフト洗脳

 私のベッドの横には、馬場恵峰先生の軸「道」が掛けてある。これは「あせって」の「せ」の文字の形に惚れて先生から分けてもらった。私の宝物になっている。

 毎朝、目が覚めると1m先に掲げた文字が飛び込んでくる。毎日、朝晩に、「千厘の道も1歩から」の文字がやさしく何回も頭に叩き込まれる。辛いことがあっても、目標に向かて、今日は心機一転でその一歩を歩もうという気にさせてくれる。これはよき洗脳教育である。

 一番良い洗脳教育は、自分が教祖になって、自分を良き方向に洗脳することだ。

 

本物の師

 人は棺を覆って初めてその真価が判明する。馬場恵峰師は本物の師であった。セミナーでガンガンとできもしないことを絶叫する講師が本物の師ではない。静かにユーモアを交え、さりげなく人生の真言を教えて頂いたのが馬場恵峰先生であった。

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 馬場恵峰書

 

2021-04-26 久志能幾研究所通信 2000 小田泰仙

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2021年4月25日 (日)

馬場恵峰遺作展、恵峰先生を偲ぶ会(1)

 

 2021年4月24日、大村市で「馬場恵峰遺作展」、4月25日は恵峰先生を偲ぶ会」が開催された。私はビデオ撮影とバズーカ砲と機関銃を振り回して5時間の撮影に没頭した。

 偲ぶ会では恵峰先生にご縁のあった人達のお話しを聞き、改めて馬場恵峰師とのご縁があったことに感謝である。

 久しぶりに70~200mmの大口径望遠レンズと28~105mmの望遠レンズ装着のフルサイズ機2丁拳銃で、重たいカメラを振り回して、広いホールの端の通路を上から下へと、最後部の通路を横切って側面の通路を上下して、撮影を繰り返して疲れはてた。ホールの中央通路は観客の邪魔になるので、端の通路を使う。結果として約400枚の撮影、約1万歩弱の歩行数となった。

 長崎からその帰路は鉄路で7時間、約30キロ近いカメラ用品(カメラ・ビデオが5台とPC、着替え)の装備品を運び、深夜23時、自宅にたどり着き疲労困憊。昨日と今日は正規のブログをお休みさせていただきます。詳細は後日報告します。

 

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2021-04-25 久志能幾研究所通信 1999 小田泰仙

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