自分が教祖になり「自分へ洗脳教育」
「私は出来る」との思い込みこそ、自分への洗脳工作である。そうやって多くの偉人が偉大なる仕事を成し遂げてきた。
成功の秘訣は、出来ない理由を考えないこと。失敗してもそれを「10,000の方法のうち、この方法はダメが分かった」と思えばよい。できるまでやるという考えを持つことだ。
頭がいい人は、最初にできない理由を出して、それを解決する方策を考えない。それが失敗者と認知症患者への一歩である。
頭が良すぎるのは、却って失敗につながる。私はほどほどにバカなので、愚直に取り組みを継続したのが、今にしてよかったと思う。頭の良い人はすぐ、先が見えて(見えたと勘違い)諦める。
躾という名の洗脳教育
人は一番多く見たこと、教えられたことが人生で影響する。親の子供への躾も洗脳教育である。親が子供に対して7歳までに、直接間接で51,100回ものダメというと、真っ白な子供の脳は、それをしてならないと潜在意識に植え付けてしまう。それが性格形成と、潜在意識の形成になる。
子供は1日に20回、選択の決断をするという。つまり脳の97%が完成する7歳までに、20回×365日×7年=51,100回の洗脳教育を受ける。
自己啓発セミナーという名の洗脳教育
1990年代の後半、私は仕事でも、人生でも悩み、その解決策を探し求めていた。ある時、部下があるセミナーに行って良かったいう話を聞き、彼から紹介されて、あるセミナーを受講した。それが自己啓発セミナーであった。それが洗脳教育セミナーであった。当時はそんなことは考えず、受講して「素直に洗脳」された。結果としては、私には良き洗脳教育で、人生に目覚めることが出来たと思う。しかしその反応は人さまざまで、賛否両論である。
この手法は、ベトナム戦争で精神を病んだ患者を治療するために開発された治療法で、米軍で効果を上げていた。自己啓発セミナーは、その手法を応用したセミナーである。だから良き目的で使えば効果が高いし、有益である。
悪用セミナー
それを悪用したのが、オウム真理教を始めとする新興宗教団体である。その影響は1990年頃に洗脳されたオウム真理教徒の犯人が、30年経った今でも、その洗脳が融けず、麻原彰晃教祖を今でも崇めている。その恐ろしさが分かる。
この手法は劇薬である。うまく使えば、効果満点だが、逆にすれば、人を殺人鬼にもしてしまう。幸い、私はこの「洗脳教育」で人生を謳歌する活力を得た。
教祖の化けの皮
洗脳教育の講師はまるで教祖のようである。一時は私も騙されて講師を人生の師と仰いだが、実態は教祖の仮面を被った拝金主義者であった。その本質は20年経って化けの皮が剥がれた。教祖から洗脳教育をされると、本質が見えなくなってしまう。私はオウム真理教の信徒を笑えない。
マスコミという狂祖
身の回りは洗脳したいという教祖がはびこっている。マスコミも洗脳教祖である。偏向した報道内容を繰り返し繰り返し報道すれば、読者は騙されてしまう。拝金主義企業の広告が欲しいマスコミは、中国の悪口は決して報道しない。それも逆の洗脳教育である。
新型コロナウイルス騒動も過剰に洗脳報道をして、国民の恐怖を煽っている。現実は、日本の感染者数も死者数も欧米の1/50~1/100である。例年のインフルエンザでの死者数の半分以下である。欧米なら封鎖解除するレベルである。日本のマスゴミは、新型コロナ禍の洗脳教育に余念がない。狙いは、視聴率確保とワクチン接種での金儲けの支援と推定した。しっかりと目を見開いて報道の意図を確認しよう。
政府も財政赤字だ、国民の借金が膨大だ、大赤字だと間違った財政状況を説明すれば、国民は騙されて、増税に導かれてしまう。これも増税したい財務省の陰謀である。
ソフト洗脳
私のベッドの横には、馬場恵峰先生の軸「道」が掛けてある。これは「あせって」の「せ」の文字の形に惚れて先生から分けてもらった。私の宝物になっている。
毎朝、目が覚めると1m先に掲げた文字が飛び込んでくる。毎日、朝晩に、「千厘の道も1歩から」の文字がやさしく何回も頭に叩き込まれる。辛いことがあっても、目標に向かて、今日は心機一転でその一歩を歩もうという気にさせてくれる。これはよき洗脳教育である。
一番良い洗脳教育は、自分が教祖になって、自分を良き方向に洗脳することだ。
本物の師
人は棺を覆って初めてその真価が判明する。馬場恵峰師は本物の師であった。セミナーでガンガンとできもしないことを絶叫する講師が本物の師ではない。静かにユーモアを交え、さりげなく人生の真言を教えて頂いたのが馬場恵峰先生であった。
馬場恵峰書
2021-04-26 久志能幾研究所通信 2000 小田泰仙
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