脱炭素・脱智慧の小泉進次郎政策をブッ壊せ
世間はやれ「脱炭素」、「脱ガソリンエンジン」、「EV化」と騒々しい。環境大臣の小泉進次郎は「脱炭素目標は46%減」とぶち上げた。その根拠は「おぼろげに頭にうかんできた数字だ」とまるで新興宗教教祖のような言いぐさである。
脱炭素とは、地球環境が壊されるのを防ぐために手段であるが、あまりに中国・欧米の一部の利権業者の都合に合わせた対策である。自然の理に反した政策である。必要なのは、自然と共存の政策である。
私は電気自動車を買う気が全くない。それは自然界の環境に反するからだ。電気自動車は最適用途に使えばよい。
「脱炭素」は自然の理に反する
私は、この脱炭素政策が、まるで食事療法の「糖質ゼロ」ダイエットのように思えてしまう。今までやりたい放題、食べたい放題をしてきて、病気になって(地球環境が悪化して)、慌てて「糖質ゼロ」ダイエットを始めたみたいなものだ。EV化は、極上のトロを主食の座に格上げするようなものに思える。要は極端な偏食である。
我々人類は、ある意味で地球資源を「食べて」生かされている。それを血迷って電池や再生エネルギーだけの生活に急旋回しようとしている。しかしそれでは資源の偏食である。限りある資源を満遍なく無駄なく使わないと、地球からしっぺ返しを受けるだろう。石油を全く使わない生活は、まるで「糖質ゼロ」の食事だけで生きていくようなものだ。何事もバランス、満遍なく摂取が自然の理である。
各国のCO2排出
中国の強欲
中国共産党は、今までCO2が多量に出る石炭を燃やし、公害を垂れ流し、反炭素社会を邁進してきたのに、急に脱炭素、脱ガソリンエンジン、EV化である。それは現ガソリンエンジンシステムでは、公害対策や、すり合わせ技術で日本や欧米に勝てないので、EV化で自分の土俵に引きずり込もうとしているからだ。そうすれば、中国がレアメタルの供給で世界を牛耳れるからだ。中国がレアメタルの産出量で世界一である。
太陽光発電でもそのパネルの原材料の半分は中国が握っている。これも中共の戦略物資で脱炭素の脅迫材料である。
現在の中国は世界最大の、CO2排出国である。第2位米国の2倍の93億トンのCO2を排出している。EV化以前にやることがあるだろうと言いたい。
ドイツの偏食
ドイツも環境に優しいと偽ってジーゼルエンジンで多量の有害排ガスを出してきた。その悪事が露見したので、慌てて脱炭素、脱ガソリンエンジン、EV化を掲げたにすぎない。
ドイツは再生エネルギーに舵を切り、再生エネルギーを政府が買い取る。そのため、2030年にはその費用が4.7兆円に膨れあがる。それは2016年の2.3兆円から倍増である。その費用はドイツ国民が税金として払う。だからドイツの電気代はフランスの2倍となっている。
ドイツの極端なエネルギー「偏食」政策が、国民に負担を強いる。それでいて環境保護になっていない。まるでナチスのユダヤ排斥運動を思い起こさせる。そう、ドイツは何かあると極端に突っ走る。なにか間違っているようだ。歴史がそれを証明するだろう。だれが儲けているのか、見極めるべきだ。
EV化の大嘘
電気自動車は環境に優しいというのは大嘘である。電気自動車を作るまでの資源、運転資源、廃棄資源を計算すると、ガソリンエンジンのそれと同じか、それ以上の資源を使う。メーカの謳い文句に騙されてはならない。此の世で、そんなうまい話があるわけがない。
日本は省エネ、公害対策で地道に取り組んできたので、CO2の排出量は先進国中で最低レベルである。だから電気自動車の普及が進まず、設備が老朽化しても設備更新せず、EV充電施設の撤去が進んでいる。今の日本ではEVだけは不便なのだ。ガソリンエンジンと電気自動車を使い分ければ良いのに、それをEV一辺倒に政策を急変するから、世間がおかしくなる。
レジ袋の有料化の愚
レジ袋の有料化で海に捨てられる廃プラの削減になると言うが、その公害の大半は、中国、韓国から流れ着いた廃プラである。それを日本国民に負担を強いる政策は脱智慧の政策としか言いようがない。レジ袋の有料化でかえって害が増えている。レジ袋の有料化は小泉進次郎の売名行為である。
小泉劇場に騙されるな
当時、首相の小泉純一郎が「自民党をぶっ潰せ」のキャッチコピーで華々しく小泉劇を演じたが、結果として、日本が壊れてしまった。小泉純一郎以降に、日本企業のグローバル化が激増し、日本の自殺者も激増し3万人超えが続いた。派遣社員が増え、郵政民営化を旗印に、多くの企業が米国のハゲタカファンドに売られた。それから日本の失われた30年が始まった。
同じ轍を小泉進次郎が進めないかを、我々は観察しなければ、我々の生活が壊される。
各国のCO2排出量
国名 排出量 国民一人当たりで
中国 93.20億トン 6.66トン
米国 47.61 14.5
インド 21.61 1.58
ロシア 15.36 10.66
日本 11.36 8.96
ドイツ 7.18 8.64
韓国 6.00 11.60
2021-04-28 久志能幾研究所通信 2002 小田泰仙
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