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2022年7月

2022年7月31日 (日)

色は匂えど散りぬるを(死界)

 

 人の器官には寿命があり、結果として人には限られた寿命しか与えられていない。いつもは忘れているその原則を、私の師の死で思い知らされた。

 

 2016年7月15日、後藤先生に連絡を取ったら、背骨が疲労骨折して安静治療中とのことで驚いた。別にどこかで打ったわけではなく、寝ているだけで疲労骨折をしたという。治療は安静にしているしか手がないという。寝たきりになると足腰が弱って、ますます体力が減退するので心配であるが、私には、アドバイスを為す術さえない。

 

 先生は現在82歳、食事、運動にも特に気を付けて生活を続けてこられて、血圧も薬を飲まれてはいるがほぼ正常、頭脳明晰、目も近視以外は正常である。先年、心臓の手術をされた際、大量に投薬された薬のせいで、体調がおかしくなったという。それも影響しているかもしれない。(2016年当時)

 

 「100歳の論語」の講師を務められた伊與田覺先生も、2016年11月25日、101歳で亡くなられた。その最後のセミナーで先生とツーショットの写真を撮って頂いたのは、良きご縁である。

 

2016年7月の馬場三根子先生からハガキの文言で「梅雨はまだ開けきれず曇ったりのお天気で、私ども高齢者は体のあちこち痛みます」を読むと、ドキッとする。いくら健康管理に注意を払っても、もって生まれた個体差と加齢には如何ともしがたいのを、自分の体と後藤先生の病状で痛感した。

 その馬場三根子先生も2020年3月3日に亡くなられた。その9か月後、2021年1月1日に馬場恵峰先生も亡くなられた。

 

 河村義子先生も2018年12月25日、61歳でがんが原因で亡くなられた。その直後、私にもがんがみつかり、2019年2月に手術をして、闘病生活に入った。手術後3年経っても、体調は元に戻らない。

 

 丸順の今川順夫会長も2019年6月に94歳で亡くなられた。最後の期間は、周りの怪しい取り巻きに面会を邪魔されて、会うことが出来なかった。それが原因と推定されるが、師が興した会社も経営不振になり、他社に吸収された。それもご縁だろう。

 

 今まで元気であった多くの師を間近に見ていると、健康管理をしっかりすれば、誰でも90歳までくらいは楽勝だと勘違いをしていた。人間は生物である限り、いつかは寿命が来る。

 

Dsc04341s 河村義子先生の最後の公式公演 ドレスデントリオとのニューイヤーコンサート

 2018年1月13日 クインテッサホテルにて

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 ニューイヤーコンサート後のパーティで

 これが私のカメラが河村義子先生を捉えた最後の機会
 2018年1月13日 クインテッサホテルにて

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 馬場恵峰先生の元気な姿を撮影した最後の写真
 馬場三根子先生の2七日にて  2020年3月15日

 

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馬場三根子先生の2七日にて  2020年3月15日
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最期の教え

 2022年の現在、この5年間で馬場恵峰先生を含めて6名の師が此の世を去ってしまった。そして今度は同じ世代の仲間の訃報が入る時期となる。今度は自分の番なのだ。師の最期の教えが「あんたも何時かは死ぬんだよ」である。

 

仏壇の花の命

 そんな意識で仏壇に供えた花を見ると、同じ花でも1週間も経つと、まだシャキッとしている花、萎れて首を垂れている花とその差が歴然とあるのに考えさせられる。いくらお水を替えても植物毎の寿命の差は如何ともしがたい。まるで人間の寿命の差を見るがごときである。ご先祖様は仏壇に供えたお花で人生を教えてくれている。

 

人生は、色は匂えど散りぬるを

 である。どんなに美しく咲き誇っても、どんなに栄華を極めても、生ある者はいつか散る運命である。そのなかでどうやって生きていくかが問われる。その中で一番大事なのは健康管理である。死んでもいいから健康管理最優先である。生死は佛様が決めてくれる。これこそが老計・死計である。

 

 健康の「健」は体の健やかさであるが、「康」は心の健やかさである。ストレスへの耐力がないから、タバコや食べ過ぎ、運動不足に陥る。その根本原因を無くさないと、健康管理もままならぬ。寿命に個別差があるのは致し方ないが、せめて頂いた寿命は100%を全うしたいと思う。

 

緩慢なる自殺

 もって生まれた寿命の個体差を、更に拡大する因子がタバコ、大食・飲酒、運動不足、ストレスである。若いときは寿命など意識にも上らないが、還暦を過ぎると、あちこちと体の不調が痛切に意識させられる。そんな大事な寿命を、煙草や大食、過度の飲酒の習慣で短くしている人は、命と医療費の無駄使いをしている。火葬場で灰になる前に、タバコで約10年間の命を煙にしている。

 

 ガンになる人が全体で62%に達する現代で、その原因が、タバコ30%、大食・飲酒30%、運動不足5%の影響因子だという。分かっていて、体に悪いことを続けるのは緩慢なる自殺である。そんな命があるなら、金を出すから売ってくれと言う難病の人がごまんといる。タバコは心の病気である。いくら忠告をして禁煙を説いても、ニコチン地獄に堕ちた人を、素人では救い上げられない。ニコチン中毒症という病気なのだから、医師の治療を受けないと禁煙はできない。病院に行くか行かないかは、己の命に対する慈しみがあるかどうかである。

 

命の認知症

 肥満も自分の命の認知症なのだから、心を直さない限り、肥満は治らない。食べても食べても満腹感がない飢餓地獄は、過度なストレスが生きる目的を喪失させ、諦め細胞を増殖している。根本原因を除去して心のガン細胞の増殖を防がないと地獄から抜け出せない。何の為に生まれてきて、頂いた命をどう生かすのか。なぜ死に急ぐ。息をしている内は、未だやるべきことが残っている。生き急げ。やるべきことに命をかけよ。それが死計である。

 

ニコチン地獄に落ちた衆生

 タバコが原因での死者は、日本で年間12万人である。世界では600万人である。ニコチン地獄に堕ちた衆生を救い上げることは、慈悲深くとも非力なオダ佛様にも難行である。死神が、禁煙できない弱い心を爪で掴んで手放さない。

 タバコの害は、煙草のみだけでなく、妻も子供も殺す。タバコ飲み以上に、副煙流は、回りの人に害を与える。タバコを吸う本人は、タバコのフィルターで害が減るが、高温でニコチンを加熱した副煙流が猛毒として周りにまき散らし、家族を直撃する。そうやって妻が乳がんになる。

 

肥満地獄

 肥満が原因による死者は、日本で年間15万5千人。全世界では400万人である。肥満は佛様からのイエローカードである。食べ過ぎが体に現れているのに、それを認識できず、食べ過ぎを止められないのは、認知症と言ってもよい。肥満が糖尿病患者を作る。糖尿病患者は2千万人に及ぶ。日本人の約2割である。それががんの遠因ともなる。肥満は万病の元である。

 糖尿病での死者は年間1万3,969人 平成29年 (2017)である。新型コロナの死亡者数より多いのだ。

 

細胞の窓際族

 運動不足による死者は年間5万人である。死亡原因の第三位である。全世界では530万人が運動不足が原因で死んでいる。適度な運動をしないのは、体の細胞が適度な運動を欲しているのを無視する自分への冷酷な仕打ちである。適度な運動をしないのは、自分の細胞を窓際族にするようなもの。その先は自分株式会社からの早期退社、細胞の早期死滅しかない。頭も使わなければ、脳細胞の死滅で認知症になる。「使わない器官は退化する」が生物の鉄則である。その体を使えるのも、今のうち、生きている間だけなのだ。

 

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 山路徹先生画

 

2022-07-31   久志能幾研究所通信 2448  小田泰仙

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2022年7月30日 (土)

夢の実現のため

 「できるはずだ」と確信すれば、脳はそれを実現するために最大限のアウトプットを行おうとする。それが凡人の思考方法である。凡人がバカげたことを成し遂げる。バカでないと、やれないことがある。

 「できるわけがない」と思えば、脳はその優秀ない機能を動員して、「出来ない」理由を考え始める。それがエリートの思考方法である。エリートは、馬鹿げた無駄なことはやらない。

 

 文字での目標値は、上から視線の説得である。それに対して、イメージ図での完成予想図は、納得である。人は他人を説得するのは大好きだが、説得されるのは大嫌いなのだ。だから自分を説得させず、自分で納得できるイメージ図は、夢実現に最適である。

 だから私は、そのイメージ図を家のあちこちに掲げている。そしてそれを見ながら、時折更新をしている。それで日々、夢の実現に向けて歩んでいる。

 

 どんな夢も一日にはならない。ローマは一日にして成らず、である。馬場恵峰先生が日中文化資料館を建てたのは60歳の時だが、その1億円の借金が完済されたのは84歳の時である。先生の夢が84歳で完成したのだ。夢が大きければ、それだけ時間がかかる。「千里の道も一歩から」である。だからこそ、長生きせねばならぬ。

 

 その夢の実現の為、2倍働けば、2倍早く実現する。人の倍の知恵を出せば、2倍早く実現する。人の2倍の投資(人・モノ・カネ・時間)をすれば、8倍の速度で実現する。

 狭い世界に閉じこもっていないで、障子を開けて世界を見れば、新しい展開が生まれる。佐吉翁曰く「障子を開けてみよ。外は広いぞ」。そうすれば知識と見識が増える。沢山取り組んで、多く失敗すれば、それだけ智慧が付く。智慧こそが、夢を実現する加速機である。智慧が1の努力を100倍にしてくれる。

 

 洗脳されて信じれば、普通のおばさんが1億円を統一教会に嬉々として寄進してしまう事態となる。悪いことでも、それを良いと騙されて行えば、悪魔が助けて、怖ろしいことが起きる。人間は、その気になれば何でも出来るのだ。

 この世の事象は、色即是空、空即是色、である。事象に善悪はない。それに色を付けるのは人間の意識である。

 だから、それが世のために良いことなら、堂々とやればよい。きっと仏様が助けてくれる。いつか世間が認めてくれる。

 

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 「マジョなるキャットサロン」のイメージ図

  魔女の絵は「すずはらりんご」さん作  

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2022-07-30  久志能幾研究所通信 2447号  小田泰仙

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2022年7月28日 (木)

虫歯菌と共生して虫歯予防、四運を一景に競う

 

 四運とは季節で言えば春夏秋冬である。人生で言えば、生老病死である。人生を季節に例えれば、春もあれば冬もある。

 一景とは、いつも同じ姿勢で対峙するとういう意味である。春でも浮かれず、冬でも沈みこまず、同じ姿勢で生活をする。

 人生で病気になっても、健康を謳歌しても、会社生活で出世しても、左遷させられても、全部同じ姿勢で受けとめよ、である。

 「 四運を一景に競う」とは道元禅師の言葉である。

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 虫歯や病気も一景として、冷静に来たご縁として見つめれば、その因果応報がみえてくる。それを見極めれば、解決策も出てくる。今回、虫歯というご縁を頂き、その原因と対策を調べることで、これからの生活を良くする策が見つかった。歯こそは、生きていくうえで、大事な食べ物を最初に処理をする大事な器官である。生きていないと、夢が実現しない。

 

共生

 人は大自然の中では一つの生き物に過ぎない。多くの生き物と共生して生きている。人間の体には無数の細菌と共生している。その口内には、大人で300~700種類の細菌が住む。よく歯磨きをしている人の口中には1000億~2000億個の細菌がいる。あまり磨かない人、磨けていない人には4000億~6000億個がいる。ほとんど磨かない人には1兆個もの細菌がいる。これは便より多い値である。

 それを口内の一部だけを磨くだけの歯磨きで、虫歯を防げると思うのは、お笑いである。まるで汚水が流れる川に打ち込まれた柱だけを磨いて、その柱の腐食防止が出来た思うようなものだ。

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虫歯の原因と予防

 今回、新たに獲得した知見は、「どんな食べものにも糖分があり、食べることで、中性であった口内は、酸性に変化する。口の中の菌は200万年も人間と共生してきた。虫歯菌は口から入ってきた食べ物を食べて排泄物として酸性の溶液を出す。それが歯の石灰質を融かす。その後20~40分間で、唾液の力でpHが戻り、再石灰化が始まり融けた歯を修復する。それで口内は元の中性に戻る。しかし食べ続ければ、口の中は酸性のままで、虫歯菌が繁殖する」である。

 食べ物を食べた後は、歯が常に虫歯菌に晒されている。それを守っているのは、唾液の力である。虫歯菌に侵蝕された石灰質層を唾液が復元してくれる。

 寝る前に何かを食べれば、寝ている間には唾液の循環が少ないので、虫歯菌が繁殖する。だから虫歯になる。

 (テレビに洗脳されて)絶えず間食をしていれば、唾液で修復する間がなく、虫歯になる。

 間食をせず、3食の間の時間を置けば、虫歯になりにくい。

 

口の中を中性の時間を長く保つのが、虫歯予防

 そのためには間食を止める。虫歯菌も生きている。その虫歯菌も200万年も人間と共生してきた生物だ。消毒薬でその虫歯菌を殺せば、人間も死んでしまう。その虫歯菌と共存するために、唾液の力を削がないようにしよう。唾液が虫歯を抑制してくれる。

 食事前に歯磨きをしよう。口内環境を良くして、食後に口内環境を整えるためだ。歯磨きをするなら食後は30分後に。食事の直後は、口内が酸性となっているので、歯磨きは不適切である。歯が削られてしまう。

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   食事後の口内のpH変化

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 間食を減らせば、歯が酸で溶かされる時間が減る。それが虫歯予防になる。

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 虫歯予防には、赤い部分を減らせよい。つまり間食を減らす。

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以上はYouTube「魔法の虫歯予防法」(夢デンタルチャンネルより)

大久保弘道歯科医師

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 結論として、いくら「歯磨きさえをすれば虫歯にならない」は嘘である。虫歯の最大の原因は、資本主義の売り上げ至上主義で、国民が飽食に「洗脳」されて、絶えず食べている習慣にさせられたのが原因である。

 それが原因で、口内の環境が悪くなり、虫歯菌が大活躍するのだ。歯を磨いても、ごく一部の掃除に過ぎず、口全体に住み着く口内菌にはほとんど影響がない。やるべきことは、唾液の循環をよくすることだ。口内菌に餌を常時与えないことだ。

 飽食は虫歯になり、糖尿病になり、がんになるのだ。そして命を無くす。食品メーカは、他責で儲かり、医療業界もそのおこぼれに預かる。

 そんなに食べ続けて、早く死にたいの? 食べ過ぎるとは、他の生き物の命を奪い過ぎる事。そのしっぺ返しは必ず来る。それが宇宙根源の理である。

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   馬場恵峰書

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2022-07-28  久志能幾研究所通信 2446号  小田泰仙

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2022年7月27日 (水)

不幸が続いたので、統一共会に入信した

 

 この2年で4回も虫歯発覚(不幸)が続いた。今まで2か月に一度は歯科医院に通っていた。それでもここまで虫歯が発見されるとは、異常である。

 この事態を推察するに、加齢による免疫力の低下で虫歯が増えたのかもしれない。また最近食事に注意をして防腐剤のない食品を選別しているため、それが虫歯に影響したのかもしれない。

 それで躊躇していられないので、〇〇歯科統一共会(?)に入信して、真面目に毎月、歯のメンテに通うことにした。今までは歯科医院に行くのは2か月に一度であった。いくら自宅で丁寧に歯を磨いても、家庭では完璧に歯垢を落とせないのだ。それで今後は毎月、歯の歯垢掃除と点検に歯医者に通う。要は、毎月、歯科医院で礼拝である。

 

仏様による内部監査

 歯の寿命は、人の寿命に比例する。夢の実現のためには、歯を大事にしないと夢が実現しない。背に腹を変えられないので、私は歯医者メシアに毎月礼拝である。

 虫歯になるのも、ご縁である。そのご縁は、仏様による内部監査である。そのご縁を大事にすれば、仏様が生活の改善点を教えてくれる。その指摘事項を放置するから、不幸になる。病気とか事故とかは、仏様が、何かを変えろというメッセージなのだ。何か良くないから、病気や事故になるのだ。

 

 ハインリッヒの法則は、労働災害における経験則の一つである。1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300の異常(ヒヤリ・ハット)が存在する。

 小さな1本の虫歯を見過ごすことを、敗因リッヒ、歯因リッヒの法則であると、オダブツ教では教える。

 

仏様のメッセージ

 夢の実現の為、「できる」と確信すれば、脳はそれを実現するために最大限のアウトプットを行おうとする。小さな病気でも、それが「できる」ための阻害になるなら、自分の体のために全力で治そうという気になる。それが夢を持ち、「できる」と確信した人間の行動である。

 「できるわけがない」と思えば、脳はその優秀な機能を動員して、「出来ない」理由を考え始める。病気になれば、それを理由に、出来ないと自分を言い聞かせてしまう。だから「できるわけがない」と思えば、夢の実現などできないのだ。

 

歯が多い人は寿命が長い

 国内では、日本歯科医師会で地域保健委員長を務める深井穫博歯科医師が、沖縄の宮古島で40歳以上の住民5700人を対象に、15年間の追跡調査を行っています。その結果、80代以上のグループで、かめる歯が10本以上あるかどうかで2つのグループに分けて分析したところ、大きな差が出ました。

まず、男性では、調査開始時点で歯が10本以上ある人では、15年後に生存していたのは54%だったのに対して、10本未満の人では25%に半減しました。

また、女性では、10本以上の人で66%だったのに対し、10本未満では42%でした。

「歯が多い人」は「寿命も長い」? | 医療 | NHK生活情報ブログ:NHK

https://www.nhk.or.jp/seikatsu-blog/1000/99571.html

 

 

2022-07-27  久志能幾研究所通信 2445号  小田泰仙

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無価珍、夢の実現に向けて

 

 カネもない、人もいない、時間もない、その状況下で夢を実現する。それが自分人生有限会社の経営者に課せられた宿命だ。人こそが、何もないこと処から、有形の形にすることが出来る存在である。悪いことに使うのでなければ、またそれが世のためになることなら、カネは何とでもなる。人の手もなんとかなる。しかしご縁との出会いは何ともならない。

 

ご縁

 ご縁の電車が来たら、その機を逃してはならない。カネも人もいなくても、一番大事な機(時)が到来したのだ。電車が来たら飛び乗らねばならぬ。それを逃すと、二度と来ない。後からカネや人のめどが立っても、電車が出たあとでは、何ともならない。自分が生きていられる時間は限られている。明日にも閻魔様から招集令状が来るやも知れぬ。

 ご縁との出逢いは、1億円の宝くじが連続で百万回当たる確率と同じである。自分がこの世に生まれてきたのも、同じ確率である。そのご縁を一生で一度のご縁、最初で最後のご縁と思うべきだ。

 その辺の市井の母親が、その気にされて、一億円を怪しい教団につぎ込む時代である。それが原因で安倍さんが殺された。カネなど何とでもなるのだ。カネとは貯める財産ではない。社会を有意義に過ごすための利用券である。

 

無価珍

 自分は荒野をさ迷い歩く乞食和尚と思えばよい。どんなに財宝を貯めても、来世には持って行けない。どんなに着飾っても死ぬ時は裸である。人は裸で生まれて裸で死んでいく。貴方が着飾った姿は、アレキサンダー大王の晴れ着姿より立派なのだ。それが死ぬときに、何になるのだ。

 布袋和尚は、弥勒菩薩の化身のお坊様である。和尚は三千世界を乞食のような姿で自由奔放に走り回っておられる。何物にもとらわれないから、自由奔放である。特定の新興宗教に縛られることもない。人生で何かに縛られれば地獄行きだ。和尚の背中には堪忍袋を抱えている。その中に「無価珍」というお宝を入れている。

 無価珍とは、カネでは買えない何物にも代えがたいお宝である。それが飛び出さないように、その袋口をしっかりの握りしめる。それを「堪忍袋の緒を締める」という。

 自分が考える「無価珍」とは何かを考えよう。私は志や夢が無価珍であると考える。

 

Dsc099581s 馬場恵峰書

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2022-07-26  久志能幾研究所通信 2444号  小田泰仙

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2022年7月25日 (月)

がんは洗脳が育てた毒花

がんは金の亡者が仕掛けた「洗脳病」

 

 がんは生活習慣病である。がんになってしまう生活習慣は、意思の弱い人がサムシングダーク(金の亡者)から洗脳されて起きる。がんを治すには、生活習慣を正さないと治らない。その生活習慣はテレビやマスコミから洗脳されて育てた毒花である。その洗脳から解脱しないと、がんの根本治療にはならない。いくら高度な先端医療で治しても、それは一時的な対処療法に過ぎない。根本原因の生活習慣を正さないとがんは再発する。元を断たなきゃダメなのよ。

 

食品の洗脳CM

 テレビの毎日のCMに洗脳されるから、ファストフードを食べたくなり、街で見かけるとつい買ってしまう。それががんの原因だ。ファストフードには食品添加物やがんの原因となる成分がてんこ盛りである。

 今は操業60執念忌念とかで、唐揚げの宣伝がテレビのCMで氾濫している。私はフライドチキンを痴呆的な顔で貪る痴態を強制CMで見せつけられると不快である。日本文化の破壊である。それでも、それを見て食べたいと洗脳される人も多いのだろう。

 毎日、唐揚げを食べると、命が削られる。約11万人の調査から、フライドチキンを一日一個以上食べると、死亡率が13%上昇する。揚げ物を毎日食べると死亡率が8%上昇する。当然、がんにもなる。

 

タバコ会社からの洗脳 

 (昔は)俳優がスクリーン上で優雅に煙草を吸うから、軽薄なうつけ者が真似して煙草のみになっていた。親がタバコを吸うから、その後ろ姿から、息子がタバコを吸いだした。それがタバコメーカからの洗脳工作であった。喫煙ががんの最大原因だ。

 タバコによる死者は、全世界で年間600万人、日本で12万人である。その治療で使う健康保険金の無駄遣いを非喫煙者が背負っている。

 

酒メーカからの洗脳

 「ドライは美味い」とか、ビールを飲むのが快感とかの宣伝の大氾濫であった。それは「ビールは美味いもの」と洗脳されたためである。アルコールは少量でも発がん性物質である。酒は依存性があり、2018年に厚生労働省が発表した推計によると、飲酒による日本の年間死亡者は約3万5000人にのぼる。新型コロナの年間死亡者数の3倍である。世界では年間300万人が、酒が原因で死んでいる。

 

 酒メーカはキャッチコピーで消費者を洗脳した。

  男は黙って〇ッポロビール

  生ビール売り上げナンバーワン 

  すべては、お客さまの「うまい!」のために。

 

主犯

 サムシングダークからの洗脳で、グローバル経済至上主義が席巻し、マスコミや企業がそれに同調した。その結果、日本社会が成果主義、拝金主義に洗脳され、仕事に過度に追いかけられるようになってきた。そのため、ぎすぎすした会社内となり、ストレスが溜まる。それががんの原因となった。

 売り上げ至上主義で、発癌性ある食品が大量にでまわるようになった。テレビのCMで、視聴者を洗脳して売りつけた。そして癌は増えていった。この40年間で4倍に増えた。

 成果主義に洗脳され、夜遅くまで仕事をして、深夜に夕食を食べ、すぐ寝る習慣となる。それががんの原因だ。成果主義に洗脳されたのだ。

 

ブラック企業の洗脳

 ブラック企業に勤めると、自分の能力が低いと罵倒されて、自分をディスカウントして洗脳された。死ぬほどに働かされて、がんになった。がんにならない人は、自殺した。

 

車メーカからの洗脳

 「いつかはクラ〇ン」との名キャッチコピーで、日本人は高度成長期に雲の上の頂きを目指して山を登って行った。車の普及率の上昇に合わせて、日本人のガンも増えていった。車に乗る時間が増えて、その分、人として運動量が減り、がんが増えたのだ。運動不足ががん発生の一原因である。

 車メーカに「高い車、大きな車を持つことが幸せだ」と洗脳されたのだ。だから「隣の車が小さく見えます」とのキャッチコピーが大流行した。これも洗脳である。その分、無理して高い車を買うので、生活に余裕がなくなり、運動の機会も減った。

 

抗がん剤の洗脳

 日本では、大病院では標準治療コースとして、外科手術の後は抗がん剤治療が始る。拒否はできない。それが正しいと患者を洗脳している。

 私は外科手術の後、薬剤医師とけんか別れをして、抗がん剤治療を拒否した。「標準治療の抗がん剤治療を拒否するなら、命の保証はしない」と脅迫された。

 抗がん剤はがん組織を攻撃するが、正常な細胞も攻撃する。それで逆に命を短める。抗がん剤治療が正しいと市民を洗脳している。

 

医師からの洗脳

 高血圧になると、降圧剤を処方される。それしか治療方法がないと「洗脳」されているのだ。それは対処療法である。私は降圧剤を20年間、処方されて飲んでいた。それでがんになった。

 久留米市の真島消化器クリニックの真島院長から高血圧症の洗脳を解いてもらい、2年間の食事療法で高血圧を治した。何でも元を断たなきゃダメなのよ。

 

2022-07-25  久志能幾研究所通信 2443号  小田泰仙

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2022年7月24日 (日)

洗脳「紫外線有害説」で乳がんが急増した

洗脳ニュース「紫外線有害説」は化粧品会社と皮膚科医が流したフェイクニュースである。

 

 化粧品会社が「美白ブーム」を造り出し、「太陽に当たるので皮膚がんになる」「日焼けしない白い肌が美しい」との脅迫洗脳広告が30年前から始った。それで日焼け止めの売り上げが増え、女性は太陽に当たらなくなった。それにつれて乳がんや高血圧、糖尿病、鬱病、アレルギー、骨粗鬆症が増えていった。男性は前立腺がんが増えていった。

 この40年で乳がんは4倍に増えた。乳がんの死亡率は30%である。

 もし紫外線が生物に有害なら、赤道直下の熱帯地方で、多種多様な生物が進化するはずがない。紫外線は生物体に大事な要素である。

 

皮膚がん

 南雲吉則先生は、「(太陽に当たらないと) 紫外線不足によって、ビタミンDが足りない人はガン死亡率が、1.7倍になる」と断言される。太陽に当たらないからビタミンD不足になって、がんになりやすくなったのが原因だ。

 日本人が皮膚がんになる確率は、全がんの中で0.4%である。欧米人と比較して、皮膚が有色のアジア系は心配することはない。日本人の皮膚がんは、米国人(白人)の100分の1程度である。

 

 日本のがんの年間死亡者数38万人に対して、皮膚がんで死亡したのは1,707人(0.4%、2020年)である。それより乳がんが恐ろしい。乳がんで年間14,779人が死亡している(2020年)。新型コロナの死亡者数より多い。これは死亡率30%程度にあたる。

 乳がんは、がんのなかでも、日本女性がかかる割合(罹患率)が第一位であり、その罹患率は増加の一途である。 生涯のうちに乳がんになる女性の割合は、50年前は50人に1人だったが、現在は14人に1人 である。年間6万人以上が乳がんと診断されている。

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私はビタミンD欠乏症

 南雲吉則先生は乳がんの専門医である。私も南雲先生の診察を受けて、タミンD欠乏症」の診断を受けた。ナグモクリニックでは、血液中のビタミンの状況を調べる血液検査をしてくれる。一般の病院ではやってくれない血液検査である。

 それでその治療を開始した。2年前の事である。その出会いは、日本放送協会のカルチャセンターで先生の講座があり、受講したことがご縁である。ご縁と知識は命を保護する力となる。

 

 現在、私はテニスの半袖上着、短パンで太陽に当たりながら、毎日30分の散歩を欠かさない。それで自分の体がビタミンDを作ってくれる。夢の実現の為には、まず体つくりである。

 

参考文献:南雲吉則著『紫外線のすごい力』主婦と生活社 2019年

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P11204821   愛知県がんセンターの資料      乳がん激増

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  働き盛りの女性に乳がんが激増(日経ビジネス 2016年2月8日号)

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2022-07-24  久志能幾研究所通信 2442号  小田泰仙

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「マジョなるキャットサロン」の実現に向けて

 

高い志を掲げ、日々改善・日々実践に励む

 大野耐一氏は、「ニーズとは、待っていて生まれるものではない。こちらからつかみとりにいかなければならない」という。

 トヨタ生産方式の実践を目指すなら、常に新たな目標を掲げ、新たなニーズを見出す視点が必要だ。

 若松義人・近藤哲夫著『トヨタ式人間力』ダイヤモンド社 p192

 

 大野 耐一(1912年 - 1990年)は、トヨタ自動車工業の元副社長である。かんばん方式など生産管理のあり方の“トヨタ生産方式(Toyota Production System、略称TPS)”を体系化した人物である。

 

 現在、私は音楽ホールを作る夢に向かって取り組んでいる。その実現に必要な第一は、「作る」という志を立てることである。それを実現するために必要な第一歩は、そのイメージを具体的に見える化して、自分の頭に刷り込むことだ。いわば洗脳だ。そのため、そのイメージ図を作り、構想を練っている。

 大きな志を掲げて、その実現に向けて日々地道に改善を積み重ねて励む。それがトヨタ生産方式教のやり方である。

 

 その目玉作戦としてビルの正面に、「猫の顔」と「奥様は魔女」の絵を掲げることにした。どこにでもある普通のホールでは、夢も希望もなくツマラない。せめて皆さんの気を引けるファンタジーな外観にしたい。ユーモアなき夢はいつか破綻する。茨の道だからこそ笑顔を掲げて歩こう。

 目指すは俗称で「猫サロン」、「魔女サロン」である。

 「猫サロン」の名は、立花隆さんの「猫ビル」を参考にした。

 猫はスコティッシュフォールドである。

 ピアノを置くホールの大きさは7m幅×9m長×5m高である。

 収容人員70名のミニサロンである。

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 「マジョなるキャットサロン」のイメージ図

  魔女の絵は「すずはらりんご」さん作  

 

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 内部の配置例(現在、構想中の一例)


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 馬場恵峰書

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2022-07-23  久志能幾研究所通信 2441号  小田泰仙

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2022年7月22日 (金)

新興宗教TV狂団による洗脳放送

 

事件が起きると、

 アホ面のタレントがニュースに講釈を長時間垂れる。

 (学のないあなたに解説などして欲しくない) 

 同じニュースを何度も何度も流す。

 (一度聞けばわかる。それを何度も聞く方にも責任がある)

 下世話で下品な話題を扇情的に何度も流す。

 休みなくワイドショーでゴシップを何度も流す。

 (それを見る方にも責任がある)

 同じ話を千回言えば、嘘でもホントになる。それはヒトラーの演説と同じ。

 

洗脳手法

 これらの手法は新興宗教団体が、新たに入団させた信者を洗脳するために施す洗脳工作と同じである。ニュースなど1日5分聞けばすむのに、一日に何度も何度も流して、その情報が洗脳のように頭に入ってくる。最近の事例では、新型コロナ報道で何度も放送を流して恐怖心を煽っている。

 一日に何度も新型コロナ感染者数を報道に接すれば、立派な洗脳行為となる。情報操作に疎い国民は過度に恐れる状態となる。そうなれば、やる方はしめたものだ。

 

新型コロナの真相

 しかし感染者は増えているが、無自覚で、発病したわけではない人が大多数である。発病しても、家で寝ているだけで8割の人は治ってしまう。亡くなる方は、80歳以上の高齢の持病持ちの人が大半である。

 2020年2月26日のクイーンエリザベス号での最初のコロナ患者発見以来、2022年7月22日まで877日間で、死者は31,082人一日当たり35.4人の死者である。死亡率0.34%である。しかしがんは一日に換算して1021人の死者である。

 新型コロナウイルスは、当初より感染力は強くなったが、多くは無症状である。重症化する割合は激減した。それは今まで過去の疫病が大流行した時と同じ現象である。ウイルスが強い時は、感染力は弱い。ウイルスが弱くなると、感染力が強くなる。それがこの2000年間で人類が経験した疫病の収束現象である。ウイルス学の常識である。

 

ガン報道

 しかし、新型コロナウイルス報道に比べて、一日に換算すると1021人が亡くなるがんの報道はほとんどない。日本では、年間38万人ががんで亡くなる。また死亡率37%である。それもこの40年間で、増加の一途である。マスコミは、故意にこの情報を隠している。逆の洗脳である。

 

新型コロナのカラクリと利権

 なぜ感染者が激増したか、それは無料のPCR検査を拡大しためだ。なかには商品券をくれたりもする。それも1500円相当であるそうだ。何か異常である。検査費用の相場は2万円から3万円のようだ。それが商品券が出せるのには、裏で利権があるのだろう。

 なぜそんな恐怖心を煽り、マスコミは大報道をするのか。それは利権で儲かるからだ。そうでないとやるはずがない。この資本主義社会で、損してまで、そんなことはしない。

 

 新型コロナ指定病院になれば、患者がいなくても補助金が入る。

 新型コロナ指定ホテルになれば、宿泊客が無くても補助金が入る。

 ワクチン注射を打つことで、補助金が入る。

 国民全員に4回分のワクチンを手配すれば、数千億円、数兆円単位の金が動く。そこに必ず利権が生まれる。

 マスクを手配すれば、そこに業者との利権が生まれる。

 国立研究所のワクチン研究員の増員を申請できる。

 厚生省の権限が強化できる。

 

 こういう利権があるから、新型コロナを伝染病5類に格下げせれば多くの問題が解決するのに、検討氏の岸田は新型コロナを2類のままにしている。利権の議員からの圧力が凄いのだろう。だから岸田のように、利権を優先して、国益を後回しにするリーダに国は任せられない。

 

テレビのCMで言えば、

 同じ食品のコマーシャルを何度も何度も流せば、食べたくなる。立派な洗脳である。それも添加物がてんこ盛りのファストフードの宣伝ばかりである。そりゃあ、がんも糖尿病も心筋梗塞も認知症も増えるわよ。

 唐揚げやポテトチップスを過食すると死亡率が上がり、寿命が10年短くなるという研究結果もある。当然がんも増えるだろう。だから私は揚げ物を絶対に口にしない。

 

 船瀬俊介著『フライドチキンの呪い』共栄書房

  約11万人の調査から、フライドチキンを一日一個以上食べると、死亡率が13%上昇と判明。

  揚げ物を毎日食べると死亡率が8%上昇。

 

 その件はスポンサー企業に気兼ねをして、マスコミは決して報道はしない。CMはテレビ局の収益源で、経営の命綱だから、決して規制はしない。そしてこの40年間でガンは4倍に増え、医療費は4倍に増えて総額43兆円を超えた。43兆円も金がばらまかれれば、それに群がる利権者が跋扈するのは、自然界の成り行きだ。地面に砂糖をまけば、蟻が群がってくるのと同じだ。

 

 テレビを消し、本を読もう。本は自分のペースで考えることが出来る。テレビという怪物は視聴者を洗脳しようと襲ってくる。テレビは自分のペースでは、考えさせてくれない。拝金主義に染まったテレビには、金儲けしか頭にない。なぜテレビ局の社員の給与が、優に1千万円を超えるか考えよう。

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 馬場恵峰書

 

2022-07-22  久志能幾研究所通信 2440号  小田泰仙

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2022年7月21日 (木)

オダ仏教の勝負事

「人生勝負に生きる」  

 三人の大先生の総和において、私が徹底的に叩き込まれたものは、「人生すべては勝負である。勝負のすべては闘志と努力である」ということだった。

   石田退三著『トヨタ語録』 p84

 

 その昔、トヨタ生産方式教に入信(?)していた私には、トヨタの石田退三氏は神様のような存在だ。しかし上記の言葉は少し物足りない。闘志と努力の大前提として、生かされていることと健康があるからだ。

 

石田 退三(1888年 - 1979年)は、豊田自動織機製作所(現豊田自動織機)及びトヨタ自動車工業(現トヨタ自動車)の社長会長相談役。 戦後のトヨタ自動車の建て直しをし、「トヨタの大番頭」と呼ばれる。 また、豊田英二と共に「トヨタ中興の祖」とも呼ばれる

 この項、wikipediaより

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解雇

 生死は神仏の管轄範囲である。しかし歴史小説を読んでいると、なぜこの人物がこの場面で死んだのか、なぜこの主人公が生き延びたのかを考えたくなる場面が多い。思うに、人事部の閻魔大王様の逆鱗に触れ、人生劇場から解雇されたようだ。それが突然の死なのだろう。

 だからこそ神仏に恥じない生き方が問われる。世のために生きている人には、神仏の加護があるようだ。

 

人生舞台の俳優に必須

 また自分の病気の経験から、健康でないと人生舞台に立てない。そうでないと闘志も努力もあったものではない。健康とは体と心の健やかさを言う。体が正常で、心も健やかでないと、何ひとつ完遂出来ない。いくら体が頑強で、有名大学出でも、精神を病んでは生きる屍である。そういう事例を会社生活で多く見てきた。

 自分も鬱病寸前の状態を経験した。そうなると、舞台に立つのが辛い。またがんを患い、その療養生活で健康の有難さを痛感した。健康でないと汗水たらして働くことができず、1円も稼げない。人生を生きるとは、最大の勝負事である。持てる資源の頂いた命を最大限に活用する。だから人生の勝負で健康が最優先である。

 

夢の実現

 夢の実現のためには、死んでもいいけど、まず健康管理である。生死は神仏に任せよう。それから夢の実現へ道の一歩が始まる。千里の道も一歩より。だから私は夢の実現の為、毎朝の散歩を欠かさない。

 自分の健康管理は、当たり前を当たり前にこなす。それしかない。人の最大の敵は、怠惰に走り勝ちのもう一人の自分なのだ。その敵と闘わないと、病気にされる。

 

快気祝い

 私は2019年2月のガン手術から回復の目途が立ち、その快気祝いに、馬場恵峰先生に「福如雲」を揮毫してもらい、それを皆さんに配った。2019‎年‎10‎月‎10‎日、恵峰先生は黙々15枚の色紙に揮毫をされた。感謝である。

 馬場恵峰先生が亡くなられたのは、その14ケ月後の2021年1月1日であった。ご冥福をお祈りいたします。

 

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 2019年10月10日 揮毫 

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 揮毫は色紙の後ろ側から書く。そうしないと字がこすれて色紙を汚すから。


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 押印

 

 2022-07-21  久志能幾研究所通信 2439号  小田泰仙

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