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2022年6月

2022年6月30日 (木)

人間の歩く道  知己塾 2014.11.13

 

 足で新しい発見が出来る。足が新しい友を作る。世の中は偶然ではない。人間関係は、人から学ぶためにある。査定は仏様がやってくれる。孤独は良いが、孤立はダメである。

 人間はこの2000年間で、社交的でないと生き延びてこれなかった。人は群れて、集団を作り社会を創ってきた。人間社会の生死は全て人間関係である。人間関係を重視した遺伝子を持った人が、今生き延びている。そうでない人は早死にしている。自然界は、一人で生きていくには厳しすぎるのだ。現代社会でも、それは同じである。

 

 周りを見ても、正常な人間関係が作れない人が早死にしている。孤立が病気を作るのだ。孤立した人は、社交的な人より45%も死亡率が高い。孤立は喫煙毎日15本に匹敵し、アルコール依存症の2倍、運動不足、肥満の2倍の悪さを健康に与える。

 

 自分の病気は自分の力で治すこと。病院は、治療をするが、病気を治せない。

 

 

 耳から入る情報は自分が動かないと入ってこない。書かなければ、頭に入らない。どこかに行かなければ、新しい出会いがない。

 

 今日生きていることの素晴らしさを認識しよう。人に感謝する前に、自分自身に感謝しろ。生きていること、生かされえていることに感謝である。山花水鳥、皆知己。天地自然は声なき経を唱えている。天の声を聞け。

 人として、思い込まず、思い過ぎず、思い切り、思いやりを持って、生きよ。

 道は遠きにあらず、貴方のそばにある。

 

 自他一体、人みな師である。「人」という字は、左側が自分で、右辺が他人が支えている象形文字である。「間」という字は、「門」の間に「日」が出ると書く。毎日の営みを表す象形文字である。

 

 本稿は2014年11月13日の知己塾、馬場恵峰先生の講義を元に編集・加筆。

 

Dsc00443s 2014年11月13日   知己塾、馬場恵峰先生

Dsc002341s

2022-06-30  久志能幾研究所通信 2421号  小田泰仙

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噓つき大垣市 不徳政治家を断捨離すべき

 

 大垣市は、今年3月、ゴミ量削減を名目に「ゴミ袋有料化」を決定した。市民の意見も聞かず、3月に勝手に大垣市議会で決議して、今から市民への説明会を開催するらしい。民主主義として順序が逆である。これほど市民を愚弄にする悪政はない。新型コロナ禍で市民が苦しんでいるのに、不徳な政治である。

 

大垣市の人口は減り、ゴミ量も減っている

 しかも、その前提のゴミ量は減っているのだ。ゴミを出す量は、人口に比例する。大垣市の人口は、この16年間で16.7万人(2006年)から15.9万人(2021年)と7566人も減っている。5%の人口減である。今でもその人口減少傾向は変わらない。

 つまり小川敏前市長の悪政で、大垣市から人が逃げ出し、人口が減った。市長が2021年4月に石田仁市長に変わっても、その人口減少傾向は変わらない。要は大垣市には無為無策の悪政が続いている。

 人口が減れば、経済活動も減少し、加速度的にゴミ量も減る。

 

 私が住む町内は、大垣市の中心地にある。それなのに住民の高齢化に伴い死去や転居増加で、この10年間で10軒の家庭が消滅した。約1割の人口減である。

 

 これだけ人が減っているのに、なぜゴミが増えるのだ。だから大垣市が言う「ゴミ量が増えた。だからゴミ袋有料化」は大嘘である。増えたのは、商業関係者が出すゴミ量である。役人が利権を漁るゴミ頭である。

 

過分な新市庁舎建設でカネが必要になった

 大垣市は、人口減を「大垣未来ビジョン」で予想しているのに、それと矛盾した想定以上の豪華絢爛たる大きな新市庁舎を建てるから、カネがなくなる。その対策として増税として、大嘘のゴミ増加を理由に「ゴミ袋有料化」の名目で、大垣市は総額3億5千万円を、毎年継続して市民からカツアゲしようとする。

 

狂乱物価の中の増税

 コロナ禍とウクライナ戦争で物価が狂乱激上げして家計が苦しくなるなか、ゴミ袋有料化は一世帯当たり5千円の増税である。それを画策する石田仁大垣市長も、近沢正議員も、それに反対もしない議員達も、次回の選挙では総入れ替えしないと、大垣は滅亡だ。

 

 今、日本で一番重要な問題は、人口減である。大垣市も同じである。その対策に無為無策であるから、日本の景気が回復しない。大垣市も、人口減に無為無策である。その無為無策を石田仁市長は「継承」するという。さらに、人口減を促進させる「ゴミ袋有料化」は最悪の政策である。

 

児童虐待

 大垣市は「子育て日本一を目指す」と言っているが、実際は、大垣市は児童生徒一人当たりの教育費が県下最低なのだ。それでは安心して子育てができず、人口が増えるわけがない。数年前には、大垣市の小中学校のエアコン装備率が県下最低であった。他市は100%であったが、大垣市のそれは2.1%であった。大垣市はカネが無いと国に泣きついて、慌ててエアコンを整備した。恥ずかしかったのだろう、その完了報告は市民に黙っていた。だから大垣市の教育環境は最悪である。大垣市の「子育て日本一を目指す」は大嘘である。

 また大垣市に住めば、将来子供に残す不動産財産価値が他市よりも多く減る環境なら、住む気になるわけがない。この20年間で大垣市の公示地価が半分以下に暴落したのだ。だから人口が減っている。現実は正しいのだ。市場は神の如くの評価をする。

 

断捨離

 人口減を促進する増税を平気で突き付ける石田仁市長や、近沢正議員(ゴミ袋有料化推進委員長)、それに賛同する他の市会議員達は、市民には不要である。偽員は、断捨離で有料でもいいから、有料ゴミ袋に入れて捨てたい。偽員は市民の為にならず、害である。

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 添付資料

 2015年から2019年にかけて大垣市民一人当たりのゴミ量は0.4%も減っている。しかし事業所から出るゴミ量は6.4%も激増しているのだ。増えたのは、行政が出すゴミと商業者が出すゴミの量なのだ。

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 「岡田まさあき市政報告 令和4年5月」より

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大垣市の人口推移、減少傾向が止まらない

2006年  166,925 人   この年に上石津町を併合

2007年  166,960

2008年  165,420

2009年  164,680

2010年  164,649

2011年  164,306

2012年  163,134

2013年  162,859

2014年  162,702

2015年  162,157

2016年  161,992

2017年  161,628

2018年  161,308

2019年  161,123

2020年  160,485

2021年  159,359

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大垣市の教育は県下最低レベル(2019年)

         予算総額  一人当り予算  児童生徒数 

             千円   大垣100で    人

 多治見市    735    158    8,862  

 岐阜市     529    114    32,074  

 可児市     517    111    8,352   

 大垣市     465    100    14,400  

 各務ヶ原市   445     96    12,525   

 刈谷市(愛知県)918    197    11,120

 .

大垣市の公示地価推移(2001年以降)

 2001年の地価を100として2018年の地価は

  (公示地価、基準地価の総平均)2001年より小川敏氏が市長就任

 大垣市  49.5

 岐阜市  64.4

 一宮市  75.0

 名古屋市 145.1

 大府市  90.2

 刈谷市  107.2

 安城市  99.0

 岡崎市  94.3

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新市庁舎費用 負担金比較

       人口  新市庁舎費用 負担金    年間税収

                 市民一人当たり  一人当たり

 大垣市   159千人  126億円  79千円   386千円

 岐阜市   406千人  266億円  65千円   398千円

 各務ヶ原市 145千人   83億円  57千円

 多治見市  107千人   52億円  48千円

 刈谷市   140千人   84億円     60千円   434千円

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2022-06-29  久志能幾研究所通信 2420号  小田泰仙

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2022年6月28日 (火)

恵峰師から学んだ老計・死計

 

 馬場恵峰先生は2021年1月1日に亡くなられた。私は師の後ろ姿を15年間見てきて、老年期から最期までの生き方を学ばせてもらった。それは老計と死計である。

 今まで多くの師を看取ってきたが、最期まで見守れたのは恵峰先生だけである。死にゆく恵峰師は、段々と弱っていき、静かに息を引き取られた。人間として当たり前の自然な穏やかな死にかたを教えてくれた。

 

カネの世界と無縁

 群れから離れて生きよ。群れれば考えなくなる。自分の存在を見つめよ。

 これは馬場恵峰先生が日本書道界に属せず、一人で書道をやって来られた。今の書道界は、カネの世界で、段を授与する世界や展示会の世界は、カネで動いていることに嫌気がさしておられて、師はそれと断絶した世界で生きてこられた。そのお陰で、多くの恵峰先生の書を入手できたことを喜びたい。私のお宝である。

 

孤独と孤立

 一人でいても寂しくない自分を育てよ。人は裸で生まれて裸で死んでいく。誰も一緒に死んでくれない。

 寂しいと思うから、心が乱れて、時間が作れなくなる。一人なら無限の時間が創れる。芸術家は孤独である。しかし孤立ではない。

 人は生れ、成長曲線に乗り成長をして、その後、放物線を描いて落下するように死んでいく。永遠に一直線の成長曲線に乗っているわけではない。成長が終われば、後は死ぬだけだ。その落下の放物曲線を如何に長く持たせるかだけである。

 

生涯現役

 生きている限り、現役で生涯をかけた仕事に邁進する。それが一番の幸せである。朝起きて、特にやることのない一日など地獄である。それは世の中から必要とされていない存在である。早く死んだ方が、世のためである。

 師は最後の1か月程は寝込まれたが、それまでは現役として活躍された。弟子の指導、全国を駆け巡り講演活動、後進のために多くの書を遺された。

 

老計・死計とは、五福の完成

 恵峰先生は幸福になる5つの要素を実践され完成された。人間の幸せは、五福(長寿、富、健康、道徳を好む、天命を全うする)である。94歳の天寿を全うするのは大変だ。

 その後ろ姿がその五福を実践する姿であった。いくら立派なことを言っても、病気ではダメだ。早死にしてはダメだ。貧乏ではダメ。がめついだけで徳が無ければ、人はついてこない。

 人が死んで残るのは、その人の徳の航跡なのだ。その人の想い出なのだ。カネはあの世に持って行けない。残ったカネにはなんの有難みもない。すぐ消える。しかし思い出は何時までも、後進の心に残る。

 

花鳥風月の世界に

 私は、今まで理工系の社会で生きてきて、かならず数値的に優劣をつける社会で生きてきた。だからどうしても価値観がそのように染まりがちである。しかし、会社を離れてからは、そういう社会とは違った世界に身を置くのが良いと渡部昇一先生は主張される。だから今はそういう生活を心がけている。

 馬場恵峰先生と付き合ってそういう生活を目の当たりにして、心が落ち着くようだ。それが老年期の理想的な過ごし方である。

 

恵峰先生の幸せ

 恵峰先生は、がんが見つかったが、高齢で手術もできず、余命も見えたので、家族が自宅で最後まで面倒を見る事を決意された。それで入院もされず、自宅で亡くなられた。先生は、病院で薬漬けの入院生活ではなく、介護の人が定期的に訪問され、自宅で大勢の弟子のお見舞いに囲まれ、穏やかに過ごされた。家族が交代で先生のお世話をされ、1か月ほど自宅で過ごされ、眠るように2021年1月1日に永眠された。

 

 私のお見舞いの訪問時は、私は先生から空気みたいに扱われた。要は家族と同じ扱いである。それが一番うれしかった。穏やかに、先生と最後の時間を過ごすことが出来て幸せであった。先生は、突然死でもなく、自然なお別れであった。私もそういうお別れをしたいと思う。それが恵峰先生の最後の「死に方」の教えであった。

 

最期の言葉

 私が先生から聞いた病床での教えは「縁あって花開き、恩有って実を結ぶ」、「ありがとう」である。それを何度も口にされた。それが先生の94年間の人生の総括である。

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 馬場恵峰書

 この書は2016年に贈って頂いた。先生が、この書を揮毫された2006年は、私が先生と出会った年である。それを今日、気が付いた。不思議な因縁である。

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2022-06-28  久志能幾研究所通信 2419号  小田泰仙

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2022年6月27日 (月)

減塩する人は、洗脳されやすく、殺されやすい

 

 減塩では血圧は下がらない。人間の体はよくできていて、体内の塩分濃度が高くなると、水を多くとり、それをおしっこと一緒に排泄する。それで体の塩分濃度を一定に保っている。塩分は2000年前以上からあり、人体はその排泄機能を発揮している。

 塩は生きていくうえで、必須の成分である。減塩すれば、生命力が減衰するのだ。

 

高血圧の真因

 血圧が上がる真の原因は、血管内部に溜まったプラーク(コレステロールがじゅくじゅく状態になった粕状の塊)である。機械の配管内部が油汚れで細くなり、液体が流れにくくなっている状態と同じである。その原因は、最近の化学調味料、油の多い食品(明治以前は油で調理するメニューは日本食になかった)、ファストフードの飲食で、血管内部のそのプラークが溜まってしまい、血液がうまく流れず、自律神経が、血圧を上げる指令を出しているためだ。

 

 この理論を信じる信じないは、読者の勝手である。しかし私は真島先生(久留米市の真島消化器クリニックの院長)の食事指導で、2年かけて高血圧を治した。要は、配管内部にプラークが溜まる恐れのある食事を控えただけである。

 

 今まで私がかかった医師達は、高血圧症に降圧剤を処方するだけであった。精々、減塩食や運動、減量を勧めるだけである。それで20年間、降圧剤と飲み続け(飲まされることを強要され)たが、高血圧は治らなかった。

 

血管の詰まりは機械設計の配管と同じ

 私は機械技術者であった。機械の油圧配管設計も経験した。それで配管内部に汚れが溜まって、配管内部の流れが悪くなることは、自然と理解できる。しかし流れる液体が塩分過多や別の成分過多で、配管内部の圧力が高くなるとは、理解不能である。いままで、私は日本医学会から「塩分が高血圧の原因」と洗脳されていたのだ。

 

洗脳の結果

 そのために、私はうつ寸前、認知症寸前で、結局がんになってしまった。降圧剤が原因である。降圧剤を飲めば、体が必要な血液量が体の末端まで血が行き届かず、免疫酵素が末端まで行き届かないので、頭がうまく働かず、がんにもなりやすくなったのだ。かように洗脳は恐ろしく、死の危険まであった。塩分が高血圧の原因説は、新興宗教の洗脳教育に近い。私はその洗脳が融けて、健康になった。

 

日本沈没

 この新興宗教団体と同じ性質の官僚・医学界・医療業界・食品業界・マスコミの連合軍団は、がんや病気になる危険性の高い食品や食品添加物まみれの食品や高価な抗がん剤を売り付け、宣伝をしている。医師は対処療法でしか病気に向かわず、日本人の2人に一人ががんになる状況に成るように洗脳教育をしている。このままでは日本沈没である。

 現在、この洗脳団体は、死亡率0.34%、年間死亡者1万人の新型コロナ禍を過剰に恐怖で煽っている。その一方で死亡率37%、年間死亡者数37万人のがんの情報を隠蔽している。

 

2022-06-27  久志能幾研究所通信 2418号  小田泰仙

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人生六詞

 

 人生で嬉しいこと。一日無事で平安であることが如何に有難いか、それに手を合わせて感謝である。

 

 一期一会。今起きているご縁は、必然のご縁である。早からず、遅からず、自分の人生を良くするために、天が遣わしたご縁である。二度と巡ってこないご縁である。真摯に向き合いその対処をする。それが今後の人生を切り拓く力の育成となる。

 

 人は目に見えぬ絆で結ばれている。ご先祖が何を教えてくれようとしているか、考えよう。それが賢者の目の付け所である。全てに縁が善であるはずがない。それを賢く選択するのが人生だ。選択には知恵が必要だ。そのために勉強が必要だ。

 

 病気の縁に出会う。それもご縁である。人生で必要な出会いである。そのお陰で、自分の生活習慣を直すご縁を与えてくれる。そのままの悪い生活習慣を続けていれば、早死にしていたのだ。病気に感謝である。

 

 会社での逆境のご縁は、自分の能力を上げてくれる機会であった。左遷され、多くの職場を経験したことで、自分の経験知が増えた。逆境の時に、自分を勇気づける言葉とのご縁が多くできた。それが血となり肉となっている。感謝である。

 

 大垣に帰郷して、大垣市政の悪政と出会いの縁が出来きた。それも自分の経営者として勉強して来たことに照らして、学びを再確認する機会であった。大垣行政の不備を発見できる能力が完成した時に出会うご縁であった。

 そして福岡市の市長・高島宗一郎氏の著書『福岡市を経営する』(ダイヤモンド社)に出会う。人は本とも出会いのご縁がある。遅からず、早からず、である。それで都市を経営するとは、こんな方法があったのだと刮目である。あまりの大垣市の小川敏市政との違いに驚嘆である。良きご縁と出会えて、嬉しい限りである。

 

 町内の窃盗事件に出逢う。それも人生である。それで自分の人生の幸せを確認できる。少なくとも、窃盗する側の境遇に置かれていない幸せを喜びたい。

 

 ネット上で罵詈雑言を浴びせられる縁に出会う。それで冷静に自身を見直しする機会が得られる。社会には愚かな人が多くいる現実を見ることが出来る。相手は、罵詈雑言を吠えるだけで、データを使っての論理的な反論ができない。負け犬の遠吠えである。自分が、そこまでの愚かさではないことを確認出来て幸せである。人は自分の鏡なのだ。その鏡は歪んでいない。歪んでいるのは、相手の根性である。

 市民の皆さんのために、大垣行政の異常さを公開せねばならない。そのモチベーションとなる。

 

 なにせ家庭ごみは減っているのに、大垣市長はゴミが増えていると大嘘をついてゴミ袋有料化を強要してくるのだ。このコロナ禍の逆境で市民を地獄に落とす悪政である。実質的な増税である。カネがないなら、為政者としてやるべきことは、まず行政の経費削減と、自分達の高すぎる給与の減額である。

 大垣市は、議会でゴミ有料化を先に議決して、その後から市民に説明会をするという卑怯な真似をしている。市民は抵抗するすべもなく、ただ泣くしかない。市民が声を上げないと、殺される。コロナ禍で雇止めをされて、自殺をする女性も増えたという。大垣駅前商店街の閉店が続いている。そんなかの増税である。

 横暴な石田仁市長と、近沢正議員(ごみ袋有料化推進委員会委員長)を次回の選挙で落とすしか手がない。市民には、それしか抵抗する手段がない。

 石田仁市長は小川敏前市長の悪政を「継承」している。

 

 2015年から2019年にかけて大垣市民一人当たりのゴミ量は0.4%も減っている。しかし事業所から出るゴミ量は6.4%も激増しているのだ。増えたのは、行政が出すゴミと商業者が出すゴミの量なのだ。

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 「岡田まさあき市政報告 令和4年5月」より

 

4k8a93701sjpg 人生六詞  馬場恵峰書

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2022-06-26  久志能幾研究所通信 2417号  小田泰仙

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2022年6月25日 (土)

「絶対儲かる必勝法」の裏側

 

 この世は一寸先が闇である。分からないものを分かろうとしても無駄である。此の世で、どの分野のことでも必勝法など存在しない。ましてや、人生の必勝法など存在しない。

 

 だから「コレ内緒の話しアルネ、貴方だけ、絶対儲かる必勝法」と売り付けてくる輩を信用してはいけない。「これに入会すれば、貴方だけ教祖様が救ってくれる」などの手口も同様である。

 他から見ればバカと思われる話でも、それを信じて数十万人の信者が教団にカネを貢ぎ、数百億円規模の教団本殿があちこちで建造されている。それが今の新興宗教の世界で起きている現実である。どの教団を見ても、荘厳な巨額の本殿ばかりである。日本の人口は1.26億人なのに、宗教の信者数は1.82億人も存在する。その業界の主要10社 宗教法人の市場規模は、7兆円とも言われる。 日本では、宗教は第6次産業である。

 

新興宗教団体への勧誘騒動

 10年程前、私もその種の新興宗教団体に勧誘されたことがある。私が真面目な経営研究会で知り合った人からの勧誘である。その人は、ある会社の社長で、その会の元会長であった。彼の前歴と彼の話とその人柄を信じて、それなら試しに入ってみるか、ダメならすぐ退会すれば、という気になった。

 「貴方は選ばれたのです。選ばれた人だけが、幸せになれるのです」が殺し文句であった。要は、この世とあの世での必勝法である。

 入会金は38万円。3日間の秘儀の入会儀式があるとのこと。私は入会前に、ネットでそのインチキぶりと危険性を知って、即座に入会を拒否した。

 その教団は、高度なIT技術もあり、教団に都合の悪いネット情報を改ざんする部隊まで配備されていた。だからWikipediaの情報も書き換えられていた。

 その教団本部の建設費を信徒数で割ると、一人当たり1千万円のお布施が集められていた。その集め方もまともではなかった。

 そして退会しようとしても、地域の信徒が大勢押しかけてきて「退会すれば無間地獄に落ちるぞ」と家の回りで大騒ぎをするそうだ。やってくる信徒たちもその脅迫行動を一緒に取らないと、同じ目に逢わされるので必死である。

 その教団は、教団本部の建設用地確保のため、建設予定地の村の村長を襲撃させたという噂もあるような危ない教団であった。

 この必勝法は、売る方の論理で、買い手の論理ではないのだ。そんなうまい話が、この世にあるわけがない。

 

人生の必勝法

 人として正しい生き方をして、日々を精進して生きる。日々起こる現実に、冷静に向きあい、経験を生かして対処する。それしか、人生を勝利に導けない。自分を守って下さる仏様は、自分の心の中に居られる。

 

宗教とは

 「宗教」とは、「ウ冠」が自分の家、「示」が神事の意味で、「自分の家の教え(家訓)」という意味である。だから自分こそが、親の教えを守る教祖である。他の宗教に頼る必要はない。

 

 私はおだ仏教の教祖である。信徒は私一人だけで十分である。おだ仏教の本殿は、私の身体である。自分の体を大事に祭っている。だから自分の体の5S(整理整頓清潔清掃)を欠かさない。それが人生の修行である。自分の体を大事にせず、幸せにはなれない。生かされている自分を無心に最大限に活かして生きる。まずそこから生きることは始る。

 

 つい最近、自分の体の保守管理をさぼったので、がんになってしまった。佛さまは良く見ておられる。因果応報である。仏様の同業者?の「天」様も言っている。「天網恢恢疎にして漏らさず」である。

自分を信じて、自分の道を正しく歩む。それが人生の必勝法だ。

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 馬場恵峰書

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2022-06-25  久志能幾研究所通信 2416号  小田泰仙

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2022年6月24日 (金)

「紅葉の植木鉢」盗難、犯人逮捕、日本の安全

 

 2022年6月1日の深夜から翌朝にかけて、隣町のО家で「紅葉の植木鉢」が盗まれた。翌日に私の町内のT家で2つの植木鉢が盗まれた。グミとリンゴの木の鉢植えである。О家とT家は徒歩2分の距離である。

 紅葉の植木鉢はOさんが20年来育ててきた全高70cmの立派な植木であった。それでОさんは警察に連絡して、被害届を出した。

 6月2日、私が朝の散歩でその前を通ったら、パトカーが止まっており、3名の警官がОさんから事情聴取をしていた。

 私はOさんからその状況を聞いて、Tさんにも被害届を出すように進言した。Tさんは「この程度の植木で被害届を出すのは大袈裟」と言っておられたが、敢えて被害届を出してもらった。警察はすぐ飛んできて、事情聴取をした。

 私の家の防犯カメラの録画記録も警察に提出した。残念だが、その盗難場面は、カメラの死角であったのでその時の現場は写っていなかった。

 その後、警察署から録画記録の検証の結果の報告があり、あわせて当街の夜のパトロールを強化する」との連絡を受けた。ありがたいことだ。

 

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 2022年6月2日 現場検証

P11503491s 犯人宅より戻ってきた「紅葉の植木鉢」、鉢は入れ替わっている

 2022年6月23日

P11503031s 左側にあった2つの鉢が無くなっている。2022年6月2日

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検挙

 6月23日、警察が容疑者をパトカーに乗せて現場検証にやってきた。Oさんは、容疑者とは面識があったとのこと。すこし認知症の気がある老人である。警察は、犯罪歴から調査して犯人を割り出した模様だ。彼の自宅からその植木を発見した。それとは別に盗難と思しき植木が大量にあったそうだ。

 ご丁寧に、盗難された紅葉の植木鉢は、鉢が新品に入れ替えられており、窃盗の犯行が隠蔽されていた。彼の犯行後の事後処理は、認知症でも呆れるほど「しっかり」?している。

 Tさん宅の盗まれた植木は調査中だ。犯人宅にある植木の数が多すぎて特定が難しいとのこと。

 

皆さんへのお願い

 小さな盗難被害でも、警察に被害届を出してください。余罪や犯行歴から、このように犯人が特定される。日本の警察は優秀です。

 最近は常識では考えられない人が増えたので、防犯対策を強化ください。

 被害に有ったら、小さな被害でも警察に被害届を出してください。他の余罪もあると推定され、犯人検挙につながります。小さな犯罪を確実に取り締まれば、大きな犯罪も無くなる。それが街の安全対策だ。

 

国家の戸締り

 日本はならずもの国家に囲まれているので、防衛力の強化が必要だ。

 その昔、非武装中立などの戯言を言っていた社会党は消滅した。当時の社会党党首の自宅が夜の戸締りをしなかったとは、聞いていない。同様に、国の戸締りをしなくて、国民の命と財産を守れるか、である。

 連日、核ミサイル発射を繰り返して、日本に脅しをかける狂気の国がすぐそこにある。

 日本に自衛隊が出来る直前に、竹島を盗んで平然としている国もある。

 北方四島は終戦のどさくさで窃盗されたままだ。今度は北海道も侵略のターゲットにされているようだ。ウクライナ侵攻の顛末を見ていると、何をやるか分かったものではない。

 やくざ国家が刃物をもって尖閣諸島近辺をうろうろしている。毎日領海侵犯、領空侵犯を繰り返している。スクランブル発進で、毎回1千万円のジェット燃料費が飛んでいく。それも年間1000回近い。それも血税からの支払いである。かの国は日本に向けたミサイルを2000発近く配備している。自分の城は自分で守る、それしか対策がない。

 

 「日本や在日米軍、海上の米艦艇を攻撃できる地上配備型の短・中距離弾道ミサイルを中国は約1900発保有しているが、米国の保有数はゼロだ」

 オバマ米前政権で核・ミサイル防衛担当を務めたブラッド・ロバーツ元国防次官補代理の談話(朝日新聞ジャーナル)

「日本攻撃可のミサイル、中国に2千発」 米安保専門家 [核といのちを考える]:朝日新聞デジタル (asahi.com)

 https://www.asahi.com/articles/ASN3Q77H0N34ULZU016.html

  

2022-06-24  久志能幾研究所通信 2415号  小田泰仙

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人生の癌検診、社長の責務、変化に気づく姿勢 

 

 私は、「自分有限会社」社長である。その運営体の責任者である。その行動に全責任がある。自分の体の不調に気が付いたら、自分で判断せず、病院に行くことだ。病気には医師という専門家に任せるべきだ。社長としの自分の役目は、ある兆しに気が付いたら、声を上げることだけだ。

 

がん検診

 私は元技術者で、がん専門医ではない。3年前、私にはがんの自覚症状などは全くなかった。ところが2018年12月25日、私のピアノの河村義子先生が突然、がんで亡くなられた。この事件で、変化の兆しを感じ、胸騒ぎを覚えて翌年早々がん検診を受けた。それでがんが見つかった。その兆しに気が付いてよかったと、今更ながら仏様に感謝している。あと半年発見が遅れていれば、手遅れであった。運命の兆しに気付くのも、一つの能力であると感じた。万物は声なき経を唱えている

 

社長の責務

 ある兆し(今までと違う現象)があり、その後に深刻な事件が起きてから、大慌てでドタバタするのは、社長として無能な証しだ。社長としてやるべきことは、「おかしい」と声を上げることだ。

 事件の解決は、専門家に任せればよい。専門知識ない社長の自分では無理である。問題点の解決は大した話ではない。たんなるテクニカルな問題である。

 

 人から行動を批判されたら、それは自分の行動が社会倫理に反していて、自分の人間的劣化の兆しなのだ。自分の行動を反省しないと、人格に癌細胞が増殖して、社会的に孤立する事態となる。

 

 前現の大垣市長も、市民から批判されたら、それを天の声として受け止めないと、天罰を受ける。だから、前市長は大垣市に20年間君臨してもその反省も改善もしなかったから、大垣市の価値が半分以下に没落した。大垣市の公示地価の20年間の下落の傾向は、神からの審判であった。だから前市長は、6選を諦めざるを得なかった。神の見えざる手の差配である。

 今回、石田仁市長が、ゴミ袋有料化で進めている増税は、行政としての長の傲慢さの兆しである。大垣市の行政組織に癌細胞が増殖している兆しである。市民として阻止しなければならぬ。

 石田仁市長もゴミ袋有料化推進委員会の委員長・近沢正議員も大垣市政のがん細胞なのだ。コロナ禍で経済体力が弱った大垣市民を、増税という悪政で蝕む市民の敵なのだ。

 

 会社で顧客からのクレームが増えたら、それに対して社長がその原因調査をするように指示すべきなのだ。それを悪い情報は上に上げない体制となっていると、倒産に至る事態となる。タカタ、雪印、日産、三菱電機、三菱自動車の不正事件は、その典型的な事件であった。

Img_63981s 馬場恵峰書

 

2022-06-23  久志能幾研究所通信 2414号  小田泰仙

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2022年6月22日 (水)

なぜ数学はできにくいのか、なぜ書が上手くならないか

 

 数学ができるできないは、頭の良し悪しよりも、数学に接した量で決まります。(数学の出来る子は、ヒマがあれば、数学をしています。だから、出来るのです。)多くの「解き方」を知っているから、解けるのです。

     津川博義著『世界最速「超」記憶法』(P196)

 

『切に思うことは必ずとぐるなり

 強き敵 深き色 重き宝なれども

 切に思う心 ふかければ 必ず方便も 出で来る様あるべし』

   道元禅師『正法眼蔵随聞記』

 

 これは数学に限らず、経済学でも、芸術でも、語学でも、人生の全てのことに通じる。どれだけそれが好きになり、どれだけ切望するか、それにどれだけ多く接するかで、そのレベルが決まる。

 出来るまでやる。一日も欠かさず続ける。凡人の我々に出来ることは、それしかない。それを一事一心一念道という。

 

 下世話な話で、米国の乞食は日本人より英語がうまい。その理由は、彼らは日本人より、多く英語の会話環境に接しているからだ。しかし英語がうまいのと、英語で論理的に話せるのとは、別である。それには系統だった教育が必要だ。

 TOEIC900点の英語猛者でも、書類の作成に論理構成の必要な科学工業検定試験(TEP)1級は受からない。それには論理構成の系統だった勉強が必要だから。それもそれにどれだけ多く接したかだ。

 強烈に切望さえすれば、美人でも、権力者の座でもなんでも手に入る。しかし、それで幸せになれるかどうかは、別問題である。不純な目的なら、不幸になるのが世の定めである。それに見合った財力、体力、徳力がないと、それで地獄に落ちる羽目となる。美女から毎夜攻められたら困らない?

 

 馬場恵峰先生は、6歳から書道を始めて、94歳までそれを続けられた。師は6歳までも、家のあちこちに飾られた書を見て育ったようだ。それは6歳の時の書を見ても、上手すぎて呆れる。つまり書に接した量が半端でなかっただけだ。

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 馬場恵峰書 小学校1年生時

P1040531s 馬場恵峰書 中学校2年生、3年生時

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 馬場恵峰書 92歳

   書道では、同じ形では書かない。「一」の変化に注目

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2022-06-22  久志能幾研究所通信 2413号  小田泰仙

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2022年6月21日 (火)

58年分『航空情報』保管、断捨離拒否、商売外道

 

 私のお宝は、58年分の『航空情報』という航空関係の月刊誌である。10冊ほどの欠品は有るが、1965年から現在まで58年間のバックナンバーとして揃えてある。これは私の人生と一緒に歩んできた雑誌で、自分の歴史でもある。私の戦友としての大事なお宝である。いまさら捨てられず、定期購読も中止できない。幸い、保管スペースを確保したから、今からも大切に保管していきたい。

 58年間の雑誌のバックナンバーの分量は、書棚の7セルに納まっている。その全長は、幅76cm×7セル= 5.32mである。

 

空間財産

 空間も財産である。その空間を確保するとは、財産の増加である。今流行の断捨離など、ガキの行動である。何故、自分の歴史をゴミ箱に捨てて楽しいのか。断捨離と5S(整理整頓清潔躾)とは、別物である。断捨離をせざるを得なかった原因は、今までの空間蓄財能力と5S能力が欠如していたのだ。モノを保管するスペースを創出するのも、蓄財能力である。

 

人生とは想い出の記憶

 人生とは想い出の集積なのだ。愛する人と一緒に過ごした思い出まで忘れてしまっては、認知症である。それでは、自分の人生は無いことになってしまう。その思い出の品こそが、自分の人生なのだ。その思い出の品を整理整頓して保管するのが、自分の人生の歴史だと思う。間違った断捨離はすべきではない。

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欠品の痛み

 このバックナンバーの内、2002年に3冊分が欠品である。後の7冊は、バックナンバーを過去に溯って集めていたが、出版元で在庫切れになって手に入らなかったためである。

 その3冊の欠品の原因は、父が亡くなり、そのドタバタの対応で入手を失念してしまったためである。すぐ注文すればよかったが、何故かそのままになってしまい、今にして後悔している。

 大垣駅前商店街の書店から、『航空情報』を30年来、買っていた。私が三河地区に就職してからは、父に頼んでその書店から買ってもらっていた。それで実家にその『航空情報』を蔵書として保管していた。ところが父が倒れたため、その書店から買えなくなった。その書店は、その後、取り置きしてた『航空情報』を出版元に返品してしまった。父の葬儀の後、後始末でその件に気が付いた時は遅かった。その時、再度、バックナンバーとして注文すればよかったのだが、私は気が滅入っていて、できない状況であった。

 その時の書店の対応が、商売道に反していると感じ、その書店との付き合いを止めた。30年間も継続して『航空情報』を購読したのに、単に1か月買いに来ないからと、出版元に返品してしまった商売のやり方に疑問を感じたのだ。

 その後、その書店は、売上が減ってきたようで、『航空情報』の定期購読再開を打診してきた。私は拒否をした。その時期は、大垣駅前商店街の衰退と時期が一致している。

 58年分の『航空情報』に欠品があることも、その時の自分の人生の黒歴史を表している。そこを見ると、父の死とその時の自分の心境を思い出してしまう。その時の書店の対応に不満があり、その書店との定期購読の取引を止めた。その書店も今はない。大垣駅前商店街の衰退と同時である。バックナンバーがないことと書店が閉店になったことも黒歴史なのだ。そこにもドラマがあり、獲得した知恵がある。

 

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書棚に7セル分の『航空情報』、幅76cm×7=全長 5.32m

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 『航空情報』最新号

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2022-06-21  久志能幾研究所通信 2412号  小田泰仙

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