洗脳「紫外線有害説」で乳がんが急増した
洗脳ニュース「紫外線有害説」は化粧品会社と皮膚科医が流したフェイクニュースである。
化粧品会社が「美白ブーム」を造り出し、「太陽に当たるので皮膚がんになる」「日焼けしない白い肌が美しい」との脅迫洗脳広告が30年前から始った。それで日焼け止めの売り上げが増え、女性は太陽に当たらなくなった。それにつれて乳がんや高血圧、糖尿病、鬱病、アレルギー、骨粗鬆症が増えていった。男性は前立腺がんが増えていった。
この40年で乳がんは4倍に増えた。乳がんの死亡率は30%である。
もし紫外線が生物に有害なら、赤道直下の熱帯地方で、多種多様な生物が進化するはずがない。紫外線は生物体に大事な要素である。
皮膚がん
南雲吉則先生は、「(太陽に当たらないと) 紫外線不足によって、ビタミンDが足りない人はガン死亡率が、1.7倍になる」と断言される。太陽に当たらないからビタミンD不足になって、がんになりやすくなったのが原因だ。
日本人が皮膚がんになる確率は、全がんの中で0.4%である。欧米人と比較して、皮膚が有色のアジア系は心配することはない。日本人の皮膚がんは、米国人(白人)の100分の1程度である。
日本のがんの年間死亡者数38万人に対して、皮膚がんで死亡したのは1,707人(0.4%、2020年)である。それより乳がんが恐ろしい。乳がんで年間14,779人が死亡している(2020年)。新型コロナの死亡者数より多い。これは死亡率30%程度にあたる。
乳がんは、がんのなかでも、日本女性がかかる割合(罹患率)が第一位であり、その罹患率は増加の一途である。 生涯のうちに乳がんになる女性の割合は、50年前は50人に1人だったが、現在は14人に1人 である。年間6万人以上が乳がんと診断されている。
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私はビタミンD欠乏症
南雲吉則先生は乳がんの専門医である。私も南雲先生の診察を受けて、「ビタミンD欠乏症」の診断を受けた。ナグモクリニックでは、血液中のビタミンの状況を調べる血液検査をしてくれる。一般の病院ではやってくれない血液検査である。
それでその治療を開始した。2年前の事である。その出会いは、日本放送協会のカルチャセンターで先生の講座があり、受講したことがご縁である。ご縁と知識は命を保護する力となる。
現在、私はテニスの半袖上着、短パンで太陽に当たりながら、毎日30分の散歩を欠かさない。それで自分の体がビタミンDを作ってくれる。夢の実現の為には、まず体つくりである。
参考文献:南雲吉則著『紫外線のすごい力』主婦と生活社 2019年
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働き盛りの女性に乳がんが激増(日経ビジネス 2016年2月8日号)
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2022-07-24 久志能幾研究所通信 2442号 小田泰仙
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