夢の実現のため
「できるはずだ」と確信すれば、脳はそれを実現するために最大限のアウトプットを行おうとする。それが凡人の思考方法である。凡人がバカげたことを成し遂げる。バカでないと、やれないことがある。
「できるわけがない」と思えば、脳はその優秀ない機能を動員して、「出来ない」理由を考え始める。それがエリートの思考方法である。エリートは、馬鹿げた無駄なことはやらない。
文字での目標値は、上から視線の説得である。それに対して、イメージ図での完成予想図は、納得である。人は他人を説得するのは大好きだが、説得されるのは大嫌いなのだ。だから自分を説得させず、自分で納得できるイメージ図は、夢実現に最適である。
だから私は、そのイメージ図を家のあちこちに掲げている。そしてそれを見ながら、時折更新をしている。それで日々、夢の実現に向けて歩んでいる。
どんな夢も一日にはならない。ローマは一日にして成らず、である。馬場恵峰先生が日中文化資料館を建てたのは60歳の時だが、その1億円の借金が完済されたのは84歳の時である。先生の夢が84歳で完成したのだ。夢が大きければ、それだけ時間がかかる。「千里の道も一歩から」である。だからこそ、長生きせねばならぬ。
その夢の実現の為、2倍働けば、2倍早く実現する。人の倍の知恵を出せば、2倍早く実現する。人の2倍の投資(人・モノ・カネ・時間)をすれば、8倍の速度で実現する。
狭い世界に閉じこもっていないで、障子を開けて世界を見れば、新しい展開が生まれる。佐吉翁曰く「障子を開けてみよ。外は広いぞ」。そうすれば知識と見識が増える。沢山取り組んで、多く失敗すれば、それだけ智慧が付く。智慧こそが、夢を実現する加速機である。智慧が1の努力を100倍にしてくれる。
洗脳されて信じれば、普通のおばさんが1億円を統一教会に嬉々として寄進してしまう事態となる。悪いことでも、それを良いと騙されて行えば、悪魔が助けて、怖ろしいことが起きる。人間は、その気になれば何でも出来るのだ。
この世の事象は、色即是空、空即是色、である。事象に善悪はない。それに色を付けるのは人間の意識である。
だから、それが世のために良いことなら、堂々とやればよい。きっと仏様が助けてくれる。いつか世間が認めてくれる。
「マジョなるキャットサロン」のイメージ図
魔女の絵は「すずはらりんご」さん作
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2022-07-30 久志能幾研究所通信 2447号 小田泰仙
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