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2022年5月

2022年5月14日 (土)

昼あんどん 点灯すれば ボケでも安全運転

 

 いくら昼行燈と言われる人でも、点灯(発言)していれば、その存在はボケていても目立つ。昼行燈と言われた大石内蔵助でも、発信していたから、立派にかたき討ちを完遂できた。

 

 昨日(2022年5月13日)のお昼ごろ、市内を走行中に雨が降ってきた。それでライトを点灯して走行を始めたが、回りの車で点灯して走行しているのは、5%くらいだった。

 車の安全運転のため、雨が降ったら昼間でも点灯が原則である。しかし日本ではほとんど点灯せず走行している。

 点灯しているのは、ベンツやボルボの外車である。これは運転を始めると、強制的に点灯するシステムになっているようだ。

 昼間でもヘッドライトを点灯している車は遠くからもよく存在が見える。点灯するのは、自分が周りを見るためでなく、回りに自分の車の存在を早く認識してもらうためだ。交通事故の大半は、その存在に気が付かないことが大きな原因である。

 

確証バイアス

人は見たいものしか見ない。目の前に見えていても、見る意識がないと、ないも同然である。

“libenter homines id quod volunt credunt”(ラテン語)

“Men willingly believe what they wish to believe“(英語)

「人間ならば誰にでも、現実のすべてが見えるわけではない。 多くの人は、見たいと欲する現実しか見ていない」 (塩野七生著『ローマ人の物語』より)

 

 人は確証バイアスにより、仮説や信念を検証する際にそれを支持する情報ばかりを集め、反証する情報を無視または集めようとしない傾向があり、認知的不協和(不快感)から、反証する情報も自分のいいようにねじ曲げて、解釈する傾向にあります。

 

 情報が溢れる現代社会では、特にそのことを自分で認識している必要がある。特に車で走っていると、自分が希望(想定)する状況しか見ていないのだ。だから想定外の状況が出現して、交通事故となる。

 

発見の確率

 事故防止には、事故を起こしに来る要因・物体を、いかに早く発見するかに尽きる。そのためには「発見する確率」と「発見される確率」を向上させればよい。なにせ、事故原因の55%が「認知の遅れ」である(1967年自動車技術会の調査データ)。

 このことから、事故の要因(障害物等)の認知(発見)をいかに早くするかで、事故に合う確率は激減する。認知の向上には、「発見しやすさ」と「発見されやすさ」を向上させればよい。

 

 

 「発見しやすさ」と「発見されやすさ」の確率を、1938年にローパーとハワードがドライバーの直前にダミー歩行者を飛び出させて実験してデータを得ている。実験では、何が起こるかを全く予知していない被験者が運転する車の直前に、ダミー歩行者を飛び出させて、ドライバーがそれに気づいてアクセルベダルから足を離す時点でのダミーから車までの距離を測定した。予知していれば当然視認した距離をLn 、実際にドライバーがダミー歩行者を視認した距離をNa として、〔Na /Ln 〕を横軸に、縦軸にダミー発見ドライバー数の累積頻度を図・7に図示する。これから下記のことが分かる。

 

・ダミー歩行者を予知せぬドライバーは、予知しているドライバーには見える視認距

 離の70%まで近づくまでは、一人もその存在に気づかない。

・50%の距離に近づくと、半分の人が気がつく。  

 予知しないドライバーが妨害物を発見する確率が50%になるのは、予知している

 ドライバーの視認距離の1/2になってから。

 つまり、意識して見れば人の2倍は見える 

・25%の距離まで近づいて、初めて全員が気づく。

 

 予知を意識した運転とそうでない場合では、事故を起こす確率が異なるのをこのデータは証明している。

Photo

ドライバーの妨害物発見確率曲線 (V.J.ローバーTrans,IES" 1938.05

 

 また事故の大半は「衝突する相手の車を発見しなったため」に起きている。

 事故件数を違反別に分類したデータ(図⒏2)から、「安全不確認」、「脇見運転」、「一時不停止」、「動静不注視」、「漫然運転」のワースト5の合計は54.4%に達する。このワースト5こそが「不発見型」の事故である*3。

Photo_2

図8.3   運転者の内容別事故件数

 

 

◆ 自己顕示   

 「発見されやすさ」の確率を上げるためにも、暗くなりはじめた時や薄明かり時には、ヘッドライトを他車より早めに点灯すること。なぜなら、ヘッドライトとは自分の為でなく、他車から自分の車を認識させるためにある。それが事故を減らす。小雨や霧ならホォグランプ・ヘッドライトを点灯すること。

 ただし、スモールランプを点灯すのはダメ。なぜならスモールランプは停止している車が点灯するもので、走っている時は、点灯しないのが国際ルールです。

 

必要な自己顕示

 相手に自分の存在を認識させることは、事故になる確率を減らす。事実スウェーデンでは1985年時点でも、昼間からヘッドライトの点灯が法律で義務づけられていた。これは確かに効果が高い。

 最近はベンツ車は、昼間から点灯して走行している。

 また対向車がいない場合は、こまめに遠目のライトを活用して、自分の存在を主張して走るべきである。

 暴走族に不思議と事故が少ない。これはあからさまな自己顕示をした派手な運転をするため。相手も恐ろしいので避けてしまう。だがその実際は、彼らが安全を確認してから、「信号無視」をしているからである。そのため事故が少ないと推定される。

 だから、「暴走族になって事故を減らそう?」はダメです。

 

 夜間の「発見されにくさ」では、車の正面からの視認率を100とすると、後面のそれは10くらいに落ちる。

 車の側面からは車のヘッドライトは殆ど見えないため、その視認率は1くらいと推定される。だからこそ、右折で、脇道からメイン道路に進入する場合には、細心の注意が求められる。

 私が貰われ事故を起こしたのも、このケースです。また私が交通違反反則金を2回も払う羽目になったのも、「パトカー」を発見できなかった夜間でした・・・。これからも夜間の運転自粛が望まれる。

 

2022-05-14  久志能幾研究所通信 2384号  小田泰仙

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2022年5月13日 (金)

フリーセックスからの学び。PCデータバックアップ

 

スウェーデンのフリーセックス

 「フリーセックス」とは、無制限な淫乱の饗宴ではない。「フリー」の日本語訳は「自由」ではない。「フリー」とは、人間を縛る拘束からの解放である。男女の性の制約、人種の制約、年齢の制約などからの解放である。例えば「煙草フリー」とは、他人の迷惑な煙草の煙からの解放である。要は禁煙区域のことだ。だからフリーセックスとは、封建社会のように一方的に女性だけを虐げる制度からの解放である。

 

シングルマザーをバックアップ

 スウェーデンでのフリーセックスとは、このような性に代表されるしがらみからの解放で、無制限な性の謳歌ではない。人間だから当然男女間の間違いもあり、その場合は政府(社会)がそれをバックアップしましょう、である。

 ただしそのバックアップが行き過ぎて、若いシングルマザーの国からの補助金額が、妻子のいる人と同等になるのはおかしいとの批判もある。

 

宗教の縛り

 その代わり、スウェーデンでは厳しい宗教規律があるので、不倫は厳しくとがめられる。その点なら日本の方がよほど性に開放的である。日本なら金で男女関係は解決できる。しかしスウェーデンでは、不倫をすれば社会的に抹殺される。ポルノは自由だが、公的な場所では厳しく制限される。外国の業者がスウェーデンで金儲けをしようとポルノショップを開店したら、女性団体から抗議に押しかけられて、閉店を余儀なくされたという話である。

 

狂気?

 1985年、私は仕事でスウェーデンの自動車工場に機械納入で出張した。その時、機械のトラブルで徹夜近いことをした。また後続部隊も機械トラブルで徹夜をした。そうしたらスウェーデン人のスタッフから You are crazy. と呆れられた。「機械は壊れて当たりまえ。機械が壊れただけなのに、それを(人間性無視で)徹夜で修理しようとするのは、狂っている」という。スウェーデン人は人間性を最重要視するのだ。そのために整備された社会保障のバックアップがある。

 

私のPCのバックアップ体制

 以上のスウェーデン人のフリーセックス思想で、それを展開すれば、ハードディスクは壊れて当たりまえ、である。その前提で私はPCデータのバックアップをしている。

 過去に5回ほど、PCやビデオのハードディスクがクラッシュした。それに懲りての体制である。

 私の常用のPCデータは6テラである。写真データや動画が増えてから、データ量が一気に増えた。そのバックアップが悩みの種である。

 

 そのバックアップとして、4セット(4テラのハードディスク2台で、8テラで1セット)のハードディスクに毎月、順次バックアップを取っている。最長4か月前まで遡れる体制である。4セットにデータ保管を分散するから、その負荷も4分の1に減る。

 

 もし3台のデータに齟齬があれば、多数決でデータを選択できる。コンピュータだって間違えるのだ。

 

 6テラ分を一気にバックアップはしない。それはハードディスクに過剰な負担をかけるからだ。毎日少しずつバックアップである。ハードディスクは繊細な精密機器である。乱暴には扱わない。

 

 データを圧縮してはバックアップしない。過去に圧縮してバックアップをしたら、復元できなかった事例がある。それ以来、圧縮してはバックアップをしない。

 

 全自動でのバックアップをしない。確認しながら少しずつバックアップである。

 

 バックアップ用のハードディスクは、使う時だけ電源を入れている。ハードディスクは消耗品である。大事に使いたい。フリーソフトで、その使用状態、異常状態、寿命も監視している。

 

 ハードディスクも生き物である。命を大事にしよう。ハードディスクのヘッドをジャンボジェットの機体と例えれば、全長76メールの機体が地面から数cm浮いて高速で飛んでいると同じである。すこし振動を与えれば、クラッシュである。

 

 

2022-05-13  久志能幾研究所通信 2383号  小田泰仙

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2022年5月12日 (木)

お釈迦様を金儲けの釣り餌に。罰当たり

 

 新聞のテレビ欄の隅にお釈迦様の彫刻像の宣伝が出ていた。黄楊で全長27センチの立派な仏像だ。お顔も相応な荘厳さで彫られている。その値段を見て驚嘆した。3万円である。このレベルなら、今までの通販実績では20万円から30万円で売られている。それが3万円で驚嘆である。

 もしこの大きさで、黄楊で、松本明慶師の作品なら、300万円でも買えない。機械で自動彫しているから安いが、それでも安過ぎである。

 

 知人の専門業者に聞くと、それは客引きのおとり商品で、それにつられて買った客が、カモとして登録されて、後日、どんどん金を巻き上げられる仕掛けだという。この種のこんな仏像に3万円しか出さない思考回路を持つ人は、C国経由で金儲けをしている業者には涎の出る獲物である。だって見る目がないのだ。こんなものに手を出す人は、印刷物と本物の差が分からないのだ。簡単に騙せる。

 業者は、まさにお釈迦様を金儲けの釣り餌として扱っている。仏像造りに命をかける仏師への冒涜である。そんな業者が跋扈している現代である。世も末になったものだ。そんな業者に騙されないように注意を喚起したい。

 

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 中日新聞 2022年4月19日

 

2022-05-11  久志能幾研究所通信 2382号  小田泰仙

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2022年5月10日 (火)

ご縁の特別列車に飛び乗り、PCに狂う

 

 ご縁の特別列車が来たら、迷わず飛び乗るべし。その列車は早からず、遅からずやってくる。「天之機緘不測」(菜根譚)、天が人間に与える運命の時刻表は、人知では到底はかり知ることはできない。だからこそ、日々大切に、来るご縁を大切に、生き活かされる人生を全力で生きたい。

 天の定める時刻表は人知には及ばない。天網恢恢疎にして漏らさず。これは良き意味にも悪い意味とも解釈し、よき行いは何時かは天が拾ってくれると信じている。悪は天が裁いてくれると信じて生きたい。

 

 しかし日頃、志や夢を明確に抱いていないと、その列車の到着が見えない。その列車は銀河鉄道夢電車だ。それはまるで流れ星のようだ。それが見えたら直ぐ飛び乗らないと、銀河鉄道夢電車は発車してしまう。

 

 その電車が霊柩車に見えることもあるかもしれない。しかし、それを拒否せず、まず来た電車に乗らないと、次の夢電車には乗り継げない。敢えて霊柩車や満員電車に乗らねばならぬこともある。それが人生だ。私はそう思って、奴隷のような宮仕え生活を耐えた時期もある。それが20年後の花開き、それに感謝したこともある。奴隷の時代は、私の修行の時代と解釈すれば、その分、大きく成長できたとプラス思考で生きていける。

 

 その運命の電車が来ても、その電車に乗るには、乗車券という金が要る。その金を日頃から貯めておかねば電車に乗れない。だから日頃の節約精神が大事である。決断力を日頃から養わねば、飛び乗る事も出来ぬ。

 

パソコンに狂う

 1984年頃、当時年収が500万円ほどのとき、定価400万円のパソコン(10 Mのハードディスク付き。実質オフコン)を趣味の領域で買った。それは当時会社で業務用に使われていたオフコンである。追加で購入したハードディスクが40M(40Gではありません)で100万円もしたのには、目が飛び出た。また5インチ1Mのフロッピーディスクが1枚で2000円であった。今なら40Mのメモリなど千円以下だ。

 技術の進歩が、決して幸せをもたらせてくれるわけではない。それほど技術革新が激しい時代を我々は生きてきた。当時、こんな高額のものをよくも買ったものだと、当時の私の狂気に呆れている。しかしそれは正解であったと今は解釈している。

 今は全く使わないが、そのパソコンを捨てる勇気がなく、今は私の技術遺産、衝動買い遺産として、玄関に展示している。それを見る度、自分の暴挙を懐かしく思い出して、勇気を貰っている。

 

 当時、パソコンの主流であったPC9801に5メガのハードディスク付きモデル(PC9801M4)が新発売された。それが40万円ほどであった。パソコンとオフコンの差は歴然としていた。PC9801は1ジョブだが、オフコンは今のwindow10と同じマルチタスクで、裏で別の仕事をしてくれた。それを好きで使いこなし、コンピュータの勉強に励んだ。普通の家庭用のPCのBASIC言語とオフコンの構造化BASIC言語とは、次元の違う世界で私を楽しませてくれた。この構造化BASIC言語にはFORTRANとCOBOLの機能も含まれていて、言語スキルも身に付いた。

 

 その当時、私はプログラム作りに熱中し、それがその後の仕事に役立ち、業務改善のBASICプログラムを作って仕事に役立てた。また後年、それを活用して、SQCの本に掲載され、その本が日経図書賞を受賞した。儲かりはしなかったが、何事にも代えがたい経験と必要なものは高額でも買ってしまう度胸が付けられた。

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  富士通 9450Ⅱ

 

特別列車に飛び乗り

 最近は、身近の大垣行政の傍若無人ぶりを見逃さず、その現象を冷静に観察してきて、それを他市や他国の状況を研究することで、多くの学びがあった。それも私が経営の勉強や統計学の勉強の「電車」に飛び乗った経験があるからだ。

 私は大垣市小川電車に乗せられて、その暴走運転ぶりで、多くの学びをさせてくれた。感謝である。

 英語の勉強では、テクニカルライティングのミシガン大学の夏季セミナーに科学工業英語1級の資格がないと参加できないと思い込んでいた。しかし金を用意すれば参加できることが分かり、100万円の自費で参加した。その後、それを機に猛勉強して、49歳で科学工業英語1級に合格できた。当時でも全国で累計350人しか合格者が存在いない超難関試験であった。英検1級合格者が数万人もいる世界とは別世界である。試験では、論理構成がないとTOEIC900点を取っている英語達者でも合格しない。

 その経験が後年の仕事で大いに役立った。あの時、電車に飛び乗らなかったら、英語検定試験への挑戦も無く、合格も無かった。その後の世界での展開も無かった。 

 経営の勉強では、ご縁があり、松下幸之助経営塾に出会い100万円の受講料を使った。別の経営の勉強では計300万円程を使った。良き学びの電車であった。それで馬場恵峰先生との出会いもできた。電車に飛び乗ったおかげである。あの時、来た電車に飛び乗らなかったら、馬場恵峰先生からの学びはなかった。馬場恵峰先生は私の永遠の人生の師である。

 

 

2022-05-10 久志能幾研究所通信 2381号  小田泰仙

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2022年5月 9日 (月)

大垣行政は大垣市民を騙し続ける

 

 大垣市行政は、大垣市民を騙して、補助金を減らし、増税して贅沢三昧をしている。その「お陰」で、大垣役人の給与は大垣市民の2倍の給与である。大垣役人の給与水準は全国で97位の高額である。それに対して大垣市民の平均供与は順位で225位である。おかしい。議員の給与も同じく高い。

 大垣市をこの20年間で公示地価を半値以下に暴落させた罪ある身なのに、その働きに対してお手盛りの高給与は分不相応で、倫理違反である。

 その給与は、昨年まで岐阜市のそれより高く、県下一の高額であった。

2021年度

大垣市地方公務員 平均年収  678万7000円

 全国市区町村ランキング:97位  1741市区町村中

 岐阜県内ランキング:2位

 

大垣市民 平均年収 340万5998円

 全国市区町村 ランキング 225位  1741市区町村中

 それでいて、大垣市の税金は高く、見えない税金としての無条件強制募金が岐阜市の10倍にも上る。

 それでいて、大垣市の児童生徒一人当たりの教育費が県下最低である。それに授業で使うのドリルの紙代を親に請求される。他市では当然、紙代は無料である。

 2018年の酷暑のおり、大垣市の小中学校のエアコン装備率が2.1%で県下最低であった。他市はほとんど100%であったのに。

 何が「大垣市は子育て日本一を目指す」だ! 大嘘である。

 また、市民の為と称して、県下一豪華な新市庁舎を強引に建設した。市民一人当たりの負担金は、岐阜市のそれより20%も多い。(文末データ参照)

 大垣行政は大垣市民を騙すのに味を占めて、今回はゴミ袋有料化で増税を企んでいる。既に議会も承認も得たので、2023年1月より実施するばかりである。

 住民に説明会を開催しても、その説明は論理破綻の言い訳ばかりである。とても納得できない。大垣行政は、大垣市民は無知だからと安易に考えて説明会を開催している。大垣クリーンセンタ三宅所長は市民を愚弄している。

 

ゴミ袋有料化事件の騙し

 2023年1月より、大垣市はゴミ袋有料化を実施する。その理由は、回りの市町村がゴミ袋有料化をしているからという(大垣クリーンセンタ所長の説明)。

 

 大垣市は嘘は言わないが、本当の事も言わない。岐阜市はゴミ袋有料化をしていない。それは言わない。大垣市は岐阜市より財政的に豊かである。大垣市より財政が厳しい岐阜市は、岐阜市はゴミ袋有料化をしないのだ。大垣クリーンセンタ所長はそれにはダンマリである。

 

 大垣市が新聞へ発表した情報では、ゴミ袋有料化で年間2000万円の節約となるそうだ。それでゴミが8%ほど削減されるという。騙しの大嘘である。

 ゴミ袋有料化でゴミ削減対策が、と言うが、ゴミ袋有料化がゴミ削減の対策など、汚役人のオツムがお花畑状態である。対策が間違っている。いや間違っている振りをして、各家庭5千円で約7万世帯からゴミ袋有料化で、(5千円×7万世帯=)3億5千万円を大垣市民から強制的にカツアゲできるので、悪知恵があると言える。

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騙しで不都合な点 

1 確かにゴミ袋有料化で一時的にはゴミは減るようだが、すぐその削減は元に戻ってしまうのが、過去の実施例の実績である。レジ袋の有料化と同じく、愚策である。行政と特定業者が潤うのだ。

2 その為、不法投投機の対策が問題になる。だからゴミ袋有料化という対処療法の対策が根本的に間違っている。大垣クリーンセンタ所長は、その対策で、警察と連携して警備を増やすという。余分の金が要ると言うのは、その施策が間違っている証拠である。

3 ゴミ袋有料化を実施している市町村は全体の63.9%である。本当に必要なら100%であるはずが、6割しか実施していない。増税という安易な施策で金儲けしたい無能な市町村がゴミ袋有料化している。だから岐阜市はゴミ袋有料化していない。それと比較すれば大垣市の市政は無能だと推定できる。

4 見えない増税である。母子家庭や年金生活者の家計を直撃する悪法である。

 なにが子育て日本一を目指すと大嘘をいうのか。ただでさえ、大垣市の児童生徒一人当たりの教育費は県下最低なのだ。

5 ゴミ袋有料化はゴミ削減の対策にならない。見かけだけの騙しの対策である。それより過剰包装の削減指導、無駄な行政の資料削減が有効だ。以前の元気ハツラツ市で、どれだけ多量なゴミが出たか計算したのか。その元気ハツラツ市で大垣市の衰退が加速した。

 以上の論点から、ゴミ袋有料化は論理的に間違った施策である。

 その大垣市からはゴミ相当のくだらない資料が大量に自治会回覧で回ってくる。それを止めるだけで、ゴミ削減になるはずだ。

 市庁舎には、ゴミ同然のIT案内ロボットや案内ロボットが無駄金を使っている。ゴミ同然の駐車場案内警備員がふんぞり返っている。それだけで、年間数千万円の無駄遣いである。

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 増税でぼろ儲け

 ゴミ袋有料化で年間2000万円の節約というが、そのゴミ回収費用は、2億5千万円(=2千万円÷0.08)である。大垣市は今までとゴミ回収費用は変わらない。それで濡れ手に粟の3億5千万円を増税としてぼろ儲けである。

 

 

資源ごみ報奨金を減額して騙し

 大垣市は6年ほど前、資源ごみ(古新聞、古雑誌、アルミ缶等)をキロ6円の報奨金で回収していた。それは各自治会の重要な資金源であった。それを数年間にキロ4円に減額し、2022年度から2円に減額する。

 その結果、自治会に回る報奨金が約2千万円(=約4万円×500自治体)も浮くのだ。つまり市民には増税である。

 市民は資源ごみを頑張って回収すると、罰として報奨金を減らされたのだ。このペースでは、2,3年後には、そのキロ2円の報奨金もゼロになると容易に予想される。大垣市では、頑張れば、裏切られるのだ。騙しである。

 各自治会の資金は、自治会の防災用品の購入資金に充てられる。それが減額されたのだ。大垣市は、市民の防災対策など知ったことではないのだ。

 

 

前市長の脅しまがい

 以前、キロ6円の報奨金がキロ4円に減額されるとき、傲慢で人の意見を聞かないという噂の前市長が各自治会の会合に出向いて説明をしたそうだ。その時の状況を前自治会長から聞いた。しかしそれは酷い有様であったようだ。前市長は説明をしたいと申し入れてきて、自治会が断っても強引に会合に乗り込んできたという。その会場で一方的に喋り、時間オーバして質問も受けず去ったという。

 騙しではなく、もっと酷い状態の「黙らせて増税」を謀ったという顛末であった。

 

大垣市電子市役所という騙し

 新市庁舎建設の謳い文句が、大垣市街地活性の拠点で、大垣市内観光回遊の拠点であった。また防災拠点の整備であった。人口減少の対策であった。

 大垣市役所が観光の拠点と位置付けるという発想が狂気である。それが「大垣市中心街活性化計画」に破廉恥に謳われている。それから4年経って、その計画が破綻したが、その結果に大垣市役所は口を閉ざす。大垣市はPDCAを回さないので、失敗しても責任を取らない。ヒラメ社会の典型である。

 

 将来、大垣市の人口が減少することを、「大垣未来ビジョン」で予想しているのに、それに反して過剰な大きさの新市庁舎を建てるとは、狂気である。何のための未来予想なのか。「大垣未来ビジョン」作成は税金の消化事業としか思えない。体裁だけ立派な計画書で、市民を騙している。これが大垣市の騙しのテクニックである。

 

 電子市役所といながら、ハンコがないと、免許書等の身元証明があっても書類は受け付けてもらえない。私は拒絶された。

 無能な案内ロボットは、この1年半、全く動かない。金ばかりかかるお荷物だ。受けつけの案内ロボットは、人通りの少ない北の裏口に左遷され、誰も見向きもしない。

 

市民の義務

 我々市民がやらねばならぬこと、大垣行政が出鱈目な施策をしないかを監視して、声を上げることだ。黙っていれば、行政の遣りたい放題である。どの議員がどの議案に賛否を出したかを明確にして、市民の生活を破壊する議員には投票しないことだ。

 役人の監視を怠ると、がん細胞のように権限をじわりじわりと拡大して、繁殖する。その害毒で市政が疲弊する。役人はこの50年間で、そのように拡大を続け、今や、市民より2倍も高い給与を獲得した。50年前は、役人の給与が安いので、学生の誰も役人などになりたくなかった。しかしこの50年間で、お手盛りで自己増殖し、自分達で天下り先を勝手に作り、待遇を良くするため自分たちで権限を拡大してきたのだ。それは国政も同じである。

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添付データ

新市庁舎費用 負担金比較

       人口  新市庁舎費用 負担金    年間税収

                 市民一人当たり  一人当たり

 大垣市   159千人  126億円  79千円   386千円

 岐阜市   406千人  266億円  65千円   398千円

 各務ヶ原市 145千人   83億円  57千円

 多治見市  107千人   52億円  48千円

 刈谷市   140千人   84億円     60千円   434千円

 

 

 

大垣市の地価推移(2001年以降)

 2001年の地価を100として2018年の地価は

  (公示地価、基準地価の総平均)2001年より小川敏氏が市長就任

 大垣市  49.5

 岐阜市  64.4

 一宮市  75.0

 名古屋市 145.1

 大府市  90.2

 刈谷市  107.2

 安城市  99.0

 岡崎市  94.3

 

 

一般会計に占める寄付金比率比較

 大垣市は寄付金依存が他市に比べて異常に多い。

     令和2年度

      一般会計収入    うち寄付金額 比率

 大垣市    603億6000万円  7.24億円  1.20

 岐阜市   1790億1000万円  2.10億円  0.12%

 多治見市   417億5368万円  0.64億円  0.15%

 高山市    422億3779万円  0.06億円  0.014%

 刈谷市    607億8000万円    0.02億円    0.003%

 高崎市   1655億2000万円  1.30億円  0.078%

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大垣市の教育は県下最低レベル(2019年)

         予算総額  一人当り予算  児童生徒数 

             千円   大垣100で    人

 多治見市    735    158    8,862  

 岐阜市     529    114    32,074  

 可児市     517    111    8,352   

 大垣市     465    100    14,400  

 各務ヶ原市   445     96    12,525   

 刈谷市(愛知県)918    197    11,120

 .

2022-05-08  久志能幾研究所通信 2380号  小田泰仙

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2022年5月 7日 (土)

薬物パーティ?でダウン。薬物依存の末路⇒がん?

 

 先日、愛知県がんセンター(病床が500床の巨大病院)で定期検診を受け、その時の麻酔薬と造影剤(薬物パーティもどき)の影響で2日程、ダウンしてしまい、当ブログが更新できなかった。恐縮です。

 2日間もダウンしたのは、私の体がガン治療の影響と加齢で体力が低下して薬物(麻酔薬、造影剤)に耐えられなくなったようだ。回復まで2日間を要した薬物パーティでした。

 日本では、がんになると「がん治療標準コース?」に乗せられ、半年に1度のがん検診を強いられる。拒否しないと、抗がん剤治療も強いられる。その過程で多くの外部団体が利益を稼ぐ。そこで放射線と薬物(毒)を使用した検査が行われ、体が痛めつけられる。その「お陰」で日本のがんの罹患率は増加の一途である。闇の業界の笑いが止まらない。

 どこの世界に国民の半分がガンになる国があると言うのだ。日本国民の3分の一が癌で死ぬのだ。その人数は年間で約37万人である。新型コロナで亡くなる人は、この2年間で年間1万人もいない。新型コロナは大騒ぎをするのに、ガンの死亡には国もマスコミも故意に無視である。国もマスコミもやましいことがあるからだ。その死因の責任者の一人であるからだ。

 

ガン病棟風景

 2022年5月6日に愛知がんセンターに行って、回りの患者(がんセンターだから)を見て、来院者の全員ががん患者であることに感動である。その中に、若い女性が大勢いるのが異常である。それも若いガン患者の75%が女性である。

 

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 若いガン患者 女性75% 20歳~39歳で急増

 (国立がんセンターの報告書)

 日本経済新聞 2019年10月18日

 これは若い人たちが日頃食べている食品に含まれている薬物(添加物、防腐剤、人工甘味料、脂分、糖質)が原因だと思わざるを得ない。また副煙流の影響や飲酒の増加の影響も大きいだろう。

 

 酒もたばこも発癌性物質であることが明白なのに、政府もマスコミもそれを防ごうとはしていない。テレビやマスコミは日銭稼ぎで、毒の入った食品の宣伝に余念がない。この現実では、日本のがんが減るはずがない。

 

ガンの真因

 がんの原因は、多くの先生が多くの意見を唱えている。どれが真説か分からないほどだ。その中で私が信じれそうな説が、下記である。

 その中で私が最も怪しいと感じているのが、薬物(添加物、防腐剤、人工甘味料)である。日本政府が認可した添加物、防腐剤は350種類に上る。英国やフランスは精々20~30種類である。

 欧米のがん死亡率は10位のランク外で、日本の第一とは違う。日本では癌患者が増え続けている。2人に一人ががんになり、3人に一人ががんで死ぬ。何かおかしい。癌の原因が赤肉・加工肉とも言われるが、その食べる分量が欧米の10分の一以下である。いくら肉食が増えたと言っても、それがガンの主原因とは思えない。

 私は野放しの薬物(添加物、防腐剤、人工甘味料等)が原因だと信じている。例えば、コンビのおにぎり一個に30種類ほどの薬物(添加物、防腐剤、油分)が含まれているのが日本の現実である。その添加物表示も業界の圧力で、隠蔽される法の改悪が進んでいる。

 

南雲吉則医師が説く「がん原因説」

 1 狂った食生活、狂った生活習慣

 2 精製した糖質

 3 悪い油

 4 化学調味料 

 

船戸崇史医師が説く「がんを防ぐ方策」

 1 良眠生活

 2 良食生活

 3 加湿生活

 4 運動生活

 5 微笑生活

 

平島先生のYouTubeでのがん原因説

1 遺伝情報の誤コピー

2 それは加齢とともに増える

3 悪い食生活

    酒、たばこ

 

ドクター・カトー診療所のYouTubeでのがん原因説

1 赤肉、加工肉の多食

    世界がん研究基金、米国がん研究協会の結論

 

  日本の国立がん研究センターの報告では、日本人はそこまで大量に肉食をしないので、影響はないと結論。

   

   米国では日に500グラムの肉食

   日本人は日に平均63gの肉食(赤肉50g、加工肉13g)

2 酒

3 アフロタシイオンB1

4 ベータトロテン

 

世界の化学合成添加物認可数

 日本    … 約350品目

 アメリカ…約130品目

 ドイツ …約 60品目

 フランス…約 30品目

 イギリス…約 20品目

  https://www.toyota-kenkou-seikatsu-center.co.jp/6269/

 

日本では癌が死因の第一位、世界と違う。日本だけ異常

 

【日本人の死因(2019年)】

1位 悪性新生物(腫瘍) 27.3%

2位 心疾患(高血圧性を除く) 15.0%

3位 老衰 8.8%

4位 脳血管疾患 7.7%

5位 肺炎 6.9%

6位 誤嚥性肺炎 2.9%

7位 不慮の事故 2.9%

8位 腎不全 1.9%

9位 血管性及び詳細不明の認知症 1.5%

10位 アルツハイマー病 1.5%

 

 

【世界の死因(2019年)】

1位 虚血性心疾患

2位 脳卒中

3位 慢性閉塞性肺疾患(COPD)

4位 下気道感染症

5位 新生児固有の状態

6位 気管・気管支・肺癌

7位 アルツハイマー病を含む認知症

8位 下痢性疾患

9位 糖尿病

10位 腎臓病

   WHO(世界保健機関)のレポート

 

2022-05-07   久志能幾研究所通信 2379号  小田泰仙

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2022年5月 5日 (木)

ガンになったことに感謝

 

 2018年12月25日に河村義子先生ががんで亡くなり、私はそれで胸騒ぎを覚え、2019年1月初にがんの検診を受けた。それで私にガンが見つかり、愛知県がんセンターで2月12日に手術を受けた。自覚症状がなかったため、発見が遅れ、手遅れ寸前であった。手遅れ前に見つかり、仏様に感謝である。

 

 宇宙根源の原則では、宇宙の中はプラス・マイナスでゼロである。マイナスが大きければ、プラスも大きい。今回、癌になって人生の大きなマイナスを受けた。しかしそれに応じた大きな恩恵を受けて、今はがんになったことを感謝である。

 

がんになって命(時間)の有限性を再認識

 がんの自覚症状がなく、発見されたときは、ステージが進んでいて、余命宣告までされた。5年後の生存率は51.3%で、同じ病状の人の半分が死ぬ状態であった。

それでいつまでもあると持っていた命の有限性を再確認させられた。時間の大切さは常々意識していたが、それが更に強固になった。

 

自分の人生を考え直す時間

 愛知がんセンターの病室で、約1か月間、静かに考える時間を持てたことは、長い人生で良いことであった。病室はテレビも完備であったが、一度も電源を入れなかった。ひたすら読書をして過ごした。娑婆に居ると、回りの雑音に迷わされて、静かに考えることが少ない。

 

 弾の飛びかう生死の境の戦地では、俗世間のスキャンダルにも関心が向かない。窓の外からの眺めで、目の前には天白区の広大な墓地が広がっている。考えてしまう。

 

 がんになったため、人生の後始末も事前に出来て良かったと思う。戒名の拝受、葬儀の段取り、葬儀のお金の支払い、戒名の墓誌への刻字も済ませた。さあ後は死ぬだけとなると、覚悟が出来る。人は生れ、成長し、老い、病気になって死んでいく。それだけである。それ以外に、自分のやってきたことを残せれば、万々歳である。

 

回りの人の人格の真贋が露見

 がんになって周りの人の対応で、その人間性が露見して、人間観察の良き経験をした。その後の付き合い方を考え直すことが出来て、今後の人生を有意義に過ごせそうだ。そのため無為な付き合いをしなくてよい。

 それで縁を切った親戚や仲間もいる。人さまざまな対応に、人間模様を見るようで、よき人間観察の勉強になった。

 

 人は何になるために生きているか。人は「人に成る」ために生きて精進をしている。成人式とは「人」に成ったお祝いである。しかしそれは単に物理的に18歳になったから、「成人」というだけで、人間として、本当の「人」に成ったのではない。それが人の生死の境目の対応でその真偽が露見する。

 

 がんになり生死をさ迷い、入院生活をがんセンターで過ごすとは、人生の戦争なのだ。戦争の時、助けてくれなかったら、敵である。それは渡部昇一先生の言葉だ。 

 

地獄はあの世ではなく此の世にあり

 私はがんになっても、「ああこの人体部分が故障してしまった」と考えて、そんなにも焦ることはなかった。しかし故障なら、その対処と、その原因と再発防止をすればよい。その過程で日本のがんの実態を調べることが出来たのは幸いだった。自分が当事者にならないと、そこまで真剣にがんの研究をしなかっただろう。

 

 ある意味、地獄を見ることになったが、冷静に周りを見て、地獄とはあの世ではなく、この世の状況にパニックになることだと再確認した。

 30年前、母が脳梗塞になり、20年前、父がガンになり、その時の対応で地獄を見た。自分が癌になり、以前に地獄をみてきたので、今回はそれを正視して冷静であった。両親がそれを教えてくれたようだ。

 

狂った食生活、狂った生活習慣

 癌になった原因を調査して、その原因が、「狂った食生活、狂った生活習慣」であることを、南雲吉則先生と船戸先生から教えてもらった。原因が分かれば、対策は容易である。がんにならなければ、心筋梗塞、脳梗塞や別の病気でもっと早く死んでいたと思う。ガンになり、がんを研究することで、健康管理を見直して、長生きをできそうだ。

 今までのがん対策が、対処療法ばかりであって、日本人のガンが増加している原因だと確信した。もっと早くわかっていれば、父をがんで無くすことはなかったのにと、後悔である。

 その対処療法で、金儲けをしている軍団を知ることができた。日本人の劣化を見た。それは日本人社会の劣化を示す指標であった。

 

病院の真偽が露見した

 がんになって、がんの標準治療しかしない病院と真因を探してその対策をする病院の差を発見した。良き知見ができてよかった。

 対処療法で、逆に命を縮める抗がん剤治療を、担当医師と喧嘩別れをしてまで拒否をした。医師からは「抗がん剤治療をしないと命の保証はしない」と言われたが、よく拒否をしたと自分を褒めてやりたい。

 唯々諾々と医師の言うままにならない自分を発見して、良かったと思う。それも父の手術で、医師の言うまま決断した失敗があってのこと。亡き父が私の命を救ってくれた。

 

Img_63871s 馬場恵峰書

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2022-05-04 久志能幾研究所通信 2378号  小田泰仙

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2022年5月 4日 (水)

「嫁いびり」をマスコミは正しく伝えない

 

 知人が新車を注文した。しかしその新車の納入は、9か月後とのこと。車種によっては1年以上の納車待ちという。何でも部品の納入が間に合わないので、車が生産できないとのこと。納期遅れは、電子部品の不足だけではない。海外からの部品が全般的に手に入らないようだ。

 

経済破綻

 C国では新型コロナ対策のための都市閉鎖で経済・生産活動が止っている。新聞では電子部品の不足だけを報じているが、実際はその他の企業の生産も止っている。

 C国に進出している企業への影響を考えて、悪い情報は流さないという媚中派マスコミの仕業である。

 真実を伝えると、C国への投資にも、株価への影響もあるから故意に情報操作をしている。C国の悪い情報だけは、オブラートに包んでしか流さないマスコミを信じてならない。日本経済新聞でさえ、オブラートに包んで報道している。それだけを信じては、身の破滅である。

 

嫁姑問題

 常識として、例えば嫁姑問題でさんざん「嫁いびり」をしてきた姑に、なんで媚びを売らねばならぬのか。それと同じことをしてきたC国に、媚びを売るマスコミのオツムが分からない。C国が広大な市場と思っているのは、オツムがお花畑状態なのだ。C国は、オリジナルを輸入して、後はコピーを大量生産するので、その時は日本の出番はない。姑(C国)は常識がないのだ。姑には、知的財産権を守るモラルはない。

 C国は、日本に数多くの核ミサイルを向けている現実を知ろう。要は、姑は実家の両親の心臓を一突きできる匕首を懐に忍ばせているのだ。

 

嫁いびり

 折角、嫁入り先(C国)に嫁いだのに、日本企業は「嫁いびり」を受けているようものだ。稼いで実家に金を送りたくても、送金禁止で、その国に再投資で使うしかない。

 嫁が現地でいくら稼いでも、小姑(共産党幹部)が裏でカネを胡麻化して、会社を食い物にしてしまう。嫁の立場は弱いのだ。

 実家がC国に反発すると、嫁が強烈な「嫁いびり」を受け、工場やお店の焼き討ちなどをされる。過去の恩義など知ったことではない。レアメタルの輸出禁止で、攻めてくる。不審な行動を取れば、言いがかりをつけスパイ容疑で逮捕である。日本の外務省など無責任で知らんぷりである。外務省は強烈な姑が怖いのだ。

 

スパイ容疑で逮捕

 毎日、無実の罪で日本人商社員がスパイ容疑で逮捕されている。日本がC国のスパイをする必然性がない。その逆はあっても、だ。その異常さにもマスコミはダンマリである。まるで嘘を夫に言う根性の腐った姑である。外務省も弱腰で何も動かない。マスコミがそれを報道すれば、そのマスコミが姑(C国)から追放されるので、怖いのだ。C国から追放されたマスコミがまともなのだ。

 

嫁いびり

 毎日、姑が夫に告げ口をして嫁のダメさ加減を言っている(学生に反日教育をして洗脳教育)。何かあると、C国進出の企業や日本店を焼き討ちする共産国家と仲良くしよとするのは、毎日刃物をもって家の回りをうろうろするヤクザと仲良くするようなもの。C国を厚顔無恥に賞賛する報道陣に冷静な目を向けよう。

 

ウクライナ侵攻

 ウクライナとロシアの関係は、日本とC国の関係と同じなのだ。明日は日本がウクライナと同じ運命かもしれない。尖閣諸島も沖縄も危ない。ロシアさえ、日本に核ミサイルを数多く向けている。ロシアは北海道を狙っている。刃物(核)をもった狂人は何をするか分からない。

  正しい情報を得て、自分の頭で考えることが、日本を守る。ウクライナが侵攻されたのは、憲法9条がなかったためではない。ロシアを防ぐ核兵器を放棄したためだ。ウクライナを4か国が守ってくれるとういう協定を信じた愚かさが侵攻された原因である。その中のアメリカは、武器輸出の暴利でウハウハである。

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2022-05-03 久志能幾研究所通信 2377号  小田泰仙

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2022年5月 2日 (月)

良く死ぬために、毎日を立食パーティで

 

 一日中、座りぱなしは、煙草を毎日数本吸うと同じくらい健康に悪い。それを知って、毎日、立って食べることにした。普通の立食パーティなら1~2時間は立ちずめである。それを思えば、食事の20分ほどを立って食べても苦にならない。

 

 立っていると頭の活性化になるようで、色んな事やアディアが湧いてくる。その思い出に家族やご先祖や恩師との会話がある。座って黙々と食べるより、頭が活性化するようだ。この数日、試しに立って食べても問題がなかったので、立食用のテーブルをやまじ工房の山路先生に製作してもらうことにした。

 

 体をよく使わないと、病気で苦しんで死ぬことになる。よく働き、体を使って生きれば、長生きすれば、枯れるように、苦しまずに死ねる。

 しかし若くして死ぬと、生木を割くように苦しむのだ。

 良く死ぬために、毎日を立食パーティをして、立って仕事をばりばりこなして、足腰を鍛えよう。

 そうしないと足腰が弱り、挙句に寝たきりになり、体中にチューブを入れられ、病院の金ヅルになってしまう。その結果が年間の医療費が40年前の4倍の42兆円越えである。

 

 

座らない

 長時間座り続けると知らぬ間に健康を損ないます。いわば「座り病」で、座った途端、足の筋肉で電気的活動がストップします。消費カロリーは1分当り1キロカロリーに低下し、脂肪燃焼を促す酵素の生産は90%減少します。

 2時間座ると、善玉コレステロールが20%減ります。

 デスクワーク中心の人は、心臓病を患いやすい。立ち仕事の人に比べて、心血管疾患の発生リスクは2倍になります。

         トム・ラス著『座らない』 新潮社  より

 

「座りっぱなし」3時間で余命が1時間縮む

 オーストラリアで25歳以上の男女8800人を対象にテレビの視聴時間とその後の死亡リスクを6.6年にわたり追跡調査した研究(*1)では、テレビを1日4時間以上見ている人は、1日2時間未満の人よりも総死亡リスク(あらゆる原因による死亡のリスク)が1.46倍高かった(図1)。心血管疾患(心筋梗塞や脳卒中)による死亡リスクに限ると、1.8倍にも増加していた。

 

 1日に4時間以上テレビを見ている人は、2時間未満の人に比べて死亡リスクが46%上昇していた。(出典:Circulation. 2010 Jan 26;121(3):384-91.)

 

 「このデータを基にした別の分析からは、『座りっぱなし』でテレビを1時間視聴するごとに平均余命が22分短くなるという結果(*2)も出ています。単純に計算すると、1日3時間テレビを見ていれば、1日1時間ずつ余命が短くなるということです」。岡さんはそう警告する。

*1 Dunstan DW, et al. Circulation. 2010 Jan 26;121(3):384-91.

*2 Veerman JL, et al. Br J Sports Med. 2012 Oct;46(13):927-30.

 日経Gooday より

https://gooday.nikkei.co.jp/atcl/report/20/051100014/051400002/

 

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馬場恵峰書「佐藤一斎「言志四録」五十一選訓集」久志能幾研究所刊

  

2022-05-02 久志能幾研究所通信 2376号  小田泰仙

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2022年5月 1日 (日)

後悔 父を死刑台のエスカレータに乗せた

 

 2001年、大垣のM病院から電話がかかってきて、父の病気の件で来て来院してほしいという。慌てて病院に行くと、父に胃癌が見つかって、その治療についての説明であった。

 M院長は、「貴方のお父さんは85歳だがまだ体力もあるから、切れば治る」と保証した。M院長がそういうならと大垣市民病院で手術をすることが決まった。

 当時の私は、それを信じるしか知識も判断力も無かった。親戚からの懇願で、父にがんを告知できなかった。告知は可哀そうだ、という。

 今にして、告知しなかったのは間違いであったと後悔している。

 

 手術は成功したが、手術後、トレイに乗せられた全適の血まみれの胃を見せられて、すぐ手術に同意したことに後悔した。それが間違った判断であったことを瞬時に悟った。それでも何とか退院できて、半年ほど、父は平常な生活に戻れた。

 

 手術から半年後、定期検診で父に肝臓への転移が見つかった。肝臓のレントゲン写真を見せられて、素人でも手の施しようがないと判断できた。それで今後の手術や抗がん剤治療を拒否した。

 そうしたら病院側はやることがないので、「じゃあご勝手に。治療をしないなら、病院を出て行け」を宣告された。健康保険上の制度で、治療を行わないなら、病院に長期の滞在は、法律で出来ないとのこと。家族には冷酷な扱いである。病身の父を抱えて路頭に迷ってしまった。

 

 それから緩和治療をしてくれる病院を大騒ぎで探して、なんとか入院先を見付けた。

 父はそれから半年後に亡くなった。もし胃がんの手術で全摘をしなければ、手術で苦しめることもなく、もっと長生きできたはずと後悔であるが、後の祭りである。

 

 浴風会病院の剖検では、85歳を過ぎた人は、全員ガンがあるという(和田秀樹院長)。80歳を過ぎたら、手術をしない方が、長生きできると和田先生は言う。(和田秀樹著『80歳の壁』幻冬舎)

 

 現代医学は、対処療法の治療しかしない。癌が見つかれば、摘出、その後に抗がん剤治療である。それが工場ラインのように、それが標準治療工程として決まっている。大病院の医師もその標準工程から外れることが許されないようだ。

 

 それは死刑台のエスカレータである。それをすれば、ガンの再発は必至で、死への直行エスカレータである。抗がん剤治療では、ガン部だけでなく、正常な部位も痛めるので、免疫力が低下して、肺炎等で早く死ぬ。癌患者はガンでは死なない。免疫力が低下して、肺炎等の炎症を抑えられないのが死因である。

 

 ガンになった真因を見付けず、対処療法で幹部だけ取り除くだけだから、ガンも生きるために他の部分に転移をする。その再発防止の対策を医師は指導してくれない。手術後は、「今まで通りの生活で良い」としか言わない。それは20年前の父の手術の後の時も、今の私が2019年にがんの手術をした後の時でも同じであった。

 

後日談

 父の葬儀が終わり、父が療養中にお世話になった病院の先生方にお礼の挨拶に行った。ところが、その医師の中で、M病院のM院長だけからは、その面会を拒否された。推察するに、死亡した患者の遺族が来ることは、苦情を言われるのを恐れて拒否したとしか思えない。そういう事例が多いと推察した。M院長は85歳のがん患者を手術すれば、どうなるかを経験的に分かっていたはずである。そんなやましい気持ちがあるから、遺族のお礼の挨拶を拒否したのだ。

 

 このM病院は両親が50年間も家庭医としていた病院である。私も通院したことのある病院である。その病院に裏切られた思いである。その10年後、定年退職で大垣に帰郷したが、その病院には二度と行かないと決意した。

 

死刑台の結論

 父のガンでの死が、私に考える知恵を与えてくれた。それでガンを研究して今の私の生がある。無知は人生の壁をつくる。無知の壁は、80歳の壁より、大きな壁である。「医師を盲信してはならない。盲信すれば、死刑台のエスカレータに乗せられる」が私の得た智慧である。知識だけなく、その知識を賢さで判断せねば生きていけない。

 がんに関する結論は、「がんは生活習慣病である。今までの生活習慣を正さない限り、再発する。」である。

 

164k8a10951s

馬場恵峰書「佐藤一斎「言志四録」五十一選訓集」久志能幾研究所刊

 

Dsc065661s 松本明慶大仏師作 普賢菩薩像

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2022-05-01 久志能幾研究所通信 2375号  小田泰仙

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