フリーセックスからの学び。PCデータバックアップ
スウェーデンのフリーセックス
「フリーセックス」とは、無制限な淫乱の饗宴ではない。「フリー」の日本語訳は「自由」ではない。「フリー」とは、人間を縛る拘束からの解放である。男女の性の制約、人種の制約、年齢の制約などからの解放である。例えば「煙草フリー」とは、他人の迷惑な煙草の煙からの解放である。要は禁煙区域のことだ。だからフリーセックスとは、封建社会のように一方的に女性だけを虐げる制度からの解放である。
シングルマザーをバックアップ
スウェーデンでのフリーセックスとは、このような性に代表されるしがらみからの解放で、無制限な性の謳歌ではない。人間だから当然男女間の間違いもあり、その場合は政府(社会)がそれをバックアップしましょう、である。
ただしそのバックアップが行き過ぎて、若いシングルマザーの国からの補助金額が、妻子のいる人と同等になるのはおかしいとの批判もある。
宗教の縛り
その代わり、スウェーデンでは厳しい宗教規律があるので、不倫は厳しくとがめられる。その点なら日本の方がよほど性に開放的である。日本なら金で男女関係は解決できる。しかしスウェーデンでは、不倫をすれば社会的に抹殺される。ポルノは自由だが、公的な場所では厳しく制限される。外国の業者がスウェーデンで金儲けをしようとポルノショップを開店したら、女性団体から抗議に押しかけられて、閉店を余儀なくされたという話である。
狂気?
1985年、私は仕事でスウェーデンの自動車工場に機械納入で出張した。その時、機械のトラブルで徹夜近いことをした。また後続部隊も機械トラブルで徹夜をした。そうしたらスウェーデン人のスタッフから You are crazy. と呆れられた。「機械は壊れて当たりまえ。機械が壊れただけなのに、それを(人間性無視で)徹夜で修理しようとするのは、狂っている」という。スウェーデン人は人間性を最重要視するのだ。そのために整備された社会保障のバックアップがある。
私のPCのバックアップ体制
以上のスウェーデン人のフリーセックス思想で、それを展開すれば、ハードディスクは壊れて当たりまえ、である。その前提で私はPCデータのバックアップをしている。
過去に5回ほど、PCやビデオのハードディスクがクラッシュした。それに懲りての体制である。
私の常用のPCデータは6テラである。写真データや動画が増えてから、データ量が一気に増えた。そのバックアップが悩みの種である。
そのバックアップとして、4セット(4テラのハードディスク2台で、8テラで1セット)のハードディスクに毎月、順次バックアップを取っている。最長4か月前まで遡れる体制である。4セットにデータ保管を分散するから、その負荷も4分の1に減る。
もし3台のデータに齟齬があれば、多数決でデータを選択できる。コンピュータだって間違えるのだ。
6テラ分を一気にバックアップはしない。それはハードディスクに過剰な負担をかけるからだ。毎日少しずつバックアップである。ハードディスクは繊細な精密機器である。乱暴には扱わない。
データを圧縮してはバックアップしない。過去に圧縮してバックアップをしたら、復元できなかった事例がある。それ以来、圧縮してはバックアップをしない。
全自動でのバックアップをしない。確認しながら少しずつバックアップである。
バックアップ用のハードディスクは、使う時だけ電源を入れている。ハードディスクは消耗品である。大事に使いたい。フリーソフトで、その使用状態、異常状態、寿命も監視している。
ハードディスクも生き物である。命を大事にしよう。ハードディスクのヘッドをジャンボジェットの機体と例えれば、全長76メールの機体が地面から数cm浮いて高速で飛んでいると同じである。すこし振動を与えれば、クラッシュである。
2022-05-13 久志能幾研究所通信 2383号 小田泰仙
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