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2020年12月

2020年12月 4日 (金)

小川敏に説明責任を問う 排水機場の再整備

 

 2017年10月22日から23日にかけて台風21号の接近で、大垣市内に浸水被害が出た。水門川の排水機場では、老朽化したポンプが故障で動かなくなる不具合が発生し、大垣市の東西の基幹道路である室本町アンダーパスが水没した。市内は大渋滞である。

久志能幾研究所通信: 大垣の恐怖 非常用排水ポンプ作動せず (enjoy.jp)

 その原因は排水機場の保守が正しく行われていなかったためだ。それを大垣市自治会連絡協議会が、その対策を大垣市長の小川敏に申し入れたが、3年経ってもその後の報告が全くない。小川敏は説明責任を放棄している。

 小川敏は「県にも要望するなど、できるだけ浸水が起きないように対処したい。」と応じた。しかし小川敏と岐阜県知事の古田知事とは犬猿の仲と噂されている。状況証拠もそれを示している。だから小川敏が県に要望したとは思えない。そんなレベルの市長が大垣市を20年近く君臨している。

 中日新聞も、連合自治会が排水機場の再整備を市長に申し入れの報道をしたのだから、そのフォローをする義務がある。中日新聞はそれを放棄している。

 

 バス会社と協定を結んで火災予防の啓発をするレベルの活動を宣伝する暇があったら、この「排水機場の再整備」の件の説明責任を先に果たすべきだ。そうでなければ新聞社は、腰巾着の御用新聞である。

 排水機場の再整備は、大垣市民の命に係わる問題である。小川敏の選挙向け売名行為とはレベルが違うのだ。

2017111091 中日新聞 2017年11月9日

下記のような自己宣伝をする時間があれば、上記の説明責任をはたすべきだ。小川敏は自己宣伝には大忙しだが、市民の命を守ることはしない。

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 岐阜新聞西濃欄 2020年11月11日

2020-12-04  久志能幾研究所通信 1849  小田泰仙

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2020年12月 3日 (木)

泣いて馬謖を斬ろう  磨墨知114

 

 組織人として「馬謖」という存在に対して断固たる態度がとれないと組織は腐っていく。腐った企業は他の企業から攻められて倒産の危険にさらされる。結局は組織の皆が不幸になる。それを防ぐのが責任者の務め。皆の立場を守るとは、全員の人生時間を守ること。組織のベースは顧客の創造と従業員の雇用の確保である。

 松下幸之助翁さえ身内の経営者を切れず、その首切り役を後任の社長に任せる失態を犯した。それが返り討ちにあい、その社長が退任させられた。それが原因で、社内が派閥争いに明け暮れることになり、松下王国を崩壊に導いた。多くの社員がリストラに泣いた。

 そのリストラの社内軋轢で、ストレスから癌になり死んだ人も多い。私の元部下も松下電器に転職し、そこでその嵐に巻き込まれて、そのストレスから急性の癌になり50歳で亡くなった。それほどに、身内の「馬謖」の存在は厄介である。

 

身内の癌

 組織の人事と同じように、「自分帝国」の主人たる己でも、心に巣くう108の煩悩に対して、断固たる態度が取れないと、自分の心身が腐っていく。癌に蝕まれ、認知症に侵されていく。煙草が体に悪いと分かっていても止められない。再生不能な肺の細胞が死んでいく。酒が止められず、肝臓の細胞が死んでいく。スィーツに目が眩んで、血管がボロボロになっていく。

 それこそが馬謖と同じ位置付けである。自分は34兆個の細胞の主なのだ。108の煩悩の主なのだ。自分の体を崩壊させる馬謖(酒タバコ糖質飽食スマホゲーム・ネットサーフィン)を泣いて斬ろう。

 貴方の馬謖とは何?

 私の馬謖とは、お饅頭である。私は甘いものに目がない?

 ネット漬けになると、認知へまっしぐる。

 ネットサーフィンをしても、そのネット上の情報の99%はゴミ情報である。自分の命の時間が失われていく。

 PCゲーム中毒もWHОは中毒症状で、病気であるとの見解である。私も過去に一度、ゲームに嵌ったことがあるが、後で考えると、それは全く価値の産まない時間を消費したことなのだ。それは悪魔の魅力を待っていて、抗しがたい。

 

『泣いて馬謖を斬る』中国: 揮淚斬馬謖)とは、中国の三国時代、蜀の諸葛亮が日ごろ重用していた配下の馬謖が命に従わず魏に大敗したために、泣いて斬罪に処したという「蜀志」馬謖伝の故事から、規律を保つために、たとえ愛する者であっても、違反者は厳しく処分することのたとえ、である。

 

成語の経緯

出典『三国志』「蜀書馬良伝」

 蜀の武将の馬謖が、街亭の戦いで諸葛亮の指示に背いて敗戦を招いた。この責任をとり馬謖は処刑されることになるが、愛弟子の馬謖の処刑に踏み切るにあたり諸葛亮は涙を流した。後に蔣琬から「馬謖ほどの有能な将を」と彼を惜しむ意見もあったが、諸葛亮は「軍律の遵守が最優先」と再び涙を流しながら答えたという。

 この項、wikipedia より

 

2020-12-03  久志能幾研究所通信 1848  小田泰仙

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2020年12月 2日 (水)

選択に迷ったら簡単に決めよう。美しさで決めよう。  磨墨知108

   

 迷うような事項は、どちらを選んでもそんなに差はない。簡単に決めよう。迷うだけ時間の無駄である。選んだ方で、全智全力を傾けて取り組めばよい。

 お見合いでもAさんがいいかBさんがいいかなど、神様でも分からない。就職先の選択でも、C社がいいかB社がいいかなど、全くわからない。第一感で決めればよい。第一感には、己の経験から培った智慧が籠っている。それが間違っていれば、己の過去の智慧の蓄積が足りなかったと諦めればよい。それを糧に今後頑張ればよい。

 

美しき選択

 全ての問題の選択として、美しい方、シンプルな方を選べばよい。その後、その世界で、誰にも負けない努力すればよい。

 経営者は、上がってくる案件の 49.9 対 50.1 の差を判断して、決断せねばならぬ。経営者は何方を選んでも、それを成功させる責任がある。真の結論は、何方を選んでもたいして差は無い。簡単に言うなら、その選択基準は美しさで選べばよい。それよりも、その後の経営の如何に、選択の結果が左右される。

 

選択の本質を間違える

 30年前の選択であるビデオデッキ規格戦争で、ベータかVHSかの選択があった。実際の選択基準は、どれだけ参加メーカを多く囲い込みできるかの問題であった。技術の問題ではなかった。それをソニーは技術面だけで攻めたから負けた。ソニーは本質を間違えたのだ。当時のソニーは経営が美しくなかったのだ。今は拝金主義で暴走して創業に精神を失っているから、ますます醜くなくなってきた。だからアップルに負けている。

 ベータ方式は、性能は良いが機構が複雑すぎて、ある意味で美しくなかった。複雑であれば、部品点数も多く、故障も多いはず。そのためソニー以外の作り手が嫌がった。だから経営の神様の松下幸之助は、VHSを選択した。

 当時のソニーは技術に溺れ傲慢になっており、囲い込み戦略を軽視した。それでソニーはベータ・VHS戦争に敗けた。技術のソニーはこの失敗に懲りて、新しい規格を作る時は、囲い込みを重視するようになった。

 

製品の命は性能だけではない

 性能が良いだけでは世の中は通らない。日本製の家電や携帯電話が世界から負けているのはその証である。不要な機能が多すぎるのだ。そのために複雑すぎれば、美しくない。美しく、シンプルに、安く、安心できる、故障しない製品が成功する。

 

リーダの美しさ

 人の世は、頭が良くて、学校の成績が良いだけでは、実社会で通用しない。リーダが超有名大学を卒業しても、唯我独尊の性格では、リーダ失格である。そういうリーダが君臨する会社は問題を起こして市場から消えていっている。そのリーダが単に記憶力が高かっただけでしかない。記憶力が良くても、自惚れれば、自滅である。シンプルで誠実で、安心して経営・政治を任せられる人が、組織を成長させる。

 その逆の政治家が支配すると、大垣市のように没落する。小川敏の市長の座への執着心は醜態である。利己心の塊は醜悪である。

 自分が客観的に美しいかを考えよう。美しさとは、人格の高潔さをいう。その行動が利他の精神に富めば美しい。

 

2020-12-02 久志能幾研究所通信 1847  小田泰仙

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2020年12月 1日 (火)

人生は、自分が夢見た通りになる

 

 「叶う」とは、「口」と「十」からなり、10人の意見(口)を一致させる意を表す。(漢和辞典)

 「叶う」は「口」と「十」からなる。自分の言うことが(口)を、「十」を実現させる。十の横棒は現世の世界を表す。縦棒は過去から現代、未来への歴史を表す。つまりこの世の過去から現在未来を表す象形文字である。「叶う」とは、この世で、自分が思ったことが実現するということだ。(オダブツ教辞典)

 自分が思ったことは、プラスのこともマイナスもことも含まれる。

 

マイナスの言葉

 自分が駄目な人間だと思えば、潜在意識がそういう行動を取らせることになって、全ての行動でダメな人間になる方法を選択して、結果としてダメな人間になる。だから決して後ろ向きの言葉を発してはなるまい。

 夢夢、最期は沖縄の海にドボンなどと思ってはなるまい。

 

プラスの言葉は天女の羽

 大きな夢を持てば、日々の行動で少しでもそれを実現しようとする行動を取る。それが小さな行動でも、1年5年20年と積み重なれば、潜在意識、行動の全てで大きな蓄積となる。棒ほど願って針ほど叶うことかもしれないが、確実にそれは実現に近づき、何らかの形になる。具体的に動けば、何らかの具体的回答が仏様から授かる。

 毎日、前向きの言葉で自分を元気づけ、小さくても継続的な改善の行動を取れば、1年で1.4倍となる。3年間で3倍の成長となる。

 365日のべき乗  1.001^365       =  1.44 (複利計算)

 3年間のべき乗   1.001^(365*3)    =  2.99

 10年間のべき乗  1.001^(365*10) =  38

  毎日、自分の行動や考え方を見直して、無駄な行動や考えを0.1%だけでよいので改善して、その改善を3年間継続すると、能力は3倍になり、何もやらない場合より10倍の差となる。

 その当時、ド田舎の会社と馬鹿にされたトヨタには、優秀な学生は入社しなかった。それが小さなカイゼンを積み重ね、トヨタは世界一のカーメーカーになった。

 トヨタより優秀な人間が多く入社していた日産は、労使紛争に明け暮れ、ゴーンに骨までしゃぶられた。

 東大出で俺が一番だと思って大垣市を支配した小川敏は、大垣市を没落させた。一番だと思うから、改善などしないのだ。

 私も夢を持って生きていた。グランドピアノの所有は40年後に実現した。第二のサテライト事務所の別宅は45年後に実現した。本の出版も50年後に実現した。

 

後ろ向きの言葉は刃

 後ろ向きの言葉には毒がある。それを聞かされる友は、陰気な気分にさせられる。それは相手の心を傷付ける暴力である。もっとも不愉快になる人は、自分の内なるもう一人の主である。その後ろ向きの言葉が潜在意識を傷つける。結果として、己は内なる主から復讐を受けるのだ。 

 

言霊

 自分はご先祖から霊を受けて、此の世に生を受けた以上、最低一人の人間を幸せにする責任が発生する。その最初の一人が己である。人とは「霊が止る」と書いて「人」である。

 人間としてこの世に生を受けたのなら、日々の朝は、希望をもって起き、努力をして昼間を働き、夜は感謝して眠りにつきたい。それをサポートするのがプラスの言霊である。それは自分教の経文である。

 

宗教とは

 宗教の「宗」とは、「ウ冠」に「示」である。ウ冠は自分の家、「示」は神様の事である。つまり自分の家の神様の「教え」が宗教なのだ。伊藤家には伊藤教があり、井上家には井上教がある。小田家にはオダ仏教がある。百の家があれば、百の教えがある。みんな違ってみんな良い。自信をもって自家の教祖になろう。教祖になろうという元気がなくては、魑魅魍魎が住む此の世では生きていけない。

 宗教の自由は、憲法で保障されている。それを規制したから、戦争が起きた。人類の不幸である。その不幸は今でも続いている。その点で日本は相対的に幸せである。

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2020-12-01  久志能幾研究所通信 1846  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。